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彩―隠し事 181

海の見えるホテル -19

海岸を離れると二人は無口になり、暑さのせいだけではなくつないだ手は汗ばみ、アキラとサチとした淫猥遊びを話題にする接ぎ穂が見つからない。
話題にすることを避けては先に進めないと思っても今は何を食べるかに意識を向ける。
「オレはもともと魚が好きだからいいけど彩は飽きない??」
「大丈夫。その土地の美味しいものをいただくのが礼儀でしょう。魚料理店で肉料理をオーダーするような野暮なことはしない……お腹はすいているけど昼食はシャワーを浴びてからにしたい。だめっ??」
「我慢できないほどお腹がすいていたんだろ。行くよ」
通りがかったタクシーを止めて昼食をとるのによさそうな店まで行ってくださいと伝える。
海岸で脱いだショーツは健志のポケットにあり、飾り毛を刈り取ったオンナノコは黒いフレアミニだけが守っている。

健志は彩の腿に手を置き、スカートの中に入り込もうとしないけれど擦ったり揉んだりを繰り返す。
彩が両手を重ねて動きを止めようとしても健志は気にする様子もなくドライバーと話し続ける。
「昔はタクシーの運転手さんに女の子のサービスの好い店を教えてよというと、そういう店に横付けしてタバコの箱に入った紹介料をもらうってことがあったらしいけど今でもあるの??」
「今はそんな店はなくなったよ。ネットだなんだって宣伝する方法が色々あるし、昔はデリヘルなんて店もなかったしね」
適度に崩れた雰囲気のドライバーと健志は昔話で盛り上がり、唇を噛む彩は腿を擦る手がスカートの中に侵入して付け根の辺りを悪戯しないかと不安で景色も印象に残らない。

「見た目はきれいじゃないから観光客向きじゃないかもしれないけど味は地元の人間の太鼓判付きだよ。もしも行ってないなら地球の丸く見える丘展望館がお勧めだよ、沈む夕日が見所だよ」
案内された店は前日の店の近くにあり、ドライバーの言う通り地元の人に紹介されなければ観光客が入ることはなさそうだ。
言葉通り、新鮮な地魚料理は海岸での淫猥遊びを忘れさせるほど美味く、ぎこちなさが残るものの二人に笑みが戻る。
刺身に会う冷酒を頼みたくなるが我慢して地元の醤油で味付けした煮魚などひたすら新鮮な魚を貪るように平らげる。

食事を終えてもぎこちなさが解消されず、目的もなく歩くと醤油工場や“ぬれせん”発祥の店、缶詰工場などこの町らしい景色を見ることができる。
「いつまで避けているの??こんな言い方をするのは好きじゃないけど……後悔するならアキラ君とエッチさせなきゃよかったのに……」
「うん、自分で思っている以上に彩に惚れちゃったようだ。ルール違反だな……」
「不倫のルール??……別れた方がいい??最後にする??」
「嫌なことを言うなよ。オレが彩から離れられないって知っているくせに……嫌な女だな」
「クククッ、彩は嫌な女、知らなかったの??で、どうするの??」
「ほんとうに嫌な女だな。どうしても言わせるのか……彩との関係を続けたい」
「始まりは下着姿で縛られた彩を見たとき。忘れたの??……彩の身体だけが目的じゃないのは嬉しいけど、本当の私と彩のギャップを自分でも怖いと思うことがある。健志なら埋めてくれると思うんだけど……」
「性的な欲望の強い彩を肉体的にも精神的にも満足させて本当の姿に戻った時、仕事やご主人との関係に支障を来さないようにするのがオレの役目か……わかった」
「正直に言うね。アキラ君は若くて元気だったけど満足できなかった……運転手さんが勧めてくれた、地球の丸く見える丘展望館で見る夕日には時間があるでしょう??」
「ホテルに戻ろうか。彩はシャワーを浴びたいんだろう」

ボディソープまみれの身体を擦り肌をまさぐり合ってわだかまりを残しながらも唇を合わせ、シャワーブースを出た二人の瞳に淫蕩な光が宿る。
冷やしすぎるほど冷えたスパークリングワンを飲みながら彩の視線は着替えの衣服を詰めてきたバッグから離れることがない。
健志の部屋に用意した彩の着替えを詰めてきたバッグの底には二人で買い求めたオモチャがいくつか入っているのをホテルに着いてから知った。
それは今まで使うどころかバッグから出したこともない。
残すのは一泊。
今まで使われないのを不安に思う……早く彩の身体で遊んでほしい。

健志は素っ裸のままスパークリングワインを満たした切子グラスを手にしてリビングスペースに向かい、どうするか迷っている彩に声をかける。
「彩、そのままの格好でポーチを持ってきなさい」
「えっ、ポーチって、どのバッグ??」
「……、……彩」
視線を外すことなく無言の指示に耐えかねた彩はバッグからポーチを取り出して健志の前に進む。
ポーチを受け取った健志は素っ裸で目の前に立つ彩の大理石のような滑りを持ち染み一つない白い肌にゴクッと唾を飲み、水泳やマリンスポーツを好む証を残す肩から胸の膨らみを経てウェストの括れに続く腰から太腿に至るラインの色っぽさに股間が反応するのを意識する。

興奮を隠すことができず乾いた唇に舌を這わせ、音を立ててワインを飲み、
「テーブルを抱いて尻を突き出しなさい」と命じる声が上ずる。
「いやっ、恥ずかしい……これでいいの??」
恥ずかしいと言いながら指示された通り、小さなテーブルを抱えて健志に向けて尻を突き出すと陽光を反射してキラキラ輝く波頭に目を眇める。
ピシッ……「痛いっ」
「こんな格好じゃダメだろ。オモチャで遊んでほしい処が見えないだろう……どうしてほしいのか言いなさい」
「彩のお尻の穴を苛めてください。オモチャで遊んでください……恥ずかしい、こんなに明るいところで、こんな格好をさせられるなんて」
「止めてもいいんだよ。止めようか??」
「いやっ、止めないで……彩のお尻の穴にローションを塗ってオモチャを挿入してほしいの……アァッ~ン、恥ずかしい」

粘度の強いローションを窄まりに垂らし、緊張を解すように入り口で指が円を描き、アナルがヒクヒクと息をして彩の口からアァッ~と感に堪えない声が漏れると指先はわずかに加えられた力で姿を没していく。
「アウッ、クゥッ~、気持ちいい……こんな風にしてほしかったの、ウッウッ、イヤァ~ン」
付け根まで押し込んだ指を二度三度と出し入れし、刺激に慣れるようにアナル壁を曲げた指先で擦ると艶めかしい声とともに白くてムッチリした尻を蠢かす。
アナルスティックの先端にローションを塗り、窄まりの中心に当てて力を込めると難なく挿入を許し、十分に侵入したスティックを指で弾く。
「クゥッ~、気持ちいいけど、遊ばれるのは嫌っ……恥ずかしい」
「彩の尻の穴は別の生き物のようにヒクヒク息をして、スティックをクイクイ奥まで飲み込もうとする……もう一本入れるよ。息を吐いて、吸って、吐いて……」
二本目のスティックも難なく飲み込み、健志は両手に持って右手、左手と順に出し入れを繰り返す。

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ちっち

Author:ちっち
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