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彩―隠し事 340

転生 -45

悠士のために七夕美が腕によりをかけて作ったチキンとほうれん草のカレー、ナンのお裾分けに舌鼓をうちながら無言で朝食を終えた二人は顔を見合わせて笑みを浮かべる。
「カニを食べる時は無言になるって言うけど、美味しいカレーとナンでも無言になっちゃうね」
「七夕美さんは料理のプロだから味は保証付き。同じ独り暮らしでもオレと違って料理をしない悠士が口にするのはエサ。で、付き合い始めた七夕美さんは時間があればエサを食事に替えるために泊まりに来る。そんなとき、オレもご相伴に預かることもある」
「彩は何度も来たけど会うのは今日が初めて。タイミングが合わなかったのかなぁ」
「ごめんね……彩が来る日は連絡しないでくれと伝えていた」
「もしかすると彩を悠士さんに合わせたくなかったの??」
「食事はヒドイけど、サクランボと赤貝についてはグルメだから彩を近付けたくなかった……彩のサクランボは見た目に可愛いし感度も良好、赤貝は周りがツルンツルンで恥骨の張りもオレ好みで慎ましやか、清楚で上品なサクランボと赤貝を悠士には見せたくなかった」
「七夕美さんは??」
「七夕美さんは料理以外にもセックスも大好きで積極的な女性」
「ウフフッ、健志と七夕美さんは何度も抱き合ったのに、彩と悠士さんがエッチすることを嫌った。ズルイと思うけど許してあげる……どうして気が変わったの??」

「ある日、彩と二人でエレベーターに乗る処を見られたらしく、その後はイロエロ、ごめん」
「じゃあ、プラチナチェーン下着を作ったのは二人で示し合わせたことだったの??健志は七夕美さんを含めて三人で何度か遊んだ後だから、彩を差し出せって言われても断れなかったって言うの??」
「その表現は少し違って、彩がオレ以外のチンポを食べたいと言ったからオレから悠士に持ち掛けたんだけど失礼だったね、ごめん。何と言われても弁解のしようがない」
「そうだよ。彩は怒っている。別れるとは言わないけど、何でも言うことを聞いてくれる??」
「勿論だよ、彩の怒りが解けるなら何でもすると約束する」
「約束だよ。してほしいことは考えとくから覚悟して……それと、こんな格好で悠士さんちに行ったことの罰を与えるって言ったけど、どうするの??」
「それは聞かなかったことにしてくれるかな」
「夫には浮氣をされるし、相性のいいオチンポに出会ったと思ったけど……彩ほど不幸な女はいない。ウフフッ、そんな顔をしないでよ。心の奥に隠していた卑猥な思いを開放するにはいろんな意味で健志のような男がいい」
「ありがとう。褒めてもらったと思うことにする」
「褒めてはいないけど、便利な男として合格。ハナマルを上げる」
「純な男の恋物語は終わって、これからは彩次第で終焉を迎える可能性もあるのか……悠士の野郎、ぶっちめてやる」
「彩との縁が切れるとカヲルさんと身体の関係を戻して七夕美さんと3Pをする。その他にもイロエロ女性がいるんでしょう。今まで彩の身体を貪ったんだから、ウフフッ、そんなことは許さない。彩がコノコに飽きるまで自由にしてあげない」

彩は健志の股間をつついてわざとらしく怒り顔になり、困った表情を覗き込んで快心の笑みを浮かべる。
「本当だね……彩が望むことは何でもする。約束するよ、指切りでもなんでもする」
「便利な女と便利な男。そんな関係で始まったはずなのに、身体だけの付き合いに気持ちが加わるとややこしいことになる……ねぇ、彩を黙らせた方がいいと思わない……いつまでも自由な時間があるわけじゃないよ。どうする??」

残暑の残る陽光は二人の気持ちを妖しく焦がし、関係の継続を望むのかどうかと問いかける。
彩の瞳を覗き込んだ健志は、そこに怒りも諦めも宿すことがなく妖しい想いに満ちた光を見つけて抱き寄せる。
「大好きだよ。彩でいる時はこれまで通りオレだけの女でいてくれるね……」
唇を合わせて舌を絡ませ、思いを伝えあうとキスは自然と濃厚なモノになり、二人の両手は互いの身体をまさぐり合う。
ウグウグッ、フグフグッ、ハァハァッ、息の続く限り貪り合い交換した唾液を飲み込んで性的昂奮の昂りを抑えきれなくなった健志はシャツのボタンに指を伸ばす。

