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お伽話

心花 -29

目隠しをされたまま椅子のひじ掛けに両足を乗せ、丸見えの股間を突き出して独りエッチの最中に妄想を膨らませた心花は、入浴の用意を終えて昂奮を鎮めるために買ってきたランジェリーをテーブルに広げる。
赤みを帯びた白い肌をバスタオルで包んだ心花は羞恥心に苛まれて視線を合わすことが出来ず、俯いたままで話し始める。
「ほんの少し後悔してる、フミヤに会った事を。今まで仕事が一番大切だったのに・・・悪い男」
「光栄だよ。ミカほどの女にそんな事を言われると」
「これは私に似合うと思う??ものすごくエッチなデザインじゃないって分かってるけど、これを身に着けるときはフミヤを挑発するとき。可憐な少女が悪ぶって無理してるように見えない??可憐な少女は言い過ぎだけど・・・ウフフッ」
「魅力の半分しか表現してなかったんだよ、ミカは。仕事の能力や容姿端麗はミカに接する誰もが感じているんだろうけど、成熟した女性の持つ妖艶な魅力を気付かれずにいたか、誘うのが躊躇われるほどの好い女だった」
「私は今まで自分の能力の半分を埋もれさせたままだったの??・・・ざんねん」
「クククッ・・・分かってたんだろう??自分の魅力に参って男に惚れられるのは仕事の邪魔。ミカにとって今、大切なのは仕事でのキャリア・・・男女の仲は不要って」
「考えた事はなかったけど知らず知らずのうちにバリヤーを張っていたかもしれない。フミヤに会った事を後悔させないで・・・惚れさせて、フミヤは大切な男だって思わせて・・・」
「オレに会ったのが好いか悪いかは時が決めてくれるだろうけど、仕事だけじゃないだろう。一日は24時間、仕事が1/3、睡眠その他で1/3、趣味や恋愛が1/3。1/3の仕事が全てって言うならしょうがないけどね」
「今ままではその1/3がすべてと考えていたけど、フミヤ次第・・・女は惚れた男で変わるんだよ。私はフミヤ色に染められるのを待っている」

先に行ってと言う心花に促された典哉はバスタブの縁に両手両足を乗せて伸びをする。
「入るよ・・・クククッ、何その恰好。私の真似してオナニーするの??いいよ、見てあげる」
「早く入んなよ、寒いだろう」
典哉は言葉を無視して両手を広げ、心花は後ろ向きに腿を跨いで背中を預けて寄り掛かる。
「フゥッ~、男運が悪かったからかもしれないけど仕事よりも大切なモノがあると考えた事はなかったの・・こんな事を言うと嫌われる??イヤンッ、そんなことをされると・・・アンッ、だめっ」
背中越しに抱きかかえてヤワヤワと乳房を揉む手に自分の手を添えた心花は、胸を突き出すと同時に手にも力を込めて強い刺激を求める。
心花の手の動きにシンクロさせて乳房を揉む典哉は耳に息を吹きかけながら、
「できる女オーラが強すぎて普通の男は一歩退いちゃう」
「そうなの??私を口説く男は自信たっぷりか身の程知らずの男なの??買いかぶりすぎだと思うけど、まぁいいわ。フミヤはどっちなの??・・・この手の動きはこんな話をしても止むことがないし囁き声でも愛撫しようとする。自信たっぷりな嫌な男・・・違う??」
言い終えた心花は向きを変えて腿を跨いで正対し、両手で首を巻いてじっと見つめて、どうなのと顔を覗き込む。
「口説くきっかけはミカが与えてくれたんだけど、どうだろうな??オレは先ず歩く主義だから・・・口説いたかな??」
「ふ~ン、考える前にまず行動って主義なんだ??」
「先ず歩く、方向やスピードも自然と決まるから考え方の選択が狭くなる。合理的だろう??」
「合理的っていうより泥縄的が正しいと思うけど、私から声をかけなくても口説いてくれたんだね、信じる。ありがとう・・・自信たっぷりの泥縄式主義の男に惚れちゃったことが分かった」

