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彩―隠し事 321

転生 -26

お香から漂う煙は無くなり、残り香にも慣れて甘くて妖艶な香りを感じなくなる。
やがてキャンドルも燃え尽きて締め切った部屋は真っ暗になる。
彩と会えない独り寝の夜は妄想で寂しさを紛らせると言う健志が話すピンクコンパニオン宴会は、二人を静かに燃え上がらせて暗闇さえも邪魔になることがない。

「真っ暗、何も見えないから健志のことがよく分かる。見えないからこそ感じる事がある」
「オレもだよ。見えると見た目が可愛いとか瞳の奥を覗いたり、視線や指先の動き、唇の小さな変化まで気になるけど今は気にならない。こうして彩と触れ合っていることがすべて、間違いなく彩は目の前にいる」
「健志の鼓動は胸に耳を付けなくても感じることができるし息遣いも感じる。ギュッと抱いて……もっと、もっと強く……ウッ」
「ごめん、力を入れ過ぎた。だいじょうぶ??」
「だめっ、今は優しさなんか欲しくない。健志が彩のことをどれほど欲しいと思っているか感じたいの……ウッ、痛く感じるほど抱きしめられるのが嬉しい」
「今は、彩はオレの女だって叫びたい気持ちだよ」
「言って、彩はオレの女だって言って。聞きたい」
「彩はオレの女だ。身体も心もオレのモノ。一緒にいる時は身体を抱くし離れている時も彩の心を抱いている」
「ウフフッ、仕事で会う男性が好い男だな、抱かれたいなと思ってアソコがジュンとなるとプラチナチェーン下着が健志を思い出させて自由にさせてくれないの。間違いなく離れていても彩は健志に抱かれている……束縛されて感じる自由、大好き」

真っ暗で何も見えないはずなのに健志の右手指は彩の鼻頭をつつき、頬を撫でて髪を擦る。
「愛しているよ、彩」
「アンッ、そんなことを言われると震えちゃう。分かるでしょう??」
「身体の力を抜いて、緊張しちゃダメだよ、オレのお嫁さん」
「健志のお嫁さんでいられるのは明日まで、彩の身体に想い出を残して……」

真っ暗な部屋でも彩と健志の手や指は相手の急所を探して肌を擦る。
「イヤンッ、ウフフッ、くすぐったいけど気持ちいい。キスして……」
愛撫なのか悪戯なのか健志の親指の腹が腋下を擦り、唇が首を這いわざとらしく吐息を吹きかけると彩は声を上げて身体を捩り、嬉しそうに含み笑いを漏らす。
健志の両手が頬を擦り、動きが止まると唇が近づいてどこにいるかを知らせるように舌先が彩の唇を刷く。
右から左へ、左から右へ、彩の舌が追いかけても見えているかのように逃げて合わさることがない。
今の彩には焦らされることも愛撫となって息が荒くなり、両脚を絡めて背中に回した両手に力を込める。
そんな他愛のない動きでも二人の欲情は昂ぶり、互いの肌をまさぐり唇が合わされて舌が踊る。

ヌチャヌチャ、クチュクチュッ……ハァハァッ、ウッウッ、ウルッ~……チュッニュルッ……暗闇に秘めやかな滑り音と荒い息遣いが響き、二人の欲情は激しく掻き立てられて互いの髪や頬を擦り、背中や腰をまさぐり首に回した手に力がこもる。
ウッウッ、ニュルニュルッ、ハァハァッ……唇を離すと暗闇の中で相手を見失うと思っているかのようにいつまでも絡み合わせ、舌だけではなく、肌を密着して這い回っていた手はいつもの間にかつないでいる。
「ちょうだい、健志の唾液と彩の唾液を混ぜちゃうの」
クチュクチュ音を立てて唾液を交換し、彩の両脚を割った健志の右脚は股間に押し付けられて妖しく蠢き、太腿に滑りを感じるとドロッと唾液を流し込む。
「ンッ、イヤンッ……ゴクッ……ハァハァッ、オチンチンが欲しい」
啜り溜めた唾液を飲み干し、息を荒げる彩は健志のモノを欲しいと下半身に手を伸ばす。
「届かない、ちょうだい、オチンチン、彩のオチンチンをナメナメしたい」
「向きを変えるよ。蹴とばさないように気をつけるけど……これでいいか??」
「ウフフッ、真っ暗で見えないけど分かる、彩のオチンチンに間違いない。先走り汁を垂れ流して可哀そう、彩に舐めてほしかったんだね、そうでしょう??お返事は??」
ピクピク……尻に力を入れてペニスを蠢かす。

チュルチュル、ジュルジュルッ、滴る先走り汁に舌を舐め取り、鈴口に唇を合わせて吸い取った彩はそのまま口に含んで顔を上下する。
両足を広げて仰向けに横たわり、芳しい匂いを撒き散らして健志を誘う彩マンコに吸い寄せられるように顔を埋めてピチャピチャと舌を躍らせると、股間の注意が疎かになっていきり立つペニスで喉の奥を突いてしまう。
「ウグッ、グゥッ~、ゲボッ……ハァハァッ、苦しい……ハァハァッ、急に喉の奥を突くんだもん」
「ゴメン、しゃぶられて気持ちいいし、彩マンコに夢中になっちゃった。ゴメン」
「彩に夢中になったからなの??ウフフッ、許してあげる」

