性的欲望 -22
「彩と他の女性を比較する積りなんてないよ。彩が一番大切」
健志の言葉に満足した彩は満面の笑みで眩しそうに見つめ、肩に顎を乗せて胸を押し付け、大好きと耳元で囁く。
ドクドクと心臓は早鐘を打ち、顔の火照りを止めることのできない彩は止まることのない自らの欲情に苦笑いする。
二人が結ばれてすぐ彩が頼んだわけでもないのに健志はカヲルと別れたと告げ、カヲルも健志との付き合いはセックス抜きになったけど、それは彩に惚れているからだと言った。
SMショークラブのオーナーの一人だというカヲル主宰の卑猥なパーティーに二人で参加した時もカヲルが健志に接する態度はサバサバして妖しい雰囲気を感じることはなかった。
浮氣をしても嫌いになれない夫を今でも愛している彩は、いずれ訪れる健志との別れを平穏に迎えることが出来るか自分でも分からない。
「ねぇ、彩を連れて何処か遠くへ行きたいと思わない……二人を知る人のいない遠くの街へ……」
「……彩をオレだけのモノにするためにさらっちまうか……そうするには分別を持ち過ぎた。もっと若ければ無茶をしたかもしれないな」
「ウフフッ、嘘でもそう言ってくれると嬉しい」
汗とセックスの残滓を洗い流してさっぱりした気分でバスルームを出ると紗矢とケンちゃんは爽やかな風で夜景に見入っている。
「お腹が空いた。紗矢ちゃんはどう???」
「私も少し……寝る前は何も食べないことにしているけど、今日はお腹が空いて眠れそうもない」
「そうだよね、生のソーセージ二本だけじゃ物足りないよね」
「えっ……クククッ、彩さんって私が思っているよりエッチな人。ますます好きになっちゃった」
「健志、ルームサービスを頼んでくれる」
スパークリングワインで乾杯した四人はサンドイッチ、コブサラダ、ソーセージとチーズの盛り合わせなどで満足し、最後に残ったソーセージを前にして顔を見合わせる。
「これは、紗矢ちゃんと彩でジャンケンだろう。オレとケンちゃんは最後に共食いじゃぁシャレにならないよ」
「ジャンケンの必要なんかないよね……」言い終えた彩は、ソーセージにフォークをぶすりと突き立てて端を噛む。
フォークで突き刺された哀れなソーセージを見る健志はわざとらしく表情を歪め、それを見た彩は笑みを浮かべて紗矢に食べろと視線で話しかける。
両端から少しずつ食べ進んでソーセージが彩と紗矢の胃袋に収まると二人の唇は合わさり、そのまま抱き合って男たちに見せつけるように互いの舌をつついて温かく柔らかでねっとりした感触に酔いしれ、口腔に出入りを繰り返してヌチャヌチャと滑り音と共に妖しく絡み合う。
「女の人とキスしたりアソコをクチュクチュされてアンアン喘ぎ声を漏らしたり予想もしていないことを経験出来て忘れられない夜になりました。彩さん、健志さん、本当にありがとうございました。ケンちゃん、ありがとう。私の無茶なお願いを怒りもしないで協力してくれて……好いお嫁さんになるって約束する」
「ありがとう。僕は紗矢のことを幸せにするって約束する」
「ウフフッ、私こそケンちゃんの百億倍の、ありがとうを言わせて……もう一つ、わがままを聞いてくれる??」
「きょうは紗矢の希望は何でも聞くよ」
「絶対に怒っちゃ嫌だよ、約束したからね……健志さんと同じベッドで眠りたい」
「ごめんなさい、彩さん。健志さんと紗矢が一つのベッドで寝ることを許してもらえますか??」
「いいよ……それで、ケンちゃんは一人で寝るの??」
「えっ、僕は……僕は、彩さんと一緒に……ダメですか??」
