2ntブログ

偽者 ~PRETENDER~ -32

佐緒里と内藤 -4

たとえ大型トラックとすれ違ったとしてもラップスカートとブラウスを着けた佐緒里は、バギナにローターを飲み込んでいると気付かれないだろうと不安に思うことはない。
「ねぇ、オッパイを見たい??それとも、アソコの方が好い??」
「白くて感度の好いオッパイをモミモミするのを見たい」
「スケベ、オッパイで気持ち善くなるところを見せてあげる……でも、脱がないよ」

ブラウスのボタンを一つ、また一つと、すべて外してしまう。
佐緒里や美香の住む街を離れ隣市へと続く道を走る頃にはブラウスの前をはだけて胸の膨らみを露わにする。
白い膨らみは内藤を誘うかのように艶めかしく輝き、舐めて滑りを与えた右手中指の腹で乳房の先端を撫でると、アンッと艶めかしい声を漏らす。
内藤は吐息に誘われるように佐緒里の痴態を見つめて、ゴクッと唾を飲む。
「私を見て昂奮してくれるのは嬉しいけど、事故は避けてね」
「高級キャバクラの売れっ子ホステスが男性とドライブ中、恥戯に夢中になり事故を起こす。運転していたのは店の客で、同じ店に懇ろな関係のホステスがいた模様。三角関係のもつれも視野に入れて事故の原因を究明中……こんな事になるのは困るし、とばっちりを食う美香ちゃんに申し訳ない」
「クククッ、美香ちゃんの事を大切にしてくれているようね……あの子は好い子よ。浮気なんかしちゃダメだよ」
「浮気??佐緒里は??」
「私は好いの、私は別。私と遊んだ後のあなたは後ろめたさで美香ちゃんに優しくなる……ねっ、美香ちゃんのためでもあるの。三人で遊んだこともあるし、私は特別な存在」
両親に恋人を装って合わせたり、仲の好い後輩につけた客を寝取っても悪びれることのない佐緒里の悪女ぶりを好ましく思う。

会話の最中も右手は止むことなく蠢いて乳輪をなぞり、先端をクチュクチュ刺激する。
それを見た内藤がリモコンのスイッチを入れると両足がしどけなく開いて唇を噛み、恨めしそうな視線を向ける。
「上品さをかなぐり捨ててエッチモード全開の佐緒里はエロッちくて好いな。さおりを口説こうとして通う客に見せてやりたいよ」
「いじわる」と、言う佐緒里の声は媚びを含み、次の瞬間に内藤から視線を外して車窓を流れる街の景色を見ながら乳房を弄り続ける。
「気になる??」
「あぁ、気になる。白くてオレ好みの大きさのオッパイだからな」
「私のオッパイは決して大きくない。大きいのは嫌いなの??」
「オレは自信家じゃないから手に余るものは苦手だよ。オッパイも手の中に治まるのが好きだよ」
「ふ~ん、自信満々の嫌な男かと思っていた」

やがて内藤の住むマンションに着き、ブラウスのボタンを留めることを許されない佐緒里は冬でもないのに前を掻き抱いて周囲を見回しながら後に続く。
部屋は佐緒里の部屋と同じように華美な装飾がなくシンプルで一瞥しただけで頬を緩める。

部屋の中央で立ったままの佐緒里を抱きしめて唇を合わせ、舌を絡ませて唾液を啜り背中を撫でて尻を擦る。
「アンッ、ウッウッ、ウゥッ~……思った通りの男、身体だけじゃなく心も騒ぎ始めている。熱い……」
身体の火照りを冷まそうとして右肩、左肩とブラウスを滑らせて脱ぎ捨てる。
内藤は佐緒里の両肩に手を置き、首から頬へ撫で上がって瞳を見つめて、可愛いよと囁く。
「いやっ、今は優しい言葉を欲しくない。あなたなら分かるでしょう??」