身体を入れ替えて彩が上になり、再びペニスに舌を絡ませて顔に押し付けた股間をフルフル左右に揺する。
「どう??気持ちいい??それとも苦しいだけ??」
「彩マンコに押しつぶされるんだよ、オレ以外の男はやってもらえない」
「イヤンッ、彩はMッ気が強いと思っているのに、そんなことを言われると、苛めたくなっちゃう」

「ウグッ、クゥッ~、痛いっ……いたずらニャンコとベッドにいるような気分だよ」
「そうだよ、彩は悪戯好きな子猫。ニャンコは夜目も効くから内腿をガブッとして彩の跡を残したの、健志の内腿をオモチャと間違えちゃった。ゴメンね」
シックスナインの体勢でクンニリングスを施すわけでもなく自分と相手の気持ちを試すかのように性的な行為と言葉で戯れる。
真っ暗な部屋は愛する人が見えなくても触れることができるし愛おしく思う気持ちが思っていたよりも強いことも確かめることができる。

我慢の限界に達した健志は指を添えて小陰唇ごと割れ目を開き、伸ばした舌でビラビラが作る溝をゾロリと舐める。
「ヒィッ~、急にそんな……気持ちいい、噛んで、ビラビラを噛んで……」
ヌチャヌチャ、クチャクチャ、真っ暗で見えない小陰唇を甘噛みし、包皮を突き破ったクリトリスを根元から口に含んで吸い上げる。
秘所に与えられる快感に善がる彩は先走り汁を滴らせる怒張の根元を握ったまま身震いする。
「クゥッ~、いやんっ、いいの、気持ちいい」

彩―隠し事 320

転生 -25

にやけ顔で自然と浮かぶ笑みを隠そうともしない幹事は四人のコンパニオンを順に見つめながら話す。
「女子が横になってシーツで身体を隠し、四つのローターの内、一つだけアソコに入れる。男は一人ずつ順にスイッチを入れてどの色のローターを入れているのか当てるんだけど音で判るかもしれないからスマホを使って音楽を流すよ。残る三人の女子がどの色のローターを挿入したかを紙に書いてチップを2枚添える。当たればチップを渡さなくてもいい」と、告げて四人の女性に1000円札を三回分6枚と紙を3枚、使い捨て鉛筆を手渡す。

「一番若い私が最初にやる」
四つのローターを握りしめた愛が横になるとパートナーの男がシーツを掛ける。
愛は七人に見つめられる羞恥で目の縁を朱に染め、舐めた右手指を股間に伸ばして目を閉じ、ローターを摘まむ左手を妖しく蠢かして唇を噛み、ウッと吐息を漏らす。
「いいよ、準備ができたよ」オマンコにローターを挿入したと告げて恥ずかしそうに微笑む。
男たちは一人ずつ、スイッチを入れるよと声をかけながら順にコントローラーのスイッチを入れる。
その度に愛は膝を立てたり、顔を仰け反らしてシーツからはみ出た手を握って喘ぎ声を漏らしたりと迫真の演技をする。
三人の女がチップを添えた紙を差し出すとシーツが取り除かれてチャイナドレスの裾を捲って挿入したローターの色を確かめる。
「えっ、どうして分かっちゃったの??全員正解するなんて……どうして??」
「愛ちゃんはマンコに挿入したローター以外の三つを畳の上に置いただろう。微妙だけど畳の上で跳ねるように振動する音が聞こえちゃったんだよ。頑張ったのに残念だったね」

その後、夢、マドカの順にゲームは進み四人目の彩の番になる。
マドカに替わって彩が横たわる場所に向かい、すれ違いざま健志に囁く。
「善がり声を聞いても笑っちゃ嫌だよ」

意図を悟られないように目を閉じた彩はシーツの中で意味あり気に動き、胸の辺りで手が動くと男たちが首をかしげる。
胸の辺りの手は動きを止め、股間を覆うシーツが波打つのも止まると閉じた目を開いて、フゥッ~と息を吐く。
「準備は出来たよ。早く、気持ち善くなりた~い、彩を気持ち善くしてくれるのは誰かな??」
「彩ちゃんに挑発されて最初に受けて立つのは俺だよ……オマンコちゃん、気持ち善くしてやるよ」
幹事役の男がコントローラーを見せつけるようにしてスイッチを入れる。
ヴィ~ンヴィ~ン……ウッウッ、クゥッ~、喘ぎ声を漏らすまいとして奥歯を噛みしめて眉間に皺を刻む彩を見ると、幹事の操るローターが女の急所を責めているとしか思えない。
「彩ちゃんの善がり顔は好いなぁ、ローターじゃなく俺のチンポで啼かせてみたいよ」
彩の反応を見て自分の持つコントローラーがオマンコにつながっていると信じて疑わない幹事は満面の笑みで声を弾ませ、タケは怪訝な表情になる。
「フン……」幹事の男とカップル役の女がわざとらしく鼻を鳴らして全員の笑みを誘う。

