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10か月ぶりの疼き 2/2

「ねぇ、ベッドに行きたい。身体の疼きが止まらないの……あなたが欲しい、おねがい」
男の身体をざっと拭ってバスローブを着せると、先に行って待っていてと霞がかかったような瞳を男に向ける。

ベッドで仰向けになった男はこんなことになった自制心のなさに苦笑いし、喉の渇きを覚えて冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターを開栓する。
「フゥッ~、さっぱりした……私にも飲ませて、シャワーの後だから喉が渇いた」
一口ゴクリと飲んで喉の渇きを潤した男は二口目を口に含んでカナを抱き寄せ、唇を合わせて流し込む。
ゴクッ……白い喉を見せて飲み干すカナを左手で抱き寄せて右手はバスローブ越しに腰を擦り、胸を揉む。
「ウッ、クゥッ~、気持ちいい……久しぶりだから優しくしてね」

口移しに飲ませた後も唇は離れることはなく舌が戯れ二人の手は互いの肌をまさぐり、頬を擦る。
「優しいだけじゃ、イヤ。脱がして……」
ゴクッと喉を鳴らしてミネラルウォーターを飲み込んだカナは静かに目を閉じて自らの身体を任せる意思を示し、男の手は紐を解くことなく胸元をはだけて手の平で膨らみを包み込む。
「もう少し大きい方がいい??」
「そんなことを言った男がいるとすれば、そいつはカナの好さが分かっていない。カナにはバランスの取れた大きさだよ。それぞれの女性に相応しい大きさや形があると思うよ」
「やっぱり変わってない。約束を守るだけでなく優しいのも同じ……奥さんが羨ましい。あっ、ごめんなさい。つい……」
「可愛いよ……」
以前もベッドではカナちゃんではなくカナと呼ばれた記憶が蘇り、男の肌の記憶を呼び起こして胸に顔を埋めると、ギュッと抱きしめてくれる。

男はカナを仰向けに寝かせて中腰の姿勢で覆いかぶさるようにして瞳の奥の気持ちまで見透かそうとするかのように瞬きもせずに見つめる。
「いやっ、恥ずかしい」
目元を朱に染めて顔を逸らし、目を閉じるカナを見つめたまま、バスローブの紐を解いて肌を露出させる。
「きれいだよ。上気した肌が色っぽくてそそられる」
「ハァハァッ、いじわる……焦らさないで、おねがい。早く気持ち善くなりたい」
浮かせた身体をわずかに接して体重をかけないように覆い被さる男は右足をカナの両脚の間にこじ入れ、右手で左乳房を包み込み、右乳房の裾から先端に向かって舌先を這わせる。
ウッウッ、アウッ……頂上付近にたどり着いた舌は乳輪の周囲をなぞり、先端の突起をベロリと舐めてツンツン叩く。
「イヤァ~ン、焦らしてばかり……もっと、激しく……」
カナは股間を突き上げて男の太腿に押し付け、グリグリ揺すり立てて深い快感を得ようとする。

「カナは欲張りだな。女そのものだよ」
「そうだよ、私は欲深い女。あなたのオチンチンを欲しがるいやらしい女……ハァハァッ、オチンチンを舐めさせて、頬張りたいの」
羞恥をかなぐり捨てたカナは身体を起こしてバスローブを脱ぎ捨て、素っ裸にした男を押し倒すようにして素早く身体の向きを変え、シックスナインの体勢で宙を睨むオトコを口に含む。
ジュルジュル、ジュボジュボッ、ウグウグッ……ジュボッ、プファッ~、ハァハァッ……「おいしい、これが欲しかったの。あなたが会いたいって連絡してくれた時から、こうなることを望んでいたの……」
「オレもだよ……」
「嘘でもそう言ってくれると嬉しい」

ピチャピチャ、ニュルニュルッ…………アンッ、クゥッ~、気持ちいい……男の唇と舌がカナの股間で踊り、カナの口から秘めやかに押し殺した喘ぎ声が漏れる。
カナは股間に与えられる快感で身体と心を震わせ、目の前のオトコに舌を絡めて唾液まみれの竿を咥えて顔を上下する。
「気持ちいいよ、カナ。カナがオレのチンポをシャブシャブする度に目の前で尻がプリプリ動いて食べちゃいたくなるよ」
「アン、痛い。私のお尻は食用肉じゃない……クゥッ~、気持ちいい、これが好い」
尻を甘噛みしただけなのにカナの反応は大げさに過ぎ、そんなことも好ましく思う男は真上でパックリと綻びを見せるオンナノコに舌を伸ばしてベロリと舐める。

顔を跨ぐカナの腰に左手を添えて動きを封じ、クリトリスに舌を伸ばして円を描き、花蜜を滴らせる泉の周囲を指でなぞる。
与えられる快感で自然と足を閉じると顔を挟むことになり、男はそれを避けようとして泉の周囲で戯れていた指を花蜜の源泉に侵入させる。
「アンッ、そんなこと……本物が欲しい、指じゃなくオチンチンが欲しい。我慢できない」
まとっていた羞恥をかなぐり捨てたカナは身体の位置を変えて騎乗位の格好になり、摘まんだペニスをオンナノコに擦り付けて唇を噛み、アァッ~ンと艶めかしい声を漏らしながら腰を下ろしていく。
「カナの中は暖かくて気持ちいい。動かないでくれ、中がウネウネして我慢できなくなっちゃうよ」
「うそ、私は何もしてないよ。気持ちいいの、身体の芯がゾワゾワして震えを止めようとしてもダメなの…スゴイ」

ハァハァッ、ウッウッゥ~、自分でも気付かない膣奥の蠢動で新たな快感を得るカナは男の胸に手をついて背中を丸め、息を荒げて喘ぎ声を漏らしながら身体を震わせる。
自然と髪が男の首や胸をくすぐり、くすぐったさを堪えるために股間を突き上げられると、ヒィッ~と悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らして胸に突っ伏してしまう。
「可愛いよ」の言葉と共に髪を撫でられると2年余りの付き合いで抱いてもらうのはやっと三度目だということを想い出して拗ねてみたくなる。
「ウソ、ほんとは可愛いなんて思ってないくせに……それとなく誘っても相手にしてくれかったもん、可愛いなんて思っていないでしょう??」
「困らせるなよ。オレは小心者だからカナちゃんと二人きりで過ごしたいと思っても、最期の橋を渡る勇気がなくて……ごめんね」
「クククッ、許してあげる条件に肩を思いっきり噛んでもいい??」
「えっ……少しでいいから加減してくれよ」
「うそ、歯型を残して奥さんを困らせるようなことはしません……その代わり、この次に来た時にまた会ってもらえますか??」
「あぁ、いつになるか分からないけど連絡するよ」
「ウフフッ、待っています。アンッ、そんなことをされたら、我慢できなくなっちゃう……」

騎乗位から横臥位に変化して濃厚なキスに言葉で尽くせない思いを込め、最期は正常位で同時に満足して絶頂を迎える。

時刻を気にしながらコンビニ弁当を食べる二人は、色気のない食事だねと苦笑いを浮かべながらも食欲に勝る性欲を満足させてくれる相手との時間に自然と満足の笑みが浮かぶ。


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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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