左手で抱きかかえ、右手でボタンを一つ、また一つと外して白い膨らみが姿を現すと左胸の先端を口に含み右胸を掬い上げるように手を添える。
「吸ったり大きさを確かめたり、オッパイの品定めをした感想は??聞かせてくれるでしょう??」
「オレが初めて彩を見たのはパンツ一枚だけを着けて縛られた姿。このオッパイとムッチムチの腰や尻と太腿を見た。そんな彩にオレは一目惚れ、その時の想いに変わりはないよ」
話しながら健志の右手は胸の膨らみをヤワヤワと揉み、わき腹を撫で下りて腰から尻を撫で指先が内腿を刷く。
「ウフフッ、大好きな男の手が触れる場所が彩の性感帯、気持ち好い。身体が芯から熱くなり、ドキドキするのを止められない」
「もっとドキドキさせてあげる……バッグを持って来なさい」
「バッグ??……どのバッグ??」
「分かるだろう。持って来なさい」
ハァハァッと荒い息を漏らして妖しい光を宿す瞳で健志を見つめ、意地悪と呟いた彩は窓枠を掴み、ソファの背に手を添えてフラフラ、よろよろと今にも崩れ落ちそうな様子でバッグを手にして戻る。

犬用の真っ赤な首輪とリード、黒いアイマスクを取り出してバッグを部屋に戻す。
ゴクッ、ハァハァッ……首輪を見つめて唾を飲み、バッグには欲しいオモチャが入っているのにと言いたげに見つめて息を荒げる。
「可愛いいワンコのように飼われたいだろう、首輪を着けてあげる。明るい陽光の下で清楚で貞淑な人妻と呼ばれ、仕事の場でも頼りにされるけど身体の奥には妖しい想いを隠している。その想いを満足させるのは夜の煌びやかな灯りが作る影と闇。闇を作るために目隠しをしよう……彩、気持ちも身体も開放するんだよ」
「目隠しで普段の自分を忘れて彩になれる……ハァハァッ、熱い、ドキドキが止まらないの、心臓が口から飛び出しちゃいそう。首輪を着けられて彩は健志だけの女」

彩―隠し事 339

転生 -44

「おはよう。朝食をベランダに用意しといたよ……眠そう、もう少し後にする??」
ベッドに上がり眠りこける健志に馬乗りになった彩は満面に笑みを湛えて鼻梁を指先で擦り、唇を刷いて瞼をつつく。
なにが起こったのか直ぐに理解できない健志は舌を伸ばせば届きそうなほど近付く彩に気付き、抱き寄せて目を閉じる。
「おはよう。彩は元気だな」
「眠くても起きて。健志と彩の夫婦ごっこはもうすぐ終わるんだよ。いいの??」
「ウグッ、グゥッ、苦しい、起きるから許して……死ぬかと思った」
健志を跨いだままベッドのスプリングを利用して身体を上下すると、彩の腰に手を添えて身体を入れ替えて覆い被さり、チュッと唇を合わせて、死ぬかと思ったと楽しそうに囁く。

ベランダに続く窓は彩の手で開け放たれて夏に別れを告げるのを拒否するかのように南国と間違えるような陽光が忍び込み、健志は眩しそうに目を眇める。
陽光と共に食欲をそそる匂いが鼻孔をくすぐり、空腹感を刺激されて身体を起こす。
「カレーの匂いがするけど……まさか??」
朝早く起きて作ってくれたのかという言葉を口にすることなく彩を見つめる健志の表情は破顔する、
「期待させて悪いけど彩が作ったんじゃないの、ごめんね。でもカレーがあるから食べようよ」
ベッドを降りてベランダに向かう彩の後ろ姿に思わず、ゴクッと唾を飲む。
「なぁ、その恰好で買い物に行ってきたの??」
「買い物??行ってないよ……カレーをどこで手に入れたか当ててごらんよ」
「う~ん、ということは……今日は日曜だから、ナユミさん??悠士が来たの??」
「違うよ、悠士さんから、カレーが余っているから取りにおいでって連絡があった」と、電話を指さす。
「で、その恰好で行ったの??」
「クククッ、何かされたかって心配しているでしょう……ピッチピチの白短パンに健志のシャツを腕まくり。パンツだけ着けて股間を膨らませた悠士さんは彩を見て何か言いたそうだったけど、ナユミさんを気にして何も言わなかったよ。カレーとナンを渡されただけだった」
「ナユミさんは??」
「たぶん、想像通りの格好。スッポンポンでマン毛では隠し切れないアソコがグッチョグチョって分かるほど。あれはやり終えたばかりだね、きっと」
「やり終えたばかりか……気持ちの好い朝、彩には口にしてほしくない言葉だな」

