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彩―隠し事 422 

妄想-18

日曜の午後、帰路に就く車のハンドルは彩が握り、助手席の健志は伸ばした右手でムチムチ太腿の感触を楽しみながら目を閉じる。
山と山の間を縫うように走る中央道はカーブやトンネルなど景色も変わり適度な緊張感が彩には心地好い。
工場の不調を解消するために週末は帰宅できないと言った夫が今朝、今週は工場近くに泊まり込みになると唐突に連絡してきたことを健志に伝えていない彩は自然と笑みが浮かぶのを抑えることができない。

「もうすぐ談合坂だけど、どうする??」
「う~ん、大食いの彩が空腹を我慢できないって言うならしょうがないけど、オレはこのまま家路を急ぎたい」
「彩と二人きりになりたいの??車の中でも邪魔をする人はいないよ」
「ここには美味い酒がないし、バスタブやベッドもない」
「クククッ、チェーンブロックもないし催淫剤入りローションやバイブもないしね」
「聞かせろって言うから話したのに…彩を相手の妄想は隠し事のままにしとけばよかった。家に着くまでオレは寝る」
「ウフフッ、拗ねた振りをする健志は可愛い。着いたら教えてあげるから眠ってもいいよ、運転の邪魔をされたくないしね」
太腿に置かれた健志の右手を邪険に払った彩は股間を刺激するほど魅力的な笑顔と共に話しかける。
「不合理なことを言われても、冷たくあしらわれても彩を嫌いになれないオレは可哀そうな男だな……」
「クククッ、いいことを教えてあげようか??……ねぇ、聞きたくないの??本当に寝ちゃったの??……」
明日は仕事を終えた後、健志の家に帰ろうかなと言えば喜色満面でキスしようとするだろうから、運転中だから危ない。キスは帰ってからにしてねと焦らそうと思ったのに寝ちゃったのかと腹立たしくもある。

左右に迫っていた山の景色と夕焼けを背後にする頃には、スゥッ~スゥッ~と健志の寝息が車内に広がり、横目で見る彩の表情が幸福感で緩む。
二人でいることが特別なことではなく自然なことであり緊張することなく自然に振舞えることが好ましく、だらしなく居眠りする健志を愛おしく思う。

「着いたよ。起きて……」
「うん、もう着いたの??」
「懐かしい駐車場でしょう??ねぇ、キスしてもいいよ」
チュッ、頬に手を添えて額に唇を合わせるだけのキスでも幸せな気分になる。
「買い物袋を持ってくれるでしょう??」
「これは、えっ、どうしたの??」
「スーパーの駐車場に健志を残して彩一人で買い物をしたんだよ。気持ちよさそうに寝ていた健志は可愛かったよ」
「揶揄うなよ……」
彩の心を鷲掴みにするような笑みと共に見つめると、行くよ、と上気した顔を健志に見せまいとして怒ったような声を背中越しに掛ける。

買物袋を受け取った彩は中身をテーブルに広げる。
「オレのために週末までの買い物をしてくれたの??」
「違うよ。彩と健志の二人分だよ」
「明日は自宅に戻るんだろう??」
「明日の夜、ここへ帰ってきちゃダメなの??」
「イヤな女だな。彩と過ごす時間に至上の幸せを感じているオレに変な期待をさせるなよ」
「あぁ~あ、工場出張の彼が帰って来ないって連絡があったのに健志は彩と過ごすのが嫌なんだ…ガッカリだなぁ……ウフフッ、嬉しい??」
言葉に替えて抱きしめられた彩は、全身を擦りながら悦びを爆発させる健志の激しすぎるキスを受け入れて息を弾ませ、至福の時間に酔い痴れる。
「抑えきれない悦びをぶつけてくれるのも好き。言葉に出来ないほど興奮してくれているんでしょう??」
「妄想に耽らなくてもいいのが幸せだよ。目覚めて指先に彩の温もりを感じることができるのに勝る幸せはないよ」

夕食をローストビーフサンド、ボイルしたイカとエビにレタスやプチトマトを加えてオリーブオイルとワインビネガーなどで味を調えた海鮮サラダ、ベーコンやネギ、キャベツやニンジン入りの生姜スープで済ませた二人はドライタイプのシードルを飲みながら眼下に広がる夜景に見入る。

「前にも言ったけど、彩は此処から見るこの街の夜景が好き。健志と付き合っていなければこの景色を見ても何も感じなかったかもしれないけどね……彩の意識を変えたのは健志だよ、嬉しい??」
健志は口元を緩めただけで言葉を返すことなく彩を抱き寄せる。

夜の繁華街の明るさは其処に集う人たちの欲望に比例し、欲望が大きくなればなるほど街の輝きは増して影も深く濃くなる。
夜の街の影には邪な思いが棲みつき、それを目当てに集まる人たちもいる。
「ねぇ、妖子さんたちが主宰するSMショークラブはあの辺りでしょう??」
「そうだよ。そして、妖子の自宅はあの白く見えるビルの近くで、お座敷でエロイことをする店はクラブを挟んで反対側だよ」
学生時代からの親友である栞に連れられて刺激を求めてこの街の影に足を踏み入れ、妖子や健志に出会った。
夫の浮気を知ったものの、不満をぶつけることも出来ずに鬱々としていた彩が自らも健志を相手に情事に耽り、隠し事が出来ると浮気をされても嫌いになれなかった夫に平静を保ったまま接することができるようになったし上司に任された仕事も予想を超える進捗状況にある。
公私とも不満もなく過ごせるのは優しく抱きかかえてくれる健志がいるからだと改めて思い知る。
夫の浮気があればこそ健志と過ごす時間があるのだと思うと夫に感謝したくなるし、夫にとっても彩の本当の姿である優子の不実のお陰で浮気を容認してもらっていると知ればどのような表情になるのだろうと思うと健志に寄り添う幸せを満喫できる。

