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彩―隠し事 373

性的欲望 -8

「ウッウッ、イヤッ、気持ち善くなっちゃう。クリームを塗る彩さんの指が悪戯するんだもん。アァ~ン、気持ちいい」
黒々とした恥毛を一本残らず剃り落した紗矢の股間に保湿クリームを塗る彩の指は強弱をつけたり同じ場所に留まって擦ったりと性的な動きを続け、綻びを見せる割れ目から花蜜が滲み出し、部屋の灯りを消してカーテンを閉め切った薄明りの部屋に秘めやかな喘ぎ声が漏れる。

「紗矢ちゃんの若さが羨ましい。薬用保湿クリームを塗る彩の指を跳ね返そうとする……ほら、プニュプニュする」
ツルツルになった股間にクリームを塗り終えた彩は人差し指でクイクイと恥丘を押し、跳ね返るさまを男たちに見せる。
「紗矢、彩さんに褒めてもらってよかったな。僕のことを気にせずに、もっともっと気持ち善くなってもいいんだよ」
「残念だけど予約時刻が近づいた。シャワーの時間はあるけど、どうする??」
「紗矢ちゃんが決めればいいのよ」割れ目の縁を擦りながら彩は優しく話しかける。
「汗を流したい……パイパンにされちゃった後だし、だめ??」
「いいわよね……そうだ、紗矢ちゃん、シャワーは彩と一緒に、ねっ、洗ってあげる」
紗矢を抱き起こした彩は、下着を持ってくるから待っていてねと言い置いて隣室に向かい、戻ってきたときは下着姿になっている。

「どうしたの、ケンちゃん、そんな顔をして、彩のハダカンボを見たかった??それは後のお楽しみ……紗矢ちゃん、先に行ってるね」
ウッ、ゴクッ……男たちを挑発するかのように尻を振り振りバスルームに向かう彩の後ろ姿を見つめるケンちゃんは一瞬健志の横顔を見て、隠し切れない昂奮で息を荒げて唾を飲む。

紗矢がバスルームのドアを閉めると健志とケンちゃんは顔を見合わせて、フゥッ~と息を吐き緊張を解こうとして座りなおす。
「どうとは言えないけど緊張する。酒でも飲もうか??……オレは水割りにするけど、ケンちゃんは??」と、問いかけながら健志が立ち上がると、ケンちゃんはその背に向かって、
「僕も水割りにします」と、答える。

バスルームから漏れる二人の嬌声を聞きながら水割りを飲む二人は、気まずい気持ちを持て余して部屋の彼方此方に視線を巡らせる。
「紗矢ちゃんとケンちゃんには食べ物の好き嫌いがあるのかなぁ。予約した夕食だけど、今なら変更できると思うよ」
会話の端緒を掴むために話しかけた健志だが、
「二人とも好き嫌いは特にありません」
この返事で再び会話は途絶え、飲み干して空になったグラスを弄る。

「気持ち良かった。ケンちゃんと健志も汗を流せばよかったのに」
屈託のない彩の言葉に男二人は顔を見合わせて苦笑いを浮かべる。
予約したレストランは特にドレスコードの指定はなかったが不快感を与えないように、彩は黒いパンツに白いブラウスを着けてニットジャケットを羽織り、紗矢はウェストに切り返しのついたプリーツスカートワンピースと二人とも華美に着飾ることなく清潔感を醸し出す服装で整える。
そんな二人を見つめる男たちは満足の笑みを浮かべてジャケット姿で部屋を出る。

健志が予約したのはホテル内にある鉄板焼きの店で四人掛けのテーブル席に案内される。
予約済みの牛ステーキをメインにしたコース料理の確認とワインはペアリングでお願いしますと告げるとホールスタッフは去り、ケンちゃんたちは、フゥッ~と息を吐いて緊張を解く。
「緊張します。ブラウンを基調にした落ち着いた空間で一枚板のカウンターや目の前のテーブルは木の温もりも感じさせてくれます……健志さんが注文の時に言ったペアリングって何ですか??」
「提供される料理に合わせてワインを選んでもらうことだよ。オレはワインに詳しくないし、普段はどんな料理でもキンキンに冷えた白ワインを頼むんだけど、ケンちゃんと紗矢ちゃんのために美味い料理にはそれに相応しいワインを飲んでほしいからね。でもね、ケンちゃん、ペアリングを受けてもらえる店では注意しなきゃいけないよ、相当に割高になるからね」
「あらっ、彩と食事をするときは、どうでもいいと思っているんだ。ペアリングなんて聞いたことがないもん」