ベランダに向かって歩きながら大袈裟にがっかりして見せ、椅子に座ると同時に両手を広げて、おいでと声をかける。
「抱っこしたいだけ??それとも何か聞きたいの??」
健志の太腿を跨いで首に回した両手を組んで目を閉じる。
シードルを一口飲んで目を細めた健志は二口目を口に含んで唇を合わせ、流し込む。
「青リンゴの香りが好い。レモンじゃないけど、スッキリしてほんのりの酸味が初恋を想い出させる」
「初恋の想い出よりも今朝の事を聞きたい。悠士やナユミさんとどんな話をしたのか気になるよ」
「彩の初恋に興味がないの??あの人は今どこで、どうしているのかなぁ……妬ける??」
「初恋は遠い昔のことで過ぎたこと。目の前の彩の今が気になるから悠士とナユミさんのことが知りたい」

「スッポンポンのナユミさんが言うには、今朝はアソコをペロペロされる気配に気付いたけど何が起こったのか直ぐに分からなかったらしいの。女の秘所から太腿を舐められて足を持ち上げられたところでパジャマを脱がされたことが分かったって……オチリの穴をペロペロされて悠士さんのモノを捻じ込まれた。それでやっと目が覚めたって……嬉しそうに話してくれた」
「それから??その後は??」
「ナユミさんとは初対面だよ。そんなことを話さないよね」
「ナユミさんと悠士には普通なんだろ。いつだったか、朝食を一緒にって誘われたので行ったら……美味しそうな朝食を前にして椅子に座り、背面座位でつながっていた。マン毛ボウボウのマンコにチンポが突き刺さっているのが丸見え。ナユミさんが終わるまで待ってほしいけど、早く食べたいならオッパイを舐めてって……」
「終わるのを黙って待ったか、手伝ってあげたかは聞かないし聞きたくない。いつもそうなの、あの二人は??」
「どうだろう、たぶん、オレを含めて特定の人だけだと思うよ」
「彩もそう思う。それでね、ナユミさんが、今度、都合の好いときに四人でパーティーをしよって言うから、楽しみにしているって言っといたよ」
「しょうがねぇな、彩が誘いを受けたなら付き合うよ」
「健志と彩は気持ちの通じた便利な男と便利な女。二人ともエッチな隠し事を抱えているけど理解し合えるパートナーと友人や知人もいる。そうでしょう??」
「そうだな、彩の言う通りだよ。迷い道に踏み込みそうになったけど、クククッ、オレは彩に惚れているってことだな。迷惑か??」
「嬉しい……彩の本当の姿を知ろうとしないのは寂しいけど、本音で付き合える。エッチな親友のお陰で色んなことを見たり聞いたりしたけど欲求が溜まるばかりだった。心と気持ちの奥に隠していた隠し事が爆発寸前だったの。健志のお陰で、もう一人の私は平静を保つことができる」
「そうか、それじゃあ今度ナユミさんたちとパーティーをしよう。その他にもイロエロと彩が欲求不満にならないようにすると約束する」
「クククッ、健志のお陰で表の顔は安心して仕事が出来るし、浮気をしている夫にも優しくできそう……ナユミってどんな字を書くの??」
「七夕に美しいと書くんだよ。雲一つない澄みきった満天の星の下、七夕の夜に生まれたらしい。ナユミさんの話しだと、織姫と彦星が一年ぶりにエッチしている最中に生まれたらしい」
「ウフフッ、ナユミさんらしい……お腹が空いた、食べようよ」
「もう少しこのままで……いいだろう??」

白短パンが包むムッチリとした自慢の太腿や腰を撫でられる彩はうっとりして目を閉じる。
健志は手の平の感触に満足することなく器用に口を使ってシャツのボタンを外し、
「やっぱり……ムッチリの太腿や腰のラインとノーブラのオッパイで悠士を挑発してきたんだな。食事の後はお仕置きしなきゃいけないな」