抱き寄せられた健志の太腿に座り首に手を回していた彩は、腿を跨いで正対する格好に座り直して瞳の奥を覗き込む。
「ねぇ、健志には隠し事がある??」
「彩に対してなら多分ないよ」
「多分…なの??」
「オレが大したことじゃないと思っても、彩にとっては大切なこともあるだろうから分からないよ」
「そうか、そうだよね。じゃあ、質問を変えるね。彩に嘘を吐いたことがある??」
「ないとは言えない。大切な人だからこそ言いにくいこともあるけど、決して彩を悲しませようとしてのことじゃないと信じてほしい」
「フフフッ、信じる。本当の名前を教えてもいいんだけど、彩のままの方が健志の前では自然に振舞える……彩は健志に嘘を吐いている」
「それでいいんだよ。名前も住んでいる処も知らない方が好い関係を続けられると思うよ」
「彩もそう思う……キスして……ウフフッ、健志のキスは彩を元気にしてくれる。明日の準備をしたいから邪魔をしないでね」

ベランダから部屋に戻った彩はテーブルに陣取り、広げた資料を一心不乱に読み始め、余白にメモをしてノートパソコンに何やら入力する。
冗談も言えず、そばにいるだけでも邪魔になりそうな雰囲気に気圧された健志はミルクティーを入れてそっとテーブルに置く。
「ありがとう。ゴメンね……気を遣わずに普段通りの健志でいてね」
「カッコいいよ。昼間の彩はこんな風なのかと妄想のネタが出来たよ」
「バカ……仕事中の彩はエロイことと無縁、残念でした」

彩―隠し事 421

妄想-17

「ウグッ、ウグッ、ウググゥ~……ジュルジュルッ、ジュボジュボッ……プファ~、ハァハァッ、急にオチンポを喉の奥まで突き入れるんだもん、びっくりしちゃった。ハァハァッ……」
オマンコとアナルをオモチャで弄ばれて悲鳴まがいの喘ぎ声を漏らしていた彩は、生身の分身を突き入れられて眉間に皺を寄せるほどの快感に身悶えるが、それで許されるわけもなく喉の奥をめがけて猛り狂うオトコの分身を突き入れられる。

「もう頑張らなくてもいいだろう。どうせ討ち死にを続けた俺たちだから、男汁をアヤのオマンコや尻の穴、食事をして愛を語る口にも浴びせて汚してやろうぜ、どうだ??」
「そうだな、その過程で精液にまみれたアヤが善がり啼きすればそれはそれで当初の目標達成ということになるだろう」
「クククッ、アヤが昇り詰めて嬉し涙をダラダラ垂らすまで俺たちのモノが堪えられるかどうかだな」
「この身体を見ろよ。スポーツで作ったであろう美しい筋肉を纏って上半身から下半身に至るきれいな曲線美。張り出した腰から尻を経て太ももに続くムッチムチの下半身は見てもよし、抱いてもよしで男なら垂涎ものの身体だろう……俺たちの分身は男汁が涸れるまでアヤを責め続けるだろうよ……ちがうか??」
「そうだな、ムスコだけではなく俺自身もアヤをどれほど責められるか頑張ってみたいよ」
「私の仕事は撮影だ。艶めかしい女体が野獣たちに襲われて思うさま嬲られ凌辱される。白い肌が朱を帯びて艶めき、苦しさや悔しさで眉間に刻んだ襞がいつの間にか消えて天女のように優しく美しい女性になっていく、そんな痴態を映しとっていたがドロドロした本音を隠している。それを開放してみたい……」
「この間、酔った勢いで口にした例の話しだな……面白いじゃないか。俺たちも一口乗らせてもらうよ。なぁ、いいだろう??」
「もちろんだよ。一呼吸入れて態勢を整える切っ掛けにもなるしな」
男たちはそれぞれ挿入している穴から分身を引く抜き、彩の口に突きつけてフェラチオで汚れを舐め取らせると新たな舞台の準備を始める。

カチャカチャ、ジャラジャラ、キィッ~……天井に設えられたチェーンブロックに手枷付きの縄を付けて動きを確かめた男たちは満足の笑みを浮かべる。
「アヤ、始めるよ。両手をつきだすんだよ……そうだ、これでいい。手枷で両手の自由を奪われると興奮するだろう……咥えろ、シャブシャブしてくれるだろう??」
差し出した両手をチェーンブロックにつながる縄に付けられた手枷で拘束された彩は、肩を押されて前屈みになり目の前で宙を睨むオトコの分身を口に含む。
「ウグッ、グゥッ~、ウゲッ…そんな、喉の奥まで入れないで、ハァハァッ、くるしい」
「苦しいのは嫌だろう、アヤ。気持ち善くしてやるよ……」
手枷で自由を奪われた両手を男の腰に添えて目の前の怒張をオシャブリする彩は、背中に垂らされたローションの滑りに乗って肌を滑る男の手が与えてくれる気持ち善さに酔い痴れながらフェラチオに耽る。
「フグフグッ、ジュルジュル、ジュボジュボッ……クゥッ~、気持ち好い。四人の男性が苛めてくれるんだもん、休む間もなく責められるのがいいの」
「アヤ、生チンポと催淫剤を塗りたくったオモチャとどっちが欲しい??アヤが望む方をぶち込んでやるよ」
「彩は欲張りな女だよ……知らなかったの??」
「クククッ、オッパイやオマンコ、尻の穴を隠している時は清楚にして上品な奥様然としているけど、いざ衣服を脱ぎ捨てるととんでもなくスケベな女。時を刻めば刻むほど俺はスケベなアヤに惹かれていく……俺を虜にする悪い女にお仕置きするよ」
白い肌にローションを塗り広げながら背中越しに話しかける男の表情は緩み、欲張りな女だと告げる彩の言葉を聞くと他の男たちもフェラチオに興じる彩の肌に手を伸ばす。

