2ntブログ

彩―隠し事 432

変転-10

「明日、彩に会わせてくれる人だけど、焼けぼっくいに火が点くようなことはないよね??」
「クククッ、可愛いなぁ……本当はそんなことを心配していないだろう??オレが彩に首っ丈だと知っているだろうからね」
「ウフフッ、その言葉を聞きたかったの……でも、親しく付き合った時間があったんでしょう??気になるのはしょうがないでしょう」
「今となっちゃ、以前に仕事の付き合いがあり、それを通じて親しくなった女性。オレが仕事を辞す少し前に結婚。その後は一度も会ったことがないよ」
「ほんとう??何も心配することなく会ってもいいんだね。信じるよ……」
「結婚後は、荒垣由惟さん。結婚前は…それは関係ないか。仕事に関しての分析能力や平等、公平は信じていい人だよ」
「うん、信用する……明日、彩の勤務先や本名が分かっちゃうね。嬉しい??」
「引き合わせを終えたら、彩と荒垣さんが自己紹介する前に離れるよ。そんな心配をしなくてもいいよ」
「シャワーを浴びてくる……意気地なし」
荒垣との自己紹介で本名や勤務先を知ってもらう好い機会だと期待していたのに、あえてそれを放棄するという健志に苛立ち、捨て台詞のような言葉を残してバスルームに向かう。

セックスの残滓と軽い不満を洗い流した彩はスッキリした表情とバスタオルで肌を包んで戻り、反省や後悔を感じさせない健志を見て再び苛立ちを募らせる。
「彩のことは何も知りたくないの??この身体さえあればいいの??」
「可愛い彩との関係を大切にするには知らない方が良いと思っている。彩を失いたくない」
「ふ~ん、彩のすべてを知って、奪っちゃいたいと思わないの??」
「彩がそれで幸せになるなら考えるけど、彩から笑顔が消えるのは望まない」
「勘違いしていない??彩が幸せかどうかは、彩自身が決めることだよ。それに、幸せな健志のそばにいると彩も幸せな気持ちになる……覚えておいてね」
「あぁ、覚えておくよ……汗を流してくる」
「彩はどうするの??一人で寂しく待っていればいいの??」

彩の身体にまとわりつくバスタオルを剥がした健志は有無を言わせず抱き上げる。
「風呂は二人一緒が彩のルールじゃなかったっけ??」
「クククッ、彩がシャワーを浴びるって言ったときはどうして押しかけて来なかったの……怒っているんだからね」
シャワーを終えた彩がこうなることを予想してバスタブに張った湯に浸かり、肌をまさぐり、頬を擦り欲情が沸騰寸前になると唇を合わせて舌を絡めて唾液を啜り、言葉で言い尽くせない思いの丈を伝えあう。
「ほんとうの彩は人見知りだし目立つことを避けたいと思うんだけど、健志と一緒にいると別人になっちゃう。健志の言葉は彩に自信を持たせてくれる源になる」
「嬉しいことを言ってくれるけど、オレといる時は彩と名乗るもう一人の別人になるんだろう。オレの言葉が切っ掛けになっているとすれば嬉しいけど、それも本当の姿だと思うよ」
「そうかもしれないけど、彩と言う別人になれるのは健志と一緒の時……健志がいないと彩は存在しないの」
言い終わるや否や、チュッと音を立てて唇を合わせる。
頬を緩めて嬉しさを隠そうともせずに彩を見つめる健志に真顔になって言葉を掛ける。
「だからこそ、本当の彩を知ってほしいと思うこともある。彩の全てを知った時に健志がどうするか……健志のことを信じているから全てを捨てる覚悟はあるよ。彩が幸せかどうかは健志じゃなく彩が決めるんだからね」
「オレは自分の幸せが一番大切。彩が悲しそうな顔をすると、それを見るオレは幸せなわけがない。彩の笑顔を見るとオレは幸せな気持ちになる……彩が充実した時間を過ごすのを見るのがオレの幸せだよ」

