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男と女のお話

土砂降り ―1/2

用があって連絡した友人との話が終わると、
「そばにいる妻が久しぶりに会いたいと言っているんだけど、どうだろう」
「オレも、そう思っていた。善は急げって言うから土曜日に行ってもいいか??」
「ちょっと待ってくれよ。俺は好いけど確かめてみる……待っているってよ」

相変わらず仲の好い夫婦と過ごした時間は心地好く、奥さん心づくしの料理で飲む酒も身体の隅々まで染みわたり、旧友との想い出話は過ぎ去りし時間がまるで昨日のことのように思い出されて懐かしさに浸った。
泊って行けという勧めを固辞して、また来るよと言い残して駅に通じる道を歩いている。
至福の時間を過ごしたこの街を離れがたい思いがして空腹を感じることもないのに目に付いたファミリーレストランの入り口がある二階に向かって階段を昇る。
週末の夜ということもあって店は混雑しており直ぐに席に案内されることはないようだ。

「お待ちどうさまでした。三人さまですね、お席にご案内いたします」
残されたのはオレと、その前に入店したらしい女性一人だけになった。
「あの~、失礼ですけどご一緒いたしませんか。カップルや家族連ればかりのようで一人で席を占領するのは心苦しいです。どうでしょうか??」
店内を見渡したオレは女性の言うことは間違いではないと知り、
「そうですね。一人用の席があるとも思えないのでそういたしましょうか」

「お待ちどうさまでした。お一人さま……失礼いたしました。お二人様ですね、ご案内いたします」
女はリブステーキとガーリックトースト、ワカメサラダをパンプキンスープと共に貪るように食べ、その健啖ぶりに自然と頬が緩むオレはマルゲリータピザとムール貝をグラスワインで味わう。
「私の顔に何かついていますか??」
「ごめん、食べっぷりが清々しくて見とれていました」
「えっ、ウフフッ、恥ずかしい処を見せちゃいました。見かけによらず小食なんですね??」
「いや、友人宅で上手い料理を食べてお腹は満足していたからね」
「それじゃぁ、どうしてこの店に……私の匂いに引き寄せられたの??」
「そうかもしれない。食事をする貴女を見ているだけで幸せな気持ちになる」
「ふ~ん……ねぇ、大人の男と女がファミレスで食事をしただけでサヨナラを言うのは野暮だと思わない??」
「この後、バーに付き合ってもらえないかな??」
「いいわよ。私を誘いたかったのでしょう??」
「オレはこの街に詳しくないけど、どうしよう」
「私はこの街に住んでいるから好い店を教えてあげる。今度、ご友人と飲みに行くといいわよ。女の子は絶対に喜ぶはずだから」
「申し訳ないけど、友人は男。その奥さんが美味い料理を作ってくれたけどね」
「そうなの……そうと決めたら早い方がいいでしょう。遅くなると雨が降るって予報が出ていたし」

女性を同伴すると喜ぶというバーは駅の近くにあり木製の重厚なドアを開けて店内に入ると大きな水槽が目に入る。
緑色の水生植物の間を色とりどりの熱帯魚と思しき魚が泳いでいる光景は先ほどまで見ず知らずだった女性がそばにいるのを忘れてしまうほど心を惹かれる。
淡い青色をベースにした店内は知的で落ち着いた雰囲気に溢れ、大人の男女が愛を確かめる手助けをしてくれると信じられる。

水槽を取り囲むように設えられたボックス席は埋まっているのでカウンター席に着く。
「どうですか、この店は??なかなかのものでしょう」
「なかなかのモノじゃなく素晴らしいです。シックで落ち着いた雰囲気、水槽を見て癒される、女性を口説くには最高の店です」
案内してくれた女性の選択に感嘆し、前に立つバーテンダーに頷いて見せる。
「お褒め頂いてありがとうございます……何をおつくりしますか」
スモークナッツなどのお通しを置いたバーテンダーに、ジントニックを注文した男が女性に目をやると、
「私の分は頼んでくれないの??」
「あなたと一緒にいるとレディキラーを飲ませたくなるから止めとくよ」
「えっ、レディキラー??それはどんなカクテルなの??」
男の横顔を見つめ、バーテンダーに視線を移した女はけげんな表情を浮かべる。
「摩耶さん、私がお教えします。レディキラーというのはカクテルの名前ではなく甘くて飲みやすい衣をまとっているけどアルコール度数が高いカクテルで女殺しと呼ばれるモノの俗名。ウォッカとオレンジジュースのスクリュードライバーの名前は聞いたことがあるでしょう??大昔からの定番ね。名前で油断しちゃいけないのが、ロングアイランドアイスティー……こちらの男性とは今日初めて会ったようですが信じてもよさそうですよ。ごめんなさい、おしゃべりが過ぎました。摩耶さんには、グラスホッパーをお作りします」