「次は俺だな、スイッチ、オン」
「ウッ、いやんっ……いぃ、どうしてなの……ローターってスゴイ。みんなに見られているのを忘れちゃいそう」
唇を噛み、トロンと焦点の合わない瞳を一人ずつ全員に向ける。
投げやりな言葉と共にスイッチを入れた二人の目の男だけではなく、彩を除く男も女も全員が食い入るように反応を見つめる。
「一人目の反応が真に迫っていたから決まりだと思ったけど分からなくなっちゃった」
「夢ちゃんだけじゃないよ、俺の操るローターで彩ちゃんを身悶えさせたといい気になっていたけど夢ちゃんも俺も騙されたかもしれないな」

三人目の悠士がスイッチを入れても彩は仰け反り、身悶えながら甘い声を漏らしてこれまでの三人のうちにオマンコを責めたローターがあるのかないのか、誰にも分からない。
「カップルのタケの番か。仲睦まじく、ほっとくと二人だけの世界で遊びそうだったよな、それを彩ちゃんはどうするか??タケが操る赤いローターで気持ち善くなろうとするか、それともゲームに勝つことを優先するか……じっくり反応を拝見しようか」

コントローラーを弄ぶ手の平を開いたり閉じたりを繰り返すタケは彩に向かってウィンクし、それがまた、他の者を混乱させる。
ヴィ~ンヴィ~ン、タケの右手に合わせてローターが振動を始める。
「アッ、イヤッ…ウッウッ、クゥッ~……眉間に刻んだ皺は幹事役の男の時よりも深く、身悶える拍子で右脚がシーツからはみ出て伸ばした足指が折り曲げられるに及んでは演技とは思えない。
「ウグッ、グゥッ~……アンッ、ダメッ……イヤァ~ン……」
細く長く、尾を引くような甘く切ない吐息は女の秘所を責められて洩れる声だと誰もが信じて疑うことがなく、タケでさえもがオレにつながるローターをオマンコに挿入したのだと頬を緩める。

シーツを外された彩が股間に添えた右手をそのままにして胸の左手を動かすとブラックとピンクのローターが転がり落ち、チャイナドレスの裾からブルーとレッドのローターに続くコードが見える。
「やっぱり、タケちゃんの持つレッドと最初に反応の良かったブルーのどちらかが正解なのね……レッドが正解だと私は大当たり、神様、お願い」

「彩ちゃん、失礼するよ」
タケが声をかけてチャイナドレスを捲り上げると、クリトリスに押し当てられたレッドのローターを右手が摘まんでいる。
「せ・い・か・い・はブルーのようだけど、幹事さん、コントローラーを貸して」
マドカは幹事役の男からコントローラーを受け取ると強弱をつけたりオン・オフを繰り返して彩を責める。
「アンッ、いやっ……マドカちゃん、やめて。みんなが見ているのよ、彩に恥をかかせないで、お願い……」
「ダ~メ、そんなことを言っても彩ちゃんはクリに押し付けたローターを離そうとしない。もっと善くなりたいのでしょう??夢ちゃん、愛ちゃんも一緒に遊ぼう」

マドカと愛と夢、三人が操る四つのローターの内、ブルーはオマンコに侵入したまま振動を繰り返し、レッドはクリトリスと鼠径部や内腿を愛撫してピンクとブラックは胸の膨らみを中心に肩や脇腹、首や唇の周囲を這い回る。
ローターを追うようにして女たちの舌や唇も彩の性感帯を求めて妖しく蠢き、感極まった彩の口から間断なく喘ぎ声が漏れて両手指は堅く握られ、両脚の指が畳の目を掴もうとするかのように曲げたり伸ばしたりを繰り返す。
「ンッンッ、クゥッ~……いぃ、いぃの、気持ちいぃ……アッ、イヤァ~ン……」
胸の膨らみに青い血管が模様となって浮かび、先端はプックリ膨らんで欲情を露わにする。
「いやらしいオッパイ。白いオッパイに青い模様が浮かんで清潔感があるのに先端と乳輪がプックリ膨らんで物欲しげ……夢ちゃんと愛ちゃん、オッパイを吸ってあげなさい」
チュルチュル、ジュルジュルッ……女の身体を知り尽くし、ピンクコンパニオンとして日々自らの身体に磨きをかけている同性三人の責めは彩の性感帯を的確に捉え、四人の男たちはゴクッと唾を飲んで見つめるしかない。

「イヤァ~ン、気持ちいいけど恥ずかしい、こんなことって……身体が熱いの……」
マドカがチャイナドレスを捲り上げて股間を露わにすると、ダラダラ溢れ出るマン汁が灯りに反射してキラキラ輝く。
「今日はオレだけの愛人だと思っていた彩ちゃんが、みんなの愛人にされちゃった気分だよ。可愛いよ」
「イヤッ、恥ずかしい……」