ニュルニュル、ジュルジュルッ……新たに垂らされたローションの滑りに乗って男たちの手が彩の肌を這い回る。
染み一つなく艶めかしい背中は妖しく波打ち、ウェストの括れからパンと張り出した腰から尻に続くラインは成熟した女性らしさを強調して撫で回す男は頬ずりしたくなる欲望を手の平に込めて我慢する。
「ジュルジュル、ジュボジュボッ…ウッ、ウグッ、クゥッ~、いやんっ、彩のオンナノコに催淫剤を塗りこめられてクチュクチュされるとオチンポをナメナメできない……ヒィッ~、たまんない。オチリが熱い。ローションを塗っちゃイヤ」

ローションまみれの指をアナルに挿入する男は彩の言葉に口元を緩め、分かったよと呟いて指を抜き取る。
「意地悪な男は嫌い……オチンポで彩を啼かせてみなさい。四人もいるのに出来ないの??」
言い終えた彩は目の前でダラダラガマン汁を滴らす怒張を頬張り、顔を前後しながら艶めかしく下半身を蠢かす。
白くて艶やかな腰から尻を経て太ももに続くラインを見せつけられてはやせ我慢を続けられるわけもなく、ローションを自らの分身に塗りたくって割れ目に突き入れる。
「ウグッウグッ、ウググッ……ゲボッ、ウッウッ、すごい。火傷するほど熱い精液がお口に…ウグッ、グゥッ~、ゲボッ……アソコをぶっといオチンポで突かれるだけでも気持ちいいのに、お口のオチンチンも大暴れするんだもん、ハァハァッ」
口腔を犯す男の満足の証が栗の花の匂いを撒き散らしながら口元から滴り落ちる卑猥な景色と、男たちの獣欲を刺激して止まない下半身の艶かしさに堪えられるわけもなく吊り上げられた縄に身体を支えられて喘ぐ彩を立ちバックで犯す男に目配せすると両足を抱え上げた対面立位に変化し、二人目の男が背後に抱きついて物欲しげにパックリと開いた穴に怒張を突き入れる。

「ウグッ、クゥッ~、オチリが壊れちゃう。抱きかかえられて前も後ろもぶっといオチンポで犯されていいる……ヒィッ~、すごい。気持ちいいの、ねぇ、キスして。彩はキスが好き……」
駅弁の体位で分身を突き入れる男は口腔を犯していた男が放った精液が溢れ出ているのを気にする様子もなくむしゃぶりついて舌を絡め、ドロッと唾液を注ぎ込む。
「ゴクッ……ハァハァッ、突いて。壊れてもいいから激しいのがいい……ヒィッ~、二人の男の人に挟まれて薄い壁越しにゴリゴリされるのがいい……たまんない、狂っちゃう。やめちゃイヤ、続けて、おねがい……」
吊り上げられた両手の指が白くなるほど縄を握りしめ、抱きかかえられた両足を駅弁の体位で突き上げる男の背中に回した彩は一層激しい責めを乞う。

男たちは獣欲のおもむくまま彩を責め、我慢することなく満足の証を浴びせかける。両手を吊り上げられた彩は駅弁の体位でオマンコを突き上げられ、無防備になったアナルを背後から責められる2穴責めに悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らして身悶え、そんな様子を見る男たちは欲情を募らせて一人が果てると直ぐに次の男が突き入れる。
男たちが吐き出した精液が栗の花の匂いと共に太腿を滴り、視線も虚ろになった彩がすすり泣くような喘ぎ声を漏らし続ける凄惨さが男たちの嗜虐心を刺激する。
「アヤの口が寂しいと言っているぞ。三つ目の穴も可愛がってやろうぜ」
カチャカチャッ……チェーンブロックを操作して吊り上げた両手を下げると対面立位でオマンコに突き入れた男は結合を解くことなく、彩を抱きしめたまま横たわり騎乗位に変化して尻に添えた手を左右に開いてアナルへの挿入を促す。
「ウグッ、クゥッ~…イヤァ~ン、ねぇ、入ったの??彩のオチリにオチンポが入ったの??オチリが壊れちゃったの??」
「壊れちゃいないけどユルユルガバガバ、入っているよ。チンポがアヤの尻の穴は気持ち好いと喜んでいるよ」
「イヤァ~ン、感じる。二本のオチンポが壁越しにゴリゴリしている。ウグッ、グゥッ~、壊れちゃう……」
「うるせぇぞ、アヤ。俺のチンポを咥えて静かにしろ」