「ふ~ん、彩のすべてを知って、奪っちゃおうとは思わないの??」と、挑発したくなる気持ちを抑えて足を延ばした健志の腿を跨いで正対する彩はキスを繰り返しても性的欲望が昂ぶることはなく、大切に思ってくれることを愛おしく思い満足感に包まれる。
彩が好きなこの部屋から見る夜景と同じように幸せの証である明るさが作る陰は、明るくなればなるほど陰も濃くなることを知っているだけに、陰が象徴する不安や恐怖が大きくなることを恐れる気持ちもある。
健志もまた、荒垣のことや二人の将来を話題にすると互いを思いやる気持ちが災いして望まない方向に進むことを危惧して他愛もない話に興じる。

パジャマを着けた彩は荒垣を相手のプレゼンテーションの準備を始めるが、これまで役員や上司に説明した際の資料や仲間との打ち合わせのメモなどを整理して下準備は完了したので、まとめるのは時間を置いて翌朝に仕上げることにする。
そんな彩を見ながら健志は日経先物取引ナイトセッションを確認してエントリーや指値を入れる。

彩―隠し事 431

変転-9

口癖のように、彩のオッパイはもう少し大きい方が好い??と問う彩の言葉は本心ではなく、自信と満足の確認だと承知している健志は押し付けられた胸の膨らみの感触を楽しむために上半身を蠢かす。

「クククッ…ねぇ、彩の胸ってもう少し大きい方が好いと思わない??」
また、いつもの話しかよと言葉にすることもなく、
「全体のバランスが良くて丁度いいよ。すれ違う人がオッパイに気を取られるほど目立つわけじゃなく、もう少し胸が大きければ好い女なのになぁとガッカリするわけでもなく、全体のバランスが好いから彩は見惚れるほどの好い女だよ」
「ウフフッ、本当にそう思う??電車の中や歩いていて男性に声を掛けられたことがないのはどうして??」
「好い女だからって誘いまくる男は少ないんじゃないかなぁ。それに、よほど自信家の男でなければ好い女ほど声を掛けにくいはずだよ」
「あの日は健志が彩をナンパしたんじゃなかったっけ??彩はそれほど好い女じゃなかったんだ。ふ~ん、そうなんだ」
「可愛いなぁ、オレが彩を嫌いになれないのを知っていて絡むんだからなぁ」
「クククッ、健志の言葉をはっきり覚えているよ……SMショークラブで、下着姿で縛られた彩を後日、駅の改札で見かけてあとをつけて声を掛けたって。それほど、好い女じゃなかったから怯むことなく声を掛けたんでしょう??」
「イヤな女だなぁ。こんな好い女に声を掛けなければ一生、後悔すると思って勇気を振り絞ったのに……妖子との付き合いを止めたのが、その証拠だよ」
「ウフフッ、大好き。妖子さんから健志を奪っちゃった。妖子さんも大好き……元気なオチンチンが二人のお腹の間で苦しがっているよ。格納してあげる……ンッ、クゥッ~、くる、くる…アンッ、熱くて硬い棒が入ってきた……いぃっ~……」

両脚を踏ん張り、健志の太腿との間に隙間を作った彩は屹立するオトコに指を添えてゆっくり下半身を沈めていくと、ヌチャヌチャと卑猥な音を立ててペニスは彩のオンナに飲み込まれていく。
「気持ちいい。温かくて、ウネウネしながら吸い込まれていく……」
「彩も気持ちいい。オチンチンが子宮をツンツンする。長くて熱い暴れん坊が彩を気持ち善くしてくれる」
「クククッ、形が良くて手の平にすっぽり収まる彩のオッパイ。オマンコと同じでクスミや色素沈着が少なく可憐な乳首……昼間の服を着ている彩は淑女、夜は娼婦に変身するけどオッパイとオマンコは夜も淑女のままの清楚な雰囲気を保つミステリアスな魅力があるよ」
「イヤンッ、オチンチンや指や舌で性感帯をクチュクチュしてもらって言葉が彩の脳を愛撫する。クククッ、街角などで他人を気にせずキスしようとするのも好きだよ…恥ずかしいなと思う時もあるけど、愛されていると感じられる」
「そんな風に褒められると我慢できなくなっちゃうよ。彩の言葉はオレの琴線を刺激する魔法の力がある。催促されたわけじゃないけどキスしたい」
「ウフフッ、彩の魔法でしたくなったんじゃ、しょうがないね……キスされてあげる」

