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彩―隠し事 207

獣欲 -21

性的な話題として取り上げられことの多いSとM。
Mッ気が強いと自己診断している彩は男の欲情をそそり、自らの被虐感を募らせるプラチナチェーン下着だけを着けて手足の自由を奪われた姿で椅子に拘束され、悲劇のヒロインになったつもりで妄想に耽っていた。
夫の浮気に堪える貞淑な妻であり仕事では立場や性別に関係なく信頼を得ている優子と、身体と心の奥深くに密かに棲みついていた彩が違和感なく一体となって妄想の世界で欲情を滾らせる。

停滞しているプロジェクトの梃入れを託された彩は後輩や部下を叱咤するために自慢の身体を餌にして発奮させると予想を上回る結果を得た。
褒美と称して三人の男たちに身体を与えると息を弾ませて下着まで剥ぎ取り、三十本の指や三枚の舌が肌を這い回り天にも昇る思いで喘ぎ声を漏らし始めると男たちも我慢の限界を超えてオマンコとアナルに二本の怒張を捻じ込まれ、三つ目の穴の口までシャワーを浴びてもいない汗まみれのチンポに犯された。
膣壁を挟んで二本の怒張が激しく出入りを繰り返す気持ち善さに喘ぎ声を漏らそうとしても、三本目のチンポに塞がれた口からは呻き声にも似た声しか漏れることがない。
溢れ出た愛液が内腿を濡らして椅子にまで染みを作ったような感じがするが現実なのか、それも妄想の中の出来事なのか区別がつかなくなっている。

ガタンッ……「えっ、誰かいるの??健志でしょう??帰ってきたの??……ねぇ、何か言って、見えないから怖い」
玄関ドアが開く気配は感じなかったけれど誰かが部屋にいるのは間違いない。
「答えて、健志でしょう??何でもいいから声を聞かせて、おねがい……いるのは健志でしょう??」
テーブルに何かを置くような音が聞こえたはずなのに声をかけてくれず、動く気配もなければ息遣いも聞こえず、開け放った窓から忍び込む木々の枝が風と戯れる気配しか感じない。
パタパタッ……ギィッ~……静寂を破って密やかに歩く音と引き出しを開けるような音が聞こえる。
「ヒィッ~、イヤッ、お金なら差し上げます。すぐに出て行ってください。この部屋の住人がもうすぐ帰ってきます、喧嘩が強いですよ。早く出て行った方が身のためです……おねがいします」
必死の懇願にも応えてくれず、人が近づいてくる気配を感じる。

ハァハァッ、隠そうとしても隠しきれない荒い息遣いと男のモノらしい熱気と恐怖からくる存在感が迫ってくる。
「止めてお願い。こんな格好をしているけど、これは愛する人とのゲームなの。決してほかの男性に見られたいとか挑発しようというつもりじゃないの、許して、おねがい」
泣き出したくなるほどの恐怖を抑えて懇願しても一言も話してくれず、溢れそうになる涙を堪えることができない。
「ヒィッ、やめて、おねがい……私はそんな女じゃないんです」
背後にいるらしい男の手が肩に触れて髪を撫で、頬を擦る。
手櫛を入れて指の背で頬を撫でる動きに記憶はあるものの感触は健志のものではなく恐怖を振り払うことができない。
「いやっ、やめてお願い……いやぁ~……出て行って、早く」

「オレのことが嫌いになったのか??」
目隠しが外されて何も見たくない、何も感じたくないとかたく瞑っていた目を開けると憎らしいほどの笑みを浮かべた健志の顔がある。
「一言もしゃべらないし手袋をしていたから分からなかっただろう??」
見せつけるように手袋をした手をヒラヒラさせた健志は滲む涙を唇で拭い取り、閉じた瞼にチュッと音をたててキスをする。
「健志だって知ってたもん、いじわる……でも、もしかすると悪い人が押し入ったのだと思うと怖かった」
今は舐めとった頬を伝う涙で恐怖を現し、声と身体を震わせていた彩を愛おしく思うものの意地悪な言葉を口にする。
「彩、怖かったと言いながらオマンコはどうした??グショグショでビショビショ、椅子に水たまりができるほどだよ」
「もしかするとマン汁だと思っているの??違うよ、気持ち善くて漏らしたんじゃなく暑いからオマンコが汗をかいたの」
「クククッ、可愛いな……彩の言う通りだ。暑いから脱いじゃおう」
言い終えた健志は身に着けるモノをすべて脱ぎ捨てて素っ裸になり、椅子に縛った彩の拘束を解く。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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