ウグッ、ゲボッ……ジュルジュルッ、ジュボジュボッ……ウグッウグッ、フグフグッ……パンパンッ、ニュルニュルッ……クゥッ~、逝く、アヤ、受け止めてくれ……騎乗位で跨ぐ彩はオマンコとアナルに男根を突き入れられ、歓喜とも苦悶とも区別のつかない喘ぎ声と共にローションまみれの白い肌を波打たせて顔を顰める。
男たちは一人が果てればすぐに代わりの怒張を突き入れて彩を休ませることがなく、精液が涸れるまで責め続ける。
口の周囲だけではなく髪の毛まで精液にまみれ、身体も下半身だけではなく胸の膨らみも栗の花の匂いを撒き散らす。

「クゥッ~、逝く、出るよ……俺はもうダメだ。チンポの付け根が痛くなるほど絞り取られちゃったよ」
「出るよ、オレも最後の一滴まで絞り取られて、赤玉が出そうだよ」
生涯の射精回数が決まっていて最後の射精と共に打ち止めの合図である赤玉が出そうだという男さえもが現れる。
「まだ打ち止めには早いだろう……それとも、アヤを相手のセックスは他の女を相手にする百倍もの価値があるのか??」
「そうかもしれないな……この後、オシッコをするのが怖いよ。チンポの付け根が経験したこともないほど重苦しくて不安だよ」


土曜日、山梨県の温泉旅館で対面座位でつながった彩の乱れ髪に手櫛を入れ、頬を撫でた健志は唇を合わせて濃厚なキスを交わし、望み通りに会えない日の無聊を慰めるための妄想を話し終える。
「ひどい、彩と会えない日はそんな風に彩を苛めて弄ぶ想像で遊んでいるの??彩のことが嫌いなの??」
「イヤな女だな。どれほど彩を大切に思っているか知っているのに…」
「ウフフッ、彩と会えない日の妄想は他にもあるでしょう??いつか、聞かせてもらうからね」

彩―隠し事 420 

妄想-16 

「ヒィッ~、アワワッ、くる、くる、入ってくるぅ~……おっきぃ、ウグッ、激しくされたら壊れちゃう……」
「締まる、オマンコや口がどれほど気持ち善いのか分からないけど尻の穴はスゲェよ。今までの尻の穴と比べても最高だよ」
「クゥッ~、きっつい……彩のオチリが壊れちゃう」
「我慢できないなら抜こうか??」
「イヤッ、抜かないで……オチリを押し広げてグリグリするから気持ちいいの。ゆっくり、ゆっくり動いて……」
「クククッ、バックスタイルで尻の穴を犯されるのを待つアヤはドキッとするほどエロかった。腰がパンと張り出して尻はプルンプルン、ムッチムチの白い太腿の裏側を見せて尻の穴がヒクヒクしてチンポを呼んでいた……」
「オチンポを呼んでなんかいないもん…ヒィッ~、そんな…奥まで突き入れられると……だめっ、ウグッ、グゥッ~」
「ダメだ。誘惑に乗って押し入ったけど…クイクイ締め付けられながら奥へ引き込まれる。限界だよ…吐き出しちゃう。受け止めてくれ」

「ハハハッ……これで俺たち四人ともアヤを相手に討ち死にしたな。全員で掛かろうと言いながら最後は一対一で昇り詰めることになった……反省しようぜ」
善がり啼きさせるはずの彩に討ち死にを繰り返す四人は顔を上げることも出来ず、打ちひしがれたように項垂れる。
「どうしたの??お終いなの??お浣腸やカテーテル導尿で恥を掻いて、オンナノコもオチリも催淫剤を使われてドッロドロだよ……男が四人もいるんだから彩を啼かせなさいよ」
股間や胸を隠すことなく、吐き出されたばかりの精液が滲み出るアナルを隠すことなく横たわる彩が嘲笑するような言葉で叱咤する言葉を聞いて顔を見合わせた男たちは苦笑いの後に口をギュッと結び、首をぐるりと回して決意を新たにする。
今度は大言壮語することなく、バイブやローションを引き寄せて言葉を発することなく彩ににじり寄る。

見せつけるようにしてローションに催淫剤を加えてかき混ぜると彩の瞳は大きく開きハァハァと息を荒げて艶めかしく身体を蠢かす。
アッアンッ、イヤァ~……一人目の男がローションを指で掬って胸の膨らみに塗り付けると切ない喘ぎ声が男たちの股間をくすぐり、二人目の男がバイブにローションを纏わせてジュクジュクと花蜜を滴らせてヒクヒクと妖しく蠢く割れ目に近付けると力を込めなくとも奥深くに飲み込んでいく。
「見ろよ、押し込まなくてもオマンコが自分で咥え込んでいくよ」
「イヤンッ、からかっちゃ嫌……」
股間にバイブを咥えたまま仰向けから横臥の姿勢になって身体を丸め、胸や下腹部を隠そうとすると背後が無防備になり、三人目の男が四つの球が連なる金属製ディルドに催淫剤入りのローションを塗り付けてアナルに近付けると、天井の鏡でそれを見た彩は尻の緊張を解いて早く犯してくれとばかりに下半身を蠢かす。

「ハァハァッ…見える、天井の鏡の中ダカンボの彩がいるの。イヤァ~ン、アソコが熱い。お薬を混ぜたローションを塗り付けたバイブを入れられちゃったんだもん。ハァハァッ、お尻にも金属製のアナルパールを入れられるの??彩のオチリは、またお薬とオモチャで苛められるの??」
「アヤが嫌がるなら止めとくよ……」
「意地悪なの??それとも意気地なし??彩を善がり啼きさせてくれるのでしょう??違うの??」
男がアナルディルドを遠ざけると蓮っ葉な口調で挑発し、身体を丸めて防御の姿勢を取っていたのが緊張を解いて両足を開き、丸見えのアナルを男に突き出す。

