2ntブログ

彩―隠し事 290

淫 -17

「照れちゃうの??ふ~ん、彩には厚かましくジロジロ見ているとしか思えないけど……舐めるように見つめて視線で彩を犯そうとしている。スケベな悠士を許さない、ウフフッ」
先走り汁の混じったマン汁にまみれてぬらつく悠士のペニスを指先で弾き、陰毛に指を絡めて思い切り引っ張る。
「痛いっ……彩の尻を叩いたのは謝るから引き抜くのはこれっきりにしてくれ」
「クククッ、バックで激しく突かれてお尻を叩かれるのって好き、気持ちいいんだもん。それに彩のようになりたくないの??ツルマンはいいわよ。蒸れない、匂わない、クンニの邪魔にならないし毛切れも起こさない。元々、そんなに濃くなかったけどね」
「そうだな、例えば性的に生真面目な人たちに交じって温泉の大浴場を楽しむときはパイパンを曝し、羞恥に苛まれてマゾヒズムが高揚するという楽しみもある……残念ながら俺はチン毛ボウボウでいいよ」
「ふ~ん、オチンポを入れる前にパイパンマンコを舐めてみたいでしょう。どうぞ……ハァハァッ」

ソファに浅く座って彩を迎える準備をした悠士の顔を跨ぐようにして股間を近付けると、健志を見て逡巡する素振りを見せたものの花蜜を滴らせるツルマンを見ては我慢出来るはずもなく腰に手を回して抱き寄せ、ジュルジュル音を立てて花蜜を啜る。
「芳醇なワインを味わうような幸せな気持ちになります」
ズズズッ、ピチャピチャ、ジュルジュルッ……花蜜が溢れる源泉に突き出した口を押し付けて下品な音と共に吸い付いて舌を躍らせる。
「イヤンッ、気持ちいい。悠士は彩ワインを飲んだから、今度は彩が悠士ソーセージを食べちゃう」
欲望を露わにして息を弾ませる彩は赤く染めた瞳を逸らすことなく悠士を見つめて下半身を跨ぎ、摘まんだペニスを花蜜が溢れる膣口に擦り付ける。
悠士もまた隠しようのない昂ぶりで息を荒げ、バギナに擦り付けられたペニスが飲み込まれる瞬間を見逃すまいとして股間を凝視する。

「ハァハァッ、彩のオマンコに食べられたい??彩はオチンポが欲しい」
「俺のチンポは温かい彩の襞に包まれたいと言っている。立ちバックで突き入れるのも昂奮したけど、この格好だと俺が彩に犯されるような気がしてドキドキする、たまんないよ……ウッ、ウゥッ~……えっ、どうして??」
ペニスを掴んだまま腰を下ろして中ほどまで咥えた彩は、
「まだ、ダメ。彩の中に入りたければ、お願いしますって言わなきゃダメ」
と、焦らして根元を摘まんだまま腰を上げてしまう。
「クククッ、悠士。彩には敵わないだろう。手玉に取られた男が腹を立てるどころか、むしろ心地好く感じる。それが好い女の条件だと思わないか??」
「タケ、お前の言うことは正しいと思うけど今はそれどころじゃない……彩さん、お願いするよ、焦らさないでくれ」
「ウフフッ、彩の勝ち。悠士は彩にお願いすると頭を下げたし、健志は彩を好い女だと言ったよね、だから、彩の勝ち。こんなにベチョベチョになって可哀そう、お願いされたから彩のアソコに迎え入れてあげる」