対面座位でつながる二人は朱に染めたで瞳で見つめ合い、肌をまさぐり、頬を擦り欲情が沸騰寸前になると唇を合わせて舌を絡め唾液を啜り、恥骨を擦り合う。
「イヤンッ、痛痒くなるほど股間を擦りつけるのが好い。健志を感じる……ねぇ、感じる??彩を感じている??」
「彩を感じているよ。この格好でつながった彩の尻や腰に手を添えて抱き締めた時の感触が好きだよ」
「対面座位でつながった彩を抱き寄せるとムッチムチのオチリや腰、太腿を感じられるから好きなの??ムッチリでないと好きになれないの??」
「ムッチリな下半身はスケベな彩の象徴だけど、笑顔も好きだしスポーツ好きで快活なところもいい。クククッ、何より性的好奇心が旺盛で二人っきりの時は飛びっきりのスケベ、大好きだよ」
「エッチな彩はキスが大好き……ん~ン」

目を閉じてわざとらしく唇を突き出してキスをねだる彩を好ましく思う健志は顔の輪郭を確かめるように指を這わせ、鼻梁や唇をなぞり閉じた瞼に唇を合わせる。
「イヤンッ、瞼も気持ちいいけど今は唇に…彩のマン汁を啜ったからドッロドロのオチンチン汁を飲まされちゃうんでしょう。その前に唾液を飲んであげる、はやくっ…」
頬に手を添えた健志は唇を合わせ、鳥が大好きな餌を啄ばむように彩を感じて唾液を流し込む。
「ウッ、ウグッ……ゴクッ、ハァハァッ、お腹を満たすほど飲ませてくれなくもいいのに……イヤンッ、そんなこと……ウグッ、オチンチンが子宮をつつく。痛いけど気持ちいぃ、ヒィッ~、いいの」
両手を彩の腰と尻に添えた健志が股間を突き上げると眉間に皺をよせ、両手を首に巻いてしがみ付く。
彩の反応に気を良くして欲情を滾らせる健志は左手で尻を抱え、右手は左太腿から腰を擦り脇腹を撫で上がって胸の膨らみを揉みしだく。
「ムッチムチの彩を串刺しにして独り占め。こうするとどうだ??」
背を丸めた健志は右手で鷲掴みした左胸の先端を甘噛みしながら腰を蠢かす。
「痛痒いのが気持ちいい……逝くときは言ってね、かってに逝っちゃダメだよ、許さないよ」
元々、Mッ気の強い彩は対面座位で串刺し状態から突き上げられて子宮を刺激される苦痛混じりの快感と乳首を甘噛みされて被虐感を募らせ、健志が吐き出す満足の証を口で受け止めると言った言葉を思い出さようとして譫言のように繰り返す。
そんな屋を黙らせるために唇を合わせた健志は絡めとった舌を吸ったり甘噛みしたりを繰り返して思いをセックスに集中させる。

「ウッ、ウグッ…ハァハァッ、激しい。彩のことが好きなの??ねぇ、好きなの??」
「あぁ、彩のことが大好きだよ。オレだけの彩だよ……もっと、早く会いたかった」
「嬉しい、たまんない、気持ちいいの…健志を感じる、子宮をコツコツって突かれる。クゥッ~、ダメだよ。出しちゃダメ。逝かないで我慢してね」
自ら結合を解いた彩は健志の股間でそそり立つオトコに指を添えて上目遣いに嫣然と微笑み、パクリと口に含んで顔を上下する。
「ウッ、ダメだ。逝っちゃうよ、受けてくれるんだね…ウッウッ、出るよ、彩、受け止めてくれ」
彩の頭に手を添えて股間を突き出した健志は宙を睨んだ瞳を閉じ、満足の証を口腔に吐き出す。
「ウッ、ウッ、ウグッ……グゥッ~、はぁはぁっ…ゴクッ……紗矢ちゃんたちとエッチをして、温泉で彩とエッチをしたでしょう。それなのにお口の中が火傷するほど熱くて濃いのがたくさん出たよ、どうして??」
「彩が相手だとオレは無敵のチンチンマンに変身するんだよ。知らなかったの??」
「クククッ、無敵のチンチンマンか、知らなかったなぁ……今、聞くことじゃないけど一つ聞いてもいい??」
「いいよ、明日のことだろう??」