彩―隠し事 338

転生 -43

逃げ出したくなるほど熱いシャワーを浴びた健志はボディソープで汗とセックスの残滓を洗い流してバスタブに浸かり、気持ちと肌に残る彩の感触を思い出して心地好い時間に酔いしれる。
思わず漏れる笑みを隠そうと、ゴホンと空咳をしたタイミングで彩がバスルームを開ける。
「どうしたの??風邪??」
心配する様子もなく、揶揄うような声をかけ、胸を左手で股間を右手で覆い身体を斜にして女の秘所を隠すようにして入ってくる。
羞恥を忘れずに清楚な女性に戻った彩を見て顔を綻ばせる。
「何か付いている??彩の顔を見て笑うなんて……イヤな男」
「何度目かな、いやな男って言われるのは」
「嫌よ嫌よも好きのうちって言うでしょう??ウフフッ、嬉しい??……ねぇ、好いって言うまで目を閉じていて」
広くはないバスタブの中で身体を丸めるようにして彩に背中を向けて目を閉じると、シャァ~、バシャバシャとシャワーが彩の身体と床を打つ音が聞こえ、健志は覗き見したくなる気持ちを押さえつける

「開けてもいいよ……彩も入っていい??」
足を延ばしてバスタブに背中を預ける格好で両手を広げると股間を右手で覆った彩は恥ずかしそうに入ってくる。
いつものように太腿を跨いで顔を見つめ合う格好にはならず、背中を向けて両足の間に座り込んだ彩は、
「後ろからギュッとされて彩はオレの女だって言われたい」
右手で包み込むように抱き締めて左手は彩の左手に被せるようにつなぎ、耳元で思いを告げる。
「彩とは会うたびに新しい発見がある。彩を見ていると自然と笑顔になるような気がする。向かい合っても好いし後ろ姿も魅力的、何かを拾うために屈んだ時、顔にかかった髪を掻き揚げる様子、すべてが好きだよ。こんな彩をいつまでも独り占めにしていたい」
「嬉しい。女として褒められることに慣れていなかったけど健志との時間を刻むにつれて自信が湧いてくる。褒めて、健志に褒められると元気になれる」

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花……スラリと伸びた茎の先で華麗な花を咲かせる芍薬は匂いも華麗、芍薬と牡丹は同じボタン科だけど牡丹は艶やかに枝で咲いて座っている女性のようにも見える。百合は清楚な雰囲気で凛とした佇まい……彩は小柄だけど全体のバランスがいいから芍薬に例えてもおかしくない。フフフッ、付け加えると、歩く姿は百合の花の後に、後姿は菊の花」
「えっ、どういう意味??」
「言葉の通りだよ。幾重にも重なる花弁は中心に向かっているけど、窄まりの周囲の皺のようにも見える。オレの誕生月は9月で花札では菊、10点札は菊の花に盃。彩の尻を見ながら飲む酒はさぞや美味いだろうな」
「もう、褒めてって言ったのに揶揄われた気分……フンッ」
振り向いた彩は頬を膨らませて抗議し、それがまた健志の琴線に触れる。
「可愛いなぁ……怒った振りをする彩の提灯のような顔も可愛いよ」
「えっ、提灯??……彩の顔が膨れているって言うの??どうせ彩はプクチャンだよ」
「やっぱり可愛いなぁ。拗ねた振りや怒り顔を好ましく思えるって惹かれている証拠だろうな」
繋いでいた左手を解いて両手でギュッと抱きしめる。
「痛いよ、そんなに強く抱きしめられると息ができない。クククッ、痛いけど、幸せ……彩とキスしたいと思っているでしょう??」
痛いという声が弾み、身体を入れ替えていつもの体勢になった彩は、
「お風呂ではこの方が落ち着く……オチリに健志、アソコにオモチャを入れて善がるようなエロイ彩でも嫌いにならない??」