ペットショップの買い物袋から首輪とリードを取り出して佐緒里に見せつける。
カチッ、首輪とリードをつないで見せると……アンッと艶めかしい声を漏らして崩れそうになる身体をソファに寄りかかって堪える。
ヴィ~ンヴィ~ン……ローターのスイッチが入ると我慢の限界に達した佐緒里は崩れるように蹲る。
シュッシュッ……佐緒里に犬用の首輪が装着され、カチッと音を立ててリードをつながれると、ハァハァッと息を荒げてローターが猛り狂うバギナから花蜜が溢れ出る。
ソファに座った内藤はリードを引き、命じたわけでもないのに犬歩きで近付いた佐緒里に股間を突き出す。
股間の膨らみを擦ってゴクッと唾を飲み込み、ジジジッ~とファスナーを下ろして猛々しく宙を睨むペニスを解放する。
怒張を包み込んでヤワヤワと刺激しながらラップスカートを脱ぎ捨てる。

ヴィ~ンヴィ~ン……股間で猛るローターを飲み込んだまま目の前のペニスを擦り、先走り汁で滴らせる亀頭を撫でて鈴口を舌先でつつく。
「赤い首輪と組紐のリード、佐緒里によく似合っているよ」
「オシャブリしたい。あなたのオチンポにご奉仕させてください」
店でのプライドをかなぐり捨ててメスの本性を露わにした佐緒里は、宙を睨むペニスを擦りながら上目遣いに内藤を見つめて妖しい魅力を見せつける。

休館日 -6

月曜の今日は口に放出して水曜日はアソコに出してくれと言うアユの言葉で妻を思い出した男は一瞬の躊躇の後、分かったと応えて腰を突き上げる。
「ヒィッ~……今日のあなたは激しい、壊れちゃう。強い男に征服されるのって子宮で感じるの、いつもと違う」
「強いオスならオレでなくても好いのか??チンポをブラブラさせていればアユは好きになるのか??」
「そうだよ、あなたのせいで女を思い出した私はセックス抜きの生活を我慢できなくなっちゃったの、分かるでしょう??……あんっ、ダメ、きつい、クゥッ~、逝く、逝く、逝っちゃう……ハァハァッ」
「オレもだ、ダメだ……ウッウググッ」
「ダメダメッ、お口に出して。下ろして、身体に力が入らない」

ぐったりとして寄りかかるアユを抱き上げて足元に下すと目の前でピクピクして今にも爆ぜそうなペニスを口に含む。
「ウグッ、フグッ、グッグゥッ~……フグッ、フグッ……」
両手を後ろ手に縛られた不自由な恰好で怒張を頬張り、顔を上下するアユの股間に蜜が滴る。
男は頭に手を添えて目を閉じ、股間を突き上げた刹那、足先から脳天に向かって電気が走ったような感じになり満足の証を喉の奥に向けて吐き出す。
「ウッ、気持ち好い……出るよ、受けてくれるね」
「ウッ、ウッ、ウググッ、ゲボッ……ウググッ、ウグッ、グゥゥッ~……」
背中を丸めてファラチオに没頭していたアユは身体をヒクヒクさせて吐き出された精子を喉の奥で受け止め、火傷しそうなほど熱い迸りの勢いを堪える。

「ウグッ、ウグッ、ゴクッ……ハァハァッ……あなたのモノが私の奥深くに入っていった。喉を超えて今は胃袋の中にいるよ」
薄笑いを浮かべたアユの瞳に涙が滲み、それを見つめる男は愛おしいと思う気持ちを伝えるために抱きあげて膝に座らせ、ねっとりとキスをする。
グチュグチュ、ニュルニュル……ハァハァッ……ハァハァッ……見つめ合う瞳は優しく輝き、激しく打つ鼓動さえもが感じ合える。
息が続かなくなるまで互いを貪り、唇を離すと唾液がツッ~と伸びて長く尾を引き、離れがたい思いを伝える。

