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彩―隠し事 391 

性的欲望 -26

身体は火照り、気持ちは昂り、抑えようのない欲情を持て余す紗矢は健志が差し出す下着を着け、白いミニスカートを穿いて淡いブルーストライプのシャツチュニックをザックリ羽織る。
「紗矢ちゃん、可愛いよ。そうだ、何か欲しいものがあるか聞いてきてよ」
「分かった」
その場でクルリと回って、可愛いかと問う笑顔に健志はドキッとする。

開け放ったままのコネクティングドアから隣室を覗いた紗矢が、アレッという表情で部屋に入っていき、しばらくすると戻ってくる。
「エッチが終わってバスルームでじゃれ合っている声が聞こえたよ」
「買い物に行くとメモを残しておこうか」
コンビニに行くとメモした健志は、
「紗矢ちゃん、首元が寂しいからこれを着けようか、おいで」
ホテルに来る途中の車中で彩につけられた犬の首輪を手にした健志は紗矢を呼ぶ。

「恥ずかしいから許して……」
「紗矢」
抗議は許さないよと言わんばかりに厳しい表情の健志に抗うことはできず、紗矢は近付いていく。
「ホワイトミニスカにブルーチュニック、装飾の少ないシンプルな恰好でも紗矢ちゃんは可愛いけどチョーカーを付ければどうかな……」
健志の手がチュニックの襟に触れると、アッと声を漏らし、頬を紅潮させて手を固く握り、緊張を露わにする。

犬用の首輪を巻かれると紗矢の呼吸は荒くなり、触れると火傷するのではないかと思うほど頬は紅潮し崩れそうになる膝を支えるために健志の腕を掴む。
「紗矢ちゃん、熱があるかもしれないから出かけるのは止めようか」
「イヤッ、精力剤でオチンチンに元気になってもらうんだもん」
妖しい興奮と期待を鎮める気持ちなど思いもよらない紗矢は掴んだ腕を揺すって、早くいこうと催促する。
「分かったよ、メモを残したから出かけても大丈夫だろう……紗矢ちゃんと二人で歩くのは、これが最後だろうから記録しとこうか」
ビデオカメラを手にした健志は、卑猥な妄想を膨らませる紗矢に向かって快活な笑みで応える。
「ほんとうに買い物だけなの??」
卑猥な思いを募らせる紗矢は健志の真意を測りかねて焦りにも似た感情が沸き上がる。
「ねぇ、買い物だけなの??……こんな首輪を付けられたのに」
「紗矢ちゃん次第ということにしようか……念のため、持っていこう」
紗矢に見せつけるようにローターをポケットに入れる。

「近くにコンビニがありますか??」
「右へ数分歩くとありますよ」
「ありがとう」
「お気をつけて行ってらっしゃいませ」
フロントでコンビニの場所を聞きながら、並んで立つ紗矢の尻をスカート越しに撫でても平然としている。

「クククッ、急にお尻を撫でるんだもん、びっくりしちゃった。プロポーズを受ける前の最後のお遊びの相手に健志さんを選んでよかった」
「光栄だね」
「ケンちゃんも彩さんで良かったって思っているし、私の選択は間違えていなかった……ケンちゃんの好いお嫁さんになるためにエッチな思いを封印したくなるほど可愛がってもらうんだからね」
「分かった。紗矢ちゃんが好い女になって好いお嫁さんになるように協力するよ」
夜も更けて人通りの少なくなった通りをフロントマンの言葉に従い歩みを進める健志はコンビニの看板が見えると路地に入る。
ゴクッ、何か卑猥なことをされると思うと健志の左手とつないだ右手はジットリ汗ばみ、呼吸が荒くなり突然立ち止まってしまう。
「昂奮で息をするのが苦しいし歩けない……ねぇ、おねがい」

「ケンちゃんのプロポーズを受ける前にエッチでスケベな自分にお別れをしようと思っているんだろう、ブラジャーを外しなさい。シャツを脱いで外すところを見せてくれるね」
ビデオカメラを構えた健志は紗矢の全身が映るまで一歩二歩と下がり、手を伸ばしても届かない距離になると紗矢は不安を隠せなくなり両手で胸を抱きかかえる。
「紗矢」
「誰もいないよね……脱ぎます。見てください」
震える手でチュニックを脱ぎ、抗うこともせずに外したブラジャーを持つ手で胸の膨らみを隠す紗矢の足は震え、ハァハァッと息を荒げて次の指示を待つ。
ジィッ~ジィッ~、見つめるカメラの音が紗矢の耳をくすぐる妖しい愛撫となり、ケンちゃんのことを忘れて身体も心も昂る興奮に従う。
「可愛いよ。震える紗矢を見て気付いたけどオレは自分で思っている以上に意地悪な男らしい。スカートを脱いでこれをオマンコに挿入しなさい……出来るね」

ブラジャーとチュニック、スカートを受け取った健志はローターを手渡し、声もなく頷いた紗矢は胸の膨らみを隠すことを忘れてローターを見つめる。
「下の口が大好物なモノを食べるところをカメラに見せるんだよ……それも脱いじゃった方がいいね」
淫靡な思いに支配される紗矢は健志の言葉を諾々と受け入れて抗議することもなくショーツに指を掛ける。

夜も更けたとはいえ人通りが絶えたわけではなくメインストリートを歩く人が路地を覗き込むこともあるだろうと思うと紗矢の昂奮は鎮まることがなく、ショーツも脱いで身につけるモノと言えば犬用の首輪だけで立っている自分を不思議に思いながらも身体と気持ちの火照りを冷ます術がない。
「どうすればいいの??誰かに見られると嫌だから早く命令して……何でもするって約束する、ハァハァッ」
「ローターを下の口で食べなさい……スイッチを入れるかどうかは紗矢に任せる」

膝を曲げて腰を落とした紗矢は宙に向けた瞳を瞑って左手を割れ目に添え、右手に持ったローターをジュルジュルの入り口に擦りつけて十分に馴染ませ、唇を噛んで指に力を込めるとヌルッと吸い込まれるように姿を隠す。
「アンッ、ウッ……ハァハァッ、入った。奥へ押し込んじゃおう、アンッ……」
「入り口じゃあ、落っこっちゃうかもしれないもんな。ローターの味を十分に堪能してもいいんだよ」
意地の悪い言葉をかける健志は路地の入口に誰もいないことを確かめるとグイッとリードを引く。


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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

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さむいのも嫌
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