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彩―隠し事 19

健志    

彩がオナニーに耽っている頃、帰宅した健志はシャワーで彩との楽しい記憶を一旦洗い流し、証券会社のPC用トレーディングツールを開く。
機械メーカーの務めを辞した後、生活の糧を得る手段としている日経平均先物取引をするためだ。
個別企業の株式を売買するのではなく、ニュースなどで日経平均株価はいくらですと言っている株価指数に連動する商品の売買でハイリスクハイリターンの典型のような商品であり、取引時間は8時45分から15時15分まで、休みを挟んで16時30分から翌朝5時30分までの2回、合わせて19時間30分あるのでリスク管理さえ怠らなければこれほど便利で面白いモノはない。
グローバル経済と言われる中、日本だけではなく米国を中心に世界各地の政治経済ニュースや各国経済指標を読み解きながらトレードするのは知的好奇心を刺激されてトレードのための準備そのものも楽しい。

早々に目標金額を得た健志は、欲は敵と自分に言い聞かせ、自分だけのデータを取得するために必要事項をエクセルシートに入力して重要と思える事柄をトレードノートにメモしてベッドに入る。
以前付き合った女性に、あなたの寝つきの良さはそばにいて腹が立つといわれたほどで、彩との記憶を蘇らせることなく直ぐに夢の中の住人になる。

気持ちの好い朝を迎えた健志はシリアルやハムエッグ、チーズと生野菜などを用意して牛乳をたっぷり注いだミルクティで朝食を済ませる。
料理は嫌いじゃないので自分で準備することは苦にならない。
メニューから材料を揃える、あるいは食材を確かめてメニューを決める。
どちらからのアプローチも健志の好奇心を刺激する作業で嫌いではない。
それは部屋の掃除にしても同様で段取りを考えるだけでも楽しく、一人で暮らすことを嫌だと思った事はない。

食事を終えた健志は昨日穿いていたズボンのポケットから出してテーブルに置いあった彩の下着を見つめ、誰もいないのに洩れそうになる笑みを必死に我慢する。
クククッ……ついに我慢も限界に達し、それでも大笑いすることは避けて苦笑いを浮かべる。
ステーキハウスのレストルームで下着を脱ぐ彩がどんな表情だったのか想像するだけで笑みが浮かぶし、眼下に見るこの街の夜景をバックに裸体を曝した美しさを鮮明に思い出すことが出来る。
ウェストなど要所要所は艶めかしい括れを持ち、成熟した女性らしくムッチリとした身体は見るだけで欲情をそそられる。
健志は彫刻刀で掘り出したようなモデル体型の美しさよりも生命力と色気を感じさせてくれる彩の身体に魅力を感じるし抱きたいと思う。

この部屋で彩を抱いた時の感触が蘇る。
仰向けに寝たオレを跨いで奥深くまでを飲み込んだ彩が肩と下腹部を上下させるほどの荒い息で覆いかぶさり、髪が胸をくすぐった時の感触が切ない思い出となって蘇る。
対面座位でつながると目の前にツンと上を向いたオッパイの持ち主である彩が羞恥と快感で朱に染めた表情で見つめ、愛おしさで胸がいっぱいになったオレは乳房を掬うように手を添え、くすみがなく可憐にさえ見える乳輪に舌を這わせて先端を口に含み、コロコロ転がして甘噛みをした。
彩は精一杯身体を寄せてオレの背中に回した手に力を籠め、胸の膨らみを押し付けるようにして肩に顔を埋めて洩れそうになる喘ぎ声を堪えていた。

彩の身体は彩そのもの、これまでの人生が現れている。
肩を中心にして上半身の発達は海や水泳好きを感じさせるし、身体全体のバランスのとれたムッチリ感と括れは自制心と節制を想像させて益々好ましい。
顔の化粧は言うに及ばず、乳房や太もも、膝などはケアする事を忘れない女性も、よく言われる首の周辺や背中、肘なども彩は注意を怠っていないと感じ取れるし、立ち姿を後ろから見た時の凛とした美しさは神々しささえ感じさせる。