「ひどい、みんなで彩のことを嬲者にしちゃったの??一番許せないのは健志、ピンクコンパニオンとは言え、カップルになった彩のことを庇ってくれなかったなんて、嫌いになっちゃうかもしれない」
「ゴメン、現実の彩には決してそんなことしないし、誰にもさせないよ。彩が見知らぬたくさんの男や女性に弄ばれたいって言うなら考えるけど……妄想の中のことまで責めないでくれよ」
「ウフフッ、分かっているわよ。妄想はそれで終わりじゃないでしょう??」
「えっ、うん。その後は全員で貸切風呂に入って男女が交互に並んで円になって身体を洗って……成人のスケベな男女が八人、いろんなことをしたと思うよ。妄想から覚めたから分かんないよ」
「クククッ、彩がピンクコンパニオンになった妄想はそこまでか……いいよ、ここからは現実で彩を気持ち善くしてくれるでしょう」

彩―隠し事 319

転生 -24

沈香ベースの甘く艶めかしい香りにも慣れて寝室に入った時ほど妖しい雰囲気を感じなくなった彩は、キャンドルの灯りが照らす薄明りのベッドにうつ伏せになり隠し切れない好奇心と淫蕩な思いで瞳を輝かせ、健志が独り寝の夜に膨らませるという妄想話の続きを聞きたいと催促する。
「健志が王様ゲームを嫌いな理由は聞かないからピンクコンパニオンになった彩がどんなことをするのか教えて……彩はゲームに勝ったのに気持ち善くて身悶えるような恥ずかしい姿を見られちゃうんでしょう??続きを聞かせて、コンパニオンって楽しそうなんだもん」


四人の男たちは普段からゴルフやマージャン、飲み会など一緒に遊ぶ仲間でもあり、コンパニオン宴会でも盛り上がりに水を差す者がいるはずもなく、それが四人のコンパニオンの仕事もしやすくて会話は弾み、野球拳で性的に高揚した気持ちのまま半立ちのペニスを女子の頭に載せて、チョンマゲ~と叫ぶ者もいる。
男の太腿を跨いで座り、一つのグラスでビールを飲み交わしながら料理を咥えた女と男が両端から食べて自然と唇が重なると互いの身体に手を回してフレンチキスをするカップルもあり、それを見ながら彩がマドカに、
「マドカちゃん、今日はみんなのノリがいいから楽でいいけど、進行が速いよね」
「そうだよね、彩さんの言う通り。このままいったら延長時間にどうなるんだろう??」
「ほんと、今日はノリが良くて楽しいけどどこまで行っちゃうんだろうね……タケちゃん、当然延長してくれるでしょう??」
「決めるのは輪番制の幹事ってのがオレたちの決め事だけど、延長を前提にお金も精液も溜めたんだから延長しないなんて言ったら例え幹事でも除名だよ。座持ちのいい彩ちゃんやマドカちゃん、愛ちゃんと夢ちゃんのお陰で楽しく遊べそうだ」
「気前も気風もいいお客様で私たちも気持ち善く仕事ができます」

「男は浴衣のままでいいけど女子はチャイナドレスに着替えてもらえるかな。野球拳で全員マン毛を見せたんだから下着ナシでいいだろう??」
「何か悪だくみがあるらしいけど、幹事さんのお願いだからいいわよ。ねぇ、みんな着替えようよ」

彩の言葉を合図にして四人は男たちに背を向けて浴衣を肩から滑らせて脱ぎ捨て、四色のチャイナドレスに着替える。
タケはミニ丈の真っ赤なチャイナドレスに着替えた彩ちゃんに見惚れながらも、愛ちゃんと夢ちゃんが着るピンクとブルーを着ても可愛いだろうなと頬を緩める。
「マドカちゃんは黒が似合うな。スラリとした身体のラインを際立たせるデザインと色だよ。愛しているよう~」悠士の言葉に彩は、
「そうね、マドカちゃんはスタイルがいいもんね。彩は妬けちゃう」
「ごめん、そんなつもりで言ったんじゃないよ。それに彩ちゃんとカップルになったタケは女性の下着は赤やピンクが好きなんだよ」

「チャイナドレスに素足も色っぽいけど、ストッキングを穿くと足のラインがきれいに見えるだろう。たまたまだけど、チャイナドレスと同じ、レッド、ピンク、ブルーとブラックのストッキングがあるから穿いて見せてよ」
幹事がバッグから取り出した四色のパンティストッキングをそれぞれ受け取った女たちは、足をきれいに見せるだけで済むはずがないと思いながらも、好い色だねとか、似合うかなどと他愛もない言葉でワイワイガヤガヤ話しながらストッキングを穿き終わると幹事が話す。
「これからするのは痴漢ゲーム。嫌がる女性を襲ってストッキングを早く破いた者が勝ち。賞金は1等賞から順に5,3,2,1枚。女性はカップルの男性を相対的に有利にするためにも上手く逃げてください。私も他の三人も普段は絶対にできないことだけど今日は罪になりません。対戦相手を発表します……………」