彩―隠し事 430

変転-8

鈴口から滲み出る先走り汁を亀頭全体に塗り拡げる彩の表情は真剣さを帯び、見つめる健志はされるがままくすぐったさを堪える。
「ハダカンボで手足を拘束されてオモチャ同然に弄ばれたけど、クククッ、コノコは嬉し涙を垂れ流すほど興奮しているから許してあげる。ちっちゃいままだったら、ガブッと歯を立てて血まみれになる運命だったんだよ」
「恐ろしいことを言わないでくれよ」
「だって、彩の身体をオモチャ扱いで遊んだんだよ。オチンチンがちっちゃいままだとバカにされたと同じことだよ。クククッ、こんなに大きくなって、嬉し涙を流して、イイコですねぇ……ご褒美でおしゃぶりしてあげる」
パクっと口腔に収めて顔を上下し、硬さや熱さ、太さに納得した彩はゆっくり喉の奥まで飲み込んで長さを確かめ、フゥッ~と息とともに吐き出して満足の笑みを浮かべる。

「オレを跨いで彩を目の前で見せてくれよ」
「いいけど、彩のオシャブリで気持ち善くなったからって止めさせるために突き上げちゃダメだよ。こんな棒で喉の奥を突かれると、オエッってなっちゃうもん」
「約束するよ……クククッ、彩のオンナノコもダラダラ嬉し涙を流して芳しい匂いを撒き散らせている。服を着ている時は淑女、ハダカンボになれば性欲ギンギンのスケベ女……オレは大好きだよ」
「褒めてもらったと思うことにする……オチンチンがヒクヒクして可愛い。ウフフッ、気持ち善くなってね」
言い終えた彩は滴る先走り汁でヌルヌルする亀頭を撫でて裏筋から竿を撫で下ろす。
「ウッ、気持ち善いよ。彩はオレが触れる処が性感帯だと言ってくれるけど、同じだよ。待ち合わせの約束をする声を聞いただけでもゾクゾクして近付く彩の姿を見るとチンポがビンビンになっちゃうよ」
「彩の姿を見るだけでオチンチンが立っちゃうの??他の女性を見たからじゃないでしょうね、クククッ」
「他の女性に目もくれないと知っているのに、そんなことを言う……彩のオンナをしゃぶっちゃおう」
「ウッ、クゥッ~、気持ち善い。割れ目を広げられてペロペロ、ベロベロされるんだもん、我慢できなくなっちゃうよ…彩も責めちゃう」
ジュルジュル、ジュボジュボッ……ペロペロ、ヌチャヌチャ……ウッ、ウグッ……アンッ、イヤッ、ハァハァッ……二人は思いの丈をむしゃぶりついたモノにぶつけ、欲情と愛情を無言のうちに伝えあう。

彩は恋慕の情を込めてそそり立つオトコを口に含んで顔を上下し、右手の手のひらで陰嚢を包み込んでサワサワ擦り、中指と薬指は会陰部を撫でて残る三本の指は自然と腿の付け根を刺激する。
健志は想えばすぐに会えない相手に対する欲情をこの際とばかりにぶつけるように彩のオンナにむしゃぶりつき、小陰唇を甘噛みしてハムハム顔を揺すり、溝の底に這わせた舌がズズズッと下品な音を立ててクリトリスに向かって舐める。
包皮を突き破って勃起するクリトリスの周囲を舌がなぞり、先端をつつく。
「クゥッ~、そんなことをされると……イヤァ~ン」
シックスナインの体勢で健志を跨ぐ彩はクンニリングスで与えられる悦びで膝が崩れ股間を顔に押し付けてしまう。
「クククッ、もっと激しくナメナメしてくれと催促しているのか……ヌチャヌチャ、グチョグチョ……」
口を割れ目に押し付けて所かまわず舌を伸ばし、唇と歯でハムハムと甘噛みすると彩は健志を跨ぐ姿勢からそばに座り込む。

