淫 -7
太腿を跨がせて大股開きの彩を羽交い絞めで動きを封じ、悠士に突き出すようにして口元を緩める。
「イヤッ、男二人で彩をこんな格好にして弄ぼうと企むなんて……恥ずかしい」
「最近、成熟した女性のエロイ身体が瞼の裏をウロウロするので夜も寝られなかったけど、あれは彩さんだったんだな。今、気が付いたよ」
「おいおい、彩はオレの女だよ。勝手に夢ん中で犯したりするなよ……彩に触れていいのはオレか許可した時だけ。今から二時間の間は許すから彩を満足させてやってくれ。オレはフェラで抜かれてしばらく使い物ならないからな」
「そうなのか。彩さんが動けないのは羽交い絞めのせいもあるけど、座位で尻の穴に杭を打ち込んでいるからかと思ったよ……あっ、ゴメン。彩さんに失礼なことを言っちゃったかな」
「アンッ、いやんっ……ゴクッ、ひどい冗談。このまま彩を見るだけで満足できるの??ハァハァッ」
羞恥と緊張で硬直していた彩の気持ちと身体が健志と悠士の軽口で解れていく。
両手を使って彩を羽交い絞めにする健志は唇と舌、吐く息を使って愛撫を続ける。
ハァッ~、首筋に向けて温かい息を吐きかけるとビクッと緊張し、フゥッ~と耳の裏や耳朶に息を吹きかけると緊張から一転して弛緩し、乾いた唇を耳の穴に侵入させると身体をブルッと震わせて再び緊張する。
それを見た悠士は改めて彩の感度の良さを知り、芸術家らしい繊細な指の動きで内腿を撫でる。
「ウッウッウゥッ~、イヤッ、たまんない、焦らされているような愛撫が気持ちいい。彩は二人の男のオモチャになっちゃうの??」
「そうだよ、彩は今から二時間、22時20分までオレと悠士のオモチャになる。嬉しいだろう」
「オレは嬉しいなぁ。彩さんのオッパイを舐めたり揉んだり……ここもナメナメ、クチュクチュした後は俺のぶっといモノをじっくり味わってもらうよ」
「悠士がオマンコに挿入するならオレは尻の穴にねじ込むことにしようか。せっかく尻の穴をきれいにしたんだから可愛がってほしいだろう??」
ふ~ん、浣腸したのかと独り言ちた悠士はチノパンとTシャツを着けたまま近付き、不安と昂ぶる興奮のせいで彩の頬は朱に染まり、息をするのも苦しくなり口は閉じることを忘れてしまう。
羽交い絞めの格好から逃れようとしても小柄な彩の脚は宙に浮いたままで踏ん張ることも出来ず、健志の力に敵うはずもなくシャツのボタンを全て外された剥き出しの肌を悠士に見せつける。
「成熟した女性が男心をくすぐるのに必要なモノを備えた素晴らしい身体です。そそられます」
「褒められるのは嬉しいけど度を越すと揶揄われていると思っちゃう」
「俺の仕事は加工しやすい銀をメインにネックレスやペンダント、イヤリングなどをお客様のサイズに合わせて作るのでオッパイやオマンコはよほどのことがない限り見えないけど色んな女性を見ています。白くて染み一つない肌は柔らかな弾力もあり素晴らしいし、自慢に思っているでしょう??タケの好みに合います」
悠士の手が彩の頬から首を擦り肩から脇腹を腰まで擦って身体のラインを確かめ、胸の膨らみに手を被せて五本の指が張りとしっとり手に馴染む感触に頬を緩める。
膨らみの谷間から下腹部に撫で下りて下腹部で手の平を広げ、
「やはりタケの好みにピッタリですね。タケが抱きたいのはモデル体型でスリムを自慢する人よりも彩さんのように要所がムッチリと柔らかみのある女性。ぽっちゃりも好ましいと思わず、体型維持に努力する人が好き。スリムな女性はデート相手に好いらしいから油断できないけどね」
「えっ……アンッ、そこをそんな風にされると鳥肌が立つほど気持ちいい」