グラスホッパーとジントニックで乾杯し、摩耶はミントの香りと生クリームの口当たりの良さで快活になる。
友達を訪ねたと言っていたけどどんな関係だとか、どこに住んでいるのかと矢継ぎ早に質問し、男の身体を叩き、太腿に手を置いて顔を覗き込む。
スモークチーズやピクルスに舌鼓を打ち、男はウィスキーの水割り、摩耶はモスコミュールで再び乾杯する。
元々、甘え上手なのか目元をほんのり桜色に染めて身体を寄せる仕草が色っぽく、楽しい時間が過ぎていく。
「カレーなど食事も美味しけど今日はムリね。わざわざ食べに来ても損はないよ」

「ごちそうさま。これからはビールやワインだけじゃなくカクテルも飲もうかな、色々教えてください」
「喜んで、摩耶さんがカクテル好きになってくれて嬉しいです。お客様のお陰ですね。お二人でお見えになるのをお待ちしています」
バーテンダーは摩耶に話しかけ、男にも気持ちの好い言葉をかける。

店を出ると予想もしない土砂降りの雨で二人は躊躇する。
とりあえず駅まで行こうということで駆け出したものの、下着まで滲みるほど雨に打たれてしまった。
「どうするの??」
「帰るよ。今日はありがとう、楽しかった」
このまま摩耶と別れるのは忍び難い思いもするが続ける言葉が見つからない
「こんなに濡れちゃって、引き留めた私にも責任がある。乾くまでウチに寄ってきなさいよ。私は一人住まいだし気を遣う必要もないでしょう。ねっ、そうしよう」
「一人住まいじゃマズいだろう。遠慮するよ」
「私に恥を掻かせるつもり……しょうがないね、濡れ鼠になって風邪をひいても私の責任じゃないからね。今日はご馳走していただいてありがとうございました。さようなら」
「えっ、すこしだけ、乾くまで厄介になってもいいかな??」
「ウフフッ、端から素直にそう言えばいいのよ」

駅の反対側から手をつないだ二人は摩耶の指差す方向に雨の中を駆け出す。
これじゃぁ、摩耶の家で雨宿りするよりも電車に乗った方が合理的だったなと思うと自然と笑みが浮かぶ。
そんな男を見て摩耶は、
「あなたは雨が好きなの??含み笑いなんかして気持ち悪い。クククッ、なんか楽しくなってきた」

「狭いけど我慢してね」
狭い玄関に立ち、広くはない部屋を前にして摩耶はシャツを脱ぎ、スカートも脱いで下着姿になる。
「なにしているの??脱いじゃいなさいよ、ずぶ濡れのママ上がる気なの??」
「えっ、そうだね」
上着を脱ぎ、靴と靴下を脱いで立ち尽くしていると、
「早く、全部脱いじゃいなさい。下着もね……直ぐに洗濯すれば雨が止む頃には乾くよ、早くっ……」
下着姿になった摩耶を前にして素っ裸になる勇気もなく、どうしていいか考えていると摩耶が追い打ちをかける。

「なにを恥ずかしがっているのよ。ブラジャーを着けてフルフルフリㇽのパンツを穿いているの??それとも臍が二つあるとか、チンチンが爪楊枝くらいの大きさとか……絶対に笑わないと約束するから脱ぎなさいよ」
意を決した男は身に着けるすべてを脱いで素っ裸になる。
「お湯を張り始めたところだけど、お風呂に入っちゃって」
摩耶の気迫に押されっぱなしの男は素っ裸のママ指差すドアを開けて僅かに湯の入ったバスタブに入る。
摩耶は男のモノも自分の脱いだものもすべて洗濯機に入れて、最後に上下の下着も脱いで放り込む。
「寒いから一緒に入っていいでしょう??」
摩耶は急に羞恥を覚えたように胸と股間を手で覆い、話す言葉は震えを帯びる。
「オレの腿を跨ぐようにして入ればいいよ」
決して大きくはないバスタブは二人が同時に入ると腹部まで湯に浸かる。
「ドキドキしているのが分かるでしょう??精一杯、突っ張って頑張ったけどもう限界、優しくしてね」

男と女のお話

土砂降り ―2/2

背後から抱きしめた摩耶の向きを変えさせて両肩に手を置き、
「紳士でいようとしたけど無理だ、もう限界」
そっと抱き寄せて唇を合わせ、濃厚になり過ぎないように気遣いながらキスをする。
「ハァハァッ、待っていたの、こんな風にしてもらいたかった。ファミレスで会った瞬間から……はしたない女は嫌い??」
「オレも一目見た瞬間に抱きたいと思った。一目惚れってヤツだね」
「ほんとう??悦ばせようとして嘘を吐く男は嫌い」
「クククッ、言葉に嘘を含めないと約束するし身体は嘘を吐かない」
「ウフフッ、気付いていた。熱い棒が私をつついているんだもん」
摩耶が身体を引いて抑えつけていたペニスを解放するとピョンとそそり立ち、満面の笑みが男の気持ちを蕩かす。

