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彩―隠し事 182

海の見えるホテル -20

同じ屋根の下に住んでいてもベッドを共にすることのなくなった夫に開発されたアナル性感はオナニーで感度を磨き、彩自身の右手やオモチャで満足感を得ていたが今は健志の操るオモチャで羽化登仙の境地に導かれつつある。
「アァ~ン、いやっ、気持ちいい……健志は彩の顔もオッパイも無視してアナルで遊ぶだけ、お尻だけあればいいの??」
「そうか、そうだな、可愛い顔や張りのあるオッパイを見ないのは失礼だな。テーブルに乗ってこっちを向いてごらん」
「……これでいいの??行儀が悪いって言わないでね」

テーブルを抱きかかえたうつ伏せの格好から尻の穴に二本のスティックを突き刺したままテーブルに乗り、下半身を突き出してアナルをあからさまに晒す。
健志はオモチャの入ったポーチを突き出し、
「独りエッチを見せてくれるだろう??彩のオナニーショーを見てみたい……好きなオモチャを選びなさい。もちろん、全部使ってもいいよ」
「ほんとうの私は誠実な男性が好き……彩に変身すると意地悪な男が好き、本当の私は健志を好きになるはずがないのに……」
羞恥で朱に染まる目元が色っぽくて健志の股間は痛いほど反応し、それを見る彩の瞳は妖気を漂わせて興奮しポーチを受け取る。
中を見ようともせずに妖しく濡れる瞳は健志に絡みつき、手探りでアナルパールを摘まみ出す。
薄紫色のそれは可愛く見えるものの先端が大ぶりで二つ目が一番小さく根元に向かって徐々に大きくなる球が先端も含めて五つ連なり最後の球は健志のペニスほどの太さがある。

「ねぇ、見たい??アナルオナニーをさせたいの??」
「昼間、仕事を頑張る有能で清楚な女性が夜のベッドで彩に変身して人知れず卑猥な行為に耽る。オレでなくとも見たいと思うだろう……しかも彩はアナルオナニー愛好者らしい。見たいと思わない男がどうかしている……ゴクッ……」
唾を飲み、ソファに深く座りなおした健志は興奮を隠そうとしてワインを口に含み、宙を睨んでフゥッ~と息を吐く。

「見せてあげる。観客は健志だけのオナニーショー。SMクラブで下着姿の彩が縛られたのを見たのが始まりだったでしょう、アキラ君とエッチしちゃった今日が新しい出発の日になるのかなぁ……エッチでスケベな彩を見せてあげる」
ハァハァッ……股間とアナルを見せつけるように突き出し、咥え込んだままのスティック二本を出し入れして眉間に皺を刻む彩は息を荒げて霞がかかったような瞳を健志に向ける。
ウッウッ、ウグッ……抜き取ったスティックを咥えて舌を絡め、ジュルジュルと卑猥な音を奏でながら新たなローションをたっぷりアナルに塗り込め、興奮を隠そうともせずに手にしたたままのアナルパールを窄まりに押し付ける。
グリグリと力に強弱をつけて円を描くように動かして十分に馴染ませ、しどけなく開いた唇の隙間から赤い舌を出して上唇を舐め、ゴクッと唾を飲んで手に力を込める。

唇を噛み健志に向けた瞳を閉じて摘まむ指に力を込めると大ぶりの先端はローションを掻き分けるようにしてズルッと姿を隠す。
フゥッ~と息を吐いて閉じた目を開け、霞がかかったように焦点の合わない瞳が健志を求めて宙を舞う。
「彩、見ているよ。尻の穴がオモチャを飲み込む瞬間をしっかり見た。アナルオナニーに耽っても品の良さは変わらない……いかにもスケベでだらしないのを好む男もいるだろうけどオレは品の良さを失わない彩が好きだ」
「イヤンッ、褒めてもらっているのか揶揄われているのかわからない」
「ゴメン、オレの好みの問題だからどうでもいいよな、ごめん」

易々と二つ目を飲み込んでもアナルは苦しがる様子もなく、押し出されたローションが溢れ出て割れ目からは花蜜が嬉し涙となって滲み出る。
「アウッ、クゥッ~……興奮する??それともアナルオナニーを見せる女は嫌いになる??」
「オナニーを恥ずかしがるようなら嫌いになるかもしれない。スケベな彩に惹かれて始まった関係……エロイ彩が好きだよ」
「フフフッ、アナルがもっと刺激を求めている……」
唇を尖らせて次の刺激に備えた彩はウッと吐息を漏らして三つ目の球を押し込む。
「すごいよ、彩。押し広げられた窄まりから皺が消えてツルンツルンになっちゃって前はパイパンマンコ、後ろはツルンツルンアナルになった」
「クククッ、揶揄っちゃイヤ。笑うとお尻が裂けちゃいそう……アウッ、クゥッ~、きつい」
ニュルニュルッ……ウッウッ、ゆっくり……ゆっくり、出し入れを繰り返しながら四つ目を押し入れて嫣然と微笑み、妖しく揺れる瞳を健志に向ける。
「すごいよ、彩。彩の独りエッチはいつもこんなに激しいの??」
「健志に見られながら恥ずかしいことをするから昂奮する……」

すべての始まりは高校時代、隣家に住む年下の男子に見せつけるようにして素っ裸になり着替えをしたあの時だった。
見られることがゾクゾクするような昂ぶりを誘い、羞恥と快楽が入り混じったおののきと共に得も言われぬ快感に身震いした。
恥ずかしい姿を見られてドキドキ感と共に被虐感を味わいたいと思ってもそんな機会もなく妄想に耽っていたが、栞という性に奔放な友人と出会い色々な経験をすることになった。経験と言ってもほとんどが見たり聞いたりするだけで実際に性的なことをするわけではなかった。
性的なイベントを見たり、栞の経験を聞いたりするたびに性的妄想が膨らむばかりでついに抑えることができなくなった。
ある時、自らの裸体やエッチな体験を綴るブログを見て誰にも知られることなく性的欲望を発散するために彩もブログを始めた。
そこでは想像以上に裸身を称賛され、それは男性だけではなく女性からのコメントも相当数あった。栞にも内緒でブログを続け、すでにベッドを共にすることのなくなっていた夫が不在の部屋で自撮りの裸体だけではなく、オモチャを使ったオナニーを撮影し、短いけれど動画をアップすることもあった。
一部とはいえ読者の要求は止まることを知らず、野外露出やより激しいオナニー、中にはデートを求める男性まで現れてブログをどうするか悩むことになり、ついに閉鎖した。
そんな時、栞の紹介で行ったことのあるSMショークラブに一人で行き衆人環視の中、下着姿で縛られるという経験をした。ゾクゾクするような快感は抑えがたく膨れ上がる期待と共に出会ったのが健志だった。
会員制バーで閉店後に行われる乱交パーティやSMショークラブ主催者の一人であるカヲルの部屋で催されるパーティで健志とつながる姿を曝したり、同性にこの身を弄ばれたりすることはあっても見ず知らずの男性を受け入れることはなかった。

それが今日、若いアキラ君を受け入れた。
何かが弾ける前触れのような気がする。
「きつい、ハァハァッ……大きい、こんなの入らない……ハァハァッ、壊れちゃう、彩のお尻が、ウグックゥッ~……イヤッ、入っちゃう、アウッ、ヒィッ~」
最後の一つを残して躊躇いながらも手を離すことはなく、眉間に刻んだ皺を深くして唇を噛み、目を閉じて指先に力を込めると全てを咥え込もうとするアナルの入り口が盛り上がり半分ほど姿を隠す。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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