土曜日 ワンコ遊び
汗を流した健志は素っ裸で頭を拭きながらリビングに戻り、ベランダで佇む彩を見つめてタオルを首にかける。
バスルームに姿を消す前は隆々と宙を睨んでいた健志の分身は萎れてだらしなく垂れさがり、見つめる彩は思わず笑みを漏らしてしまう
直ぐにベランダに来てくれると思っていたものの、そんな気配を微塵も見せずに彩を無視して冷蔵庫を開ける。
氷を入れたタンブラーにカルーアリキュールとミルクを加えてステアし、いかにも美味そうにカルーアミルクを飲み、チャイブクラッカーにクリームチーズをのせて美味そうに頬張る。
「彩ワンコも飲みたいか??」
「ワンッ……」
性的遊戯も時間をおくと羞恥心が蘇り、犬の真似をする彩の頬が朱に染まる。
そんな彩の変化に気付きながらも無視を決め込んだ健志はベランダに出てリード代わりのベルトをフェンスから外してリビングに戻り、ソファに座ってカルーアミルクを口に含む。
四つん這いで名前を呼ばれるのをじっと待つ彩は、羞恥が薄れて被虐感が募り内腿に新たな蜜の滴りを意識する。
口移しで飲ましてもらえるものと期待する彩が健志の口元を見つめていると、ゴクッと喉を上下して飲み込んでしまう。
「彩も飲みたかったのに……」
「大丈夫、飲ませてあげるよ」
ソファの肘掛けに寄り掛かった健志は両腿を重ねて固く閉じ、股間にカルーアミルクを垂らして、飲んでいいよと顎をしゃくる。
「彩以外の女性がグラスになってくれれば、わかめ酒。マン毛のない彩の場合はアワビ酒で、オレは昆布酒かなぁ……」
ハァハァッ、ゴクッ……欲情を隠すことなく瞳を潤ませて息を荒げ、音を立てて唾を飲んだ彩は昂奮で乾いた唇に舌を這わせながら健志の下半身に、にじり寄っていく。
リード代わりのベルトを引く健志も、じわじわと沸き上がる昂奮で股間が反応し始める。
「ウフフッ……グラスの中心に棒があると飲みにくいよ。邪魔だなぁ……」
相好を崩して嬉しそうに囁く彩の声は震えを帯び、半立ちのペニスを摘まんで邪魔にならないようにしてカルーアミルクをチュゥチュゥ~と音を立てて啜る。
「えっ、なに??ミルクコーヒーだと思ってたけどカクテルなの??」
「そうだよ。カルーアっていうコーヒーリキュールにミルクを加えてあるんだよ」
チュゥチュゥ~、チュルチュルッ……股間に溜まったカル~アミルクを飲んだ彩は竿に舌を這わせ、陰毛に絡みついた液体も舐めるように吸い取っていく。
「気持ち好いよ。今度はご褒美でクリームチーズを食べさせてあげるよ、嬉しいだろう??」
「早く、食べさせて……ワン、ワン」
クリームチーズを掬い取った健志は下腹部と内腿に塗り付け、彩は嬉々として下腹部のチーズを舐め取っていく。
「邪魔だなぁ、こんな処に巨木が一本。邪魔だよ……ワンちゃんらしく邪魔物を噛み切っちゃおうかな、ワン」
覆いかぶさるようにしてペニスを口に含み、わざとらしくギリギリと歯を立てる。
「ウッ、痛い。彩はオレのモノが無くてもバイブがあれば満足できるんだ、そうなんだ……オレの分身を好きだと思っていたのは思い上がりだったようだ」
「ウフフッ、これが彩にとって一番大切なモノだって知っているくせに。こんな大切で愛おしいモノを壊したりしないよ」
下腹部のチーズを舐め取った彩はペニスに添えた右手でゆっくりしごきながら内腿に舌を這わせる。
犬のようにピチャピチャ音を立ててチーズを食べながら上目遣いに見つめられる健志は、やり場のない嗜虐感で髪を掴んで腿に押し付ける。
「ウググッ、苦しい……ハァハァ、ゼェゼェッ……」
「ごめん、彩があまりに可愛くて、つい……」
「謝んないで、彩ワンコに悪い処があれば叱って欲しい。お尻をペンペンしてもいいよ」
新たなクリームチーズをペニスと陰毛に塗り付けて股間を彩に向けて突き出す。