腿に座らせたアユの両手を拘束したまま左右の頬に手を添えると目を閉じ、男は目尻に残る涙の痕を拭い取り、可愛いよと囁く。
「うん、あなたの精子がすごいんだもの、熱いし息が詰まるほどの量……私の事を抱かないから溜まっていたんでしょう??精子の量は私の不満に比例するんだよ」
「アユのスケベさはオレの想像を超えているよ。今日は飲み込むのも苦労するほど吐き出させて、明後日もまた抱けって言うんだからな」
「静かに暮らしていた私に女を思い出させたのはあなただって言ったでしょう。私をセックスに飢えた女にしたのは誰??」
「そうか、オレが悪いのか……それを謝るのは後にしてルームサービスを頼もうか、お腹が空いたよ??」

二人でシャワーを浴びて身体を擦り合い、先にバスルームを出た男はルームサービスを頼みアユが出てくるのを待つ。
ベッドの乱れを直し終えたタイミングでルームサービスが届き、アユは恥ずかしいからとバスルームに入る。

スープを飲みながらマヨネーズ抜きのクラブハウスサンドを頬張ると、
「ねぇ、どうしてマヨネーズが嫌いなの??」
「20年位前だったと思うけどマヨラーって言葉があったのを知ってる??」
「20年前だと私は小学生かなぁ、聞いたことはあるよ」
「マヨネーズを嫌っていなかったけど、マヨラーって言葉を聞いて嫌いになった。それだけ……」
「クククッ、スマホや流行語も嫌っているよね。あなたらしいって言えるけど、おかしい。つまらない意地を……ウフフッ」
通りの向こうにある公園を見つめる男を覗き込んで嬉しそうに微笑む。

フルーツ盛り合わせの中からブドウを口に放り込んだアユは、
「これから、どうするの??」
「プランは出来上がっているよ、アユを腕枕して30分ほど昼寝。新幹線で新横浜まで、空港バスに乗り換えて車を取りに行く。明後日、水曜日はアユの背中をペロペロ舐めて、入れて我慢できないって言うまで愛撫する。週末は日帰りで休館日だった施設に来るってのはどうだ??」
「ほんとう??」
「本当だよ。水曜も土曜も嘘じゃない……まずは、プラン1の実行。昼寝しよう」

スゥ~スゥッ~……アユを抱きかかえるようにしてベッドに倒れ込んだ男は早くも寝息を立て始める。
「私が眠れない時でもベッドに入ってすぐに眠るのを見ると悔しくて悪戯したくなるんだよね。鼻を摘まんだり、頬をつついたりしても怒らないから面白いよ」と、言った奥様を思い出す。
鼻頭をつつくと、「うん??どうかした??」と目を開ける。
「腕枕というより、抱っこしてくれるのは嬉しいけど苦しい。もう少しゆったりが好い」
「そうか、ごめん。これでいいか??」
その言葉の余韻が残る中、再び男は夢の中の人になる。
男に暴力的な一面もある事を知っているアユは二度目の悪戯をせず、男の寝息に合わせて呼吸をしていると知らぬ間に寝付いていた。

白いチノパンにザックリニットを合わせて赤いスニーカーを履いたアユは、キャップのアジャスターからポニーテールを垂らして、
「こんな格好は気に入ってもらえる??」と、男の腕に手をかける。
「分かっているんだろう??」
「あなたの好きな恰好でハートを打ち抜いてやるの……惚れ直した??」
「アユの狙い通りだよ……可愛い」


<< おしまい >>


休館日 -5

ヌチャヌチャ、グジュグジュッ……後ろ手に縛られて目隠しされ、コットンで耳を塞がれて音さえも奪われたアユは被虐心を募らせてフェラチオに熱が入り激しく顔を前後する。
「ウグッ、グッ、あんっ、いや、どこ??」
手の自由を奪われてはペニスを支えることが出来ず、視覚も奪われて昂奮のあまり激しく動くとペニスが口から抜け出てしまう。
「しょうがないな」
アユの頭に手を添えて腰を突き出し、先走り汁と唾液にまみれてヌラヌラするペニスで顔をつつく。
「どうだ、唾液まみれのオレのモノでつつかれる気持ちは??可愛いアユの顔がグジュグジュになっちゃったよ」
話しかけても聞こえるかどうか分からないものの、懸命にフェラチオを施すアユに嗜虐心を募らせる男は野卑な思いを吐露する。