スリムな女性がデート相手に好ましいという言葉に反応しそうになるが悠士の指が割れ目の縁を撫で、親指を除く四本の指の背が内腿を膝まで微妙なタッチで擦ると、アンッと甘い吐息を漏らしてしまう。
膝から足の付け根に向かって戻る際は爪の先を使って撫で上がり、指の背と違う感触に彩の快感は翻弄される。
宙に浮いた足先を振り、足指を曲げたり伸ばしたりして漏れそうになる喘ぎ声を我慢すると快感が身体の内にこもってジンジン熱くなる。
健志は羽交い絞めを解くことなく、言葉を発することもなく舌を首筋や耳の裏に這わせたり顔を髪に埋めて匂いを胸いっぱいに吸い込んだりと悠士の愛撫の邪魔をしないようにささやかな刺激を与え続ける。
悠士は思い出したように彩の下半身を飾るプラチナチェーンをなぞり、
「彩さんさえよければ改良したいな。こんなにエロイ下半身を持っているんだからリモコンバイブを装着できるようにするのもいいと思わないですか??」
「今はそんな事、どうでもいい。もっと気持ち善くして、早く」
クククッ……苦笑いと共に近付き、右手で太腿の外側から胸まで撫で上がり、彩がウッと呻き声にも似た喘ぎ声を漏らすほど左胸を荒々しく揉みしだく。
アァッ~ン……長く尾を引く喘ぎ声を漏らすと右手をそのままにして、羽交い絞めされて無防備な右腋下に吸い付き、ウググッ、グゥッ~と身体を捩ると一層激しく吸われて甘噛みされる。
「アンッ、そんなところを……恥ずかしい……彩の脇の下はくすぐったいだけで性感帯じゃない」
「くすぐったい場所は感度の好い処、それは性感帯と裏表。彩さんの脇の下は立派な性感帯ですよ」
再び腋下に吸い付き、舌先が踊り甘噛みを繰り返す。
「いやっ、気持ちいいけど恥ずかしい。ウッ、ダメッ、イヤァ~ン」
彩は自由を奪われた身体をくねらせ、長く尾を引く喘ぎ声を漏らす。
淫 -6
悠士は20分後に来ると彩に伝えた健志は時刻を確かめ、もうすぐ20時だから必要な時間はあると確認する。
「彩、念のために尻をきれいにしとこうか」
「お浣腸した方がいいの??」
「その方が安心して遊べるだろう」
「分かった。強引な健志も嫌いじゃないよ……恥ずかしいから独りでするね、20分以内に済ませるから待っていて」
バスルームに向かう彩の後姿に好色な匂いを感じ、成り行きに後悔する様子のないことに安堵する健志はベランダに残した夕食の後片付けをして悠士を迎える準備をする。
氷を入れたバケツにスパークリングワインとシードルを入れ、チーズなどのつまみの用意も終えて小首を傾げ、一瞬の逡巡の後に彩が使っているであろう浣腸器と共に買い求めたオモチャを入れたバッグをテーブルの下にさりげなく置き、玄関ドアにストッパーを噛ませて悠士がすぐに入れるように準備する。
「きれいにしてきたよ……もうすぐ来るんだよね。近くに住んでいるの??」
「雨が降っても傘が必要ないし15分と言えば15分、20分と言えば20分で来ることができる……抱っこさせてくれるね、おいで」
ソファに座る健志は青いシャツを着けた彩を手招きして背中を預けた格好で太腿を跨いで座らせる。
「好い匂いがする」
「オチリをきれいして、ボディソープを使って汗を流してきたから……シャツは同じものを着たけどね」
「シャツ越しに触れても柔らかい肌の感触が大好きだよ……あっ、プラチナチェーン下着を着けてくれたんだね」
「銀細工師さん……じゃなかった、悠士さんが来るのに着けてないと失礼でしょう??このマンションに住んでいるの??」
「そうだよ、ワンフロア上にいる。オレよりも上にいるのは癪だけどしょうがない」