健志は言葉を口にすることなく彩の頬に両手を添えて顔を近付ける。
ハァハァッ、ハァッ~、健志に見つめられる彩の呼吸は自然と荒くなり、ハァッ~と息を吐くと同時に目を閉じる。
そんな彩に頬を緩める健志は額に掛かる髪を指先で整えて、チュッと唇を合わせる。
「こんなじゃ、ダメって言いたいけど……ハダカンボで向かい合っているんだよ。濃厚なキスじゃないと嫌って言うけど、クククッ、激しいエッチの後だから許してあげる」
「見つめられると照れちゃうな、恥ずかしいよ」
「ねぇ、質問に答えて。エロイ彩でも嫌いにならない??」
「オレは彩と会う機会を与えてくれた神様に感謝している……彩は二つの顔を使い分けて気持ちと身体の平静を保っている。清楚で貞淑な妻であり仕事をバリバリこなす彩、オレはその片鱗しか知らないけどね。もう一人の彩は目の前にいるエロイ彩で好きだよ」
「人は誰でも隠し事を持ってもいいって言うんでしょう。何度か聞いたけど、もう一度聞くね。確かめたいの……健志は、彩と名乗る目の前の女の全てを知りたくないんだね??」
「正直に言えば自分でも分からない……想像だけどオレの知らない昼間の彩は清楚で上品に見えるけど身体と心の奥に淫らな部分を隠している。彩はオレの部屋から見る夜景が好きだと言っただろ。夜の街が煌びやかに見えれば見えるほど陰も濃くなる。オレは日陰の彩だけ知ればいい、日向の彩を知ろうとすると縁が切れそうな気がする」
「健志の目に彩はそんな風に映っているんだ。謎があるって好い女の条件だとも言ったよね……ウフフッ、昼間の彩は秘密。健志は目の前のエロイ彩を愛してくれればいい。エッチな彩を満足させてくれないと嫌いになっちゃうよ」
「スケベな彩に嫌われないように頑張るよ」
「クククッ、彩を満足させるのは大変だよ。もう一度する元気がある??」
「冗談だろ??嫌われてもしょうがない、許してくれよ」
「クククッ、彩も満腹。趣向を凝らしてくれれば別腹でもう一度は大丈夫な体力は残っているけどね」

淫蕩な光を宿して見つめた彩が目を閉じると健志は左手で彩を抱き寄せ、右手で頬を擦って唇を合わせる。
舌を伸ばして侵入させた彩は絡めたりつつき合ったりしながら唾液を交換する濃厚なキスで息が続く限り貪り合う。

彩―隠し事 337

転生 -42

カシャ、カシャ……竿の周囲に血管を浮き上がらせて隆々と力を漲らす怒張にアナルを犯され、振動だけではなくスイングとピストン運動でオンナノコを刺激する疑似ペニスに翻弄される彩はスマホのシャッター音が響くと焦点の合わない視線を鏡の中のカメラに向ける。
「こんな姿をスマホに残すなんて……ねぇ、オチンポでオチリをこれ以上ないほど広げられてアソコをオモチャに犯されて嬉し涙を流しているのを見て彩だと分かる??顔が見えなくてもエッチな股間だけで分かるかなぁ??」
「そうだな、こんな格好で顔が映っていなければ親友と言えど、普段の清楚な人妻っぷりを知っているから彩だと気付かないかもしれないな……好い顔をしてごらん」
カシャ……ペニスとアナルの結合を解くことなく上半身を反らせて股間と喜悦を浮かべる顔をスマホに収めた健志は、
「この1枚を見れば、間違えることはないよ……うんっ、エロイ、いい表情だよ」

「イヤンッ、このオチンポは先っぽが温かくて気持ちいい。ウフフッ、健志のオチンポより好きかもしれない……アンッ、いやっ、笑わせないでよ、オチリが痛い」
彩は自分の言葉で快感を深め、自分の言葉に羞恥を覚えて健志のせいにする。

根元までアナルに突き入れた怒張は動くこともままならず温かい襞に包まれる気持ち善さと、薄い壁を通じて伝わるバイブの刺激で頂上が近づいているのを意識する。
バイブは根元を起点に振動しながらゆっくりとスイングとピストンを繰り返して経験したことのない快感を与え、温かい亀頭部で子宮を温められると身悶えそうになる彩の気持ちが穏やかになる。
「しばらく、このままじっとしていたい。後ろからギュッと抱きしめて。好きな男に背中越しにギュッとされると安心できるし……その先は言わない。言いたくない……」
「オレは身体をつなげたまま背後から抱きしめる悦びで幸せを感じている。大好きな彩がオレだけにこんな姿を見せてくれているんだからな、クククッ」
鏡の中の彩の瞳を見つめていた健志の視線がじっとり汗ばむ肌を舐めるように移動して股間を見つめる。
「いやらしい、でもいいの。大好きな男に見てもらえるなら恥ずかしいことなんて何もない。彩のエッチなアソコもオチリもみんな健志のモノ、そうでしょう??彩は全て健志のモノでしょう??」
「そうだよ、彩の身体も気持ちもオレのモノ。今は心も身体も彩のすべてを抱いている」