嫌がる様子もなく嬌声を張り上げて逃げる女を背後から抱きしめて尻に裂けめを作って引き千切る者、仰向けに押さえつけた女の上半身を跨いで自由を奪い脱がそうとした男は成功するかと思ったものの両脚をバタバタさせた拍子に女の膝が額にヒットして怯んだ瞬間に逃げられて勝負は混とんとする。
彩は股間に顔を押し付けてチュバチュバする男に与えられる快感に逃げる動作が鈍り、あっけなくツルンと脱がされてしまう。
「どうだ、俺が1等賞。性感豊かな彩ちゃん相手で恵まれたよ。彩ちゃんありがとう、ムレムレマンコも最高だったよ」
「なに言ってんの、パートナーの私は感度がワルイって言うの??」
夢の抗議にストッキングに手を掛けていたタケたちも笑い出してしまう。


「彩は感度が良くて負けちゃったんだ。感度が良いって悪いコトじゃなく自慢してもいいよね??」
「痴漢ゲームは負けるが勝ち。いくつか説があるらしいけど人間の三大欲求、食欲・性欲・睡眠欲の内、性欲に関わることだから感度が好いのは自慢することだよ」
「そうだよね、彩は性欲が強くて性感は発達している好い女。そうでしょう??」
「そうだよ、彩は性欲自慢の好い女。可愛いよ」
「その言い方は褒められている気がしないけど許してあげる。続きを聞かせて」


酒を酌み交わしながら性感を高めた八人は野球拳とストッキング破りでわずかに残っていた羞恥心や普段の常識を捨て去り、お色気遊びに夢中になる。
幹事役の男はバッグの中を覗き込んで不思議そうな顔になり、
「こんなにパンストが残っているよ。何か使えないか……」と、ニヤニヤ笑いの表情で七人の顔を順にみる」
「ストッキング綱引きを見たいな。女性が片足だけ穿いて引っ張りっこ、脱がせた方が勝ち」
「そうだな、ストッキングを被ってブサ顔綱引きよりも好い、絶対に好い……」

二足のパンストの片足を結び、太腿の付け根まで穿いた二人が向かい合って引っ張り合って脱がせ合う。
このゲームで男たちは見物に回り、ショーツを着けずにミニ丈のチャイナドレス姿のコンパニオンたちがストッキング綱引きを始めるのを今や遅しと待ち構える。
ジャンケンで組み合わせを決めた女たちは彩とマドカの対決で綱引きを始める。
「負けないわよ。気前の好いお客様が私たちの勝負に賞金を出してくれているんだからね」
向かい合って腰を下ろした二人は右足にストッキングを穿いて、「始め」の声でストッキングを引き合う。
両手を背後につき、左足と尻を踏ん張って右足を引くと股間の守りがおろそかになり陰毛の奥の赤い花弁をチラチラさせる。
四人の男と二人のコンパニオン愛と夢、六人の視線は彩とマドカの股間を見つめ、それに気づいた二人は綱引きを躊躇する。
「アララッ、プロ意識がないなぁ。尊敬できる先輩だと思っていたのになぁ、ガッカリ」
愛の声で我に返った彩とマドカはオマンコが丸見えになることも厭わずに真剣勝負に戻る。
攻めて引っ張るときは勿論、不利になって脱がされまいと右脚の膝を曲げるとオマンコは内臓まで見えるのではないかと思うほどパックリ開き、ビラビラやクリトリスまで見せてしまう。
「マドカちゃんはマン毛の守りが固いけど、彩ちゃんはマン毛が薄いから内臓まで見える。ウネウネ、グチュグチュいやらしくて好きだよ」
「彩さんと違って私のアソコは剛毛が守っていると言いたいの??クククッ、薄くはないか……あっ、こんな事を話している内に負けちゃった。ムッチリ彩さんに有利なゲームだよ」
女性四人は股間を晒すことも嫌がらずに幹事の決めたルールで真剣勝負をしてくれたので大いに盛り上がったまま総当たり戦の6試合は終わり、マドカが口にした彩に有利なゲームが的を得ているかのように3連勝で綱引きゲームの勝者になった。

座は乱れ、コンパニオンの着るチャイナドレスは女性らしい魅力と色気を強調するための衣装と化し、男たちは羽織る浴衣の紐を邪魔だと言い張って外しているので股間は丸見えになる。
〽一つ出たほいの……一人娘とやる時にゃ、親の許しを得にゃならぬ
二つ出たほいの……二人娘とやる時にゃ、姉の方からせにゃならぬ
……七つ出たほいの……質屋の娘とやる時にゃ、入れたり出したりせにゃならぬ
……<<ヨサホイ節>>

〽チ~ンチン、チンチンチン……子供の頃の雪の朝、白く積もった庭に出て
チンチン摘まんでオシッコで雪に名前を書いたっけ、お~チンチン……あのチンポコよどこ行った……<<オーチンチン:ハニー・ナイツ>>

「今日は最高、タケちゃんたちは面白い……幹事さん、延長してくれるでしょう??」
「勿論だよ」
「じゃあ、ここには貸切風呂があるから入ろうよ、文字通りの、ハ・ダ・カのお付き合い……その前に、何かエロイゲームをもう一つしようよ。賞金アリだし、みんなもそう思うでしょう??」
「秘密のバッグには、こんなモノも入っている。これを使ってゲームをするんだけど、ルールは……」

