独りで-16
「苦しいか??・・・無理しなくても良いぞ」
「ウッ、ゲボッ・・・ウググッ・・・ハァハァ、大丈夫・・・えっ、ウソッ。こんなに大きくなってる。嘘だよね??」
根元を摘まんだまま、吐き出した剛棒を見る紗耶香は驚きの声を上げる。
長さは変わらないものの、黒光りする竿の周囲を浮き出た血管が這い回る蛇のように取り巻き、膣口に侵入するとそれぞれが鎌首を持ち上げて膣壁を食い荒らす予感に襲われる。
「どうした??怖くなったか??・・・大丈夫だよ。これまで尻の穴に挿入して壊した事はない。安心したか??舐めなさい、これ以上はないほど硬くしないと尻の穴には入らないぞ」
「はい、オシャブリします」
グチャグチャ、ジュルジュルッ・・・頬張り切れないほど大きくなった剛棒に舌を絡ませる夏樹に声を掛ける。
「マンコは元々男のモノが入る構造になっているが、尻の穴は出すだけで、何かを入れる作りになっていない。無理やり入れるんだから硬くしておかないとな」
揶揄するような言葉が夏樹の心を蕩かしていく。
アナルを舐めている男が親指をバギナに挿入して人差し指と薬指でクリトリスを刺激する。
乳房を揉む男が先端を摘まんでコリコリと転がし、快感に震える夏樹が視線を合わせると千切れてしまうほど指に力を込める。
「ウッ・・・ウググッ、ゲボッ、ゲッ・・・」
喉の奥を剛棒がつつき自然と涙が滲む。
「もういいだろう、十分だ・・・夏樹、俺を跨いで自分で入れてみろ」
乳房を弄っていた男がアナルローションを夏樹の目の前に突き出し、自分で濡れと事も無げに命令する。
横たわる男に未練がましい視線を送っても黙って顎をしゃくるだけで手伝ってくれる様子がない。
諦めた夏樹は指先のローションを見つめ、次の瞬間には意を決したようにアナルに塗り込める。
ウッ・・・クチュクチュッ・・・灯りを反射して窄まりがいやらしくてかり、猛々しく宙を睨む剛棒にも塗りつける。
仰向けに寝る男に見つめられる。
居丈高にそそり立つ男根が視線の端に居る。
昂奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、剛棒に手を伸ばす。
指を添えると火傷しそうなほど熱い。蛇がまとわりついたような血管がドクドクと息衝き、早く穴の中に入りたいと催促している。
中腰になって目を閉じ、付け根を握った剛棒を窄まりに馴染ませるために擦り付ける。
「入れるよ・・・入るかなぁ・・・ウッ、うぐっ・・・ダメだ、大きすぎる」
「夏樹、目を閉じろ・・・そうだ、腰を落とせ。尻の穴に俺のモノを合わせろ・・・そうだ、息を吐け。大きく息を吸って・・・吐き出すんだ・・・ウンッ、どうだ??」
夏樹が息を吐き、胸一杯に吸った息を吐き出す瞬間に合わせて腰を突き上げる。
「うぐっ、グッ、ウッ・・・あわわっ・・・クゥ~、入った。入っちゃった・・・動かないで、きつい・・・ウムムッ、うぅっ~、こんなの初めて。息をするのも辛い」
フゥ~・・・目を閉じたまま顎を上げて顔を宙に向け、口を尖らせてゆっくり息を吐き出す。
「ハァハァッ・・・動かないでね、動いちゃ嫌だよ・・・ハァ~、ウッ、うむむっ・・・」
尻の穴が裂けるほどのモノを飲み込んで苦しそうにしながらも、ゆっくり腰を上下に動かし始める。
「無理しなくても良いよ。俺の後にも2人控えているんだからな・・・裂けちまったんじゃ奴らに申し訳ない」
「ウフフッ、くくくっ・・・笑わせないでよ。苦しい・・・自分で動くから、絶対に動いちゃ嫌だよ」
夏樹を見つめる紗耶香はバギナの双頭ディルドとアナルディルドを握ったまま息をするのも忘れたように微動だにしない。
夏樹が跨いだ男の腹部に手を置き、顔を顰めてゆっくりと腰を上下させ始めると、下半身がブルブルと震えはじめる。
