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彩―隠し事 98 

期待 -11   

顎に指をかけて正対させられた英子は唇を奪われる。
寝取られ願望を隠していた夫の欲望を満たすのが愛される条件だと都合よく言い訳をした栞は英子となり、ボイスレコーダーを意識してベチャベチャと卑猥な音を立てて自ら貪るようにキスをする。
舌を絡ませてジュルジュルと音を立てて唾液を啜る英子に、
「今日の英子はいつも以上に積極的だな。私とのセックスに身体が馴染んできたのかな……おっ、届いたようだよ。英子、受け取ってきなさい……ダメだ、そのままの恰好で行きなさい」
脱がされたスカートに手を伸ばそうとすると腕を掴まれて邪魔をされ、ブラウスのボタンを嵌めようとすると叱声にも似た声でそのままの恰好で受け取りに行けと命じられる。

視線の端にバッグを捉えた時に夫の顔が脳裏に浮かび、抗う気持ちは消え失せて立ち上がる。
「ブラウスのボタンを留めちゃダメなの??」
「英子だってスリルを味わいたいだろう??但し、見せちゃダメだよ。もし見られたら次に会うときは罰を与えるからね」
「えっ、何をされるの??怖い……もしもの時のために、どんな罰か教えて。ねぇ、教えて」
「そうだなぁ、考えてなかったけど……待たせちゃ悪いから早く受け取って来いよ。その間に考えとくから」
「変な事を考えちゃダメだよ。私は大切な旦那様がいる人妻なんだからね」

「ごめんなさい。お待たせしちゃって……こんな格好でごめんなさい」
「いえ、申し上げにくいのですが、このままで外へ出ないようにお願いしますね……こちらがご注文の商品でございます」

「意外と若いおねぇさんだったな。私がチンチン丸出しで受け取ればよかったかなぁ……英子、わざと見せたのか??」
「わざとじゃない。ボタンを留めてないんだから見えちゃうよ……オッパイもアソコも見られたかもしれない、どうしよう」
「嬉しそうだな……見られたのか、わざと見せたのか分からないけど罰は私以外の人を交えて、そうだな……英子のストリップから初めて乱交パーティをしようか……楽しみに待っていてくれよ」


「えっ、本当なの??あの課長がそんな事を言ったの??それで、もうしちゃったの??課長以外の人を交えてエッチしちゃったの??……それより、ボイスレコーダーに録音されていたの??ご主人はそれを聞いたの??ねぇ、栞どうなの??」
「落ち着いてよ、優子。旦那様のボイスレコーダーはスイッチさえオンにすればバッグの中でも音は拾ってくれるし、私は約束を守った……課長にはSM遊びを交えて抱かれたけれど旦那様と離婚はしてない。それが全て」
「えぇ~と、と言うことは何も否定しないから、ご主人はボイスレコーダーで栞がSMプレーでヒィヒィ、アヘアへって喘ぎ声を漏らすのを聞いてオチンポを勃起させた。その時、ご主人の許しを得た栞は課長を含めた何人かと乱交プレーで犯されまくったって事なの??ねぇ、そうなの??」
「だから、落ち着いてよ、優子。聞きたいことも聞きたくない事もすべて教えるから、ねっ」
「あぁ、そうだった。ごめん、強烈な話で私の想像をツンヌケてるんだもん……ハァ~、フゥッ~、ハァッ、フゥッ、もう大丈夫」
落ち着こうとする優子は宙を睨んで深呼吸で息を整え、ぎこちなく微笑んで見せる。
風呂上がりの女が二人、何も隠すことなくシングルベッドに寝転んで互いの身体をまさぐり、興が乗ると胸の膨らみや股間に手を伸ばして栞が変身した英子の淫らな話に熱中している。

「優子って可愛い。私を心配してくれているんだよね……でもね、優子が気に入るかどうかは別にして私はセックスが好き。と言うか、セックスを通じて男女は本音で分かり合えると思っているの」
「分かるよ。私もそんな風に思うことがあるけど、栞ほど正直になれない。栞の話に驚いているけど……羨ましく思う私もいる、本当だよ」
「クククッ、分かる。だから気が合うのかもしれないね、エッチ好きで魅力的な女二人だから」
「ウフフッ、そうかもしれない」
あっけらかんとして不貞を働く栞と違って優子は健志との付き合いを誰にも知られることなく続けている。
そんな優子は、栞が経験したという課長とのSMプレイやこれから口にするであろう乱交プレイという言葉にドキドキと心臓が早鐘を打つのを意識する。
胸の内でモヤモヤする淫靡な思いを発散するためにSMショーパブで下着一枚になって見ず知らずの人たちの前で縛られたことが健志との付き合いの切っ掛けだっただけに、栞の話を聞いて秘かに期待するもう一人の自分がいる。


胸と股間を見せつけながらオモチャを受け取った英子は次に会うときは乱交プレイをすると言う英作の言葉を聞いて胸を高鳴らせる。
「英子、昂ぶりが止まらないようだな。股間を確かめてみろよ」
股間を覗き込むと太腿の付け根にまで花蜜が滲み、指を伸ばすとネットリと指に絡みつく。
「イヤッ、恥ずかしい。すごいエロ女になった気がする」
「クククッ、エロ女……もっと嬉し涙を流したいだろう。その椅子に座りなさい」

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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