摘まんだままのペニスを再び膣口に押し付けて馴染ませ、淫蕩な笑みを浮かべて唇を噛み、唇に舌を這わせて滑りを与えながら腰を下ろしていく。
「アァッ~、温かい。絡みついた襞がウネウネと蠢いて奥へ引きずり込もうとする。彩のオマンコは最高だよ」
「褒めてくれたからサービスしてあげる……アンッ、ダメ、気持ちいい。ソーセージの先端が子宮口をコリコリする、ねぇ、分かる??」
ペニスの根元に添えていた指を離して腰を下ろしきり、深々と悠士ソーセージを飲み込んだ彩は両足を踏ん張って下半身を蠢かし、自らの動きで与えられる快感に唇を噛んで目を閉じる。
「分かるよ、オレのモノの先っぽがコリコリした処を突くとオマンコがクイクイ締めつけてくる」
「いやっ、サービスするって言ったのに彩が逝っちゃう。気持ちいいんだもん……ヒィッ~」
気持ち善さで仰け反る彩の太腿が悠士を締め付け、悲鳴にも似た喘ぎ声と共に全身から力が抜けて胸に突っ伏してしまう。
快感の波に襲われてぐったりする彩を見ても悠士は許すことなく、がっしりと掴んだ腰を支えて二度三度と突き上げると、ヒィッ~、ウグッグゥッ~と叫んで全身を震わせる。

「イヤッ、彩は変なの、震えが止まらない。ウッウゥッ~、どうして??身体だけじゃなく、アソコも熱いしフルフルする」
動きを止めた悠士が彩の背中を撫でても震えは止まらず、波間に漂う木の葉のように快感の海で翻弄され続けてめくるめく悦びに浸りきる。
二人の背後に回った健志は悠士を跨いで白い背中を震わせる彩に心を奪われ、性的な欲望を忘れてしまう。

「クゥッ~、いやっ、何もせずにしがみ付いているだけでアソコがプルプルする。気持ちいいの……ごめんね」
ごめんねと言う言葉が自分に向けられたと感じた健志は悠士を跨ぐ彩の後姿を見つめ、汗にまみれて背中に張り付く黒髪と染み一つない背中の色っぽさの中に清潔感を残すのを感じて安堵する。

彩―隠し事 289

淫 -16

背面立位で押し入った悠士は健志と視線を合わせまいとして目を瞑り、腰に添えた両手で身体を支えて深く浅く突き入れ、身体が震えるほどの気持ち善さで自然と両手に力がこもる。
「ウゥッ~、気持ちいい……温かくてウネウネと俺のモノを奥へ引き込もうとする。彩さんは俺ともっと深くつながりたいと思っているようだね」

ソファの背もたれに両手をついて獣の格好で尻を突き出す彩の両手に自らの手を重ねた健志は、眉間に皺を刻んで唇を噛み快感や苦痛に羞恥を交えた表情で顎を突き出す彩の額に唇を合わせて、可愛いよと囁く。
「いいの??このまま責められると我慢できなくなって昇りつめちゃうかもしれない」
「もっともっと気持ち善くなりなさい。彩はマゾッコ、獣の格好で責められると被虐心に火が点いてたまらなくなる。尻を打ってほしいだろう??お願いしないと叩いてくれないよ……オレが見ているから悠士も責めを躊躇する、いいのか??」
「いやっ、いじわるな男は嫌い……健志のことは気にしないで目の前のムッチリオチリを打って……おねがい、悠士、はやく」

ピシッ……いたいっ……ピシッ……アンッ、いやぁ~ン……悠士の右手が尻を打つと痛いと訴えて彩の顔が歪み、左手がピシッと音をたてて手の痕を残すと男二人の性感を蕩かし、獣欲を刺激する甘い声が長く尾を引き、白くて丸みを帯びた下半身を艶めかしく揺する。
見るだけでは我慢できなくなった健志は先走り汁を滴らせて宙を睨むペニスを彩の眼前に突き出す。
「クククッ、タケ、我慢できなくなったようだな……オマンコに突き入れた俺のモノとイラマチオで責めるタケのモノが彩さんの腹ん中で突き合うかもしれないな」
「そりゃ無理だ。悠士の彼女がどうなっているか知らないけど、彩の口はオマンコとつながってないよ、尻の穴はつながっているけどな」
「そうか、そうだな。勘違いしていたよ」
男たちの軽口や冗談で揶揄われることが彩の被虐心を募らせ、苦痛と快感が表情に浮かぶと男たちの嗜虐心を滾らせる。
腰を掴んだ悠士が根元まで突き入れたペニスの張り出したカリで膣壁を擦りながら先端近くまで引き抜き、一瞬のうちにグイと突き入れられると自然と口が開き、ペニスの侵入に合わせて顎を突き出し、アウッ、クゥッ~と感に堪えぬ声を漏らしてしまう。