彩の魅力を思い出すと人並みに絵を描くことが出来ればいいのにと思う。
スマホを使えば見たままの彩を残すことが出来るけれど健志はそれを好まない。
彩の姿を見たままではなく感じたままの美しさを残したいと思うが、それには絵を描くのが相応しいと思うし、心のキャンパスには鮮明に描き切っている。
現実のキャンパスに表現する術を持たない不甲斐なさを今ほど残念に思う事はない。
以前、付き合った女性の部屋でついうたた寝をしたオレを描いた絵を見せられたことがある。ほんの少しデフォルメしたその絵は、彼女の目にオレはこんな風に映っているのかと感動したことがある。

「さて、これをどうするか……」
真剣な面持ちで言葉にした健志はニヤッと笑みを浮かべて立ち上がり、使わないままになっていた額を取り出す。
額装したショーツとブラジャーは匂い立つばかりに彩の魅力を感じさせ、これを見た時、笑って許してくれるか目が点になるほど怒るか、それを想像するのさえが楽しい。
壁には掛けず、机の上で此処がいいか、それともこっちかなと場所を移動しながら居場所を探しして最後はPCのそばに立てる。


おなじ頃、夫を送り出した彩はパンツスーツの身支度を済ませて就寝前に揃えた資料を確認していた。
よしっ、昨夜の健志との淫らな行為の記憶を追い払い、自らを鼓舞するために声を出して彩から優子に変身し、エレベーターホールに向かう。
「おはようございます」
「おはよう。鍬田さんちはいつも仲が良くて羨ましいよ。ご主人を玄関で見送っていただろう??私がそんな事をしてもらったのは、いつだったのか思い出せないよ」
エントランスまで愚痴を聞かされた優子は、他人には仲が良いと思わせる私は大した悪女かもしれないと微笑み、真っ青な空を見上げて伸びをする。

彩―隠し事 20

新たな刺激    

昨日の朝は不快に感じた満員電車の揺れも今日は楽しむことが出来る。
身体の向きを工夫して膝に余裕を持たせると電車の揺れに無理に抗うことなく立つことが出来るし、ヨガと同じように身体を鍛えているような気もして得した気持ちになる。
あれはいつの事だったろう??
離れた場所だったのではっきり見たわけではないが、足を踏まれた、踏まないのと些細な言い争いが殴り合いの喧嘩になって電車が大幅に遅れたことがある。
そんなにストレスを溜めて今日の仕事に差し支えないのだろうかと、その場に相応しくない事を考えるほど仕事が楽しく好きだったし、今もそれは変わらない。
周囲の人たちの表情をさりげなく見ると、ほとんどの人が表情を消して不快な時間をやり過ごそうと苦心しているように思える。電車が揺れると、その表情は一様に不快なものに変わり、ごめんなさいと小さな声で謝る人や、チッと舌打ちする人もいる。

えっ、なに??この手はおかしい……
電車の揺れに合わせて自然な風を装ってお尻に触れた手の甲が左右に蠢く。
手の平で触ればアウト、手の甲ならセーフ、今でもこんな都市伝説のような迷信を信じるバカな男なの??それとも、清楚で淑やかに見えるらしい私なら痴漢行為をしても騒がないと思っているの??
久しぶりに使ってみようかな……安全ピン。私は淑やかだけじゃないのよ。
「痛いっ……」
「あっ、ごめんなさい。洋服に安全ピンが付いていたみたい。大丈夫ですか??……大変、血が出てる。次の駅で降りて駅員さんに治療してもらいましょうよ、本当にごめんなさい」
「いえっ、大丈夫です。僕が悪いんです、大丈夫、心配しないでください。ごめんなさい。ほんとに、ごめんなさい」
駅で停車した電車のドアが開くと同時に男は顔を伏せるようにして降りてしまった。
クククッ、あれじゃ痴漢していましたと宣言したようなもんじゃない。

痴漢にあった時、恥ずかしいからと黙って耐える、手が触れているけど痴漢じゃない満員電車だからしょうがないとあきらめる、窓の外を見たり車内のあちこちに視線を巡らせて気を紛らすなどと反応を幾つかに分けられるけど、優子は高校時代から黙って耐えるということはできず、安全ピンを撃退用の武器として用意していた。
安全ピンを持っていることも忘れるほど過去の記憶になっていたが、今日は久しぶりに痴漢の対象になった。
彩となって健志と卑猥な遊びに興じたせいで痴漢を呼び寄せるほど色っぽくなったのかと思うと腹が立たない。