新田たちが見るモニターの中の紗耶香はディルドの蠢きに連れてマン汁が掻き出され、透明だった液が徐々に白濁したものに変化する。
「アンッ、すごい・・・こんなに大きくてぶっといのがお尻に入ってる。裂けちゃわない??・・・いぃの、こんなの初めて」
手を伸ばして剛棒がアナルに侵入しているのを確かめた夏樹は、声を上擦らせて動きを徐々に大きくする。
「好きに動いてごらん。夏樹が気持ちよくなるのを見ていてあげるから」
独りで-15
「クククッ・・・新田さん、女性には凄腕だと思っていましたが、紗耶香のアナル責めは焦っていたんですか??」
「バカな事を言うんじゃないよ。オレは指しか入れてないよ。紗耶香を落札したゲストのためにアナルの処女は残してあるよ・・・指なら処女を奪った事にならないだろう??」
「プロ意識ですか??そう言う事にしておきます・・・えっ、まさか、ここまでしますか??」
モニターの中で卑猥な独り遊びをしている紗耶香を見ながらバカ話に興じていた男の視線が曇る。
「新田さん、大丈夫ですか??私の想像を超えています。予定通りに運んで、紗耶香を落札した人が満足できますか??」
「大丈夫だよ。紗耶香はセックスに限らず、その場に順応する事が得意な女性です。カメレオンのように周りの色に合わせられます・・・そして、舌を伸ばして食べてしまい栄養にする。ゲストは誰でも満足します、紗耶香自身もね・・・」
「食べられても満足するのですか??・・・そうか、紗耶香を満足させる過程に幸せを感じるのですね」
「クククッ、そうです・・・好い女であり、悪女です。悪女である事は好い女の条件でしょう」
モニターを見ながら二人が話す間も紗耶香の独り遊びは止むことがなく、バギナに咥え込んだディルドにつながるペニスに添えた手をピストン運動し、右手に持ったディルドをアナルに挿入して出し入れを繰り返している。
夏樹は三人の男のオモチャになりながらも悦びの表情を浮かべて呻き声に似た喘ぎ声を漏らし、それを見る紗耶香は荒い息を漏らして眉間に皺を作る。
「新田さんって乱暴すぎる。そんな事をされたら壊れちゃうよ」
ペニスに見立てたディルドを掴んでクリトリスやバギナに刺激を与え、アナルディルドをゆっくりと押し込んでいく。
「スゴイッ・・・夏樹さんは三人の男を相手にして、二つの穴にオチンポを入れられて、お口も犯されてる。いいのかな??気持ち良いのかな??」
先ほどまでそばに居た男と恋い焦がれて止まない新田が、隠しカメラに映る姿を見ているとも知らずに紗耶香は嬌態を晒し続ける。
「夏樹、刺激に慣れちゃったようだな・・・俺のを尻の穴に突っ込んでやろうか??・・・舐めろ。舐めてビチャビチャにしろ」
「これをお尻に入れるの??こんな大きいのが入るかな??・・・舐めるね、オシャブリするから苛めて。いっぱい啼かせて欲しいの」
黒光りする剛棒の持ち主は仰向けに寝転がり、残る男二人はニヤニヤ薄ら笑いを浮かべて夏樹を見つめる。
仰向けに寝る男の股間で宙を睨んでそそり立つペニスは、そばで見る男たちも息を飲むほどの凶器で、節くれだった巨根は剛棒と呼ぶにふさわしい。
愛おしげに指を這わせて亀頭を撫で回し、鈴口から滲み出る先走り汁を塗り広げる。
「ウフフッ、ピクピクしてる・・・気持ちいぃの??舐めて欲しい??オシャブリしろって言わないの??・・・アウッ、イヤンッ・・・お尻を舐めるなんて・・・」
見ていたはずの男が我慢できないとばかりにアナルに取り付いて、両手で開いた尻の割れ目に顔を埋め窄まりに舌を伸ばす。
「嬉しいか、夏樹??尻の穴を舐められているのが良く見えるよ」
残る一人が夏樹を覗き込みながら声を掛ける。
「ウフフッ、嬉しいわ。アナルを可愛がってもらって、舐めてグチョグチョになれば、このブットイのを入れてもらえるの」
竿を握って先走り汁を絞り出し、舌先を伸ばしてペロッと舐め取る。
