覚醒 -3
「ハァハァッ、すごい、もうだめ、アソコもお尻も裂けちゃったかもしれない……あなた、いるの??」
「あぁ、ここにいるよ。ずっと美樹の手を握っているよ」
「大好き、どんな時でもあなたは私のそばにいてくれる」
夫に愛を告げる美樹の口からドロリとして何日分を溜めていたのかと思わせる濃い精液が滴り、愛する妻にキスしようとした夫でさえも躊躇する。
混じり合う二人の精液が美樹の股間で掻きまわされて白濁液となり、白い泡に姿を変えて溢れ出る。
美樹と別の女性の二人に男の精を吸い取られて肩で息をしていた希美のパートナーが拘束を解いて、
「希美、君の番だよ。可愛がってもらいなさい」
「うん……でも、その前に美樹さんをきれいにしてあげなきゃ可哀そう。
ヴィ~ンヴィ~ン……拘束を置かれた希美は股間をU字型バイブに遊ばれたまま、乳首を苛めるニップルクリップが奏でる涼やかな鈴の音を響かせて横たわる美樹ににじり寄る。
手首に付いた縄模様を擦りながら美樹を見つめて抱き起し、栗の花の匂いで胸を満たして頬を緩める。
「好い匂い。私が知っている美樹さんはいつも栗の花の香りを漂わしている……きれいにしてあげるね」
美樹の口元に滴る匂いの元を舐めとり、ゴクッと音を立てて嚥下する。
「希美さん、お願いね。愛する夫がいるのに他人棒をオマンコだけじゃなく、お尻やお口にまでぶち込んでもらって後始末を希美さんにしてもらうなんて……可愛い旦那様の次に希美さんが好き」
「美樹さんは幸せ、ご主人に愛されて……私は奥様がいる人を好きになって、しかもその人は普通じゃない性癖の持ち主。私は都合のいい女かもしれない。奥様で満たすことのできない獣欲を満足させるだけの存在かもしれないのに離れられないの……後悔はしてないけどね」
「後悔??希美さん、正直にならないとオマンコとアナルの精液は飲ませてあげないよ。本当の気持ちを言いなさい」
「えっ……精液が溢れる美樹さんのオマンコやアナルを舐めたいから正直に言うね。悲劇の主人公になる妄想を小さい頃からしていたの。可哀そうな私、いつかきっと優しくて逞しい王子様が私を助けに来てくれるって、ウフフッ、妄想と現実が一緒になった今、可哀そうな私だけが残って王子様の出現を待たなくなっていた」
「ウフフッ、愛する人は他人の旦那様でサディスト。可哀そうな希美さん、口を開けて」
抱きかかえる希美に口の周囲の汚れを舐めとらせた美樹は、大きく開いた口に唾液混じりの精液を流し込む」
美樹と希美の口がドロッと滴る唾液混じりの精液でつながり、希美は受け止めた栗の花の香りが残る液体を口の中でグチュグチュと混ぜ合わせ、ニコッと微笑んでゴクッと飲み干してしまう。
「ウフフッ、美味しいでしょう??私のお尻を気持ち善くしてくれた殿方が吐き出した名残をきれいにしてくれる、使うのは口だけだよ……どうぞ、召し上がれ」
ヴィ~ンヴィ~ン……二つの穴をバイブに嬲られ続ける希美は瞳を輝かせて四つん這いになった美樹の腰を掴み、ゴクッと唾を飲んで舌を伸ばす。
アナルが受け止めきれずに窄まりの周囲を汚す精液を舌で清めると、美樹は両足を開いて尻に力を込めてウッと声を漏らし、ニュルッと男汁を溢れさせる。
ニュルッ……プリッ……ニュルッ……ゴクッ……アナルからニュルッと溢れ出た精液を舐めとり嚥下すると、美樹は四つん這いから立ち上がる。
「きれいにしてくれてありがとう。希美さん、仰向けになりなさい」
仰向けで横たわった希美を跨いで中腰になった美樹は、
「口を開けなさい……それじゃ、ダメでしょう。飲みたくないの??」
顔を跨いで見下ろす美樹を見つめる希美は羞恥と昂奮で頬を紅潮させ、位置を調整しながら大きく口を開く。
「好い子ね、零しちゃダメよ」
美樹の身体に思いの丈をぶつけて性欲を満たした男たちと、余ったペニスを咥えて欲情を発散させた女たちも余韻に酔う時間から醒めて美樹と希美の痴態に見入る。
「彩、見ている??……彩の此処もすごいことになっているよ。ウフフッ、美樹さんがどうするか想像できるでしょう??でもね、ご褒美って何だろうね」
ヌチャヌチャ、クチャクチャッ……カヲルの指が彩の股間で戯れ、美樹や希美に負けないくらい股間もしとどに濡れて内腿にまで花蜜を溢れさせている。
「ハァハァッ、ウッ、だめっ、やめて……我慢できなくなっちゃう」
快感で顔を歪める彩は横たわる希美から視線を外して健志に窮状を訴えても、彩の手を握り返すばかりで言葉をかけてもらえない。
「希美、いいわね……ウッ、ウッ、クゥッ~……零しちゃダメよ、いつものご褒美を上げるからね」
中腰になって股間に集中した美樹は唇を噛んで、ウッといきむと膣口がウネウネと蠢いて二人の男が吐き出した残滓がニュルッと希美の口を目がけて滴り落ちる。
ニュルッ……ツツツゥッ~……ゴクッ……「すごいっ……」
「いつものことだけど、この二人はエロイよね」
「ハァハァッ、美樹さんのオマンコをきれにさせてもらいます」
太腿に掛けた手を支えにして、ニュルニュルと音を立てて吸いつくようにすべて舐めとり、舌を挿入して膣壁に付いた精液を舐めとる。
「好い子ね、ありがとう」
舐め終わるのを待っていたパートナーがビニールシートを見せると希美は上半身、次に下半身の順に身体を浮かせて敷いたシートに横たわる。
「他人の精液で汚れた希美のお口をきれいにしてあげる。お口を開けるのよ」
ジョボジョボ、シャッシャァッ~……ウッ、クゥッ~、ゴクゴクッ……美樹の股間から迸る尿をゴクゴクと音を立てて飲み干すとパートナーが唇を重ね、見つめる人たちを気にする様子もなく濃厚なキスをする。
「あの二人はこれからが本番らしいよ。この後、ホテルで愛を確かめるんだって……彩、昂奮したでしょう。ここはグジュグジュだよ、縛ってあげようか??」
「いま??今ですか??……健志、彩はどうすればいいの??」
「彩が縛ってほしければ、オレはそばで見ているって約束する」
「でも、怖い……彩は美樹さんや希美さんのような事をできない」
股間に埋め込まれたままの双頭バイブをパートナーに抜き取られた希美は衣服を整えて退室する準備を済ませ、美樹は何事もなかったかのようにバーカウンターで夫が作った赤いカクテルを飲んでいる。
そんな二人を見ながら彩は隠しきれない好奇心で声を上ずらせながら不安を口にする。
「彩さん、この部屋では女性の希望が優先される。彩さんが緊縛姿を見せるだけって言えばそこまでだし、誰もいない処で、彩さんとタケ、それに私の三人だけが好いと言えば、明日でもいいし、日を替えていらっしゃい」
カヲルは再び彩さんと呼び、髪を撫でながら顔を覗き込む。
覚醒 -2
「ウグッ、クゥッ~、いつものことだけど美樹さんのマンコは悪戯されればされるほど貪欲にチンポに食らいつく、ダメだ、我慢できない。逝っちゃう」
「中に出して、熱い精液を子宮に浴びせかけて、ヒィッ~、すごい」
熱い迸りを受け止めた美樹は休憩どころか吐き出されたものを拭うことも許されずに二本目の猛り狂ったオトコを挿入される。
「ヒィッ~、休ませて、苦しい……イヤンッ、もっと奥まで突っ込んでグチャグチャに掻きまわして」
クチャクチャ、ヌチャヌチャ……性的欲望を美樹にぶつける男が激しく出し入れを繰り返すと、一人目の男が吐き出した精液が掻きまわされて白い泡となって溢れ出る。
栗の花に似た卑猥な匂いが部屋を覆い、この部屋にいる男も女も滾る欲情を隠すことなく露わにする。
二人目の男も獣欲を子宮目掛けて吐き出し、美樹の上半身に突っ伏してしまう。
「だらしない男は好きじゃない。いつまでも私に乗っからないで」
美樹は三人目の男を手招きして仰向けに寝かせ、股間でそそり立つペニスを摘まんで膣口に擦りつけ上半身をゆっくりと下ろしていく、
「ウッ、熱くて火傷しちゃいそう……あなたは私を満足させてくれる??ねぇ、どうなの??」
身体を倒して組み伏せた男の髪を撫で、余裕綽々の美樹は嫣然と微笑んで唇を奪う。
「ウグッ、フゥッ~、たまんないな。ご主人一人じゃ満足させられないわけだ」
そんな言葉を聞いた四人目の男が、
「一人じゃダメか……美樹さん、その恰好のままでもう少し尻を突き出してくれないか」
「えっ、これでいいの??お尻も可愛がってくれるの、そうなのね」
「浣腸は済ませているよ。僕の大切な美樹のアナルが切れちゃ困るから、これを使ってくれ」
美樹の夫が四人目の男にローションを投げる。
「イヤンッ、ハァハァッ、昂奮する。二人に愛してもらえるのね……あなた、見ている??こんな事をされても気持ち善くなる私を許せる??ねぇ、これからも愛してくれるの??」
「僕にとって美樹は掌中の珠。何があっても美樹を嫌いになるわけがない……僕は信じているよ、美樹にとって一番大切なのは僕。二番目に大切なのがセックスだってね。気持ち善くなりなさい」
「奥さん、尻を宙に向けて突き出せ……そうだ、それでいい。ローションをたっぷり塗ってやるからな。ハァハァッ、入れるぞ……ウグッ、グゥッ~、締まりの好い尻の穴だ、食い千切られそうだよ」
「ヒィッ~、すごい、すごいの。ぶっといのがゴツゴツ擦り合っている。裂けちゃいそう、ウググッ、もっと、もっと……たまんない、気持ちいいの。あなた見ている??狂っちゃうかもしれない」
「あぁ、見ているよ。美樹のアナルもマンコもグチャグチャに犯されている、気持ちいいのか??手をつないでいるからね」
「ウガガッ、クゥッ~、手をつないでもらうと安心できる。あなた、大好き」
「奥さん、俺のモノを咥えて静かにしろ」
先走り汁を滴らせてベチョベチョに濡れるモノを目の前に突き出されると躊躇することなく口に含み、激しく顔を前後する。
ジュルジュルッ……ヌチャヌチャ、グチャグチャ……パンパン……バギナとアナルに加えて食事をし、愛を語る口さえも他人に犯される背徳感で美樹は身悶え、夫の目の前で美樹を犯す男たちは征服欲を満足させる。
他人棒で凌辱される美樹は先走り汁と混じる唾液が口元を汚し、股間は前後の穴を出入りする二本の怒張に責められてヌチャヌチャ、グチャグチャと卑猥な音を奏で、愛液と一人目の男が吐き出したモノが交じり合った白濁液が太腿にまで滴る。
希美の身体で遊んでいた女たちは、いつまでも我慢できずに使われていないペニスを求めて手を伸ばす。
美樹に放出して萎びたペニスもそのまま見過ごされるわけもなく、女たちの手でしごかれ、温かい口腔に咥えられてムクムクと起き上がり、そのまま股間に姿を消していく。
美樹は股間の前後と口腔を埋める怒張を激しく出し入れされて声も出せずに身悶え、四人の女たちは美樹に群がりながら乳房を揉み、肌を撫でまわすしかない男と一度目の満足の証を吐き出した男の萎れたペニスを擦ったりしゃぶったりして無理やり勃起させて自らの股間に収納する。
両手を天井に続く縄に拘束された希美はバギナとアナルをU字型バイブに蹂躙されて乳首には鈴付きのニップルリングを装着され、股間に滴らせるマン汁を気に留める様子もなく乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、真っ赤な瞳で美樹と女たちを見つめる。
グチュグチュ、ニュプニュプ、ニュルニュル……ンッンッ、クゥッ~……ジュルジュルッ……アワワッ、ウグッ、グゥッ~……誰が漏らしたか分からい悦びの声と股間が奏でる卑猥な音が部屋を満たし、見つめる彩は息をするのも苦しくなる。
クチュクチュ、ヌチャヌチャ……新たな卑猥音は彩の股間から聞こえてくる。
ワンピースのボタンは外されて乳房はカヲルの左手に揉みしだかれ、裾を捲り上げて侵入した右手が彩の股間で戯れる。
「すごいでしょう、彩。クライマックスは第一弾で終わりじゃない、見逃しちゃダメよ。まずは美樹ね……目を逸らしちゃダメよ」
ヌチャヌチャ、クチャクチャッ……股間に出来た泥濘を掻きまわされも抗うどころかワンピース越しにカヲルの手に自らの右手を重ねて責めを請う。
健志が彩の左手を握ると、切ない表情を浮かべたまま、
「ダメかもしれない。我慢できないくらい気持ちいい」と、意味深な言葉を漏らす。
「奥さんのオシャブリは最高だ、我慢できない。受け止めてくれ……ウッ、ウググッ、クゥッ~」
口を犯す男は美樹の頭を掴んで喉の奥めがけて腰を突き出し、宙を睨んで身体を震わせて目を閉じる。
「アウッ、ウググッ、グゥッ~……ウグッ、フグフグッ……ハァハァッ」
美樹はヒクヒクと身体を震わせて吐き出された男汁を喉の奥で受け止め、オマンコとアナルを責め立てる男たちの腰の動きが激しさを増す。
「ハァハァッ……頂戴、オマンコにもお尻にも、いっぱい吐き出して」
息を荒げる美樹の口元は飲みきれない精液があふれ出し、凄惨な色気を撒き散らす。
「奥さん、出すよ。オレの精を子宮めがけて吐き出すぞ」
バギナを犯す男に続いてアナルを蹂躙する男も同様のことを口走り、二人のピストン運動が一層激しくなる。
「ヒィッ~、壊れちゃう。後ろと前の穴がつながっちゃう、すごい、すごい、気持ちいい」
男に跨り、ある者は獣の恰好でセックスを堪能していた女たちもそれぞれの子宮めがけて精液を吐き出され、ぐったりとして余韻に浸っている。
覚醒 -1
ヴィ~ンヴィ~ン……チリンチリリンッ……くぐもり音と共にU字型バイブが希美の前後の穴を責め、与えられる刺激で身悶えるとニップルクリップに付いた鈴がこの場にそぐわない可憐な音を響かせる。
希美を責めるU字型バイブの先端はバギナとアナルにフィットするように膨らんでいるために女たちが手を離しても抜け落ちることがない。
部屋の隅で肩を丸め、しかし瞳をランランと輝かせる彩はカヲルと健志がそばにいることも忘れて希美と美樹を見つめる。
群がる女たちや男たちではなく、責めを一身に受けて身悶える希美と美樹に惹かれる様子を見たカヲルは健志に目配せして彩の背後に移動して抱きかかえる。
「シィッ~、気にしなくてもいいのよ。彩は希美や美樹の気持ちを理解できるでしょう??SMショークラブで彩を縛った時、必ずもう一度会うと思った……見ていなさい」
カヲルの言葉が彩の全身に染みわたりゾクゾクするような得も言われぬ心地好さでうっとりする。
ワンピース越しに乳房を揉まれても嫌がる様子を見せず、右手が股間に伸びると膝を開いて触りやすくする。
「彩、触ってほしいの??この部屋はゲスト女性の気持ちが何よりも優先されるの、ここから先は彩が望む通りにしてあげる……触ってほしいの??ほしくないの??どうなの??」
ハァハァッ……耳元で囁くカヲルの声で目元を朱に染めて息を荒げる彩は焦点の定まらない視線を健志に向け、無言で頷くのを確かめると乾いた唇に舌で滑りを与えて意を決し、
「触ってほしい。少しだけで
いいから気持ち善くしてほしい」
四人の女は両手を天井から伸びる縄につながれた希美を甚振ることに飽きたようで興味の対象を美樹に移す。
「クゥッ~、お尻がきつい、裂けちゃう、すごいの……えっ、なに、どうしたの??もっと遊んでくれるでしょう??」
椅子に縛られて放置された時と同じように素っ裸で両手を吊り上げられ、前後の穴に双頭バイブを挿入されて胸の膨らみの先端はニップルクリップに苛められたまま誰にも相手されなくなる。
「可哀そう……オモチャで嬲られる恥ずかしい格好で放置されるなんて……ウッ、あんっ、オッパイをクチュクチュされると気持ちいい。乳首が脳や子宮につながっているみたいに電気が走る。クゥッ~、気持ちいい」
「あらっ、さっきも言ったでしょう。可哀そうと思うなら彩が相手をしてあげてもいいのよ……どうするの??」
彩の乳房を揉みしだき、先端を摘まんだカヲルは愛撫を止めることなく話しかけ、それを受けた健志は、
「彩は分かっているだろう、マゾヒズムは一様じゃないってことを。肉体的に与えられる苦痛に性的快感を味わう人もいれば、羞恥心や屈辱感を刺激されることで性的満足を得る人もいる。その上、単純に類型化出来るわけでもなく与えられる刺激が肉体的、精神的に複雑に絡み合うし、マゾとサドは表裏一体であることも」
「そうだよ、彩。タケの言う通りだと私も思う。マゾの人って単に苦痛を与えられればいいのではなく我がままだって言うでしょう。マゾっ子って一般的に性的嗜好がハッキリしているの、羞恥心を味わいたい人に肉体的苦痛を与えると止めてってことになる。それに対してサドの人はサービス心がなければマゾっ子を満足させることが出来ないって聞いたことがあるでしょう??……希美さんはすごくわがままなマゾヒズムの持ち主なの」
「そうだよ、希美さんは恥ずかしい格好で放置プレイ。その時、他の女性が責められているのを見て性的欲求を昂らせる。その後は……そうだな、百聞は一見に如かずって言葉通り見ればわかるよ」
健志を除く六人の男たちは美樹の肌を覆い隠そうとするかのように群がり、バギナとアナルの穴を舐め尽くして指を挿入し、足指をベロベロ舐めて乳房にむしゃぶりつき先端を摘まむ。
椅子に拘束していた希美を嬲り、美樹に群がって愛撫の限りを尽くす男たちに我慢の限界が近付く。
波が引くように美樹の身体から離れ、事前に約束でもしていたかのように位置を替わり、
「オレが一番槍をつける」
希美のパートナーが仰向けに寝かせた美樹の両足を掴んで高く掲げ、腹を打たんばかりに宙を睨むペニスを押し付けてグイッと腰を突き出す。
「ヒィッ~、すごい、熱いし太い……こんな事って、ウググッ、クゥッ~」
バーカウンターで水割りを飲みながら成り行きを見ていた美樹の夫が近付き、手を握る。
「よ~く見えるよ、美樹。美樹のオマンコが僕以外のチンポに犯されている。僕は堪えられないよ、クチャクチャ、ヌチャヌチャっていやらしい音がする」
「ハァハァッ、ウググッ、この人のオチンポが太くて熱いの、壊れちゃうかもしれない」
「可愛いよ、僕の美樹。いっぱい気持ち善くなりなさい。僕は最後まで手をつないで見ているからね」
希美を嬲っていた女の一人が美樹の夫の股間を掴み、本当かなと呟いてパクリと口に含む。
「美樹さん、ご主人のモノを頂いちゃうね。ナメナメしちゃう、こんなにおっきくなって美味しそうなんだもん、我慢できない」
グチャグチャ、ヌチャヌチャッ……ジュルジュル、ジュボジュボッ……美樹に群がっていた男たちは一本の怒張がオマンコに侵入したのを切っ掛けにして口を犯し、乳房を揉みしだく。
そんな様子を見た女たちも我慢することなく男たちの股間に手を伸ばして擦り、別のペニスを咥えて顔を前後する。
一番槍をつけた男は早くも絶頂を迎えそうになる。
「中に出して、熱い精液を子宮に浴びせかけて、ヒィッ~、すごい」
離れることを許さないとばかりに覆い被さる希美の夫にしがみついて足を絡ませ、男が吐き出したモノを一滴残らず受け止める。
土砂降り ―2/2
背後から抱きしめた摩耶の向きを変えさせて両肩に手を置き、
「紳士でいようとしたけど無理だ、もう限界」
そっと抱き寄せて唇を合わせ、濃厚になり過ぎないように気遣いながらキスをする。
「ハァハァッ、待っていたの、こんな風にしてもらいたかった。ファミレスで会った瞬間から……はしたない女は嫌い??」
「オレも一目見た瞬間に抱きたいと思った。一目惚れってヤツだね」
「ほんとう??悦ばせようとして嘘を吐く男は嫌い」
「クククッ、言葉に嘘を含めないと約束するし身体は嘘を吐かない」
「ウフフッ、気付いていた。熱い棒が私をつついているんだもん」
摩耶が身体を引いて抑えつけていたペニスを解放するとピョンとそそり立ち、満面の笑みが男の気持ちを蕩かす。
「摩耶の身体を洗うから立ってごらん」
「うん……これでいいの??手入れをしていないから恥ずかしい、笑わないでね」
「ファミレスで初めて見た時は好い女で近寄りがたいと思ったけど、近くで見ると可愛いよ」
「ハダカンボだから??」
「そうかもしれない。気が散るから黙ってくれないか」
「しゃべってないと恥ずかしさを堪えられないんだもん」
「そうか、摩耶はハダカンボになるとやっぱり可愛い女だよ」
立ち上がった男はボディシャンプーを手の中で泡立てて摩耶の肩から腕を擦り、指も一本一本優しく擦っていく。
「気持ちいいけど恥ずかしい……あなたの熱い棒が私の下腹部をつついてる、クククッ、いやんっ」
笑みを浮かべた男は摩耶の身体を反転させ、再び泡にまみれさせた手で背中越しに胸の膨らみを掬うようにして擦り、先端を摘まんでクチュクチュと転がし、髪に顔を埋めるようにして耳元で息を吹きかけながら囁く。
「可愛いよ。食事とカクテルを飲んで楽しかったし、土砂降りの雨のお陰でハダカンボの摩耶とこんな事をしている。雨が大好きになったよ」
「ダメッ、そんなことを言われると立っているのが辛くなるほど幸せな気持ちになる」
「摩耶、両手でオレの首を抱えるようにしてごらん……苦しい??大丈夫??」
「平気……こんな格好をするとあなたの手が私の肌を這い回っても防ぎようがなく、されるがまま堪えるしかなくなっちゃう。アンッ、いやっ、気持ちいい」
乳房で戯れていた両手が下腹部に這い下りてわざとか自然になのか広げた両手の指先が割れ目の縁や鼠径部を撫でると甘い声を漏らす。
後ろ手に男の首に回した両手を結んで離そうとしないので自然と胸を張り、下腹部も隠しようもなく突き出すように晒している摩耶はその恰好を変えようともせずに身悶える。
「摩耶、ここはどうする??洗って欲しければ言わなきゃ分からないよ」
「ハァハァッ、ウグッ、クゥッ~……いじわる……嫌だって言っても思い通りにするでしょう??」
声を震わせ、身体を震わせて立っているのが辛そうな摩耶を支えて上半身を泡まみれにした男は、新たなボディソープを泡立たせて下半身を撫でまわし足指も一本一本丁寧に洗って内腿と女の部分と尻を残すだけになる。
「会ったばかりの男の人に足の指まで洗われるのって恥ずかしい。オッパイもクチュクチュされたし足指まで……私のすべてを知られたような気がする、いやっ、ダメッ、ハァハァッ」
「まだだよ、摩耶のすべてを確かめたわけじゃない……内腿を洗っていないし、アソコもまだだよ」
しゃがみ込んだ男は摩耶には肩に手を置いて身体を支えるように命じ、内腿に手を這わせて泡だらけになるとシャワー浴びせて下半身を洗い流す。
「きれいになったよ、ベッドでベロベロするのが楽しみだ」
「イヤンッ、そんな言いかたをしないで。くすぐったいけど気持ちいい、昂奮する」
「残るのは摩耶の女の子とお尻だね。足を開いて……腿に力を入れて閉じていちゃ洗えないだろう」
「イヤッ、ごめんなさい、許して。自分で洗うから先に出て待っていて、おねがい」
摩耶は立場を逆転させて泡立てた両手で男の身体を洗い、その場に蹲って両足に手を這わせて、ゴクッと唾を飲む。
「腹を打つほど屹立して嬉し涙を流すのは私を欲しいからなの??ねぇ、そうなの??」
「そうだよ、一目見た時に抱きたいと思った」
「嬉しい……ハァハァッ、こんなになっちゃって、ウフフッ、可愛い」
亀頭に滲む先走り汁を指先で塗り広げ、額にかかる髪を掻き揚げて上目遣いに見つめる摩耶の瞳は妖しい光を宿して淫蕩さを露わにする。
「美味しそう……食べちゃおう」
宙を睨む怒張の根元を摘まんでパクリと口に含み、舌を絡ませてジュルジュル音を立てながら顔を前後する。
ジュルジュルッ、グジュグジュッ……根元を摘まんだ指でしごき、口元から滴る汚れを気にすることもなく前後する顔の動きが激しくなる。
「ウグッ、グゥッ~、ハァハァッ……気持ちいい??」
「摩耶の温かい口に含まれて気持ち善くしてもらっている。可愛いよ、おいで」
「まだダメ、ここもきれいにしないと……ウフフッ、気持ちいいの??エッチな男性は好きよ」
根元を摘まんでいた指が陰嚢をヤワヤワと揉み、そのまま会陰部を撫でて尻の割れ目に潜り込んで窄まりを泡だらけにして指先に力を込める。
「ウッ、ウグッ、いぃ……気持ちいいけど止めてくれ」
「クククッ、可愛い。先に出て待っていてくれる……冷蔵庫に何か飲み物があると思う」
洗濯機を見た男はタオルを腰に巻いて冷蔵庫を開け、自炊をするに十分な食材のある事に頬を緩めてミネラルウォーターを手にする。
それほど待つ間もなく青紫の下着を着けた摩耶が妖艶な香りとともに姿を現すし、男の隣に腰を下ろす。
「そんなに見つめないで、恥ずかしいから。これはね、勝負することなくランジェリーボックスに隠れていた下着、ようやく日の目を見た」
「ふ~ん、光栄だね。冷蔵庫を見て料理も得意なんだなと感心したよ」
「毎日、外食すると財布が大変でしょう。料理は嫌いじゃないし、出来るだけ自炊するようにしてる」
バスルームで卑猥に戯れた事も忘れたかのようにぎこちなく時間が過ぎていく。
「喉が渇いた。飲ませて」
その言葉を切っ掛けにして男はミネラルウォーターを口に含み、摩耶の顎に指をかけるとそっと目を閉じて唇が重なるのを待っている。
ゴクッ……喉を鳴らして流し込まれた液体を嚥下すると、男の動きは豹変して舌を侵入させて絡ませ、左手で摩耶の身体を支えて右手は胸の膨らみに伸びる。
「アウッ、クゥッ~、久しぶり、やっぱり男性が好い」
「えっ、両刀使いなの??」
「そうじゃない……ヤな事を聞かないでよ。オナニーで満足する日が続いていたの」
「クククッ、摩耶のような好い女をそのままにしとくなんてだらしのない男が多いんだな」
「あなたは??私が強引に誘わなければ、どうしたの??空き地に引っ張り込んで犯そうと思った??」
言葉では摩耶に勝てないと思った男は腰に巻いたタオルを投げ捨て、足を垂らした格好でベッドに寝かせて内腿を擦りながら再びキスをする。
唇を貪り内腿を擦って胸の膨らみを揉みしだき、摩耶の両足の間に押し込んだ腿で股間を刺激する。
ブラジャーの縁に沿って舌と指先を這わせ、
「スケベな摩耶はこんな風にしてくれる男を探していたのか??」
「アンッ、分かっているでしょう。誰でもいいわけじゃない、オチンチンがあればいいわけじゃない。あなたを待っていたの、雨が会わせてくれた」
「オレも雨が好きになった。摩耶に会わせてくれた土砂降りの雨に乾杯したいよ」
「土砂降りの雨か、下着も何もかも洗濯機に入れたから乾燥が終わるまで帰れないしね……時間はたっぷりある。蜘蛛の糸であなたを絡めとったような気がする」
「嘘か本当なのか、交尾の終わったジョロウグモの雌はオスを食べるって言うだろ……摩耶もそうなのか??」
「さぁ、どうかしら。満足させてもらえなかったら、雨の中に素っ裸で放り出しちゃうかもしれない」
「それは大変だ、気持ち善くなってもらわなきゃ……」
鳥が餌を啄むように唇をつつきながら言葉を交わした男は首から耳の裏に舌を這わせて温かい息を吹きかけ、右手は脇腹を擦って反対の耳を小指の先で刺激する。
「ウッ、耳を弄られると音が脳に反響してボゥッとなる。放り出すのが勿体ないほど気持ちいい」
ショーツ越しに女の部分を擦ったり軽く圧迫したりを繰り返すと顔を仰け反らせて白い喉を見せ、鼻腔が開いて息が荒くなってくる。
摩耶は男の右手を掴んで股間に押し付け、
「直接、ねっ、もっともっと気持ち善くなりたい」
男の指がショーツを潜るとそこはすでに濡れそぼち、熱い蜜を滴らせて愛撫を待っている。
土砂降りの雨は止む気配もなく、悦びの声も雨が隠してくれるとあっては何も気にすることなく快感を貪ることが出来る。
<< おわり >>
土砂降り ―1/2
用があって連絡した友人との話が終わると、
「そばにいる妻が久しぶりに会いたいと言っているんだけど、どうだろう」
「オレも、そう思っていた。善は急げって言うから土曜日に行ってもいいか??」
「ちょっと待ってくれよ。俺は好いけど確かめてみる……待っているってよ」
相変わらず仲の好い夫婦と過ごした時間は心地好く、奥さん心づくしの料理で飲む酒も身体の隅々まで染みわたり、旧友との想い出話は過ぎ去りし時間がまるで昨日のことのように思い出されて懐かしさに浸った。
泊って行けという勧めを固辞して、また来るよと言い残して駅に通じる道を歩いている。
至福の時間を過ごしたこの街を離れがたい思いがして空腹を感じることもないのに目に付いたファミリーレストランの入り口がある二階に向かって階段を昇る。
週末の夜ということもあって店は混雑しており直ぐに席に案内されることはないようだ。
「お待ちどうさまでした。三人さまですね、お席にご案内いたします」
残されたのはオレと、その前に入店したらしい女性一人だけになった。
「あの~、失礼ですけどご一緒いたしませんか。カップルや家族連ればかりのようで一人で席を占領するのは心苦しいです。どうでしょうか??」
店内を見渡したオレは女性の言うことは間違いではないと知り、
「そうですね。一人用の席があるとも思えないのでそういたしましょうか」
「お待ちどうさまでした。お一人さま……失礼いたしました。お二人様ですね、ご案内いたします」
女はリブステーキとガーリックトースト、ワカメサラダをパンプキンスープと共に貪るように食べ、その健啖ぶりに自然と頬が緩むオレはマルゲリータピザとムール貝をグラスワインで味わう。
「私の顔に何かついていますか??」
「ごめん、食べっぷりが清々しくて見とれていました」
「えっ、ウフフッ、恥ずかしい処を見せちゃいました。見かけによらず小食なんですね??」
「いや、友人宅で上手い料理を食べてお腹は満足していたからね」
「それじゃぁ、どうしてこの店に……私の匂いに引き寄せられたの??」
「そうかもしれない。食事をする貴女を見ているだけで幸せな気持ちになる」
「ふ~ん……ねぇ、大人の男と女がファミレスで食事をしただけでサヨナラを言うのは野暮だと思わない??」
「この後、バーに付き合ってもらえないかな??」
「いいわよ。私を誘いたかったのでしょう??」
「オレはこの街に詳しくないけど、どうしよう」
「私はこの街に住んでいるから好い店を教えてあげる。今度、ご友人と飲みに行くといいわよ。女の子は絶対に喜ぶはずだから」
「申し訳ないけど、友人は男。その奥さんが美味い料理を作ってくれたけどね」
「そうなの……そうと決めたら早い方がいいでしょう。遅くなると雨が降るって予報が出ていたし」
女性を同伴すると喜ぶというバーは駅の近くにあり木製の重厚なドアを開けて店内に入ると大きな水槽が目に入る。
緑色の水生植物の間を色とりどりの熱帯魚と思しき魚が泳いでいる光景は先ほどまで見ず知らずだった女性がそばにいるのを忘れてしまうほど心を惹かれる。
淡い青色をベースにした店内は知的で落ち着いた雰囲気に溢れ、大人の男女が愛を確かめる手助けをしてくれると信じられる。
水槽を取り囲むように設えられたボックス席は埋まっているのでカウンター席に着く。
「どうですか、この店は??なかなかのものでしょう」
「なかなかのモノじゃなく素晴らしいです。シックで落ち着いた雰囲気、水槽を見て癒される、女性を口説くには最高の店です」
案内してくれた女性の選択に感嘆し、前に立つバーテンダーに頷いて見せる。
「お褒め頂いてありがとうございます……何をおつくりしますか」
スモークナッツなどのお通しを置いたバーテンダーに、ジントニックを注文した男が女性に目をやると、
「私の分は頼んでくれないの??」
「あなたと一緒にいるとレディキラーを飲ませたくなるから止めとくよ」
「えっ、レディキラー??それはどんなカクテルなの??」
男の横顔を見つめ、バーテンダーに視線を移した女はけげんな表情を浮かべる。
「摩耶さん、私がお教えします。レディキラーというのはカクテルの名前ではなく甘くて飲みやすい衣をまとっているけどアルコール度数が高いカクテルで女殺しと呼ばれるモノの俗名。ウォッカとオレンジジュースのスクリュードライバーの名前は聞いたことがあるでしょう??大昔からの定番ね。名前で油断しちゃいけないのが、ロングアイランドアイスティー……こちらの男性とは今日初めて会ったようですが信じてもよさそうですよ。ごめんなさい、おしゃべりが過ぎました。摩耶さんには、グラスホッパーをお作りします」
グラスホッパーとジントニックで乾杯し、摩耶はミントの香りと生クリームの口当たりの良さで快活になる。
友達を訪ねたと言っていたけどどんな関係だとか、どこに住んでいるのかと矢継ぎ早に質問し、男の身体を叩き、太腿に手を置いて顔を覗き込む。
スモークチーズやピクルスに舌鼓を打ち、男はウィスキーの水割り、摩耶はモスコミュールで再び乾杯する。
元々、甘え上手なのか目元をほんのり桜色に染めて身体を寄せる仕草が色っぽく、楽しい時間が過ぎていく。
「カレーなど食事も美味しけど今日はムリね。わざわざ食べに来ても損はないよ」
「ごちそうさま。これからはビールやワインだけじゃなくカクテルも飲もうかな、色々教えてください」
「喜んで、摩耶さんがカクテル好きになってくれて嬉しいです。お客様のお陰ですね。お二人でお見えになるのをお待ちしています」
バーテンダーは摩耶に話しかけ、男にも気持ちの好い言葉をかける。
店を出ると予想もしない土砂降りの雨で二人は躊躇する。
とりあえず駅まで行こうということで駆け出したものの、下着まで滲みるほど雨に打たれてしまった。
「どうするの??」
「帰るよ。今日はありがとう、楽しかった」
このまま摩耶と別れるのは忍び難い思いもするが続ける言葉が見つからない
「こんなに濡れちゃって、引き留めた私にも責任がある。乾くまでウチに寄ってきなさいよ。私は一人住まいだし気を遣う必要もないでしょう。ねっ、そうしよう」
「一人住まいじゃマズいだろう。遠慮するよ」
「私に恥を掻かせるつもり……しょうがないね、濡れ鼠になって風邪をひいても私の責任じゃないからね。今日はご馳走していただいてありがとうございました。さようなら」
「えっ、すこしだけ、乾くまで厄介になってもいいかな??」
「ウフフッ、端から素直にそう言えばいいのよ」
駅の反対側から手をつないだ二人は摩耶の指差す方向に雨の中を駆け出す。
これじゃぁ、摩耶の家で雨宿りするよりも電車に乗った方が合理的だったなと思うと自然と笑みが浮かぶ。
そんな男を見て摩耶は、
「あなたは雨が好きなの??含み笑いなんかして気持ち悪い。クククッ、なんか楽しくなってきた」
「狭いけど我慢してね」
狭い玄関に立ち、広くはない部屋を前にして摩耶はシャツを脱ぎ、スカートも脱いで下着姿になる。
「なにしているの??脱いじゃいなさいよ、ずぶ濡れのママ上がる気なの??」
「えっ、そうだね」
上着を脱ぎ、靴と靴下を脱いで立ち尽くしていると、
「早く、全部脱いじゃいなさい。下着もね……直ぐに洗濯すれば雨が止む頃には乾くよ、早くっ……」
下着姿になった摩耶を前にして素っ裸になる勇気もなく、どうしていいか考えていると摩耶が追い打ちをかける。
「なにを恥ずかしがっているのよ。ブラジャーを着けてフルフルフリㇽのパンツを穿いているの??それとも臍が二つあるとか、チンチンが爪楊枝くらいの大きさとか……絶対に笑わないと約束するから脱ぎなさいよ」
意を決した男は身に着けるすべてを脱いで素っ裸になる。
「お湯を張り始めたところだけど、お風呂に入っちゃって」
摩耶の気迫に押されっぱなしの男は素っ裸のママ指差すドアを開けて僅かに湯の入ったバスタブに入る。
摩耶は男のモノも自分の脱いだものもすべて洗濯機に入れて、最後に上下の下着も脱いで放り込む。
「寒いから一緒に入っていいでしょう??」
摩耶は急に羞恥を覚えたように胸と股間を手で覆い、話す言葉は震えを帯びる。
「オレの腿を跨ぐようにして入ればいいよ」
決して大きくはないバスタブは二人が同時に入ると腹部まで湯に浸かる。
「ドキドキしているのが分かるでしょう??精一杯、突っ張って頑張ったけどもう限界、優しくしてね」