「おはよう。今日の優子はやる気満々のようだね、元気を少し分けて欲しいよ。昨晩は旦那に抱かれてやったんだけど、久しぶりだったせいか、しつこくて参っちゃった。寝不足なの、化粧のノリも悪いし最悪……たまには抱かせてやんなきゃダメね。そうだ、今日、時間ある??面白い処へ行こうよ」
言いたい事を言い終えた友人は、優子の返事も確かめずにスキップでもしそうなほど軽やかに自席に着き、あっけに取られる優子に、定時に帰れるようにするんだよと告げてウィンクする。

昨夜の準備の甲斐もあり支障なく仕事を終えた優子は、友人と共に退社する。
「優子、旦那に帰りが遅くなると連絡しといた方がいいよ」
夫も知っている友人と食事をするから帰宅が遅くなると連絡して、秘密クラブのある盛り場の方向に歩き始める。
「ねぇ、いつかのSMショークラブじゃないよね??」
「うん??あの店は優子に刺激が強すぎた??今日はね昔の男の仕事現場を見せて欲しいって言ってあったんだけど、今日、お前の住んでる町の近くが現場だから見たければ来いよって連絡が来たの。一人じゃ怖いから優子を誘ったってわけ」
「ふ~ン、私の知らない世界をたくさん知ってるよね」
「遊びだと優子の先生になれるかもしれないけど、仕事は敵わない。優子は私の憧れだよ、優子といると本当に楽しい。いつかの約束を覚えてる??」
「二人で温泉に行こうって話でしょう??忘れるわけがないし、旦那には時期は決まっていないけどって話してあるよ」
「そうなんだ、楽しみ……露天風呂付の部屋にしようね。優子と二人で風呂に入ってオッパイを揉みっこするの……いやだっ、想像すると濡れちゃう」
行き交う人たちを気にする風もなく大仰に股間を抑えて嬌声を上げても、夜の盛り場では特に目立つこともなく他人の視線を気にすることもない。

盛り場を通り過ぎて住宅街に差し掛かってもキャッキャッ騒いでじゃれ合うと、さすがにすれ違う人たちの中には顔を顰める人もいるけれど友人は気にする様子もない。
電柱の住所表示に視線をとめた友人は、
「着いたようよ、このマンションかな??」と、自分に言い聞かせてスマホを取り出す。
「迎えに来てくれるって」
優子に告げると友人は宙を睨んで目を閉じ、フゥッ~と息を吐いて両手で軽く頬を叩く。
「ねぇ、なんなの??面白い事ってなに??変な事をされるのは嫌だよ」
優子が不安に満ちた声をかけたタイミングで、迎えに降りてきた男が、
「こっちだよ、早く。もうすぐ始まるからね、何しろ時間との勝負だから急いで」
優子は不安に苛まれながらも何事が始まるのかを聞かされることなくエレベーターに乗る。
「挨拶は時間がないから省略で良いよね。一つだけ気を付けてね、声を出さないように……さぁ着いたよ」
エレベーターを降りると、何の変哲もない廊下を目的の部屋に向かって歩く。
「あのね、優子、今から行くのはAVの撮影現場、ここに貸しスタジオがあって撮影するんだって……そうだよね??」
「そうだよ、時間貸しのスタジオだから時間内に終了しなきゃいけないんだ。この部屋だよ、静かにね」

彩―隠し事 21

撮影見学-1   

玄関を入ると何人もの撮影スタッフが打ちあわせや機材の準備に追われている。
静かではないものの緊張感が漂う部屋で場違いな二人は、挨拶さえ出来ずに部屋の隅で立ち尽くして顔を見合わす。
打ち合わせが一段落したらしいタイミングで案内してくれた男が挨拶のきっかけを作ってくれる。