クククッ、と苦笑いを浮かべた男は左手指で催淫剤入りローションを掬い取ってアナルに塗り込め、右手に持ったディルドを突き入れる。
「アヤ、入ったよ。粒が幾つ入ったか教えてくれるね……今は幾つか言いなさい」
「はい…クゥッ~、一つです。アンッ、いやぁ~ン、二つ目が入った。熱い、オチリが熱いの。ムズムズ、ゾワゾワして変な感じ。金属の重量感や冷たい感じが彩のM性感を刺激してくれる。いぃ、癖になっちゃうかも……」
目配せで合図し合った男二人はバイブとアナルパールを交互に出し入れする。
ヴィ~ンヴィ~ンと卑猥な音と共に胴をくねらせながらバイブが子宮めがけて突き入れられると、アナルパールはニュルニュルッと一粒、また一粒と内臓を引き出されるような感触と共に抜き出される。

「ヒィッ~、ダメッ…イヤァ~ン……壊れちゃう。アソコとオチリが繋がっちゃう」
「オシッコをするとウンチが漏れて、ウンチをするとオシッコがジョロジョロ……可愛いアヤでも、それは興ざめだな」
「ウグッ、グゥッ~…イヤンッ、本当に壊れちゃう…ヒィッ~、気持ちいい。たまんない」
「アヤ、気持ちいいだろうけど、うるせえぞ……これでも咥えていろ」

一人目の男がローションの滑りにのって胸の膨らみを揉みしだき、前後の穴をオモチャで凌辱される痴態を見ながら自らの分身をしごいていた四人目の男が喘ぎ声を漏らし続ける彩の口に怒張を突きつける。
「ハァハァッ、オチンポをオシャブリすればいいの??……ダラダラ先走り汁を垂らして可哀そうだからナメナメしてあげる」
左手で支えた竿を右手指で擦ると、ウッと呻いた男は腰を引く。
「ウフフッ、感度が好いのね。オシャブリの遣り甲斐がありそう……アンッ、オモチャを激しく操らないで、ナメナメ出来ない」
オシャブリをされる男に嫉妬したわけでもないだろうがオモチャを操る二人の動きが激しくなり、彩は下半身を蠢かして掴んだペニスを力まかせに握りしめる。
「痛いっ…チンポは敏感で繊細なんだよ。優しく扱ってくれよ」
「ごめんなさい。バイブとディルドを急に激しく動かされたからびっくりしちゃったの」
言うが早いか指を添えた竿にねっとり舌を絡ませ、開いた口を近付けて喉の奥深くに飲み込んでいく。
「クゥッ~、温かくて気持ちいい……舌に絡み取られてアヤの意のままに操られている感じがする。ウッ、ダメだ、動きを止めてくれ……」

フェラチオに音を上げそうになった声を聞いたバイブを操る男は乱暴にバイブを引き抜き、
「オモチャよりも本物がいいだろう」と、言い放って自らの分身を突き入れる。
「ウッ、アァ~ン……いぃ、オモチャよりも本物のオチンポが好き……ヒィッ~、壊れちゃう。ダメッ…そんなこと……」
「ウグッ…突き入れたオレのモノが壁越しに出入りするアナルパールに擦られる快感はスゲェよ。負けそうだ」
「よせよ、みっともないことを言うんじゃないよ……今度こそ力を合わせて、アヤを善がり啼きさせようぜ」

金属製アナルディルドを引き抜いた男が彩の尻を打つと、分身をバギナに突き入れた男は騎乗位でつながる彩を抱きしめてアナルを丸見えにする。
「イヤァ~ン、お口のオチンポが抜けちゃった。欲しい、ナメナメしたいの」
アナルパールを投げ捨てた男は掬い取った催淫剤入りローションを分身に塗り付け、残りをアナルに塗り込めると窄まりは犯されることを期待してヒクヒク蠢く。
「覚悟しろ…それとも待ち遠しいか??アヤ、息を吐いて、吸って、吐いて……力を抜いて緊張しちゃダメだよ。入れるよ……ウッ、ウグッ、入った。チンポが尻の穴に入ったよ」
「ハァハァッ、きっつい……彩は二人の男に挟まれてサンドイッチ状態。ウッ、ダメッ、ゆっくり、ゆっくり動いて。最初から激しいのは、ダメッ、ヒィッ~」
「うるせぇぞ、アヤ。オレのモノをオシャブリしろ」

気が強い女 3

素っ裸の芹華をベッドに寝かせて髪を整え、指先で輪郭を確かめるように鼻梁をなぞり、唇を撫でるとパクッと咥えて顔を前後する。
「芹華、風呂上がりにシャンパンを飲みたくないか??」
「クククッ、シャンパンを飲みたいの??それとも、私の返事を聞きたいの??」
「返事を聞いて二人が付き合う記念日に乾杯するんだろう??」
「ウフフッ、返事を急がせていたのは私だったもんね……私と付き合いたいと言う健介の言葉を喜んでお受けします。これで安心して素肌を晒せるし、やっとシャンパンを飲める」

窓の向こうは街の灯りと満月が相まって驚くほど明るく、健介はフットライトを残して部屋の灯りを消して二人だけの厳粛なムードを作りシャンパンクーラーからボトルを取り出す。