再びペニスの全容が見えなくなるほどの侵入を許し、円を描くように腰を動かされると快感だけを貪り、口は閉じる事を忘れて悦びの声を間断なく漏らし続け、喘ぎ声と荒い息を綯い交ぜにして果てることなく繰り返す。
そんなしどけなく開いた唇に健志はペニスを擦り付け、上下左右に蠢かし続けると、ようやく何をするのか思い出した彩は頬張る。
ヌチャヌチャ、ジュルジュルッ……ウグウグッ、ウッウッ……グチャグチャ、ニュボッ……ウググッ、ウガッ、グゥッ~……二本のペニスがオマンコと口の上下二つの性器で出入りを繰り返すと脳は考えることを放棄して身体に与えられる快感だけを受け入れようとする。
ジュルジュル、ヌチャヌチャ……ニュルニュルッ、クチャクチャッ……悠士のペニスがオマンコの奥深くに突き入れられると口腔を犯す健志のペニスが押し出されるように顎や舌、唇を擦りながら這い出て、次の瞬間には彩の頭に手を添えた健志が喉の奥めがけて挿入すると悠士のペニスの張り出したカリが膣壁を擦りながら押し出される。

「ウグッ、グッグゥッ~……ゲボッ、ウガッ、ウグッ……ハァハァッ……」
髪を掴んで動きを封じる健志に犯されているのは先ほどまで牛タンシチューとガーリックトーストに舌鼓を打ち、不倫とはいえ愛を語りあっていた口だということを思い出して彩の獣欲は止まることがない。
先走り汁と唾液の混じった滑りを口元に滴らせてソファの背もたれに手をつき、獣の姿勢で悠士を迎え、白くてムッチリとした尻を艶めかしく揺すり男二人を欲情の世界に誘う。
「ウッ、ダメッ、気持ちいい……ゲボッ、ウグッ……イヤァ~ン、狂っちゃう……こんなに気持ち善くなるなんて……ハァハァッ……」
責めている積りの二人は彩の扇情的で妖しい仕草と息も絶え絶えに漏らす喘ぎ声に騙されて手玉に取られていることに気付かず、彩もまた自らの魅力が男たちを虜にしていることに気付かない。

性器と化した口腔とオマンコでピストン運動を繰り返す男二人も彩につられて息を乱す。
「クゥッ~、たまんねぇ……オマンコの襞がオレのモノにまとわりついて精液を絞り取ろうとするんだよ、我慢できねぇ」
「オレも我慢できない。可愛い彩の口を犯している積りが、たまんねぇ……このままじゃ、二つの穴を可愛がって気持ち善くする約束を守れない、抜くよ」

今にも爆ぜそうなほど膨れ上がったペニスを引き抜くと口腔を犯される苦痛から解放された彩は喜ぶどころか名残を惜しむように根元を掴み、舌を這わせて滑りを舐めとる。
「彩、明日の仕事ができなくなるほど可愛がってやる。約束通り二つの穴を責めるよ」
健志の言葉を聞いた悠士も立ちバックでつながるオマンコからペニスを引き抜き、彩に手を添えて身体を入れ替える。
「彩、彩さん……立ちバックだと見えなかったけど、面と向かうと彩さんが眩しくて照れちゃうな。オレを跨いでチンポを収めてくれよ」


待ち合わせ 木の精-2/2

陽光を浴びようとして空に向かって伸びているハルニレの枝が今は彩に向かい、両手首と両足首に絡みついて動きを封じる。
ザワザワ……風が吹いたわけでもないのに枝が騒ぎ、不思議に思った彩が周囲の木々を見ても葉っぱ1枚揺れる様子もなく、ハルニレの木だけが激しく騒いでいる。

両手両足を絡めとられて動くことのできない彩を目掛けて数え切れないほどの枝が襲い掛かる。
十重二十重に折り重なった枝と葉っぱは手や指と比べてもそん色ないほど繊細な動きで上着もろともブラウスを脱がせ、抗う暇もなくスカートまでも剥ぎ取られてしまう。
脱がされた衣服は幾重にも重なる枝の向こうに放り投げられ、アッと声を漏らすと、
「これも邪魔だな。破り捨てるよ」と、パンティストッキングを引き千切られてしまう。
ハルニレの枝は器用で繊細な動きと彩が望むときには乱暴にもなる未だ姿を見せぬ待ち人と同じように身体だけではなく心の中にまで入り込み自然と艶めかしい声を漏らす。
「イヤンッ、ハルニレの木の精に弄ばれるなんて、ダメッ。まだ乱暴されて悦ぶには早すぎる」
ザワザワ、サワサワッ……吹く風と共に枝は彩から離れて元のハルニレの木に戻る。

「失礼したね、彩……私としたことが彩のMッ気を引き出すには順序が大切だということを忘れていた。例えるなら、始めチョロチョロなかぱっぱ、彩を燃え上がらせるには日本人に大切な米の炊き方が参考になる」
「いやっ、彩を米に例えて揶揄うなんてバカにされたみたいで冷めちゃう」
「誤解しないでくれよ。どんなに良い米でも炊き方が悪ければ美味しくないだろう。彩のように好い女でも愛し方を間違えると気持ちの好いセックスは出来ないって例えだよ。フフフッ、彩の抗議で想像すると付き合っている男と好いセックスをしているんだろうなと嫉妬にかられる」
「そうだよ、二人でいる時が一番幸せ。でも、好い女だなんて褒められすぎるのも揶揄われているようで嫌だな」
「謙遜が過ぎると他の女性に嫌われるよ……そうだ、もう一つ忘れるところだった。彩は此処で待ち合わせをしているんだったね。急がないといけないな」

ザワザワ、ザワザワッ……ハルニレの幹が震えて揺れる枝が再び彩に向かう。
先程と同じように折り重なった枝が次から次へと襲いかかるのではなく、五本にも十本にも枝分かれした先端が彩の身体に隠された性感帯を求めてサワサワと上半身を這い回り、ブラジャーを外されて剥き出しになった胸の膨らみを揉みしだかれて先端を摘ままれる。
「ウッウゥッ~、気持ちいぃ、優しくされると我慢が……クゥッ~」
二本目の枝は太腿を抱きしめて腰を擦り、白いショーツを引き下ろして空に向かって放り投げると小枝に引っかかり、尻を撫でて下腹部をヤワヤワと撫でまわす。
「アウッ、ウッウッ、イヤァ~ン、たまんない。木の精に撫でられて気持ち善くなるなんて……クゥッ~」

始めチョロチョロと撫でまわされた彩の肌は公園灯に照らされたせいだけではなく赤みを帯び、息を荒げて昂奮を露わにする。
手や指と化した枝先の愛撫は彩の性感帯を探り当てて胸の膨らみと共に背中や脇腹を優しく撫でる。
待ち人の手と違いハルニレの枝は無数にあり、それらが互いに彩の反応を見ながらツボを心得て優しく時に力を込めて愛撫を続け、表面がザラザラして産毛が生えたような葉っぱまで加わって責めるのだから感じているのを隠しようもなく早々に屈服の証を漏らす。
「ウッウッウゥッ~、いやっ、もっと気持ち善くして。精霊が宿っているのでしょう、もっともっと気持ち善くなりたい」
「彩、気持ち善くなってきたようだね。紅潮した頬が可愛いよ。待ち人が来る前に彩を羽化登仙の世界に招待するよ。そして私も思いを遂げることにする」

ピュゥ~と一陣の風が吹き一瞬とはいえ閉じた目を開けるとハルニレの枝の一つ一つが数え切れないほどの木人になって近付いてくる。
大小さまざまな木人の股間には男根にも似たモノがぶら下がり、長いモノ、先端が瘤のように膨れたモノや竿部がゴツゴツと節くれだったモノ、男根としての用をなすのか疑問に思うほど細いモノなど、見ているだけでくらくらしそうなほど数え切れない男根が揺れている。
「始めチョロチョロで彩の身体の準備も整っただろうから、なかぱっぱで一気に燃え上がってもらうよ。私の分身たちが一斉に彩の性感帯を刺激して、同時に穴という穴を犯すからね。彩は身構えたり緊張したりすることなくすべての刺激を感じるまま受けいれるんだよ」

ピュゥ~、ザワザワ、サワサワ……生暖かい風が吹くと同時に木人たちが群がり、手と化した枝の先端が肌を這い回り、ごつごつした幹の窪みから吐く息に似たモノが噴き出して口やオマンコの粘膜を刺激し、怒張の先端から精液のような樹液を滴らせながらオマンコに侵入し、ヒィッ~と悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らすとアナルや口腔も犯され、オマンコを犯す男根は子宮をくすぐり、アナルに侵入したモノは身体中を駆け巡って口から外に出てしまう。
外に出て行き場を失った男根は振り返って鼻腔に再突入し、耳の穴も犯されて穴という穴を塞がれてしまう。
「グワァ~、クゥッ~、ウググッ、グゥッ~……」
意味不明の言葉にならない喘ぎ声を漏らし続ける彩の汗腺までも細いモノに犯され、怒張が彩の身体を出たり入ったりするうちに宙に浮き、意識を無くしたようにぐったりとして四肢が弛緩する。
ヌチャヌチャ、クチャクチャ……ウググッ、グゥッ~……ジュルジュル、ジュボジュボッ……汗腺にまで木人の侵入を許し、穴という穴を犯される彩は精液と見まがう樹液を全身に浴びせられる凄惨な姿で弄ばれる。
バギナに侵入した怒張は子宮を破壊して身体の内を這い回り、アナルに侵入した怒張は身体の内側の粘膜を擦って口から体外に出て再び鼻腔に押し入り内臓を刺激する。
口に押し入った凶器はアナルから侵入して口から外へ出た怒張に絡みついて根元も先端もどこにあるか分からない。
汗腺まで犯されて性液まみれになり意識が遠くなり、喘ぎ声を漏らすこともなくぐったりとされるがまま堪えている。

「ごめん、遅くなっちゃった。待たせてゴメンね。おまちどうさま」
聞きなれた待ち人の声が遅れた詫びの言葉を告げながら近付いてくる。
サァ~、ザザザァッ~。何事もなかったように木人たちと共にハルニレの枝が元に戻り、我に返った彩が衣服をすべて剥ぎ取られて素っ裸で弄ばれていたのを思い出して周囲を見回しても布切れ一枚落ちていない。
待ち人にハダカンボの身体を晒す羞恥で身体を丸めて両手で抱え込むと上着やスカート、ブラウスも着けている。
近付いて来る待ち人が満面の笑みで手を振ってくれるので微笑みと共に手を振り、さりげない風を装ってブラウスの内側とスカートの中を確かめると剥ぎ取られたはずの下着とストッキングも着けている。

「ごめんね、仕事が片付かなくて遅れるのが分かったから連絡しようとしてもつながらなかった」
「あっ、スマホの電源を切っていたのを忘れていた。ごめんなさい」
「今日の彩はおかしいよ。熱があるんじゃないかと思うほど紅潮しているし、こんなところに葉っぱが付いている……しかも二つも」
待ち人は上着に隠れた胸元に手を伸ばしてブラウスに付いた葉っぱを摘まみ、スカートの裾の二枚目も取り除く。
「どうして、こんなところに葉っぱが付いているのだろう??」
待ち人に抱きしめられてキスをされた彩が振り返り、ハルニレの木を見ると、ピュゥ~と風が吹いて枝がザワザワと騒ぎ、
「彩、寂しくなったらいつでもおいで」と聞こえる。

「ねぇ、明日は何か予定がある??」
「土曜も日曜も何もないよ。彩さえよければ一緒にいてほしい。彩もオレも忙しくて会えなかったけど、遅ればせながら彩の誕生日を祝わせてほしい」
「覚えていてくれたんだ。忘れられたのかと思って寂しかったんだよ」
「ごめん、お祝いの言葉は会った時に伝えようと心の内に入れたままだし、プレゼントは今もポケットに入っているよ、このポケットにね」と、胸を叩く。
「ウフフッ、ねぇ、映画は今日が初日でしょう??改めてってことにして今日はこのままホテルに……ねっ、いいでしょう??」」
「分かった、そうと決まれば部屋を確保しなきゃ」
ポケットからスマホを取り出してダブルルームの予約をする待ち人に手を添えて、
「ウフフッ、今日は、始めチョロチョロなかぱっぱ、期待しているよ」
予約を終えた待ち人は、
「ダブルルームがとれたけど何か言った??」と問いかけ、彩はそれを聞き流して再び振り返ってハルニレの木を見る。
木の中ほどに白い布がヒラヒラたなびいているのを見て、下着は着けているはずなのにと小首を傾げる。

                 << おしまい >>

待ち合わせ 木の精-1/2

「遅いなぁ。約束の時刻は過ぎたのに……早く来ないと間に合わなくなっちゃう」
時刻を確かめた女は周囲を見回して再び時計に視線を移す。

「彩、待ちぼうけなのか??彩のような好い女を待たせて気を揉ませるとは果報者だな……どんな男なのだ??」
「誰??……どこにいるの??彩の名前を知っているからには知り合いなの??ねぇ、何処にいるの??」
「分からないのか??私は此処にいるよ。彩のすぐそばにいるよ」
「えっ、何処??どこなの??……どこにもいないじゃない」
「周りを見てもダメだよ。私は木霊、彩がいつも昼休みの休憩場所にしているベンチ横のハルニレに宿る木の精だよ」
木の精だという言葉を信じ、座り慣れた公園のベンチから立ち上がった彩はハルニレの木に触れる。
「この木に宿る精霊って本当なの??」

ザラザラした木肌に触れて20メートルを超えるハルニレの木を見上げても枝が大きく張り出して天辺を見ることができない。
「背が高いだけではなく夏でもベンチに日陰を作れるほど大きく張り出しているだろう。彩は気付いていたか??」
「うん、気付いていた。日陰を作ってくれるし少しの雨なら濡れずにいることができたから、この場所が好きだった」
「そうか、ありがとう。私はそんなとき、大きく広げた腕で彩を抱きしめて成熟した女性の感触や漂う香りを吸い込んで独りで満足していた……晴れの日も、曇っても雨が降っても、私は彩をこの場所で独り待っていた、いつもだよ」
「もしかして……勘違いだと自惚れるなって言われるかもしれないけど……もしかすると、彩のことを口説きたいの??」
「彩は利口な女性だね、私の気持ちが分かるんだ。そうだよ、さっきも言っただろう。彩がこのベンチに座るとき、いつも抱き締めていたって。私は彩のことが好きだよ」
「嬉しい。彩もあなたがハルニレだって知った時に少し調べてみたの。アイヌの言い伝えでは天地創造の際に最初に生まれたのがハルニレ。そのハルニレに雷神のカンナカムイが恋をして落雷があった.その炎からアイヌの英雄神であるオキクルミが生まれたんだよね。北海道にハルニレの木は多いんだよね、彩は海に潜るのが好きだから温かい海の方が好いけど」
「そうか、彩は南の海が好きなのか……今日の私は大好きな彩と話すことができてほんの少しエッチな気分になった……彩と夜に合ったことはないけど、夜ベンチに座る彩に悪戯をしてみたいな」
「ほんとう??いいわよ。どんな悪戯をされるのか聞かせてほしいな」
「分かった、私はこの場所から動くことはできない。彩がここへ来た日の夜はエッチな精霊になって夜の公園で彩を抱く妄想に浸っていた」
「聞かせてくれるでしょう??彩がエッチな木の精にどんな悪戯をされるのか??」
「いいとも、彩を待たせる薄情な男に代わって私が相手をしてあげるよ」


残業で遅くなった帰り道、見慣れた公園のはずなのにこの日はアプローチライトに誘われるように無人の園内に入りハルニレの木の下のベンチに座った。
昼間は近くの保育園児が保育士に守られて散歩の途中に立ち寄ったり、母親に見守られる幼児が駆け回り、仕事途中の勤め人がほんの少し休憩時間を取ったりと賑やかだった面影もなく静寂に包まれている。
誰もいない夜の公園のベンチで彩は両手を頭上に伸びをし、スゥッ~とゆっくり鼻から吸い込み、フゥッ~と口から吐出す深呼吸を繰り返す。
身体の奥に澱のように溜まっていた疲れが吐き出す息と共に体外に放出されて身体はもちろん、脳の疲れも解消されて楽になる。
再び伸びをして暗い空を見上げ、今日は新月かと独り言ちて立ち上がろうとしたその瞬間、ピュゥ~と風が吹き、
「彩、少しでいいから私と遊ぼうよ」と囁き声が聞こえる。
夜の公園とあって身震いした彩は警戒心を持って周囲を見回しても誰もいない。
「彩、私だよ。私はハルニレの木に宿る木の精だよ」
「えっ、本当なの??」
手を伸ばして木の幹に触れ、問いかけると再び風が吹いて葉っぱが、
「そうだよ、私に宿る木霊が彩と遊びたいといつも思っていたんだよ。今は夜で人っ子一人いないから邪魔をする人がいない。遊んでいきなよ」

三度目の風がピュッ~と吹くとハルニレの木がザワザワと騒ぎ、日の光を浴びようと上に伸びていた枝が彩をめがけて下りてくる。
小さな枝が彩に絡みついて動きを封じ、葉っぱが頬を撫でて唇を刷き、衣服の上から胸を擦ってスカートの中に忍び込もうとする枝もある。
「イヤァ~ン、サワサワ撫でられると気持ちいい。ダメッ、こんなところで、恥ずかしい」
憚りのない嬌声が夜のしじまを破る。

彩―隠し事 288

淫 -15

屹立する悠士のモノをしゃぶり、右手に握った健志のペニスをしごく彩の意識から本当の自分が姿を消して性欲に支配された欲望だけが残る。
ジュルジュルッ、ジュボジュボッ、口元から先走り汁の混じった唾液が滲み出るのも気にすることなくフェラチオに興じ、ジュルジュルと滑り音を立てて健志のペニスをしごく。
髪に手櫛を入れられてペニスを頬張った頬を擦られ、乳房を揉みしだかれて乳首を捻られる。
Mッ気が強いと自覚している彩は男二人の四本の手と二十本の指が肌を這い回り、捻られたり引っ張られたりして与えられる痛さにも悦びの声を漏らして股間を濡らす。
「ジュボジュボッ……ウッウッ、そんなことをされたらオシャブリできない。気持ちいいんだもん」

男二人の手で軽々と抱きかかえられた彩はソファに寝かされ、上半身に陣取った悠士のペニスを口腔に突き入れられて犯され続け、下半身にむしゃぶりつく健志はバギナから垂れさがるコードを引き抜き、濡れそぼつローターをアナルに押し込みスイッチを入れる。
ヴィ~ンヴィ~ン、彩の下半身をも震わせるくぐもった振動音はローターを挿入した健志だけではなく悠士の嗜虐心も高揚させる。
彩の髪を掴んで動きを封じ、口腔を犯す怒張を喉の奥めがけて突き入れる。
「ウグッ、グッグゥッ~、ウッウッ……ハァハァッ、苦しいけど気持ちいい。身体が熱くなって意識が遠くなる」
「ゴメン、興奮して限度を超えたかもしれない」
興奮のあまり喉の奥まで突き入れたことを謝る悠士は彩を抱き起こす。
「いやっ、今は優しさよりも乱暴でもいいから彩のお口や身体をオモチャにして遊んでほしい。それが彩の快感につながっているの……イヤンッ、恥ずかしぃ」

ソファに座る彩の前で照れることもなく男二人は仁王立ちになり、自分のオトコを競い合わせるかのように腰を突き出す。
「アンッ、すごい、ハァハァッ……興奮する……こんなにブットイのが二つも目の前に。ハァハァッ、竿に大蛇が巻き付いたようにゴツゴツしている。こんなのが彩の中に入るの??」
「そうだよ、彩。オレのチンポと悠士のチンポでオマンコと尻の穴を同時に塞いであげる。嬉しいだろう??」
「こんなのが二本もアソコとオチリに入れられたら壊れちゃうかもしれない、アァッ~、興奮する。息をするのが苦しい、ハァハァッ……」
男たちの股間で偉そうにそそり立ち、大きさを競うかのように存在を誇示する二つのチンポを両手に握る彩の瞳は淫蕩な光を宿す。
「二本のオチンポを両手で握るなんて生まれて初めて。スケベでエッチな女だと自覚していたけど……ハァハァッ……吐いちゃいそうなほど興奮している」
「彩さん、初めての経験ならいろんなことをしようか。同時に咥えてごらん、できるかな??」
「こんなに大きいのを二つもオシャブリできるかなぁ……ハァハァッ、たまんない」
舌なめずりして唇を濡らした彩は二つのペニスを交互に見て大きく口を開き、咥えようとしてもできるはずがなく、右手のペニスを咥えてもう一本を押し込もうとしても入らず、左手のペニスを先に咥えても同時にオシャブリできない。
二つのペニスを交互にオシャブリした彩は、赤く染めた瞳で悠士を見つめ、
「我慢できない……入れて。悠士のオチンポが欲しい」と掠れ声で訴える。

「彩、悠士に入れてもらうのはマゾッケを刺激されるバックの方がいいだろう。ソファに手をついて尻を突き出しなさい」
「うん、手伝って、力が入らないんだもん」
健志に手を添えられた彩が顔を上げて悠士と見つめ合うと恥ずかしさに堪えられずに視線を落とし、気だるさを漂わせてソファの背もたれに両手をつき下半身を突き出して両足をゆっくりと開いていく。
健志の言葉を彩は性癖を理解してくれたと感じ、悠士は征服欲を満たすことのできる立ちバックで犯すことに昂奮し、健志の本意に二人とも気付かない
健志は彩がペニスを突き入れられた瞬間に浮かべる悦びの表情を悠士に見せたくはないという嫉妬心で立ちバックを勧めた自分をわずかに恥じている。

尻を突き出して両脚を踏ん張る彩は悠士の手が尻を撫で割れ目を開いて窄まりを見つめているのを感じるとアソコが熱くなり、ドロリと熱いモノが滲みだす快感にとらわれる。
「アァ~ン、早く、入れて、欲しいの……」
ソファの背もたれを掴む指が白くなるほど力を込め、グロスを塗ったかと思うほど舌に滑りを与えて突き出した尻を蠢かす。
「入れるよ、彩さんとつながる瞬間を待っていた」
悠士の左手が腿の付け根に添えられ、右手で掴んだペニスをバギナに押し付けられると彩は目を閉じてその瞬間を待ち、唇を噛む。
「ウッ、クゥッ~、入った。温かい、気持ちいいよ。つながりたかった彩のオマンコに入っている」
腰を突き出した悠士はウッと声を漏らして両手で腰を掴んで根元まで突き入れ、気持ち善さに呆けたような表情で目を閉じる。

「アンッ、きて、オチンポが欲しい……アウッ、ウゥッ~……ハァッ~、悠士の熱いオチンポが入ってくる、クゥッ~、気持ちいい」
目を閉じて挿入される瞬間を待っていた彩はメリメリと膣壁を押し広げて悠士のモノが侵入してくると、ウゥッ~と吐息を漏らし、背もたれを掴んでいた両手から力が抜けてトロンとして焦点の合わない視線を健志に向ける。

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード