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彩―隠し事 106 

萌芽 -2  

「栞、さすがだね。よくこんな店を見つけたね」
「パワーランチする人って秘密を伴うこともあるでしょう??ホテルの部屋を取るなど個室って幾つかあるけど、手軽にこういう店もアリだと思わない??」
「栞はすごい、色んなことを知っているもんね。仕事でも助けてもらっているし相談もさせてもらっている。ありがとう」
「優子と私は好いコンビだと思わない??真面目で優等生タイプの優子とほんの少し融通が利く私。学生時代から付き合ってもらって本当にありがたいと思っている」
「どうしたの、今日の栞は変だよ」
「そうね、二つの事が気になる。課長の転勤の件は直接、優子に話すと思うけど私は新しいチンチンを探さなきゃいけない。二つ目は、私と可愛い旦那様の事、心配してくれているでしょう??」

個室はよほど大きな声で話さない限り声が漏れる心配もなく、栞は健啖ぶりを発揮しながらボイスレコーダーを再生したご主人の反応を話し始める。


「栞、英子って言うのが栞なのか??」
ボイスレコーダーを倍速再生した夫は他の事には何も触れず、名前についてのみ質問する。
「私の間違いを許してくれたあなたは、もう一度抱かれてこいと命じた。あなたが好きだと言ってくれた私の名前、栞を他の人に呼ばれたくなかったから英子と呼んでくれって言ったの」
浮気相手が課長と知られると後々問題があると思い、英子と呼んでくれと言ったのは課長と呼ばず英作と呼ぶための方便だということは口にしない。

「そうか、嬉しいよ。僕たちには子供がいないだろ、僕にとっての掌中の珠は栞だよ。栞が可愛くって仕方がないんだよ。言葉が見つからないんだけど、そうだなぁ……小さな男の子、乱暴だけど弱い者いじめだけはしない。そんな男の子に好きな女の子がいるんだけど、どう話していいか分からないから意地悪な事ばかりしてしまう。そんな心境かなぁ、僕の愛情が栞に届いているかどうか不安だし、確かめたくなる……やっぱりうまい言葉が見つからない、でも信じてくれよ。僕が愛しているのは栞だけだって」
「うん、私もあなたが好き。大好き、愛している」
「僕の大切な栞を素っ裸に剥いて好き放題に嬲った男がいるんだろ。どんなことをされたのか心配だから調べないとな……栞、着ているモノをすべて脱いで調べてくださいと言いなさい」

ボイスレコーダーを握り締めた夫はグラスに注いだビールをゴクゴクと喉を鳴らして一気に飲み干し、素っ裸になるように命じる。
「脱がないとダメですか??」
「栞……」
顔を伏せて問いかける栞の声は震えを帯び、夫はビールを煽って愛する栞を汚すことに踏ん切りをつける。
よろよろと立ち上がった栞はシャツとスカートを脱いで下着姿になり、
「許してください、あなた……オシャブリしろと言えばします。縛るというなら黙って堪えます。日曜日の昼間、こんなに明るい居間で素っ裸になるのは許してください」
「陽光の指し込む部屋じゃなかっただろうけど浮気相手のチンポをその口でしゃぶったんだろう。同じ口で僕に許しを請うのか??僕を愛していると言った口だよ。僕は栞を愛しているから信じたいんだよ、愛していると言ってくれた言葉を信じさせてくれよ」
「分かりました。私があなたを愛しているといった言葉に嘘はないと信じてもらうために裸になります」

ブラジャーを外して夫に手渡し、腰の辺りでショーツに指をかけた栞は、
「後ろ向きでもいいですか??こんなに明るいリビングで、愛するあなたに見られながらハダカンボになると狂っちゃうかもしれない……おねがい」
「分かった、僕も栞を苛めたいんじゃないから後ろ向きでもいいよ。脱ぎなさい」
夫に背中を見せた栞は意を決したようにショーツを脱ぎ捨ててその場に立ち尽くす。
「脱ぎました。愛するあなたがいながら、他の男に抱かれてしまった私です。本当にごめんなさい」
「栞の浮気は許せないと思ったけど僕以外の男に抱かれたいと思った栞の心境を知りたい。大好きな栞が僕の知らない男に抱かれて身悶える姿を想像すると昂奮する……自分でも分からないほど混乱している。縛るよ、そうでもしないと混乱が収まらない」
「はい……これからもあなたに愛されるために堪えます。どのような事でも受け入れます。縛ってください」

背中を向けたまま立つ栞の肩に手を置くとビクッと反応し、、ハァッ~と息を吐いて天井を睨む。
「手を背中に回しなさい」
「えっ、えっ??なに??怖い……」
驚きと不安の声を漏らす間に両手首を縛られて乳房の上下を真っ赤な縄が這う。
「似合うよ。スリムだけど胸や腰回りは必要な肉付きがある栞の身体を想像して用意した縄だけどよく似合っている」

彩―隠し事 105 

萌芽 -1  

健志に見送られた彩は電車のドア近くに立って車窓を走り去る見慣れた景色に目を向けているはずなのに、風景はぼやけて何処を走っているのかも分からない。
意識は別れたばかりの健志に向き、久しぶりに会うのに時間がないから食事だけと言ったけど、もしも、強引にホテルに誘われたら断ることが出来ただろうか……もしかすると自分でも気付かないうちに抱かれることを期待して連絡したのかもしれないと思って頬を赤らめる。

夫の浮気は続いている様子だし三連休の来週末辺りに出張の予感がする。
その時は浮気相手も同行するだろうと思うけど気持ちが苛立つどころか、その日を待ち遠しく思う。
フゥッ~……周囲を気にする様子もなく大きく息を吐いて目を閉じると、健志に抱かれる自分を見つめるもう一人の自分がいて股間が熱くなり身体の疼きを止めることが出来なくなる。
電車に乗っていることも忘れて右手が上着の中に入り自然に乳房に添えてしまう。
ゴホンッ……前に立つ男性のわざとらしい咳払いで我に返った彩は、肩を揉む振りで誤魔化し電車が滑り込んだホームが最寄り駅だと気付き軽く会釈して下車する。
改札口に向かいながら見ず知らずの男性に会釈したのは場所を弁えない行為をしたと自ら認めたようなものだと苦笑いを浮かべる。

帰宅後、家事や翌日の準備をしていると、
「ただいま」
なんの憂いも屈託も感じさせない声とともに夫が帰宅する。
「おかえりなさい」
彩もまた普段通りに夫の帰宅を優しく迎える。
「彩、久しぶりにビールを飲まないか??」
「そうね、久しぶりに二人っきりで飲むっていいわね。おつまみを用意するね」
「北海道出張から帰ってきた同僚にチーズクッキーを貰ったから、これで飲もうよ」
「チーズクッキーならビールよりワインの方が好いでしょう??」
チーズクッキーとワインの相性はよく、二人の表情は綻ぶものの隠し事を抱えているだけに話しが遠回りになるのはやむを得ない。
それでも久しぶりにテーブルを挟んで穏やかに話せたことに満足する。

片付けと入浴を済ませて自室に戻り、ベッドに入って目を閉じると健志の顔が浮かぶ。
フゥッ~、天井を睨んで息を吐き、
「健志の事は考えない。絶対に考えない」と、自分に暗示をかける。
健志との妄想を追い払うと栞に聞かされたご主人や課長との痴話が蘇る。

気配から浮気を疑ったご主人に責められて不倫を認めた栞が許しを請うと、離婚を迫るどころか不倫相手に抱かれて身悶える様子をボイスレコーダーで録音しろと命じられたと言う。
不倫相手が課長であると知られると後々に面倒なことがあるかもしれないと思った栞は、課長と部下だと思うと仕事が気になってセックスにのめり込むことが出来ないから英作と英子と名乗って抱かれたいと提案した。
面白そうだと喜んで承諾した課長は緊縛を含むSMプレイに誘い、栞の身体は縄と戯れるだけではなくバギナにミニ電マを挿入されてアナルに怒張を受け入れ、身も世もなく身悶えて喘ぎ声を漏らした。

ボイスレコーダーを再生したご主人がどのような反応をしたのか聞いていないが、別居や離婚を迫られた様子もない栞を見ているとAV動画や何かで読んだ、寝取られ願望ということが現実にあるのだと実感できた。
その時のご主人の反応は明日の昼食時に聞かせてくれるようなことを言っていた。
そして、もう一つ。課長に転勤の内示が出ていると本人から聞いたと栞は言った。
彩の本当の姿、優子が提案したプロジェクトの理解者である課長が転勤すると仕事がどうなるのだろうと不安に思う。
久しぶりに健志と食事を共にしたことで浮かれていた気持ちが夫と穏やかな気持ちでワインを飲んで落ち着き、栞の話しを思い出して騒めき始める。

気持ちが騒めくときは身体が求める欲求を満たしてやれば穏やかな気持ちに戻れると信じている彩は左手を胸に右手を股間に伸ばす。
乳房を揉むと健志の顔が浮かび、早くもぬかるみ始めた股間を弄ると課長に縛られた身体を艶めかしく揺する栞が優子と呼ぶ声が聞こえる。
後ろ手に縛られて乳房が歪になるほど縄に嬲られた栞は背後から課長に抱きしめられて間断なく喘ぎ声を漏らしている。
課長の怒張は栞を貫いているはずなのにバギナは花蜜を滴らせるばかりで、股間を注視するとアナルを押しひろげて犯し続けるペニスが見える。
今にも裂けそうなほど押し広げられて苦しいはずの栞はしどけなく開いた口から悦びを叫び続けて嫌がる様子は感じられない。
ウッウッ、クゥッ~、健志、抱いて、私のアソコをぶっといモノで掻きまわして……部屋が違うとはいえ同居する夫を忘れて昇り詰めた彩は落ち着きを取り戻して深い眠りに落ちる。

「おはよう、栞」
「おはよう、優子。昼食は個室を予約しといたからね、ウフフッ。」
「鍬田君、おはよう。今日、一時間ほど残業してくれるかな??」
「はい、分かりました、課長」

「優子、たぶん例の件だと思うよ」
「えっ、うん。多分、栞の言う通りだろうね。私たちの仕事の将来にもかかわる話だからしっかり聞いてくるね」

偶然 -6

ホテル-朝

ベッドで戯れて身体と気持ちを満足させた二人はシャワーで汗を流し、窓際のソファで二本目のワインを開ける。
ソファに座る貴志の両足の間で床に座り込んだ麻美は逞しい太腿の感触に安心感を抱き大阪の街の夜景に見入る。
駅前の高層ビルから洩れる整然とした灯りで気持ちが穏やかになり、阪急、阪神、曽根崎警察署前の交差点を行き来する車に感じる大阪のダイナミズムが貴志との未来を期待させてくれる。

「ハーフボトルのワインって二人で飲むには丁度いいね」
「そうだね。二人が一杯ずつ飲んで気持ちを昂らせて三杯目は身体に垂らしたりイロエロ楽しめる。ボトルは前戯の一部でディルドの代わりにもなるし」
「酷い言いかた。丹精込めてワインを作った人が怒るよ」
「一本目はセックスに誘うけど二本目のハーフボトルは人生を語らせる」
「これは二本目だけど人生を語るの??」
「当然だよ。今日はこれで寝るとして明日をどう生きるか、それが問題だ」
「そうだね、それは私も同感。私たちはどうするの??まさか、何もナシで解散とは言わないでしょう??ねぇ、どうなの??」

太腿に手を置いて振り返った麻美は本音を聞き出そうとして視線を逸らすことがない。
「……明日の夜までに帰ればいいんだろう??」
「うん、貴志が夜まで一緒にいたいとお願いすれば付き合ってあげるよ」
「麻美の明日を欲しい。麻美といられるなら大阪でも何処でもいい……帰りは羽田に車を置いてあるから、まずオレの家を教える。その後で麻美の家の近く、指定する場所まで送る。明後日以降の選択権は麻美が持つ、オレは麻美が決めたことに従うと約束する」
「私が貴志に連絡しなければ行きずりの関係で終わりってことなの??……自信家なのか、私の魅力不足なのか考えちゃう」
「オレといることで麻美が幸せだって感じてくれると嬉しいけど、幸せじゃないと思う麻美を見たくないからね」
「ふ~ん、そうなんだ。憶えとく……だけど、勘違いでなければ私の幸せは貴志の幸せと重なるはずだよ、違うの??」
「麻美……」
「な~に??」
「ここへおいで。麻美の顔を見たい」
「どうしたの??私のハダカンボを見たし、舐めたり揉んだりしたでしょう??」
こぼれんばかりの笑顔で見つめて小首を傾げる麻美の仕草に貴志は頬を赤らめてドキドキが止まらなくなる。
「どうしたの??顔が赤いよ、熱があるんじゃない??ウフフッ、フフフッ、幸せ」

背後から抱きしめて麻美の髪に顔を埋めて息を吸い込んだ貴志は、
「好い匂いがする」
「クククッ、シャンプーの匂い??それともトリートメント??」
「いやな女だなぁ、それでも嫌いになれない……眠くなったから寝ようか」
「貴志に抱かれて可愛い女になれるって信じていたのに、嫌な女のまま。ウソ吐き」
嘘吐きという言葉に棘がなく、楽しんでいるように聞こえる。
「可愛いな、麻美は……言っただろ、オレにとっての好い女は我がままな女でもあるって。麻美はイヤな女だけど好い女だよ」
「貴志はイヤな男……私を抱っこしてベッドに運びたいと思っているでしょう、違う??」

「そうだよ、麻美はオレの考えていることを何でも分かるんだな」
「惚れた男の事は何でも分かるの、貴志を逃がさない。可愛い女にするって約束を果たしてくれるまで離れてあげない」
寝かせた麻美にシーツを掛けて腕枕した貴志は、
「わがままな麻美にお仕置きをしなきゃいけないな」
「お仕置きされちゃうの??何をされるのか不安でドキドキする」
「おやすみ……麻美には腕枕だけで何もしないのが一番のお仕置きだろう」
「どうしようかな、腕枕されたままオナニーをしちゃおうかな……えっ、嘘でしょう。本当に寝ちゃったの??」
ス~スゥ~と落ち着いた息は眠ったとしか思えず、貴志の顔を覗き込んだ麻美は呆れたような顔をして次の瞬間には幸せそうに笑みを浮かべる。
腕枕をする貴志の腕を戻してシーツを掛け直し、静かに唇を合わせて身体を接するように仰向けになり目を閉じる。
眠ろうと意識すればするほど目が冴えて貴志の寝顔を見つめると自分だけが昂奮するのがバカバカしくなり、深呼吸して目を閉じるといつの間にか夢の中の住人になっていた。


夜景を楽しみながらスパークリングワインを飲み、そのままベッドに入ったためにカーテンを開け放ったままの窓から陽光が入り込んで麻美の顔を優しくくすぐる。
身体を起こした麻美が窓外に目を向けると、あちこちのビルの窓に反射してキラキラ輝き乱反射する。
目を眇めてこの街の朝の景色と気持ちの好い一日の始まりに頬を緩めた麻美が貴志に視線を向けても目覚める気配がない。

貴志と出会った食堂の町で育ち、たまたま帰省した実家から今住んでいる国立に戻ろうとしたときに母に引き留められて予定より遅くなって電車に乗り遅れた。
母のせいで一便遅れ、それがまた遅延したために伊丹空港で羽田行に乗り継ぐことが出来なくなった時は呪いたくなったが、貴志の寝顔を見ていると神様と母に感謝の言葉、ありがとうと呟く。
ウフフッ……誰に見られることなく微笑んだ麻美はシーツに潜り、ナイトウェアの裾をまくって半立ちの股間に、不満の言葉を漏らす。
「つまんない、朝立ちしてない……フフフッ、大きくなぁ~れ」
ペニスに指を添えておまじないをするように上下に擦った麻美はパクッと口に含む。
口に唾液を溜めて舌を絡ませるとペニスは口の中でムクムク育ち、シーツの中で頬を緩ませた麻美は顔を上下する。
ジュルジュル、ニュルニュルッ……口の中で勃起するペニスに愛おしさを覚えてフェラチオは熱を帯びる。

「おはよう。気持ちいいけど許してくれないかなぁ」
「ウフフッ、気付いた??だって、可愛いんだもん。半立ちのチンチンが私の口の中でズンズンって大きくなるんだよ。愛おしくなっちゃう」
「おいで、可愛いお顔を見せてくれよ」
プファッ~……口元を拭こうともせずにシーツを剥いで姿を現した麻美を抱きかかえ、舌先で汚れを拭いながら挨拶代わりのキスをする。
「アンッ、おはようのキスで元気を注入してもらった。貴志の先走り汁も混じっているかもしれないよ」
「かまうものか」
「ねぇ、私の提案を聞いてもらえる??」
「もちろんだよ」
「昨日、羽田から貴志の家を教えてもらって私の家の近くまで送ってくれるって言ったでしょう。そうじゃなく、私ンチで明日の通勤着を用意して貴志の家に泊まるってダメかなぁ??」
「オレはその方が嬉しいけど、いいのか??」
「住所を見ると貴志ンチの方が会社に近いしね……そうだ、これからは雨っぷりの日は泊まっちゃおうかな、ダメ??」
「それも嬉しいな。益々麻美との距離が縮まるような気がする」
「好い事を教えてあげようか……男と女が本当に理解し合うのに大切なのは言葉じゃなくセックス。そうでしょう??」

嫣然と微笑む麻美は貴志に覆いかぶさり唇を重ねる。
濃厚なキスをしながら偶然の重なりに思いを巡らし、二人の幸せな明日に思いを馳せる。
食堂で会ったこと、飛行機の座席が隣席だったこと、飛行機が遅れて羽田まで帰れなくなったこと、今の住まいが2㎞程しか離れていないこと、貴志がツインルームのシングルユースだったこと、一つ一つは何でもない偶然でも積み重なると神様に導かれた必然としか思えない。
窓から侵入した陽光に包まれてつながり、幸せな明日を与えてくれた偶然に感謝する。


<<< おしまい >>>

偶然 -5

ホテル-挿入

2㎞程離れて住む二人は数百㎞離れた場所で偶然が重なり、今はホテルのベッドで絡み合っている。
男は食堂で初めて見た時、雛にも稀な美しい人との印象を持ち、その後、機内で二度目に会った時は神様の悪戯に感謝した。
女は初めて会った時の屈託のない笑顔に心惹かれ、機内で手助けをしようと言われた時は照れ隠しもあってストーカー呼ばわりした。
ストーカーと呼ばれることを男は楽しみ、女はその様子から距離を縮める材料になると考えて口にすることを止めなかった。
ストーカーという言葉遊びを止めざるを得ないほど住む場所が近い事を知り、二人は自分の気持ちを正直に伝えることが出来た。


大陰唇に指を添えて大きく開き、膣口に侵入させた舌を出し入れしたり膣壁を擦ったりして麻美の喘ぎ声を引き出し、小陰唇が作る溝を舐めたり甘噛みしたりすると自然と鼻頭がクリトリスを擦る。
予期せぬ快感で麻美はペニスを欲しがる言葉を口にする。
「ウッウッ、クゥッ~、気持ちいい……ねぇ、オチンポちょうだい。オチンポをオシャブリしたい」

貴志が身体の位置を変えて横臥位でシックスナインの恰好からクリトリスに舌を伸ばし、麻美は目の前のペニスを摘まんで亀頭に滲む先走り汁を掬い取った指先を舐める。
「オチンポから滲み出る透明の液体が美味しい……もっと舐めちゃおうかな」
竿を摘まんで根元から先端に向かって絞りだし、亀頭をベロッと舐めて先走り汁を舐めとる。
「ウグッ、気持ちいい。麻美にしごかれると自然に声が出ちゃうよ」
「ウフフッ、絞りだそうとするとオチンポがピクピクするから可愛い……お風呂で見た時よりも大きいし熱い。ビクビクしているよ、気持ちいいの??」
「麻美の可愛い指に包まれているんだよ、気持ちいいに決まってる」
「ほんとう??ご褒美上げなきゃね」
竿の根元を摘まんで亀頭に向かってベロリと舌を這わせ、先端を包み込むように口に含んで鈴口を尖らせた舌先でつつく。
「可愛い。竿がピクピクするだけじゃなく、会陰部って言うのかなタマタマ袋からお尻に続くこの辺りもがキュッとなった。クククッ、おもしろい。こんなオモチャが欲しいな」

何もせずに女性らしい細い指で弄られる感触を楽しみたい気持ちもするが、目の前でダラダラ嬉し涙を流してクンニリングスを待ちわびる麻美の女の子を見ては何もせずにいられるはずもない。
麻美の太腿を抱えるようにして動きを封じ、割れ目の縁に添えた指で左右を互い違いに上下に動かす。
「アンッ、いやっ。変な感じ……もっと、色んなことをして遊んで。貴志に嬲られて気持ち善くなるのも好き」
「オレが麻美の身体で遊んでも、悪い男だと思わないでいてくれるか??」
「イヤンッ、そんな事を言わないで。あなたになら騙されても苛められても嬉しいと思うかもしれない……忘れられるのが嫌」
「麻美、オレは騙したり暴力を振るったりしないと約束するよ。麻美はオレの大切な人だから」
「嬉しい、私は貴志の事を信じている……ウフフッ、あなたに抱いてもらうときは苛められたい。啼かせて、おねがい」
知り合ったその日に身体を求めるはしたなさや照れ隠しもあって二人は能弁になる。

割れ目を開いて滲み出る花蜜をズズズッと音を立てて啜り、膣口を覆って内臓を吸い込むように頬を窄める。
「クゥッ~、ダメ、だめっ……そんなに強く吸われたら壊れちゃう。ヒィッ~」
膣口をベロベロ舐めまわし、侵入させた舌を出し入れして指先がクリトリスを摘まむ。
「麻美の内腿はムチムチして気持ちいいから触るだけで昂奮する」
「すごいよ、破裂しそうなほどパンパンに膨らんでる。ゴクッ……ハァハァッ、こんなのが目の前にあるんだもん、見るだけで昂奮する。ねぇ、オシャブリしてほしい??」
「あぁ、オシャブリしてほしい。可愛い麻美が食事をしたり愛を語ったりする口でオレが小便をするチンポをナメナメしてくれ」
「イヤンッ、小便じゃなくてオシッコ。それにオシッコするためじゃなく私を啼かせるためにあるの……久しぶりだから上手じゃないかもしれない。してほしいことがあったら教えてね」

根元を摘まんだ竿に舌を這わせパクッと咥えたものの横臥位では思ったようにフェラチオが出来ず、
「アンッ、この格好じゃ嫌。上になる……ハァハァッ、美味しそう」
貴志は麻美の希望通りに横向きの身体を仰向けにして跨るのを待ち、目の前で濡れそぼつ花弁に舌を伸ばす。
性的昂奮で昂ぶりを抑えきれない麻美は両手で貴志の内腿を擦りながら、宙を睨むペニスをパクリと口に含んで顔を上下する。
フグフグッ、ジュルジュルッ……ウグッ、グゥッ~……ジュルジュル、ニュルニュルッ……自らの昂奮のペニスを飲み込み過ぎて喉の奥を突いて涙を滲ませながらも吐き出すことはなくフェラチオに興じる。
そんな麻美に性感を刺激される貴志もまた昂ぶりを抑えることが出来ずに両方の太腿を抱え込んで首を伸ばし、クンニリングスは激しさを増していく。
ジュルジュルッ、ニュルニュルッ……フグフグッ、ウグッ……ウググッ、グゥッ~、気持ちいい。
「ダメ、もう我慢できない。入れるよ、我慢できないんだもん」」

麻美は仰向けで横たわる貴志の腰に手をついて身体の向きを入れ替え、騎乗位の恰好でペニスを摘まんで膣口に擦りつける。
「アンッ、大きい、入るかなぁ??」
貴志に聞かせようとするわけでもなく、独り言のように呟いた麻美は唇を噛み、ゆっくりと腰を下ろしていく。
「入ってくる、ウッ、クゥッ~……くる、奥まで」
「ウッ、気持ちいいよ。麻美のオマンコは温かくて落ち着く」
「イヤンッ、そんな、いやっ……そんな事をされたら、すぐに善くなっちゃう」
尻に力を入れてペニスをピクピク動かすだけで麻美は髪を振り乱し、それが胸を刷いて貴志もまた限界が近いことを悟る。
「ダメだ、逝っちゃいそうだよ。麻美が相手だと我慢できない」
「もう少し、私も気持ちいいの。逝くときは一緒だよ、私だけ満足するのは嫌だし、残されるのも嫌、一緒に逝くの、もう少し……クゥッ~、ダメ、逝っちゃう」

偶然 -4

ホテル-ベッド

胸の谷間に垂らしたワインを舐めとり、舌と唇は肌理が細かく大理石のように妖しい滑りを帯びる肌を這い回る。
「久しぶり……オナニーよりも貴志の愛撫が気持ちいい。もっと気持ち善くして、おねがい」

「重くない??」
「大丈夫、貴志を感じられて幸せ」
貴志は麻美に覆いかぶさり、額に掛かる髪を整えてチュッと音を立てて唇を合わせる。
「子供じゃない。今はそんなキスを欲しくない」
貴志が伸ばした舌を瞳に近付けると目を閉じる。
閉じた瞼に舌を這わせて唇を合わせると、アンッと艶めかしい吐息を漏らして突き上げた股間を押し付ける。
麻美の両手首を掴んでベッドに押し付け、密着させた下半身で動きを封じてキスをする。
ジュルジュル、ヌチャヌチャッ……舞うように舌を絡ませて麻美が動きに合わせようとすると吸い込んで甘噛みをする。
ウッ、クゥッ~、ヌチャヌチャ、ハァハァッ……瞳を真っ赤に染めて欲情を露わにする麻美はしがみつこうとしても両手を掴まれていては叶わず、突き上げて擦りつける股間をウネウネと蠢かす。

「麻美が股間を押し付けるオレの下半身が濡れているような気がするけど気のせいかな??」
「そんなはずはないけど確かめてみれば……」
「じゃぁ、ここはどうした??」
貴志の舌が乳輪をなぞり、先端の膨らみを口に含んで舌を躍らせ、ギュッと吸い込んで甘噛みをする。
「アンッ、痛痒い刺激でアソコがジュンとなった……ねぇ、オッパイがどうかした??」
「血管が透けるほど白くて薄い肌で清楚な感じがしたけど今はオッパイに血管が浮き出ているし、上品なピンク色だった乳輪がプックリ膨らんでエロっぽい」
「ほんとう??貴志にそう言われると嬉しい……気持ちだけじゃなく身体もあなたを求めている証拠だもん。貴志は??」
「これが可愛い麻美を欲しいと思う証拠だよ」
押し付けていた下半身を浮かせて男の象徴を麻美の内腿に擦りつける。
「イヤンッ……クククッ、ベチョベチョ、ニュルニュルして気持ち悪い」

胸の膨らみの麓を鷲掴みして先端を弾くように舌先を上下に動かし、両方の乳房を掴んで中央に寄せる。
「オッパイはもっと大きい方が好い??」
「オレには丁度いい大きさだしバランスも好いよ。見ても触れても飽きない」
乳房を揉む手に力を込めてひしゃげるほど揉みしだく。
「痛いっ……どうしてだろう、優しく愛撫されるのは勿論だけど痛くされても気持ちいい。言葉は脳が震えるほどだし……一目惚れから本当に惚れちゃったみたい、迷惑??」
麻美の問いには答えず、両手が乳房を離れて脇腹を擦りながら腰に至り唇と舌は鳩尾から臍に向かって螺旋を描くように跡を残していく。
触れるか触れないかの繊細なタッチで肌を這う十本の指と唇や舌先が麻美の昂ぶりを増幅し、快感に火が点いた身体は新たな悦びを求めて身悶える。
ウッウッ、イヤッ、アァ~ン……しどけなく開いた口から間断なく喘ぎ声が漏れ始め、麻美の手は貴志の髪を掴んで自らの下腹部に押し付ける。
ウグッ、ウッ……息も出来ないくらい押し付けられた貴志は恥毛を噛んで顔を左右に振ると髪を掴む麻美の手から力が抜けていく。
「いじわる、気持ち善さに堪え切れず、つい髪を掴んだのに力ずくで逃げた」
「ごめん……ワルイ男は好きだけど、暴力は嫌いだって言ったよな」
「私の言葉を真面目に聞いてくれた証拠。優しいだけの男はつまらない。狡い男は言葉で女を騙す、悪い男は暴力で女を泣かす、ワルイ男はセックスと言葉で女を悦ばせる……あなたはワルイ男、舌や指を使って私を啼かせようとする」

貴志はハムハムと恥毛を噛み、こんもり盛り上がった恥丘を撫でる。
綻びを見せる割れ目は赤く濡れそぼつ花弁を露わにして貴志に悪戯されるのを待っている。

割れ目の縁を舌先がベロリと舐めると強い刺激を求めて両足を開くだけでは飽き足らず、両膝も開いて股間を突き上げる。
「いやらしいな、麻美は……オマンコをジュルジュルに濡らしても満足でできずに、もっと気持ち善くしろと催促する」
「そうだよ、私は我がままな女。ワルイ男とのセックスは貪欲になるの……男は久しぶり、ガッカリさせないでね」

痩せすぎることなく適度な膨らみを持つ下腹部に手を這わせて割れ目に息を吹きかけ、恥毛をハムハムして指を絡ませる。
「ウフフッ、私の身体で遊ばれるのって嫌いじゃない」
「やっぱり麻美は好い女だな。普段はきつめの好い女、裸になればセックスを楽しむ淫乱女」
「あらっ、淫乱女って褒め言葉なの??ウフフッ……気持ちいい」
下腹部を擦っていた手が鼠径部から内腿を撫でて舌が真っ赤に濡れそぼつ花弁をベロリと舐め上がる。
ウッ、クゥッ~……眉間に深い皺を寄せた麻美はシーツを掴み、唇を噛んで顔を仰け反らす。
麻美の指の動きに気付いた貴志は顔を綻ばせて割れ目を大きく開き、口を押し付けてズズズッと音を立てて溢れる蜜を吸いとる。
「ヒィッ~、気持ちいい、内臓まで吸い込まれちゃう……もっと、もっと気持ち善くなりたい」
ジュルジュル、ニュルニュル……割れ目に指を添えて開いたまま舌を膣口に潜らせて残った蜜を舐め取る。
「美味い、好い女のマン汁は味も違う」
丸めた舌を出し入れするとシーツを掴む指が白くなる力がこもり、貴志が手を重ねるとシーツを離して握り返す。

膣壁を削ぐように舐めた舌は小陰唇が作る溝の奥をベロベロと舐める。
「クゥッ~、そんな、ウググッ、ビラビラの溝まで、アンッ、気持ちいい」
溝を舐め、ビラビラを甘噛みして左右に振ると自然と鼻頭がクリトリスを刺激する。
「ウッウッ、クゥッ~、気持ちいい……ねぇ、オチンポちょうだい。オチンポをオシャブリしたい」

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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