「良かった、ケンちゃんが1人で寝るって言えば彩は独りぼっちになるんだもん」
「いえ、僕こそ同じベッドで彩さんと朝を迎えるなんて夢のようです」
「ウフフッ、向こうの部屋で彩さんとケンちゃんはもう眠ったかなぁ??」
「どうかな??彩はタフだよ。以前は水泳、今は仕事で忙しいはずだけどヨガなどで身体のケアを欠かさないからね」
「じゃぁ、エッチしているかもね。覗きたいけど止めとく……でも気になるなぁ」
「彩さん、ダメです。そんなことをされると……」
「ウフフッ、彩は何もしてないよ。健志と寝るときは腕枕してもらうか、オチンチンを握るか、……オチンチンを握っていると落ち着くの……ケンちゃんは嫌??」
「彩さんに握ってもらうのは嫌じゃないけど、平静ではいられないです。ごめんなさい」
「そうなの??ふ~ん……彩は正直な男性が好き。女はね、好きな男性の言葉ならウソと分かっていても信じるものよ、信じたいの。多分、紗矢ちゃんも同じだよ。紗矢ちゃんに嘘を吐いちゃダメ……彩にもね」
上半身を起こしてケンちゃんの顔を覗き込む彩は嫣然と微笑み、瞳は、どうしたいのと問いかける。
「僕は嘘を吐いていました、自分に正直じゃなかったです……彩さんと」
「シィッ~、苛めるつもりはないから、その先は言わなくてもいい。嫌なら言って、すぐに止めるから……」
二人を覆っていたシーツを剥ぎ取った彩はケンちゃんの両脚の間に蹲り、ムクムクと起き上がりかけたペニスに指を添える。
「すごい、元気なオチンチン。紗矢ちゃんと彩のアソコに男汁を吐き出したのに、まだ満足していないみたい。ウフフッ、もう一度できる??」
手の平の陰嚢を握ることなくサワサワと蠢かし、舌が亀頭をベロリと舐めて裏筋でチロチロと戯れ、舌先が鈴口をツンツンつついて捻じ込もうとする。
ケンちゃんのペニスは疲れることを忘れたように隆とそそり立っても声を漏らすことなく、下半身が蠢くことがないのを不審に思った彩が上目遣いに見ると、瞳はあらぬ方を見つめて赤く染まっている。
ケンちゃんの視線の先にある鏡の中で彩の白い尻が妖しく蠢いている。
性的欲望 -21
崩れ落ちそうになる彩に近付いた紗矢は両手を窓についたままの姿勢を保つように促し、内腿にまで滴るケンちゃんの満足の証を舐め取り、股間に唇を押し付けてズズズッと音を立ててオマンコに残る残滓を吸い取り、ゴクッと音を立てて飲み込む。
プファ~と息を吐き、満足そうに笑みを浮かべてケンちゃんの股間で萎れかかる怒張に舌を這わせて滑りを拭い、パクリと口に含んで舌を絡ませ、喉三度と顔を上下する。
赤い舌をぐるりと一周させて唇と周囲の滑りを拭い取った紗矢は満足気な笑みを浮かべて彩を見つめる。
「ケンちゃんが吐き出したモノは美味しかった??彩は健志が紗矢ちゃんに残したモノを分けっこしたのに紗矢ちゃんは全て飲み込んじゃった。欲張りだけどケンちゃんを愛している証拠だから許してあげる」
「ウフフッ、大好きなケンちゃんが吐き出したモノは例え彩さんでも、あげたくない。ケンちゃんを独占しちゃうの……欲張りな私は悪い女って言われてもいい」
言い終わるや否や紗矢はセックスの跡を残すケンちゃんのペニスにむしゃぶりついて滑りを舐め取る。
「ありがとう、紗矢。彩さんとの後始末をしてもらって」
「何があってもケンちゃんが好き。大好き……」
臆面もなく愛を語る二人に毒気を当てられたような彩と健志は顔を見合わせて苦笑いを浮かべ、差し出した健志の手で引き寄せられた彩は、
「怒っている??」
「妬けるけど怒ったりしないよ」