「少しでいいから休ませて……いつも言っているでしょう。健志の触れる処がどこでも彩の性感帯。そんなに激しくされると我慢できなくなっちゃう」
「我慢しなくてもいいよ。彩……どうするか分かるね、見せてくれるだろう??」
飲み干したシールドボトルを掴んで舌を這わせ、滑りを与えた健志はソファに立てて笑みと共に言葉を掛ける。
「彩に恥ずかしいことをさせたいの??エッチで変態、そんな男に惚れた彩はバカな女」
「オレはバカな女が大好き。クククッ、オレと彩は気が合うわけだ」
「あぁ~ぁ、恥ずかしいなぁ……」
言葉とは裏腹に期待と昂奮で瞳は妖しい光を帯び、健志を見つめたまま右手を添えたボトルに向けて股間を近付けていく。
「見ている??彩の恥ずかしい姿を見たいの??」
「そうだよ。オレと二人っきりの時の彩は娼婦に変身するんだろう??スケベでエッチな姿を見届けてあげるよ」

ハァッ~、羞恥の姿を晒すため息とも、妖しい興奮を抑えきれずに漏らした吐息とも取れる声と共に目を閉じた彩は唇を噛みボトルを飲み込んでいく。
「ゴクッ……スゴイよ、彩。ボトルが隠れていくにつれて嬉し涙が滲み出る。エロイよ」
「イヤァ~ン、シールドボトルに犯される……ハァハァッ、見てね、いやらしい彩を見てね。クゥッ~……ダメッ、本物が好い。温かくてビクビクするオチンポが好き」
引き抜いたボトルを投げ捨てた彩は健志の首に手を回して抱きつき、胸の膨らみを押し付けて両手に力を込める。

彩―隠し事 429

変転-7

クスミが少なく清楚に見える股間はしとどに濡れて中指の侵入を容易く受け入れる。
ニュルッ…ニュルニュル、ヌチャヌチャッ……アンッ、クゥッ~、イヤァ~ン、気持ちいぃ……易々と泥濘に侵入した中指に加えて薬指も挿入して出し入れを繰り返す彩は目隠しで顔の半分分ほどが隠れていても紅潮し、ハァハァッと荒い息を漏らして舌は欲望で乾いた唇に滑りを与える。
拘束を解かれて自由になった肩と腹部を上下して昂奮をあからさまに晒し、自由を奪われたままの両脚は小刻みに蠢き、足指を伸ばしたり折り曲げたりして思い通りにならない獣欲の不満を表す。

ニュルニュル、ジュルジュルッ、股間で戯れる右手は卑猥な滑り音と共に膣壁とクリトリスを刺激し、左手は原形を留めないほどに胸を揉みしだく。
「クゥッ~、気持ちいぃけど、物足りない……」
「彩、オモチャを欲しいとでも言いたいのか??」
「ちがう、そうじゃないの。他の人は知らないけど、彩にとってオナオナは淫靡な秘め事。両足を縛られた大股開きでクチュクチュしても満足できない……分かってくれるでしょう??」
「クククッ、密かに股間を擦り合わせて気持ち善くなりたいのか??」
「そうだよ。擦り合わせれば、もっと、もっと気持ち善くなれる。解いて、彩を自由にしてくれればオナオナで昇り詰める恥ずかしい姿を見せてあげる……ハァハァッ」
自らの言葉で興奮を新たにする彩は朱に染まった顔を健志に向けてねっとりとした色気を撒き散らす。
「分かった。拘束は解いてあげるよ……これでいいだろう。気持ち善くなりなさい。彩が昇り詰める姿をしっかり見ているよ」

両手に続いて両足の拘束を解かれた彩は横たわった格好から坐位に変化し、目隠しを外して両手首と足を見つめて痕を確かめる。
両手、両足を擦って拘束の痕跡がないことを確かめるとフゥッ~と息を吐き、しどけなく開いた両足を閉じて胸の膨らみを揉み始める。
「解剖台のカエルのように両手両足を拘束されて見つめられるのって落ち着かない。やっと落ち着いてセルフプレジャーに没頭できる……オナオナを健志に見られるのは初めてじゃないけど、恥ずかしい姿を見て昂奮してね」

