彩―隠し事 425
変転-3
ヌチャヌチャ、ニュルニュルッ……ハァハァッ……狂おしいまでの濃厚なキスで息を荒げる二人は相手の吐く息を感じながら視線を逸らすことなく見つめ合う。
SMショークラブで飛び入り出演をして下着姿で縛られた彩とそれを見た健志が、偶然ホテルで出会い付き合いが始まった。
夫のいる彩と独身の健志では不倫に対するリスクの大きさが違うからと、健志は彩の本当の名前や住む場所、仕事を知らずにいたいと何らの詮索もしてこなかった。
そんな二人が、彩の仕事に関係して重なり合う可能性が出来たことで興奮を新たにする。
彩は本当の名前や仕事を健志が知ることになるかもしれないと思うと不安よりもこれからの二人の関係に期待が膨らみ、健志は彩の本当の姿を知ると近付きたくなる欲望を抑えきれるかと増大する不安を持て余して荒々しい動きになる。
「ウッ、クゥッ~……激しい健志も好き。思いの丈をぶつけてくれるのが嬉しい……全てを受け入れたい」
右手で鷲掴みした彩の左太腿に吸い付く。
「あっ、ごめん。突然、彩のすべてを欲しいと思い制御できなかった…ごめん」
「謝らないで…続けてくれないと口にできない企みを隠しているのかと思って嫌いになるよ……もっと、強く」
ゴメンの言葉を発した健志は太腿から離れて上目遣いに見つめ、彩はわざとらしい怒り顔でキスマークを付けろと強要する。
チュゥ~、音を立てて太腿に吸い付きキスマークを残した健志は瞳を赤く染めて彩を見つめる。
「ウフフッ、知っている??首や太腿へのキスマークは独占欲や支配欲に通じるんだって……他人に見られる可能性のある首へのキスマークって彩はオレの女だと宣言するため。オマンコに近い太腿に付けるのはセックスを支配しているのはオレだと彩に知らしめるため。太腿だけじゃなく首にも付けてもいいよ……彩は健志の女だよね??そうでしょう??……ハァッ~、キスマークを付けられただけで興奮する」
抑え切れない昂奮をぶつけていた健志は太腿に付けたキスマークを見つめ、キスマークを付けられても非難することのない彩の言葉を聞いて平静を取り戻す。
吸い付いた処から腿の付け根に向かって舌を這わせ、鼠径部を舐め上がり割れ目の縁に舌を這わせると、ウゥ~ンと艶めかしい声を漏らした彩は股間を押し付け健志の頭を押さえつける。
「ウッ、ウグッ、苦しい……ムニュムニュして気持ちいいなぁ」
押さえつけられたまま太腿に埋めた顔を揺すると予期せぬ刺激に彩は頭を押さえる手の力が抜けて押し付ける太腿は快感に震える。
「彩の敏感すぎる身体は諸刃の剣。オレを責める積りでも、その快感は自らにも向かう。オレを責めながら自らに愛撫を施すことになる。間違いなくM体質だよ」
「性感の発達している身体の持ち主だから彩はMッコなの??」
「敏感な身体を持つ彩は性的な刺激に反応しやすいだけではなく、頭もいいから次はどんな愛撫や責めをしてくれるのだろうと想像をめぐらす……反応のいい身体は男の征服欲や独占欲を膨らませてそれは嗜虐心に通じる。膨らむ彩の妄想は普通のセックスでは満足できなくなり被虐心を募らせる……うまく言葉にできないけど、彩はそんなことに気付いているだろう??」
「そんなこと考えたこともないけど、そうかもしれない。ねぇ、健志は彩の欲望を満足させてくれるでしょう??際限のない彩の妄想を鎮めてくれるよね??」
妖艶な香りと薄明りというセンシュアルな雰囲気は酒と高まる二人の欲情でセクシーなモノになり再び濃厚なキスを交わしながらソファから床に移動する。
青シャツに指を掛けて大きく開き薄明りの中で大理石にも似た滑りを持つ妖艶な白い肌を見つめる健志に向けて彩は笑みを浮かべる。
「今の健志の視線。ヨガをする彩を見る時と同じでエロイ」
「えっ、気付いていたのか。恥ずかしいな」
「ヨガマットを用意する処からずっと見ているもん。レギンスもトップスも身体のラインを強調するようなピッチピチじゃないのに健志の視線がエロイのはなぜ??どうして??」
「参ったなぁ……ゆったりと呼吸を大切にしているような動き。嫋やかさの中に凛とした様子が彩によく似合っていて好きなんだよ。エロイと感じさせたなら、ゴメン」
健志は話題を避けるようにして胸の膨らみに手を伸ばす。
「ウッ、乱暴なのが好い。今日は荒々しく愛されたい……」
「わがままな彩が好きだよ。オレが思う好い女の条件の一つがわがままであること」
「前にも聞いたから覚えている。わがままを許せるどころか可愛いと思う女が健志にとっての好い女。わがままに付き合いきれないと思う女は好きになれない女…そうでしょう??ウフフッ、彩は好い女なんだ」
