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彩―隠し事 74

土曜日 ベランダ   

「抱いて、早く……焦らされると誰でもいいから抱いて頂戴って叫んじゃいそう。健志のブットイものでゴリゴリされたい……」
部屋の灯りを点けるのさえ、もどかしく思い壁に寄り掛かって身体を支える彩の瞳は赤い縄に負けまいとして真っ赤に染まり、欲情に濡れる唇はグロスを塗ったようにポッテリとした膨らみを感じさせて艶めかしい。
興奮のせいで息遣いが荒くなり、鼻孔が開いて口を閉じることも出来ない。

彩の背中に左手を回して右手で頬を擦ると静かに目を閉じてキスを待つ。
健志の唇は目を閉じた彩に存在を示すように上唇と下唇を交互につつき、二人は互いの存在を確かめるように舌先を合わせたり重ねたりを繰り返す。
閉じていた瞳が開いて真っ赤な瞳が健志を見つめ、彩の身体に満足の証を残して欲しいと囁く。
鳥が餌をついばむように互いの唇をつつき合い、唇を割って出し入れする舌の感触に彩はペニスをオシャブリする愛おしさを想い、健志は温かいバギナに包まれる心地良さを想像して我慢が限界に達する。

抱き上げた彩をベランダに連れ出して手すりに押し付け、スカートを剥ぎ取る。
「アンッ、またスカートを脱がされちゃった。ベランダでチンチンをぶち込まれちゃうの??」
「あぁ、そうだ。善がり声を聞かれると恥ずかしい事になるよ」
「ウフフッ、好いよ。彩は見られても一刻の恥。健志はスケベなオヤジって後ろ指を指されるかもしれないけどね」
「そうか、そうだよな。ここが気に入っているから引っ越す気もないからなぁ」「そうなの??今日は意地悪をたくさんされたから、今度は私の番、覚悟してね」

ベランダでスカートを脱がされてもフェンスが目隠しとなって羞恥が与えてくれるドキドキ感が薄いものの、健志が性的に満足するための道具になれるよと悪魔の囁きが脳内に響いて胸が締め付けられる。
彩の身体がオモチャとなってアソコも口もお尻の穴までもが、健志が満足するための排泄器具として扱われてみたいと密かに思う。
込みあげる欲望に抗しきれなくなった彩は健志の指示を待つまでもなく、しゃがみ込んで目の前にあるチノパンの膨らみを擦る。
「すごい、チノパン越しでも熱いしドクドク息をしている。苦しいでしょう??楽にしてあげるね」
ベルトを外してチノパンと一緒に下着も脱がせると弾かれたように宙を睨むペニスが躍り出る。
剥き出しの股間でそそり立つ怒張が滴らせる我慢汁が月明りに照らされて虹のように輝き、目元を緩めた彩は亀頭に伸ばした指で塗り広げてパクリと口に含む。
ジュルジュル、ジュボジュボッ……ペニスを飲み込んだままで口腔に唾液を溜めて卑猥な音がするように顔を前後した彩は、
「ウフフッ、美味しい。彩の身体で一日遊んだでしょう??満足させてくれないと噛み切っちゃうよ」
上目遣いに妖艶な眼差しで見つめて再びペニスを含んで歯を立て、ギリギリと力を込める振りをする。

左手でペニスを摘まんで顔を前後し右手は自らの股間に伸ばして花蜜が湧きだす泉に侵入させる。
ウッ、ウグッ……右手が蠢くとペニスを飲み込んだ口から力が抜け、艶めかしい吐息を漏らして右手の動きを激しくする。
クチュクチュ、クチャクチャッ……卑猥な音がベランダに響き、健志は思わず周囲を見渡す
「いやらしいな、彩は。オレのモノをオシャブリするだけじゃ満足できずにクチャクチャと音を立ててオマンコを弄るんだからな」
「ハァハァッ、だって我慢できないんだもん。外でハダカンボになって解放感とドキドキするスリルを味わってみたいって言う夢は叶ったけど、身体は火照るばかりで欲求不満なんだよ」
「クククッ、彩の欲求不満のせいでオレも我慢できなくなっちゃったよ……全部、脱がせてくれよ」

「好いよ、脱がせてあげる……その代わり……これからもずっと満足させてくれなきゃ、嫌だよ」
ゾクッとするような艶めかしい目で見つめられると、正視することが怖くなり思わず視線を逸らせてしまう。
「弱虫……健志と会って人妻の彩が女になったんだよ。妻は夫や家族の事を考えるけど、女は子宮でモノを考えるからセックスが一番なの。彩に声をかけた時点でその事は分かっていたはずでしょう」
仲の好い友達に誘われたことが切っ掛けとはいえ、SMショークラブで見ず知らずの他人を前にして下着姿で縛れられた彩を誘ったのだから今、聞かされた話しは彩に分があるように思う。

健志の足を持って靴下を脱がせ、足指を一本ずつ口に含んで出し入れをして指の間にも舌を這わせて残る足にも同じようにする。
仁王立ちの健志の足指を舐めた彩は膝の辺りから腿をへて下腹部まで舐め上がり、左手はペニスを擦り続けて離れることがない。
シャツのボタン一つ、また一つと外して肩から滑らせ、すべてを脱がせて素っ裸にした健志をじっと見つめる。
「彩が怖い??」
「怖くはないよ。彩の覚悟に驚いただけだよ」
「他人の目を気にして我慢することもあったけど、彩に変身して健志に会う時は正直に生きることにしたの……ウフフッ、覚悟してよ」
唇を合わせてキスをすると、
「プハッ……いいの??足指を舐めた口とキスしたんだよ」
後ろ向きにした彩をベランダに押し付けた健志は、ジャケットを剥ぎ取って素っ裸にする。

「夜景がきれいだろ。この街の土曜の夜は、まだまだこれからだよ。この街に集まる人たちの欲望の大抵の事は満たしてくれる。食欲や性欲、賭け事もね……煌びやかな美しさの底には、人々の欲望が醜悪な化け物になってこの街の暗がりで蠢いているんだよ。彩やオレの知らない世界があるんだよ」
「知らないし、見た事もない世界があるって事は分かる。少しだけ見たい……月一で満月の夜に彩はスケベな女になるんでしょう??」

「彩、どんな世界があるか想像してみろ。オレも知らない醜悪な欲望がどんな姿なのか一緒に見に行こう……怖くなれば、これ以上見たくないと思えば止めようって言うんだよ。分かったね」
「うん、分かった。入れて、健志のオチンポでエッチな彩のマンコを掻きまわして……」
「入れるぞ……」
「ウググッ、ヒィッ~、すごい。いやぁ~、こんなこと、すごいの、オマンコが壊れちゃう」
縄に絞り出された乳房を揉まれ、花蜜が涸れることなく湧き出る泉を掻きまわされる彩は周囲を気にする様子もなく憚りのない声を漏らす。
彩の視線は駅周辺の煌びやかな灯りの底で蠢く人々の欲望の化身を探す。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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