会話を楽しみながら健志の右手はシャツのボタンを外し、程よい弾力を持つ乳房の感触を味わいながら頸筋に舌を這わせ、息を吹きかける。
「イヤンッ、気持ち善くて我慢できなくなっちゃう。ウフフッ、もっと気持ち善くして」
「彩はオレの女だ。誰にも渡さない……彩が遊んでいいのはオレが許した時だけ、分かるね」
「嬉しい、彩は健志の女だって言ってくれた……仕事中はムリだけど、それ以外の時間はいつでも彩に変身したい」
健志の指が彩の身体を這い回り、指と言葉の愛撫で身体の芯が熱くなる。
ピンポ~ン……唐突に思えた悠士の到着は時計を見ると丁度20分経過しており繊細な仕事をする職人気質が現れている。
「開いているよ。ドアストッパーは外しといてくれよ」
「了解……」
「彩さん、お久しぶりです。今日はまた風流な格好だけどプラチナ下着が似合っています……鶏モモ肉のソテーを持ってきたけど必要なかったようですね。タケ、後で食べてくれよ」
白地にブルーのボーダー柄のTシャツとカーキ色のチノパン姿の悠士から爽やかなシトラスノートの香りが漂い、淫靡な思いに浸り始めていた彩は羞恥を覚える。
「悠士さん、それ以上近付かないで、お願い」
「そんな恰好で迎えてもらったのに殺生なことを言わないでほしいな」
家を出る時、こんなこともあろうかと思ったわけでもないがバッグに忍ばせたプラチナチェーン下着を穿いて、健志の青い長袖シャツだけを着けた彩は腿を跨いでドアを正面に見る位置にいる。
素っ裸の健志は背中越しに彩を抱きしめてはだけたシャツに忍ばせた手で乳房を揉み、両脚をじりじりと開いていくと小柄な彩の脚は宙に浮き、股間を守る術が無くなってしまう。
股間に伸ばした手が割れ目の縁を撫でると滲み出た花蜜が灯りを反射してキラキラ輝く。
嵌めたままのボタンも外されてシャツは着けている効果を捨て去り、大きくはだけられて白い肌を悠士に晒す。
無毛の股間で綻びを見せる割れ目の奥には、しとどに濡れた花弁が妖しく咲き誇り見つめる悠士の欲情を刺激する。
うぶ毛さえ生えていない恥丘を見つめられる羞恥で身体が熱くなり、呼吸は自然と早く柔らかくムチムチした太腿がフルフルと震え始める。
「彩さんが漂わせる緊張感が俺を興奮させる。彩さんは男心をエロに導く身体の持ち主だな、タケが羨ましいよ」
「貪欲な彩を満足させるのは大変だよ……悠士、楽しみたいのは分かるけど明日は月曜、彩には仕事がある。分かるな」
「彩さんのように美味そうな身体を持つ女性と言葉遊びをするのが楽しいけど仕事の邪魔をするのはまずいな、分かったよ」
彩の瞳を見つめたまま近付き、健志の腿を跨いで丸出しの股間を閉じることも許されずに綻びを見せつける割れ目に指を伸ばす。
ニュルッ……花蜜を滴らせる泉は抵抗もなく悠士の指の侵入を許し、指先に付いた花蜜をベロリと舐めるのを見るとしどけなく開いた口を閉じるのも忘れて息を荒げる。
淫 -5
部屋着代わりに健志の青いシャツを着けてソファに座る彩は、素っ裸で出てきた健志の股間でだらしなく萎れたままのモノを見てわざとらしく拍子抜けした表情を作り、右手指でつまんでユラユラ揺らすスマホに視線を向ける。
「ここにエロイ彩がいるんだけど見たい??どんな彩がいるんだろう……うわぁ~、エロイ、こんな彩を見ると萎れたオチンチンが勃起しちゃうかも……どうする??」
彩には負けたよと言わんばかりに肩を竦めて眉を上げた健志はソファに近付き、
「見たいような見たくないような……関係を続けるには見るしかないんだろうな」