「ウグッ、グッ、こんなに激しいあなたは久しぶり。私の身体で遊んでもらえるのが嬉しい……私はあなたの女」
髪の毛を掴んで動きを封じ、優しさをかなぐり捨てて喉の奥を突きまくる。
ジュルジュルッ、ウグッ、グゥッ~……ウゲッ、ゲボッ、ウググッ、ハァハァッ……吐き気を催すほど喉を突いても嫌がるどころか顔を突き出し、なおも奥深くまで飲み込もうとしても苦しさに堪えかねてペニスを吐き出し腹部を上下して荒い息をする。

目と耳を塞がれたアユは男を含む外の世界と遮断され、与えられる刺激だけでつながる。
手の自由を奪われて髪を掴まれ、喉の奥を突くペニスは男が自分を支配する象徴のように思えて気持ちが震える。
ハァハァッ~……乱れ髪は汗にまみれてべったりと頬に張り付き、口元に滴る唾液と先走り汁を拭う術もないアユは凄惨な色気を撒き散らす。
再び顔を近付けてペニスを頬張ろうとしても、屹立して宙を睨むペニスは跪いたままでは竿に触れるばかりで亀頭に届かない。
「ハァハァッ……いやっ、オチンポに届かない。舐めたいの、オシャブリしたい」
ソファから立ち上がり仁王立ちになった男は腰を屈めて天を衝くペニスをアユの口に挿入する。
ウグッグッ、クゥッ~……グチャグチャ、ニュルニュルッ……ゲボッ、ウグッ……自らに苦痛を与えることが抑えようのない昂奮を冷ます方法だと言わんばかりに激しく顔を前後する。

薄っすらと滲む汗が白い肌に妖しい化粧を施し、凄艶な魅力に堪え切れなくなった男はライティングデスクに備え付けの椅子を窓際に押しやり口元を緩める。
仁王立ちのまま髪を掴んでアユの動きを封じ、腰を前後に揺すって口腔を犯す。
髪を掴んで思うさま口腔を犯しても嫌がる素振りを見せるどころか、顔を突き出して喉を開き怒張を一層奥深いところまで飲み込んでダラダラと涎を滴らせる。
ウグッウグッ、ゲボッ……ジュルジュルッ、フグッフグッ……30歳を過ぎても清楚な色気を失わずにいるアユが淫らな欲望を隠そうともせず、股間にむしゃぶりつく姿に愛おしさを覚える。

頭を掴んだまま椅子に近付いて腰を下ろし、抱き起したアユを腿に座らせる。
素っ裸のアユの全身は薄っすらと汗をまとい、腿を跨いだ股間から溢れ出た蜜が男の太腿を濡らす。
口の周りを唾液と先走り汁まみれにしたアユを汚らわしいと思うどころか健気で可愛いとさえ思う男は、舌を伸ばして滑りを舐めとって唇を合わせる。
両手を使えないアユは顔を突き出して唇を合わせ、ジュルジュルと音を立てて男の舌にしゃぶりついてハァハァッと荒い息を漏らす。
目隠しとして目を覆うパジャマの縛めを解きコットンも外すとアユは目を細めて、
「いやんっ、恥ずかしい……えっ、窓際で素っ裸、外から見られちゃう。大阪の時は夜で室内を暗くしてくれたから窓辺でスリルを味わえたけど、見えちゃう。いやっ、こんな格好で恥ずかしい……」
「平気だよ。こんな暑い日にキラキラ眩しく光るホテルの窓を凝視しようって人はいないよ、大丈夫」
「ほんとう??……信じる」
「よしっ、このままの恰好でオレを飲み込みなさい……手を自由にした方が好いか??」
「うぅうん、もうしばらく、このままが好い。動かないでね……んっ、んっ、クゥッ~~、入った……あうっ、ウグッ、すごい、子宮を突かれる」