「監督、こちらが先日、話した見学希望の二人です」
「ご無理をお願いして申し訳ありません。撮影現場に興味があったものですから見学させてくださいとお願いしていました」
「うん、いいよ。女優さんがOKしてくれたからな、俺たちの仕事は女優がいてこそだから……戸建てのスタジオで撮影はほとんど終わっているんだけど、高層階でエッチする絵が欲しくて急きょここへ来たんだよ」
「へぇ~、途中で台本を変更する事ってよくあるんですか??」
遠慮のない質問をする友人に嫌な顔もせずに監督は答えてくれる。
「ないよ、何しろ予算が限られているからね。変更は余計な出費になるからね……それより、二人ともスカウトしたいな。特にあなた、上品な人妻に見えるけど胸の膨らみからウェストの括れを経て腰の張り具合、色白のムッチリ感は男好きのする身体だと思うよ。ヒップのパンとした処も好いな……ちょっと触ってもいいかな??」
優子の許しも得ず手を伸ばした監督は、肩の肉付きを確かめるように擦り、胸の膨らみに手を添えて軽く揉み、腰から尻を撫でて内腿を撫で下りる。
あっという間の出来事に優子は抗議する暇もなく、抵抗することも忘れて立ち尽くし、あっけに取られていた友人は我に返って、「うそ……」、と意味不明の言葉を漏らす。
「失敬、女優の値踏みをする、いつもの癖が出ちゃったよ。怒らないで聞いて欲しい。ムッチリの君を素っ裸に剥いて縄で縛り、スレンダーボディの君をネチネチと甚振って善がり啼くまで犯し続ける。縛られたままのムッチリ君はマンコをグチョグチョに濡らして抱いて欲しいと啼いてせがむ……そんなのを撮ってみたいな」

「監督、用意が出来ました」
優子を素っ裸で縛り、そばで友人を犯しまくる。それを見た優子が男根を求めて抱いてくれと懇願する。そんな言葉を残した監督は頬を上気させる二人に、「2~3分経ったら来なさい」と言い置いてドアの閉まった部屋に入っていく。

「クククッ、びっくりしただろう。監督はいつもあんな調子で、素人さんをスカウトするんだよ。どう??その気になった??」
「亭主と別れたら考えてみる。今は、その気にならない……優子はどう??」
「ふ~ン、優子さんていうんだ。清楚で優しそうな雰囲気、名は体を表すだね。小柄でムッチリ、監督の好みだよ……監督は人妻を盗み食いするAVが好きなんだよ」
「AVを見るのは好きだけど出演なんて……私にできると思えないし、その気もありません」
「あれ、冗談の欠片もなくピシッと拒否されちゃったな……時間だね、行こうか」
小道具の用意をしながら三人の話に聞き耳を立てていたスタッフの表情に笑みが浮かび、それを見た優子は自らの過剰反応を恥ずかしく思い顔を赤らめる。

監督と同じ部屋に入ると窓越しに夜景が広がり、優子は記憶の中の景色と重ねて動悸が激しくなる。
窓際に置かれた机に座るのは上司でその前に立って頭を下げているのは部下の女性社員という設定なのだろう。

「申し訳ございません。私のミスで課長にご迷惑をおかけしました」
「小股君に任せた私の責任だよ。出来る人に任せたのなら本人の責任、できない部下に任せての失敗は私が悪い……念のため聞いておくが、小股君の得意な事は何だね??」
「正直に言ってもいいですか??」
「あぁ、聞きたいね。今後の参考のために聞いておこう」
「実は……役員面接で披露した得意技をお見せしましょうか??」
「わが社の役員が小股君に何を期待したのか、ぜひ教えてくれたまえ」

しわぶき一つない室内は緊張感と重々しい雰囲気が漂い、すべての人が二人の演技に見入る。
その後の展開が予想できるだけに優子と友人は顔を見合わせて声を漏らすことなく苦笑いを浮かべる。

肘掛け椅子に大股開きで座る課長の前で跪いた小股は、
「課長、失礼いたします……ウフフッ、可愛い……お尻を持ち上げていただけますか??……ありがとうございます」
ズボン越しに股間を擦った小股はピクッと反応したのを感じて頬を緩め、慣れた手付きでベルトを外してファスナーを下げ、課長がわずかに尻を上げると下着もろともズボンを脱がせて下半身を剥き出しにしてしまう。
「よしなさい、残業中だよ」
「どうして??私が役員面接で採用される切っ掛けになった特技を披露するのですよ……それに課長の将来にも……ウフフッ」