「そうだよ。健志以外の相手に弄ばれて身悶える彩を見せてあげる……腿に乗っけてくれないの??」
陰毛に埋もれたままのペニスを指先でつつき、
「彩とお風呂に入ったのに萎んだまま……この手が邪魔」
健志の手を払い除けた彩は太腿を跨いで広くて厚い胸に背中を預けて笑みを浮かべ尻をモゾモゾ蠢かす。
風呂上がりの彩が身体を揺らすと立ち昇る匂いが鼻腔を刺激し。清潔な色気が健志を刺激する。
首筋に這わせた舌が耳の裏まで触れるか触れないかの繊細なタッチで刺激して耳朶を甘噛みする。
「彩をこんなに好きなのにオレの知らない男、それも二人を相手に遊んできたと言う。そんなことをされても許しちゃう自分が腹立たしい」
「彩のことが好きなの??そんなに愛されているなら彩が身悶えるほど善がる姿を見せてあげる……見て、すごいでしょう」
「見たくねぇよ」
「そんなことを言わないで見てよ。彩のことが好きなんでしょう??彩の本性を知りたいでしょう??」
身体を捩って背後の健志にスマホを突き出す彩の気迫に負けて仕方なく画像を見る。
「彩のアソコがキュウリに犯されて嬉し涙を流している、なんだ、ひっくり返したテーブルに両足を縛られてオモチャにされたのか??……聞いてもいいか??縛られるのは彩が望んだことなのか、それとも無理やりやられちゃったのか??」
「もしも無理やりされちゃったって言ったらどうするの??」
「そうなのか。相手を教えろ、今からぶっちめに行く。許さねぇ」
「クククッ、そんなに大切に思われて彩は幸せ……次はこれを見て」
「彩をオモチャにしたヤツのツラでも写っているのか……どんな男だ」
「彩を含めて三人で遊んだとは言ったけど、相手は男だと一言も言ってないよ……見て」
「えっ、うん??なんだ……顔は写ってないけど指や腕は女の人じゃないか。女性三人で遊んだのか??日曜の真昼間、女三人でエロイことをしたって言うのか??」
「そうだよ、説明するね……」
金曜日、学生時代からの親友ともう一人の同僚を加えて三人で食事をしたんだけど仕事を通じて気心も知れているし、ついエッチな話が脱線しちゃってこの続きは日曜日にということになり、行きついた先がこんなことになり、これだけではなく、こんな事もしたと他の画像も見せる。
顔を隠して裸体を横たわらせる女性のビフォーアフターで陰毛を今まさに剃り落された画像、彩が咥えるハンカチを巻いたキュウリを中腰になった女性が下の口に飲み込んで身悶える姿など、女性三人が恥じらいを捨て去り性的快楽だけを求める姿が次々と現れる。
「ひどいなぁ、同僚なんだろ??彩のスマホには他の女性二人の顔は写っていない。残りのスマホ二台もそうなのか??」
「そうだよ、エロイ遊びをしても、もしもを考えてリスクを小さくしとく。大人なら当然でしょう」
健志はこれまでの沈痛さから解放されて快活で笑みさえ浮かべている。
「クククッ、安心した??健志の知らない場所で知らない男に抱かれ
たんじゃないと分かって……ねぇ、どうなの??」
「正直に言うと安心した。でも危険な兆候だな……」
「彩との関係は、あくまでセフレ。それ以外の感情が入り込むのはよくないと思っているでしょう??」
「彩との関係を続けたいし、彩の生活を壊すのは本意じゃない。そのためには身体の関係だけを続けるのがいいけど、オレの気持ちは揺れている」
「SMショークラブで下着一枚になりカヲルに縛られた時が健志との出会い。その後、多摩川緑地公園や犬の首輪を巻かれて夜の歩道でハダカンボにされた……長年の恥ずかしい姿を見られるか見られないかのスリルを味わいたいという密かな隠し事は健志と付き合えば満足させてくれると思った」
