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彩―隠し事 321

転生 -26

お香から漂う煙は無くなり、残り香にも慣れて甘くて妖艶な香りを感じなくなる。
やがてキャンドルも燃え尽きて締め切った部屋は真っ暗になる。
彩と会えない独り寝の夜は妄想で寂しさを紛らせると言う健志が話すピンクコンパニオン宴会は、二人を静かに燃え上がらせて暗闇さえも邪魔になることがない。

「真っ暗、何も見えないから健志のことがよく分かる。見えないからこそ感じる事がある」
「オレもだよ。見えると見た目が可愛いとか瞳の奥を覗いたり、視線や指先の動き、唇の小さな変化まで気になるけど今は気にならない。こうして彩と触れ合っていることがすべて、間違いなく彩は目の前にいる」
「健志の鼓動は胸に耳を付けなくても感じることができるし息遣いも感じる。ギュッと抱いて……もっと、もっと強く……ウッ」
「ごめん、力を入れ過ぎた。だいじょうぶ??」
「だめっ、今は優しさなんか欲しくない。健志が彩のことをどれほど欲しいと思っているか感じたいの……ウッ、痛く感じるほど抱きしめられるのが嬉しい」
「今は、彩はオレの女だって叫びたい気持ちだよ」
「言って、彩はオレの女だって言って。聞きたい」
「彩はオレの女だ。身体も心もオレのモノ。一緒にいる時は身体を抱くし離れている時も彩の心を抱いている」
「ウフフッ、仕事で会う男性が好い男だな、抱かれたいなと思ってアソコがジュンとなるとプラチナチェーン下着が健志を思い出させて自由にさせてくれないの。間違いなく離れていても彩は健志に抱かれている……束縛されて感じる自由、大好き」

真っ暗で何も見えないはずなのに健志の右手指は彩の鼻頭をつつき、頬を撫でて髪を擦る。
「愛しているよ、彩」
「アンッ、そんなことを言われると震えちゃう。分かるでしょう??」
「身体の力を抜いて、緊張しちゃダメだよ、オレのお嫁さん」
「健志のお嫁さんでいられるのは明日まで、彩の身体に想い出を残して……」

真っ暗な部屋でも彩と健志の手や指は相手の急所を探して肌を擦る。
「イヤンッ、ウフフッ、くすぐったいけど気持ちいい。キスして……」
愛撫なのか悪戯なのか健志の親指の腹が腋下を擦り、唇が首を這いわざとらしく吐息を吹きかけると彩は声を上げて身体を捩り、嬉しそうに含み笑いを漏らす。
健志の両手が頬を擦り、動きが止まると唇が近づいてどこにいるかを知らせるように舌先が彩の唇を刷く。
右から左へ、左から右へ、彩の舌が追いかけても見えているかのように逃げて合わさることがない。
今の彩には焦らされることも愛撫となって息が荒くなり、両脚を絡めて背中に回した両手に力を込める。
そんな他愛のない動きでも二人の欲情は昂ぶり、互いの肌をまさぐり唇が合わされて舌が踊る。

ヌチャヌチャ、クチュクチュッ……ハァハァッ、ウッウッ、ウルッ~……チュッニュルッ……暗闇に秘めやかな滑り音と荒い息遣いが響き、二人の欲情は激しく掻き立てられて互いの髪や頬を擦り、背中や腰をまさぐり首に回した手に力がこもる。
ウッウッ、ニュルニュルッ、ハァハァッ……唇を離すと暗闇の中で相手を見失うと思っているかのようにいつまでも絡み合わせ、舌だけではなく、肌を密着して這い回っていた手はいつもの間にかつないでいる。
「ちょうだい、健志の唾液と彩の唾液を混ぜちゃうの」
クチュクチュ音を立てて唾液を交換し、彩の両脚を割った健志の右脚は股間に押し付けられて妖しく蠢き、太腿に滑りを感じるとドロッと唾液を流し込む。
「ンッ、イヤンッ……ゴクッ……ハァハァッ、オチンチンが欲しい」
啜り溜めた唾液を飲み干し、息を荒げる彩は健志のモノを欲しいと下半身に手を伸ばす。
「届かない、ちょうだい、オチンチン、彩のオチンチンをナメナメしたい」
「向きを変えるよ。蹴とばさないように気をつけるけど……これでいいか??」
「ウフフッ、真っ暗で見えないけど分かる、彩のオチンチンに間違いない。先走り汁を垂れ流して可哀そう、彩に舐めてほしかったんだね、そうでしょう??お返事は??」
ピクピク……尻に力を入れてペニスを蠢かす。

チュルチュル、ジュルジュルッ、滴る先走り汁に舌を舐め取り、鈴口に唇を合わせて吸い取った彩はそのまま口に含んで顔を上下する。
両足を広げて仰向けに横たわり、芳しい匂いを撒き散らして健志を誘う彩マンコに吸い寄せられるように顔を埋めてピチャピチャと舌を躍らせると、股間の注意が疎かになっていきり立つペニスで喉の奥を突いてしまう。
「ウグッ、グゥッ~、ゲボッ……ハァハァッ、苦しい……ハァハァッ、急に喉の奥を突くんだもん」
「ゴメン、しゃぶられて気持ちいいし、彩マンコに夢中になっちゃった。ゴメン」
「彩に夢中になったからなの??ウフフッ、許してあげる」

身体を入れ替えて彩が上になり、再びペニスに舌を絡ませて顔に押し付けた股間をフルフル左右に揺する。
「どう??気持ちいい??それとも苦しいだけ??」
「彩マンコに押しつぶされるんだよ、オレ以外の男はやってもらえない」
「イヤンッ、彩はMッ気が強いと思っているのに、そんなことを言われると、苛めたくなっちゃう」

「ウグッ、クゥッ~、痛いっ……いたずらニャンコとベッドにいるような気分だよ」
「そうだよ、彩は悪戯好きな子猫。ニャンコは夜目も効くから内腿をガブッとして彩の跡を残したの、健志の内腿をオモチャと間違えちゃった。ゴメンね」
シックスナインの体勢でクンニリングスを施すわけでもなく自分と相手の気持ちを試すかのように性的な行為と言葉で戯れる。
真っ暗な部屋は愛する人が見えなくても触れることができるし愛おしく思う気持ちが思っていたよりも強いことも確かめることができる。

我慢の限界に達した健志は指を添えて小陰唇ごと割れ目を開き、伸ばした舌でビラビラが作る溝をゾロリと舐める。
「ヒィッ~、急にそんな……気持ちいい、噛んで、ビラビラを噛んで……」
ヌチャヌチャ、クチャクチャ、真っ暗で見えない小陰唇を甘噛みし、包皮を突き破ったクリトリスを根元から口に含んで吸い上げる。
秘所に与えられる快感に善がる彩は先走り汁を滴らせる怒張の根元を握ったまま身震いする。
「クゥッ~、いやんっ、いいの、気持ちいい」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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