飽きることなく愛撫とキスを繰り返した二人は相手を知れば知るほど愛おしく思えて離れがたい気持ちが強くなる。
先に出るよと伝えた典哉はバスローブをまとって窓際に立ち、月が照らす人っ子一人いない眼下の公園を見ながら水割りを飲む。
「ほどほどにね・・・するべき事が残っているでしょう??私にも・・・」


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40歳チョイ前に退職届を出して後、いわゆるディトレーダーとして生計を立てています
PCを前に一人で悶々としながら緊張と集中を意識する
ある事をきっかけにして此処でつたない話を書き始めて気分転換を図ることが出来ています

虚と実を織り交ぜて話を紡ぐ
実は想い出を誇張して、虚は現実や空想の女子との付き合いを妄想して・・・・・
合間合間に書くので間延びしてくどくなっていると自覚しているのですが・・・
性格もあって直らないですねぇ

せめてものお詫びに、2017年が素晴らしい日々となるよう仲良しの女神さまに頼んでおきます

お伽話

心花 -28

オレンジ色に輝いていた西の空を闇が覆い影絵のような富士山も姿が見えなくなり、白く透き通るように見えていた月が存在感を示し始める。
柔らかい月明りに照らされた心花の白い肌はオナニーをしても気品を保ち、乳白色に輝く右半身の美しさと左半身の陰の対比が見た目だけではなく内面の魅力を感じさせて典哉は息を呑む。
「アンッ、気持ちいい。挿入した指をクチュクチュしてクリも親指で弄るの・・・見てる??こんなことをする女は嫌いになる??」
「嫌いになるわけがない。今のミカは女性っていうより女そのもの、メスの匂いがプンプンする」
身体を守る下着がなくなっても気品を失うことがなかった心花は目隠しされた身体が知らず知らずに身悶えるほど独りエッチをするうちに、男と肌を合わせた可憐な女が妖艶な蝶に変身するように婀娜やかな魅力を身にまとう。

クチュクチュ、ヌチャヌチャッ・・・ウッウッ、ウゥッ~・・・真っ赤な花弁で指が優しく戯れると甘く切ない吐息が漏れ始め、ひじ掛けに乗せた足指を曲げたり伸ばしたりを繰り返す。
「ねぇ、本当に見えない??こんな恰好でこんな事をして・・・」
「オレを信じてもいいって言っただろ・・・あの日のミカは仕事では誰にも負けないっていう自信が揺らいで誰でもいいから愚痴を聞いてもらいたかった。ミカの思いに関係なくオレは一目惚れ、いつでも何処でも味方だよ」
見えないはずの窓外を確かめようとしていた心花は安心したかのように表情から不安を消し、右手は股間で蠢かしたまま左手で乳房を揉みしだく。

雲が月を隠すと街路灯の明かりも届かない部屋に闇が訪れる。
グチュグチュ、ヌチュヌチュッ・・・ウッウゥ~、アウッアァッ~ン・・・闇の中で粘液を擦るような淫靡な音と密やかな喘ぎ声が響く。
視覚を遮られた闇の中では聴覚に注意が向かい誰にも聞かれたくない秘密の音が妖しい期待となって身体中を駆け巡る。

目隠しの下で目を閉じると妄想の世界が広がり、典哉と二人だけだった部屋に誰かが入ってくる空想が育ち始める。
音を立てまいとしているものの靴音や衣擦れの音、素っ裸の女が椅子のひじ掛けに両足を乗せるはしたない姿を見て昂奮を隠そうとしても呼吸は荒くなり気配を隠すことは出来ずにいる。
入ってきたのが男か女か、人数は・・・何も分からない。
ハァハァッ・・・ゴクッ・・・椅子に座らされて羞恥の姿を晒す周りを取り囲んでも手を出すこともなく無言のままで息を荒げている。
不気味な雰囲気と羞恥心を堪えることが出来ずに足を下ろそうとするとひじ掛けに縛られてしまう。
やめて・・・叫ぼうとしても声が出ないし身体が硬直して反抗することも出来ない。
目隠しされたままひじ掛けに両足を拘束されて股間を見えない男たちに晒されると奪われた視覚の代わりに聴覚や触覚が鋭敏になり些細な刺激も感じることが出来るようになる。
縛られるときの感触はゴツゴツした大きな手で逆らいようのない男の力を感じ、一切の反抗を封じて従順な子羊となって嵐が通り過ぎるのを待つ覚悟をする。
男たちの手は無言のまま身体中を這いまわり、両手、両足を撫でられて脇腹を撫で上がった手が胸を這い、膨らみを揉みしだく。
身体の芯から湧いてくる熱い思いに身悶えると乳房を揉む手が先端を摘まんでコリコリと刺激する。
ウッウググッ、クゥッ~・・・堪えようとしても堪え切れず、ついに喘ぎ声を漏らしてしまう。