アユは怒張を突き入れられたまま上半身を寄りかからせて快感に酔い、男は尻を抱えて下半身で円を描くように蠢かす。
「ダメ、もうダメ……逝かせて、力が入らないの」
「オレもダメだ。場所が変わると新しいアユの魅力が見えて昂奮する、逝くよ、オレを感じてくれ」
「ねぇ、飲ませて……あなたをアソコじゃなくて全身で感じたいの、いいでしょう??」
「今日のオレの男汁はすごいぞ、喉を火傷しても知らないよ」
「好いの、飲みたい。お口に出して欲しい……その代わり、一つ約束してくれる??」
「いいよ、アユの望むことなら大抵は断らないよ」
「今日は月曜でしょう。いつものように水曜日に来てくれる??……ウフフッ、それなら、明後日、もう一度抱いてくれる??お口じゃなくアソコに、ねっ」

休館日 -4

30歳を迎えることを意識し始めて男よりも店を大切にしようと思い始めた頃、背後から見つめているであろう男に会った。
20歳の年齢差は気にならず、奥様が一番大切だと臆面もなく口にするのも気にならない。
熟れた身体に見向きもされないことを癪に思うこともあるけど、身体が目当てでないと思えば悔しいけれど笑みが浮かぶ。

「スッポンポンで窓際に立つ私を値踏みしているでしょう??仕事中の男たちに見られるかもしれないと思うと昂奮する……ウフフッ、今日の私は百点満点で何点もらえるの??」
「満点だよ。オレは女性の後ろ姿に惹かれるって言ったよな」
「聞いたよ、後ろ姿は誤魔化しにくいと思っているってね。腰の位置が高く、凛とした佇まいや清潔感のある髪とうなじの持ち主に惹かれるんでしょう」

「オレを跨いで前屈みになると胸をくすぐる黒髪は今日もサラサラで顔を埋めたくなる。スッキリとしたうなじは香水を付けなくても好い匂いがするし、染みもなく白い背中はくすぐったいって言うけど頬ずりしたくなる。ウェストの括れから腰を経て太腿に続くラインはムッチリとしてアユがキッチンに立っている時などは気付かないうちに撫でている」
「クククッ、……うん、間違いない。騎乗位で私の髪が胸をくすぐると嬉しそうな顔をする。フフフッ、私がうつ伏せで寝ていると背中に頬を押し付けるし、すれ違いざまにお尻をスッと撫でてくれる。けっこう嬉しいよ……あと、腰にあるビーナスの笑窪も可愛いって言ってくれたでしょう??」
「減点個所は、そうだなぁ……オレ以外の男に見られると想像して昂奮するってことだな。アユはオレの女、そんなことは許さないよ」
「アンッ、妬いているの??それも嬉しい……ねぇ、ここに座って。私を気持ち善くしてくれる坊やに挨拶したいの」
ソファを指差すアユの瞳は妖しく揺れる。

ベッドを下りた男はアユが指差すソファに座り、両足を大きく開いて屹立した股間を陽光に晒す。
「すごいっ……こんなに大きくなって……」
跪いたアユは目を見開いて怒張を見つめ、次の瞬間に相好を崩して鈴口から滲み出る先走り汁を塗り広げる。
「こんなになっても我慢できる??」
「出来るわけがないよ。アユが嫌だって言えば、押さえつけて無理やり犯すしかないな」
「ふ~ん、私の部屋じゃ、お前の身体には興味はないよって顔で昼寝するくせに」
「アユとつながるのも気持ちいいけど、太腿や尻に触れながら昼寝するのも落ち着くし安心できるんだよ」
ふ~ん……目の前の竿に指を添えて上目遣いに男を見上げると、優しさを湛える瞳の奥に僅かな狂気を感じて動悸が激しくなる。