「そんなこともあったな。その後、閉店後のお座敷バーで乱交を見ながらオレと彩は衆人に見せつけるようにつながった。房総半島の砂浜で会った若いカップルと相手を交換してセックスもしたし、その青年と同じ名前のアキラとマッサージ屋でエッチな施術を受けた」
「ウフフッ、SMクラブで縛ってもらったカヲルさんが主宰するパーティでオチンポを入れられることはなかったけど辱めを受けて善がり啼きしたことも……銀細工師さんには申し訳ないことをしちゃった。サイズ合わせでハダカンボになった彩は抱いてもらいたいと思わせてフェラで抜いただけ……そうだ、今日、プラチナチェーン下着を着けてないのは女三人でエッチパーティしたからなの」
「よし、銀細工師の悠士を呼ぼう。ヤツなら直ぐに来るから彩を6時に送るまで就寝時間もとれる。モヤモヤしたままじゃなく、彩とオレのセフレ確認記念日。いい考えだろう」
スマホを手にした健志は口元を緩めて彩に微笑み、彩は深く考えることもなく頷いて見せる。
淫 -4
口に侵入した舌の先端は上顎や歯茎を舐めたり重ねて擦ったりと自由に動き回って彩を翻弄する。
息をするのも忘れて戯れ、苦しくなった健志の舌は一旦外に出る。
ハァハァッ……ウッウグッ、ハァハァ……ピチャピチャ、ヌチャヌチャッ……湧き上がる高揚感や快感など言葉に尽くせない昂奮を露わにして真っ赤に染めた瞳で見つめ合う二人の間の宙で伸ばした舌を絡めたり、つつき合ったりと求めあう気持ちを舌先に込める。
絡めた舌が二人の気持ちをつなぐ。
舌が離れると名残を惜しむ唾液がツツゥ~と伸びて二人をつなぎ、再び絡めた舌に引き寄せられるように身体を密着させて四本の手が互いの肌をまさぐり合う。
夜とは言え素っ裸でベランダにいることを忘れたかのように二人だけの時間と空間に酔いしれ、キスを貪り気持ちを高揚させる。
「ハァハァッ、お風呂に入りたい」
「そうだな、時間はオレたち二人だけのモノじゃない」
彩を送る限界ギリギリの6時まで戯れていいわけじゃない。
平日の彩は本当の姿になって責任ある地位で仕事をすることが一番大切なのを健志も知っている。そのためには睡眠も必要だと知っている。
鳥が餌をついばむように互いの唇をツンツンつつき合い、再び唇を合わせて唾液を啜り、舌を絡める。
「プファッ、ハァハァッ……クククッ、彩の唾液は栗の花の匂いがしなかった??」
「残念なことに匂いはしなかった。マロングラッセや栗きんとんは好きだよ、彩の匂いもね」
クククッ、嬉しそうに笑みを浮かべて首に手を回し、ぶら下がるように抱きつく彩の上半身を左手で支えて右手を膝の裏に添えて軽々と抱き上げ、バスルームに向かう。
「彩はスケベでエロイ女だけど今日は特にすごい。何かあっただろう??」
決して広くはないバスタブで腿を跨いで座らせた彩を背中越しに抱き締め、胸の膨らみを覆うように手を添えて指の間で先端をくすぐりながら耳元で囁く。
「イヤンッ、くすぐったい……アン、気持ちいい。そうなの、今日の彩は特別。三人でエッチ遊びをしたんだけど、彩はアソコをキュウリで犯されたりオシッコの穴に挿入された綿棒をクチュクチュされて漏らしたり……彩のスマホで撮影されたから見せてあげる。恥ずかしいけど健志に隠し事はしたくないの」
「三人って、二人の男に許したのか??……オレ以外の男としたいと聞いて、オレなりに頑張ったけど足りなかったか……」