話し終えた彩は目を閉じ、乳房に添えた両手に力を込める。
「ウッウッ、クゥッ~、痛痒くて気持ちいい。好きな男なら乱暴に扱われるのもいい……いいの、気持ちいい。見ている??見てね、彩を見てね」
譫言のように、見てねと繰り返す彩は目を閉じたまま胸の膨らみを揉みしだき、ハァハァと深い息と共に腹部を上下させる。
右手は乳房を離れて下腹部を撫で、閉じた目を開いて健志を見つめ、昂奮で乾いた唇に舌を這わせるとリップグロスを塗ったように艶っぽくなる。
「彩は可愛いなぁ…ポケットに入れていつも一緒にいたいよ」
「イヤンッ、そんなことを言われると気が散る。今はエッチでいやらしい彩を見てほしい……ハァハァッ…ジュルジュル、ジュクジュクのオンナノコを弄っちゃうの…イヤァ~ン、ニュルニュルしている」
ニュルニュル、ジュルジュルッ……クゥッ~……彩の痴態は健志の欲情をそそり、言葉もなくゴクッと唾を飲んで見つめる視線に犯される股間は侵入した自らの指に腰を押し付けて昂奮を新たにする。

「彩、クリも弄るんだろう……そうだよ、気持ち善いだろう??オッパイを揉みながら中指と薬指で膣壁を擦り、親指の腹でクリトリスを刺激する。彩は欲張りな女だな。
もう少し上半身を起こすと小指でアナルをコチョコチョできるだろう??」
「イヤッ、オチリの中をキレイにしていないから、欲しくなっちゃ困るもん。バッチイものが付くと嫌だもん」
「フフフッ、可愛いなぁ。彩は何をしても、何を言ってもオレの琴線を刺激する」
「そうなの??彩のすべてが好きなの??……じゃあ、彩も健志のすべてを好きになってあげる。オチンチンも大好きになってあげる……アンッ、おっきぃ……」
彩のすべてが好きなのと言い終わるや否や健志に覆いかぶさるようにして大好きになってあげると言い、身体を滑らせて下半身に移動すると宙を睨んでそそり立つ健志のモノに指を這わす。

彩―隠し事 428

変転-6

右手の中指と薬指で膣壁を擦り親指の腹でクリトリスを弄りながら右乳房を左手で包み込む。
「アウッ、アァ~ン…やっと、オッパイを……気持ちいい」
「横になっても立っていても背後から彩のオッパイを包み込むのが好きだけど、こうして正面から見つめながらモミモミするのも乙なモノだね」
「ウフフッ、背後からでも正面からでも彩のオッパイは最高なの??」
「当たり前だろう。オッパイだけじゃなくココも最高だよ」
言い終えた健志は割れ目に埋めた三本の指を蠢かす。

「アンッ、気持ちいい…いやぁ~ン…彩とエッチするときのお口は言葉で耳と脳を愛撫するだけじゃなくオッパイや唇も愛してくれるでしょう??」
両手で股間とオッパイを可愛がりながら顔を近付けて唇を合わせると視覚を奪われた彩は舌を伸ばして濃厚なキスをねだる……ジュルジュル、ヌチャヌチャ……唇を離すと糸のように伸びる唾液が二人をつなぎ、口を尖らせて健志の唇を追う。
「可愛いなぁ。彩の顔を見るだけでも幸せな気持ちになるけど、キスをねだって口を尖らせるのも可愛いよ」
「目隠しされた彩を揶揄って楽しいの??ねぇ、彩はキスのおねだりをしているのに気付いてくれないの??」
「クククッ、やっぱり可愛いなぁ……彩、口を開けて…それでいいよ」
ツツツゥ~…健志の口から伸びる唾液は彩の口腔に滴り落ちていく。
「ウッ……ゴクッ、おいしい。唾液だけじゃなく、あとで精液も飲んじゃおうかな……嬉しい??」
「オレは美味いマン汁を飲ませてもらったから、お礼に今までにないほど濃いのをプレゼントするよ。腹いっぱい飲んでもらいたいなぁ、クククッ……」

ツツツゥ~……ゴクッ、おいしい、ウフフッ……二度目の唾液を受け止めた彩が目隠しをされたまま健志を見上げて嫣然と微笑む。
「彩は二度目を飲んだからオレも……」
挿入した指を引き抜いて両足の間に陣取った健志は両手指を小陰唇に添えて押し開き、膣口に挿入した舌を二度三度と出入りさせクリトリスに向けてベロリと舐め上がる。
「ヒィッ~…自由にして、拘束を解いて、早く。オチンポが欲しい」
「オレのモノはまだ触らせないよ。彩を存分に味わう邪魔をされたくないからな」

ペロペロ、ヌチャヌチャ……わざとらしい滑り音と共に健志の舌は左右の鼠径部を舐め上がり割れ目の縁に沿って這い泥濘に潜り込む。
「ウッウッ、クゥッ~、イヤァ~ン…いいの、気持ちいい」
彩は自らの喘ぎ声が健志の獣欲を刺激することを気付かぬまま身悶え、昂奮を新たにする健志は小陰唇を甘噛みして顔を揺する。
「イヤァ~ン、痛痒いのが気持ちいい。ビラビラの溝を舐めて…いやらしい音を立てて彩汁をズルズルって啜るのでしょう……」
「クククッ、可愛いなぁ……ビラビラの底をナメナメするよ。彩はナメナメ、ズルズルされながら鼻頭がクリをクチュクチュするのが好きなんだろう??彩のことなら、何でも知っているよ」

ベロベロ、ジュルジュルッ…クチュクチュ……甘噛みしていた小陰唇に指を添え、溝の底をズルッと舐めながら鼻頭でクリトリスを刺激する。
「ウッウッ、いぃ、もっと、もっと、気持ち善くなりたい」
「鼻でクチュクチュするのと、口でレロレロするのはどっちがいい??」
溝を舐めてマン汁を啜った舌がクリトリスをツンツンつつくと彩はヒィッ~と悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らし、健志は舌に代えて言葉で愛撫する。
「彩はオレが触れる処が性感帯だと言ってくれたけど、オレにとっては彩の姿を見ているだけで、声を聞いているだけで幸せな気持ちになる。可愛い彩だからこそ、意地悪をしたくなっちゃうよ」
「テーブルの脚に両手両足を縛られて大股開きの大の字。彩のオンナノコも脇の下も隠すことができない恥ずかしい姿を晒している……ハァハァ、自分の言葉で興奮する。目隠しされているから恥ずかしさがほんの少しだけ緩和される」
「クククッ、目隠しを取って目と目を合わせちゃおうか」
「ダメッ、このままが好い。意地悪なことを言わないで……ハァハァッ」
「どっかの居酒屋で、魚は干すと旨くなるって書いてあったけど、彩も素っ裸にして魚のように大股開きの開きにすると旨そうだなぁ。クククッ」
「彩は干物と同じで美味しいの??健志が言うなら信じることにする……でも、こんな格好で遊ばれるのは恥ずかしい」

穂先が愛液にまみれて化粧筆としての役目を果たせるかどうかと思わせる筆を再び白い肌に這わせる。
「イヤンッ、ヌチャヌチャする。サワサワしないから気持ち善くない。指とお口でクチュクチュしてほしい」
健志は両足の間から彩の右側に移動し、股間の泥濘に右手の中指を潜らせて出入りを繰り返し、直ぐに薬指も加えて二本の指で膣壁を擦り親指の腹でクリトリスを刺激する。
「ウグッ、クゥッ~……彩はMッコだから両手両足を拘束されてオモチャ扱いされるのが好き。健志にもっともっと意地悪されたい」

「えっ、イヤンッ、どうしたの??……いるでしょう??何処にも行っていないよね??」
泥濘で出入りを繰り返しながら膣壁を擦る二本の指を引き抜き、クリトリスで戯れていた親指も放した健志は息を吐く気配さえ彩に気付かれぬように静かに見つめる。
健志の気配が消えた不安と昂奮を隠しきれない顔は紅潮し、しっとりと滑りを帯びる白い肌は腹部を上下して荒い呼吸を繰り返し、手指を固く握り両足を妖しく蠢かす。
「ねぇ、目隠しされたままで意地悪されるのは怖い。健志を信じているけど、ドキドキするの。彩の心臓を触ってみて……」
顔を蠢かし、耳をそばだてて健志の気配を感じ取ろうとする彩の様子がいじらしく、ついに目隠し越しに瞼に唇を合わせて頬を撫で、
「鯵の開きのように大股開きで干物のような姿の彩は可愛いよ。両手の拘束を解いてあげる」

「両手だけなの??目隠しを外しちゃダメなの??」
「よく分かるね、目隠しはそのままの方が昂奮するだろう??見ていてあげるよ。始めなさい」
「ハァハァッ、彩のセルフプレジャーを見たいの??いいよ、見せてあげる」
左手を割れ目に添え、舐めて滑りを与えた右手の中指を近付けていく彩の瞳は赤く燃えて妖しく揺れる。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード