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彩―隠し事 256

愛欲 -2

モッツァレラチーズサラダやスモークサーモンをフォカッチャに挟んで食べた栞はワインを飲んでようやく落ち着いた様子で顔がほころぶ。
「美味しい、お腹もようやく落ち着いてくれた。優子は好いセックスをしているようね。美味しい食事の後は気持ちの好いセックスって言うでしょう??」
「そうなの??はじめて聞いた」
「うん、そうだろうね。今、思いついた……好きな男と美味しい食事を摂った後はアレしかないじゃん、違うの??」
「ウ~ン、違わないけど夫と肌を合わせなくなって、しばらくセックスから遠ざかっていたからなぁ。まだ調子が戻らないよ」
「クククッ、優子、自分の手で腰から太腿を撫でてごらん……どう思う??そんなにエロイ身体を持っているんだから我慢するのが罪なの、分かる??」
「そんな、私の後ろを歩く男はエロイ女だなって思いながら腰の辺りを見ているの??そんなの、イヤッ」
「ほんとに優子は自分の値打ちが分かってないの??昼間の優子は颯爽として男勝りに仕事をしている。そんな優子に憧れる男はいてもエロイ好い女だなぁとは思わない。昼間の彩は清楚な人妻であり出来る女、普通の男は夜、裸になった優子を目の前にして白くてムッチリ、吸い付くような肌を見てチンポを勃起させる。昼間の優子を見てそこまで見抜いてしまう眼力の持ち主なら、きっと優子を満足させてくれるはず。付き合っている男性はどうなの??」
「どうかなぁ、食事の姿勢だとか間がいいと言われたけど仕事は何をしているか職種も知らないし、セックスは、ウフフッ、自分で言うのもなんだけど相性ばっちり」
「食事か、そうだよね、今もそうだけど優子って優雅。ご両親に愛情たっぷりに育てられたんだなぁって思う。小学生、中学生の優子がその日の出来事を話すのをご両親や兄弟が笑顔で聞いてくれる。空腹を満たす時間じゃなく家族の絆を確かめる時間、自然と姿勢もよくなるわ」
「そういうのを、見てきたようなナントカって言うんだよ」

健志の言葉を思い出し、栞の言葉を重ねて考えると幸せな家族の食事風景が前屈みになってチマチマ食べるとは想像しにくい。自然と姿勢が良くなり意識しなくとも結果的にマナーを心得た景色になるのだろうと両親に感謝する。

「アァ~、また何かを想い出したでしょう??幸せそうな優子の表情、付き合っている彼を大切にしなさい。もちろんご主人もね」
マルゲリータはもちろんアクアパッツァも分け合い、残ったスープにフォカッチャを浸して食べると顔を見合わす二人に満面の笑みが浮かぶ。
「もう一つ何か頼まない??美味しんだもん、ねぇ、優子」
「そうね、いいわよ。ラザニアでいいかな??」
追加のオーダーを待つ間、
「栞はどうなの??今日は直ぐに帰らなくてもいいの??」
「旦那様は私の身体に飽きたってことじゃなく普通に戻ったって感じ。寝取られやAV出演直後の興奮は冷めて普通にセックスを楽しんでいる」
「そうか、最近、帰りを急がないからどうしたのかなと思って少し心配してたの」
「ありがとう、心配には及びません。今は長袖の季節になったら二度目のAVだって色々研究しているようだけど、その姿が可愛いの、惚れ直しちゃうな」
「じゃぁ、縄化粧で栞を飾る緊縛AVに出演する予定に変更はないの??」
「うん、旦那様は連絡を取り合っている。撮影済みのAVの発売日だとか次回作の演出とかね。不安がないわけじゃないけど楽しみの方が多いから心配しないで」

グラスワインのお代わりとラザニアで満足した栞は、
「会社から離れているから周りに気兼ねすることがないし、何より美味しい。店の雰囲気も洒落ている好いお店……優子の彼自慢もさりげなく入っているし、ねぇ、今度松本さんを誘ってもう一度来ようよ」
「そうだね、いいね。そうしよう、大賛成」
健志との時間を栞に認めてもらったようで心が湧きたつ。

「ごちそうさまでした。美味しかったです、雰囲気も最高、ナポリで食べているような気がしました。行ったことはありませんが、ウフフッ」
「ご満足いただいて私たちもお礼を申し上げます。ありがとうございました。次回のご来店をお待ちいたします」