「ほんとう……証拠を見せて、怒っていないって信じさせて」
抱き寄せられてねっとり絡む視線で見上げる小柄な彩の額に掛かる乱れ髪を整えた健志が額に唇を合わせると、
「ダメッ、怒ってないって信じられない」
「クククッ、拗ねた振りをする彩は可愛いな」
顎に指を添えると彩はゴクッと唾を飲んで目を閉じ、唇を尖らせて突き出し、早くキスをしろと催促する。
ケンちゃんと紗矢の視線を背中に感じる彩は健志と二人でいる時のいつものようなキスでは満足せず、足を絡めて背中に回した両手に力を込めて胸の膨らみがひしゃげるほど密着して唾液を啜る。
ジュルジュルッ、ズズズッ、プファッ~……彩の背中越しに濃厚なキスを想像する紗矢はケンちゃんの手を握り、唇を舐めてゴクッと唾を飲む。
ケンちゃんもまた昂奮を隠し切れずに紗矢と結んだ手は汗ばみ、彩を相手に満足したはずの股間は力を失うことなく半立ちのまま垂れ下がっている。
「彩、興奮は収まったか??二人を見てごらん……彩を見て昂奮した二人はまたもや我慢の限界を迎えたようだよ」
「えっ……ほんとうだ。エッチでセックス好きの四人が集まったようだね」
「フフフッ、私は彩さんに嫉妬していつも以上にエッチを頑張っちゃった。ケンちゃんは彩さんにデレデレするし、彩さんは同性の私が見ても魅力的」
「オレは、そんな紗矢ちゃんに好かれていると勘違いして頑張ったのか……」
「いじわる。健志さんはケンちゃんの次に好きな男性です。二番目だけど勘違いじゃないです」
「クククッ……」ケンちゃんは満面の笑みで紗矢を抱き寄せて唇を合わせ、彩もまた楽しそうに顔を綻ばせてわざとらしく顔を歪める健志の上半身を抱きかかえる。
「紗矢ちゃんに振られちゃったようだから彩で我慢する??」
「我慢なんかしないさ。オレが一番好きなのは彩。紗矢ちゃんは二番目だよ」
「ウフフッ、彩は知っていたよ」
「彩と入るお風呂の準備をしてくるよ」
「紗矢、僕たちも汗を流そうか。バスタブに湯を張ってくる」
二つの部屋のバスルームに健志とケンちゃんが向かうと彩と紗矢が取り残される。
彩の前で困ったような表情の紗矢は視線を合わせることも出来ず居心地悪そうに俯いてしまう。
「ごめんなさい……健志さんを二番目に好きだって言ったから怒っている??」
「怒るわけがないよ。紗矢ちゃんがケンちゃんを一番好きじゃないって言えば怒るかもしれないけどね。彩の好きな男を二番目に好きだって言ってもらって嬉しい」
「健志さんを好きになってもいいの??」
「紗矢ちゃんだってそうでしょう。好きな男を褒められると嬉しいでしょう??」
「やっぱり彩はここが好い。落ち着くもん……キスして……ケンちゃんのオチンチンをオシャブリした後だからイヤ??」
健志の首に両手を回して太腿を跨いで湯に浸かる彩は押し付けた胸を蠢かしてキラキラ光る瞳で覗き込む。
「彩のすべてを大好きだけどケンちゃんのチンポは好きじゃないなぁ……好きと好きじゃない。優先するのは大好きな方」
抱き寄せた彩が、いいの??と口にするのも構わず健志の舌は唇をぐるりとなぞり、閉じたままの唇をツンツンつつくと舌が這い出て言葉では伝えきれない思いをキスに込める。
息をするのも忘れて気持ちを確かめ合った彩と健志が唇を離すと混じり合った唾液がツツゥッ~と伸びて二人をつなぐ。
「ケンちゃんのモノはどうだった??」
「そんなことを聞くなんて嫌な男。健志こそ紗矢ちゃんはどうだった??答えてくれたら彩も教えてあげる」
「そうだ、明日は土曜日だから泊ってくだろう??」
「誤魔化さないでちゃんと答えて。泊るかどうかはそれを聞いてから決める」
言葉に窮して困った表情の健志を見て今にも吹き出しそうになるのを堪えて怒った振りを続ける彩は、ついに我慢が限界に達して笑い出してしまう。
「クククッ、ハハハッ……そんなに真面目に考えられちゃうと彩が困っちゃう」
「そうか、そうなんだ、フゥッ~……紗矢ちゃんがどうのこうのと言うよりもオレにとっちゃ彩が大切だから……終わり、この話は終わり」
「正直に言えばいいのに、紗矢ちゃんよりも一億倍、彩が大切だって……言いなさい、聞いてあげるよ」
言葉は悪戯っぽく、表情は真剣で瞳は健志の心の奥まで覗き込もうとするようにキラリと光る。
性的欲望 -20
彩と紗矢のキスはいつ果てるともなく続き、二人の痴態を見つめるケンちゃんの股間は背面立位で欲望を解き放ったはずなのに隆々と聳え立っている。
紗矢の口腔に吐き出した健志の満足の証は女二人のキスで行き来しながら飲み込まれて匂いだけが微かに残る。
「クククッ、彩と紗矢はオトコ二人のオチンポを通じて姉妹になった。可愛い妹が出来て嬉しい……紗矢ちゃんは嫌??」
「私も嬉しいです。公園で初めて会った時から彩さんの大人の魅力に憧れました。仕事もセックスも頑張って彩お姉さんのような好い女になります」
「姉妹になって直ぐにこんなことを言うのはなんだけど、ケンちゃんを借りてもいい??あのままじゃ可哀そうでしょう??」
一度目は彩とベッドで、二度目は仁王立ちの健志にフェラチオする紗矢を背面立位でオトコ汁を吐き出すという刺激的なセックスで頂上に昇りつめながらも、獣欲は満足することを忘れたようにケンちゃんのオトコは腹を打たんばかりに聳えている。
「ケンちゃん、私と彩さんのどちらが好きなの??いつものケンちゃんじゃない。私が二度目をせがんでナメナメしても立たないこともあるのに……彩さんが相手してくれると分かると……拗ねちゃおうかな」
「誤解だよ。彩さんは魅力的な人だけど紗矢が色っぽいって言うか、いつもよりもエロイから昂奮しているんだよ」
「そうか、そうだよね。ツルツルマンコになったエロイ私を見て昂奮しているんだよね……ここで、私に見られながら彩さんとエッチできる??彩さん、いいでしょう??」
「ケンちゃん、オシャブリは必要ないほどココは昂奮しているし、上下のお口でオチンチンを頬張る紗矢ちゃんを見て彩のマンチャンもグッチャグチャ。ねぇ入れて、紗矢ちゃんと同じ立ちバックで、ねっ……」
ケンちゃんの股間で宙を睨むペニスを指先で弾いた彩は嫣然と微笑んで窓に近付き、健志が紗矢の羞恥を薄めるために引いたカーテンを開け放つ。
窓の向こうに見える夜の街は彩の住む住宅街よりも賑やかで健志の住む街の夜景ほど妖しくない。
窓に手をついた彩が周囲を探るように視線を巡らすと右の方にマンションが見える。
「彩さん、このままつながってもいいですね??……ウッ、入った。温かくて気持ちいいです」
「彩も気持ちいい……ねぇ、彩の尻を打って、プリケツをピシって打たれたい」
「えっ、いいんですか??打っちゃいますよ」
ピシ……
「いやっ、もっと強く」
ピシッ……
「ごめんなさい……痛くないですか??」
「アァッ~ン、気持ちいい。オチリを打たれると脳天に向かって電気が走るの。もう一度、もっと強く、おねがい」
ピシッ、ピシッ……
「ヒィッ~、気持ちいい、逝っちゃうよ、ケンちゃんも一緒に、ねっ」
紗矢が健志とケンちゃんに責められ、オマンコと口を凌辱されて身悶える様子をレンズ越しに見ていた彩の欲情は頂上付近にまで達していたのであっけなく絶頂を迎えそうになる。
「僕も逝っちゃいそうです。彩さんのオマンコが優しく包み込んでウネウネと奥へ引き込もうとする……気持ちいい、たまんない……」
「彩も気持ちいい、温かくてぶっといオチンチン……ケンちゃん。あのマンションのベランダを見て……」
「ベランダ、ですか??……あっ、上から三つ目。女の人ですね。こっちを見ているのかなぁ??」
「手を振ってみようか??」
言うが早いか彩は股間を貫かれたままベランダの女性に向かって右手を振ると手を振り返してくれる。
「いやぁ~ん、見られている。彩のマンチャンがケンちゃんのオチンチンで串刺しにされてオチリをピシって打たれたのも見られたかなぁ……アァ~ン、さいこう、気持ちいい」
「クゥッ~、限界です彩さん、出ちゃう、いいですか??」
「彩も逝っちゃいそう……見せてあげようよ、ベランダで覗き見している女性に、つながって愛し合っている処を見せつけて嫉妬させちゃおう」
彩はケンちゃんを誘導して遠くのマンションのベランダにいる女性に結合部を見せつけるように向きを変える。
それは同時に背後で見つめる紗矢と健志に結合部を見せる格好になり、ジットリ汗ばんだ手で健志の腕を掴む紗矢は誰に言うともなく呟く。
「ベランダにいるのは女性だと分かるけど、年齢も衣装もはっきり見えない。あの人はセックスしていると気付かないはず…彩さんは私たちに見せつけているんだ。ちがう、健志さんに嫉妬させようとしているんだ、そうに違いない」
健志もまた気付いていた。向きを変えると同時に彩は髪を掻き揚げて健志を見つめ、口を窄めてキスするような表情で気持ちを伝えてきた。
ケンちゃんはべランの女性を気にする風もなく、吐く息さえも感じられるほど近くにいる紗矢を見つめて彩の背中に覆いかぶさり、大きさ以上に量感を感じさせる乳房を手の平に収めて股間を押し付ける。
彩は健志を見つめ、突き出した腰をケンちゃんに押し付けて妖しく蠢かす。
「彩さん、限界です。逝っちゃう…出ちゃう……ウッウッ、クゥッ~、気持ちいい」
乳房を解放した手で腰を掴み、パンパンと音を立てて股間を打ちつけて絶頂を迎えると宙を睨む。
彩もまた頂上に押し上げられて満足し、全身に電気が走るような快感と共に次の瞬間には頭の中だけではなく見る景色さえもが真っ白になる。
性的欲望 -19
髪を掴まれて喉の奥深くまでペニスを突き入れられて苦しそうな表情をしながらも嫌がる様子もなく嬉々として責めを受け入れる証拠に、健志の腰を掴んで自らの身体を支える両手に力が入ることはなく、顔を逸らそうとする気配もない。
彩の持つビデオカメラが口元に滴る先走り汁交じりの唾液を撮ろうと接近すると、横目でちらっとカメラを見た紗矢は顔に掛かる髪を掻き揚げ、見つめる視線はレンズの向こうで覗く彩の心を見透かそうとするようでドキッとする。
心の中を覗かれたように感じる彩の心臓は早鐘を打ち、ケンちゃんの迸りを受けて満足したはずの股間に欲情が蘇る。
「フグッフグッ、ジュボジュボッ、プファ~……ハァハァッ、おいちぃ、お口が性感帯だと思ったことがなかったのに……アンッ、イヤァ~ン、ケンちゃんのオチンポがスゴイの、こんなの初めて、クゥッ~」
吐き出した健志のペニスを右手で握り姿勢を変えることなくケンちゃんのモノを受け入れたまま振り向いた紗矢は楽しそうに言葉を交わし、彩と健志は面白そうに二人を見つめる。
「ゴメン、乱暴だった??健志さんのチンチンをオシャブリして気持ちいいって言うから妬いちゃった」
「そうなの??だったら許してあげる。私のことが大好きだから妬くんだよね、そうでしょう??」
「紗矢は僕のことを何でもお見通し、間違いないよ」
「明日、うぅうん、明後日からは浮気しちゃダメだよ。プロポーズは受けないし、結婚した後は直ぐに別れるからね」
話し終えた紗矢は手の中で力を失うことなく青筋が膨れ上がるペニスを口に含んで顔を前後する。
ジュルジュル、ジュボジュボッ……自らの口の中にも性感帯があることを知った紗矢はフェラチオに集中し、それが自然と下半身を艶めかしく蠢かすことになり背面立位でつながるケンちゃんは予期せぬ気持ち善さで腰を掴む両手に力がこもる。
「紗矢、ダメだ。僕はもう限界だよ。逝っちゃうよ」
「ウグッ、グフッ、ダメ、まだ、もう少しで昇りつめそうなの……ジュルジュル、ジュボジュボッ……」
「ウッウッ、紗矢、僕と一緒に……いいね」
紗矢の左足を抱え上げて挿入を深くすると、膣壁を擦るぺニスの角度が変化し二人の快感は絶頂近くまで駆け上がる。
恥毛を刈り取られたオンナノコの縁を巻き込み根元までズッポリ突き刺さるオトコをカメラは記録する。
左脚を抱え上げられた紗矢の股間は何もかもあからさまに曝して隠すことは叶わず、結合部から溢れ出た淫汁が内腿にまで滴る様子に彩は唾を飲む。
「紗矢ちゃんがこんなにエロイ女に変わるなんて……可憐な乙女が大人の女に変身する様子を記録しているわよ」
ケンちゃんのオトコが突き入るオンナノコを撮り、腰から脇腹を経て今は本当の大きさ以上に存在感を示すオッパイから健志のオトコに蹂躙される口を撮影する。
ケンちゃんと愛を語り気持ちを伝えあうためにキスし、二人で楽しい食事をする口を健志のモノが出入りする度、頬が膨らんだり凹んだりを繰り返し、鼻孔が開き
目には涙さえ滲む。
紗矢の涙は悲しいから滲むのではなく、喉の奥を突かれる苦しさが被虐心を募らせる悦びの涙のようだと感じる彩は自らをMッ気が強いと思っているので理解できる。
ケンちゃんと健志、二本の猛り狂うオトコに蹂躙されているように見える紗矢が実は二人を操って思うさま身悶えているように思える。
「ジュルジュルッ、ウグウグッ……プファッ~……ハァハァッ、ぶっとくて熱いオチンポがお口の中で暴れるんだもん……イヤァ~ン、ケンちゃんのオチンポが子宮をつつく。ウググッ、オチンポが二つもあるから休ませてくれない」
「紗矢、おしゃべりする暇があるならオシャブリしてくれよ」
紗矢の髪を掴んだ健志は唾液と先走り汁で濡れそぼつペニスを口に押し付けると嫌がる風もなく口に含んで舌を絡ませる。
パンパンッ、健志のモノを頬張り嫌がる様子もなくフェラチオに興じる様子に嫉妬心を募らすケンちゃんは激しく股間を打ちつける。
彩は撮影を任せなさいと言った通り三人の痴戯に興奮しながらもカメラを持つ手は焦ることなく股間を覗き込んで結合部を撮り、フェラチオに興じる口元を撮影する。
数歩下がって三人の全身を収める。
仁王立ちの健志に口腔で遊ばれ、腰を掴んで股間を打ちつけるケンちゃんにオンナノコを責められて苦しそうな表情を浮かべる紗矢の下半身は艶めかしく蠢き、フェラチオを施す口元は唾液を滴らせても不潔感はなく、涙を滲ませる瞳には笑みさえ浮かぶ。
「ジュルジュル、ジュボジュボッ、ウグッウグッ……」
「ダメだ、紗矢、受け止めてくれ。逝っちゃうよ、出る、ウッウグッ、クゥ~……」
「ウッウッ、ウグゥ、ヒィッ~、逝っちゃう、気持ちいい……ウグッ、すごい、子宮に届く……ハァハァッ」
「ダメだよ、紗矢、オレを置いてきぼりにするのか……口を借りるよ」
ケンちゃんの迸りを受け止め、自らも頂上に達した紗矢がその場に崩れ落ちることを許さず、頭に手を添えて口腔に押し入れたペニスを抜こうともしない健志は二度三度と腰を蠢かして、
「紗矢ちゃん、逝くよ。オレのモノを受け止めてくれ」
健志が腰を突き出して宙を睨み、目を閉じてブルッと震えると紗矢の身体も震えて、ウグッ、グッと苦しそうな声を漏らして腹が凹み、次の瞬間、健志の腰を掴んでいた手を伸ばして身体を離すとオトコ汁と唾液にまみれたペニスが口からゾロッと姿を現し、口の端から滴る男汁を手の平で受ける紗矢がニコッと微笑む。
三人が絶頂に達する様子を記録し終えた彩はビデオカメラを置き、口を窄めて口の中のオトコ汁を零すまいとする紗矢を抱き寄せて唇を合わせる。
彩に流し込むまいとして固く口を閉じる紗矢の唇を舌で刷くと、いいの??と瞳で問いかける紗矢に、いいのよと瞳で答えると口が開き、栗の花の匂いが彩の口に広がりズズズッと音を立てて吸い取る。
髪を撫で、背中を擦って昂奮が収まるのを待っていると、紗矢の手も彩の肌を這い、女同士の妖しいキスに熱中する。
性的欲望 -18
「見ないで、見ちゃいやっ……ケンちゃん、目を閉じてくれないと嫌いになっちゃうよ」
「ムリだよ。目を閉じるなんてできないよ。僕の大切な紗矢が身体の奥をオチンポでくすぐられて身悶えているんだよ。幸せな紗矢の表情を記憶に刻み付けて忘れないようにしなきゃ……」
「怒ってないの??」
「僕は紗矢を信じているから怒るはずがない、もう一度言うよ。僕がプロポーズした時に紗矢は、いつまでも慈しみ合って信じあい、愛し合うと約束するけど一度だけ知らない人に抱かれて思いっきり乱れてみたいと言った。僕はそれを承知して彩
さんと健志さんを選んだ紗矢に賛成した、そうだろう……怒るわけがない」
「うん、分かっているけど何度でも確かめたくなるの。ゴメンね……アンッ、そんなに強くされたらオッパイがつぶれちゃう」
「クククッ、オレのチンポで善がりながらケンちゃんと愛の言葉を交わす紗矢を許すわけがないだろう。罰を与えたんだよ」「イヤンッ、優しいのが好き」
「分かったよ。スケベな紗矢に大好きなモノをプレゼントしてあげるよ」
松葉崩しから正常位に戻った健志は楽々と紗矢の身体を操り、ベッドでの位置を変えながら騎乗位に変化する。
「紗矢、思い通りに動いて気持ち善くなってごらん」
「えっ、彩さんとケンちゃんが見ているから恥ずかしい……クククッ、健志さんのお顔を見下ろしながら、股間をスリスリ擦り合わせるのが好き…アンッ、気持ちいい。子宮がジンジン熱くなる」
「ケンちゃん、健志を見て。紗矢ちゃんが股間を擦り付けてウネウネすると気持ち
よさそうでしょう。ねぇ、ケンちゃんも騎乗位でするときは健志のように腑抜けた
表情になるの??」
「どうかなぁ、騎乗位はあまりしないので分からないです」
「紗矢ちゃんは嫌がっていないようだから試した方がいいよ。その時は自分の表情を意識するんだよ、フフフッ」
「ケンちゃん、彩と盛り上がるのもいいけどベッドに上がりなよ……彩を見る位置、そう、それでいい。紗矢ちゃん、大好きなケンちゃんのチンポをオシャブリしなさい」
紗矢は騎乗位でつながったまま仁王立ちのケンちゃんの股間で宙を睨むペニスを摘まんで口に含むと同時にジュボジュボと音を立てて貪り、ケンちゃんは興奮のあまり唾を飲む彩を見つめて嗜虐心を募らせ紗矢の頭に手を添えて荒々しく口腔
を犯す。
「ウグッ、ゲボッ……ハァハァッ、苦しい」