「ミカ、どうした??心ここにあらずって感じで変だよ」
「うっ、うん・・・目隠しされると、見えないはずのものが見えて益々エッチになる」
「エッチな妄想に取りつかれたか??それはミカの本当の姿、あるいは求める姿??聞かせてくれるね??」
「お風呂で・・・ねっ、いいでしょう??公園で恥ずかしいことをされて路地でお漏らしをして、戻ってからもこんな事を・・・フミヤといるとエッチな事ばかり考える女になっちゃう」

お伽話

心花 -27

目隠しされた心花には見えないものの窓をカンバスにしてオレンジ色を背景に墨絵で描いたような富士山と、その北には沈んだばかりの太陽の影響が残って白く輝く月の景色が広がっている。
穏やかな夕暮れを背景して昂奮が鎮まるのを感じながらも心花の魅力に抗しがたい典哉は、
「目隠しで見えないだろうけど目を閉じて公園や路地での事を思い出しなさい。知らない人に見られたかもしれないよ」
「そんな事はない、誰にも見られていないもん・・・フミヤは私のハダカンボを誰かに見せたいの??それとも、誰かに覗き見されると昂奮する女だと思っているの??」
「オレには分からない。ミカを大切だと思いながらも苛めて困るところを見てみたい気もする。小さな男の子が好きな女子に正直になれず、悪戯をするような心境かな・・・」
「あっ、それって経験ある。女子は泣きたい気分になるんだよ、悪いことは何もしてないのにどうして私がって・・・クククッ、私に片思いの気持ちを伝えられなくて悪戯を仕掛けたって分かった時・・・ウフフッ」
「あっ、神聖な男の気持ちを鼻で笑った。罰を与えなきゃいけないな・・・ベッドから降りなさい」

「どうするの??酷いことをしないって信じているからね・・・」
「信じていいよ、ミカを相手に傷つけるようなことをするわけないよ・・・こっちにおいで、足元に気を付けるんだよ」
不安と妖しい期待で心花の声は上擦り、典哉は亢進する嗜虐心を抑えるために意識して話し方と動きを穏やかなものにする。
目隠しのために足元の覚束ない心花を誘導して窓際に進んだ典哉は、抱きかかえるようにして背中を押し付ける。
「分かるね??何処にいるか答えなさい」
「窓・・・見えちゃう、何も着けてないんだよ。スッポンポンの私を見られちゃう。いいの見えても??」
「大丈夫・・・だと思うよ??」
「やっぱり嫌な男、そんな男が舐めていたガリガリ君を欲しがった私はバカな女」
「容姿端麗、仕事もできるんだろう。やわな男じゃ太刀打ちできないんだから、時にはバカに見える位で丁度いいよ。オレはうまいタイミングでミカに会えて幸運だよ」
「アァ~ン、だめ。狂いたい・・・何も考えられないくらい気持ちよくなりたい。見てね、エッチなことをする私を見て」
窓を背にして独りで立ち、開いた両足の付け根に指を伸ばす。
肩を上下してハァハァッと辛そうに荒い息を漏らしながらも健気に立ち、目隠しで見えないはずなのに窓の外を確かめるように顔を向ける。
「見えないよね??」
「あぁ、大丈夫だよ。部屋の明かりを消したから見えないよ」
濡れそぼつ股間に伸ばした指がクチュクチュと卑猥な音を奏で、口は閉じることを忘れたように荒い息を漏らす。
「いいの??独りエッチで気持ちよくなっても笑わない??・・・アウッ、どうして??こんな恥ずかしい事をしてよくなっちゃうなんて・・・立ってるのが辛い」