一皿ずつ供される厳選された料理と相性の良い芳醇なワインを飲むと気持ちが満たされて卑猥な想いを忘れ、何気ない会話も楽しくメインの神戸牛ステーキを食べ終えてご飯を香の物と味噌汁で腹がくちくなると、これまで以上に打ち解けている。
デザートのアイスクリームも食べ終えて気持ちに余裕が出来ると、その余裕が長い夜の始まりに思いを巡らせて四人は次第に口数が少なくなる。
「お腹がいっぱいになったから散歩する。部屋に戻る、バーで酒を飲む。これ以外に何かある??……よし、じゃあ三択で決めよう。三人は目を閉じて指を立てて合図してくれよ、いいね。散歩、部屋、バー。目を閉じたまま指を立てて……決まり、オレも含めて全員一致で部屋に戻るに決定」

エレベーターの中で彩はケンちゃんのそばに立ち、
「ねぇ、お風呂は二人で入ろうか??彩とじゃ嫌??」
「えっ、まさか…お風呂ですか??彩さんとお風呂に入れるのですか??大歓迎です、ぜひ、おねがいします」
涎を流さんばかりに喜ぶケンちゃんは承諾を得ようとして気弱そうな視線を紗矢に向ける。
「いいよ、ケンちゃんは彩さんと一緒。私は健志さんと入るんだもん、ねぇ、そうでしょう??」
「勿論だよ。明朝まで相手を交換しよう」
紗矢はケンちゃんや彩の視線を気にすることなく健志に腕を絡ませて肩にもたれかかり、振り返った健志は彩の柔和な表情を見て安心したのか紗矢を抱き寄せる。

部屋に戻ると彩とケンちゃんを残して、健志は紗矢を促して隣室に向かう。
バスタブに湯を張る準備をした彩は、
「ケンちゃん、脱がせてあげるから動いちゃダメだよ」
小柄な彩が上目遣いに嫣然と微笑んで話しかけるとケンちゃんは極度の緊張で、自分で脱ぎますと声を裏返らせる。
「脱がせてあげたいの。女に恥を掻かかせちゃダメ」
ジャケットを脱がせ、ベルトを外してズボンを下ろすと昂奮の証がパンツを突き破らんばかりにして早くも染みを作る。
「ごめんなさい。エレベーターの中で彩さんの言葉を聞いてから興奮が収まらなくて……」
「ウフフッ、嬉しい。言葉で昂奮してくれるなんて、女にとってこんなに嬉しいことはない」
シャツを脱がせ、跪いて靴下を脱がせてパンツに指を掛けるとパンツの中のモノがピクッと反応する。
「ウフフッ、興奮してくれている。見ちゃおう……すごいっ……」
パンツを引き下ろすと早くも鈴口に嬉し涙を滴らすペニスがピョンと飛び出し、腹を打たんばかりに宙を睨む。
根元に指を添えてパクッと口に含み、先走り汁を舐め取りながら↓を絡ませると、ウッと呻いて彩の肩に手をついて身体をブルッと震わせる。
「ここまで、続きはお風呂でね」
「はいっ、ハァハァッ、風呂に入る前なのにこんな事をしてもらって健志さんは怒りませんか??」
「バカッ、ケンちゃんは紗矢ちゃんを怒るの??おあいこでしょう??彩に不満がなければだけど」

彩―隠し事 372

性的欲望 -7

健志は全ての衣服を脱ぎ捨てた紗矢の後ろ姿に成熟した女性になる前の危うさと幼さを感じ、二人が望む通りに抱いていいものかと躊躇う気持ちが芽生える。
成熟した女性の身体を見慣れた目に紗矢の後ろ姿はスタイルが良くて若々しいエネルギーに溢れているものの、成熟した女性らしい上品さやしっとりとした色気が感じられず、肩の周囲や腰から太腿に至るラインに柔らかさと丸みが欲しいと不埒なことを思う。

