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彩―隠し事 147

覚醒 -23

ソファの背に手をついて獣の恰好で背後から突き入れられたカヲルはSMショークラブや前日マンションで見た女王様然とした様子は影を潜め、欲情に支配されて快楽を貪る一人の女としか見えない。
ソファの向こうに立ちカヲルの髪を撫でて頬を擦る彩は額に唇を合わせ、
「カヲルが健志のオチンポに犯されているのを見ると昂奮する。ヌチャヌチャといやらしい音を立てているこんな姿を希美さんや美樹さんが見るとなんて言うかな??……ウフフッ、この首輪は彩がするよりカヲルの方が似合うかもしれないね」
「こんな姿を誰にも言わないで、明日から仕事をできなくなっちゃうし私も一人の女、チンポを欲しいと思うこともあれば子宮でモノを考えたいと思うこともある」

クローゼットからキャメルのボストンバックを取り出した彩は再びカヲルの前に戻り、目の前でバッグの中身を見せつける。
「使ったことはあっても使われたことがあるの??彩がオモチャで遊んであげる」
風呂上がりに自らの手で付けた犬用の赤い首輪を外し、動いちゃダメと言いながらカヲルの首に取りつけてバッグから取り出したリードを付ける。
「どんな気持ち??答えなさい」
顔が仰け反るほどリードを引き叱咤にも似た声をかけると、
「ハァハァッ、彩はすごい。いつもの私を忘れちゃいそう、ハァハァッ、責められてこんなにゾクゾクするのは生まれて初めて……タケ、もっと突いて、壊れてもいい」
「カヲル、そんな事を言っちゃダメでしょう。女王様のオマンコが壊れて痛い痛いなんて言ったら希美さんも美樹さんもガッカリしちゃうよ」
健志は自らMっ子だと言った彩が瞳をランランと輝かせてカヲルを責める様子に目を見張りセックスの深淵をわずかに覗いたような気になる。

「カヲルのことを苛めたくなっちゃう。健志とエッチする仲だったって聞いたから妬いているのかもしれないし、カヲルともっと仲良くなりたいから本当の姿を暴いちゃおうと思っているのかもしれない……ごめんね、何を考えているのか自分でも分からないの。ねぇ、気持ちいい??」
結婚するまでのセックス経験は同世代の友達と比べて誰よりも多いとは思わないけれど少なくもなく、欲求不満で性的欲求を持て余すことなく勉強や水泳、友達付き合いを重ねてきたつもりでいる。
着替えを覗かれてゾクゾクするような得も言われぬ気持ち善さに浸った経験をのちに羞恥で身体と心を熱くするMっ子と自覚したものの、妄想の中で被虐心は育ち、恥ずかしい姿を見られたいと思う気持ちに加えて縛られてみたいと思うようになった。
今は獣の姿勢で健志に犯されて善がり声を漏らすカヲルを責めてみたいと無性に思う。

カヲルの首にはめた犬用首輪を買った同じ日、バイブなどと一緒に買った真っ赤な縄を取り出してカヲルの目の前でしごいて見せる。
シュッシュッ、ピシッ……ゴクッ……自らの行為に昂奮する彩は唾を飲み、ソファの背についたカヲルの両首を乱暴に縛ってしまう。
ハァハァッ、目の前に立つ彩の股間はおびただしい花蜜が溢れ、見つめるカヲルは下半身を健志に押し付けて息を荒げる。
「カヲルの中に出しちゃダメだよ。逝くときは彩の中だよ。カヲル、彩が手伝ってあげるから逝っちゃいなさい」
縄と同じ日、最後に彩が選んだ電マを手に取り、ヴィ~ンヴィ~ンとカヲルの目の前で振動させて背中をなぞり、ここはどうかなと言いながら乳房を刺激する。
「ウググッ、クゥッ~、気持ちいい。タケのチンポでオマンコを掻きまわされて彩がオッパイを嬲ってくれる……ウグッ、ヒィッ~、いや、そんな処を電マで苛められると逝っちゃう、クゥッ~」
「カヲル、我慢しなきゃダメでしょう。カヲルは女王様でしょう、苛められたい女の子を縛ってあげるのでしょう。そのカヲルがこんな格好でイクイクなんて言っちゃダメ。我慢しなさい」
ふりとは言え、彩の嘲笑を浴びるカヲルは全身を朱に染めて身悶える。
電マはついに乳房から下腹部に移動してペニスが押し広げるオマンコに近付き、クリトリスの周辺を刺激する。
ペニスを突き入れたまま背中に覆いかぶさる健志は乳房を揉みしだき、先端を摘まんで捻ったり引っ張ったりを繰り返す。

「ウググッ、クゥッ~、我慢できない、逝っちゃう、逝っちゃう、ヒィッ~」
悲鳴にも似た声を漏らして手首を縛られた両手指が白くなるほど固く握り、背中を仰け反らして絶頂を迎える。
「彩、ダメだ。オレも我慢できない、出ちゃうよ」
「ダメダメ、最後は彩の中に出して……ヒィッ~、気持ちいい。子宮めがけて満足の証を吐き出して、カヲルと彩の身体で満足した証拠を受け止めたいの……ヒィッ~、熱い、すごい……逝っちゃう……」
カヲルを押しのけるようにしてソファに手をついた彩は背後から突き入れられたペニスに尻を押し付け、あっけなく満足して突っ伏してしまう。

ソファの背を抱くようにして息を荒げる彩の背後でカヲルは腰を落とし、手首を縛られたまま指を伸ばして開いた割れ目に顔を押し付けて膣口から溢れ出る精液をチュウチュウと音を立てて飲み込んでいく。
「ウグッ、ウグッ……プファ、ハァハァッ……」
口に溜めた精液と二人の花蜜の混じり合ったモノを飲み込もうともせずにいるカヲルの瞳は真っ赤に燃えて彩を見つめ、彩もまた興奮を隠そうともせずに息を荒げて唇を近付けていく。
彩の両手がカヲルを抱き寄せると、どちらともなく唇を合わせてグチャグチャ、ヌチャヌチャと卑猥な音を立ててキスをする。
いつ果てるともなく健志の吐き出した満足の証が彩とカヲルの口腔を往ったり来たりする様子に昂奮する股間はピクッと反応する。

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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