堕ちる-20
体重を掛けないように肘で身体を支えて覆い被さり唇を重ねる。
未知の体験で僅かに残る不安から逃れようとする紗耶香は、新田の背中に回した両手に力を込めて抱き寄せ、貪るようなキスで動揺を覆い隠す。
口元を緩め、優しく見つめられる羞恥に堪らなくなった紗耶香は、
「動かして、このままじゃ気持ち良くないでしょう??少しくらい痛くても我慢する、あなたに気持ち良くなってもらいたいの・・・私のアナルで気持ち良くなって・・・ね、お願い」
「痛いのを我慢しちゃダメだよ。せっかくの初体験が嫌な思い出になったんじゃつまんないからね」
穏やかな視線で見つめられて髪を撫でられながら声を掛けてもらうと、初めてのアナルセックスに対する不安が霧散し、未知への期待と自分のすべてを新田に捧げるという狂おしいほどの思いに心が満たされる。
「大丈夫、我慢出来ないほど痛い時は止めてって言うから・・・あぁぁ~ン、あなたのモノになるんだよね・・・そうだと言って、お願い」
「紗耶香は俺の女だ。初めてのアナルセックスは俺とするんだよ・・・動くよ・・・どう??痛くない??」
指で掬い取ったマン汁を膣口に塗り込めて、ゆっくり腰を突き出した新田は頬を擦りながら声を掛ける。
「大丈夫、変な感じだけど嫌じゃない。そんなに見つめないで・・・恥ずかしい」
右手で腰を抱きかかえるようにしてアナルに挿入したペニスを蠢かし、左手でクリトリスを刺激する。
「クククッ、やっぱり、嫌な男。クリを弄る余裕を見せるなんて・・・私はあなたのオモチャ・・・」
「そうだ、紗耶香は俺のオモチャ。誰にも触らせないオレだけのモノ・・・」
「アァッ~・・・言って、もっと聞かせて。お前は俺だけのモノだって・・・私だって、好きでもない男に触られたくない・・・啼かせて、お尻もこんなに気持ち良いんだよって教えて」
言葉が、つい本音を吐いてしまう。
そのことを紗耶香は気付かないし、新田は目的達成のために聞き流す。
新田の背中を掻き抱くようにして身体を浮かせ、アナルの奥までペニスを咥え込もうとして下半身を蠢かす。
紗耶香の意図を察した新田は左手で身体を支え、右手で逃げないように腰を抱いて股間をゆっくりと突き出していく。
「アウッ、アッアッ・・・入って来る、来る・・・ウググッ、きついけど、なんか気持ちいぃ。もっと、奥まで・・・ウッ、クゥッ~・・・」
アナルにペニスを受け入れる違和感が徐々に快感に変化し、クリトリスを愛撫される気持ち良さでバギナはしとどに蜜を溢れさせ、それは会陰部を伝ってアナルにまで達する。
ヌチャヌチャ、クチャクチャ・・・アナルを出入りするペニスが蜜にまみれて次第に湿った音を奏で、引き攣れるような違和感もなくなりアナル壁がペニスにねっとりと絡みつく。
「ウッ、いやン・・・どうして??気持ち良くなってきちゃった。お尻がいぃなんて変、おかしくなっちゃう」
「おかしくないよ。セックスを楽しむのが人間。人間が他の動物と違うのは道具を作る事とセックスに想像力を働かせること。想像力がなく楽しめないセックスは本能だけで生きている事だよ」
「クククッ・・・こんな時に・・・ウッ、ウゥゥ~、すごい、ヌチャヌチャ音を立ててオチンポが出入りしている」
「紗耶香のアナルが感じてアナル汁を出し始めたのかな??」
「クククッ・・・また、変な事を。アナル汁が出てるの??マン汁のせいじゃないの??・・・マンチャンにも入れて、オチンポじゃなくても良いから」
新田の視線の先にあるものを見つめた紗耶香は好奇心と淫らな期待で声を上擦らせる。
紗耶香の反応に気を好くした新田はジョセフ・ペリエを手に取り、直接口を付けて喉を潤す。
「シャンパンをマンコで飲まされるの??・・・そうでしょう??私をオモチャ扱いしようとしている。好いよ、ジョセフ・ペリエを飲ませて」
ボトルの底に残るシャンパンを口に含み唇を重ねて流し込む。
「美味しい・・・シャンパンの美味しいのは知ってるよ。ボトルの味を知らないんだけど・・・アンッ、痛い」
「クククッ・・・ごめん、アナルが痛かった??紗耶香が笑わせるからだよ。ごめん」
「ハァハァッ・・・お尻にオチンポ、マンチャンにジョセフ・ペリエ。試してもいいよ」
アナルにペニス、バギナにシャンパンボトルを挿入される姿を想像する紗耶香は、興奮して息を荒げる。
「そうか、紗耶香は俺だけじゃなく二人の男に前後の穴を塞いでほしいのか??カジノで見た社長秘書のセックスが忘れられないのか??」
「うっ、うん・・・あんなのを現実に見たんだもん、忘れられない。私には出来るとは思わないけど・・・ねっ、だめ??」
「ウフフッ・・・そんな事を考えてもいなかったけど、紗耶香が言うんじゃしょうがないね・・・」
「うそ、絶対、嘘。あなたの視線がボトルに行ったもん。あっ、ボトルで遊ばれるんだなって思ったもん・・・」
堕ちる-19
アナルに二本の指を挿入したまま身体を起こした新田は、大丈夫??痛くない??と言葉を掛けながら四つん這いの紗耶香の髪を撫でる。
「ウフフッ、優しいのね・・・ウッ、クゥッ~・・・イツツッ」
「大丈夫??・・・すべてを俺にくれるって言う紗耶香の気持ちは嬉しいけど、無理やりじゃ、気持ち良くないからね」
「優しいばかりじゃ嫌、強引でも良いから、あなたのモノにして。紗耶香は俺の女だって言って・・・嘘でも良い、今日だけでもいいから・・・ねっ、お願い」
「紗耶香は俺の女だ。これまでの事は言わない、これからは俺以外の男に抱かれるんじゃない・・・分かったな」
「アァッ~・・・嬉しい、これで何も思い残すことはない。今の言葉で、どんな辛いことも耐えられる。入れて、お尻の処女を奪って・・・」
紗耶香の叫ぶような言葉の真意が解る新田は嘘を重ねる事を止めて、アナルに挿入した指を引き抜いて覆い被さり、力いっぱい抱きしめる。
紗耶香の言葉に嘘はないだろうが、それ以上に自分の夢を実現したいと言う思いも強いはず、そして何より、性的な好奇心を満足させることで、今は大きな不安も消し飛んで借金を返済した後も何度かはオークションに掛けられたいと望むはず。そのような女性だけをスカウトしてきたという自負がある。
その後の関係は紗耶香しだい、瑞樹には申し訳ないと思うものの、俺から関係を断つには未練が残る。
「苦しい・・・苦しいけど嬉しい。キャバ嬢をしていると男性の言葉を信じられなくなる。こうして、力いっぱい苦しいほどに抱きしめられると、どんなに言葉を重ねられるよりも信じられる・・・嬉しい、どうなっても良い」
本当にどうなっても良い、すべては自分の責任。
独りでは行かないようにと言われていたのに、いずれ店を持つという夢を実現するために、手っ取り早く稼ぎたいと思ったのが大きな間違いだった。
競輪で勝ち、カジノでも望外の利益を得て昂ぶる昂奮を抑えきれなくなった事もある。
何よりも、カジノで借金を背負った女性が自らの身体で返済するために複数の男性に身体を開いて凌辱される光景を見た時、身体の芯が疼くような不思議な感覚が込み上げてきた。
セックスは嫌いじゃない。それどころか、自分で思っている以上に好色な女なのかもしれない。でも、美味しい店があると聞いてわざわざ食事に行くのとどれほどの違いがあるだろう。
とは言え新田に愛を告白した今、それは許される事ではないだろう。そこに思い至った紗耶香の瞳に涙が滲む。
「可愛がって、すべてをあなたのモノにして・・・」
たとえ今日だけでも良い、愛する新田に抱かれたい。
身体のすべてを使う事を強要されるなら、初めてのアナルは新田に奪われたい。
四つん這いの紗耶香の背後に位置した新田は、割れ目を開いてアナルを剥き出しにする。
溢れ出るマン汁を塗り込めて二本の指で荒らしたはずのアナルはピッタリと閉じて可憐な様子を取り戻している。
初めてのアナルを新田に捧げると言う紗耶香の真意が分るだけに、嫌な思いを残さずに終えたいと思う。
「紗耶香、この尻を見ると嬉しい興奮で心臓がバクバク、チンチンがビンビンになっちゃうよ」
窄まりの中心から放射線状に延びる皺を伸ばすように舌先でなぞる。
スカウトと言う仕事柄、常にローションの用意をしているものの唾液と花蜜の滑りで挿入する事にする。
口の中に貯めた唾液をアナルに塗り込め、丸めて硬くした舌先を捻じ込むように挿入する。
舌の刺激でアナルが充分に解れたのを確かめた新田は、紗耶香を仰向けに寝かせて指で摘まんだペニスを膣口に擦り付けてそのまま侵入させる。
「アウッ、アアァッ~ン・・・いぃ、いぃの、奥まで・・・そう、それが良い」
片時も焦らす事はせずに二度三度と突き入れ、腰を抱くようにして回した右手で滴る花蜜を掬い取ってアナルに塗り込める。
ヌルヌルする感触を指先で確かめて力を込めるとズズズッとアナルにたやすく侵入する。
「入ったよ。マンコとアナルの両方に入ったけど痛くない??」
「大丈夫、痛くない・・・変な感じだけど、嫌じゃない。優しくしてね」
蜜を掻き出すように意識して乱暴にペニスを抜いた新田は、滴る花蜜をアナルとペニスの先端に塗り込めて馴染ませる。
「入れるよ。アナルを俺のモノにするよ・・・息を吐いて、吸って・・・そうだよ、力を抜くためだからね。力が入るとアナルも緊張して開かなくなるから・・・分かった??もう一度、息を吐いて」
僅かに口を尖らせてフゥッ~と息を吐き出すタイミングに合わせて腰を突き出すと先端がズブッと潜り込む。
「アウッ、アワワッ・・・入ったの??変な感じ・・・ゆっくり、ゆっくりね、怖いの」
ローションのような滑りを与えていないため尻を抱くように伸ばした指で溢れる蜜を掬い取り、アナルとペニスの境目にまぶして引き攣れないように股間を細かく蠢かす。
堕ちる-18
ジュルジュルッ・・・目の前で妖しく咲き誇る花弁に口を付けた新田は音を立てて花蜜を吸いたてる。
ヒィッ~・・・ゲボッ、ウッ、ウググッ・・・悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らした紗耶香は身体を支えていた膝が崩れて股間を新田の顔に落とし、咥えたままのペニスに喉の奥を突かれて今度は紛う事のない悲鳴を上げる。
「イヤンッ、ごめんなさい。苦しくなかった??」
「口も鼻もマンコを押し付けられて息が出来ないだろ、死ぬかと思ったよ」
「いやな男、こんな男に惚れちゃった私は・・・ウフフッ、お尻を可愛がって。こんな事を催促させないでよ・・・本当に嫌な男」
紗耶香はカジノへの返済義務を忘れて新田とのセックスを楽しみ始めていた。
バギナも尻の穴も新田の目の前であからさまに晒し、愛する男に可愛がられる期待と妖しい好奇心でバギナは嬉し涙を流し、アナルはひくつきを止める事がない。
風呂上りに鏡の中の自分を見て妖しいときめきを覚える事がある。
シャワーの湯を弾く肌は乳白色に輝き、成熟した女性らしく丸みを帯びた身体は大抵の男たちの視線を引きつける。それは決して嫌な事ではなく、キャバ嬢になる前から困った時にはあえて助けを求めなくても、手助けしてくれる男が現れた。
他人に助けられる嬉しさを実感する事が多かったので、紗耶香自身も人に優しく接することが出来、生来の快活さもあって男性だけではなく同性とも好ましい関係を築くことが出来ると思っている。
その紗耶香が新田の愛を独り占めにしたくて自慢の肌をくねらせる。
伸ばした舌でクリトリスを愛撫すると鼻頭が会陰部をくすぐり、吐く息が膣口を刺激する。
アンッ、いぃ・・・アウッ、ウッウッ・・・股間を刺激されて切れ切れの吐息を漏らした紗耶香はペニスに指を添えて上下し、滲み出る先走り汁を舌先で舐めとり鈴口をつつく。
「あなたのする事はすべて気持ちいい。見られているんだよね、恥ずかしい・・・あなたの視線を感じる。熱いの・・・時間はいいの??いつまでも一緒に居たいけど無理な事を言っちゃいけないし、私のために無理して欲しくない」
予期せぬ快感を堪えて視線を移した紗耶香はナイトテーブルの時計を見て我に返る。
「そう、そうだな・・・俺は紗耶香との時間を大切にしたいけど、出張先に戻らなければいけないんだった」
「疲れた身体で、まして徹夜で戻るなんてダメッ・・・ねッ、だから、早く・・・」
「クククッ・・・紗耶香は策士だな。俺の事をこんなに心配してくれているのかと思ってウルウルしそうになったけど、早く啼かせてくれって言う催促だったとは・・・クククッ」
「イヤンッ、両方、ほんとう。あなたの事が心配だし・・・ウフフッ、気持ち良くなりたいのも本当、私は欲張りなの。ダメッ??」
「わがままは好い女の特権だよ。紗耶香なら何を言っても許すよ」
焦らす事は止めて尻の割れ目に手を添えて左右に開き、舌でベロリと舐めて窄まりがキュッと締まると中心に尖らせた舌を捻じ込む。
ウッ、イヤンッ・・・ペニスに添えた指の力が緩み紗耶香は新田の下半身に突っ伏してしまう。
新田の愛撫は止むことがなく舌がアナルを出入りし、膣口に姿を隠した左手の親指が出入りを繰り返し、中指と人差し指がクリトリスを刺激する。
グジュグジュッ、ニュルニュルッ・・・濡れそぼつバギナに出入りする指が卑猥な音を奏で、滲み出る花蜜は掻き出されて白い腿に滴りナメクジが這ったような跡を残す。
アンッ、イヤッ、ウッウッ・・・アワワッ、ヒィ~・・・バギナを可愛がる指の動きが激しくなると喘ぎ声が間断なく漏れ始め、アナルに挿入した舌に替えて右手の中指を捻じ込むと悲鳴にも似た悦びの声がホテルの部屋に響く。
一旦、中指を抜いた新田は中指に添えて人差し指も絡ませ、
「紗耶香、息を吸って、吐いて・・・そうだよ、もう一度ゆっくりと吸って、吐いて・・・」
揃えた二本の指をゆっくりと押し込んでいくと異物の侵入を防ごうとしていたアナルの抵抗が止み、ズブズブッと咥え込んでしまう。
「ウッウッ・・・ウググッ、クゥッ~・・・きっつい・・・」
「我慢できないか??止めようか??」
「いやっ、続けて。大丈夫・・・入れて、あなたに処女を奪ってもらいたいの」
言葉は続けることを望んでいるものの、身体を逃げようとする。
腿を片手で抱え込んで逃げる事を許さず、寝転がったまま膝を立てて紗耶香の身体が突っ伏してしまう事を防ぐ。
「我慢できなくなったら言うんだよ。アナル処女を捨てるのは今日でなくてもいいんだからね・・・気持ち良くないんじゃ、しない方が良い。分かるね??」
心にもない言葉で紗耶香の逃げ道を塞ぐ。勿論、紗耶香はそんな新田の心の内を知る由もない。
「平気、痛くても我慢する。今日、してもらうの。私のすべてをあなたのモノにして欲しいの、すべてを奪われたい」
堕ちる-17
つながったままで新田は尻と腰に手を添えて軽々と抱きかかえ、紗耶香は首に回した手を握って自らの上半身を支え、倒れ込むようにしてベッドに場所を替える。
「ウフフッ・・・重くなかった??」
「紗耶香を大切にしようと思う気持ちは重いけど、抱きかかえる時に感じる重さは幸せにつながるもの。重いなんて感じないよ」
股間を擦り付け恥骨を刺激するような気持で紗耶香を抱きしめる。
覆い被さる新田が体重を掛けないように気遣うのを不満に思う紗耶香は、足を絡ませて両手を首と背中に回し、胸をせり上げて身体を密着させる。
「あぁ~ン、いぃ・・・あなたを感じたいの。体重を感じさせて・・・ウッ、これが好い、抱かれてるって感じが好き。もっと強く抱いて・・・」
首に巻いた左手に力を込め、尻に添えた右手を引きつけて紗耶香に体重を預ける。
股間の密着感が増して荒い息をするたび身体が蠢き、ピストン運動をしなくても紗耶香は静かに昇りつめていく。
唇を近付けるとハァハァと息を荒げる紗耶香は貪るように舌を絡ませて両手は新田の背中を擦る、
ウッウッ、アンッアンッ・・・尻を抱く手に力を込めて円を描くようにしながら股間を押し付けると、紗耶香の眉間に皺が寄り、か細い吐息が切れ切れに漏れ始める。
「ウッウッ、ウゥッ~・・・気持ちいぃ、逝っても良い??・・・逝っちゃうよ、アゥッ、ウッ、クゥッ~・・・・ウフフッ、恥ずかしい」
ウッ・・・顔を顰めた新田に気付き、ごめんなさいと一言漏らした紗耶香は自らの指先を見つめて上気した顔を一層赤くする。
「可愛いよ、俺の腕の中で感じてくれたんだね」
「ごめんなさい・・・気持ち良くなって気付かない内に爪を立てちゃった、痛い??」
「大丈夫だよ。一寸びっくりしたけどね」
昇りつめたバギナは力が漲ったままのペニスを飲み込んで、ヒクヒクと痙攣する。
それに応えるように下腹部に力を込めた新田はペニスを震わせる。
「ヤンッ、くすぐったい・・・嫌な男、逝っちゃった私をからかうように余裕を見せて遊んでる」
口元を緩めて優しい視線で見つめる新田は口を開くことなく、紗耶香の乱れ髪を整えて髪を撫で、瞼に唇を近付ける。
恥ずかしそうに笑みを浮かべた紗耶香は目を閉じ、全身の力を抜いて新田にすべてを委ねる。
瞼に唇を合わせて舌先でつつき、右手を胸に伸ばして乳房を掬い上げるようにして揉み上げ、先端を摘まむ。
「アウッ、アンッ、いぃ・・・気持ちいぃ。優しい愛撫がいいの」
右手で左乳房を愛撫しながら右乳房の先端を口に含んでコリコリと転がす。
優しい刺激が身体の芯の疼きを蘇らせ、背中を抱く両手に力が入りそうになると爪を立てた事を思い出して力を緩める。
紗耶香の気遣いを察した新田は、
「気持ち良くなったようだね。処女を頂いても良いか??」
言葉もなく頷き、目の縁を朱に染める。
バギナに別れを告げるように二度三度と突き入れ、滴る蜜を掬い取った右手を尻に回してアナルに塗り込める。
「お尻を解して・・・怖いの。来て、舐めさせて。オチンチンを舐めれば落ち着くと思うの」
ペニスを抜き取りシックスナインの体勢に身体の向きを変えると、紗耶香はすばやく身体を入れ替えて上になる。
「私が上の方がお尻を弄りやすいでしょう・・・ウフフッ」
言うが早いかペニスを口に含み、早く弄れとばかりに下半身をくねらせる。
ジュボジュボと音を立ててフェラチオに興じる様は何かを忘れようとして風にも見える。
1500万円を身体で返済するについてはアナルも使わざるを得ず、最初は愛する男のモノを受け入れたいと言う紗耶香の心根が分かるだけに胸が痛む。
下になった新田が両腿を抱きかかえると目の前に朝露に濡れたような妖しい花が咲き、綻びを見せる花弁から溢れ出る蜜が白くてムッチリな腿にまで滴る。
紗耶香の言葉を信じれば新田の指しか受け入れた事のないアナルは密やかに鎮座して、激しく犯されるのを待っている。
尻の割れ目を開いて窄まりの中心に息を吹きかける。
ウッ・・・ジュボジュボッ・・・アナルを取り巻く皺が収縮するようにひくつき、それに合わせて花蜜を滴らせる花弁がキュッと閉じる。アナルへの刺激に期待と不安が入り混じる紗耶香は、催促しそうになる言葉を隠すために口に含んだペニスを貪るように顔を上下する。
堕ちる-16
椅子の肘掛を跨いで両足を拘束された紗耶香は、自由な右手で股間を隠す事もせずにバギナもアナルもあからさまに晒し続けている。
紅潮した頬は羞恥のためなのか、あるいは性的な興奮のためなのか紗耶香自身にも分からない。
「恥ずかしい、見ちゃ嫌・・・ドキドキして熱いの、恥ずかしさを堪えられない。早く、めちゃくちゃにして。何も考えられないほど気持ち良くして・・・啼きたいの・・・」
「あぁ、紗耶香のマンコも尻の穴も俺のモノで突きまくってやるよ、覚悟しなよ」
「あぁ~ン、いや、早く・・・忘れさせて、早く」
新田に命じられたわけでもないのに、思わせぶりに口に近付けた右手に舌を絡めて滑りを与え、しどけなく開いた口元でチロチロと蠢く赤い舌に注意を引きつけて指を股間に伸ばす。
クチュクチュ、ヌチャヌチャッ・・・紗耶香は伸ばした指で股間を弄りながら赤い舌の動きから視線を外さない新田を見つめ続ける。
見つめられる事に耐えきれなくなった新田が視線を合わせると嫣然と微笑み、
「気にならないの??・・・見たいでしょう??見ても良いのよ」
ヌチャヌチャ、グチャグチャッ・・・新田から視線を外すことなく動かし続ける指が粘っこい音を奏で始め、縛られた両足の指が切なげに閉じたり開いたりを繰り返す。
眉間の皺が深くなり乾いた唇に舌を這わせて滑りを与える。
我慢出来なくなった新田が視線を股間に向けると溢れ出たマン汁がアナルにまで達し、ペニスの侵入を待ち望むかのようにヒクヒクと蠢いている。
「紗耶香に言うべき言葉を思い出したよ。昼は淑女で夜は娼婦。昼間は知的で淑やかに見えるが夜になると豹変する。男を焦らし、逞しいオスに変身させてしまう・・・深夜の紗耶香を見てその気にならない男がいたら会ってみたいね」
「ハァハァッ・・・気持ちいぃ、見られながら一人エッチをしてるの・・・そうなの、昼間の私は淑女で夜の入り口に蛹になるの。蛹の私はキャバ嬢として孵化するのを待ってる。気に入った男に抱かれて私は美しい蝶に変身するの・・・入れて、我慢出来ない」
「クククッ・・・蝶が卵から蛹に、そして美しい蝶になるまで姿を変えるのをなんていうか知ってる??」
「バカッ・・・変態でしょう、意味が違うでしょう??早く・・・」
カジノで作った借金返済のために娼婦になる事を承諾した紗耶香は、心の奥をチクッと刺す棘の痛みに耐えきれずペニスの挿入を催促する。
「紗耶香は縛られ美人だな。マンコも尻の穴も丸見えで震い付きたくなるほどエロっぽいよ。白くてムッチリと丸みを帯びた腿の裏を見せつけられて目が眩みそうだよ」
「アンッ、いやっ・・・入れて、早く」
膣口に指を挿入したままの紗耶香は、ギシギシと椅子を揺らして催促する。
紗耶香の指を引き抜いて口に含んだ新田は滑りを舐めとり、摘まんだペニスをバギナに擦り付けて馴染ませ、入れるよと一言かけて腰を突き出す。
「ウッ、ウググッ・・・感じる、あなたのオチンポが入ってきたのを感じる。熱いし大きい・・・アンッ、子宮をつつかれたら痛い・・・ダメ、だめっ、抜いちゃ嫌、私が嫌だって言っても優しくしないで・・・」
二本の足を大きく開いて縛られ、下半身を突き出すようにして新田を受け入れたバギナは、侵入したペニスに子宮口をつつかれる。
「紗耶香の中は温かくて気持ち良いよ・・・我慢できる男は居ないだろうな」
「いや、他の男の事なんか言わないで・・・あなたに抱かれる今が幸せなの。苛めて、あなたの事を忘れられなくなる証を刻んで欲しいの」
自由な右手を新田の首に回して抱き寄せ、拘束されて動くはずのない足を絡ませようと無駄に足掻く。
抱き寄せられた新田は両手で頬を挟み、真っ赤に燃える瞳を覗き込んだまま舌先で唇をつつく。
「アンッ、もっと・・・好き、あなたが大好き。アソコも唇も全部奪われたい・・・私はあなたのモノになりたいの」
バギナの奥深くまで挿入したペニスで子宮口のコリコリした感触を味わいながら、頬を挟んだ両手に力を込めて唇を割った舌を口腔に侵入させる。
頬を押さえられて思うままに蹂躙される紗耶香は、愛する男に征服される悦びに身体も心も震えて全身の力が抜けていくのを意識する。
バギナをペニスで味見され、唇も舌も抗う事を許されずに貪り尽される。股間を隠す術もなく椅子に縛られて悦びの言葉さえも漏らす事を許されない。
新田の舌が口腔内を自由に動き回り、舐めまわされて舌を絡められる。
ゴクッ・・・甘い唾液を送り込まれ、口の自由を封じられたまま嚥下する。
自由を奪われた事に幸せを感じる。
足を拘束されたために開ききったままのバギナは、ペニスが与えてくれる快感で頂点近くに達すると物足りなさを感じる。
そんな時、身体をつなげたまま違和感を与えられることなく両足の拘束を解かれて左手も自由を取り戻す。
椅子の背もたれに身体を預ける不安定な姿勢で両手を新田の首に回し、両足を絡ませてしがみ付く。
ペニスが与えてくれる刺激が変化して快感が深くなり、それがバギナをひきつかせて新たな快感を生む。
「ウッ、紗耶香のがヒクヒクする・・・気持ちいぃよ」
「あぁ~ン、アソコが勝手に動いちゃう。いぃの・・・大好き」