「ゴメン、乱暴が過ぎた。興奮しちゃって、ほんとにゴメン」
「ケンちゃんは謝らないで。嫌じゃないの、ケンちゃんの女にされたようで嫌なことじゃないよ。もう一度、オシャブリさせて……」
「痛いとか苦しいときは直ぐに言うんだよ」と、告げたケンちゃんは自らのペニスに指を添えて紗矢に突き出す。
「すごく元気、ウフフッ…私と二人きりの時もこれくらい元気になってね」
「ケンちゃん。彩が撮影してあげようか??多分、上手に撮れると思うよ」
「紗矢、いいだろう??紗矢が健志さんと僕の二人に犯されるところを彩さんが撮影してくれるってさ……」
「ジュボジュボッ、ウグッグッ……二人でビデオを見る時に彩さんを想い出さないって約束するなら撮ってもらってもいいよ」
「えっ、その条件は…やくそく、ウ~ン…想い出さないって約束する」
「クククッ、出来ない約束をしちゃダメだよ。だって、私はケンちゃんに抱かれながらビデオを見ると健志さんのオチンポを想い出すはず……アンッ、オチンポで突きながらクリちゃんをクチュクチュするから気持ちいい」
「もう撮っているよ。健志にクリを可愛がってもらう紗矢ちゃんの表情がエロイ。ケンちゃんはビデオを見ながらチンチンがギンギンになっちゃうよ」
ジュボジュボ、ジュルジュルッ、フグフグッ、ウグッ、ウググッ……いきり立つケンちゃんのペニスにむしゃぶりついて頬を朱に染める紗矢の口元は、先走り汁混じりの唾液が滴り凄惨な色気を撒き散らす。
「紗矢ちゃんは可憐な少女から大人の好い女に変身する最中のようだ。ケンちゃん、ベッドを降りて確かめてみようか」
ケンちゃんに続いて結合を解いた健志も紗矢を促してベッドを降りる。
素っ裸でビデオカメラを構える彩の前で仁王立ちの健志は紗矢に向かって股間を突き出し、マン汁まみれのペニスをブルンブルンと振って見せる。
「ウフフッ、可愛いオチンチン。ナメナメしてあげますよ」おどけた様に話した紗矢が跪こうとすると、
「ダメだよ。立ったままオシャブリするんだよ……それでいいけど、尻をもっと高くして後ろに突き出す。よし、それでいい。ケンちゃんは獣のように紗矢ちゃんを立ちバックで貫きたくなっただろう」
ハァハァッと息を荒げたケンちゃんは突き出した白い尻をツルリと撫でてゴクッと唾を飲み、紗矢の腰を左手で掴んで右手で摘まんだペニスを濡れそぼつ割れ目に擦り付ける。
「ゲボッ、ウグッウグッ、ハァハァッ、健志さんのオチンポでお口を犯されて、ケンちゃんのオチンポでオンナノコを掻き回されるの??ねぇ、そうなの??……ウッウッ、クゥッ~、来た、熱いオチンポが入ってきた、イヤァ~ン」
紗矢の持つカメラは三人の淫猥遊戯を捉えて余すことなく記録する。
仁王立ちの健志の腰に手を添えた紗矢は屹立するペニスを咥えてジュボジュボと卑猥な音を奏で、その紗矢の腰を掴んだケンちゃんは猛り狂うペニスで愛する人の花弁を散らす。
カメラ越しに見る彩は、二本の男根に上下の口を貫かれた紗矢の凄惨な色気よりも犯されながらも清潔感を残すスタイルの良さに見惚れてしまう。
膝を伸ばして腰を曲げる姿勢を続ける紗矢のスラリと伸びた脚は格好良く、伸びやかな上半身に無駄な肉がなくファッションモデルと見紛うほどで嫉妬心が芽生えて意地悪な言葉を口にする。
「健志は紗矢ちゃんのことを可憐な少女と思っているようだけど甘いわよ。可憐な少女は上下の口をチンチンに犯されて身悶えたりしないよ」
彩の言葉が決して揶揄するためのものではないと知っている紗矢は嫌がる様子もなく二本のペニスの責めに酔いしれる。