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彩―隠し事 170

海の見えるホテル -8

「彩、オモチャを入れたまま椅子を抱えて尻を突き出しなさい」
ガサガサ、ゴトッ……カーテンを引いて月明りなどを遮断した部屋は灯りも消され、健志が操り彩の顔や股間を照らしていた非常用ライトの灯りの中で白い身体が妖しく蠢く。
「ハァハァッ、これでいいの??いやらしい格好、お客さまが一人しかいないストリップ嬢みたい、ハァハァッ、昂奮する」
ハァハァッ、ンッンッ、クゥッ~……ヌチャヌチャ、ニュルニュルッ……闇を照らすスポットライトが彩の欲情に火を点け官能に支配されてアナルに挿入したディルドを出し入れする。

たった一人のためのストリップでも羞恥心は募る。
たった一人のためのストリップなのに羞恥はとめどなく増大して身体も気持ちも芯から火照り、息をするのも苦しくなる。
「ハァハァッ、もうダメ、恥ずかしくて続けられない。足の震えが止まらないの」

ピシッ、懐中電灯の灯りも無くなり真っ暗闇になると同時に尻を打たれる。
「ヒィッ~……イヤンッ、お尻を打たないで。お尻だけじゃなく、アソコにもオモチャを入れる恥ずかしい姿を見せるから許して……」
懐中電灯がテーブルを照らし彩の手がおずおず伸びる。
「健志がつけてくれないから自分でつけちゃう」
犬用の赤い首輪を手に取り自らの首に巻くとジュンと花蜜が腿にまで滴る。
「アァッ~……彩は健志の女。離れている時はプラチナチェーン下着で心と身体を縛られて一緒にいる時はこの首輪で縛られるの」
赤い首輪をつけた彩の瞳は灯りの中ではっきり分かるほど妖しい光を放ち、健志を見つめたままテーブルに手を伸ばして違うことなくバイブを掴む。

再び椅子を支えにして後ろ向きで突き出した尻をくねらせるとアナルに侵入したディルドがプルンと揺れる・
懐中電灯が照らす下半身は悩ましい曲線を描き、腰から尻のラインは量感たっぷりに張り出してムッチリ感を強調し、尻尾のように生えたディルドを揺らして健志を誘惑する。
「ハァハァッ、二つの穴に入るかな??見られながらこんな事をするなんて……恥知らずな変態になっちゃった」
「彩とオレだけの秘密。本当の彩を知る人たちは清楚な人妻と思っているんだろ、今のような姿を知られると生活が変わっちゃうよ。二人の時にスケベでエッチな彩の欲望を満足させればいいんだよ」
「うん、エッチな彩は健志といる時だけ……ねぇ、もう一度お尻を叩かれたい。おねがい」
ピシッ、艶めかしく揺する尻を打ち、突き刺さったままのディルドを出入りさせると、
「イヤンッ、そんな事をされると気持ち善いから我慢できなくなっちゃう。入れるよ、見てね、恥ずかしい事をするところを見て」
彩自身が叩いてと催促したことを忘れたかのような言いかたは、より一層の責めを催促してのことだろうと直感する。

ズブズブッ……「クゥッ~、ダメッ、くる、来る、イヤァ~ン、アウッアワワッ、オチンポが入ってくる。ぶっといのが入ってくる」
ニュルニュル、グジュグジュッ……尻を突き出し、アナルに尻尾を生やしたまま挿入したバイブを出し入れして暗闇で見つめているはずの健志に視線を向ける。
「ブログを通じてとは言えたくさんの人たちに痴態とは言わないけどエッチな彩を見せたのだろう、オレだけが知る彩の秘密を見せてほしい」
「イヤンッ、そんな事を急に言われても……バイブのスイッチを入れるから見てね」
ヴィ~ンヴィ~ン、グジュグジュッ……「ウッウッ、クゥッ~、いやっ、気持ちいい」バイブの振動音を響かせて灯りのなかで股間が艶めかしく揺れ、闇に溶けた彩は艶めかしい喘ぎ声を漏らす。

懐中電灯はアナルとバギナ、二つの穴を照らし続ける。
「彩のオマンコと尻の穴は生きているようだよ。オマンコはバイブをクイクイ締め付けて性欲を貪り尽くそうとして涎をダラダラ垂らしているし、尻の穴に侵入したオモチャは奥に引きこまれて苦しそうに悶えている……セックスの化身のようだよ」
「クククッ、嫌っ、笑わせないでよ。彩がセックスの化身なら満足させてほしい。もう我慢できない……」
言い終わるや否や椅子を離れて振り返り、飛びかかる様にして健志にしがみつく。
ボトッ……ヴィ~ンヴィ~ン、抜け落ちたバイブが床で虚しく振動する。
「エッチな彩を見せてもらったよ。昼間の清楚な彩と闇で蠢くエッチな彩、その落差が彩の魅力だよ」
「健志の部屋で見る繁華街の明るさ。人間の欲望が夜を明るく照らし、明るければ明るいほど闇も深くなる……闇は欲望の象徴でしょう??非常用ライトを消して闇が支配する世界で結ばれたい」
懐中電灯も消して真っ暗闇になったリビングスペースで二人は抱き合う。