「優子は好い男を見つけたね。相手に奥さんはいるの??」
「いないよ、独身。家にも行ったから間違いない……私のことより、栞。今度、例の店に行こうか??」
「クククッ、AVの準備で縛られる練習をしなさいって言うの??」
「あれっ、私はそんなことを言ってないよ。栞が縛られたいって言うなら見届けてあげる」
「ふ~ん、魅力的な提案だから考えとく。優子の本性って悪い女、清楚で貞淑な人妻って仮面の下に、怖い女が隠れている。そんな優子も好きだよ」

「もしもし……電話は迷惑だった??……ほんとう??いつでもしていいの、ありがとう。今日ね、健志と行った駅の近くにあるイタリアンレストランに友人と言ったの……そうじゃないよ。仕事で近くまで行ったからその帰りに食事したの……うん、すごく気に入ってくれて今度、もう一人誘って来ようねって……健志と行った店に連絡なしで行って怒ってない??……よかった。近いうちに泊りはムリだけど夕食を一緒にしてくれる??……ありがとう、連絡するね。おやすみなさい」

彩―隠し事 255

愛欲 -1

親友を信じて隠し事なく話してくれる栞に対して秘密を抱えていた優子も、夫には秘密で付き合っている男の存在と離れていても心と身体を抱いてくれていると実感できるプラチナチェーン下着を仕事中にも付けていると打ち明けた。
隠し事を打ち明けて一か月ほど経ち新たな秘密を共有したという事実が二人の仲を一層親密にし、仕事の段取りは勿論、二人で摂る昼食も目を合わせるだけで以心伝心となり時には一緒に昼食に出る松本が驚くほどである。

立秋を過ぎ処暑が近くなってもまだまだ暑さが残り、立秋は大暑の間違いではないかと文句の一つも言いたくなる。
優子がリーダーを務めるプロジェクトが本格的に動き始め、対外折衝も課長任せでなく自ら前面に立つようになった。
私的な時間には人見知りするし目立つことを好まず一歩も二歩も下がることが多い優子が、仕事に臨むと元来の真面目さや己に厳しい克己心の強さもあって責任感を押し出して気弱さは姿を見せることなく振舞うことが多く、一歩引いて清楚な人妻と仕事に臨んではスイッチが入ると親友の栞でさえ驚くほど思い切った行動をする二つの顔が違和感なく姿を見せる。
優子の二面性に加えて健志と付き合う彩、ジキル博士とハイド氏のように二つの顔だけではなく、優子はもっと複雑な女かもしれないと思いいたると自然と笑みがこぼれる。

「どうしたの、思い出し笑いをして……セックスから離れすぎているんじゃないの??」
「えっ、思い出し笑いだと思ったの??そうか、そうだよね、思い出し笑いか。暑いからね。課長には直帰の許可をもらっているけど休憩するかこのまま解散するかどうする??」
「セックスレスで欲求不満のようだから優子の愚痴を聞いてあげる。仕事に臨む優子は信頼できるリーダーだけど性的にはまだ私の方が先を歩いているように思うけど、どうかな??」
「はいはい、セックスに関しては栞が私の師匠です、間違いございません」
「あぁ~、バカにしてる。ウフフッ……それより、SMショークラブを覚えている??この近くだよね……行ってみる??」
「えっ、あの店に??行かないよ、いやっ、絶対いや」
「クククッ、そんなにムキにならなくていいのに、じゃぁ、何か食べようよ。お腹が空いた」
会員の栞に連れられて行ったその店に後日、彩と名乗って一人で訪れてエログで密かに曝していたM性感を露わにして見ず知らずの客の前で下着一枚になって縛られたことが健志と出会うきっかけになった店であり、その時、彩に縄化粧を施した妖子は健志とも親しく三人の付き合いは続いている。
そんな事があるので栞の急な提案に同意するわけにはいかず、栞の何か食べたいという言葉に同意する。

SMショークラブの近くということは健志の最寄り駅でもあり、この街のことが分からないわけでもない。
「栞、何を食べたい??私の嗅覚で好みの店を探してあげる」
「そうだなぁ、好い女が二人でイタリアンってどう??」
「いいね……クンクン、イタリアンの匂いはこっちから漂う」
鼻をひくつかせた優子は確信ありげに指さした方向に歩き始める。
「あった、おしゃれな店だよ。ここでいいよね」

「いらっしゃいませ……今日はお二人ですか??分かりました、お席にご案内いたします……どうぞ、すぐにお水をお持ちいたします」
優子に親しげな表情を見せたフロアースタッフがいなくなると栞はメニューに視線を落とす優子に、
「この店の常連なの??オーダーは優子に任せる」

スズキのアクアパッツァ、ピッツァ.マルゲリータ、フォカッチャ、モッツァレラチーズサラダとスモークサーモン、白ワインなどを手際よくオーダーする優子を見ながら栞は想像を巡らす。
「ねぇ、優子、この店は何度目なの??」
「ウフフッ、分かる??」
「常連だと気付かせようとしているでしょう??忍ぶれど色に出でにけり我が恋はものや思うと人の問うまで、って歌があるけど優子は忍ぶのを止めて白状した今は聴いてほしくて仕方がないみたいね」
「えっ、そんな風に感じる??そうか、そうかもしれない……美味しい、冷えた白ワインが喉を通る感じって大好き。彼はワインの白が好き、肉料理でもよく冷えた辛口の白。アンッ、プラチナチェーン下着が割れ目に食い込んじゃう」
健志の住む街で同じ空気を吸っているのだと思うと気分が高揚して能弁になる優子は自然な風で周囲のテーブルに視線を巡らせながら声を潜める。

彩―隠し事 254

余韻 -22

「アンッ、いやっ、オチリに指を入れられて気持ち善くなるなんて……舐めて、オマンコを舐めっこしようよ」
「いいよ、先に気持ち善くなったら負けだよ」
「クククッ、栞はアナルスティックで燃え上がっているんじゃないの??私の勝ちは決まりね」
「ふ~ん、私の知る優子は人見知りするし、どちらかというと引っ込み思案。仕事中は勇猛果敢って言葉がふさわしいほど怖いもの知らずだけど……意外な反応、フフフッ、セックスを仕事にすればいいのに」
「えっ、栞のようにAVに??」
「うそ、冗談、冗談だよ。優子は私と違って根が真面目だからダメだよ。会社にも期待されているんだから仕事が第一、セックスは生きる潤滑油でいいの。分かった??」
「ありがとう、栞が親友でいてくれるから公私ともに節目で助けられている……ほんとに、ありがとう」
「こんな格好でそんなことを言われても……やめようか、優子の浮気記念でヒィヒィ啼かせてあげようと思ったけど、エッチな気持ちは薄れちゃった」
「そうだね、明日は休みじゃないし私の隠し事を親友に話すことができたし……お風呂の準備をするね」
「私はシャワーがいい。優子は浴槽でゆっくりバスタイムを楽しむのを知っているけど、いいでしょう??」
「じゃぁ、私も今日はシャワーだけにする」
前回、泊まった時に置いていった栞のショーツと自分のモノの2枚を持ってバスルームに向かう。

シャッ~シャッ~、バシャバシャッ……シャワーが勢いよく弧を描いて栞の身体と
床を叩く。
「フゥッ~、気持ちいい。私はシャワーが大好き。汗だけではなく気持ちが晴れないときは鬱屈した心情まで洗い流してくれる気がする……排水溝で小っちゃく渦を巻いているのって、このまま流していいんだねって確かめてくれているみたい」
「栞らしい、どんなことでも思い悩むことなくテキパキ決めているように見えるけど、本当は繊細な気持ちの持ち主。相手のことを考える好い子だよね」
「えっ、優子は私のことをそんな風に思っていたの??やっぱり、かけがえのない親友だな。夜、寝る時に一日の出来事を思い出してあの時はあれでよかったのかな、あの人を傷つけなかったかなってうじうじすることがある」
「うん、分かる。過ぎた時間は戻らないけど、その人との関係は続くもんね」

「優子は私のことなら何でも分かるし理解してくれている……私も優子のことは分かるよ。秘密の扉を開くには、この可愛いピンクのボタンをクチュクチュするんだよね、動いちゃダメ」
左胸の膨らみの先端を指先で摘まみ、右胸の先端を舌でつつき甘噛みする。
「アンッ、いやっ、エッチな気分をシャワーで流したんじゃないの??そんなことをされたら善くなっちゃう」
「羨ましいオッパイ。セフレにエッチな下着を着けさせられて海岸で見知らぬカップルとセックスするような淫乱女なのに乳輪も乳首もクスミが少なくて可愛い……癪だなぁ、噛んじゃう」
「痛いっ、ヒィッ~、やめて、千切れちゃうよ……栞のオッパイだって可愛い。気持ち善くなると乳輪と乳首がプックリ膨らんでエログロクなる」
「エログロイって、ひどい。優子の言葉には愛が感じられない。旦那様に可愛がってもらって昂奮した私を鏡で見ると、これは誰のオッパイって思うほどエロイのは事実だけど、AV撮影の辺りから急にエログロイオッパイになっちゃった……羨ましい身体」
「本心なの??褒めてもらって嬉しいけど、栞はスタイルがいいし誰が相手でも快活で明るい。羨ましいな」
「まぁね、スタイルは自信があるけど、優子だってウェストの括れから太腿に続くラインは成熟した女性らしくムッチリとして染み一つない白い肌。体型維持の努力をしているんだろうけど男好きする身体だと思うよ、色っぽくて羨ましい」
ウフフッ、ハハハッ……お互いの身体を褒め合った二人はエロイ気持ちを封印して汗を流し、ショーツ一枚だけを着けて一つのベッドでいつものように寄り添って眠る。

「おはよう」
「おはよう、もう起きる時刻なの??」
「そうだよ、起きなさい」
フランスパンにオリーブオイルコンフィ、チーズオムレツとたっぷりの生野菜サラダで食事を済ませた二人は出勤の準備をする。
「あれっ、今日は普通の下着なの??彼に守ってもらわなくてもいいの??」
「うん、今日は着けない。私は彼との隠し事は誰にも明かさない積りでいたけど、栞に話した。だからってわけじゃないけど、今日だけは彼を意識するのは止める。今日だけ、耐えられるか試してみるの」

COVID-19(coronavirus disease 2019)  -4

「ジュルジュル、ジュボジュボッ……プファ~。おいひぃ、あなたの匂いがする」
仰向けに横たわる男の股間をオシャブリしたアユは口元に滲む先走り汁交じりの唾液を気にすることもなく瞳に羞恥を宿らせて頬を朱に染める。
「気持ち善かったよ……少し早いけど昼食にしようか」
「私よりも昼食の方がいいの??いいけどね……そうなんだ、ふ~ん」
そっぽを向いて、わざとらしく肩を落とし、寂しそうな風を装うアユに苦笑いするしかない男は、
「アユの作ってくれた昼食を早く食べたいけど、お礼の先渡しでオレのソーセージをご馳走しようか??」
「うん、私のサンドイッチとおにぎりはメイン料理でオードブル代わりにソーセージを食べたい……覗く人はいないと思うけど気になるから岩を背にして立ち上がってくれる??」

ズボンを膝に引っ掛けたまま立ち上がった男は周囲を見回して自分たちに注目する人のいないことを確かめて岩に背中を預ける。
「覚悟を決めたみたいね。ウフフッ、私がこんなにエッチな女になったのはあなたのせい。男の肌のぬくもりなんか忘れていたのに思い出させたのは誰なの??それなのに最近は私の部屋に来ても寝てばかり、クククッ」
「また何か思い出したのか、どうした??」
「ウン??なんでもない。あっ、縮こまりかけている、たいへん……」
髪をかき上げながら顔を傾げ、淫蕩な笑みを浮かべて上目遣いに男を見つめると指を添えるわけでもなくオシャブリするわけでもなく、息を吹きかけたわけでもないのにムクムクと勃起し始める。
「クククッ、いいこと教えてあげる……あなたは普段からルーティーンを大切にするから刺激するコツも判るの」
「オレの息子が反応するツボが分かるのか??アユの意のまま勃起したり縮んだりじゃなく満足させてくれよ」
「クククッ、ソーセージを大きくして食べちゃおう」

陰毛に隠れていたペニスが姿を現すと摘まんで引っ張り、矯めつ眇めつしたアユは亀頭に舌を這わせて鈴口をつつく。
アユが自信を示す通りペニスは舌と指の刺激であっという間に宙を睨み、太々しく先走り汁を滴らせる。
ジュボジュボ、ジュルジュルッ……温かい口の中で優しさに包まれたペニスはムクムクと起き上がり、顔を前後するアユの上顎を擦り喉の奥を突くたびに被虐感が募り内腿に愛液がドロリと滴る悦びにフェラチオは激しさを増す。
ウグッウグッ……ジュボジュボ、ジュルジュルッ……ウグッ、グゥッ~……喉の奥を突かれる苦しさで目の縁に涙を滲ませ、男を見つめる表情に笑みが浮かぶ。
「イヤンッ、見ちゃイヤ。嬉しいのに涙が出ちゃった、上顎を擦られて喉を突かれて苦しいから涙が出ちゃったけど嫌じゃない。ねぇ、入れて、こんな処ではしたないと思われるかもしれないけど、あなたとつながりたい」

淫蕩な光を宿す瞳で見つめるアユは自分の気持ちを譲る気はなく、岩を背にする男を払い除けて背面立位でつながる態勢になって尻を振る。
「入れるよ」
「きて、欲しいの。あなたが欲しい……ウッ、くる、奥まで、クゥッ~、熱い……アッアァッ~、ウッウグッ……」
手の甲で口を塞いで洩れそうになる喘ぎ声を堪え、水遊びする家族連れを視線に捉えながらも腰を蠢かして快感を貪ろうとする。
「見てごらん、父親と水切り遊びする男の子がアユのことを見ているよ」
「うそ、顔は見えてもエッチなことをしているのは見えないでしょう……えっ、男の子だけじゃなくお父さんも近付いてくる。どうしよう……」

どうしても父親のように投げられない男の子が新たな石を探そうとして河原を歩き回っているようだ。
「スケベなアユに気付いたわけじゃないようだけど、安心できないよ。どうする??」
「どうするって言われても、今更止めるのも……ねぇ、あなたは私の考えることが分かるでしょう??」
男はアユの尻を打って尻の位置を調節し、スカートを捲り上げてドロドロに濡れそぼつオマンコを剥き出しにする。
「イヤンッ、こんなところで恥ずかしい。見られたら明日から外を歩けない……早く」摘まんだペニスを泥濘に擦り付けて馴染ませ、もう一度ピシッと音を立てて尻を打つとアユは両足を踏ん張り唇を噛んで目を閉じる。
「ウッ……フゥッ~、入ったよ。アユのオンナノコが熱い。ウネウネ蠢いているけどどうした??」
「ヒィッ~、すごい、ウグッ、クゥッ~……ハァハァッ、うそ、嘘でしょう。私は何もしてない。あなたのモノが奥深くまで入って内臓ごとグリグリされたみたい。口から出ちゃいそうなほどスゴイの……ア~ン、ダメ、逝っちゃいそう。ごめんなさい、こんなところでつながるのは初めてだから昂奮する、とまらないの、ダメッ、ヒィッ~」

脚が震え膝をがくがくさせたアユは崩れるように腰を落とす。
ハァハァッ荒い息と共に肩を上下するアユは振り返り、目の前で宙を睨んで屹立したままのペニスを摘まんで口に含もうとする。
「ごめんなさい、私だけ昇りつめちゃって……ハァハァッ……お口の中に出してね。ごめんなさい」
「それよりお腹が空いたから何か食べさせてくれよ」
「いいの??本当にいいの??お口で満足してもらいたいのに……分かった、ごめんなさい。帰ってお風呂で汗を流した後はお口もアソコもあなたの好きにしてほしい」

多摩川を渡る橋の上から見ていたカップルが姿を消したこともあり、見られていたよと口にせずにマスタードの効いたローストビーフサンドを頬張る。


    << おしまい >>

COVID-19(coronavirus disease 2019)  -3

眩い陽光に照らされて何もしなくてもジットリ汗ばむ暑さの中で男は気持ちよさそうに同じリズムで寝息をたてる。
「寝てもいいと言ったけど、ほんとに寝ちゃうかなぁ。こんなに好い女のそばで、それもノーパンだよ……クククッ」
絵筆を手に取り男の鼻梁をなぞると、ウ~ンと呻いて目を閉じたまま絵筆を払い除け、その勢いでアユの脚に触れると脹脛を掴んで動きが止まる。