彩―隠し事 318

転生 -23

昼間、健志の知らない処で知る由もない顔で仕事をする本当の彩でもなく、妄想の中のピンクコンパニオンの彩でもなく、健志が愛する目の前の彩が身に着ける白い男物のシャツを脱がせ、キャンドルの仄かな灯りの中で剥き出しになった艶めかしい肩に舌を這わせて息を吹きかける。
「イヤンッ、くすぐったいけど気持ちいい。鳥肌が立つほどゾクゾクする……エロイコンパニオンになった彩の話しを続けて、明るいエッチで面白そう」
ピンクのブラジャーの縁を指先でなぞり、右手だけでブラジャーのホックを外してその跡にチュッと音を立てて唇を合わせた健志は妄想話を続ける。


「タケちゃん、いつも四人で遊んでいるの??随分と息が合って遊び慣れている感じがする」
「冗談だろ。オレたちは気の合う仲間だしよく集まって飲んでいるけど、今日のような遊びはできないよ。安くはないだろ、楽しいからって何度も出来る事じゃないよ」
「そうか、そうだよね。正直に話してくれて安心した……お代わりはビールでいいの??」
「ウィスキーの水割りにしてもらおうか。薄めで頼むよ、彩ちゃんのそばで酔っぱらうには早すぎる」
「ウフフッ、タケちゃんは彩を悦ばせるのが上手。ほら見て、あの人の手はチャイナドレスに忍び込んでオッパイを揉み揉みしている。彩のオッパイに興味ないの??」
「彩ちゃんの言葉で手を出すのは情けないけど、我慢できねぇや」
背後に回した手で尻や腰を擦り、付け根付近まで剥き出しになっている太腿をヤワヤワと擦る。

「彩は酔いたい。タケちゃんに恥ずかしい姿を見せるかもしれないから素面は嫌。ねぇ、口移しで飲ませて……」
水割りを口移しで流し込むと目を閉じた彩は白い喉を見せてゴクッと嚥下し、そんな姿にも健志は愛おしさを募らせる。
髪を撫で、「可愛いよ」と囁く。
「いいことを教えてあげようか……こんな仕事をしているからオッパイを揉まれたり、キスを強要されたりするのは仕事の内と思っているけど、髪を撫でられるのは我慢できない時もあって、そんなときは巧くはぐらかしちゃうの。でもタケちゃんに撫でられると嬉しいし、気持ちいい。ウフフッ、ほんとだよ」

「ようよう、そこの二人。二人だけで盛り上がっているようで妬けちゃうな。ゲームをしようよ、ゲーム」
タケと彩を指さしながら早くも顔を赤らめた男が、声を張り上げる。
「そうしよう。最初にするのは野球拳と決まっているだろう。ゲームタイム開始」
幹事役だと名乗った男がルール説明をする。
籤で決まった二人は今日のチーム。ゲームに勝てば賞金は女子のモノになる。野球拳は別のチームの異性と勝負して勝ち抜き戦、1回戦は1枚、準決勝は2枚、優勝すれば3枚で最期まで残れば6枚ゲットで男が勝っても賞金は女子のモノ。勝負は相手を素っ裸にすれば勝ち、残った衣装のままで次のゲームに臨む。


現実の健志は彩に「妄想の中の出来事だから都合よく進んじゃうけど気にしないで」と、話しながら背骨に沿って乾いた舌を触れるか触れないかの繊細なタッチで這わせる。


歓声を響かせながら野球拳は進み、下着1枚を残す健志と彩が勝ち残る。
二人を除く六人は野球拳に負けて素っ裸で自席に戻り、ある者は女子を股間に載せて女の左手と男の右手を打って囃し立て、別のカップルは同じように股間に座らせた女のオッパイを揉み女が手を打つ、もう一組は寄り添って座り、男がグラスを女の口に運び女は早くもそそり立つペニスを握る手を上下する。
「タケ、負けんじゃないよ。チンポはオレも1本、持っているから見なくてもいいよ。どうせ見るなら彩ちゃんのマンコを見たい」
「そうだ、そうだ、彩ちゃんマンコ、彩ちゃんマンコのご開帳……」
青い下着の健志とピンクのTバックショーツの彩を素っ裸の男女六人が囃し立てる。
「彩ちゃん、せっかくのTバックだからクルッと回って後姿を見せてくれよ」
「今日は気持ちの好いお客様だからサービスしちゃう。彩のプリプリお尻は見るだけ、タッチはオプションで別料金……♪ラ~、ラララ、ララ、ラ~……」
こんな時に相応しいタブーの曲をハミングしながら両手を後頭部に添え、腰をくねらせて後ろ向きになり艶めかしく身体を揺する。
「いいぞ~、彩ちゃん。引き締まった女豹のような愛ちゃんもいいけどプリケツも好き。タケ、勝ってくれよ。チンポよりもマンコだマンコ。頑張れ頑張れ、チンポ」
愛ちゃんの腰に手を回して抱き寄せる男は声をからしてタケに声援を送る。