「あなたも舐めて欲しい??それとも、私を苛めてみたいの??」
誘う言葉と艶めかしい流し目に我慢できなくなった男は、胸の下で重たげに垂れている乳房に手を伸ばしてヤワヤワと揉み込む。
「さっきまでは手の平サイズで俺好みの大きさだと思っていたが意外と大きいな。ポッチンも勃起して大きくなったし」
「アンッ、摘まんで・・・優しくするのは誰でもできる。上手な男なら、苛めて啼かせることが出来るはずよ」
「おいッ、いつまでゴチャゴチャ言ってんだよ。舐めろ・・・興奮させないと入れてやんねぇぞ」
剛棒の持ち主は、業を煮やした風を装って荒々しい言葉を掛ける。その目は笑みを浮かべて言葉で嬲るのを楽しんでいるようにしか見えない。
「ウフフッ、十分でしょう??・・・オシャブリするのは嫌じゃないけど、これ以上は大きくならないでしょう??」
傲慢無礼に宙を睨む剛棒の亀頭から竿の周囲に舌を這わせて、こんな大きいのは初めて、しゃぶれるかなと言いながら口に含んで顔を上下し、喉の奥を広げるように意識してゆっくりと飲み込んでいく。
ウグッ、ウググッ・・・グッ、ウゥッ~・・・唾液と先走り汁の混じった粘度の高い液体が口元を滴り、上目遣いに男を見上げる夏樹の瞳に涙が滲む。
独りで-14
全身にうっすらと汗を浮かべた夏樹は唇を噛み、下げた頭を左右に振って経験したことのない刺激を必死に耐える。
「アワワッ、アウッ・・・ウググッ、ヒィッ~・・・こわれちゃう」
騎乗位で黒光りする剛棒をバギナに飲み込んだ夏樹はアナルにも男根を挿入され、経験したことのない快感を息も絶え絶えに耐えて被虐感を募らせる
前後の穴を押し広げて男根に突き刺されるのは、抗う気力さえも串刺しにされて自由を奪われるような気持になり心地良ささえ感じ始める。
「ウググッ、ダメ、ダメッ・・・ヒィッ~、ウガガッ・・・いやぁ~、壊れちゃう・・・もっと、もっと、強く・・・ダメなの・・・」
二つの穴を男根に責め苛まれる夏樹は、三人目の男に乳房の先端を歪になるほど摘ままれて悲鳴にも似た喘ぎ声を響かせる。
乱れ髪が汗で張り付いて凄惨な表情になり、三人の男の責めを受けてもたじろぐことなく悦びの声を漏らす妖艶な色気は紗耶香の動悸を激しくする。
「ハァハァッ・・・いぃ、気持ちいぃ。新田さん、また逝っちゃいそうなの、逝ってもいぃ、スケベな女は嫌いになる??・・・ウッ、ウググッ」
再び溢れ出た蜜は白い腿にまで滴り、指による刺激では物足りなく思う。
紗耶香は壁際に置かれたベッドに目をやり、ナイトテーブルに視線を移すと取っ手が何かを話しかけるような気がする。
引き出しの中には2つのディルドが入っている。
2つの透明の袋は封をされていて簡単な説明を書いたシールが貼ってある。
紫色のダブルディルドを手に取ってみる。ビアンカップルの一人が太くて短い方をバギナに挿入すると、手を添えなくても抜け落ちる事なくバギナにフィットして、長い方を相手のバギナやアナルに挿入して激しくピストン運動しても抜け落ちる事はなく両手を使えると書いてある。
男女カップルの場合は使用方法を二人で相談すると未知の快感を得られるかも・・・と意味深な事が書いてある。
封を開けて肌色のディルドを手に取り、目を閉じると新田の股間が蘇る。
長い方を口に含んで舌を絡ませ、無言の言葉を囁く。
太くて気持ち良い、私のフェラチオで気持ち良くなってくれる??新田さんのを舐めるだけで私は気持ち良くなる、こんなに濡れてビショビショになってるの。入れて欲しい、早く・・・・・
口に含んでいた長い方を膣口に押し当てて馴染ませ、そのままグググッと押し込んで、アァァ~いいの、来る、入って来ると感に堪えない悦びの声を漏らす。
2度3度と出し入れを繰り返して膝がガクガクするほど気持ち良くなった紗耶香は、ハァハァッと荒い息を漏らしてディルドを抜き取り、長い方に代えて短い方を挿入する。
説明の通り、バギナにフィットする形状のディルドは手を添えなくとも抜け落ちる事はなく、紗耶香の股間には今までバギナに潜り込んでいたディルドが宙を睨んでそそりたつ。
シリコンの滑っとした質感と肌色が人工物にもかかわらず、なぜか愛おしく思える。股間に生えたペニスを手の平で包み込んで肌触りを確かめ、擦って見る。
アンッ・・・ペニスを摘まんで男性のオナニーを真似てみると、バギナが咥えたディルドが膣壁を擦る刺激に腰を引き、艶めかしい声を漏らしてしまう。
ウフフッ、カップルが得る未知の快感って女性が男性のアナルを犯す事かと思い至って笑みを漏らす。
「いつもながら鑑識眼に敬服します。残るのは仕上げですね・・・予定通り、いえ、指示の通りでよろしいですか??」
紗耶香を案内した男がモニターを見ながら感服しましたと話しかける。
「変更ナシで良いでしょう、一気にやってしまいましょう。夏樹は、こちらの意図に反して1000万の貸になってしまいましたが、紗耶香なら天井なしでも良いでしょう」
「えっ、本当ですか??新田さんがおっしゃるなら間違いないでしょうが・・・」
「ハハハッ、大丈夫ですよ。天井どころか、紗耶香から登録したいと言うでしょうがね・・・以前、話した映画“娼婦ベロニカ”ようやく、私の目標が叶いそうです」
「そうですか、新田さんに教えられて私もDVDで見ました。コーティザン、美貌と教養で男を虜にする高級娼婦ですね、ベネチア一の高級娼婦ベロニカ。オーナーがおっしゃっていました。新田君の実績は十分なのにまだまだ足りないと言う、どのような女性の姿を描いているのか、理想形を見てみたいもんだと・・・オーナーもお喜びになるでしょう」
二人が見つめるモニターの中の紗耶香は紫色の双頭ディルドの一方をバギナに挿入して片方をペニスに見立ててオナニーしている。
左手で竿をしごくとその刺激がバギナに伝わり、双頭バイブの膨らみがクリトリスを愛撫する。
「アンッ、いやっ・・・新田さんは激しすぎる。お尻も苛められるの??」
紗耶香の右手はアナルディルドを掴んで唇に押し付ける。
嫌々をするように顔を背けてもディルドはついに唇を割って口腔に入り込み、瞳を潤ませて意を決したようにアナルに押し付ける。
「ダメ、ダメッ・・・ローションを使ってくれなきゃ、痛くて入らない。焦っちゃダメだよ、新田さん」
独りで-13
「クククッ、うるさくて、しょうがねぇな。ぶっといチンポで口を塞いでくれよ」
アナルスティックを自在に操る男は、目元を緩めながら本心とも思えない言葉を掛ける。
ニヤニヤ笑みを浮かべて夏樹の身悶える姿を眺めていた剛棒の持ち主が、見せつけるようにペニスをブラブラ揺らしながら近付いて唇に押し付ける。
「ウググッ、ウゲッ・・・いやっ、舐めたくない」
ウッ、ウゥッ~・・・髪を掴まれて男根を押し付けられても口を閉じ、歯を食いしばって侵入を防ぐ。
ニヤニヤ口元を綻ばす男は、奥歯の辺りに力を込めて頬を掴んで徐々に力を強くする。
ウググッ・・・ハァハァッ、ウゥッ、ウググッ・・・急所を掴まれた夏樹の歯は次第に力を失い、顔を振って侵入を避けようとしても男の力に敵うはずもなく、男根の侵入を許してしまう。
一旦許すと抗う事はせずに、根元を指で支えて舌を絡ませ、上目遣いの艶めかしい視線で男を見上げる。
言葉はないものの恥戯に似たやり取りの後、口腔に黒光りする剛棒を挿入した男と夏樹を見ていた男二人は、嫉妬の感情を抑えることが出来ずに責めをきつくする。
「夏樹、口マンコが気持ち良いのか・・・ここは、気持ち良くないのか??」
仰向けで寝転がる男は膣口に親指を挿入してクリトリスを口に含み、舌先でトントンとつつく。
「アフッ、ウググッ・・・クゥッ~・・・」