「嬉しい、彩はチーズが大好き」
ペニスの付け根を指で摘まんで根元から亀頭に向かって舌が舐め上がる。
舌先に残ったチーズをズズズッと音を立てて飲み込む色っぽさにペニスは反応して彩をつつく。
「クククッ、元気が好い。元気なコは大好きですよ、彩の中で大暴れしていいから、きれいにしてあげるのを待ってなさい」
棹部に塗られたチーズをきれいに舐め取ったものの陰毛に絡みついたモノは容易じゃなく、何度も確かめながらやっとの思いできれいにした彩は、フゥッ~と安堵の息を漏らし、口の周りに付いたチーズを舐め取ろうとすると、それを制するように健志は胸の谷間に手を入れて真っ赤な縄を掴んで彩を引き寄せて伸ばした舌で舐め取り、そのまま侵入させて濃厚なキスをする。
息をすることも出来ないほど唇を奪われた彩は離れた健志の瞳を覗き込んでハァハァッと荒い息を漏らす。
「立ちなさい」
休む暇も与えずに縄を掴んだ健志は彩の股間にクリームチーズを塗り付け膣口に指を挿入する。
膣や小陰唇の隙間にまでチーズを塗り付けられた彩はガニ股で立ち、目の前に突き出された指先に残るチーズを舐め取る。
「いやっ、スケベ……彩のオマンコはチーズだらけ、どうするの??」
「どうすればいいと思う??彩の思う通りにしなさい」
ハァハァッ……益々、息を荒くする彩は真っ赤にめた瞳でソファに寝転がったままの健志を見つめ、顔を跨いでゆっくり腰を下ろしていく。
土曜日 獣欲
ブラジャー代わりの真っ赤な縄で胸を飾った彩はベランダのフェンスに手をつき、背後からバギナを貫く健志が与えてくれる悦びに酔いしれる。
小柄な彩を相手にしての立ちバックは健志にとって楽な体位ではないものの、
予期せぬ場所をペニスがつつき膣壁の敏感な場所を刺激する事になる。
「ヒイッ……いやぁ~ン、すごい、イィッ……たまんない」
パンパンッ……ピシッ……ヒィッ~……すべてを脱ぎ捨てて素っ裸の健志が彩の腰を掴んで打つパンパンという音が昂奮を煽り、彩は腰を掴む手で自由を封じられて背後から突かれることに被虐感を募らせ、健志は支配欲と嗜虐感を満足させて手の痕が残るほど尻を打つ。
ペニスが膣壁を抉り、縄が絞る乳房を鷲掴みすると隣室に喘ぎ声が聞こえるかもしれないという思いを忘れて憚りのない声はますます大きくなり、自らの手で乳房を揉みしだく。
昼間から夕方にかけて屋外で肌を晒して見知らぬ人に見られるか見られないかのドキドキ感に気持ちを高揚させ、元々持っていたM気質を立ちバックで満足させると性的欲求は際限なく育ち始める。
眼下に広がる夜景は幸せな家族を明るく照らす灯から始まり、中心部の駅周辺で昼間と見紛うほどに煌めきを増す。
健志が先ほど言ったことを思い出す。
「夜景がきれいだろ。この街の土曜の夜は、まだまだこれからだよ。この街に集まる人たちの欲望の大抵の事は満たしてくれる。食欲や性欲、賭け事もね……煌びやかな美しさの底には、人々の欲望が醜悪な化け物になってこの街の暗がりで蠢いているんだよ。彩やオレの知らない世界があるんだよ」
健志は、この街の陰をどこまで知っているのだろうかと思う。
誘蛾灯に誘われる虫の様に欲望を胸にした人々は明るい街に引き寄せられる。人が増えれば明るさが増し、明るさが増すほど当然のことながら影もはっきりと鮮明になる。
夜の繁華街に現れる影は人々の欲望を満たす場所への道標。
健志のペニスが与えてくれる快感に酔う彩は駅周辺の煌めきに心惹かれ、そこにあるはずの陰の醜悪な姿を覗いてみたいとはっきり意識する。
腰を落として立ちバックでつながる苦痛を堪えきれなくなった健志は、彩の右足を持ち上げて片足立ちにさせ、子宮に向かってペニスを突き入れる。
「ヒィッ~、きつい。壊れちゃう、奥まで……健志のモノが子宮をつついてる」
亀頭や張り出したカリ部が膣壁を擦る刺激を意識しながらゆっくりと出し入れを繰り返すと、彩は自由な上半身と腰を揺すって健志の股間に押し付けて貪欲に快感を貪ろうとする。
彩の欲望の深さを感じた健志は股間に手を伸ばし、膣口を押し広げる分身が侵入を深くする動きに合わせて指先も姿を隠す。
「えっ、なに、なに??まさか、嘘でしょう??アソコが壊れちゃう……ウググッ、きつい……ハァハァッ、裂けちゃう」
ドロドロに蕩けた膣口はペニスと共に指先も受け入れて押し広げられる刺激に彩は上半身を揺すり、汗が滲む白い背中に黒髪が張り付く妖艶さに健志の表情は凶暴さを浮かべる。
妖しく蠢く白い肌を見つめる健志は背中を横切る真っ赤な縄を掴んで彩を引き寄せて耳元で囁く。
「彩、隣室の住人が隔て板の隙間から覗いているよ」
「えっ、うそ。止めて、恥ずかしい。見られたくない、イヤァ~……」
健志から逃れようとする彩は必死に抗うものの、男の力に敵うはずもなく背後から抱きしめられて隣家に向き合わされる。
「いやぁ~、こんな恰好で見られたくない。許して、恥ずかしい」
顔を伏せ両手で股間と胸の膨らみを隠そうとする。
「クククッ、可愛いな。嘘だよ……隣室の住人は週末には必ず別荘に行くんだよ。灯りも点いてないだろ」
「えっ??ほんとう??……よかった。目の前の隙間から覗き見されていると聞かされた時は心臓が止まるかと思うほど焦っちゃった……健志なんか嫌い。いやな男」
振りむいた彩の下腹部をバギナから抜け落ちたペニスが叩く。
「ウフフッ、すごいね、びっくりしちゃう。嬉し涙をダラダラ流しているけど、彩のアソコが気持ち良かったの??」
「腰を掴んで動きを封じた彩の背後から挿入すると犯しているって言うか、支配しているような気がして昂奮するのはしょうがないだろ」
「そうなの、彩を支配したいの??夜になって昼間の貞淑な人妻がエッチな彩に変身した時、身体も心も満足させてくれる健志に支配されるのは嬉しいかもしれない……」
健志は脱いだシャツを拾い上げて彩の首に巻き、ほんの少しだけ余裕を残して首輪の代用にする。
「なに??どうするの??」
「首輪の代わりだよ。ベルトをリードにして、彩ワンコを散歩させるんだよ」
「ハァハァ、彩はワンちゃんなの??健志に飼われて支配されるんだ……昂奮する。心臓が口から飛び出ちゃいそう……ハァハァッ、立っていられない」
その場にしゃがみ込んだ彩は命じられたわけでもないのに尻を高く上げて四つん這いの格好で円を描く。
「彩は武志に飼育されているワンちゃん。彩ワンコが大好きなオシャブリをしてもいいですか??」
許しを待たずにワンコになり切った彩は仁王立ちの健志を前にしてチンチンの格好になり、手を使うことなくペニスを口に含む。
ジュルジュル、ジュボジュボッ……ウグッ、ウゲッ……
「健志のモノが宙を睨んでそそり立っているからワンコの彩はオシャブリできない」
「好い子だよ、彩ワンコは・・・オシャブリしてもらうのだからシャワーを浴びてくるよ。彩ワンコはここで待っていなさい」
リード代わりのベルトをフェンスに留めた健志は素っ裸の彩を残してバスルームに向かう。
「可哀そうな彩。ハダカンボのままオッパイを赤い縄で強調する姿でベランダに放置……こんな事をされて、アソコを濡らす彩は……ウフフッ、エッチな女」
四つん這いでワンコ姿のままの彩は股間に伸ばした指で掬い取った滑りを口に運んで舐め取り、小さな声で、ワンッと犬の真似をする。
「イヤンッ、啼き声を真似したらアソコがジュンとなる……ワン、ワンッ……」
独り言で獣欲にかられる彩は動悸が激しくなり、アソコが熱くなる。
霞がかかったように焦点が合わなくなった彩の瞳は、眩いばかりに煌めく夜の街を見つめる。
土曜日 ベランダ
「抱いて、早く……焦らされると誰でもいいから抱いて頂戴って叫んじゃいそう。健志のブットイものでゴリゴリされたい……」
部屋の灯りを点けるのさえ、もどかしく思い壁に寄り掛かって身体を支える彩の瞳は赤い縄に負けまいとして真っ赤に染まり、欲情に濡れる唇はグロスを塗ったようにポッテリとした膨らみを感じさせて艶めかしい。
興奮のせいで息遣いが荒くなり、鼻孔が開いて口を閉じることも出来ない。
彩の背中に左手を回して右手で頬を擦ると静かに目を閉じてキスを待つ。
健志の唇は目を閉じた彩に存在を示すように上唇と下唇を交互につつき、二人は互いの存在を確かめるように舌先を合わせたり重ねたりを繰り返す。
閉じていた瞳が開いて真っ赤な瞳が健志を見つめ、彩の身体に満足の証を残して欲しいと囁く。
鳥が餌をついばむように互いの唇をつつき合い、唇を割って出し入れする舌の感触に彩はペニスをオシャブリする愛おしさを想い、健志は温かいバギナに包まれる心地良さを想像して我慢が限界に達する。
抱き上げた彩をベランダに連れ出して手すりに押し付け、スカートを剥ぎ取る。
「アンッ、またスカートを脱がされちゃった。ベランダでチンチンをぶち込まれちゃうの??」
「あぁ、そうだ。善がり声を聞かれると恥ずかしい事になるよ」
「ウフフッ、好いよ。彩は見られても一刻の恥。健志はスケベなオヤジって後ろ指を指されるかもしれないけどね」
「そうか、そうだよな。ここが気に入っているから引っ越す気もないからなぁ」「そうなの??今日は意地悪をたくさんされたから、今度は私の番、覚悟してね」
ベランダでスカートを脱がされてもフェンスが目隠しとなって羞恥が与えてくれるドキドキ感が薄いものの、健志が性的に満足するための道具になれるよと悪魔の囁きが脳内に響いて胸が締め付けられる。
彩の身体がオモチャとなってアソコも口もお尻の穴までもが、健志が満足するための排泄器具として扱われてみたいと密かに思う。
込みあげる欲望に抗しきれなくなった彩は健志の指示を待つまでもなく、しゃがみ込んで目の前にあるチノパンの膨らみを擦る。
「すごい、チノパン越しでも熱いしドクドク息をしている。苦しいでしょう??楽にしてあげるね」
ベルトを外してチノパンと一緒に下着も脱がせると弾かれたように宙を睨むペニスが躍り出る。
剥き出しの股間でそそり立つ怒張が滴らせる我慢汁が月明りに照らされて虹のように輝き、目元を緩めた彩は亀頭に伸ばした指で塗り広げてパクリと口に含む。
ジュルジュル、ジュボジュボッ……ペニスを飲み込んだままで口腔に唾液を溜めて卑猥な音がするように顔を前後した彩は、
「ウフフッ、美味しい。彩の身体で一日遊んだでしょう??満足させてくれないと噛み切っちゃうよ」
上目遣いに妖艶な眼差しで見つめて再びペニスを含んで歯を立て、ギリギリと力を込める振りをする。
左手でペニスを摘まんで顔を前後し右手は自らの股間に伸ばして花蜜が湧きだす泉に侵入させる。
ウッ、ウグッ……右手が蠢くとペニスを飲み込んだ口から力が抜け、艶めかしい吐息を漏らして右手の動きを激しくする。
クチュクチュ、クチャクチャッ……卑猥な音がベランダに響き、健志は思わず周囲を見渡す
「いやらしいな、彩は。オレのモノをオシャブリするだけじゃ満足できずにクチャクチャと音を立ててオマンコを弄るんだからな」
「ハァハァッ、だって我慢できないんだもん。外でハダカンボになって解放感とドキドキするスリルを味わってみたいって言う夢は叶ったけど、身体は火照るばかりで欲求不満なんだよ」
「クククッ、彩の欲求不満のせいでオレも我慢できなくなっちゃったよ……全部、脱がせてくれよ」
「好いよ、脱がせてあげる……その代わり……これからもずっと満足させてくれなきゃ、嫌だよ」
ゾクッとするような艶めかしい目で見つめられると、正視することが怖くなり思わず視線を逸らせてしまう。
「弱虫……健志と会って人妻の彩が女になったんだよ。妻は夫や家族の事を考えるけど、女は子宮でモノを考えるからセックスが一番なの。彩に声をかけた時点でその事は分かっていたはずでしょう」
仲の好い友達に誘われたことが切っ掛けとはいえ、SMショークラブで見ず知らずの他人を前にして下着姿で縛れられた彩を誘ったのだから今、聞かされた話しは彩に分があるように思う。
健志の足を持って靴下を脱がせ、足指を一本ずつ口に含んで出し入れをして指の間にも舌を這わせて残る足にも同じようにする。
仁王立ちの健志の足指を舐めた彩は膝の辺りから腿をへて下腹部まで舐め上がり、左手はペニスを擦り続けて離れることがない。
シャツのボタン一つ、また一つと外して肩から滑らせ、すべてを脱がせて素っ裸にした健志をじっと見つめる。
「彩が怖い??」
「怖くはないよ。彩の覚悟に驚いただけだよ」
「他人の目を気にして我慢することもあったけど、彩に変身して健志に会う時は正直に生きることにしたの……ウフフッ、覚悟してよ」
唇を合わせてキスをすると、
「プハッ……いいの??足指を舐めた口とキスしたんだよ」
後ろ向きにした彩をベランダに押し付けた健志は、ジャケットを剥ぎ取って素っ裸にする。
「夜景がきれいだろ。この街の土曜の夜は、まだまだこれからだよ。この街に集まる人たちの欲望の大抵の事は満たしてくれる。食欲や性欲、賭け事もね……煌びやかな美しさの底には、人々の欲望が醜悪な化け物になってこの街の暗がりで蠢いているんだよ。彩やオレの知らない世界があるんだよ」
「知らないし、見た事もない世界があるって事は分かる。少しだけ見たい……月一で満月の夜に彩はスケベな女になるんでしょう??」
「彩、どんな世界があるか想像してみろ。オレも知らない醜悪な欲望がどんな姿なのか一緒に見に行こう……怖くなれば、これ以上見たくないと思えば止めようって言うんだよ。分かったね」
「うん、分かった。入れて、健志のオチンポでエッチな彩のマンコを掻きまわして……」
「入れるぞ……」
「ウググッ、ヒィッ~、すごい。いやぁ~、こんなこと、すごいの、オマンコが壊れちゃう」
縄に絞り出された乳房を揉まれ、花蜜が涸れることなく湧き出る泉を掻きまわされる彩は周囲を気にする様子もなく憚りのない声を漏らす。
彩の視線は駅周辺の煌びやかな灯りの底で蠢く人々の欲望の化身を探す。
土曜日 M
改めて穿いたスカートのボタンを二個だけ留めてジャケットのボタンに指を伸ばした彩は小首を傾げて健志を見る。
「首の縄だけじゃなく上乳の赤い縄も見えた方がドキドキして刺激があるだろ??ボタンの数は縄が見えるようにしようか」
多摩川河川敷の茂みの中、人通りのほとんどない夜の歩道の植え込みや今また、住宅地の生垣を背にしてなど屋外で露出遊戯に興じた彩は新たな刺激に期待してコクンと頷いてしまう。
健志の指はジャケットの胸元を開いてネックレスの様に首を飾り、上乳を左右に走る真っ赤な縄をなぞり絞り出されて零れんばかりに尖りきる膨らみの先端を摘まむ。
鎖骨のお窪みに唇を合わせてチュッと音を立てた健志は、
「昼間の上品な人妻の楚々とした風情を残すオッパイは薄桃色なのに、いやらしく膨らんで浮き出た青い血管や乳輪と乳首がスケベっぽく膨らんでいるのがいやらしい」
犬の散歩をする女性を最後に住宅街の小道で人に会うこともなく、羞恥と快感の狭間で揺れ動く彩の身体は妖しいときめきに支配されて身体の芯から火照ってくる。
チリンチリリン……植え込みの陰からここまで何度も鳴っていたはずの鈴の音が静かに佇む住宅街に響く。
住宅街からメインストリートに出る手前の物陰で立ち止まった健志は彩を背後から抱きしめて大きく開いた胸元に右手を入れ乳房を揉みしだく。
「アンッ、いやっ、声が出ちゃう……彩にはメインストリートを歩く人が見えるよ、気付かれちゃう。やめて、ここで悪戯するのは許して」
物陰から顔だけを出して周囲を見回す彩は健志の右手に自らの左手を重ねて動きを封じ、スカートへの悪戯を防ごうとして腰に右手を添える。
スカートを捲り上げられるのを防ぐ彩の気持ちに反して健志の左手は守るもののない股間に伸びて、涸れることのない泉の様に花蜜が湧き出すバギナを弄る。
「ダメッ、そんなこと……イヤンッ、我慢できなくなっちゃう。帰ってからにして……何でも言うことを聞くから、これ以上は……お願い」
切れ切れに言葉を絞り出す彩を愛おしく思う健志は、ここで止めると欲情を滾らせて期待する気持ちに反するだろうと唇を噛む。
ヌチャヌチャ、クチャクチャ……ウッウッ、クゥッ~、だめっ……左手を蠢かして股間を刺激すると艶めかしい声を漏らして両手で健志の左手を押さえつける。
乳房を揉んでいた右手がスカートの裾を掴んで、アッと言う間もなく捲り上げて白くてムッチリとした太腿から尻を街路灯の下で曝け出す。
「エロっぽいなぁ、このままの格好でオレのモノをぶち込みたくなるよ。覚悟しろよ」
「いや、ここでは嫌。チンチンでアソコを抉られたら我慢できなくなって憚りもなく喘ぎ声を漏らしちゃいそうなんだもん。許して、お願い、ねっ、帰ってからにして」
ピシッ……ヒィッ~……ピシッ……ウググッ、クゥッ~……周囲を気にする様子もなく尻は小気味いい音を立てて指の痕を残し、健志の右手がデニムジャケット越しに乳房を縛る縄を背中で掴んで引き寄せる。
「ウググッ、クゥッ~……痛いっ。痛くされるのが好いの、彩は健志の女って実感できる」
彩は一瞬、乳房の上下を飾る縄で吊られる景色が脳裏に浮かび、頭を振ってそれを追い払う。
「あんっ、嫌。こんな処で尻を打たれて気持ちよくなる彩はおかしいの??ねぇ、おかしいよね??」
「おかしくないよ、Mっ子の彩には普通の事だろ」
縄を掴む手に力を込めて引っ張り上げて正対させ、食い込んだ縄のせいでひしゃげた乳房を鷲掴みする。
「イヤンッ、痛いってば……ウグッ、クゥッ~……乱暴な健志も好き、もっと」
前触れもなく唇を合わせて唾液を流し込み、ゴクッと音を立てて白い喉が上下して嚥下したのを確かめた健志は胸の膨らみの先端を大きく開いた口に含んで乳輪ごと吸い上げる。
ヒィッ~、すごい……場所を気にすることなく好き放題に振舞う健志に異を唱えることなく、彩は被虐と快感の狭間で恍惚の表情を浮かべる。
口に含んだままで乳首の先端を舌先で叩いたり、転がしたりしながら甘噛みして、ゆっくりと歯に力を込めていく。
ウグ、ググッ……蕩けるような悦びの表情を浮かべていた彩の表情に苦痛が宿る。
「痛いっ、ウッ、クゥッ~……あんっ、いやっ、気持ちいい。痛くされるのも気持ちいぃ」
通りを歩く人が気付くかもしれないと不安を感じながらも快感に火の点いた身体は我慢することも出来ず、強い刺激を求めて健志の髪の毛を掴んで乳房に押し付ける。
健志の手が股間に伸びて潤いにまみれたバラの花芯を捉えてクチュクチュと淫靡な音を奏でる。
「可愛いよ、彩。夜の彩はセックスのためなら、どんなことでもする淫乱な女。振り返ってメインストリートの方を見てごらん。彩の様にエッチがしたい、チンポを欲しいって言いながら歩いている人なんかいないよ」
「アウッ、そんな事をするから……健志が彩のアソコを、オマンコやオッパイを可愛がってくれるから我慢できない……ねぇ、入れて、少しだけで良いから入れてほしい」
「見ず知らずの人に見られちゃうかもしれないよ。それでもいいのか??」
「入れて、早く。我慢できない、健志が悪いんだもん……」
「ダメだ、これでも咥えていろ」
袋からリモコンバイブを取り出した健志は、嫌と言う暇も与えずにズブズブと押し込んでしまう」
ヴィ~ンヴィ~ン……想像以上に大きな振動音が住宅街に響き、股間を押さえた彩は周囲に人がいないかと視線を巡らす。
ヴィ~ンヴィ~ン……くぐもった振動音は止むことを知らず、健志に腕を取られた彩は自由な手でジャケットとスカートを精一杯整えて引き立てられるように歩き始める。
路地を出てメインストリートから伝わる話し声が大きくなると股間を刺激する振動が止まり、安堵の表情を浮かべた彩が上乳を飾る真っ赤な縄を隠そうとして胸の前でジャケットを掻き抱くと健志の手が伸びて片手を掴み、彩がそっと窺うと、手をつなごうと、さりげなく話す。
夜も遅くなって住宅地域から駅方向に向かう人のいない事が彩の羞恥を和らげるものの、いつ気付かれるかと思うと胸は早鐘を打つように動悸が激しくなり、息苦しくさえ感じ始める。
股間に大ぶりのバイブを飲み込んだままでは普段通りに歩くことも出来ず、内腿にまで滴るマン汁を意識して一人顔を赤らめる。
ハァッ~……健志の部屋に戻り、二人きりになった彩は安堵の吐息を漏らして健志にしがみつく。
土曜日 帰路-3
「見て、彩のアソコが寂しいって言うから慰めてあげるの……こんな処でオナオナする彩は嫌いになる??」
デニムスカートの裾を開いたまま丸見えの股間を健志の視線に愛撫される彩は、物足りなさを感じて舐めて滑りを与えた指を股間に伸ばす。
「オレの許しもなく人目を気にせずに独りエッチする彩は嫌いだよ。言っただろ、昼間の清楚な人妻が夜のエッチな彩に変身した時は身体も心もオレのモノだって」
「うん……でも、健志と一緒の時にオッパイもアソコも開放すると誰かに見られたいような見られたくないような、ドキドキするの。身体の疼きに支配されて熱いの、疼きを与えてくれたのは健志。彩を支配するのは健志って言うことだよね??彩の指でオマンチョを慰めてあげてもいいですか??」
「見ているよ。オレだけに見せてくれるんだろ??」
ヌチャヌチャッ、グチャグチャッ……瞳の奥に隠した密かな思いを言葉にすることも出来ないほどの昂ぶりで指の動きは激しさを増し、粘り気を帯びた卑猥な音が二人の距離を縮めていく。
「いつか、オレだけで満足できないほどエッチな彩になる日を待っているよ」
「会員制バーで何人もの人たちに見られながらオマンコもアナルもお口も犯されて悦ぶ彩になるの??ねぇ、そうなの??」
健志は彩の瞳を見つめ、彩の視線は健志の瞳の奥に隠れている思いを探ろうとして離れることがない。
健志と過ごす時間が長くなるほど昼間の私を知る人が清楚で上品な奥様という言葉が蘇る。
昼間の私と健志と過ごす彩は交わることなく独立した人格として生活できているがいつまで続けられるだろうかと不安になる。
「大丈夫だよ、彩。昼間の彩を知らないから無責任な言い方かもしれないけど、彩は仕事が好きだし大切にしていると思う。仕事も大切、食事も大切。セックスが満足できなくて欲求不満になると仕事にも支障をきたすかもしれない。秘めた想いを満足させるパートナーになれるオレは幸せだよ」
膣口は飲み込んだ指を逃すことなく咥えたままで中腰になった彩は足を踏ん張って上半身を上下する。
ヌチャヌチャ、クチャクチャッ……ウグッ、クゥッ~……騎乗位の彩が身体を上下するように妖しく蠢き、眉間に皺を刻んで密やかな喘ぎ声は唇を噛んで堪えて窓の向こうの人たちに気付かれまいとする。
カシャッ、カシャッ……フラッシュが光りシャッター音が静かな住宅街で異彩を放つ。
「何か光らなかった??」、「遠くの稲光じゃないか??天候の変わり目だから雷さんも忙しいのだろう」、「そうだね……」
突然、窓を開けて空を見上げる夫婦らしい男女の会話を生垣に隠れて、やり過ごした彩と健志は声を出さずに笑みを浮かべる。
離れようとする彩の肩に手をかけて制した健志は唇を合わせて抱き寄せ、唯一残るスカートのフロントボタンに指をかけて瞳を覗き込む。
拒否する様子もなく妖しい光を宿す瞳で見つめる彩はボタンを外されてスカートを剥ぎ取られ、下半身を守るモノが無くなっても抗うことなく健志の頬に手を添えてヌチャヌチャと卑猥な音を立てて舌を絡ませ、唾液を流し込んで股間を押し付ける。
ゴクッと音を立てて健志の喉の筋肉が上下して注ぎ込まれた唾液を飲み込む様子さえもが彩の目には好ましく映る。
「もっと悪戯されたい。彩の心の奥に隠れている欲情を引っ張り出してモヤモヤする気持ちから解放してくれるでしょう??」
ウックゥッ~……股間に押し付けた腿に力を込め、彩の尻に手を添えて力を込めると艶めかしい声を漏らす。
右手を腿と股間の間に捻じ込んで割れ目を覆い、手の平の付け根に力を込めると恥丘を圧迫された彩は、
「アンッ、そんな事をされると漏れちゃうよ。植え込みの処で彩がシッコするところを見たでしょう、また見たいの??」
「彩のシッコは何度でも見たいけど、今はオレに掛かっちゃうからまずいだろ」
手の平の付け根に込めた力を抜いて指先を蠢かすと溢れるほどの花蜜が絡んで粘着質の卑猥な音を奏で、曲げた指先を膣口に侵入させて膣壁を擦ってクリトリスまで撫で上がると、ヒィッ~という声と共にしゃがみ込んでしまう。
ハァハァッと息を荒げて股間を庇うように手で覆い、伏せた顔を上げて健志を見上げようとすると目の前のチノパンの太腿部分に滲み出た愛液が染みを作り、股間の膨らみに目を奪われる。
「こんなになっちゃって可哀そう。苦しいでしょう、出してあげる」
唇に舌を這わせ大好物を目の前にしたような彩が、ファスナーを下ろして下着の中に指を差し入れると我慢汁で先端を濡らしたペニスがバネ仕掛けの様に勢いよく飛び出てくる。
「ウッ、すごい。彩に飛びかかってくるのかと思っちゃった……しゃぶって欲しいの??どうしようかな??」
どうしようかなと言う彩の指は言葉とは裏腹に亀頭を撫でて溢れ出た我慢汁を塗り広げ、パクッと咥えこんでしまう。
「うっ、いつ開くか分からない窓の近くでオシャブリされるのは昂奮する。彩の隠れた性癖を露わにする手伝いをする積りが、オレが彩の淫靡な世界に誘導されているような気がするよ」
ジュボジュボ、ジュボジュボッ……夜とは言え住宅街の真っただ中でスカートを脱いでジャケットのボタンをすべて外し、真っ赤な縄をブラジャー代わりにした白い乳房と無毛の股間を晒す自分の痴態に酔いしれて益々フェラチオに熱が入る。
ワンワン……走っちゃ、ダメ……何の前触れもなく、犬の散歩らしい足音と話しかける声が聞こえてくる。
「えっ、なに??どうしよう??どうすれば良いの??」
ペニスの根元に指を添えたまま狼狽する彩の脇に手を差し入れて立ち上がらせ、歩道の植え込みでジョギングする人をやり過ごしたように抱きしめて剥き出しの上半身と股間を隠す。
「ワンワン、クゥ~ン……」
健志に近付いて足元付近で匂いを嗅ごうとする犬を引き戻す女性の声を背後に聞く健志の身体が硬直する。
「ダメだよ、邪魔しちゃ……ごめんなさいね。礼儀を知らないワンコなもので」
「いいえ、こんな処で発情した私たちが悪いのですから」
「ウフフッ、発情って犬のようね。さぁ、行くわよ。お邪魔しちゃって、ごめんなさい」
「フゥッ~、焦っちゃって彩を抱きしめるばかりで何も言えなかったよ。彩、発情したとはうまい事を言ったね。犬の格好で啼かせてあげようか」
「いやっ、もう帰ろう。我慢できない……ここで立ちバックで犯されて尻をピシピシされるのもいいけど、帰ってからフルコースを味わいたいの。いいでしょう??」