言葉とは裏腹に早くも宙を睨むペニスの根元を摘まんだ小股は、そのままパクリと口に含む。
「ウッ、オシッコをしてきたばかりだよ、拭かなくてもいいのか??」
「可愛い、課長のオシッコなら舐めても飲んでも平気ですよ。これからは仲間、長い付き合いになるはずですから……」
ジュルジュルッ、ジュボジュボッ……額に掛かる髪を掻き揚げて上目遣いに見つめる色っぽさに抗うことも出来なくなった課長は、ふと漏らした小股の言葉の真の意味を理解することもなく目を閉じて股間を突き出す。

隠すことも出来なくなった昂奮を露わにする優子は両手を固く結び、乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、ハァハァッと息を荒げて二人の痴態を見つめる。
同じように昂奮する友人の手が伸びて優子の手を掴み、汗ばんだ手に握られた感触で我に返る。

彩―隠し事 22

撮影見学―2     

「フェラチオを目の前で見るのって初めて……私もあんなに嬉しそうな表情になるのかなぁ??」
「えっ……どうだろうね、今度、鏡を見ながらフェラしてみれば分かるよ」
「静かに……撮影は同時録音だからね」
「ごめんなさい……」、優子と友人は頭を下げる。

課長と小股という名の女子社員以外は誰もいない部屋で残業をそっちのけにして、卑猥な享楽に耽るという場面の撮影を取り囲むスタッフに混じって優子と友人は昂奮の面持ちで見つめる。
大股開きで椅子に座る課長は巧妙なフェラチオを施す小股に翻弄されて口はだらしなく開き、仕事中の威厳に満ちた表情は姿を消して込みあげる快感に膝を震わせる。
「ウフフッ、可愛い。こんな課長を見たら女子社員はみんなガッカリしちゃうよ……不倫するなら誰と、コンテストの社内部門で一等賞だったんだよ」
「噂で聞いた事はあるけど本当なの??」
「本当だよ、参加した女子社員の人数は秘密だけどね、クククッ……上着を脱いじゃおうよ」
立ち上がった小股は課長の上着を脱がせ、耳元で目隠ししちゃうよと囁いてネクタイを外す。
ネクタイで目隠しをすると股間のイチモツは隆として宙を睨み、早くも先端に嬉し涙を滲ませる。
「かちょう……仕事中は毅然としてカッコいいんだけど、仕事を離れると甘えん坊でMっ気があるんじゃないの??動いちゃだめよ……」

課長のズボンからベルトを抜き取り、両手を背中で縛ってしまう。
手際の良さに拒絶の言葉をかける間もなく両手の自由を奪われた課長のイチモツはピクピクと跳ねるように反応し、滲む程度だった先走り汁をダラダラと滴らせる。
「思った通りだ……かちょう、これからは、いつでも私の命令を聞くM男君になるんだよ。好い子にしていればたまには、こんな事をしてあげるから、いいわね??」
「やめなさい、小股君、仕事を終わらせないといつまでも帰れないよ。君の失敗を咎めたりしないから両手の戒めを解いてくれ」
「だ~め、私の質問に答えない口は必要ないね。栓をしちゃおう」
ガサゴソ……目隠しされて視覚を奪われた課長は耳をそばだてて音で変化を探ろうとする。
小股はスカートの裾から手を入れてショーツを脱ぎ、それを丸めて課長の口に押し込んでしまう。
「質問に答えない口は必要ないでしょう??咥えたのは私のパンツ、嬉しいでしょう??」

優子は部下の女子社員に縛られて目隠しされた課長に、自分の上司の課長を重ねて昂奮を新たにする。
撮影と分かっていても、いったん課長の姿を思い描いてしまうと振り払うことが出来ず、課長のチンチンもあんなに立派なのかしらと思い今度二人きりで残業する機会には誘惑してみようかと不埒なことを考える。
ダメダメ、私には健志がいる……そんな妄想に囚われていると、友人が手の甲で腿をつつき、スゴイネと言葉を発せずに口の動きで伝えてくる。
優子の妄想は友人の手によって撮影の現実に引き戻される。

