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彩―隠し事 393 

性的欲望 -28

「コンビニで代金を支払うのが怖いと思ったのは生まれて初めて……まだ、ドキドキしている」
「スタイルが良く、膝下を伸ばして颯爽と歩く紗矢ちゃんが内股で腰を落としてみるからに不安な様子、可愛かったよ」
「だって、ローターの振動音が頭ン中でヴィ~ンヴィ~ン響くし、アソコからズルッと滑り落ちないか心配だし……こんなにドキドキしたことってない」
「真後ろにいても聞こえなかったけどモジモジする紗矢ちゃんに異常を感じた女性が腰回りや顔をじろじろ見ていたよ。紗矢ちゃんは気付かなかった??弁当を見ていた人だよ……」
「一度目が合ったけど視線を逸らされたのは、そういうことだったんだ。はしたない女って思われたんだね、恥ずかしい」
「紗矢ちゃんのオマンコは飲み込んだチンポを吐き出すまいとして奥へ奥へと吸い込む貪欲マンコだからローターも落とすことはないよ。子宮に入り込まないように気を付けなきゃ」
「クククッ、そんなに褒められちゃうと恥ずかしいな……そんなことを言うと思いますか、スケベだってバカにしているでしょう??」
「ウフフッ、怒った表情も可愛いな、ケンちゃんが羨ましいよ。怒っても拗ねても可愛いくて、そのうえセックスが大好きな紗矢ちゃんを独り占めにできるんだからな」
「ふ~ん、じゃぁ~あ、ケンちゃんに内緒で愛人になってあげようか……う~そ、嘘だよ」
「ますます、可愛いな。ケンちゃんと二人で夢を叶えるんだよ。応援しているからね」

ホテルに戻る途中、先ほどの路地を覗くと場所を譲ったカップルが妖しく抱き合っている。
スカートを捲り位上げた女性が壁に手を突き、ズボンを膝まで下ろした男が背後から自らのオトコを突き入れているように見える。
「すごいね。私たちが見ているのも気付かないみたい」
「そうだね、邪魔しちゃ悪いから帰ろう。遅くなると僕の紗矢ちゃんがいなくなっちゃったって心配するだろうしね」
「ねぇ……ゆっくり歩いてよ。意地悪なことをされているから早く歩けない。落っこちそうなんだもん」
「クククッ、紗矢ちゃんは楽しんでいるようにしか見えないけどなぁ……嫌なら出してもいいんだよ」
「ほんとうに意地悪。ケンちゃんが健志さんのような人でなくて良かった」
「今の言葉で彩に注意してやってくれよ。オレはケンちゃんと違って性格がワルイってね」
「嫌な男……」
横目遣いで健志を見つめる視線はゾクッとするほど色っぽく、可憐な少女の面影は微塵も感じられない。

「ただいま……バスルームで楽しそうにじゃれ合う声が聞こえたからメモを残して買い物に行ってきた。これはケンちゃん、彩さんはこれ……乾杯する??」
「紗矢、これを飲んでも僕のアレはもうピクッともしないよ。無理だよ」
「今日はケンちゃんとしたいなんて言ってない。健志さんが、もうムリだって言うので拗ねたら、ユンケルを飲めばもう一度くらいは可能かもしれないって言うから買ってきたの。ケンちゃんの分はオマケ」
「紗矢ちゃんと彩は美容のためのビタミン剤、そうなのね」
「そうだよ。彩さんはまだ出来るでしょう。私もまだまだ大丈夫なのに健志さんは……あっ、ごめんなさい。彩さんの大切な人をけなす積りじゃないの、ごめんなさい」
「ウフフッ、彩のことは気にしなくていいのよ。男の人は可哀そうだよね。一度、満足すると二度目をするのに時間が必要だし、続けて何度も出来ない……それに比べて私たちは、ユンケルなんか必要ないよね……」
「ほんとう。今までケンちゃんに嫌われたり軽蔑されたりしないかと心配で性欲を隠してきたけど、セックスがこんなにいいなんて……彩さんたちのお陰、ありがとうございました」
「紗矢、今回だけの約束だよ。信用しているからね」
「うん、大丈夫。ムラムラ、モヤモヤしたままケンちゃんのお嫁さんになりたくなかったの。すべてとは言わないけど、あんな事やこんな事も知ったうえで貞淑なお嫁さんになるって決めた、信じてくれるでしょう??」

紗矢は想像や妄想で膨れ上がる性的好奇心を抑え込めるかと不安に思い、ケンちゃんのプロポーズを受け入れる前に幾つかを経験して妄想に支配されるのを避けたのだと言い、ケンちゃんはそれを理解していると答えた。
健志に精力剤を飲ませて嫣然と微笑む紗矢は自ら音頭をとってワインで乾杯し、
「ケンちゃん以外の男性とベッドを共にする最後の夜、今日だけは健志さんが大好き」
ワインを飲み干したグラスをテーブルに置いた彩は、後ろ髪を引かれる思いで紗矢を見つめるケンちゃんの手を取り隣室に誘う。

「オチンチンをナメナメしちゃう。ユンケルを飲んだから元気がないって言わせないよ」
ケンちゃん以外の男と肌を合わすのはこれが最後と思い定めている紗矢は、獣欲を隠すことなく健志の唇と身体を貪り、健志もまた若々しい肌に酔いしれる。
「ウッウッ、クゥッ~、すごい、こんなことって……若くないからムリだって言ったのはウソでしょう、ヒィッ~、逝っちゃう、ダメ、ダメ、すごい、たまんない。気持ちいぃ……」

「ありがとうございました。私の我がままにお付き合い頂いた健志さんと彩さんのことは忘れません……また、お会いできますか??」
「夜の公園で偶然出会って、少しエッチな記憶の中にいるだけの二組のカップル。そういうことにしようよ……これは彩とオレから二人へのお祝い」
朝食を終えて部屋に戻った紗矢は改まった態度でケンちゃんを見て微笑み、健志と彩の二人にお礼の言葉を述べる。
前もって用意しておいたお祝いを手渡した健志は、
「オレたちは先に出るけど清算しておくから二人はゆっくりするといいよ」
「紗矢ちゃん、ケンちゃんと二人で幸せにね」
「はい、私は彩さんのように好い女になります」
「ウフフッ、彩のように浮気をする??」
「そうですね、健志さんのような男性に会えば、その時に考えます……冗談、本気にしないでよ」
目を丸くして紗矢を見つめるケンちゃんに優しく微笑んで見せる。

車に乗り込んだ健志は彩を見つめ、
「今日は土曜だから、このまま近くの温泉にでも行こうか、ダメか??」
「行きたい。健志と二人だけでゆっくり出来るところが好い」


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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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