ソムリエナイフで手際よく抜栓したシャンパンをフルートグラスに注ぎ、
「二人のこれからに乾杯」
「……美味しい。私の人生で最高のシャンパン。健介は??」
「このシャンパンとダックワーズを忘れることはないし、この白い肌も忘れることはないよ……忘れるほど長い時間会わないってこともないだろうけどね。そうだろう??」
「ウフフッ、健介が私の身体に忘れられないほどの想い出を残してくれれば……クククッ、毎日とは言わないけど、週に…そうだ、あなたの住まいは遠いの??」
「車で30分ほどの距離だよ。遠からず、近からず付き合い始めには好い距離だと思うよ」
「そうね、健介を嫌いになれば忘れることのできる距離かもしれない、ウフフッ……ねぇ、口移しで飲ませて」

「ゴクッ、おいしい……アンッ、いやっ、飲ませてと言ったけど、そんなことは……ウッ、クゥッ~……ハァハァッ」
抱き寄せた芹華に口移しでシャンパンを流し込んだ健介は胸の膨らみを揉みしだき、シャンパンを嚥下した口腔に差し入れた舌先で上唇を舐める。
息を弾ませる芹華の両手を背中で掴んだ健介は有無を言わせずショップ店員にもらった赤い布で縛り付ける。
「えっ、なに??なに??どうしたの??……ハァハァッツ、怖いことはしないでね」
「芹華を相手に怖いことや痛いことをするはずがないだろう……約束通り目隠しをしてあげるよ」
「えっ、約束なんてしていないよ。健介が勝手に目隠しをするって言ったんだよ。私は目隠しをしてほしいなんて言ってないもん」
「そうだったか??でも、せっかく用意した目隠しだから使わせてもらうよ」
言うが早いか健介は二枚目の赤い布で芹華の視覚を奪う。
「怖い。両手を縛られて目隠しもされた……痛いことはしないと約束してくれたでしょう」
「オレを信じろ。気持ちを解き放って身体が感じることに抗うんじゃないよ」
オレを信じろという健介の言葉だけではなく、両手の自由と視覚を奪われても抗うことなく静かに横たわる芹華は性感を刺激されることを期待して息を弾ませ、腹部を上下するほど興奮を露わにする。

ソムリエナイフを手にした健介はスクリューで胸の膨らみの中ほどを突く。
「いやっ、怖い。怖いことや痛いことはしないって約束でしょう……ハァハァッ」
息を荒げて抗議する芹華の声は震えを帯びて上擦り、嫌がっているとは思えない。
ナイフの背で肩から腹部や内腿を撫でて乳輪をなぞると芹華の呼吸は一層荒くなり、腹部だけではなく肩も振るわせて、下半身を艶めかしく蠢かす。
「ねぇ、もしかするとソムリエナイフなの??健介を信じているからね……」
「芹華、動くんじゃないよ。オレのモノになった白い肌を傷付けたくないからね……次はこれだよ」
シャンパンクーラーから取り出した氷で胸の膨らみの麓から頂上に向かって撫で上がり、乳輪をなぞり突起の天辺で円を描く。
「私の身体で遊んで面白いの??楽しい??……予想もしなかった方法で遊ばれても驚くばかりで気持ち善くなれない。あっ、勘違いしないでね。嫌じゃないの、慣れるのに少し時間がかかりそうなだけ」
「クククッ、気の強い女は嫌いじゃないけど、嘘吐きは好きじゃないよ。上の口は気持ち善くないって言っても、下の口はドッロドロの蜜を滴らせて気持ち好いと言っているよ」
言葉と共にソムリエナイフの背で膣口からクリトリスまで撫で上がる。
「ヒィッ~、なに??ナイフでしょう??嘘を吐いたから罰なの??怖いけどゾクゾクする……」
「動いちゃダメだよ。芹華の肌やオンナノコはオレのモノ。傷つけたくないからね」

仰向けで横たわる芹華の右内腿を爪の背が触れるか触れないかの微妙なタッチで撫でると、ウッウッ、クゥッ~と艶めかしい声を漏らして下半身を蠢かし、左腿をソムリエナイフの背が這うと、ヒィッ~と悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らして膣口からジュンと蜜が滲み出る。
視覚と手の自由を奪われたために外からの刺激に対して肌の感覚は普段よりも鋭敏になり、芹華の性感は知らず知らずの内に昂ぶっていく。

「手の拘束は解くから俯せになりなさい」
目隠しをされたままの芹華は俯せになり、ソムリエナイフを持つ健介に無防備な背中を晒す不安よりも未知の快感を与えられる期待でオマンコとアナルがフルフル震える。
「これは、もう必要ない」……パサッ、健介はソムリエナイフを投げ捨てて染み一つない無防備な白い背中を見つめる。
「ハァハァッ…言ったでしょう、私は背中にも目があるの。無防備な背中を見つめられるのって恥ずかしい」
そんな芹華の言葉に応えることなく背中に広がる乱れ髪を整え、両脇を撫で下りる指先は尻の丸みに沿って内腿に向かい、割れ目をなぞってビーナスの笑窪で円を描く。
「ウッウッ、クゥッ~、気持ち好い。ビーナスの笑窪が自慢なの、可愛い??」
「体型を保つ努力をしている、そのご褒美がビーナスの笑窪だろう。体型だけではなく自分に自信を持つほどの努力をしている。裏付けのある自信とプライドが芹華の気の強さの基。芹華は掛け値なしの好い女だよ」

脹脛から太腿を擦り、力を込めて尻や腰を揉むと、アァ~ン、気持ち好いと声が漏れる。
「力を入れちゃダメだよ。握った手を開いて肩の力を抜き、リラックスして頭ン中を空っぽにする、いいね……」
左手で身体を支えて体重をかけないようにしながら背骨に沿って腰から肩まで産毛を逆立てるように精細なタッチで舌を這わせる。
「アァ~ン、いぃ、疲れが解きほぐされて子宮が熱を持つような感じがする。目隠しで視覚を奪われたから耳を澄ませ、肌に触れる健介の指や爪、息などに敏感になって身体の芯が熱くなる……」
腰を擦り、尻を揉み尻の割れ目に息を吹きかけながら舌を這わせると芹華は羞恥と共にキュッと尻に力を込め、割れ目を閉じて俯せから仰向けに身体の向きを変える。
「お尻は恥ずかしい。無防備なんだもん……気持ちいいけど、私は何もしなくていいの??」
「いいんだよ。芹華の身体で遊んでくれと言っただろう??気持ち善くなってほしい」
健介は額や耳に掛かる髪を整えながら囁き、チュッと唇を合わせる。
「アンッ、キスはちゃんとしてほしいのに…イヤァ~ン、気持ち好い……」

左胸の膨らみの先端を口に含んでコロコロ転がしながら芹華の両脚の間にこじ入れた右脚で股間を圧迫して新たな刺激を与えると、イヤァ~ンと艶めかしい喘ぎ声を漏らし、気を好くした健介は膨らみの先端を甘噛みして右胸を鷲掴みして揉みしだく。
視覚を奪われた芹華は健介の動きが判らず、予想できない甘美な刺激を与え続けられて拘束を解かれた両手で健介の髪を掴んで息も絶え絶えに身悶える。
ついに健介の舌がオンナノコに伸び、チュルチュル音を立てて花蜜を啜ると髪を掴む芹華の指に力がこもり股間を押し付ける。
「ウッウグッ、苦しい。クククッ、甘酸っぱいオマンコを押し付けられると苦しいよ」

肌を擦り、乳房を揉み先端を口に含んで転がしたり甘噛みを繰り返し、股間に顔を埋めて滴る蜜の源泉に舌を押し入れたり小陰唇が作る溝に舌を這わせてハムハムと噛んだりを繰り返すと芹華は我慢の限界を迎えて、
「入れて、健介が欲しい」と、誰はばかることなく叫ぶ。

奥深くに押し入った健介に羽化登仙の境地に導かれた芹華は満足と羞恥の入り混じった笑みを浮かべて、
「恥ずかしい……」と、強気な女の欠片も見せずに目元を朱に染める。
「可愛いよ」と、囁きながら髪を撫でて頬を擦る健介を見つめる芹華は、明日の朝は眠っている健介の股間にむしゃぶりついて、入れさせてくれと懇願するまでオシャブリするんだからと心に決める。


<< おしまい >>

気が強い女 2

二人きりになった部屋を見回した女の声が上擦る。
「私に惚れたって言いたいでしょう??この部屋を見て確信した……前を通り、たまに食事をするホテルにこんな部屋があったんだ。」
床から天井までの窓は、カーテンを開け放ったままベッドに横たわると足元にこの街の夜の景色が絵画か写真のように広がるはずだし、バスルームとトイレは独立し透明な壁で仕切られたシャワーブースも十分な広さがある。

「気に入ってくれたようだからホッとしたよ。怒って帰るって言われたらどうしようと思っていた」
「部屋の予約時にシャンパンとダックワーズも頼むなんて悪い男。何人の女が毒牙にかかったの??」
「小心者を揶揄わないでくれよ。目の前の好い女をハダカンボにする方法を考えているんだから……下着だけ剥ぎ取ってぶち込むのもいいかなぁ」
「いぃよ、夜遅く帰る私が女に飢えた男に襲われる。そんな妄想でセルフプレジャーに耽ったこともある。私って変な女??」
「変じゃない。何をしても、何を言っても魅力が損なわれることがない。そうだ、後ろ姿さえもゾクゾクするほどそそられる女と付き合う男が羨ましい、今の男は捨ててオレの女になれって襲っちゃおうかな??」
「残念なことに私を惚れさせるほどの男は周囲にいないの。あなたが立候補してくれる??」
「立候補なんかしないよ」
「気が強い女は嫌いなんだ。ガッカリだな……シャンパンを開けて。酔っちゃいたい」
「そうじゃない。開栓はオレの言うことを聞いてからだよ。付き合っている男がいないならなおさらだ。オレの女になるって言えばシャンパンで乾杯だ」
「無理やり犯されてあなたの女にされちゃうの??本気で抗う私を気持ち善くさせればあなたの女になってあげる」
「本気で抗う女をものにするには…クククッ、股間が痛いくらい昂奮しているよ」
耳元で囁いた男は女を背後から抱きしめる。
「いやっ……痛いことはしないでね」
男の腕の中の女は本気で抗うという言葉を忘れたかのように甘い声を漏らし、気の強さの欠片も見せずに男の胸に背中を預けて全身の緊張を解く。

背後から抱きしめるとマリンノートの香りが微かに漂い、凛として爽やかな中性的なイメージがよく似合う。
髪に顔を埋めて息を吸い、右手を胸の膨らみに添えると、アンッと艶めかしい声と共に崩れ落ちそうになる女の身体を支え、
「間違えていたらゴメン。ジバンシィのウルトラマリンがあなたのイメージによく似合っている」
「イヤな男……中性的というか男性的なイメージが好きなんだけど褒められると戸惑っちゃう……イヤァ~ン、そんなことをされると……」