心花の背後に椅子を移動して座らせ、逆らうんじゃないよと言い聞かせて左足をひじ掛けに乗せる。
「蜜をダラダラ垂れ流すオマンコが丸見えで恥ずかしいだろう・・・足を下ろしちゃだめだよ。言うことを聞けないなら縛っちゃうよ」
「いやン、スケベ・・・オマンチョが丸見えでスースーする」
素っ裸で目隠しをされたまま明かりを消したとはいえ窓際で椅子に座り、左足をひじ掛けに乗せた大股開きで股間を曝す心花の声は上擦り、右手指を口に含んで滑りを与える。
一瞬の静寂が部屋を覆い、心花の被虐心と典哉の嗜虐心が妖しく交差する。
思わせぶりに舐めた指を股間に伸ばして左手で開いた割れ目に静かに沈めていく。
指が姿を消していくに連れて心花の表情が歪み、指が没しきると穏やかで喜悦に満ちたものになる。
「アッアウッ、アワワッ・・・気持ちいい、今日の私は、違う、昨日から私は変なの。それも違う、フミヤに初めて会ったあの日から私は変なの・・・クゥッ~、こんな事って・・・」
二本の指が膣口に姿を隠してゆっくりと出入りを繰り返し、親指がクリトリスを刺激する。
「知ってる??膣壁を擦りながらクリを刺激すると気持ちいいの。アァ~ン、フミヤに見られながらエッチなことをする私はスケベで下品な女」
「そうだよ、ミカはスケベな女。オレ以外は好い女のミカしか知らない・・・ここにいるミカを見たらびっくりするだろうな」
「いやっ、そんなことを言わないで。女はね、好きな男のためなら何でもできるの・・・フミヤは私にエッチなことをさせたいんでしょう??」
「してはいけないって言われると逆らってみたくことってあるだろう。ミカは大切なんだけど壊してみたいって衝動が湧いてくる」
「フミヤになら壊されてみたい気もするけど・・・見て、エッチなことをする私を」

話しながらゆっくり蠢いていた右手の動きが激しくなり、左足にならって右足もひじ掛けに置いて股間を突き出す。
アウッ、ウッウッ、クゥッ~・・・ぱっくり開いた股間は朝露に濡れて生気の漲った真っ赤なバラの花のように艶やかな存在感を示し、途切れ途切れだった甘い吐息が間断なく漏れ始める。

お伽話

心花 -26

「ミカ・・・自分のマンコが垂れ流すマン汁を見なさい」
羞恥心に苛まれて鏡の中を見ることが出来なかった心花は叱声にも聞こえる言葉で視線を戻す。
典哉の指で広げられた割れ目から蜜が滴り、内腿は虹色に輝いて美しくさえ見える。
「きれい・・・えっ、あっ、恥ずかしい」
公園や路地で曝した痴態で被虐心を募らせていた心花は羞恥に勝る快感で相応しくない言葉を漏らしてしまう。
反応に違和感を覚えながらも典哉は責めを続け、クリトリスを摘まんだり軽く叩いたりする。
溢れた蜜が指とクリトリスに絡んで潤滑作用をもたらし、摘ままれたくらいでは痛く感じるどころか新たな快感を与えてくれる。

グショグショに濡れた指を顔の前で擦り合わせると心花の瞳は物欲しそうな光を宿す。
「ミカ、味見をしたいか??」
「・・・そんな事、言えない。フミヤが舐めろって言うなら我慢するけど」
指先が心花の唇をなぞると、おずおずと這い出た舌が滑りをなぞり、意を決したようにパクリと口に含む。
チュバチュバッ・・・鏡の中の瞳が典哉を見つめて妖しく光る。
「いやらしい・・・鏡の中に私の知らない、もう一人の私がいる。本当の私はあんなにエッチなの??」
「オレが抱っこしているミカも、鏡の中のミカも本物だよ。オレの腕の中にいるのは多くの人が知ってる仕事をバリバリこなすミカ。鏡の中にはオレだけが知ってる雌に変身したミカがいる」
「ウフフッ、間違いない・・・こんな姿を仕事仲間には絶対見せたくない」
そんなに人数が多くないものの、これまで付き合った男たちは身体の奥に潜んでいた卑猥な思いをあからさまにする事はなかった。
典哉は深い闇に光を当ててくれたものの、まだまだ隠れている淫靡な思いがあるような気がして不安になる。
すべてをさらけ出してめくるめく悦びに身を焦がすのも女の幸せだよと悪魔が耳元で囁く。
熱い息を吐きながら典哉の唇が首筋を刷くように舐め上がり、耳朶を甘噛みして、可愛いよと囁く。

クチュクチュ、グジュグジュッ・・・バギナと指が奏でる音は粘り気を帯びて卑猥な響きを秘める。
「焦らしちゃいや・・・もっと気持ちよくして、我慢できないの」
「いい方法があるよ。ミカ・・・ミカが気持ちよくなるところを見てあげる。手を自由にするからね。ミカの手で気持ちよくなりなさい」
背中で縛った両手の拘束を解き、言葉は発せずにベッドに上がれと指さす。
「・・・一人でベッドに上がるの??・・・ベッドで独りエッチをしなさいっていう命令なの??」
「オレはミカに命令なんかしないよ。大切なミカが何をしても味方、ミカの身体の奥に棲むモノの正体が気になるだけだよ」
「知ってるくせに。フミヤは意地悪で本当に嫌な男・・・いいよ、見せてあげる」

典哉が冷蔵庫を開けて水割りを作るのを見ながら心花はノロノロとベッドに上がり、バスタオルを敷いて枕に腰を下ろして座り、
「ねぇ、私にも飲ませて・・・恥ずかしくて正気のままじゃ出来ない」
口に含んだ水割りを口移しに流し込むと白い喉を上下して嚥下し、ハァッ~と息を吐きだす。
ベッドから降りた典哉が鏡の横で椅子に座ったのを確かめると、壁に寄り掛かるようにして目を瞑り、胸の膨らみを掬い上げるようにして揉みながら親指の腹で先端の突起を刺激する。
アッアッ、ウゥッ~・・・目を瞑ったまま口はしどけなく開き、昂奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与える。
ゴクッゴクッ、ガリッ・・・その色っぽい仕草に水割りを飲む典哉は我を忘れて氷まで口に入れてしまう。

クチャクチャ、ヌチャヌチャッ・・・アウッ、ウッウッ・・・開いて伸ばした両足の付け根で蠢く指が淫靡な音を響かせ、密やかな吐息が漏れる。
クチュクチュッ、グジュグジュッ・・・魅入られたように心花の視線は鏡の中で蠢く股間と指に引き寄せられて典哉を見ることもないし、見られていると恥ずかしがる様子もない。
ウッウッ、クゥッ~・・・白い肌がわずかに朱を帯び、足指を曲げたり伸ばしたりして襲い来る快感を堪える姿が色っぽく、間断なく漏れる甘い吐息に聞き惚れていると抱きしめたくなる衝動を抑えるのが堪えがたくなる。
「いやらしい・・・オマンチョをクチュクチュするといいの。鏡の中に、いやらしい人がいる・・・見て、鏡の中のエッチな女を見て」
「あぁ、オレにも見えるよ。オレが見てるのは鏡の中の人じゃなく生身の女性。普段の上品な姿を感じさせることなく本能のままに欲望を抑えきれない姿だよ」
「誰なの??そんなスケベな女の人がいるの??・・・アウッ、ウッ、ヒィッ~」
両足をM字に立てて自らの指で慰め、ついにはズブズブッと指を押し込んでいく。

