“大人の童話館”建設予定地
妄想館は閉館いたしました
新たに<大人の童話館>を建設予定です
文字だけで画の展示予定はありません
残念ながら、展示物は、B・C級品のみでA級品の入手は困難です
<<館主の才能不足で。・・・>>
旧品(過去の展示物)を手直ししたものから順次展示予定です
開館予定は・・・う~ン???
愛は真ん中に心があるから真心、恋は下にあるから下心と言いますが
両方に人をつけると
愛人と恋人
冒頭の言に従えば、愛人は真心で恋人は下心
ざっくりと・・・・・
愛人は、真心をトッピングしないと関係が危うくなる
恋人は、将来に向かって関係を深めたいと思うから善意の下心も混じる
・・・・・そんな事なのでしょうか???
赤い糸につながる、大好きで大切に思う人が、すぐそばに居るのですが
小指から延びる赤い糸が何本かあるのです
糸の先に人の気配を感じるものもあれば
今はまだ人の気配を感じない糸もあります
勿論、つながる人がいたのに、今は切れて風にブ~ラブラの糸もあります
愛・恋、私には解ききれない命題がたくさん残っています
余波 -20
想像もしない紗矢の言葉に彩は言葉を失い、健志の手に重ねた左手はジットリ汗ばむ。
「やっぱり、ダメですか……そうですね。どこの誰だかわからない男と女、しかも夜の公園で他人に見られながらセックスするような変なカップル。でも信じて、さっきも言ったけどエロビデオで触発されたけどこんな事をするのは初めてなの」
「紗矢ちゃんたちを信じるとか信じないということじゃないの。あまりに唐突な申し出ででびっくりしちゃったの」
「そうですよね、変なことを言ってごめんなさい。忘れてください」
「ねぇ、紗矢ちゃん。私からの提案だけど、今日はムリだけど一緒に食事をしようか??いや??」
「いいえ、イヤじゃないです。ケンちゃんもいいでしょう??」
「紗矢が望むなら僕に異存はないです。いえ、ぜひ、お願いします」
「よかった。私は色々事情があるから、一か月、いえ、今週末三日後の金曜にしてもらえると都合を合わせるけど、大丈夫??」
「大丈夫です。一か月でも待てるけど今週末なら嬉しい限りです。ねぇ……」
紗矢とケンちゃんは見つめ合った顔を綻ばせ、週末にこの場所で会うことを約束する。
手をつなぎ何事もなかったかのように遠ざかる紗矢たちの後ろ姿を見つめる彩と健志も手をつなぎ、公園の出口で振り返って会釈する二人に手を振り見送ると帰路に就く。
「ごめんね。食事の約束をしちゃって……怒っている??」
「怒るわけがない。急な願い事を収めるには、好い提案だったと思うよ。もしかすると、今っ頃、思い付きを口にしたことを後悔しているかもしれないしね」
「フフフッ、もしも、二人の思い付きが食事をするときに、もっと強固な思いになっていたらどうする??」
「その時に彩がどうするか、任せるよ」
「彩に責任を押し付けようって言うの、ふ~ん、そうなんだ……ケンちゃんのオチンポは立派だったなぁ、クククッ……まだ時間があるから、じっくり考えとく」
夜の歩道を歩く人たちを気にする様子もなく、小柄な彩を抱きしめて覆いかぶさるようにして唇を合わせた健志は唾液を交換するような濃厚なキスを交わして背中を擦り、尻を揉む。
「アンッ……ハァハァッ、身体中の力を吸い取られちゃったみたい。足がへなへなして歩けない」
ニコッと微笑んだ健志は彩の前で背中を見せて蹲り、両手を腰の辺りでヒラヒラさせる。
「負んぶしてくれるの??ウフフッ、らくちん、らくちん」
何か好いことがあって自分へのご褒美で飲んだ酒が過ぎて酔っぱらった妻を負ぶう夫だと思ったのか、追い越しながら微笑ましい笑顔で二人を覗き込む人がいる。
そんな風に笑顔と共に見られる彩は、恥ずかしさに勝る幸福感で身体が熱くなる。
「坂道になるけど大丈夫??」
上り坂になると分かっても降りようともせずに大丈夫かと問う彩の我がままが愛おしく、可愛いと思う健志もまた幸福感に包まれる。
「フゥッ~、着いたよ。負んぶを続ける??」
「下りる。このままじゃ折角のエレベーターなのにキスできない」
自分の足でエレベーターに乗り込んだ彩は壁を背にして目を瞑る。
健志は直ぐに唇を合わせることなく彩の両脚の間に右足をこじ入れて股間を刺激する。
「ウッ、イヤンッ、気持ちいいけど、こんなじゃなくキスが欲しいのに……」
「キスが好きだな……」
「嫌いじゃなかったけど、駅の改札口近くや街角、どこでも人目を気にすることなくキスをする誰かの影響だと思う。その人は家の中で近くに居る時やすれ違いざまにツルンとお尻を撫でるのも好きらしい」
「フ~ン、オレと似ているような気がするな……」
言い終えるや否や健志は彩の唇を奪い、尻を撫でブラウス越しに胸の膨らみを揉みしだく。
「クゥッ~、イヤンッ、彩に変身すると激しいのが好きになる。もっと、気持ち善くして……」
チンッ……シュッ~……二人に嫉妬するエレベーターは濃厚なキスをさせまいとして目的のフロアに着くと直ぐにドアを開く。
「キスとオッパイを揉まれて力が抜けた。歩けない」
甘えと拗ねたような表情を交えて見上げる彩を横抱きした健志はエレベーターを背にして歩き始める。
部屋着に着替えた彩が口を開こうとすると健志はそれを遮るように話しかけたり風呂の用意をしたりと性的な言葉を口にさせない。
「風呂の用意ができたから先に入っているよ」
当たり前のように健志の太腿を跨いで背中を預けた彩は朝からの出来事を想い出そうとして目を閉じる。
「やっぱり確かめておこう」と、身体の向きを変えて、正面から健志の瞳を覗き込む。
「英子のヌードを一瞬も見ていないんだね。信じてもいいの??」
「彼女が上着を脱ぐ前に部屋を出たのは本当だよ。DVDの中でセックスするのを見るのは平気だったけど、目の前で一糸まとわぬ姿を見る気になれなかった」
「彩の親友だからなの??」
「多分、そうだろうな」
「分かった……紗矢ちゃんたちとはどうする??」
「決まっているのは夕食を共にする。その後のことは成り行き次第でいいんじゃないか??」
「そうだよね。私もそう思っていた。紗矢ちゃんたちは任せてくれるだろうから、健志も彩に……ねっ、いいでしょう??」
「任せるよ。スケベな彩がどんな筋書きを用意しているか興味がある」
「ザンネン、まだ決まってないよ。その時の気分次第ね、ウフフッ……最近、カヲルさんと会った??」
「先週、会ったよ。出勤前のカヲルと二人で食事をしたけど、それ以上のことはしていない」
「カヲルさん以外の女性とエッチした??」
「ノーコメントで許してくれるかな??
「う~ん、彩がいつでも会えるわけじゃないし、カヲルさんとエッチしてないようだから特定の相手じゃなければ許してあげる」
ピチャピチャッ……股間のイチモツを確かめるように腰を蠢かす彩の動きに合わせて湯が波立つ。