「摩耶の身体を洗うから立ってごらん」
「うん……これでいいの??手入れをしていないから恥ずかしい、笑わないでね」
「ファミレスで初めて見た時は好い女で近寄りがたいと思ったけど、近くで見ると可愛いよ」
「ハダカンボだから??」
「そうかもしれない。気が散るから黙ってくれないか」
「しゃべってないと恥ずかしさを堪えられないんだもん」
「そうか、摩耶はハダカンボになるとやっぱり可愛い女だよ」
立ち上がった男はボディシャンプーを手の中で泡立てて摩耶の肩から腕を擦り、指も一本一本優しく擦っていく。
「気持ちいいけど恥ずかしい……あなたの熱い棒が私の下腹部をつついてる、クククッ、いやんっ」
笑みを浮かべた男は摩耶の身体を反転させ、再び泡にまみれさせた手で背中越しに胸の膨らみを掬うようにして擦り、先端を摘まんでクチュクチュと転がし、髪に顔を埋めるようにして耳元で息を吹きかけながら囁く。
「可愛いよ。食事とカクテルを飲んで楽しかったし、土砂降りの雨のお陰でハダカンボの摩耶とこんな事をしている。雨が大好きになったよ」
「ダメッ、そんなことを言われると立っているのが辛くなるほど幸せな気持ちになる」

「摩耶、両手でオレの首を抱えるようにしてごらん……苦しい??大丈夫??」
「平気……こんな格好をするとあなたの手が私の肌を這い回っても防ぎようがなく、されるがまま堪えるしかなくなっちゃう。アンッ、いやっ、気持ちいい」
乳房で戯れていた両手が下腹部に這い下りてわざとか自然になのか広げた両手の指先が割れ目の縁や鼠径部を撫でると甘い声を漏らす。
後ろ手に男の首に回した両手を結んで離そうとしないので自然と胸を張り、下腹部も隠しようもなく突き出すように晒している摩耶はその恰好を変えようともせずに身悶える。
「摩耶、ここはどうする??洗って欲しければ言わなきゃ分からないよ」
「ハァハァッ、ウグッ、クゥッ~……いじわる……嫌だって言っても思い通りにするでしょう??」
声を震わせ、身体を震わせて立っているのが辛そうな摩耶を支えて上半身を泡まみれにした男は、新たなボディソープを泡立たせて下半身を撫でまわし足指も一本一本丁寧に洗って内腿と女の部分と尻を残すだけになる。

「会ったばかりの男の人に足の指まで洗われるのって恥ずかしい。オッパイもクチュクチュされたし足指まで……私のすべてを知られたような気がする、いやっ、ダメッ、ハァハァッ」
「まだだよ、摩耶のすべてを確かめたわけじゃない……内腿を洗っていないし、アソコもまだだよ」
しゃがみ込んだ男は摩耶には肩に手を置いて身体を支えるように命じ、内腿に手を這わせて泡だらけになるとシャワー浴びせて下半身を洗い流す。
「きれいになったよ、ベッドでベロベロするのが楽しみだ」
「イヤンッ、そんな言いかたをしないで。くすぐったいけど気持ちいい、昂奮する」
「残るのは摩耶の女の子とお尻だね。足を開いて……腿に力を入れて閉じていちゃ洗えないだろう」
「イヤッ、ごめんなさい、許して。自分で洗うから先に出て待っていて、おねがい」
摩耶は立場を逆転させて泡立てた両手で男の身体を洗い、その場に蹲って両足に手を這わせて、ゴクッと唾を飲む。

「腹を打つほど屹立して嬉し涙を流すのは私を欲しいからなの??ねぇ、そうなの??」
「そうだよ、一目見た時に抱きたいと思った」
「嬉しい……ハァハァッ、こんなになっちゃって、ウフフッ、可愛い」
亀頭に滲む先走り汁を指先で塗り広げ、額にかかる髪を掻き揚げて上目遣いに見つめる摩耶の瞳は妖しい光を宿して淫蕩さを露わにする。
「美味しそう……食べちゃおう」
宙を睨む怒張の根元を摘まんでパクリと口に含み、舌を絡ませてジュルジュル音を立てながら顔を前後する。
ジュルジュルッ、グジュグジュッ……根元を摘まんだ指でしごき、口元から滴る汚れを気にすることもなく前後する顔の動きが激しくなる。
「ウグッ、グゥッ~、ハァハァッ……気持ちいい??」
「摩耶の温かい口に含まれて気持ち善くしてもらっている。可愛いよ、おいで」
「まだダメ、ここもきれいにしないと……ウフフッ、気持ちいいの??エッチな男性は好きよ」
根元を摘まんでいた指が陰嚢をヤワヤワと揉み、そのまま会陰部を撫でて尻の割れ目に潜り込んで窄まりを泡だらけにして指先に力を込める。
「ウッ、ウグッ、いぃ……気持ちいいけど止めてくれ」
「クククッ、可愛い。先に出て待っていてくれる……冷蔵庫に何か飲み物があると思う」

