彩―隠し事 439
変転-17
分身を突き入れたまま膝と両肘で身体を支え、両手で頬を擦り、鼻梁をなぞり唇の周囲をなぞり耳朶を擦る。
「離さないでね……私から離れそうになったら泣いちゃうよ」
「優子こそ、オレから離れることは許さないよ」
「ウフフッ、幸せ……」
「クククッ、可愛いなぁ……」
「アンッ、チンチンがピクピクしている。逝っちゃダメだよ」
「こんなに気持ち善い時間を自分から捨てるようなことはしないよ……」
「ウフフッ、無理しちゃって。私のための我慢でしょう??……」
「そうだよ。でも、優子のためだけじゃない。優子のためなら我慢することもオレの幸せだよ」
「夢を見たことはあったけど、ウフフッ……ねぇ、上になりたい。寝っ転がって健志に見つめられるのは守られていると実感できるけど、自分の足で歩いて、日分の目で見ることも忘れたくない」
「そうだ、それでいい。もう一度言うよ……なにがあってもオレは優子の味方だ」
言い終えた健志は優子の腰と尻に手を添えて身体を入れ替え、騎乗位の体位に変化する。
「アァ~ン、ぶっといオチンチンが子宮をツンツンする」
優子の腰に手を添えて股間を突き上げると、眉間に皺を作って甘い声を漏らし、健志に覆いかぶさるように上半身を倒す。
「優子の髪の毛がくすぐったいよ」
「ウフフッ、髪の毛が顔をくすぐると気持ちいいの??ねぇ、そうなの??もっと、もっとクチュクチュしてあげる」
髪を健志の顔に垂らした優子は左右に振り、上下に揺らせて刺激する。
「クククッ、気持ちいいなぁ。優子はオレが触れる場所が性感帯だと言ってくれたけど、オレも同じだよ。優子の髪の毛さえもが琴線を刺激する」
「嬉しい。ご褒美のキスをしてくれるでしょう??」
覆いかぶさる優子の腰に手を添えて上半身を起こし、騎乗位から対面座位に変化した健志は上気する頬に手を添えて唇を合わせる。
「ウッ、クゥッ~ン……ハァハァッ……これまで懸命に生きてきたのは、この一瞬のためだったような気がする」
「オレもそう思い始めていた。でも、今がゴールじゃなくスタート地点だよ。そうだろう??」
「もちろんよ。気持ちだけではなく仕事でも彩から優子に戻るタイミングで大きな変化があるし、そうだ、あなたとの人生を生きてみたいって詩の歌があったでしょう??」
「あったな。もしも運命に逆らえるとしたなら、あなたとの人生を生きてみたい……だったよな??」
「そう、それ。私たちは運命に逆らうんじゃなくて神さまに導かれて人生が変わるんだよね。流れに抗うことなく自然なままで今がある。そうでしょう??」
「そうだね。流れに身をまかせた結果、優子とオレは、今、気持ちのいいセックスをしている」
「クククッ、健志と結ばれるために遠回りをしたんじゃなく、すべてはこの瞬間のために必要な経験だった……そうなんだよね」
対面座位でつながる二人は唇を合わせて舌を絡ませたり唾液を啜り合ったりしながら互いの肌をまさぐり、優子は孤独や不安を感じることなく高まる性感が身体と心を包み込み、健志は望んでも叶えられることはないだろうと思っていた誰に憚ることなく優子と暮らせることに胸を熱くする。
交わす言葉は行きつ戻りつするものの二人ともそれを諄いとも嫌とも思わず、気持ちを確かめ合い互いを理解し合うことに時間をかける。
肌をまさぐる手で愛する想いを伝え、唇を合わせて互いを愛おしく想う気持ち確かめ合う。
尻に左手を添えて右手で頬をなぞり、唇を合わせると、ハァハァッと息を弾ませた優子は貪るように出入りさせる舌を絡ませて唾液を流し込む。
「ねぇ、聞いて。旧姓に戻さないで鍬田姓を続けるの……仕事のこともあるし、いいでしょう??」
「優子の決断を支持するから異存はないよ。仕事も順調に進んで公私ともに周りの理解を得られる頃にオレの希望を話すよ」
「えっ、なに??何なの??焦らさないで、今聞かせてほしい……」
「こんな格好で申し訳ないけど……優子さん、何れ仕事やその他の環境が落ち着けば、結婚してください」
「ほんとう??悦ばせようとする嘘じゃないよね??」
「こんな言葉を伝えられる日が来ると思っていなかったけど、おねがいします」
「うん、ありがとう……浮気をされても主人を嫌いになれない、愛しているなんて言っていたのに、別れることになってプロポーズされたら嬉し泣きする優子って悪い女かなぁ??それとも、狡い女なの??」
「悪くも狡くもないよ。優子の前に突如として難題が降りかかったけど、一生懸命に生きていることを知っている神さまが、不幸の後にすぐ幸せを用意してくれたのだと思ってくれれば嬉しい」
「健志の言葉が私の気持ちと心を愛撫するから身体も蕩けちゃう。すべてを解き放ってもいい??……アァ~ン、いやっ、気持ちいいの、ダメダメ、逝っちゃう……」
「オレも我慢の限界だ。優子にオレの気持ちも欲情もぶちまけちゃうよ……ウッ、クゥッ~、受け止めてくれ……」
「ヒィッ~、すごい……すごいの、子宮にまで届く熱い迸りを受け止めたよ。優子は健志の女でしょう??」
「そうだよ、優子はオレの女。オレは優子の男……優子とオレを引き裂こうとするヤツがいたら、ぶっちめてやる」
めくるめく悦びと共に欲情を解き放ちながら互いの気持ちを確かめ、将来を語り合った二人は心身ともに満足し、シャワーで汗を流してスッキリした気持ちでベッドに入る。
「まだ話したいこともあるけど、優子には仕事があるから早く寝なきゃ。おやすみ」
「うん、おやすみ……一言だけ。昨日から夕方までの私はこれから先、どうすればいいのか迷って途方に暮れていたけど健志に電話して救われた……ありがとう」
分身を突き入れたまま膝と両肘で身体を支え、両手で頬を擦り、鼻梁をなぞり唇の周囲をなぞり耳朶を擦る。
「離さないでね……私から離れそうになったら泣いちゃうよ」
「優子こそ、オレから離れることは許さないよ」
「ウフフッ、幸せ……」
「クククッ、可愛いなぁ……」
「アンッ、チンチンがピクピクしている。逝っちゃダメだよ」
「こんなに気持ち善い時間を自分から捨てるようなことはしないよ……」
「ウフフッ、無理しちゃって。私のための我慢でしょう??……」
「そうだよ。でも、優子のためだけじゃない。優子のためなら我慢することもオレの幸せだよ」
「夢を見たことはあったけど、ウフフッ……ねぇ、上になりたい。寝っ転がって健志に見つめられるのは守られていると実感できるけど、自分の足で歩いて、日分の目で見ることも忘れたくない」
「そうだ、それでいい。もう一度言うよ……なにがあってもオレは優子の味方だ」
言い終えた健志は優子の腰と尻に手を添えて身体を入れ替え、騎乗位の体位に変化する。
「アァ~ン、ぶっといオチンチンが子宮をツンツンする」
優子の腰に手を添えて股間を突き上げると、眉間に皺を作って甘い声を漏らし、健志に覆いかぶさるように上半身を倒す。
「優子の髪の毛がくすぐったいよ」
「ウフフッ、髪の毛が顔をくすぐると気持ちいいの??ねぇ、そうなの??もっと、もっとクチュクチュしてあげる」
髪を健志の顔に垂らした優子は左右に振り、上下に揺らせて刺激する。
「クククッ、気持ちいいなぁ。優子はオレが触れる場所が性感帯だと言ってくれたけど、オレも同じだよ。優子の髪の毛さえもが琴線を刺激する」
「嬉しい。ご褒美のキスをしてくれるでしょう??」
覆いかぶさる優子の腰に手を添えて上半身を起こし、騎乗位から対面座位に変化した健志は上気する頬に手を添えて唇を合わせる。
「ウッ、クゥッ~ン……ハァハァッ……これまで懸命に生きてきたのは、この一瞬のためだったような気がする」
「オレもそう思い始めていた。でも、今がゴールじゃなくスタート地点だよ。そうだろう??」
「もちろんよ。気持ちだけではなく仕事でも彩から優子に戻るタイミングで大きな変化があるし、そうだ、あなたとの人生を生きてみたいって詩の歌があったでしょう??」
「あったな。もしも運命に逆らえるとしたなら、あなたとの人生を生きてみたい……だったよな??」
「そう、それ。私たちは運命に逆らうんじゃなくて神さまに導かれて人生が変わるんだよね。流れに抗うことなく自然なままで今がある。そうでしょう??」
「そうだね。流れに身をまかせた結果、優子とオレは、今、気持ちのいいセックスをしている」
「クククッ、健志と結ばれるために遠回りをしたんじゃなく、すべてはこの瞬間のために必要な経験だった……そうなんだよね」
対面座位でつながる二人は唇を合わせて舌を絡ませたり唾液を啜り合ったりしながら互いの肌をまさぐり、優子は孤独や不安を感じることなく高まる性感が身体と心を包み込み、健志は望んでも叶えられることはないだろうと思っていた誰に憚ることなく優子と暮らせることに胸を熱くする。
交わす言葉は行きつ戻りつするものの二人ともそれを諄いとも嫌とも思わず、気持ちを確かめ合い互いを理解し合うことに時間をかける。
肌をまさぐる手で愛する想いを伝え、唇を合わせて互いを愛おしく想う気持ち確かめ合う。
尻に左手を添えて右手で頬をなぞり、唇を合わせると、ハァハァッと息を弾ませた優子は貪るように出入りさせる舌を絡ませて唾液を流し込む。
「ねぇ、聞いて。旧姓に戻さないで鍬田姓を続けるの……仕事のこともあるし、いいでしょう??」
「優子の決断を支持するから異存はないよ。仕事も順調に進んで公私ともに周りの理解を得られる頃にオレの希望を話すよ」
「えっ、なに??何なの??焦らさないで、今聞かせてほしい……」
「こんな格好で申し訳ないけど……優子さん、何れ仕事やその他の環境が落ち着けば、結婚してください」
「ほんとう??悦ばせようとする嘘じゃないよね??」
「こんな言葉を伝えられる日が来ると思っていなかったけど、おねがいします」
「うん、ありがとう……浮気をされても主人を嫌いになれない、愛しているなんて言っていたのに、別れることになってプロポーズされたら嬉し泣きする優子って悪い女かなぁ??それとも、狡い女なの??」
「悪くも狡くもないよ。優子の前に突如として難題が降りかかったけど、一生懸命に生きていることを知っている神さまが、不幸の後にすぐ幸せを用意してくれたのだと思ってくれれば嬉しい」
「健志の言葉が私の気持ちと心を愛撫するから身体も蕩けちゃう。すべてを解き放ってもいい??……アァ~ン、いやっ、気持ちいいの、ダメダメ、逝っちゃう……」
「オレも我慢の限界だ。優子にオレの気持ちも欲情もぶちまけちゃうよ……ウッ、クゥッ~、受け止めてくれ……」
「ヒィッ~、すごい……すごいの、子宮にまで届く熱い迸りを受け止めたよ。優子は健志の女でしょう??」
「そうだよ、優子はオレの女。オレは優子の男……優子とオレを引き裂こうとするヤツがいたら、ぶっちめてやる」
めくるめく悦びと共に欲情を解き放ちながら互いの気持ちを確かめ、将来を語り合った二人は心身ともに満足し、シャワーで汗を流してスッキリした気持ちでベッドに入る。
「まだ話したいこともあるけど、優子には仕事があるから早く寝なきゃ。おやすみ」
「うん、おやすみ……一言だけ。昨日から夕方までの私はこれから先、どうすればいいのか迷って途方に暮れていたけど健志に電話して救われた……ありがとう」