トン、トントン……何かの合図らしいノックの音がすると,小股は、
「どなたですか??開いていますよ、お入りください。どうぞ……」
「失礼するよ。うん??これはどうした??終業時刻を過ぎたとはいえ、社内でこれはまずいだろう??目隠しとパンツを咥えているせいで顔が分からないが、チンポが丸見えのこの男は君のペットなのかね??」
「そうですよ、本人に確かめてみましょう……その前に記念写真を撮っとかないと、お願いします」
よし、分かった……カシャッ……良いのが撮れたよ。
宙を睨んで隆々としていたペニスは乱入者のせいで元気がなくなり、陰毛の中に隠れようとする。
「ねぇ、課長、記念撮影もしたし私のM男君になる気になった??証人もいるしね、どうするの??」
「フガフガッ……ウググッグゥ~……」
「私のパンツを咥えてちゃ返事が出来ないんだ。首は振れるでしょう??私は写真を公開なんかしたくないんだよね、分かるでしょう??」
「フグッフグッ……」、朱に染めた顔を必死の形相で上下に振る。
「そう、よかった。もう一つお願いがあるの、聞いてくれるわよね??」
小股は前触れもなく猿轡代わりの下着を抜き取り、目隠しを外す。

「えっ、あっ……専務、違うんです。これはあの……お許しください。申し訳ございません」
目隠しを外された課長が見たのは次期社長候補と言われる専務がニヤニヤと笑みを浮かべて満足げに頷いている姿。
「良いんだよ、小股君は私の秘密兵器だから安心しなさい。君をどうしても我が陣営に引き込みたくてね。私が次期社長になれば悪いようにしない……小股君、可哀そうなチンポを慰めてあげなさい」
「ウフフッ、こんなになっちゃって、可哀そう……動いちゃだめよ」
ジュルジュル、ジュボジュボッ……謹厳実直と評判の課長は何かが吹っ切れたかのように専務の存在を気にする様子もなく股間を突き出し、萎れたペニスをしゃぶられると眼を閉じてうっとりした表情になる。
「うんうん……いくら巧妙なオシャブリとは言え、私の目の前でチンポを大きくする大胆さは予想以上の戦力になりそうだ。穴兄弟となった暁には頼むよ、課長」

「ジュルジュル、ジュボジュボッ……プファ~、すごい、専務のチンチンよりも硬いし美味しぃ」
「そうか、そうか、私のモノよりも美味いのか??……課長、これから兄弟の契りを交わそうではないか、そのうえで私と課長、どちらのチンポが美味いか判断してもらおう」

彩―隠し事 23

撮影見学―3    

ジュルジュル、ジュボジュボッ……フグフグッ……突然、現れた専務に一瞬驚いた様子を見せ、宙を睨むペニスも陰毛に姿を隠そうとしたものの、次期社長候補と言われる男に穴兄弟の契りを結ぼうと言われた課長は大股開きで椅子に座り、剥き出しのペニスを小股にしゃぶらせて太々しくそそり立たせる。
「私を前にして、この太々しさ、頼もしいぞ課長。これからは志を同じくして会社のために頑張ろう」
大仰な物言いで太っ腹な処を見せた専務はネクタイを外してスーツを脱ぎ、シャツや靴下を脱ぎ捨てて下着一枚だけを残した姿になる。
「せ~んむ、焦っちゃダメだよ……それじゃぁ可哀そうか、ここに立って。手でしごいてあげる」
社内では次期社長と言われ怖いものなしの専務も、一介の女子社員であるはずの小股に掛かっては口答えすることなく唯々諾々と命に従う。

ジュルジュル、ジュボジュボッ……課長の怒張を咥えて顔を上下しながら、専務のパンツを膝まで降ろして引っ張り出したペニスをしごき始める。
「どうだ、小股君のオシャブリは最高だろ?? ……ウッ、いぃ、気持ちいいよ」
「専務、いつもより元気だね。大好きなオシャブリをしてないのに、こんなに大きくなって火傷しそうなほど熱い」
自らの格好を忘れてあっけにとられたように見つめる課長は、小股の手を弾きそうなほど昂奮する専務のペニスに年齢を感じさせない逞しさを見て、次期社長と目される男の精神的、肉体的頑強さを見たようで羨ましく思うと同時に、この人に誠心誠意尽くそうと心に決める。

フェラチオを施される課長の怒張はヌラヌラと輝いて口腔を出入りし、小股にしごかれる専務のペニスも年齢を忘れさせるほど逞しい姿を晒す。
小股の瞳は欲情を漲らせて妖しく輝き、誰が触れたわけでもないのに内腿にはナメクジが這った跡のように蜜が滲む。
ジュルジュル、ジュボジュボッ……「専務、気持ちいいです」、「そうか、小股君のフェラチオは最高だろう。私の歳でも一晩三回も可能になるほどのテクニックの持ち主だよ」……フグフグッ、ジュルジュル、ジュボジュボッ……
「プファ~……ハァハァッ……今度は二人で私を責めて、私を啼かせて、できるでしょう??」

「カット……いいよ、迫力満点だ。まぁ、そこらの会社の出来事としちゃ、ありがちな話だけど、君たちの演技のお陰でいい作品が撮れそうだ。休憩後も頼むよ」
満足げな表情の監督は三人をねぎらい、スタッフを見渡して満足の笑みを浮かべて振り返りざまに優子と友人にウィンクをして別室に消える。
女優は控室として用意された部屋に入り、専務と課長役の二人の男優は股間を剥き出しのままキッチンに移動して椅子に座る。
付き添ってくれる友人の友人が言うには、女優優先で控室やメイクさんなども用意されるけど、男優は特に控室を与えられない事も多いと言う。
「それより、このストーリーが現実にありがちな話だと本当に思ってるわけじゃないでしょう??」友人の言葉に返事をするときも優子に視線を向ける。
「分かってるよ、そんな事。監督の言葉が冗談か本気か分からないけどヒット作を連発してることは間違いないからね……それより、優子さん。出演する気になったら俺に連絡を下さいね、手柄になるから」

シャワーで汗を流して気分転換を済ませた三人は、素っ裸になって新しいシーンの撮影に入る。
優子は課長役の男の股間が気になって視線を外すことが出来ず、それに気づいた友人は、
「優子、まさか課長の事を思い出しているんじゃないよね??優子に不倫は似合わないよ、あんたは自分で気付いていないかもしれないけど、一途になりやすいんだからね」
「えっ、変な事を言わないでよ」

窓際で背後から女優を抱きしめた専務が首筋や耳に舌を這わせて熱い息を吹きかけながら乳房を揉み、正面に立つ課長がキスをしながら股間に指を伸ばす。
ハァハウッ……ウッウゥッ~、ウグウグッ……ジュルジュルッ、ヌチャヌチャ、見る者を興奮させようとしてキスも愛撫も卑猥な音を立て、見慣れているはずのスタッフの中にも生唾を飲んで息を荒げる者がいる。
チラッと友人の様子を見ると昂奮のあまりスカート越しとはいえ股間に手を伸ばして妖しく蠢かし、それを見た優子は乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、残業中にキスをしようと接近する課長を思い浮かべて、イヤッと声を漏らす。
我に返った友人は、どうしたのと優子を覗き込み、「うん??何でもない。ごめんね」と、自分でも意味不明の言葉を返す。

その後は窓から離れずに夜景をバックにして前と後、二つの穴に怒張を埋め込んで激しく責め立てる
「ウガガッ、ヒィッ~、だめ、壊れちゃう……お尻が良いの、もっと、裂けちゃうほど激しくついて」
「そうか、そうか、今日はいつもよりすごいぞ。課長のモノがいいのか??」
「いぃ、いいの。専務よりも硬いの、子宮に穴が開くほど突いてくるんだもん……ウガガッ、ヒィッ~、お尻、お尻が裂けちゃう、すごい、逝っちゃう」
悲鳴にも似た喘ぎ声は、隣室に聞こえるのではないかと優子は気になって落ち着かない。

ハァハァッ……その場に崩れ落ちんばかりに激しく出入りを繰り返して満足の証を小股の穴に吐き出した二人は、ハァハァッと荒い息を漏らして窓に手をつき窓外の景色に見入る。
「課長、家路を急ぐあの車列や人込みに紛れると、いま私たちが見ているこの景色に気付かない。いいかね、全部の車や人が一方向に動くのではなくて、中には方向を変えるのもある、高い処にいて全体を見ることも必要だって事が分かるだろう、威張れって事じゃない、それは勘違いするなよ。出世も含めて高見でないと見えない景色があるんだよ。課長、君にはこの場所に立つ才がある」
監督は専務にこの言葉を言わせたくて、この場所での撮影を追加したらしい。

「ありがとう、思い通りの作品が撮れた、お疲れ様。近いうちに、もう一度、同じスタッフで撮りたいな、その時まで、グッドラック……撤収準備」
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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