「アンッ、いやっ、クリバイブがスゴイの、竿がクネクネうねるとクリバイブも一緒になって彩を……イヤンッ、たまんない」
これまでのバイブよりも少し長いだけだと思っていたバイブは温かくなった亀頭部が振動しながら子宮口を突き、根元を起点にスイングとピストン運動を繰り返すとクリトリスにしがみつくクリバイブも愛撫に加わり、薄い壁を通じて押し込まれた怒張が動かなくても妖しい快感がアナルから内臓に伝わる。

「ヒィッ~、すごい、気持ち善いのか痛いのか分かんない。子宮を突かれてクリチャンはジンジン痺れるほど気持ち善いし、オチリは裂けちゃいそうなほど健志のオチンポに犯されている。いや、オチリを突かないで内臓が押し上げられて口から出ちゃう……ウグッ、グゥゥッ~、いやっ、そんなことを……オッパイも気持ちいい」
腰を揺すって挿入したままのペニスで刺激し、右手を添えたオッパイが変形するほど揉みしだくと閉じることを忘れた半開きの口から悲鳴にも似た喘ぎ声を間断なく漏らし、バイブに添えた右手の力を緩めることはなく、左手は健志に握られて指先が白くなるほど力を込める。

「だめっ、もう我慢できない……逝っちゃう、気持ち善いんだもん」
「オレもだ、背面座位でつながって、こんな風にオッパイとオマンコに触れるだけではなく耳元で囁いて脳を愛撫することも出来るし、鏡の中の彩を見つめることで瞳の奥に隠れた気持ちと話すことも出来る。もう我慢できない、クゥッ~」
「いいよ、彩も一緒……イク、いっちゃう」

乳房に添えていた健志の手が緩み、アッ、クゥッ~と満足感に浸る声を漏らしてアナルに身体と思いの全てを解き放つ。
「ウグッ、クゥッ~、いぃ、気持ち善い……ウフフッ、オチリが熱い、火傷しそう」
「オレの熱い想いを受け止めてくれて、ありがとう」
「そんなことを言わないで、彩も気持ち善かったんだから……ねぇ、オチリに突き刺さっている棒を抜いてくれる??ぶっといままで可愛くなってくれないんだもん」
ヴィ~ンヴィ~ン、グィングィンッ……未だ力を漲らせるペニスが引き抜かれる前にバイブは彩の手の中で胴体をくねらせて伸び縮みを続ける。
「気に入ったようだから持って帰っていいよ。オレの代わりとしては物足りないだろうけど、我慢してくれ」
「ほんとう??これからはアソコが寂しくなっても健志に連絡しなくてもいいんだ……バイブちゃん、あなたは冷たい器具じゃなくて温かい亀頭で愛撫してくれる。ウフフッ、明日、彩と一緒に帰ろうね。可愛い名前も付けてあげるからね」
「そうか、オレはもう必要ないのか。しょうがねぇな、明日まで生まれ変わった気持ちになって夫婦ごっこを続ける幸せに浸っていたけど、彩がそういうなら諦めるよ」

ニュルッ……彩の言葉は思いが通じる二人だからこその冗談だと分かっている健志はティッシュを結合部に当て、勢いを失いつつあるペニスが抜け出るに任せる。
「アンッ、健志の吐き出したモノがドロッと溢れ出る」
「ティッシュ越しに感じる温かい液体はオレのモノなんだね……すごいっ、彩の尻の穴はポッカリ開いたままだよ」
溢れ出る精液を拭い取ろうとしてアナルに押し当てたティッシュは洞にズルッと吸い込まれそうになる。
「うそ、嘘でしょう??彩のオチリが壊れちゃったような言い方をしないで」
「彩、閉じてごらん……もう少し……息を吸って、吐いて、キュッと力入れて……ウ~ン、元通りとは言い難いけど尻の穴は清純な姿に戻りつつある」
「バカ、ウフフッ、彩は初心者だけどアナラーの末席にいるんだよ。ポッカリって慣れている……先に行って。すぐに行くから待っていてね」
アナルから溢れ出た精液を拭い取ったティッシュを持ったまま健志はバスルームに向かう。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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