「そうだよ、オレは好い女の彩を大好きだよ……ここから動いちゃダメだよ。分かるね、彩」
寝室に向かう健志の背中を見つめる瞳は妖しく燃えて乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、それでも冷めぬ昂奮で両腿を擦り合わせる。
シーツやボンテージテープ、紐などを手にした健志を見ると、アァ~ンと吐息を漏らし、ハァハァと息を荒げて待ちきれないとばかりに両手で胸の膨らみを揉みしだく。
テーブルの上を片付けてシーツを敷き、
「彩。彩の身体で遊んであげるから仰向けに寝なさい……いい子だよ。両手両足を縛られたいだろう…どうするか分かるね」
健志の言葉は魔法のように彩を操る。
ボタンを嵌めずにシャツの前を合わせて昂奮と羞恥心の狭間で揺れる彩はシーツに横たわり目を閉じる。
テーブルから垂らした両足をボンテージテープで大股開きにテーブルの足に留め、両手首をそれぞれ紐で縛って万歳の格好で足に留める。
折角合わせたシャツはしどけなく開き、胸の膨らみや無毛の股間、ムッチリとして健志の視線を捉えて離れることのない腰から尻を経て太ももに至る成熟した女性らしいラインも曝け出す。
「いや、恥ずかしい…見ちゃイヤ」
「彩、それは催促の言葉だね。可愛いよ」
「うそ、違うもん。遊ばれても見えないように目隠しをしてくれなんて言ってないし、思ってもいないもん……」
怒ったように話し始めた彩の言葉は次第に弱々しくなり、思ってもいないと告げる頃には甘く震えを帯びる。
手にした黒い布をこれ見よがしに見せつけると彩の頬が赤く染まり、期待と昂奮で乾いた唇に滑りを与える。
健志が黒い布を近付けると命じたわけでもないのに彩は頭を上げて目隠しを催促する。
視覚を奪うと同時に唇を合わせて濃厚なキスをすると離れがたい思いで唇を突き出し顔を上げ、健志はそれに応えてツツゥ~と唾液を垂らすと突き出した唇を大きく開けて受け止める。
「ハァハァッ、おいしい……久しぶり。妖艶な香りで嗅覚を刺激され、意地悪な言葉で聴覚、目隠しで視覚を、縛られて触覚、今は唾液を垂らされて味覚と五感を刺激された」
「鋭敏な性感を持つ彩の五感はこんなもんじゃ満足できないだろう??五感の刺激はこれからだよ……」
健志は化粧筆を持ち、彩の手の甲を撫でて何をされるか想像させる。
ヌチャヌチャ、ニュルニュルッ……ハァハァッ……狂おしいまでの濃厚なキスで息を荒げる二人は相手の吐く息を感じながら視線を逸らすことなく見つめ合う。
SMショークラブで飛び入り出演をして下着姿で縛られた彩とそれを見た健志が、偶然ホテルで出会い付き合いが始まった。
夫のいる彩と独身の健志では不倫に対するリスクの大きさが違うからと、健志は彩の本当の名前や住む場所、仕事を知らずにいたいと何らの詮索もしてこなかった。
そんな二人が、彩の仕事に関係して重なり合う可能性が出来たことで興奮を新たにする。
彩は本当の名前や仕事を健志が知ることになるかもしれないと思うと不安よりもこれからの二人の関係に期待が膨らみ、健志は彩の本当の姿を知ると近付きたくなる欲望を抑えきれるかと増大する不安を持て余して荒々しい動きになる。
「ウッ、クゥッ~……激しい健志も好き。思いの丈をぶつけてくれるのが嬉しい……全てを受け入れたい」
右手で鷲掴みした彩の左太腿に吸い付く。
「あっ、ごめん。突然、彩のすべてを欲しいと思い制御できなかった…ごめん」
「謝らないで…続けてくれないと口にできない企みを隠しているのかと思って嫌いになるよ……もっと、強く」
ゴメンの言葉を発した健志は太腿から離れて上目遣いに見つめ、彩はわざとらしい怒り顔でキスマークを付けろと強要する。
チュゥ~、音を立てて太腿に吸い付きキスマークを残した健志は瞳を赤く染めて彩を見つめる。
「ウフフッ、知っている??首や太腿へのキスマークは独占欲や支配欲に通じるんだって……他人に見られる可能性のある首へのキスマークって彩はオレの女だと宣言するため。オマンコに近い太腿に付けるのはセックスを支配しているのはオレだと彩に知らしめるため。太腿だけじゃなく首にも付けてもいいよ……彩は健志の女だよね??そうでしょう??……ハァッ~、キスマークを付けられただけで興奮する」
抑え切れない昂奮をぶつけていた健志は太腿に付けたキスマークを見つめ、キスマークを付けられても非難することのない彩の言葉を聞いて平静を取り戻す。
吸い付いた処から腿の付け根に向かって舌を這わせ、鼠径部を舐め上がり割れ目の縁に舌を這わせると、ウゥ~ンと艶めかしい声を漏らした彩は股間を押し付け健志の頭を押さえつける。
「ウッ、ウグッ、苦しい……ムニュムニュして気持ちいいなぁ」
押さえつけられたまま太腿に埋めた顔を揺すると予期せぬ刺激に彩は頭を押さえる手の力が抜けて押し付ける太腿は快感に震える。
「彩の敏感すぎる身体は諸刃の剣。オレを責める積りでも、その快感は自らにも向かう。オレを責めながら自らに愛撫を施すことになる。間違いなくM体質だよ」
「性感の発達している身体の持ち主だから彩はMッコなの??」
「敏感な身体を持つ彩は性的な刺激に反応しやすいだけではなく、頭もいいから次はどんな愛撫や責めをしてくれるのだろうと想像をめぐらす……反応のいい身体は男の征服欲や独占欲を膨らませてそれは嗜虐心に通じる。膨らむ彩の妄想は普通のセックスでは満足できなくなり被虐心を募らせる……うまく言葉にできないけど、彩はそんなことに気付いているだろう??」
「そんなこと考えたこともないけど、そうかもしれない。ねぇ、健志は彩の欲望を満足させてくれるでしょう??際限のない彩の妄想を鎮めてくれるよね??」
妖艶な香りと薄明りというセンシュアルな雰囲気は酒と高まる二人の欲情でセクシーなモノになり再び濃厚なキスを交わしながらソファから床に移動する。
青シャツに指を掛けて大きく開き薄明りの中で大理石にも似た滑りを持つ妖艶な白い肌を見つめる健志に向けて彩は笑みを浮かべる。
「今の健志の視線。ヨガをする彩を見る時と同じでエロイ」
「えっ、気付いていたのか。恥ずかしいな」
「ヨガマットを用意する処からずっと見ているもん。レギンスもトップスも身体のラインを強調するようなピッチピチじゃないのに健志の視線がエロイのはなぜ??どうして??」
「参ったなぁ……ゆったりと呼吸を大切にしているような動き。嫋やかさの中に凛とした様子が彩によく似合っていて好きなんだよ。エロイと感じさせたなら、ゴメン」
健志は話題を避けるようにして胸の膨らみに手を伸ばす。
「ウッ、乱暴なのが好い。今日は荒々しく愛されたい……」
「わがままな彩が好きだよ。オレが思う好い女の条件の一つがわがままであること」
「前にも聞いたから覚えている。わがままを許せるどころか可愛いと思う女が健志にとっての好い女。わがままに付き合いきれないと思う女は好きになれない女…そうでしょう??ウフフッ、彩は好い女なんだ」
「そうだよ、オレは好い女の彩を大好きだよ……ここから動いちゃダメだよ。分かるね、彩」
寝室に向かう健志の背中を見つめる瞳は妖しく燃えて乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、それでも冷めぬ昂奮で両腿を擦り合わせる。
シーツやボンテージテープ、紐などを手にした健志を見ると、アァ~ンと吐息を漏らし、ハァハァと息を荒げて待ちきれないとばかりに両手で胸の膨らみを揉みしだく。
テーブルの上を片付けてシーツを敷き、
「彩。彩の身体で遊んであげるから仰向けに寝なさい……いい子だよ。両手両足を縛られたいだろう…どうするか分かるね」
健志の言葉は魔法のように彩を操る。
ボタンを嵌めずにシャツの前を合わせて昂奮と羞恥心の狭間で揺れる彩はシーツに横たわり目を閉じる。
テーブルから垂らした両足をボンテージテープで大股開きにテーブルの足に留め、両手首をそれぞれ紐で縛って万歳の格好で足に留める。
折角合わせたシャツはしどけなく開き、胸の膨らみや無毛の股間、ムッチリとして健志の視線を捉えて離れることのない腰から尻を経て太ももに至る成熟した女性らしいラインも曝け出す。
「いや、恥ずかしい…見ちゃイヤ」
「彩、それは催促の言葉だね。可愛いよ」
「うそ、違うもん。遊ばれても見えないように目隠しをしてくれなんて言ってないし、思ってもいないもん……」
怒ったように話し始めた彩の言葉は次第に弱々しくなり、思ってもいないと告げる頃には甘く震えを帯びる。
手にした黒い布をこれ見よがしに見せつけると彩の頬が赤く染まり、期待と昂奮で乾いた唇に滑りを与える。
健志が黒い布を近付けると命じたわけでもないのに彩は頭を上げて目隠しを催促する。
視覚を奪うと同時に唇を合わせて濃厚なキスをすると離れがたい思いで唇を突き出し顔を上げ、健志はそれに応えてツツゥ~と唾液を垂らすと突き出した唇を大きく開けて受け止める。
「ハァハァッ、おいしい……久しぶり。妖艶な香りで嗅覚を刺激され、意地悪な言葉で聴覚、目隠しで視覚を、縛られて触覚、今は唾液を垂らされて味覚と五感を刺激された」
「鋭敏な性感を持つ彩の五感はこんなもんじゃ満足できないだろう??五感の刺激はこれからだよ……」
健志は化粧筆を持ち、彩の手の甲を撫でて何をされるか想像させる。