「今日のあなたは、いつもと違う気がする。優しさの奥に凶暴な雰囲気が見え隠れする……紳士じゃなくオスって感じ」
「考えを変えたんだよ。この部屋を予約してくれてありがとうって言ったけど、休館日を知っていたとか、やっぱり悪い子だ。悪い子にはお仕置きで躾をしなきゃな……跪いたまま、オレのモノにご奉仕しなさい。欲しいんだろ??」

「こんな風に、あなたにご奉仕したくて嘘を吐いちゃった。オシッコするためのオチンポに奉仕させていただきます」
ソファに座った男の前で跪き、見下ろされながら命令されると支配される悦びで答える声が震えを帯びる。
竿を擦り、陰嚢を手の平に感じて股間を濡らす。

「ハァハァッ……まだ何もしてないのにアソコがジュンとなった。今日の私はおかしい」
男に聞かせようとするわけではなく独りごとのように口にした言葉は、隠しようのない自らの性的興奮を吐露したに過ぎない。
「アユのエッチ感度がゆっくりと成長しているのを感じるだろう??ほんの少しだけSM遊びをしようか??」
……言葉を発せずにコクンと頷いたアユの頬と目元が朱に染まり、一層息を荒げて苦しそうにさえ見える。

パジャマでアユを後ろ手に縛り、痛くないかと尋ねると、
「大丈夫、心臓が破裂しそうなほど昂奮してる……息をするのさえ苦しい」と、口をしどけなく開いて腹部を上下して苦しそうに息をする。
「まだだよ、これで終わりじゃない。オレに嘘を吐いたアユに反省してもらうよ」
男はアメニティグッズの中からコットンを取り出して耳に当て、その上からパジャマのボトムで目隠しをする。
夏用のパジャマはクルクル巻くと目隠しとしても違和感がなく、視覚と共にコットンが聴覚を奪ってしまう。
「アユ、どうだ、痛くないか??」
「えっ、何か言った??コットンのせいで聞こえないの……怖いけど昂奮する」

男は再びソファに座り、アユの頭を掴んで動きを封じて股間で宙を睨む怒張を唇に押し付ける。
「ウグッ、グゥッ~……グジュグジュッ、ニュルニュルッ……」
後ろ手に縛られて目隠しをされたアユは、押し付けられた怒張が頬や顎に先走り汁を塗り付ける違和感を気にする様子もなく口を開いて飲み込み、顔を前後する。

休館日 -3

「ダメ、動かないで。動くと拭けないでしょう……もう少しだから我慢して」
仁王立ちの男をバスタオルで包み込んだアユは全身を拭き、自分の身体からも水気を拭い取って唇を突き出す。
男がアユの腰を抱き寄せて唇を合わせると、
「せっかち、ハダカンボの私を見て昂奮するのは分かるけど焦る男性は好きじゃない。ベッドに運んでくれるでしょう??」
「女性は……いや、アユは複雑だ」
「好い女は謎があり複雑なんでしょう??あなたのために好い女になる努力をしているの」
「アユ、相談があるんだけど……バスタイム、ルームサービス、エッチ1回の順だって言ったけど、我慢できそうもないよ、どうだろう??」
「クククッ、どんな順番にしたいのか分からないけど、好いよ、あなたの希望通りにしても……」

アユを抱きかかえてベッドに運び、そのまま覆いかぶさってキスをする。
両手で頬を挟み、ツンツンと唇をつつくと焦れたアユが口を尖らせる。
「いやっ、焦らさないで。場所が変わればエッチなあなたに会えると思って、連絡してもらった昨日から身体が疼いて熱いの……ねぇ、確かめて」
自分の言葉で羞恥に駆られ、期待で高鳴る鼓動を意識するアユは静かに目を閉じて男の指が股間に伸びるのを待つ。
指は潤みを確かめることなく乱れ髪を整え、覆いかぶさったままの男から感じる圧迫感で息が荒くなる。
「ハァハァッ、どうしてアソコを確かめてくれないの??」
「ジュルジュルぬれぬれのアソコを確かめる必要はないさ。アユは気持ち善くなると瞳が濡れて霞がかかったように艶めかしくなる。目尻がわずかに朱を帯びる……今のようにね」
「いやな男、私の事は何でも分かったような事を言う」
「分かるさ。アユの事が好きだから何を望んでいるのかなって、いつも考えているからな」
「ウフフッ、そうなの??期待しちゃうよ……」

「ヒッ、イヤンッ、くすぐったい。クククッ」
男の手が脇腹を撫でると甘えたような嬌声を漏らしてうつ伏せになり、胸の下で腕を交差して身体を丸める。
そんなアユを気にする様子もなく肩から背中に広がる黒髪を束ねて顔を押し付け、アユの匂いがすると呟いて首筋に舌を這わせる。
「アウッ、クゥッ~、気持ちいぃ……こんな時間に、こんな所で、こんな事を……」
ベッドで俯せのまま窓外に目をやると真夏の陽光が降り注ぎ、眩しさに思わず目を閉じる。
フゥッ~と息を吐いて目を開けると通りを挟んだ位置の公園や、そのまた向こうのビルが太陽を反射してキラキラ輝いている。
夜の仕事で昼間は暇とは言え、何も隠すことなく照らす太陽の元でセックスに耽ろうとしている自分を訝しく思う。
「私の部屋だと昼間あなたに可愛がってもらっても何も思わないけど、今日は、こんな事をしてもいいのかなぁって申し訳なく思っちゃう」
「クククッ、月曜の午後、仕事をしている人たちに申し訳ないから不埒な行いは止めようか??」
「いやっ、今日も夜は仕事をするんだから今は好いの。あなたにエネルギーを注入してもらったら元気になれる」

俯せで横たわるアユに覆いかぶさる男が左手を重ねると、指が蠢いて繋ごうとする。
男は重ねた左手でアユの手を固く握り、右手指の爪先で脇腹をゆっくり撫で上がる。
触れるか触れないかの繊細なタッチで愛撫するとアユは俯せのまま唇を噛んで身体がピクリと反応し、つないでくれる男のを握り返す。
白い首筋の産毛が逆立ち、それを見つけた男は一本一本、起こそうとするかのように舌先で舐める。
指先と爪で背骨の両側を往ったり来たりしながら撫で下り、耳元で可愛いよと囁いて耳朶を甘噛みする。
耳穴に乾いた舌先を捻じ込み、背骨に沿って撫で下りた右手が尻を揉んで内腿を優しく擦る。

「ウグッ、クゥッ~……気持ちいぃ」
悦びの声を漏らした、その瞬間、アユの頭の中で何かが弾けて妖しい言葉が口を衝く。
「ねぇ、済んだらルームサービスを頼むでしょう……シーツが乱れていたら、恥ずかしい」
「うん??お腹が空いたか??性欲よりも食欲優先にしょうか」
「いやんっ、こんなになって我慢できるわけがないでしょう……あのね、大阪のホテルで窓に押し付けられて逝かされたでしょう。あんな風にされればベッドが乱れることがないかなって思ったの……同じようにしてほしいって事じゃないんだよ、勘違いしないでね」
「クククッ、まっ昼間、男と女がホテルで休憩。誰が考えても目的は一つ、今更、恥ずかしいってことはないだろう??」
「もう、怒った。名古屋まで来てくれって言うから来てやったのに、そんな事を言うなんて……」

自分で名古屋を指定して、このホテルのディユースを予約したことは口にせずに駄々をこねるようなアユが可愛くてしょうがない男は目を細めて笑みを浮かべる。
アカンベェをしたアユはベッドを下りて大きな窓辺に立ち、うだるような暑さに負けずに通りを歩く人たちを見つめ、ビルの窓に反射してギラギラ輝く陽光に目を細める。

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード