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彩―隠し事 73

土曜日 M  

改めて穿いたスカートのボタンを二個だけ留めてジャケットのボタンに指を伸ばした彩は小首を傾げて健志を見る。
「首の縄だけじゃなく上乳の赤い縄も見えた方がドキドキして刺激があるだろ??ボタンの数は縄が見えるようにしようか」
多摩川河川敷の茂みの中、人通りのほとんどない夜の歩道の植え込みや今また、住宅地の生垣を背にしてなど屋外で露出遊戯に興じた彩は新たな刺激に期待してコクンと頷いてしまう。

健志の指はジャケットの胸元を開いてネックレスの様に首を飾り、上乳を左右に走る真っ赤な縄をなぞり絞り出されて零れんばかりに尖りきる膨らみの先端を摘まむ。
鎖骨のお窪みに唇を合わせてチュッと音を立てた健志は、
「昼間の上品な人妻の楚々とした風情を残すオッパイは薄桃色なのに、いやらしく膨らんで浮き出た青い血管や乳輪と乳首がスケベっぽく膨らんでいるのがいやらしい」

犬の散歩をする女性を最後に住宅街の小道で人に会うこともなく、羞恥と快感の狭間で揺れ動く彩の身体は妖しいときめきに支配されて身体の芯から火照ってくる。
チリンチリリン……植え込みの陰からここまで何度も鳴っていたはずの鈴の音が静かに佇む住宅街に響く。
住宅街からメインストリートに出る手前の物陰で立ち止まった健志は彩を背後から抱きしめて大きく開いた胸元に右手を入れ乳房を揉みしだく。
「アンッ、いやっ、声が出ちゃう……彩にはメインストリートを歩く人が見えるよ、気付かれちゃう。やめて、ここで悪戯するのは許して」
物陰から顔だけを出して周囲を見回す彩は健志の右手に自らの左手を重ねて動きを封じ、スカートへの悪戯を防ごうとして腰に右手を添える。
スカートを捲り上げられるのを防ぐ彩の気持ちに反して健志の左手は守るもののない股間に伸びて、涸れることのない泉の様に花蜜が湧き出すバギナを弄る。
「ダメッ、そんなこと……イヤンッ、我慢できなくなっちゃう。帰ってからにして……何でも言うことを聞くから、これ以上は……お願い」
切れ切れに言葉を絞り出す彩を愛おしく思う健志は、ここで止めると欲情を滾らせて期待する気持ちに反するだろうと唇を噛む。

ヌチャヌチャ、クチャクチャ……ウッウッ、クゥッ~、だめっ……左手を蠢かして股間を刺激すると艶めかしい声を漏らして両手で健志の左手を押さえつける。
乳房を揉んでいた右手がスカートの裾を掴んで、アッと言う間もなく捲り上げて白くてムッチリとした太腿から尻を街路灯の下で曝け出す。
「エロっぽいなぁ、このままの格好でオレのモノをぶち込みたくなるよ。覚悟しろよ」
「いや、ここでは嫌。チンチンでアソコを抉られたら我慢できなくなって憚りもなく喘ぎ声を漏らしちゃいそうなんだもん。許して、お願い、ねっ、帰ってからにして」
ピシッ……ヒィッ~……ピシッ……ウググッ、クゥッ~……周囲を気にする様子もなく尻は小気味いい音を立てて指の痕を残し、健志の右手がデニムジャケット越しに乳房を縛る縄を背中で掴んで引き寄せる。
「ウググッ、クゥッ~……痛いっ。痛くされるのが好いの、彩は健志の女って実感できる」
彩は一瞬、乳房の上下を飾る縄で吊られる景色が脳裏に浮かび、頭を振ってそれを追い払う。

「あんっ、嫌。こんな処で尻を打たれて気持ちよくなる彩はおかしいの??ねぇ、おかしいよね??」
「おかしくないよ、Mっ子の彩には普通の事だろ」
縄を掴む手に力を込めて引っ張り上げて正対させ、食い込んだ縄のせいでひしゃげた乳房を鷲掴みする。
「イヤンッ、痛いってば……ウグッ、クゥッ~……乱暴な健志も好き、もっと」
前触れもなく唇を合わせて唾液を流し込み、ゴクッと音を立てて白い喉が上下して嚥下したのを確かめた健志は胸の膨らみの先端を大きく開いた口に含んで乳輪ごと吸い上げる。
ヒィッ~、すごい……場所を気にすることなく好き放題に振舞う健志に異を唱えることなく、彩は被虐と快感の狭間で恍惚の表情を浮かべる。
口に含んだままで乳首の先端を舌先で叩いたり、転がしたりしながら甘噛みして、ゆっくりと歯に力を込めていく。
ウグ、ググッ……蕩けるような悦びの表情を浮かべていた彩の表情に苦痛が宿る。

「痛いっ、ウッ、クゥッ~……あんっ、いやっ、気持ちいい。痛くされるのも気持ちいぃ」
通りを歩く人が気付くかもしれないと不安を感じながらも快感に火の点いた身体は我慢することも出来ず、強い刺激を求めて健志の髪の毛を掴んで乳房に押し付ける。
健志の手が股間に伸びて潤いにまみれたバラの花芯を捉えてクチュクチュと淫靡な音を奏でる。
「可愛いよ、彩。夜の彩はセックスのためなら、どんなことでもする淫乱な女。振り返ってメインストリートの方を見てごらん。彩の様にエッチがしたい、チンポを欲しいって言いながら歩いている人なんかいないよ」
「アウッ、そんな事をするから……健志が彩のアソコを、オマンコやオッパイを可愛がってくれるから我慢できない……ねぇ、入れて、少しだけで良いから入れてほしい」
「見ず知らずの人に見られちゃうかもしれないよ。それでもいいのか??」
「入れて、早く。我慢できない、健志が悪いんだもん……」
「ダメだ、これでも咥えていろ」
袋からリモコンバイブを取り出した健志は、嫌と言う暇も与えずにズブズブと押し込んでしまう」

ヴィ~ンヴィ~ン……想像以上に大きな振動音が住宅街に響き、股間を押さえた彩は周囲に人がいないかと視線を巡らす。
ヴィ~ンヴィ~ン……くぐもった振動音は止むことを知らず、健志に腕を取られた彩は自由な手でジャケットとスカートを精一杯整えて引き立てられるように歩き始める。
路地を出てメインストリートから伝わる話し声が大きくなると股間を刺激する振動が止まり、安堵の表情を浮かべた彩が上乳を飾る真っ赤な縄を隠そうとして胸の前でジャケットを掻き抱くと健志の手が伸びて片手を掴み、彩がそっと窺うと、手をつなごうと、さりげなく話す。
夜も遅くなって住宅地域から駅方向に向かう人のいない事が彩の羞恥を和らげるものの、いつ気付かれるかと思うと胸は早鐘を打つように動悸が激しくなり、息苦しくさえ感じ始める。
股間に大ぶりのバイブを飲み込んだままでは普段通りに歩くことも出来ず、内腿にまで滴るマン汁を意識して一人顔を赤らめる。

ハァッ~……健志の部屋に戻り、二人きりになった彩は安堵の吐息を漏らして健志にしがみつく。
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ちっち

Author:ちっち
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アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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