バギナに与えられる刺激から逃げようとしても口腔を犯す男は逃げる事を許さず、髪に指を絡ませて頭を掴み、喉の奥深くまで剛棒を突き入れる。
「おっと、二人の責めを感心して見ている場合じゃないな、俺も負けないように・・・」
二本のアナルスティックを自在に操り、アナルが開ききって閉じる事がなくなってしまうのではないかと思うほど激しく甚振る。
マジックミラー越しに見る紗耶香はカジノの男が出ていったのを幸いに、ワンピースを肩から抜き取って下着姿になり、舐めて滑りを与えた指をショーツの中に忍び込ませる。
目を閉じると瞼の裏に新田の顔が浮かぶ。
「触ってくれないの??一人エッチをしなきゃダメなの??良いよ、見てね・・・アンッ、こんなに濡れてる・・・恥ずかしい・・・ここを弄ると、イヤンッ、気持ち・・・いぃの」
ショーツに侵入した指が蠢き、残る手は口に伸びて二本の指が唇を割り、舌を挟んだり顎を撫でたり動き回る。
「アンッ、新田さんのチンチンがお口の中で暴れ回ってる・・・もっと、苛めて、激しくされるのがいぃの」
股間に伸ばした手が窮屈そうに乳房を押さえ、口に伸びた手も乳房を押し込む。
ヌチャヌチャ、クチャクチャ・・・ウゲッ、ウググッ、ジュルジュルッ・・・股間に伸びた指が膣口に侵入して激しく出入りを繰り返し、口に含んだ指も新田のペニスに見立てて濃厚なフェラチオを施す。
「ウッウッ、いやぁ~ン・・・気持ちいぃ、逝っちゃうよ、逝ってもいいの??新田さんもいぃの??一緒に逝ってね・・・クゥッ~、ウッウッ、ウゥッ~・・・逝く、逝くっ・・・ハァハァッ・・・」
マジックミラーに頭を押し付けて倒れ込みそうになる身体を支えた紗耶香は、閉じた瞼に映る新田の愛撫を受けて昇りつめ、荒い息を漏らす。
落ち着きを取り戻した紗耶香は、マジックミラーに目をやり夏樹の姿に驚いて息を飲む。
ハァハァッ・・・仰向けに寝転ぶ男に跨り、黒光りする剛棒をバギナに受け入れて身悶える夏樹を見つめて再び息を荒げる。
「ウッ、ウググッ・・・きつい、こんなに大きいオチンポは初めて・・・イヤァ~、お尻に指を入れたりしないで、むり、ムリッ・・・クゥッ~」
剛棒を操る男は夏樹の腰を掴んで突き上げ、アナルに指を挿入する男は指を二本に増やして激しく出入りさせる。
ウググッ、アウッ、ウッウッ、アンッ・・・漏らす喘ぎ声が甘く切ないものに変化すると苦痛で眉間に寄せた皺が消えてなくなり、二本の指をアナルに受け入れたまま艶めかしく腰を揺する。
男は新たなローションを垂らし、グジュグジュと淫猥な音を立てるアナルにペニスを押し付ける。
「ヒィッ~、やめて、こわれちゃう・・・ダメ、ダメッ、無理、いやぁッ~」
黒光りする男根を挿入されて、今にも裂けてしまいそうなほど押し広げられたバギナを見ながら腰を掴んで股間を突き出す。
止めてくれと哀願する夏樹の口を封じるために抱きしめ、キスをした男は視線を絡ませたまま、
「夏樹、息を吸って・・・吐いて。もう一度吸って、そうだ、吐いて力を抜くんだよ。緊張したままだと尻の穴が裂けちゃうぞ」
「うんっ・・・アワワッ、ヒィッ~・・・入った、あんっ、そんな・・・」
うんっ、と返事したその瞬間に腰を掴む手に力を込めた男が、ペニスをアナルに押し入れる。
独りで-12
「浣腸は仰向けでされるよりも四つん這いの方が楽だと思うけど、どうしてかなぁ??」
背後で股間を膨らませる男に聞きたいわけではなく、紗耶香は疑問に思った事を独り言のように口にする。
マジックミラー越しに見る紗耶香にも下腹部が膨らんだように見えるほど微温湯を注入された夏樹は、男に引かれてガラス張りのバスルームに向かい、浣腸液を噴出させる。
何を話しているのか聞こえない会話を交わして、その場で二度目の浣腸を済ませる。
抱きかかえられてベッドに戻った夏樹は、羞恥のせいで朱に染めた顔を上げる事なくうなだれる。