「勝負だ、彩ちゃん……♪や~きゅうぅ~、す~るなら……」

「よ~し、よし、タケの勝ち、チンポが勝って、マンコが負け。ぬ~げ、ぬ~げ、オマンコ見せろ」
彩の背後に立つタケはTバックのサイドに指を絡めて首筋に息を吹きかけながら、
「彩ちゃん、オレだけのマンコにしときたいけどルールはルールだからね」
Tバックに絡ませた指を引きながらプリケツを滑らせ、屈みこんで一気に足首まで下ろして恥毛もろとも秘所を晒す。
「うわぁ~、エロイなぁ。小さな傷もなければ染み一つない白い肌は清潔感があるのにパンと張り出した腰の辺りがエロイ。彩ちゃんが相手なら一晩に三回は出来るな」
「何言っているの、あなたの相手は私でしょう。私が相手なら何回出来るの??」
「彩ちゃんに妬いているのか。最後まで聞きなよ、愛ちゃんとなら五回は出来る。俺は好きな女に嘘を吐かない」

タケ以外の七人の男女は素っ裸で浴衣だけを着て、野球拳でパンツ一枚残したタケだけがその上に羽織って席に戻り、ワイワイ賑やかに酒を飲む。
「彩ちゃん、野球拳の賞金は全部で11枚。そのうち彩ちゃんとオレが9枚獲得。この後も頑張ろうぜ、勝負は買ってこそ面白い」

「ちょんまげ~」突然、立ち上がった男がカップルになった夢ちゃんの背後に立ち、半立ちのペニスを頭に載せて、丁髷と叫ぶ。
「クククッ、丁髷はピンとしてないとカッコ悪いよ、こんなダラリンコなのは好きじゃない……」
振り向いた夢ちゃんはビールを満たしたグラスにペニスを浸けて、
「気持ち善くなったら喘ぎ声を漏らしてもいいからね」と囁いてパクリと口に含み、逃げないように腰に手を回して顔を前後する。
ニュルニュル、ジュボジュボッ……「たまんねぇな、気持ちいいよ。ビンビンになっちゃった」
「ウッウッ、ウグッ……プファッ~、急に大きくなって上顎を突くからびっくりしちゃった」
「夢ちゃんにご祝儀2枚」幹事が1000円札を四つ折りにすると、意図を察した夢ちゃんは立ち上がり、両脚を開いて中腰になる。
「こらっ、夢ちゃんは俺の女だぞ。チップは俺が渡す」
幹事から千円札を奪い取った男は舐めた指を股間に伸ばし、ウンと頷いて挿入する。
「尻尾は尻に付いていると思ったけど夢ちゃんは前にあるんだ、かわえぇな」
ノリのいい男たちに気分良くするコンパニオンたちも普段以上にサービス精神を旺盛にする。


「イヤンッ、シャツを脱がされちゃった。いつものブルーのシャツじゃないけどロイヤルオックスのホワイトシャツは暑い季節に最高」
「じゃあ、もう一度袖を通そうか??」
「いじわる、彩は背中も性感帯。気持ち善くしてくれるでしょう……妄想の中の彩のピンクコンパニオンはお終いなの??王様ゲームはしないの??」
「王様ゲームは嫌いだよ」
「クククッ、エロイ宴会でする王様ゲームが嫌いってことはひどい目にあったことがあったんだ、聞きたいけど許してあげる。
「野球拳よりも、もっとエロイゲームがあったよ。ゲームに勝った彩がみんなの前で身悶えてマン汁ダラダラ垂らすゲームは最高だな。その前に、定番のツイスターゲームもやったし、貸切風呂にも入った」
「続きを聞かせて、明日は土曜日だから起きるのが遅くなっても平気でしょう」

彩―隠し事 317

転生 -22

「三番目は割れ目に沿ってツツゥ~と舐めて窄まりの中心をツンツンする……忘れた振りをする彩は可愛いよ」
「忘れた振りなんかしてないけど、三番目がオチリだったなんて気付かなかったなぁ」
「しょうがねぇな。約束を守らないと彩に嫌われちゃうからな……」
うつ伏せでベッドに突っ伏す彩に健志の表情は見えず、その顔に会心の笑みが浮かび悪戯心が浮かんでいるのを気付かず、他愛のない会話を交わしながらも健志の手は脇腹や太腿を撫で続ける。

「ひとつ聞いてもいい??」
「どうぞ、オレは彩の身体に夢中。他のことに興味がないからいい加減な返事でも許してもらうよ」
「うん、大丈夫。無関係じゃないから……今もそうだけど、健志はずっと彩の身体に触れている。久しぶりに会うと場所を問わずハグとキスを欠かさないし、家の中でもすれ違う時はお尻をツルンと撫でる。彩のことが大好きだから??それとも癖なの??」
「いつでも彩を感じていたい。これじゃあ、不満??」
「うぅうん、じゃあ、彩がそばにいないときは??」
「前に言っただろ。離れている時は妄想の世界で彩とどんなことでもできるし、どんなことでもさせられる……そんなときのオレはヘンタイかもしれない」

会話を続けながらシャツを捲り上げてピンクのショーツに包まれた尻をあからさまに曝す。
キャンドルの仄かな灯りは剥き出しの太腿を妖しく照らし、頬ずりしたくなるほど艶めかしく感じさせる。
指先を触れるか触れないかの微妙なタッチで内腿に這わせると太腿はビクッと震えを帯びて、イヤッと健志の股間を刺激する甘い声を漏らす。
ショーツ越しに左右に開いた尻の割れ目に顔を埋めて唾液まみれの舌を這わす。
「アンッ、温かい息とニュルニュルの舌、エッチな気分が盛り上がる……ねぇ、独りの時はエッチな妄想で彩を苛めるんでしょう。一つでいいから聞かせて、ねっ」

おチビちゃんでムッチリすぎる下半身と彩は謙遜するが、腰や太腿に手を這わせて尻の割れ目に舌を伸ばし、上目遣いの視線の隅に揺れる髪が映ると胸を焦がす愛おしさにどうしていいか分からなくなりガブリと尻に噛みついてしまう。
「いたぁ~い、打たれるのもいいけど噛まれるのも好きになっちゃうかも……気持ち善くなりたい。脱いじゃう……」
うつ伏せの身体を起こして引き千切らんばかりにシャツのボタンを外し、恥ずかしいと一言漏らして再び突っ伏してしまう。
脱がされたい気持ちを言外に込めてシャツを脱いでも彩の気持ちを知らぬはずのない健志の手は太腿や尻を這い回るばかりで満足できるはずがない。
「フフフッ、気持ち善くなりたいからって焦れる彩も可愛いな」
「焦らされるのも好いかも……」

「こんなに可愛くて愛おしく思う彩を独り寝の夜は妄想の世界で蹂躙している。それでも嫌いにならないでくれるかなぁ??」
「鳥のように空を飛びたいと思う人がいたから飛行機がある、はるか遠くにいる人と話しをして姿を見たいと思う人がいたから電話やテレビ電話がある……独り寝の健志は彩にどんな夢を見たのか、し・り・た・い」
「彩のいない夜は長いからなぁ……二人で海へ行ったんだけど水着を忘れちゃった。せっかく来たんだからって岩陰に隠れて素っ裸になってプライベートビーチみたいだねってはしゃいでいたら、岩の上から見物人が降ってくるほどの人だかり。いつの間にか彩をモデルにしてオッパイやツルツルマンコのビーチ撮影会。気が付いた時、ビーチに残されたのはオレと脱ぎ捨てた彩の衣服だけ、カメラマンも彩もどっかに行っちゃった」
「ハダカンボのまま彩は誘拐されたの??撮影会の後は乱交パーティに連れていかれちゃった。それじゃあ、つまんない、もう少しエッチな妄想はないの??」
好色さを隠し切れない彩の声は上ずり、健志の手が触れる下半身が妖しく震える。

「二つ目は、そうだなぁ……悠士も交えて男四人で温泉に行ったんだけど、妄想だよ、念のために言っとく。男友達だけの温泉旅行だから当たり前だけどコンパニオンはピンクとかスーパーってヤツ」


「こんにちは、本日はありがとうございます。彩と申します」
赤いチャイナドレス姿で男たちを刺激する彩と名乗るコンパニオンがリーダーらしく残りの三人に目配せして挨拶を済ませ、揃って三つ指をついて首を垂れる。
ミニ丈でピッチピチのチャイナドレス姿のコンパニオンは正座したために太腿の付け根付近までずり上がり、下着まで見えるのは宴会を盛り上げる演出のように見える。
「挨拶は終わり、席決めしようぜ。みんな可愛いし色っぽいから誰でもいいんだけど、席決めは厳正な籤で決めよう」
席は籤で決めると決めていた男たちはコンパニオンを横目に見ながら籤を引き、健志は目当ての彩、悠士も目当ての黒いチャイナドレス姿のマドカを隣に座らせる。

「オレはタケ、よろしくね。彩さんにお酌してもらえるなんて最高だよ」
八人はそれぞれのグラスにビールを注ぎ合い、特定の誰かと言うことではなく顔を見合わせてタイミングを計り、
「カンパ~イ、元気な大人の男女の宴会、楽しもうぜ」
「カンパイ、俺は今日、この時間のために仕事を頑張ってきた。こんなに可愛い女の子が隣にいるなんて夢のようだよ」
「カンパイ、今日の幹事を引き受けて楽しく過ごせるようにと、ゲームやチップ用に千円札を50枚用意してきたから早い者勝ちだよ」
「うわぁ、すごい。50枚を早い者勝ちなの、ウフフッ、サービスしちゃう」

「タケちゃん、今日は私たちも楽しめそう。チップや賞金を目の前に積まれたらサービスするしかないよね」
「ごめんね、金でどうのこうのと野暮なことは言わないから安心していいよ」
「分かっているわよ。彩たち、スーパーコンパニオンを前にして気取ってもしょうがないよ。楽しんでね」
「おう、ありがとう。この部屋にいる限りオレと彩ちゃんは恋人同士、いいだろう??」
「クククッ、いいわよ。彩でいいの??」
「彩ちゃんが入ってきた瞬間にオレのハートはズキュ~ンって撃ち抜かれちゃったよ」

「スーパーコンパニオンの彩がお客さんの健志とどんなエッチなことをするのか楽しみ……その先を聞かせて。その前にシャツを脱がせてほしい」

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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