「オチリの穴はきれいにしなかったから許してもらったけど大変だったよ、二人に責められるんだもん。さっきも言ったけどアソコをキュウリで犯されてアンアン喘ぎ声を漏らしたり、オシッコの穴に綿棒を入れられてクチュクチュされて不覚にも漏らしたオシッコを飲まれたり……ねぇ、妬ける??」
「さっきまで元気だったモノが萎れて元気がなくなっちゃったよ。会えて嬉しいって言ったけど微妙だな、なんとも言えないよ」
「クククッ、健志のオチンチンに元気がないのはベランダで彩のお口に吐き出したからでしょう。ちがう??……どうしたの??オッパイを揉んでくれないの??健志の胸に身体を預けて背中越しに抱き締められるのが好きなのに、彩のことが嫌いになったの??」
「…………」
「答えられないの??それとも答えたくないの??……ウフフッ、嬉しいかもしれない。先に出るね」
泡だらけになって汗を流し終えた彩はバスタブに健志を残してバスルームから出ていく。
染み一つなくパンと張り出した尻や太腿がプリプリとリズムよく歩いているのを見ても股間は反応することなく後姿を見送る健志は目を閉じ、別れを切り出すべきかどうか思いを巡らす。
SMショークラブで下着姿になって緊縛された姿を見た時に一目惚れした。
抱きたかっただけなのか??満ち足りたセックスをする相手を求めていたのか……セックスだけが目的なら相手は他にもいたし、金を出せば相応のことをさせてくれる人がいることも知っている。
彩に求めたのはそれだけじゃない、人妻であることを知った後、彩のすべてを欲しくなれば彩の幸せを壊してしまうかもしれない。
好きな相手は幸せでいてほしい。オレと会う前に得た幸せは維持してほしい……それでも彩との関係を続けたい。
彩は本当の名前ではないという……それならば、オレは彩でいる時間だけを愛すればいい。
彩が本当の姿の時、どこに住んでいるか、どんな仕事をしているか、ご主人がどんな人でどんなことをしているか……それらを知る必要はなくオレは目の前にいる彩だけを愛すればいい。
どんな男たちと卑猥な遊びをしたのか気になるが、スマホに残した画を見ても別れを告げることはできないだろう。
自分の心の内を確かめた健志は目を閉じてフゥッ~と息を吐き、泡まみれになって汗や汚れと共に気持ちの迷いも洗い流す。
「おまちどうさま。待たせたね、彩」
「なんだ、チンチンは元気のないまま。苛められている彩を見れば元気になる??」
男が相手ではなく女性同士の淫猥遊戯だと知った時の健志の反応を想像すると笑みが浮かびそうになるのを抑えることができない彩は、スマホを振って微笑む。
淫 -3
昇りつめそうだという健志の言葉に嘘はなく、腰を引いて逃げようとする。
「ジュルジュルッ、ジュボジュボッ……ウッ、だめっ、我慢しないで彩のお口で満足してほしい。他の人を抱いていないというのが本当ならたくさん出るでしょう。零さずに全て受け止めたいの……ジュルジュルッ、おいしぃ……」
健志を見つめて思いの丈を伝えた彩のフェラチオは激しさを増し、会陰部から尻の割れ目を撫でていた右手を腰に添えて逃げることを許さない。
「ダメだ、そんなことをされたら逝っちゃうよ。口に出しちゃうよ、いいのか??」
「ジュボジュボッ……フグフグッ……ウグッ、グゥッ~」
ペニスを頬張ったまま額にかかる髪を掻き上げて朱に染まる瞳で健志を見上げ、出していいよ、全て受け止めてあげると言わんばかりに頷いて見せる。
仁王立ちの健志はあまりの気持ち善さに足元がふらつき背後の壁によりかかる。
ほんの少し腰を落として彩の髪を掴み、染み一つない背中を見つめて理由のない嗜虐心を募らせ腰を突き出すと、喉を突かれる苦しさで、ウグッ、グゥッ~と苦しそうな声を漏らしてペニスを吐き出す。
