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彩―隠し事 390

性的欲望 -25

今は臍と呼ばれ、昔は水を湛えたであろう湖の跡で休憩した男は立ち上がり、ほとんど凹凸がなく白い平原の向こうに見える草木の生えていない二つの山を目指す。

目隠しを施した紗矢の右側に添い寝した健志は気付かれないように静かに立ち上がり、左側に位置を変える。
「どうしたの??健志さんを信用しているけど目隠しされているから怖い」
「紗矢ちゃんの右側から左側に位置を変えただけだよ」
他意のないことを示すために右手で髪を撫で、そのまま頬に添えて鼻頭に唇を合わせる。

右手の人差し指と中指を男の足に見立てて水の干上がった湖の跡から平原に踏み出す。
「ウフフッ、くすぐったいけど気持ちいい。紗矢島に上陸した人がこれからどうなるのか、期待したり想像したりドキドキする」
「紗矢ちゃん、忘れていないか。男の船が入り江の奥に係留してあるんだよ」
「うん、それがどうしたの??」

双子山を目指して歩き始めた右手指は立ち止まり、小舟に見立てた左手が紗矢の股間で戯れる。
係留してある小舟が波に翻弄されて舞う木の葉のように入り江の奥で垂直にそびえる岸壁に当たったり沖に流されたりを繰り返す。
「イヤンッ、悪戯好きの船が紗矢島の急所を刺激するから島全体が地震に襲われたようにビリビリする」
紗矢の言葉を受けた健志は小舟に見立てた左手を股間で震わせる。

寄せては返す波は途絶えることなく切り立った崖に押し寄せ、男がよじ登った時のように刺激を受けて新たな湧水を滴らす。
湧水が滴り、滑りの良くなった崖にぶつかる小舟は入り江の奥へと吸い込まれるように引き寄せられる。
揺れる小舟が崖を擦る刺激で湧水は滝のように水量を増し、流れ落ちる水の勢いで襞のような岩がブルブル震え、周辺の岩もユラユラ揺れる。

「イヤンッ、ダメ、船がそんな……ダメッ……ウッ、クゥッ~」
紗矢は両足を閉じて健志の左手の動きを封じ、目隠しのせいで見えるはずがないのに健志に顔を向けて口はしどけなく開く。
「ダメだよ。島がそんな風に動くはずがないだろう。それとも止めてほしいのか??」
「いじわる……」
再びおずおずと両足を開いた紗矢は顔を天井に向けて両手を固く握り、興奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与える。
「緊張しちゃダメだよ。リラックスしなきゃ」

入り江の奥は溢れ出た湧水が滝のように滴り、滝つぼには大きな渦が出来て周囲のモノを飲み込んでしまう。
襞に似た岩の奥に人知れず隠れていた洞窟があり、小舟は渦に揉まれながら吸い寄せられるように飲み込まれて姿を隠す。
洞窟の入り口は狭く、流れ込んだ渦は勢いをそのままに小舟を翻弄して壁に打ち付け、奥へ奥へと送り込む。
小舟に見立てた左手指は蜜にまみれて難なく膣口から侵入して膣壁を擦り、荒れ狂う波はオーバーハングに似たクリトリスを愛撫する。
「ウッウグッ、クゥッ~、膣壁を擦りながらクリをクチュクチュされるなんて、敏感な処を一緒に可愛がってもらうと我慢できなくなる。ウッウッ、ヒィッ~……」
「紗矢ちゃん。紗矢ちゃんの性感帯は二か所だけじゃないだろう……ここはどうだ??」

白い平原の先にある二つの山を目指して男の足に見立てた人差し指と中指が歩き始める。
ウッウッ、クゥッ~……入り江の奥の洞窟に吸い込まれた小舟は波に翻弄され続け、切り立った崖にぶつかるたびに紗矢島は地震のように揺れて歩き続ける男はフラフラする。
「おっと、地震の多い島だなぁ……」
ツルツルの地面はとめどなく続く地震のせいで足元がおぼつかず、山を登り始めた男は彼方此方つかまりながら頂上を目指す。
「アウッ、アソコは挿入された指でクチュクチュされて気持ちいいのにオッパイまでウニウニされると我慢できなくなっちゃう。もっと荒々しく、乱暴にされたい」

男は誰に言うともなく呟く。
「風が出てきたな。ここは足元がツルンツルンして滑落の危険性があるから早く頂上を目指そう」
山肌を鷲掴みする度、どこからとなくウッウッッと艶めかしい声が聞こえ、波に翻弄される小舟が洞窟で暴れると地震の揺れが激しくなり、イヤンッ、ウググッと島全体のきしみ音が聞こえる。
「揺れが激しくなってきた、何か掴むものがないかな……おっ、頂上に木があったぞ。これがいい」

「イヤンッ、うそ。右手で左のオッパイをクチュクチュして、右のオッパイをお口でチュルチュルするなんて。クゥッ~、男の人は一人のはずなのに両方の山をクチュクチュするし、オマンチョも同時に弄るなんて……ねぇ、入れて、我慢できない」
「紗矢ちゃんの希望をかなえたいけどオレはケンちゃんのように若くないからなぁ」
「こんなにムズムズさせたのは健志さんだから責任を取ってもらわないと。ナメナメ、シャブシャブするから大きくなったら入れて、おねがい。これじゃあ、眠れないもん」
「困ったなぁ……そうだ、コンビニに精力剤を買いに行こうか。紗矢ちゃんのために頑張ってみるよ」
「うん、いいよ。オチンチンがビンビンになってもらわないと眠れない」

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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