彩は後ろ姿に無駄な肉が付かずスラリとしたスタイルの良さに羨ましさを覚える。
見てくださいと言いながら、反転する瞬間に見せた陰毛の位置に比べヒップの丸みのトップが明らかに上にあり、それがより足長に見せて姿勢もよく、思わず自らの腰に手をやりムッチリとした感触と比較して嫉妬さえ感じてしまう。
「ミニワンピース姿を見た時にも感じたけど紗矢ちゃんはスタイルが良くて羨ましい」
「彩さんにそんなことを言われても……ケンちゃんなんて昨日、彩さんたちと別れた後、彩さんの下半身を想い出して、すごいよな、あれが大人の女性なんだろうなって涎を流さんばかりだったんだから……」
「本当です、でも言っときますけど、ツルツルマンコを想い出してじゃないですよ。ムッチリとして大人の女性の色気を感じさせるスタイルにです」
「彩、話しの腰を折るようで悪いけど例のモノを持ってきてよ」
「分かった。取ってくるね」と、意味深な言葉を残して自分たちの部屋に姿を消す。

シーツやビニールシートと小さなバッグを手にして戻ってきた彩は、バッグとビニールシートを健志に手渡し、ケンちゃんに「ローションやマン汁の跡をベッドに残したくないでしょう。手伝って」と告げてシーツを広げる。
頬を朱に染めてシーツの上にシーツを敷く二人を見つめる紗矢の身体が震え、崩れ落ちそうになるほど膝が揺らぐ。
ハサミとビニールシートを手にした健志は紗矢の足元で膝立ちになり、
「オレの肩に手を置いて身体を支えていいよ」と言いながらビニールシートを広げて両足をチョンチョンとつつき、足を広げて立つようにと言外の指示をする。
ハァハァッ……息を荒げる紗矢は意を汲んでじりじりと足を開き、身体を支えるために肩に置いた両手に力を込めてよろけそうになる身体を支える。

シャキシャキッ……黒々と股間に張り付いていた陰毛はハサミが音を立てるたびに健志の手の中に移り、隠されていた肌が少しずつ姿を現す。
透明のビニールシートの中央部が刈り取られた陰毛で黒に染まる頃には紗矢の股間は割れ目まではっきり見える。
「紗矢、触って確かめてごらん」
「ハァハァッ……アァ~ン、こんなにされちゃった。股間の肌が見えるなんて……陰毛を掻き分けても肌が見えないほどだったのに、赤ちゃんみたい」
ジジジッ……ケンちゃんの持つビデオカメラが素っ裸で立ち尽くす紗矢を映す。
「可愛いよ、紗矢。昨日、彩さんたちと別れた後で僕の腕の中で嬉し泣きした紗矢よりも今の方が可愛い。ツルツルの赤ちゃんマンコにしてもらうんだよ」

私たちは今日に備えて肌を合わせることを我慢したのにと思う彩は紗矢を苛めたくなる。
「紗矢ちゃん、ベッドに寝なさい。彩がツルツルマンコにしてあげる、彩と同じ赤ちゃんマンコになりたいでしょう」
彩の言葉で羞恥を募らせる紗矢は首まで真っ赤にしてハァハァッと息を荒げ、その場に崩れ落ちそうになる。
「紗矢が寝転がるのは此処じゃないよ」
健志は軽々と抱き上げて新たにセットしたシーツに寝かせる。
カミソリを手にした彩はケンちゃんに目配せして股間の変化を撮影するように促すと、カメラは紗矢の変化を見逃すまいとして興奮を隠しきれず朱に染まる顔を映し、オッパイは毛穴がはっきり分かるほどに近付き下腹部も舐めるように接写する。
「いや、恥ずかしい。レンズに犯されるって聞いたことがあるけど大袈裟じゃない。レンズに舐められる身体が熱い……私ひとりだけハダカンボ。見ないで、恥ずかしい」
「紗矢、見られているのを知らなければ平気だろう」
黒い布を手にした健志は紗矢の上半身を起こして目隠しを施す。
「いやっ、アァ~ン、身体の震えが止まらない。手を握って、誰でもいいから私の手を、おねがい」
「ケンちゃんは紗矢を撮影するのに忙しいようだからオレの手で我慢しなさい。可愛いよ、紗矢」
「ハァハァッ、マン毛を剃られちゃうの??ツルツルマンコにされちゃうの??」
「そうだよ、彩マンコと同じパイパンマンコにしてあげる……これが何だか分るわよね??」
シェービングフォームを塗り付けながら何だか分かるかと問う彩の声は震え、こんな時にと思いながらMッ気が強いと自覚している自分に嗜虐感も共存していることを意識する。