俯せに寝かせた夏樹を挟んで左右に陣取った男が足指から足首を経て脹脛や膝裏を撫で回し、頭の近くに座った男は首筋を撫でて耳朶をくすぐる。
先ほどまでの粗暴な動きは影をひそめ、指先や手の平に神経を行き渡らせた繊細な動きに夏樹の身体は自然と蠢き、アンッアンッ、ウッウッと忍びやかな吐息を漏らし始める。
膝裏を撫でていた指が、いつの間にか内腿を撫でて尻の割れ目を交互に擦る。
一人が割れ目を撫で上げると夏樹は腰を上げて刺激に反応し、一人の男の刺激なら撫で上げると次は撫で下ろす事になるはずが、別の男が続いて撫で上げる。
そんな些細な事が予期せぬ刺激となって、荒波に浮かぶ小舟のように翻弄される。
「アンッ、イヤッ・・・我慢できない・・・クゥッ~、どうして、お尻と同時に背中を撫でられるなんて・・・背中も感じるの」
耳を弄っていた三人目の男の手が首筋を撫でて背骨に沿って腰まで這い、脇腹を撫で上がる。
尻を揉まれて、肩から腕を刺激される。
アウッ、イヤッ、ウッウッ、クゥッ~・・・三十本の指それぞれが意思を持っているかのように自在に這い回り、責め立てられる夏樹は絶え間のない喘ぎ声を漏らし続ける。
浣腸の興奮が残っているアナルを刺激して欲しい夏樹は、全身の力を抜いて割れ目を綻ばせても指が伸びてくることはない。
恥毛を剃り落された股間をベッドに擦りつけて、漏れ続ける喘ぎ声を恥じてベッドに顔を押し付け、声が漏れるのを防ごうとする。
今にも股間に手を伸ばしてバギナを弄り、乳房を揉みかねないほど興奮する紗耶香を背後から見つめる男は、新田の予想した通りの進行に口元を緩めておもむろに言葉を掛ける。
「特に説明する必要もないでしょうから、いったん外へ出てよろしいでしょうか??・・・失礼な言葉をお許しいただきます。魅力的な女性と二人きりで居る事が平気なほど私は朴念仁ではありません。適当な時刻になれば戻りますので・・・」
「至急に片付ける用があるのですか??しょうがないですね」
背後からの視線に緊張を強いられていた紗耶香は、安堵する気持ちを隠して男を思いやる風を装う。
そばに横たわった男をシックスナインの体勢で跨いだ夏樹は、宙を睨む陰茎を口に含み股間を男の顔に擦り付ける。
ウッ、フググッ・・・口を塞がれて息が出来なくなった男は、伸ばした指でアナルを刺激して逆襲に転じる。
逃げようとする夏樹の腰を掴み、バギナに舌を伸ばして膣口に捻じ込み出し入れさせる。
ウッ、いやぁ~ン・・・甘い声を漏らして腰を揺すり、次の瞬間には顔を激しく上下させてフェラチオに興じる。
フグフグッ、ジュルジュルッ・・・ウッ、たまんねぇ、上手だよ、夏樹。
フェラチオで快感が高まった男は両手を割れ目の縁に添えて大きく開き、目の前に広がる真っ赤な薔薇の花を唇で覆って左右に震わせる。鼻先がクリトリスを刺激することになり、予期せぬ快感で身体を支える膝と腕の力が抜ける。
ウゲッ、ゲッ、ゲボッ・・・ハァハァッ・・・口に含んだままのペニスが喉の奥を突き、苦しさで思わずペニスを吐き出す。
二人だけなら楽しいだけのセックスも三人の男を相手する夏樹は、楽しんでばかりはいられない。
男たちの責めは止むことを知らず、腰を掴んで逃げる事を許さずにクンニリングスを続け、別の男がアナルにローションを塗り込めてアナルスティックを挿入する。
「イヤァ~、やめて、止めて、お尻が壊れちゃう」
「なに、刺激が足りないのか??」
浣腸で綻んだアナルは容易く二本目のスティックを受け入れる。
両手に持ったスティックをブルブル震わせたり、互い違いに出し入れしたり、二本同時に奥深くまで挿入し、ぞろりと抜き出して急に奥深くまで挿入したりと思うさま蹂躙する。
アッ、アォゥッ、クゥッ、たまんない、ヒィッ~・・・クンニも激しさを増して、口に含んだはずのペニスを吐き出した夏樹は叫び声とも取れる声を漏らし続ける。