洗濯機を見た男はタオルを腰に巻いて冷蔵庫を開け、自炊をするに十分な食材のある事に頬を緩めてミネラルウォーターを手にする。
それほど待つ間もなく青紫の下着を着けた摩耶が妖艶な香りとともに姿を現すし、男の隣に腰を下ろす。
「そんなに見つめないで、恥ずかしいから。これはね、勝負することなくランジェリーボックスに隠れていた下着、ようやく日の目を見た」
「ふ~ん、光栄だね。冷蔵庫を見て料理も得意なんだなと感心したよ」
「毎日、外食すると財布が大変でしょう。料理は嫌いじゃないし、出来るだけ自炊するようにしてる」
バスルームで卑猥に戯れた事も忘れたかのようにぎこちなく時間が過ぎていく。
「喉が渇いた。飲ませて」
その言葉を切っ掛けにして男はミネラルウォーターを口に含み、摩耶の顎に指をかけるとそっと目を閉じて唇が重なるのを待っている。
ゴクッ……喉を鳴らして流し込まれた液体を嚥下すると、男の動きは豹変して舌を侵入させて絡ませ、左手で摩耶の身体を支えて右手は胸の膨らみに伸びる。
「アウッ、クゥッ~、久しぶり、やっぱり男性が好い」
「えっ、両刀使いなの??」
「そうじゃない……ヤな事を聞かないでよ。オナニーで満足する日が続いていたの」
「クククッ、摩耶のような好い女をそのままにしとくなんてだらしのない男が多いんだな」
「あなたは??私が強引に誘わなければ、どうしたの??空き地に引っ張り込んで犯そうと思った??」

言葉では摩耶に勝てないと思った男は腰に巻いたタオルを投げ捨て、足を垂らした格好でベッドに寝かせて内腿を擦りながら再びキスをする。
唇を貪り内腿を擦って胸の膨らみを揉みしだき、摩耶の両足の間に押し込んだ腿で股間を刺激する。
ブラジャーの縁に沿って舌と指先を這わせ、
「スケベな摩耶はこんな風にしてくれる男を探していたのか??」
「アンッ、分かっているでしょう。誰でもいいわけじゃない、オチンチンがあればいいわけじゃない。あなたを待っていたの、雨が会わせてくれた」
「オレも雨が好きになった。摩耶に会わせてくれた土砂降りの雨に乾杯したいよ」
「土砂降りの雨か、下着も何もかも洗濯機に入れたから乾燥が終わるまで帰れないしね……時間はたっぷりある。蜘蛛の糸であなたを絡めとったような気がする」
「嘘か本当なのか、交尾の終わったジョロウグモの雌はオスを食べるって言うだろ……摩耶もそうなのか??」
「さぁ、どうかしら。満足させてもらえなかったら、雨の中に素っ裸で放り出しちゃうかもしれない」
「それは大変だ、気持ち善くなってもらわなきゃ……」
鳥が餌を啄むように唇をつつきながら言葉を交わした男は首から耳の裏に舌を這わせて温かい息を吹きかけ、右手は脇腹を擦って反対の耳を小指の先で刺激する。
「ウッ、耳を弄られると音が脳に反響してボゥッとなる。放り出すのが勿体ないほど気持ちいい」
ショーツ越しに女の部分を擦ったり軽く圧迫したりを繰り返すと顔を仰け反らせて白い喉を見せ、鼻腔が開いて息が荒くなってくる。
摩耶は男の右手を掴んで股間に押し付け、
「直接、ねっ、もっともっと気持ち善くなりたい」
男の指がショーツを潜るとそこはすでに濡れそぼち、熱い蜜を滴らせて愛撫を待っている。
土砂降りの雨は止む気配もなく、悦びの声も雨が隠してくれるとあっては何も気にすることなく快感を貪ることが出来る。


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不倫 誕生日

「誕生日おめでとう。誰よりも早くお祝いの言葉を聞いてもらえて嬉しい」
「ありがとう。あなたから最初に聞きたかったから嬉しい」
「日が変わったからホテルに戻ろうか」
「いいけど、本当に帰らなくって良いの??」
「あぁ、急に一泊で出張が入ったからって連絡してあるから……君のほうこそ大丈夫なの??」
「うちは平気。彼は私に興味もなくなっているし、今頃は私の誕生日だということも忘れて女のところに行っていると思う」
「そうか……マスター、ここに置くね。ごちそうさま」

「えっ、どうしたの??……これはバースデーケーキ??」
「そう、日が変わったらケーキとワインをルームサービスで届くように頼んどいた。もう一度、おめでとうって言わせてくれる??」
「何度でも聞きたい」
「よかった。ワインで乾杯しよう」
「うん……手が震える。あなたがこんなことをするから」
「誕生日おめでとう。二人の特別の日のために乾杯」
「ありがとう……」
「泣くなよ。おいで」