「フゥッ~……早く描いちゃうね」
誰に聞かせるわけでもなく独り言ちたアユは脚を通じて男の体温を感じると落ち着きを取り戻し、川面を照らす陽光の眩しさに目を眇める。

素描を終えたアユはまたもや周囲に視線を巡らし、大きな岩と岩の間にいることと上流側はゴツゴツした岩場で人の気配もなく、下流側で水切り遊びをする父子と満面の笑みで子供を励ます母親の家族や手をかざして周囲の木々と勢いよく流れる川面を見るカップル、カヌーの練習をする人達からは下半身が隠れていることを知る。
自分に注目する人のいないことを確かめると気配を殺して立ち上がり、男の顔を跨いでスカートに両手を添えて股間を押し付ける。
気配を察した男は仰向けになりアユの腰をガシッと掴んで動きを封じ、下着を着けずに剥き出しの股間にむしゃぶりつく。
「えっ、いやっ、やめて。ここじゃ嫌、ハァハァッ……」
アユが周りを憚ることなく悲鳴に似た嬌声を張り上げても男は腰を掴んだ手の力を緩めるどころか、割れ目に忍ばせた舌を躍らせる。
梅雨時の雨を集めて流れる多摩川は水量も多く、激しく岩にぶつかる白波はアユの声を包み込んでしまう。
ピチャピチャ、ヌチャヌチャッ……ウッウッ、クゥッ~、イヤンッ……快感を隠し切れないアユの声で思わず腰を掴んだ手の力が抜けても逃げようとせず、自らの手を男の肩について身体を支えようとする。
「アンッ、いや、やめて、気持ちいい……気付かれちゃう、やめて、見られちゃう」
性的快感と他人に見られるかもしれない不安という相容れない言葉を口走りながらも股間を押し付けたままのアユは、
「ねぇ、我慢できない。少しだけでもいいから、ねっ、いいでしょう??」
「しょうがねぇな。とんでもなくスケベでわがままな女だよ、アユは。我慢できないのか??」
「だって、しばらくしてもらってないもん。私に飽きたのかと思っているよ、ウフフフッ」
「そうか、オレが悪いんじゃしょうがない。誰にも見えないよな??」
「たぶん、立ち上がれば上半身は見えるけど寝っ転がっていれば大丈夫」

男はチノパンのベルトを緩めてファスナーを下ろし、下着ごと膝まで下ろして腰を二度三度と突き上げる。
「クククッ、スケベな男と一緒で参っちゃう。所かまわず催しちゃうんだもん」
陰毛に隠れて起きようともしないペニスに指を添えたアユの言葉は事実と異なるが男はあえて反論せずに話を合わせる。
「そうだな、ゴメン。アユのような好い女と一緒だと我慢できなくなるのはしょうがないよ」

今日のアユはいつもと違う印象が強い。
30させ頃、40し頃と言うがアユは30歳を過ぎて性的欲求が強くなったらしい、しばらく身体を重ねなかったオレが悪いのかと苦笑いする。
「なに、嫌な笑い方……許さない、ウフフッ」
またもや周囲を確かめたアユは淫蕩な笑みを浮かべて横たわる男の股間で陰毛に隠れたペニスを摘まみ出す。
「オレの息子は繊細で傷つきやすいから丁寧に扱ってくれよ」
「こんな小っちゃいのは嫌い、私を満足させてくれないと浮気するよ、いいの??……大きくなぁ~れ、大きくなぁ~れ」
呪文を唱えながら可愛いペニスを擦り、半立ちになると裏筋を指で押しカリ部を擦る。
「夏の太陽に照らされて息子も喜んでいる。その上、アユの指で気持ち善くしてもらって最高だよ」

竿を握り膨れ上がった尿道をなぞり、
「舐めてほしいの??お口の中に入りたいの??」
朱に染めた瞳でねっとりとペニスを見つめ、竿を握ったまま話しかけて次の瞬間に軽く手前に倒す。
「ウフフッ、オシャブリしてほしいんだ。正直に頷いて返事するコは好きだよ、舐めてあげる」
竿からカリを経て亀頭までベロリと舐め上げ、鈴口を舌先でつついてパクリと口に含む。
右手をペニスに添え、キャップを脱いでポニーテールを解いた髪を左手で掻き揚げて男の尻がぴくっと反応するほど色っぽい仕草で視線を絡ませる。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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