両手で抱きかかえて首筋に息を吹きかけると全身の力が抜けて足が震え、立っているのも辛そうになり背後の男に寄りかかる。
「可愛いなぁ……脱いじゃおうか、ハダカンボのあなたを見たい」
「そんなことを言われても答えられない。思うようにしてもいいよ。今日は可愛い女になりたい……」
「嫌なことは嫌って言うんだよ。分かったね」
言葉を発することなくコクンと頷くと、男の手は迷うことなくシャツのボタンを外して両肩を滑らせるように脱がせ、パンツも下ろして下着姿にする。
「イヤッ、恥ずかしい……」
左手はブラジャー越しに胸の膨らみを覆い、開いた右手を股間に押し付けて秘所を守ろうとする。
そんな女の様子に口元を緩めた男は首筋に息を吹きかけ、女が首をすくめて、ウッと艶めかしい吐息を漏らすと首から耳の裏側に向かって舌を這わせて耳朶を甘噛みする。
「イヤンッ、オッパイやアソコを弄るのかと思ったら首や耳を刺激する……余裕綽々で私のことを揶揄っているでしょう??」
「そんな風に思っているなら、それは買い被り過ぎだよ。あなたの嫌がることを避けて、気持ち善くなってもらおうと精一杯頑張っているんだから」
「ハァハァッ、本当なの??……私の気持を無視して、あなたの思うようにこの身体で遊んでもいいよ」
「いいの??それで、あなたも気持ち善くなってくれるんだろうね」

自然な動きで女の手を退けた男の指はショーツの縁をなぞり、可愛いよと耳元で囁きながら息を吹きかける。
「アウッ、イヤァ~ン、気持ち好い。あなたの声と息が耳から入って脳を愛撫する。身体だけじゃないの、気持ちも蕩けちゃう。ウッ、クゥッ~、たまんない」
男の指がショーツ越しに割れ目の中心を撫で下りる。
「濡れているよ…気が強い好い女だけど、感度もいいんだね。可愛いよ」
「女が歓喜の涙を流すかどうかは男次第。あなたは言葉にしないけど私に惚れているはず……信じている。でも、汗を流してからにして、おねがい」
「シュワシュワは後のお楽しみに取っといて買い物に行こうか??」
男は車にあった下着などの着替えを持ってきたが勤め帰りの女にそんな用意があるわけもなく、泊りに必要なモノを買いに行こうと提案する。

「あなたが選んでくれる??」
「おう、オレの趣味で白い肌を飾ってあげるよと言いたいけど、下着売り場は遠慮しとくよ」
「あなたの選んだランジェリーを付けたいのになぁ……クククッ、イヤらしい。目がエロイよ。エッチなことを想像したでしょう……早く……はやく言っちゃいなよ。私に惚れているって…ねぇ、惚れているでしょう??」
「行くよ、帰ってきたら一緒に汗を流して、その後はこの肌を隅々まで舐めてしゃぶって、凸と凹を合体させる」
「クククッ、まだ、惚れたって言わないの??素直じゃないなぁ……でも、あなたに犯されるのが楽しみ…行こうよ、早く」

買ったばかりのトートバッグに下着やデニムパンツ、ケーブルニットセーターなどを入れ、早く帰りたいという気持ちを隠そうともせずに二人はホテルに向かう。

バスタブに湯を張る準備をした男は鼻歌交じりで衣服をハンガーに掛ける女を見つめる。
「言ったでしょう、私は後ろにも目があるの。ねぇ、まだ言わないの??それとも私の片想いなの??」
男は言葉を発することなく左手で女を抱き寄せて唇を合わせ、右手で腰から脇腹を擦り胸の膨らみに手を伸ばすと女の舌が這い出て宙で舞い踊り、絡み合う二人の舌と唇は出入りを繰り返して互いの想いを確認する。
「ハァハァッ、正直じゃない男は好きじゃ……アンッ、いやっ……ダメッ」
男は女の言葉を封じるために再び唇を合わせて衣服を脱がせ、下着に指を掛けると、ダメッと呟いて男の胸に顔を埋め、抗うことを放棄する。
素早く素っ裸になった男が再び女の下着に手を伸ばすと抵抗するどころか脱がされることに協力し、ハダカンボにされると上目遣いに見つめて顔を上気させる。

素っ裸の女を抱っこしたままバスタブに浸かった男伸ばした両足を跨ぐ格好の女が問いかける。
「ねぇ、ショップ店員さんに目隠しに使えるような布がないかって聞いたでしょう??本当はどう使う積りなの??」
「ベッドで可愛い子に使うに決まっているだろう……今更だけど名前を教えてくれる??」
「クククッ、本当に今更だよ。聞かれないし名乗るタイミングを失っちゃったし……エロイ男に教えてあげる。芹華、春の七草の芹に華やかと書くの、あなたは??」
「オレは健介……こんな格好だけど、私と付き合ってもらえませんか??自転車を探している芹華さんに一目惚れしました」
「やっと、惚れていると言ってくれた。返事は、あとでね。散々待たされたんだから、直ぐに応えてあげない」

芹華は言葉にしないものの、愛を確かめ合った二人は穏やかな気持ちで汗を流し互いの肌をまさぐり、唇を合わせてバスルームに入った時と同じように裸の芹華を抱っこしてベッドに向かう
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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