心花が見る鏡の中には自らの指を股間に沈めて身悶える女がいて視線の端には自分を見つめる典哉がいる。
鏡の中は心花が支配する妄想の世界で隠れていた本性があらわになり、現実は典哉が見詰めて心花の羞恥を煽る。
「いいの??指を出し入れしてクチュクチュしてもいいの??」
「ミカがしたいようにするんだよ、どんな事があっても見ているから。マン汁がダラダラ滴り出てバスタオルを濡らしてる・・・見えるだろう??」
「見える・・・恥ずかしくて続けられない。許して」
「見えるのが恥ずかしいなら解決法は一つ・・・見えなくすればいいよ」
心花に目隠しを施して、見えないから恥ずかしくないだろうと囁きながら耳朶を舐める。
「怖い・・・見えないのって怖い。アンッ、耳は弱いの。鳥肌がすごいでしょう。そんな気がする」
首筋から腕にかけて鳥肌が立ち、目隠しをされたために見えなくなった典哉の視線を肌で感じて身体を火照らせる。

「ミカ。ミカは美しいだけじゃなく可愛いしエロくて好い女。言うことを聞いてくれるね」
平静ではいられないほどの昂ぶりに呼吸を荒げて言葉を漏らすことなくウンウンと首を上下に振る。
「気持ちよくなるんだよ。気持ちよくなるとミカの表情が優しくなるんだよ・・・蜜で濡らした指をきれいに舐めなさい」
コクンと頷いた心花は花蜜にまみれた指に舌を這わせ、意を決したように口に含んで顔を前後する。
「ハァハァッ・・・おいしい。いやらしい事をしているのに気持ちいいし、フミヤが見てくれるから昂奮する」

お伽話

心花 -25

捲り上げられたワンピースは首にとどまり、寄りかかる壁に接する背中や太ももが感じる冷たさが心地いい。
口に押し込まれた下着は股間から滲み出た蜜と路地で漏らした小水を吸い取ったモノに違いなく、鼻腔を通じて感じる匂いが愛おしい。
「フグフグッ・・・もっと、エッチなことを・・・」
下着を咥えた口に涎を滲ませる心花は頭上で押さえつけられた両手を自ら伸ばして被虐感を募らせ、朱に染めた瞳に挑むような力強さを残す。
「ミカは仕事で男性に負けまいと頑張ってきたけど本当は征服してくれる男を待っていたんだろう??」
「うぅうン・・・フグフグッ・・・」
顔を振り、そんな事はないと否定するものの典哉の右手が剥き出しの乳房を鷲掴みにすると抗う力は弱くなる。

鼻息も荒くゼェゼェと息を繰り返す心花の瞳は真っ赤に燃え、猿轡代わりの下着を噛み締める口元から涎が滲み出て凄艶な魅力を醸し出す。
乳房の痛みから逃れようとすることなく、それすら快感に変えて両足の間に入り込んだ典哉の腿に股間を擦りつけて新たな責めを催促する。
挑発に負けまいとする典哉は股間に手を伸ばして滴る蜜を拭い取り、心花の目の前で指を擦り合わせて粘土の高い蜜を見せつける。
嫌々と顔を振るものの決して視線を外すことなく指を見つめ、近付けると好物を味わえないのが残念とばかりに、ゆっくりと唇で拭いとる。

肩に支えらえて首にまとわりつくワンピースを脱がせ、両手を背中で縛って自由を奪う。
ハァハァッ~・・・肩を上下して荒い息を漏らす心花はブラジャーも毟り取られて身体を隠すものは何もなく、咥えさせられた下着は唾液がしみ込んで惨めな姿のはずが上品な色気を失うことがない。
「どんな格好なのか見たいだろう??・・・返事は、どうなんだ??」
フガフガッ・・・口いっぱいに下着を頬張っていては声の出しようもなく、呻き声にも似た声を絞り出して顔を振る。
「そうか、パンツを取ってあげないと声を出せないか・・・」
ハァッ~・・・邪魔物がなくなった口を開けたり閉じたりして普段の感覚を取り戻した心花は、
「フミヤとの大切な想い出のある公園で悪戯されて通勤で行き来する通りから少し外れた路地でオシッコするところを見られた。今はスッポンポンにされて両手を背中で縛られてる・・・可愛そうな私、こんなことをされるくらいなら・・・」
「こんなことをされるくらいなら・・・どうする??背中を向けなさい、両手を自由にしてあげるよ」
「いじわる、いやな男。恥ずかしいことをされてアソコを濡らす私は変なの??」
「あぁ、普通じゃないな。ミカは仕事を頑張りすぎているんだろうな、少しはチンチンの事も考えてバランスのとれた性活をしなきゃ」
「いやらしい・・・今日の私は、スケベな男が嫌いじゃない。フミヤの思う通りに私を嬲って・・・あぁ~ン、ダメ、興奮する。服を着けたままのフミヤの前で素っ裸にされているの・・・アンッ、いやっ」
典哉が何をしたわけでもないのに内腿に新たな蜜が滴り落ちてナメクジが這ったような跡を作り、明かりを反射して虹色に輝く。

後ろ手に縛った心花を誘導して鏡の前に立たせて背後から抱きしめる。
典哉は髪に顔を埋めて息を吸い込み、心花の香りに酔いしれる。
「好い匂いがする。成熟した雌の匂いだよ・・・オスを誘うフェロモン出しまくり」
「あぁ~ン、ダメ、そんな囁くような話し方をしないで・・・フミヤのエッチな声が頭の中で響き渡る」
鏡の中の太腿がフルフル震え、立っているのも辛そうに背後の典哉に体重を預けて身体を支える。
「エロっぽい身体だな・・・」
典哉は鏡の中で心花と視線を交わし、首筋から耳に温かい息を吹きかける。
「いやぁ~ン、そんなこと・・・息を吹きかけられるだけでゾクッとする」
指先が耳の裏から首筋や肩を経て鎖骨のくぼみの周囲をなぞると、指の動きを追うように鳥肌が立つ。
「感度が好いんだね、ミカは・・・こんなに魅力的な身体を持っているのに仕事で接する男たちは朴念仁ぞろいなのか??」
「アウッ・・・そうよ、ダメな男たちばかり。フミヤのように私をオモチャ扱いできるほどの自信家はいないの」

ウェストのくびれの辺りから前に回した両手が下腹部を撫で、恥毛に指を絡ませて左右や前に引っ張り、顔を近付けて耳朶を乾いた舌が舐めてヒィッ~と悦びの声も漏らすと甘噛みされる。
アウッ、だめっ・・・下半身から力が抜けて崩れ落ちそうになる身体は典哉に支えられて身体の自由さえも典哉に委ねてしまう。
ウッウッ、アゥッ・・・割れ目の縁を撫でられて甘い吐息を漏らし始めると、左右に大きく開かれて真っ赤な花弁をあからさまに晒される。
「見えるね・・・ミカの目にはどう映ってる??」
「いやらしい・・・香りに釣られて誘い込んだフミヤを食べちゃおうと、エッチに着飾っってるように見える」
「クククッ・・・オマンコの芳香は撒き餌で、つられて近づくと疑似餌で釣られるの??それとも、大好物の生餌で釣られちゃうのかな??」
「アウッ、クゥッ~、教えてあげない・・・疑似餌か生餌化はフミヤが自分で確かめれば分かるはずよ・・・ウッ、いぃ、気持ちいいの」
鏡の中の典哉の指は割れ目を開いたまま休むことなく大陰唇を撫で、鼠径部から内腿も同じように刺激する。
心花は鏡の中のバギナに吸い寄せられるように視線を外すことが出来ず、ついに、
「ねぇ、周りだけじゃいやっ。中も、ねっ・・・我慢できないの」
「クククッ・・・可愛いよ」
典哉の指は花弁を散らし膣口からクリトリスに向かってゾロリと撫で上げる。
「ウググッ、ヒィッ~・・・アウッ、アワワッ・・・」
ついに視線は鏡の中から外れて力なく宙を彷徨い、バギナは最後の抵抗も破られてダムが決壊したかと思うほど蜜が内腿に滴り落ちる。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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