「何度目かな??頬を伝う涙を唇で拭い取ってもらうのは??」
「忘れたよ。君に涙は似合わない、笑ってなきゃ」
「三度目だよ。最初は彼の浮気を確信して自棄酒を飲んでいたら慰めてくれたとき」
「あれは、今思い出しても、やり過ぎだって冷や汗が出る。初対面の女性の涙を人目のあるところであんな事をしないよな、普通は」
「私がそれほど普通じゃなかったってことかな??」
「二度目は、その日ホテルのベッドでオレの胸で……だったかな??」
「そう、終わった後で私の涙を見たあなたはオロオロして、ごめん、君があまりに可愛かったから、本当にごめんなさいって平謝りだった」
「誘ったのはオレだけど、事が終わってから涙を見ると、どうして良いか分からなくて焦っちゃった」
「ウフフッ、主人の気持ちが不倫相手に向いていたのを分かっていたから、久しぶりに女として私を見てもらった嬉し涙だったのに勘違いしたあなたが面白かった。そして今が三回目。瞼にキスされて涙を唇で拭い取ってもらうのがこんなに気持ちいぃとは思わなかった。もっとも、今までの私は辛い事があっても我慢して涙なんか見せなかったけどね」
「辛いって幸せの手前だと思うよ。悲しいことがあるから楽しいことが一層嬉しくなるし、夜明け前が一番暗いともいうしね」
「うん、あなたが私に夜明けを運んできてくれた。長くて暗い夜が終わって朝になった……でも、夜は必ず来るでしょう。堪えられるかな」
「次に来る夜は静養の時間、楽しさに慣れ過ぎて、楽しい事も楽しいと思えなくならないように休養する時間だよ、きっと」
「そうか、そうだね。ゆっくり休んで朝を迎えればあなたが、おはようって言ってくれる、ウフフッ……このワインは冷たくて美味しい」
「こんなに冷えたワインを飲んで、心があったかくなるんだから不思議だよな……お風呂、どうする??」
「可愛がってくれるんでしょう??お風呂に入ってきれいになりたい」

「洗ってあげる、背中を向けて……背中から伸ばした指でチンコを洗うのが好きなんでしょう??奥さまが羨ましい。ごめん、二度と言わないから……」
「ごめんね。妻はオレを支えてくれる大切な人だから、それに決して君のことを好い加減に思っているわけじゃないことも信じて欲しい」
「うん、判っている。お互いの名前を呼ばないことも、長続きする条件だと今では理解できているから」
「オレは多分ズルイ男なんだろうな??」
「どうして??私はあなたに会えて幸せだと思っているよ」
「例えて言えば、悪い男は暴力で女を不幸にする、ズルイ男は言葉で女を不幸にする」
「そんなことはない。あなたの言葉で私は幸せを感じているよ。騙されたと思ったことはないし、もしも嘘だったら最後まで騙し続けて欲しい。夢のままでいさせて、おねがい」
「嘘を混じえていないさ。ごめん、君に対してはいつも本気だよ」
「うん、疑ったことなんて一度もないから安心して……あれっ、この子はちっちゃくなっちゃった」

「もう一度乾杯してくれる??」
「乾杯。ベッドに仰向けに寝てくれる??」
「これでいいの??私の身体で遊ぶの??」
「そうだよ。オッパイの谷間にワインを垂らして……滴るワインを舐め取る」
「クククッ、くすぐったい……止めないで、続けて……冷たくて気持ちいぃ。そうだ。腿を閉じるからアソコにワインを流して飲んでみて」

「うん……マン毛がユラユラ揺れて可愛いな。飲むのが勿体ないけど……チュウチュウ、ジュルジュル……うまい」
「白ワインと愛液のカクテルか、私も飲みたい……口移しで飲ませて」

「……ングッングッ……美味しい、白ワインと愛液のカクテル、ウフフッ」
「自分に対する誕生日プレゼントだね??」
「そうかも……そうだ、今度は貴方がそこに寝てみて」
「何をするんだよ??」
「黙って寝ればいいの……フルーツタルトのクリームをチンコに塗って、イチゴを臍に埋めて……それから、キウイを乳首にのっけて……面倒だからここも、ここにも……このリンゴを咥えて、落としちゃだめだよ」
「うん……」

「脇腹のクリームを舐めて……気持ちいいの??動いちゃだめだよ……お腹のフルーツを味わって……乳首にのっけたキウイと……周りのクリームを……気持ちいいの??乳首が硬くなってきたよ」
「クククッ……くすぐったいけど気持ちいぃ」
「リンゴを落としちゃだめだよ……つぎはチンコのクリームを舐めようかな……どうしたの??舐めようかなって言っただけでピクピクしているよ。お父さんと同じで我慢の出来ない子ですね」