シャリシャリッ、カミソリが肌を滑るたびに恥毛がシェービングフォームに紛れて数を減らし、股間に塗り付けた泡が無くなった時にはパイパンマンコになっていた。
「クククッ、赤ちゃんマンコになっちゃったね。紗矢ちゃん、両手で太腿を抱えてお尻を見せて……恥ずかしがっちゃダメ、尻毛が残っていると困るでしょう」
ケンちゃんが構えるビデオカメラは自ら意思を持ったように黒々とした陰毛が刈り取られて白い肌が姿を現した恥丘や大陰唇の周辺を映し、鼠径部から会陰部を経て太腿を抱え込んだために宙を睨むアナルに近付いていく。
「ウフフッ、紗矢ちゃん、尻の穴を映されているよ」
「イヤッ、やめて、嫌いになっちゃうよ」
健志と繋いでいた手を振りほどいても目隠しを外そうともせず、太腿の裏側に手を添えて会陰部を覗き込んでいる彩の顔を蹴らんばかりにして下半身を捩る。

「ケンちゃん、お尻の撮影は止めて……紗矢ちゃん、大丈夫よ。仰向けに寝なさい。保湿クリームを塗ってあげる」
黒々と茂っていた陰毛が姿を消して白い肌が現れた恥丘にクリームを塗り、大陰唇の縁に指を滑らせる彩は顔を寄せて、
「紗矢ちゃん、カミソリが肌を滑る感触にゾクゾクしたの??濡れているよ」

彩―隠し事 371

性的欲望 -6

日柄が良いのだろう、ロビーには結婚式や結婚披露宴帰りと思しき人がそこかしこに佇み屈託なく会話に花を咲かせている。
健志を先頭にして彩とケンちゃんが続き、ブラジャーとショーツを脱がされてミニワンピースを着けニップルクリップと鈴で羞恥を煽られる紗矢が人波を縫うようにしてフロントに向かう。
俯いて内股で歩く紗矢に彩が話しかける。
「紗矢ちゃん、ワンピースはタイトなデザインで鈴は肌に張り付いているから音を立てることがない。ノーパンノーブラだなんて誰にも分らないから堂々と歩かないと、却って人目をひいちゃうよ」
「だって、アソコにいる二人組の男性がチラチラ私のことを見ているんだもん。何か気付いたのかもしれない」
「それは勘違い。今日は結婚披露宴出席で着飾った女性が多いけど、そんな人たちと比べても紗矢ちゃんの方が魅力的に映っているんだよ」
「えっ、彩さんにそんなことを言われると勘違いしちゃう。自信を持っていいですか??」
「勘違いじゃないよ、自信を持ちなさい。ケンちゃんは紗矢ちゃんにメロメロ、健志も今朝はウキウキしていた。紗矢ちゃんは妬けるけど魅力的」

「コネクティングルームをご用意してお待ちいたしておりました。お部屋へご案内いたします」
チェックインを済ませ、ベルボーイの案内に従ってエレベーターに向かう。
チン……目的のフロアで降りて先導するベルボーイが持ってくれているボストンバッグを見つめる紗矢の動悸が激しくなり、首まで朱に染めて足元がふらついてしまう。
前日、健志に連れられて行ったオモチャ屋で買った、女の秘所を守ることを放棄して性的欲望を喚起する下着やバイブ、拘束具などが紗矢とケンちゃんの着替えの下に隠すように入れてある。
「大丈夫、紗矢ちゃん??」
そっと手を伸ばした彩が覗き込むと、男たちに聞こえないように声を潜めた紗矢は、
「エッチな虫が蠢き始めてドキドキするの。あの公園で彩さんと健志さんを選んだのは間違っていなかった……ハァハァッ、ごめんなさい」
「ウフフッ、いいのよ」

コネクティングルームであることや設備の説明を終えたベルボーイが部屋を去ると、卑猥な想いを胸に秘めている四人は言葉を発することも出来ずに部屋の中を見回し、カーテンを開け放った窓から見える眺望に夜景の素晴らしさを想像して息を飲む。
「よし、ケンちゃんと紗矢ちゃんはこの部屋、オレと彩は向こうの部屋にしよう。コネクティングドアは開け放っとこうな」と告げて、彩の腰に手を添えて隣室に向かう。

「訳もなく昂奮する。まだ何も起こっていないし、これからどうなるか分からないのに……彩は変かなぁ??」
「オレもだよ。あの二人に操られているような気がするけど、決して嫌な気分じゃない」
「キスして。健志にキスしてもらったら落ち着くような気がする」
バッグをベッドに放り投げて彩を抱き寄せ、倒れ込みながら唇を合わせて濃厚なキスをすると、ウフゥッ~ンと艶めかしい声を漏らし、身体を入替て上になった彩は健志を覗き込む。
「紗矢ちゃんを可愛いと思う??どうなの??」
「可愛いと思うよ。可憐な少女が魅力的な女性に変身する直前の危うさを感じる。ケンちゃんが相応しい男なら紗矢ちゃんはとびっきりの好い女になるだろう」
「ふ~ん、彩がとびっきりの好い女になれるかどうかは健志次第なの??」
「クククッ、彩はとっくにとびっきりの好い女になっているよ。重要な仕事を任されたうえに、こんなに色っぽくてムッチムチの腰や太腿で男を誘う、そうだろう??」
「否定しないけど積極的に誘うのは健志だけ。このまま、このベッドでしたいこともあるけど待たせちゃ悪いよね」

隣室に戻ると紗矢とケンちゃんは身体を寄せてベッドに座り、固く握りあう手は信頼と不安が同居しているようで表情に落ち着きがない。
「夕食の予約時刻まで余裕があるから館内を歩いてみようか??」
「健志さん、館内散歩じゃなく、すぐに始めてくれませんか??さぁ始めようと言えることじゃないかもしれませんが……なぁ、紗矢」
「私たちがエッチなことをしたいとお願いしたのだけど、どうすればいいのか分からないし時間が経過すれば緊張感が増すし……唐突なお願いですが、私の陰毛を剃ってもらえませんか??彩さんと同じようにツルツルにしちゃってください。お願いします」
「……分かった。シャワーもナシで直ぐにツルツルの赤ちゃんマンコにしてあげるよ」
紗矢に微笑んで見せた健志は部屋の灯りを消し、まだまだ眩しささえ感じさせるほどの陽光を遮るためにカーテンを引きコネクティングドアから忍び込む隣室からの明かりだけの薄暗い部屋にする。

「紗矢ちゃん、ワンピースを脱ぎなさい」
「えっ……」
「ワンピースを着たままじゃ、うまく剃れないだろう。分かるね」
「紗矢、健志さんと彩さんの前でハダカンボになるのは恥ずかしいかい??」
「うぅうん、大丈夫。恥ずかしいけど、スッポンポンになります」
身体の向きを変えて三人に背中を見せた紗矢は、天井を見て、フゥッ~と息を吐き、ボタンを上から順に外して肩を滑らせるとワンピースはハラリと足元に落ちる。
薄明りの幻想的な雰囲気さえ漂う部屋で、素っ裸の背中を見せて立ち尽くす紗矢は肩をすぼめ、だらりと垂らした両手はわずかに震えて後ろ姿は神々しいほど美しい。
可憐な少女が成熟した女性になる前の妖しい魅力を感じさせ、健志とケンちゃんだけではなく同性の彩でさえもゴクリと唾を飲む。

「紗矢、後姿も可愛いけど真正面から見たいな。すれ違う男たちが思わず振り返るほど魅力的な紗矢のすべてを見せてくれるね。オッパイやツルツルになる前のマン毛も記憶に留めておきたい。ケンちゃんが記憶を記録にしてくれるらしいよ」
紗矢も承知しているのだろうがケンちゃんは手にしたビデオカメラを紗矢の後ろ姿に向けている。
「健志さんは思っていた以上に意地悪な人。今日は意地悪な男が好き……昨日も明後日も意地悪な人は嫌い。今日と明日朝まで好き……私のすべてを見てください」
見てくれという言葉は調子が外れて震えを帯びる。

彩―隠し事 370

性的欲望 -5

「20分ほどで着いちゃうよ」
車を停めた健志はケンちゃんと入れ替わりに後部席に移った彩に告げる。
「紗矢ちゃん、20分もあるんだって……ダメ、ケンちゃんは見ちゃダメ。この席は女の園」

彩は密かに憧れていた先輩に誘われて肌を合わせ、可憐な少女が女になった時から身体の奥に巣食う妖しい思いを意識するようになっていた。
隣家の年下の男子がカーテンの陰に隠れて覗き見しているのを気付きながら素っ裸になって着替えた時のゾクゾクするような背徳感で身体を熱くしたのは遠い昔の記憶になり、栞や健志との付き合いを通じて妄想と現実の境界線が低くなり知らず知らずの内に性的遊戯を楽しむようになった。
今では身体と心の奥に棲みついて彩を支配しようとしていた妖しい思いに操られることはなくなったと確信できるどころか、夫の浮気にも気持ちが揺らぐことは無くなり、愛を語り合った幸せな日々が戻ってくる日まで見守る気持ちの余裕も生まれた。
そんな彩が、今は年下の紗矢を相手に健志が運転する車の中で淫猥遊戯をしようとしている。

「可愛い紗矢ちゃんの唇を奪っちゃおうかな……ウフフッ、唇が柔らかくて気持ちいい」
頬を擦り、髪を撫でると紗矢は緊張を解いて目を閉じ、顎を突き出してキスをねだるような動きをする。
彩の指が唇を刷くとパクリと口に含もうとするが、指はさっと引いて唇を重ねる。
ウッ、ウグッ……ヌチャヌチャ、クチャクチャッ……ゴクッ、彩に後部席を見ちゃダメと言われたケンちゃんはルームミラーに視線を向けても見えるはずがなく、耳を澄ませて女二人がキスをする様子を耳で感じて気持ちを昂らせる。
カサカサッ,シュシュッ、二人が身体を寄せる気配が秘めやかな衣擦れの音となり、ケンちゃんの耳と想像力を刺激して股間を膨らませる。
運転しながらケンちゃんの股間を見た健志はルームミラーの中で彩と視線を交わして目元を緩め、わずかに瞳を動かしてケンちゃんを刺激するような行為を催促する。

「この首輪はリードが付いていたでしょう??持ってきたなら出しなさい」
「はい」……ジジジィ~……ゴソゴソ……「リードです}
か細い声を漏らした紗矢はバッグからを取り出したリードを手渡し、受け取った彩は躊躇することなく、カチッと音を立ててナスカンを留めてドア上部の取っ手に繋ぎ止める。
「これで紗矢ちゃんは彩の可愛いペット。気持ち善くしてあげる」
前開きワンピのボタンを上から順に外して胸の膨らみの全容があからさまになると右手を差し入れて背中に伸ばす。
同性の彩の手はタケちゃんの手と違って繊細な動きと気持ち善く感じる冷たさが心地好く、抗議する間もなくブラジャーのホックを外される。
「あっ、えっ、どうするの??」
「タイトなデザインだからこのままじゃ無理ね。もう少しボタンを外して片手だけでいいから脱いでブラジャーを外そうか」

シュッシュッ、サササッ……再び艶かしい衣擦れの音がして、
「アンッ、隣の車に見られちゃう」
「大丈夫、運転手さんは前を見ているよ」
「……ハァハァッ、ブラジャーを外したからボタンを留めてもいいですか??」
「だ~め、このままでいなさい。そうだ、パンツも脱いじゃおうか……腰を上げて……そう、それでいい。お尻をツルンと滑らせて……これで紗矢ちゃんはノーブラ、ノーパンでスリムなタイトミニワンピ姿。ウフフッ、興奮するでしょう??」
「健志さんは想像通りにスケベだったけど、彩さんは清楚で上品な仮面を被った意地悪な女性。ハァハァッ、興奮する」
「知らなかったの??彩は意地悪でエッチな女……こんなことも好きだよ」
胸の膨らみの先端を摘まみ、ゆっくりと指先に力を込めて紗矢の表情が苦痛にゆがむと唇を合わせて舌を侵入させるような濃厚なキスをする。
「ウッウッ、イヤンッ、痛痒くて気持ちいい……」
「彩はオチンポが好きだけど紗矢ちゃんが相手してくれるなら女の子と遊んでみたいな……いや??」
乳首を解放した彩の右手は左乳房を掬うようにしてヤワヤワと揉みしだき、熱を帯びた瞳で覗き込む。
「彩さんと遊びたい」
「紗矢ちゃんは敏感体質だね。オッパイをクチュクチュすると先っぽがツンと勃起したよ。可愛い……ウフフッ、ホテルの夜が楽しみ」
「だって、彩さんがオッパイを苛めたり優しくしたり、気持ち善いことをするんだもん」
「優しくすると気持ち善くなるのは分かるけど、紗矢ちゃんは苛められても気持ち善いの??」
「知っているはずなのに、いじわる」
「ふ~ん、そうなんだ……車を降りた後もオッパイ丸出しにする??それとも隠したい??」
「ハァハァッ、見られるかどうかのスリルを味わいたいけど、丸見えは嫌。怖い」
「分かった……ボタンを留めてもスリルと羞恥心を刺激してあげる」

「紗矢ちゃん、動いちゃダメよ。これを着けて……好いモノを貸してあげる」
紗矢の乳首にニップルクリップを装着した彩は、股間に手を伸ばして鈴を取り出し、チリンチリンと涼やかに響かせたのち、クリップに留める。
「ニップルクリップは痛い??痛くないでしょう??」
「痛痒くて気持ちいいです。それより、この鈴だけど、彩さんが車を乗り降りするときに鈴の音が聞こえたんだけど、アソコに付けていたんですか??」
「分からないの??彩のエッチな下着を見たでしょう。アレに付けていたの」
「えっ、ゴクッ……健志さん、あのホテルがそうですか??」
彩の言葉で何を想像してか、ゴクッと唾を飲んだケンちゃんは近付くホテルを指さす。
「そうだ、着いたよ。紗矢ちゃんがケンちゃんと結婚する前に卑猥な妄想を断ち切るホテルだよ」
「ハァハァッ、エッチなホテルかと思っていたけど立派なシティホテルなんだ。エントランスにも人や車がいっぱいでオッパイの鈴を鳴らして歩くのは恥ずかしい」

彩―隠し事 369

性的欲望 -4

カランカランッ……ドアベルの軽やかな音と共に入店した紗矢と健志は彩とケンちゃんを探す。
「ここだよ……お帰りなさい。紗矢ちゃん……コーヒーでいい??」
ケンちゃんの隣に座った紗矢の様子に不穏な雰囲気を感じた彩は言いかけた言葉を飲み込み、コーヒーでいいかと尋ねる。
「はい、コーヒーでいいです」
「紗矢、どうした??珍しくジャケットのボタンを全て嵌めているし、変だよ」
「ケンちゃん、分からないの??ほら……」
周囲を見回してケンちゃん以外には見えないように中ほどのボタンを外して、シャツとブラジャーを着けていないことを確認させる。
「どうして??……健志さん、散歩じゃなかったのですか??」
「怒るなよ。全く想像していなかったわけじゃないだろう……これを返しとく」
買い物袋に入れたシャツを見せてポケットにねじ込んだパンツとブラジャーを取り出して袋に入れ、ケンちゃんに手渡す。
シャツや下着に隠れるように入っているオモチャやランジェリーを確かめたケンちゃんは俯いたまま叱責を待つ子犬のような紗矢の手に自らの手を重ね、
「健志さんは紗矢が想像していた通りの人だったね……良かったね」
「ほんとう??怒っていない??」
「怒るはずがないじゃないか。紗矢の望みを聞いたときはびっくりしたけど、それもコレも僕たちの結婚のためだと理解した。何があっても僕は紗矢を愛するし信じている」

「お待ちどおさまでした。ブレンドコーヒーでございます……ごゆっくりどうぞ」
この場に相応しい言葉が見つけられない四人は静かな店内で自分の気持ちを持て余しながら苦いコーヒーを飲む。
「紗矢ちゃんは可愛いよな。ケンちゃん、大切にしなきゃダメだぞ。袋の中身はオレからのプレゼント……幸せになれよ」と、告げてケンちゃんの言葉を待つ。
「僕の気持ちは決まっていますが今の気持ちを抑えきる自信がありません。どうでしょうか、今日は金曜日ですが、明日、紗矢と僕の希望を叶えてもらえませんか??急なお願いで申し訳ないのですが訳の分からない昂奮を何日も抑える自信がないのです」
「オレは構わないけど、何よりも紗矢ちゃんの気持ち次第だろう」
「……ハァハァッ、お願いします。明日と言わずこれからでもいいです」紗矢は顔を伏せたまま、上目遣いで彩を見る。
「紗矢ちゃん。明日にしようよ。せっかくだから泊りでどう??お泊りセットを用意して居酒屋もよかったけど、美味しいお肉を食べたいと思わない??」
紗矢とケンちゃんは顔を見合わせて気持ちを確かめ合い、彩と健志に頷いて見せる。
「決まった。彩とオレから結婚する二人へのプレゼントということで任せてもらうよ。食事付きでホテルを予約しとく」


「……コネクティングルームをお願いします……レストランの予約もできますか………到着は16時過ぎになると思います」
翌日、土曜日の午後三時に公園での待ち合わせを約束して帰ってきた彩と健志はシードルで喉を潤し、ホテルの予約を済ませる。
「なんだか忙しいね。栞のエッチ下着の次は紗矢ちゃんのエロイ経験のお手伝い」
「ほんとだな……彩の仕事の邪魔になっていないか心配だよ。これまでの生活に戻りたいって言うなら反対しないよ」
「彩の身体に飽きたの??それとも嫌いになったの??……彩はね、今仕事が絶好調なの。新規プロジェクトを任されているって言ったでしょう、月曜日に担当役員にこれからの進め方を報告するんだけど、独立した組織になって予算や人員確保の裁量権が大きくなるかもしれないの。すごいでしょう」
「すごいよ。想像していたよりも責任のある地位にいるんだね……好いのか、オレと付き合っていても??」
「健志と付き合うようになって、元々の人見知りで消極的な自分が少し変わったと確信できる。身体と気持ちの奥に棲みついていたエッチでスケベ、マゾッコの彩を少しずつ解放した結果、昼間の自分も好い方向に変わったみたい。だから、健志が彩を嫌いにならない限り離れてあげない」
一気に思いのたけをぶちまけた彩は健志の膝に乗り、頬を擦りつける。
「クククッ、彩にとってオレはアゲチンなんだ。オレの知らない彩が仕事で成功するように精々エッチに励むことにするよ」
「そう、それでいいの、彩は貪欲なメスだよ。夜の欲求不満は昼間にも影響するからね……それはそうと、紗矢ちゃんと一時間ほど何をしたのか、洗いざらい白状しなさい」

路地の奥にある空き地でシャツと下着を脱がせたことや紗矢と行ったこともあるアダルトショップで紗矢が興味を持ったオモチャやコスチュームを買ったこと、紗矢が自らの意志でバイブを見ていた男に胸の膨らみを見せて挑発したことなどを話すと、明日は楽しい夜になりそうと目を輝かせてキスをねだる。
紗矢ちゃんたちの企みにパクリと食いつき、明日は欲情のおもむくまま獣になって性欲の果てるまで身体を貪るのだと思うと興奮を抑えきれなくなるが互いの肌をまさぐることを避ける。
「今日は許してあげる。健志のコレは紗矢ちゃんのアソコやお口で大暴れしたくてウズウズしているでしょう??」
「嫌な言い方だなぁ。御馳走を目の前にしてオアズケが二度目だよ」
「えっ、あぁ、英子が悠士さんの店に行った日の事??あの日はどうして彩を抱かなかったの??」
「翌日が休日なら心置きなく貪るけど仕事だって分かっているのに抱けないよ」
「クククッ、話したばかりでしょう。健志のオチンポは彩に幸運を運んでくれるんだよ、大切な仕事を控えている時ほど抱いてもらうんだから……今日は我慢するから紗矢ちゃんを満足させてあげてね」


土曜日15時、公園の入り口に停めた車から降りた彩が手を振るとベージュのミニワンピを着けた紗矢がすぐに手を振りケンちゃんの手を引いて近付いてくる。
車に乗る彩からチリンチリンと鈴の音が聞こえたけれど、紗矢もケンちゃんも気にする様子がない。

後部席の紗矢をルームミラーの中に見た健志はスタンドカラーが卑猥さを隠しているものの、昨日買った首輪を着けているのを確かめて頬を緩める。
「紗矢ちゃん。ミニワンピが似合って可愛いよ。スタンドカラーが上品で大人の色気を感じる」
健志の言葉で後部席の紗矢を見た彩は、スタンドカラーに隠れるように首を飾るのはチョーカーと呼ぶより首輪と呼ぶにふさわしく、おそらく昨日二人で買ったものに違いないと運転する健志に視線を向ける。
そんな彩の様子に紗矢は、
「この首輪は昨日健志さんに買ってもらったものです。ケンちゃんに言わなかったけど首輪を着けた瞬間、アソコがジュンとなっちゃった」
「紗矢ちゃんは自分で言う通り、立派なMッ子だね。ケンちゃん、席を代ってくれない。女同士で遊びたくなっちゃった」
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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