ウッ、ウグッ、グゥッ~……見上げる彩の瞳に涙が滲み、やり過ぎたと反省する健志が抱き起そうとすると首を振り両手で太腿を抱えて宙を睨むペニスにむしゃぶりつく。
一瞬閉じた目を開けて遠くを見ると煌びやかな夜景が見え、それらが作る影の中で生きるいかがわしく妖しい思いが蘇る。
「彩の口を汚しちゃうよ。いいんだね??」
「うん、彩のお口に出して。健志の満足の証を受け止めてあげる……健志を感じたいの」
壁に背中を預けて暗い空で輝く月を見つめ、彩の髪に手を添えてペニスにまとわりつく温かい舌の感触に酔いしれる。
ペニスを飲み込んだまま彩の顔が前後する度に尻から頭の天辺に向かって駆け上がるようなゾワゾワする快感に襲われ、口はしどけなく開いて閉じることを忘れて、アウッ、ウゥッ、気持ちいいと自然に悦びの声が漏れる。
健志が漏らす忍びやかな喘ぎ声を聴くとフェラチオは激しさを増し、ジュルジュル、ジュボジュボッ、ニュルニュルッと口腔とペニスが擦れる音に交じってペニスの根元に添えた手がしごく卑猥な滑り音がベランダを支配する。
「ウグッ、大きくて頬張るのが苦しい…いいの、彩のお口に吐き出して……」
「大きくなってないと不満を口にされたけど、やっと満足してもらったようで嬉しいよ……ウッ、ダメだ。そんなに激しくされちゃ我慢できない。出るよ、出ちゃうよ……可愛い口で受け止めてくれ。ウッウグッ、クゥッ~」
「ウッウッ、ウグッ、グゥッ~…ウッウッ……フゥッ、ハァハァッ……ウゲッ……ペッ……すごい、ドロドロと濃いのが喉に向かってピュッて。ほら見て、摘まめる精子だよ。こんなに濃くてネバネバ、くっちゃいのを彩の口に吐き出すなんて、ウフフッ」
「ごめん、出るよって言ったのに。ティッシュを取るから離れるよ」
「いいの、飲んじゃう。他の女を抱かずに彩のためにドロドロ、粘々でクッチャイのを溜めといてくれたんでしょう。見て……ズルズルッ、ズルズルッ、ごくっ……ふぅっ~……ベロペロッ、ゴクッ。美味しかったよ」
左手で太腿を抱えて離れることを許さず右手を添えたペニスに仕上げのフェラチオを施し、喉の奥めがけて迸る満足の証を受け止めた彩は広げた手の平に全てを吐き出して指でつまむ。
満足した証拠で濃厚な卵の黄身のように指でつまむことができる精子は栗の花のような匂いを発散し、再びズルズルと音を立てて吸い取った彩は舌を伸ばしてベロリと舐め、跡形もなく自らの胃袋に収めて満足そうな笑みを浮かべて美味しかったと呟く。
脚をふらつかせて生気を吸い取られたように見えた健志は我に返り、彩を抱き寄せて、ありがとう、気持ち善かったよと囁き、顔を近付けるとスルッと抜け出てグラスに残ったワインを含んでクチュクチュと口腔をワインの香りで満たす。
「クッチャイお口のままキスされるのは恥ずかしい。たとえ健志の匂いでもね……いいよ」
両手をだらりと垂らした彩は目を閉じる。
頬に両手を添えて、「目を開けてごらん」と囁くと恥ずかしさを隠そうとしてわざとらしくアヒル口を真似てキスをねだる。
華やかな夜景を背にしても艶めかしい肌の魅力は埋没することなく輝きを増し、糸くず一つ身にまとっていないのに蕩けるような美しさで健志の心を鷲掴みする。
「どうしたの??キスしてくれないの??栗の花の匂いはワインで消えたはずだし、口にとどまっていた精子はワインと一緒に飲み込んじゃった」
「煌びやかな夜景にも負けない彩の身体の美しさに見惚れていたんだよ」
満面の笑みで見つめられる眩しさに気圧される健志は怒ったような表情で顔を近付け、唇を合わせる。