「ウッ、ウッ……」
「だめ、私に触れちゃだめ。我慢しなさい……こんなに大きくなって、我慢汁をダラダラ垂らして……ウフフッ、ここを触ったらどうなるの??……アラアラ、あなたは、お尻も感じるの……ここは今度ね。リンゴを食べようかな」
「フゥフゥ、ハァハァ、気持ち良かったよ。今度はオレが……」
「我慢できない。今日の私は変なの、このままでいいからすぐに入れて……お願い」
「入れるよ。足を立てて……うっ、あったかくて気持ちいいよ」
「突いて……変なの。今日はすぐに逝っちゃいそう」
「いっぱい感じるんだよ……可愛いよ」
「ウッウッ、イィィ~……・可愛いって言って、好きって言って……イヤァ~、どうして??ほんとに逝っちゃう、気持ちいい」
「可愛い、本当に可愛い……大好きだよ……ウッ、オレも逝くよ、出ちゃう」

「ごめんね。気持ち良くなかったでしょう??変なの、今日は……あなたが入ってきたら、すぐに気持ち善くなっちゃった」
「オレも良かったよ。今日は特別な日だからだよ」
「ほんと??本当に良かった??嬉しい。強く抱いて、折れちゃうくらい強く抱いて」
「可愛いよ……痛くない??」
「大丈夫、あなたとの今日を忘れたくないの。ワインもタルト遊びも、こんな気持ちいいセックスもすべて忘れたくない。身体が痛くなるほどの記憶と共に忘れないでおく」
「これからもずっと、誕生日を二人だけでお祝いさせて欲しい」
「うん、そのためには我慢も必要だよね。名前を呼ぶのも我慢するし、今の幸せを誰にも話さず秘密にする」
「初めてだね、君と朝日を一緒に見るのは」
「ほんとの事を言うと、この日が待ち遠しかった。勿体ないから寝ないでおこうかな、あなたは寝てもいいよ。寝顔をじっと見ていたいから」
「じゃぁ、オレも寝ないでおこうかな。おいで、抱っこしたい」
「うん、抱っこされるのが大好き……あれっ、大きくなってきた。舐めさせて……」
「朝日が昇るまで寝る暇はなさそうだね・・・」


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行きずりの男と女

3の1

横断歩道で信号待ちをする男は向こう側で待つ一人の女性から視線を外すことができなくなる。
スキニーデニムがスタイルの良さを強調し、ざっくりと羽織ったニットカーディガンと首元を飾るスカーフがエレガントさを醸して女性の魅力を際立たせる。
歩行者用信号が青になりカーディガンのポケットに手を入れて颯爽と歩き始める女性は周りの人たちを傅かせているように見えて格好よく、ショートボブのキュートさも男の琴線をくすぐり、自然と綻びそうになる表情を意識して硬くする。

女性は真っすぐ男に向かって歩いてくるように見えたので右にかわそうとすると女性も方向を変え、男が向きを変えると女性もまた方向を変える。
ついに横断歩道の真ん中で向かい合って立ち止まる。
「失礼……」男が女性をやり過ごそうとすると、またしても男の前に立つ。
「ごめんなさい」軽く会釈した男がすり抜けようとすると、
「ほんっとに失礼な男。忘れたの??」と言葉ほど怒りを表さずに笑みさえ浮かべる。
「えっ、何処かでお会いしましたか??」
すれ違う人たちが興味深げに二人を見るので男は女性に合わせてここまで歩いてきた方向に踵を返す。

横断歩道を戻り切ると男は改めて女性を見つめ、
「ごめん、どこで会ったのか教えてくれる??」
「髪を短くしたからかなぁ……」
男を見つめる女性の瞳は妖しい光を帯びて股間が反応しそうになる。
「まだ思い出せないの??ホテルの部屋に連れ込まないと思い出せない??」
「えっ、あの時の??……たしか、髪は……そうだ、間違いない。あの時の、えぇ~っと、名前は聞いてなかったよな」
「抱いた女の名前を聞かないのがあなたの主義でしょう」


「お代わり……お代わりをちょうだい」
「やめた方がいいですよ、身体にも悪いし酒にも失礼です。閉店時間じゃないけど今日はお客様も少ないし、表の看板を入れて灯りを落としますから酔いが醒めるまで休んでいってください」
どれほどの不満を抱えているのか仕事帰りらしい女性は黒のスカートスーツ姿でカウンターに突っ伏し、空になったグラスを持つ手を伸ばして宙で振る。

看板を片付けたマスターに客の男が声をかける。
「ごちそうさま。帰るよ」
「タケ、話し相手になってくれよ。明日はすることがないって言ってたろう、それに酔っているとはいえ、こんな好い女と二人じゃな。俺も男だし、頼むよ」
「分かったよ、付き合う。この人はよく来るのか??」
「うん、時々来てくれる。いつも一人でカクテルを二杯、きれいに飲むし好いお客様だよ。こんなことは初めてだよ」

「マスター、お代わりをちょうだい。お願い、一杯だけでいいから」
「オレが奢るよ。約束だよ、一杯だけだよ……マスター、トニックウォーターのトニックウォーター割をこの人に」
タンブラーに注がれたトニックウォーターを一気に飲み干した女は、
「冷たくて美味しい……ごちそうさまでした。帰ります、おいくらですか??」
「いいよ、オレが奢るよ。足元に気を付けなよ」
「ほんとう??嬉しい、ごちそうになります。ありがとうございました」
立ち上がった女は顔にかかるロングヘア―を掻き揚げ、我を忘れるほど酔っ払っていたとは思えない笑みを浮かべる。
「おう、気をつけて帰るんだよ。今度は正気の時に会いたいな」
「口説いてくれますか??……楽しみにしています。ごちそうさまでした」
立ち上がった女はドアに向かって歩こうとした瞬間によろけて倒れそうになる身体をカウンターについた手で支える。
「大丈夫ですか??俺は片付けがあるから、タケ、タクシーに乗っけてあげてくれよ」
「えっ、うん、そうだな。タクシーを拾えるところまで送るよ……マスター、ごちそうさま」
「たのんだよ、おやすみ」

タケと呼ばれた男は女の腰に手を回して身体を支え、狭い路地からタクシーの走る通りに向かって歩きだす。
「ごめんなさい。酔っ払い女の世話をしてもらって……仕事で失敗して落ち込んでいたけど、こんなに飲んだのは初めて……」
男は口元に笑みを浮かべたものの言葉を発することはなく、タクシーが通るのを待つ。
「ひとつ、お願いしてもいいかしら??」
「いいよ、オレに出来る事なら……」
「家は遠くないけど誰もいない暗い部屋に帰りたくない……どうすればいい??」
「そうだなぁ……直ぐ近くにホテルがあるけど、どうかな??」
「うん、連れて行って。おねがいします」
「女性一人、しかも酔っているから警戒されるかもしれない。チェックインするまで付き合うよ」

「シングルルームが空いていますか??」
「だめ、あなたも一緒……ダブルルームがありますか??」
「セミスイートルームに空室がございます」
「それをお願いいたします。あなた、いいでしょう??」
「えっ、うん、いいよ」

行きずりの男と女

3の2

ベルボーイが部屋を出て二人きりになると、酔っているはずの女は瞳に淫蕩な光を宿し、スーツを脱ぎ始める。
「風呂に入っても大丈夫??……分かった、用意してくるよ」
酔いの残る女の入浴を不安に思いながらもこの場を離れる好機と思う男は、測りかねる女の意図に戸惑いながらバスルームに向かう。
名前も知らない初対面の女とホテルの部屋で二人きりになった今、事ここに至る経緯を思い出すとタクシーに乗せてやってくれと言ったバーのマスターの顔が思い出される。
とは言え、酔っちゃいるけど好い女だと思ったオレにも原因があると苦笑いを浮かべながらバスタブに湯を張る。

「用意できたよ……」
「ありがとう。先に入っているね」と言う女は白い総レース下着姿のままバスルームに向かう。
「うわぁ~、さすがセミスイート。バスルームも広いしシャワーブースは独立している……えっ、すごい、ねぇ、来て……はやく」
女が呼ぶ声にいかにも渋々と言う風で男はバスルームのドアを開けると、素っ裸の女がバスタブの中に立ち、カーテンを開け放って煌びやかな夜景を指さしている。
「なに、どうした??あっ、ごめん」
「何じゃないでしょう。早く脱いで入ってきなさい。女に恥をかかせるような野暮天じゃないでしょう……待っているから、そこで脱いじゃいなよ。脱がないと痴漢って騒ぐよ」
「勘弁してくれよ。脱げばいいんだろ」

洗面台の前に用意された椅子にジャケットとズボン、シャツを置き、靴下、パンツの順に脱いで素っ裸になりバスタブで立ったまま夜景に見入る女性に近付いていく。
「窓の方を向いてくれよ。そのままじゃオレが入れないだろう」
「えっ、うん、これでいいの??」
バスタブを跨いだ男が背後から抱きしめると女はビクッと震え、そんなことを気にする様子もなく抱きかかえたままで腰を下ろす。
左手を下腹部に添え、右手は自然な風で左乳房を包み込む。
「アンッ、久しぶり。男の人に抱きかかえられるのって守られているようで安心できる……こんなことを言うと迷惑??」
「今更そんなことを聞かれても返事のしようがない、オレも男だよ」
「クククッ、マスターも俺も男だって言ってた。こんな好い女と二人きりだとか何とか……あなたもそう思ったの??だからジャケットを着けたままだったの??ねぇ、そうなの??」
この街の夜の景色を見通すガラス窓に薄くはあるけど二人が映り、それは初対面なのに裸で肌を合わせる羞恥を適度に和らげてくれる。