寝転がって唇を重ね、四本の手と二十本の指が互いの肌をまさぐる。
ウグッ、クゥッ~……ヌチャヌチャ、グチュグチュッ……ハァハァッ、ウググッ、クゥッ~……「アンッ、痛い、お尻が……」
彩の声に反応した健志の手が背中から腰を経て丸みを帯びた尻を撫でるとディルドが突き刺さっている。
「オマンコはバイブを落としても尻の穴はオモチャを咥えたままでいる。クククッ、彩はオマンコよりも尻の穴の快感を大切にした。そうなんだね??」
「イヤンッ、オマンコよりもアナル快感が好きなんじゃない。彩は、ウフフッ、オマンコもアナルも両方好きなの……お口もね」

彩の手は健志の身体から離れることなく確かめるように身体の向きを変えてそそり立つペニスを口に含む。
「ウッ、クゥッ~、温かくて気持ちいいよ……彩は手探りでないとチンポにたどり着かなかったようだけど、オマンコは芳醇な香りでオレを誘ってくれる」
ベロッ、ズズズッ、ジュルジュルッ……ヒィッ~……割れ目を開いて膣口に舌を捻じ込み、膣壁を擦るようにして出てくるとズズズッと音を立てて花蜜を啜り、クリトリスまでベロリと舐め上げると彩は悲鳴に似た喘ぎ声を漏らして身体を捩り逃げようとする。
健志は両腿を抱きかかえて逃げることも身体を捩ることも許さず、クリトリスを口に含んで舌先で叩く。
「アウッ、いやっ、気持ちいい……ヒィッ~、たまんない」
咥えていたペニスの根元を掴んだまま吐き出し闇の中で顔を仰け反らせて快感を堪える。
彩の腿を抱きかかえたまま右手がアナルに侵入したディルドを掴んで出し入れを繰り返し、クリトリスを口に含んだまま温かい息を吹きかけたり敏感な花芯を甘噛みしたりと愛撫を休むことがない。
ウッウッ、クゥッ~、いやっ、アウッ、アワワッ、ヒッ、イヤァ~ン……切れ切れに漏らしていた喘ぎ声が長く尾を引き、ペニスを握る手の動きが激しくなる。

「もうダメ、ねぇ、入れて。このままじゃ狂っちゃう」
「プファッ、ハァハァッ……オレも我慢の限界だ」
身体を入れ替えた健志は彩の両脚を開いて股間を探り、
「入れるよ」と囁いて正常位で挿入する。
「アッ、あぁぁ~、くる、入ってくる。奥まで、ヒィッ~、すごい……熱い棒を捻じ込まれたみたいで気持ちいい。キスして」

彩―隠し事 169

海の見えるホテル -7

右手の指先を舐めて滑りを与え、左手は割れ目の縁を擦ってゆっくり開いていく。
綻びを見せる割れ目は濡れそぼつ花弁をあからさまに晒し、湿らせた右手指が花弁を摘まみクリトリスを擦る。
浴衣の中の身体をセクシーランジェリーで包み、目隠しされた彩は健志に見られていることに昂奮しながらオナニーに耽る。

目隠しのせいで表情ははっきり分からないけれど顔を傾げて顎を突き出し、下唇を噛むさまが艶めかしい。
両手を股間で蠢かす彩は、
「オッパイを見たい??……浴衣の紐を解いてもいいよ、ハァハァッ」
健志は浴衣の紐を解いて引き剥がすように脱がせてしまう。
「彩はいつもこんなにエロイ下着を着けているの??そうじゃないよな、オレを挑発しようとしているんだね??そうだろう??答えなさい」
「そんな事を言わせないでよ……エログをやっていたって言ったけど、その時の反応を思い出したの。男性だけじゃなく何人かの女性もエロイ下着を着けた彩を色っぽいって褒めてくれたし、男性はヤリタイとか犯したいとかコメントをくれた。そんな事を思い出して挑発した……嫌いになる??」
「なるわけがない。クククッ、そのエロブログは残念ながら知らないけどオレが彩に一目惚れしたのは見ず知らずの客を前にして下着姿で縛られた姿を見た時だからね。スケベでエッチな彩が好きだけど、下着姿で縛られた彩には清潔感があった。だから一目惚れした」

椅子に戻った健志が目にしたのは健志好みで大きすぎず、かといって小さくもない乳房をオープンブラで下支えして美しさを誇る乳房と穴あきショーツを着けて濡れそぼつオンナノコを晒す妖艶な彩の姿。
スレンダーでモデル体型の美しさを誇るのではなく成熟した女性らしく要所要所が柔らかみを帯び、胸の膨らみからウェストの括れを経て腰が張り出した曲線美は無限を表す記号∞にも似て無限の時間を見ていても飽きることがない。
「ねぇ、どうしたの??いるの??彩のことを見ている??見られていないのにこんな格好でアソコをクチュクチュして独りで気持ち善くなるって恥ずかしいし惨めすぎる」
「恥ずかしくなんかないし惨めなはずがないだろう……見ているのはオレだけ。そのオレは彩に惚れている」
「クククッ、彩に惚れているの??信じる……彩が気持ち善くなるのを見ていてね。彩のエログでオナ動画を見てないようだから特別に見せてあげる」
「彩のオナニー、本気のオナニーを見せてくれるんだね」

「見える??エッチな彩を見ている??」
目隠しをしたまま椅子に座った彩は両脚を大きく開き、両手で内腿を擦り指先が鼠径部を撫で上がる。
大陰唇に添えた指が妖しく蠢き、健志に見せつけるように割れ目を開いて真っ赤な花弁を見せつける。
健志は泉から溢れる花蜜でしとどに濡れる花弁に吸い付きたくなるのを我慢するためにグラスを手に取る。
彩は小陰唇を摘まみ、
「見える??これが彩のビラビラ、小陰唇。健志の部屋でココを甘噛みしたり深い溝をベロッと舐めてくれたりしたでしょう、気持ち善かったよ……アンッ、自分で摘まんでも気持ちいい、蜜でビショビショ、恥ずかしい」
前のめりになって言葉もなく見惚れる健志に話し続ける。
「アンッ、変な感じ……ここがオシッコの穴、舌先でツンツンされた時は漏らしちゃいそうになるほど変な感じだけど良かった」
「今日もエッチな彩に挑発されているんだから全身がベチョベチョになるまで舐めちゃうよ」
「アンッ、ビチョビチョに舐められちゃうって……想像するだけで濡れちゃう。ウッウッ、イヤッ」

ゴクッ、唾を飲む健志は伸ばしそうになる右手を握り締めて我慢し、そんな事を気付かない彩の指は股間で戯れてヌチャヌチャと卑猥な音を奏で続ける。
クリトリスを叩いたり摘まんだりしながら唇を噛み、尖り切る先端を指先で擦ってウッウッ、アンッ、ウゥッ~と切れ切れに艶かしい声を漏らす。
左手は割れ目の縁を彷徨い、右手親指をクリトリスに残して中指と薬指を揃えてグジュグジュに滑る花蜜の源泉に潜らせると指は抵抗もなく付け根まで姿を隠し、健志に見せつけるようにゆっくり出入りを繰り返す。
ヌチャヌチャ、クチャクチャッ……ウッウッ、イヤッ、クゥッ~、長く尾を引く甘い声と共に二本の指が引き抜かれ、指に絡む花蜜と共にヒラヒラ振って見せつけようとする。
「エロイ彩が好きだ、抱きたいって言う人たちにこんな事をして挑発していたの……」
「それだけじゃないだろう。エロイ彩がそれで終わるはずがない。すべて見せてくれるんだろう??」
再度立ち上がって近付き、彩の右手を引き寄せて花蜜にまみれた指を口に含んで舌を絡ませる。
「美味しい、彩の味がする……目隠しを外すよ」

「イヤンッ、こんな近くで見つめるなんて……いじわる」
目隠しを外されると顔が接するほど近くで指をしゃぶる健志に抗議する。
「もっとイロエロな事をしたんだろう???彩を抱きたいと言った男たちにしたことをすべて見せてくれるんだろう??」
「ハァハァッ、絶対に怒らないし嫌いにならないって約束してくれる??」
「約束する。何をしたのか知らないけど、その延長で下着姿になって縛られた。そんな彩に一目惚れした、嫌いになるはずがない」
「うん、見てね。知らない男性に見せたことは健志にも知って欲しいの。エロイ彩を見て……」
迷うことなくローターを手に取り左手で乳房を揉みながら先端に押し当てて刺激し、しどけなく開いた口から甘い吐息を漏らしてクリトリスにも押し当てて快感を貪る。
「ウグッ、クゥッ~、これだけじゃないよ、こんなこともしたの」
左手に持ったバイブを挿入して同時に右手で電マを操り、ついにはフゥッ~と息を吐いてアナルにディルドを挿入して出し入れする。
「アンッ、お尻を苛めると気持ちいいの。たまんない……おかしい??こんなことで気持ち善くなる彩はおかしいの??」
「あぁ、おかしいよ。尻の穴は出すところで入れる場所じゃない。その上、気持ちいいと善がる彩はおかしいよ」
「イヤンッ、彩をおかしいなんて言わないで、好きだと言ったのは嘘なの??……アァッ~、気持ちいい」
好きだと言ったのは嘘かと言いながら浅く腰かけて股間を突き出すようにしながらアナルに挿入したディルドの出し入れを止める気配がない。

健志はベッドルームに戻って非常灯を手に取り、月明りや灯台の灯りを避けるためにカーテンを引いて部屋の灯りを全て消してしまう。
「いやっ、怖い。どうするの??変ことをしちゃ嫌だよ」
「せっかくの彩の痴態、見えないようになんかしないよ」
非常灯を点灯した健志は灯りを彩に向ける。
「イヤッ、眩しい。ハァハァッ、彩は健志が見えないけど、健志は彩のどこでも望むところを見ることが出来る……いやらしい」

灯りを消して暗闇に戻し、再び点灯すると彩の顔を照らす。
「イヤンッ、眩しい」
灯りは消えて、再び点いた灯りが照らしたのはアナルに突き刺さったままのディルドだった。
「いやらしいな、尻の穴で蛇が遊んでいるように見える」
ハァハァッ、ウッウッ、ウッウゥッ~……ヌチャヌチャ、ニュルニュル、非常灯に照らされたディルドは喘ぎ声と共にアナルに出入りを繰り返す。

彩―隠し事 168

海の見えるホテル -6

金目鯛の煮付けや新鮮な魚の刺身などを彩はビール、健志は冷酒と共に口に運ぶと自然と表情は綻び話が弾む。
「どうしたの??前にも言ったけど見つめられるのは慣れてないし恥ずかしい」
「ご両親や家族に愛されて育ったんだなぁって思いながら見ていた」
「どうして、顔のどこかに書いてある??彩は家族に愛されて育ちましたって」
「箸を上手に使うし食べる所作に無駄がなくてきれい。エレガントって言うのかな……食事を餌としてではなく文化として育てられた気がする」
「ウフフッ、ありがとう。名前も知らない両親でも褒められると嬉しい」

空になった皿が増えるにつれて会話が途切れがちになり、彩の気持ちはレストランからベッドに移っていく。
「彩、モゾモゾすると周りの人が変に思うよ」
「ウソ、そんなことしてないもん。早く戻ろう??疲れちゃった」
「えっ、エステは効かなかった??それともエステのお陰で元気になった処があるのかな……クククッ」
「ベッドメイキングは終わっていたけど誰かが部屋に入るかもしれないでしょう。アレを出しっぱなしだよ」
「分かった、一人で部屋に帰ってくれる??ルームサービスがないから何か買ってくるよ。冷蔵庫には酒のツマミ程度だし……欲しいモノがあれば買ってくるよ」
「スイーツが欲しいけど任せる。彩はイロエロ準備するね」
「クククッ、イロエロか……彩がどうしたいのか準備の内容で分かるね」

部屋に戻った彩は素っ裸になり携帯用ビデに湯を入れて自ら浣腸を施す。
施す、施し、お布施……ある種の事を揶揄して、ほどを超すから施しという、お布施とはそう言うものだと言った人がいるとかいないとか……
ほどを超えるほど丁寧に汚れを洗い流し、シャワーブースでボディシャンプーを使っていると買い物を終えた健志が帰ってくる。
「ただいま、オレも汗を流すよ」
入れ替わりでシャワーブースに入り全身を泡だけにした健志が背中を向けたのを確かめて用意したショーツとブラジャーを素早く着け、浴衣で隠して鏡の前に立つ彩は薄化粧をする。
ベッドに並べたままのオモチャに視線を向けることなく寝室を抜けてリビングルームから海を眺める。
9月半ばの日の入りは18時頃で20時に近い今の海は夕闇が広がり灯台の灯りがひときわ輝いて見える。

今朝、見ることのできなかった日の出を見たいと思う。関東地方最東端の場所で見る海から昇る太陽を見ないことには帰れない。
「ウフフッ、何があっても明日は見る」
「何を見るんだ……これか??」
誰に言うともなく呟いた彩の独り言を聞いた健志がベッドから持ってきたオモチャをテーブルに並べ、引き返して切子グラスとシードルを手にして戻る。
「可愛い奥さんに飲んでもらうのにいいお酒って言ったらコレを勧められた。ポルフェノールやビタミン、ミネラルが豊富で美容効果があるんだって……」
「奥さんかぁ、昨日ホテルに着いて奥様って呼ばれた時はドキッとした。新たな隠し事が出来たみたいで面白かった、ウフフッ……美味しい、シードルは飲みやすいから好き」
ビールを好むアユはアルコール度数が同じくらいのシードルを口に含んで頬を緩め、テーブルに並んだオモチャを見つめる瞳に妖しい光を宿す。

向かい合って椅子に座り、グラスを傾ける彩は健志の視線に羞恥を覚えて暗い海を照らす灯台の灯りを追う。
冷えたシードルの喉越しが心地好くて程よく身体が火照り、視線を逸らしても健志に見つめられているのを意識して金縛りにあったように身体が動かない。
ゴクッ……コトッ……シードルを飲み干して赤い切子グラスをテーブルに置いた彩は、
「何も命じてくれないなら目隠しをして、このままじゃ恥ずかしい」
いつの間に用意したのかテーブルのオモチャに紛れて黒い布があり、それを手にした健志は席を立ち彩の背後に回る。
「好い匂いがする」
目隠しで視界を奪った彩の髪に顔を埋めた健志は息を吸い込み、耳の裏から始めて
頬を擦り首筋に舌を這わせる。

耳朶を噛み耳穴に息を吹きかけながら、「可愛いよ。彩はオレの女だ」と囁く。
「ハァハァッ、嬉しい。彩は健志の女、このホテルの人は彩のことを奥さんと呼んでくれた」
「そうだった、オレも嬉しかったよ。彩でいる内は誰にも二人の邪魔をさせない」
首筋にチュッと音を立てて唇を合わせて向かい合う席に戻る。
「前にも言ったけど彩が何をしてもオレは味方だよ、分かるね」
「うん、分かっている……笑っちゃ嫌だよ」

目隠しの中で一層強く目を瞑り健志を意識から追い出し、浴衣の合わせから忍び込ませた右手で左乳房を擦り先端を摘まむ。
「ウッ、気持ち善くなっちゃう……ハァッ~、健志がいない夜は一人でこんな事をしているの。こんな事をする彩はおかしい??」
「ゴクッ、ハァハァッ、おかしくないさ。オレを思い出してくれるならこんなに嬉しいことはないよ」
唾を飲み、息を弾ませる健志は食い入るように彩の右手の動きを見つめる。
健志の妄想を掻き立てる右手の動きは止まる事を知らず、左手も浴衣越しに右乳房を揉みしだく。
赤い舌先が這い出て昂奮で乾いた唇に滑りを与え、下腹部を上下させて荒い息をするのが浴衣越しに分かる。
「ハァハァッ、見ている??彩を見ている??オッパイを弄ると気持ちいいの……イヤッ、先端を摘まむともっと気持ち善くなっちゃう、クゥッ~……」
ゴクゴクッ……トクトクッ……青い切子グラスを傾けてシードルを飲み干して二杯目を注ぐ。
「気持ち善いの、喉が渇く……飲ませて、おねがい」
シードルを口移しで流し込むと白い喉を上下して嚥下する姿に股間が反応する。

再び椅子に戻った健志は、
「それだけじゃ満足できないだろう」と、彩の性感を煽る。
「イヤンッ、アソコも弄っていいの??彩のオナオナを見たい??ねぇ、見たいの??」
「あぁ、見たい。昼間の清楚で上品な女性が夜の闇が広がるとともにスケベで淫靡な女に変身する。オレの目でそれを確かめたい」
「ハァハァッ、そうなの、彩は月明りが地上を覆うと娼婦に変身する」
浴衣の裾を割ると姿を見せた白い脚の艶かしさに健志はドキッとして冷静さを保つためにシードルを飲み興奮を冷まそうとする。
視覚を遮られた彩は快感に酔いながらも鋭敏になった聴覚が見えない健志の昂奮を感じて自然と性的な焦らし行為を行う。
浴衣の裾を少しずつ開いて膝下だけではなく太腿まで見せつける。
腿の付け根付近から膝に向けて手の平で撫で、指先が内腿を撫で上がる。
目隠しをした彩の表情が変化して口がしどけなく開き、舌が唇を刷き両脚が少しずつ開いていく。

健志が好ましく思う成熟した女性の色気を撒き散らす艶めかしくムッチリとした太腿の奥を守るピンクの下着が姿を現し、見つめる健志はゴクッと唾を飲む。
彩の股間を飾るショーツは守ることを捨てて健志を誘うために存在するとしか思えない。
適度な丸みを帯びる白い肌を守る最後の砦は最初から無防備でクロッチ部分が割れたピンクの紐パンで見つめる健志の視線を掴んで離さない。
「見つめられるのは慣れていないって言ったでしょう。目隠しをされても健志が彩を見つめているのが分かる」
胸で戯れていた両手が股間に下りてくる。

彩―隠し事 167

海の見えるホテル -5

健志の胸に顔を埋めて眠っていた彩は目を覚まし、眠りを妨げないようにすり抜けてリビングルームに移動する。
カーテンを開けて真っ青な海に誘われるようにバルコニーに出ると降り注ぐ陽光が波に反射してキラキラ輝き、あまりの眩しさに目を眇める。
眩しさは決して不快なモノではなく身体の芯に残る日頃の疲れを溶かしてくれるようで気持ちが快活になってくるのを感じる。
灯台を見ると闇が覆う海の道標の役割も必要なくなり白い身体を休めて静かに佇んでいる。

前は海、左右は壁が視界を遮ってくれるのを確かめた彩は全てを脱ぎ捨てて素っ裸になり、下腹部や腰に手を這わせて一週間着けたままで過ごしたプラチナチェーン製下着を外されたことを確かめる。
仕事中も独り寝のベッドに入った時やバスタイムでも、突然に健志のことを思い出すことがあった。
決して仕事の邪魔をすることなく、次に会う時を楽しみにして頑張る基になってくれた下着がなくなったのは寂しい気持ちもするが障子の向こうに健志がいる。

バルコニーからリビングに戻った彩は眠っているはずの健志との間にある閉めきった障子を見つめ、素っ裸のままヨガを始める。
20分ほど続けると全身が火照り薄っすらと汗を掻く。
生きていると実感して幸福感に包まれ、ハダカンボのまま胡坐座りになって背中と肩を意識しながら姿勢を正して目を閉じる。
胸や腹部を照らす陽光が太陽のエネルギーを注入してくれるのを身体の奥深くで感じる。

スゥッ~……静かに障子が開けられて背中に健志の視線を感じる。
「おはよう。眠っているのを邪魔したくなかったの……後ろ姿だけど色っぽい??ねぇ、どうなの??」
「おはよう……全然、色っぽくもエロクもないよ。姿勢が好いしヨガの効果もあるんだろうけど肌が健康的で美しい。芸術的に美しい彩を見てエロイとは思わないし健康的な色気はあるけど襲いたくもならない」
「褒めてもらったと思ってもいいよね……今日はどうするの??彩を抱きたいって声でもないし」
「彩が嫌でなければ普通のカップルのようにデートしてみたい」
「嬉しい、健志と彩はセックスだけでつながっているわけじゃないよね。海があるから最高、灯台も近くで見たいな」
「よかった、賛成してもらえてうれしい。夕方はエステを予約してあるから早めに戻らなきゃいけないけどね」
「エロ動画にあるようなエッチなエステなの??」
「違うよ、ちゃんとしたエステ。仕事で疲れた彩の疲れをいやしてもらう。すぐそばでオレも施術してもらう予約だけどね」

シャワーで汗を流し衣装を整えた彩は健志と共に朝食をとるためにレストランに向かう。
朝食を終えた二人は歩きやすい服装と靴で灯台を目指し、海沿いに30分ほど歩くうちにどちらともなく手が伸びて自然な風でつないでいる。
青い空に向かって背を伸ばす白い灯台を真下から見上げると凛とした姿に圧倒され、
狭いコンクリート階段を昇って夜の海を照らしていたライトを見ると、「お疲れさま」と声を掛けたくなる。
青い海は何処までも広がり水平線を見ると地球が丸いということを思い出させる。
岬の高台にある灯台を下りて海のそばを通る遊歩道を歩くとカニなどの生き物を見ることもできる。
卑猥な思いを忘れて磯遊びに興じ、空腹を覚えると貧しいことをウリにして有名になった電車で犬吠駅から観音駅まで移動して銚子観音の境内を通り海岸を目指す。
港近くにある食堂で新鮮な魚料理に舌鼓を打ち腹が朽ちると彩の瞳に淫蕩な光が宿る。

「彩、ホテルに戻ろうか??」
「えっ、そんなに物欲しそうに見える??」
「クククッ、濡れているんじゃないのか、どうする??」
「そんな事を聞かれても恥ずかしくて答えられない……健志が決めてよ」
テーブル越しに顔を近付け、声を潜めて話す二人は周囲の客の目に奇異に映るだろうが話の内容を考えると致し方ない。
昼食時とあって店内は込み合い、食事を終えて居続けるのも憚られるので店を出る。
もう少し歩きたいという彩の言葉であてもなくゆっくり散歩を楽しみ、カフェで休憩したり醤油工場沿いを歩いたりと卑猥な思いを封印して銚子駅を目指す。
到着した銚子電鉄から青と黄色と白、海や太陽を想像させる上り特急電車に乗り換える人がいる。
二人は銚子電鉄に乗り、仲ノ町、先ほど降りた観音、本銚子と車窓の景色を楽しみながら終点の外川を目指す。
ホテルに戻ると彩はベッドに倒れ込む。
「こんなに歩いたのは久しぶり。ダメね、もっと歩かないと……」
「彩、もう少し歩いてもらうよ。エステは別棟になっているらしいからね」

施術室のバスで汗を流して二つ並んだベッドに横たわり、アロマオイルに包まれる至福の時間に全身の緊張を解いてすべてを委ねる。
彩は仕事の緊張や疲労が身体の隅に澱のようにたまっていたのが揉み解されてスッキリし、歩き疲れたとベッドに倒れ込んだのが嘘のように清々しい気分で施術を終える。
健志は満足気な表情で微笑む彩を見ると身体だけではなく気持ちも満たされる。

一旦、部屋に戻って化粧を整えた彩は当然という表情で化粧ポーチの下に隠れている小さなバッグを手に取り中身をベッドに並べる。
コンビニの二階にある店で買ったバイブやアナルグッズと赤い縄、携帯用ビデを掴んでウフフッと嫣然と笑みを浮かべ、「あれっ、首輪がない」と、頬を朱に染める。
「バッグの一番下に入っているよ」
「ウフフッ、あった。彩は健志のワンちゃん、昨日は腕枕で静かに寝たけど今日は許さないよ」
「オレは構わないけど、朝日を見なくてもいいの??明朝は晴れるって天気予報で言っていたよ」
「じゃあ、徹夜で可愛がってくれる??」
大袈裟に顔を顰めた健志は、行くよと声をかけてドアに向かって歩き出す。
「待って、手をつないでくれないと迷子になっちゃうよ」
首輪やオモチャをベッドに並べたまま、右手で健志の左手を掴んで正面に立ち目を閉じる。
「可愛いよ。彩さまが望んでいるようなのでキスをさせていただきます」
「余計なことは言わなくていいの、早く……」

彩―隠し事 166

海の見えるホテル -4

日曜日以来、5日ぶりのセックスは彩と健志の興奮を冷まし、ようやく景色を楽しむ余裕が生まれる。
シャワーブースで汗とセックスの残滓を流し、バルコニーの横に設えられた露天風呂に入って空を見上げると雲の隙間に月と星が見える。
健志は彩の肩を抱き、彩は何の憂いを感じることもなく健志の胸に寄りかかり過ぎゆく時間に身体と気持ちを解放する。

「彩、見てごらん、流れ星だよ。神様が下界の様子を見るために扉を開くと流れ星がこぼれ出る。神様が見ている内に願い事をすると叶う……お願いしようよ」
健志の真面目な口調に異を唱えることなく彩は願い事をする。
「あの流れ星は飛行機のような動き方をするね、ウフフッ」
「成田空港に向かう飛行機だと思えばそう見えるけど、流れ星だと信じれば願いは叶う。ほら、あの雲の隙間から神様がオレたちを見ているよ」
「えっ、本当だ。彩にも神様が見えた。健志はどんなことをお願いしたの??」
「決まっているだろう。彩と過ごす時間を楽しいモノにしてくださいってお願いしたよ。彩は??」
「嘘じゃなく、彩も同じことをお願いした、ウフフッ」
肩を抱いてくれる健志を見ると自然と笑みが浮かび、健志もリラックスして彩を抱く手以外はゆったりと伸ばしている。

夜も航行する船が闇の中で迷子にならないように道標となる灯台はライトアップされているのか白い輝きを放ち、回転灯が規則正しく照らしている。
「彩は水泳やスキューバダイビングなどが出来る昼間の海が好きだけど、夜の海も幻想的で好きになりそう」
「明日は朝陽に顔をくすぐられて起きるんだよ。海は風や陽光で刻々と姿が変わるけど特に日の出と日の入りの頃の変化は一見する価値があると思う……それを彩と見ることが出来るんだからオレは幸せだよ」
「アンッ、今の言葉が子宮を刺激する。ウフフッ、キュンとなった、本当だよ。女はね、好きな男に心を愛撫されると他のモノは何もいらないって思う」

健志に肩を抱かれる彩が全身の力を抜くと身体は自然と湯に浮き、白い下腹部と両脚が水面に姿を現す。
白い肌がまとっていた湯は弾かれるようにサッと引いてヨガやマリンスポーツを楽しむ彩が健康であることを証明する。
「ちょっと待っていて、すぐに戻る」
彩の顔に湯が掛かるのも構わず健志は勢いよく立ち上がり、口を尖らせてキスの真似を残して部屋に戻る。

ワインとグラスに入れた氷、小さな木箱を手にして戻った健志は木箱を開けて色違いのグラスを二客取り出し、氷を入れて白ワインを注ぐ。
「美味しそう……これは江戸切子のグラスなの??二人のために用意してくれたの??健志に抱かれると身体の疼きが治まるけど、心の愛撫が続くからいつまでも昂奮が冷めることはない」
乾杯しようとすると健志はそれを遮り、「彩、立ちなさい」と命じる。
健志の目の前で立ち上がった彩が羞恥を感じて股間を手で覆いそうになると、その手を打たれて隠すことを許されない。
「両足を開いて、震えなさいって言っているんじゃない。両脚を開きなさい……この下着を脱がせてあげるからね」
カチッ……プラチナチェーン製の下着を止めていた鍵を外して彩を解放する。

「どうして??彩が嫌いになったから束縛する必要がなくなったの??」
「そうじゃない。これは離れている時も彩はオレの女だって意識させるために心を縛るモノ。今は手の届くところにいるから拘束する必要がない、そうだろう??」
「クククッ、一緒にいる時に好い男がいて色目を使ったらどうするの??」
「決まっているだろ、その場で素っ裸にひん剥いてお仕置きする」
「イヤンッ、そんな恥ずかしいことをされるのは堪えられない。健志といる時は好い子にする……乾杯しようよ」
甘口の白ワインは氷で冷やされてすっきりとした喉越しになり、切子グラスの華やかさにも酔いキスを繰り返して至福の時間を過ごす。

淡いブルーの花柄の浴衣を青紫の帯で締めた彩は着替えなどを詰めたままのバッグを開き、
「頼んどいた着替えなどは忘れずに入れてくれているよね??」
「忘れてないし容量に余裕があったから、彩が悦びそうなモノも入れといたよ」
衣服を取り出してハンガーに掛け、下着などを入れたポーチの下にもう一つバッグがあったので開けてみる。
「スケベ、こんなモノは頼んでないよ」
「必要なかった??大袈裟なモノは用意しなかったけど幾つかあった方がいいと思ったんだけど……」
「クククッ、今日は満足したけど明日も明後日もあるもんね。必要になるかもしれない、ウフフッ」

自然な振る舞いでPCを操作する彩はモニターを見つめ、健志に視線を移して表情を強張らせる。
「彩の隠し事を知りたい??……何があっても彩のことを嫌いにならないって約束してくれれば、もう一人の彩に会わせてあげる。と言っても過去の彩だけどね。どうする??」
「会いたい。彩の本当の姿は知らなくもいいと約束するけど、本当の彩の心の隅に棲みついていた彩。卑猥な思いの化身である彩のことは知りたい」
「分かった。約束してくれてありがとう……これが本当の彩なの」
ノートパソコンを健志に向けて突き出し、グラスに残っていたワインをゴクッと飲み干す。

「えっ、これが彩なの??……顔は映っていないけど身体の特徴は間違いなく彩だね……でも、これは??」
「そう、本当の私が彩の名でブログを書いていたの。ハダカンボの私をアップするだけだったのが、清潔感に溢れるヌードだとか一度でいいから抱いてみたいとか褒められたりあんな姿を見たい、こんな事をしてほしいって言われるうちにオナニーをしたりアナルにオモチャを挿入したり、前から興味があった自縛ってのをしたり……」
「ほんとうだ、きれいだし清潔感がある。えっ、スポーツ新聞に取り上げられたこともあるんだ、フ~ン……どう言えばいいか分からないけど、嫌いになることはない」
「要求がエスカレートしてくるから、期待に添うのも怖くなっちゃったし、その他にもいろいろあって止めたの。本当にこれを見ても嫌いにならない??」
「誰でも秘密にしたい隠し事の一つや二つはあると思う。嫌なことや思い出したくもない経験をしたことのない人間がいたとすると薄っぺらで魅力のない人になると思う。傷ついたり、知らないうちに人を傷つけたり、辛い経験が人に優しさや努力する大切さを教えてくれると信じている……それにスケベでエッチな彩はこんなことで発散しないと性的欲求を持て余してとんでもない事をしたかもしれない。クククッ、そんな彩も見てみたいけどね」
「ありがとう、健志に知ってもらって良かった。このブログを知っている人はいるけど、書いていたのが私だと知っているのは健志だけ……もう一度聞くけど、彩の本当の名前などを知らなくてもいいの??」
「その方がいい……それに嘘を嘘のまま信じればそれは真実。だから、彩はオレに本当のことを言おうなんて思わなくてもいい。目の前の彩がオレの知るすべて……」
「彩のことを嘘吐きだって言うの??……ウフフッ、どう言い訳をする」
「ごめん、言葉を間違えた。嘘を嘘として信じるんじゃなく、スケベでエッチな彩と、たぶん清楚な人妻と言われる本当の彩は表裏一体。どちらが表か裏か、そんな事はどうでもいい、オレが見ている彩を好きだ……おいで、オレの膝を跨いでくれよ」

近付いた彩は健志の膝を跨ぎ、髪に手櫛を入れられるとうっとり目を閉じ、唇を重ねられると背中に手を回してギュッと抱きしめて舌を絡めて唾液を啜る。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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