「初めて会ったのにこんなことをする女って嫌い??」
「そうだな、あまり好きじゃない」
「そうか、そうだよね。変な女だと思った??それとも嫌な女かな、あるいは迷惑な女……バカな女、仕事の失敗で自分のすべてを否定したくなる」
「自分のすべてを否定したくなるほどの失敗でここにいるなら嫌だな。オレが今こうしているのは、好い女に一目惚れしたから。酒に逃げようとする人は好きじゃないけど魅力から逃れることができなかった」
「ウフフッ、酔っていたのは本当だけど実は私もあなたに一目惚れ。あなたの気を惹こうとして精一杯頑張ったんだよ……途中からは冷静、だからあなたがこのホテルの常連だってことも気付いた」
「うん??どうして??」
「夜の飛び込み客なのにデポジットを要求されなかった。酔った女と一緒だから信用が剥げ落ちたかもしれないよ、かまわない??」
「チェックアウトの際の好い女っぷりを見れば趣味が好いなって評価が上がると思うよ……夜景もいいけど、顔を見せてくれよ」
「恥ずかしいけど、いいよ……これでいい??」
十分な長さのあるバスタブでゆったりと伸ばした男の足を跨いだ女は正対し、眩しそうに見つめて目元を朱に染める。
「可愛いというより美人で好い女……キスさせてくれる??」
「今はイヤ、許して……行きずりの関係かもしれないけど一目惚れした男。酒臭いキスはしたくない」
「そうか、分かった……緊張が解けたら何か食べたいな。お腹が空いてない??」
「実は私も何か食べたいなって思っていたけど、一目惚れした男に大食い女って思われないかと我慢していた」
「じゃあルームサービスを頼もうか」
「うん、オーダーは任せる。サンドイッチが好いな」
ボディシャンプーで泡まみれにした身体の汗を流した男は先に出るよと告げると、
「下着や靴下は置いといて、洗っとくから」

アメリカンクラブハウスサンドとビーフシチュー、オニオンリング、コーヒー、ミネラルウォーターを頼んだ男は窓のそばに立ち、バスルームで見たのと同じ夜景を見ながら女が眠るのを確かめたら帰ろうと思っていたのに、バスタイムを共有して下着まで洗ってもらうことになったことに、「まぁ、いいか」と独り言を漏らす。

白いバスローブを着けた女の上気した表情に浮かぶ羞恥を隠そうとするさまがいじらしく、抱きしめたくなるのを我慢するために再び窓際に立ち夜景を見ていると近付いた女が横に立ち、
「灯りの数だけ新しい想い出が作られているんだろうな。仕事の失敗で嫌な記憶が残る日になりそうだったけど、今日の終わりに新しい想い出が何もかも包んでくれると嬉しい」

ルームサービスが届くとアメリカンクラブハウスサンドとビーフシチューを分け合って食べ、ビールやワインのないことに不満を感じることもなく満足する。
食べ終えた二人は互いの顔を見ることも出来ない気まずさの中で言葉もなく、食べ終えた食器をワゴンに戻すのも音を立てるような刺激を避けようとする。

「ねぇ、こんな雰囲気でも平気なの??……私には堪えられない。何でもいいから話して」
「何でもって、何を言っても怒らないと約束してくれるなら」
「約束する。一目惚れした男の言葉だから怒るはずがない」
「安心したから正直に言うよ。一目惚れした女性と一発やりたくなったんだけど、どうだろう??」
「えっ、そんなことを聞かれても答えようがない。酔っぱらっていた私に親切にしてくれたし、好きなタイプだから嫌とは言えないけど……」

立ったままの女は目を閉じてハァハァッと息を荒げ、息を感じるほどに近付いた男は揺れる身体を支えて洗い髪に手を添え、優しく撫でて自然な振る舞いでバスローブの紐を解くと女の身体がビクッと強張る。
「ハァハァッ、いつもこんなことをしていると思わないでね。あなただからなの、信じて」
「信じるよ。もう言葉は必要ない」
男がバスローブと肩の間に両手を入れて滑らせると白い肌が露わになり、決して大きくはないもののバスルームで背後から抱きかかえた時に手の平にすっぽり収まった形の好い胸の膨らみが姿を現し、先端でプックリ膨らむピンクの突起と愛おしさを感じさせる乳輪から視線を外すことができない。
「下着を着けてないのはホテルに泊まるなんて思ってもいなかったから替えを用意していないからで、こうなることを期待したんじゃないからね」
「分かっているよ。オレも下着を洗ってもらったからローブの中はスッポンポンだよ。見てごらん」
はらりとバスローブを脱ぎ捨てると半立ちのペニスが姿を現す。
「半立ち、私の身体に不満があるのかな??……恥ずかしい。ベッドに連れて行って、おねがい……」

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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