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偽者 ~PRETENDER~ -38

佐緒里と内藤 -10

離婚のせいで乾いたままの佐緒里の心に潤いを与えたいと思う内藤は、身体への愛撫が心にも届くようにと手を握って気持ちをつなぐ。
髪を撫で、乾いた舌先で首筋から耳の裏側まで刷いて息を吹きかける。
アンッ……一瞬、身体をすくめて握った手に力がこもり、次にはリラックスして身体が弛緩するのが伝わってくる。
耳朶を舐め、甘噛みをして耳の穴に舌を侵入させると再び身体をすくめて、クゥッ~と艶めかしい声を漏らす。
「佐緒里、緊張しちゃダメだよ。可愛い佐緒里がオレを気持ちよくしてくれたからお返しするからね」
「イヤンッ、耳のそばで囁かれるとあなたの声が頭の中で反響する。ゾクゾクするの、気持ちいい」
唇や舌、歯と息まで加わって施す愛撫に快感を呼び起こされる佐緒里は声にも甘い刺激を受けて子宮がキュッとなるのを意識する。
繋いだ左手は離れることはなく力を込めたり、抜いたりと変化をつけて右手は腰を擦り腿の裏側を這う。

舌が耳から首筋を撫で下りて肩を舐め、痕が残らないように気遣いながらハムハムと甘噛みをする。
「ハァハァッ……痕が付いてもいいよ。あなたが私の身体に残す刻印、想像するだけでドキドキする」
繋いだ左手に力を込めて下半身を擦っていた右手で再び髪を擦り、
「オレの大切な佐緒里の身体に傷をつける積りはないよ……」と、囁いて耳を弄る。
耳朶を摘まみ小指で穴の入り口をくすぐり、唇は反対側の耳を甘噛みする。
「アァ~ン、いぃ……オチンポで口を犯されて喉の奥に精液を吐き出されるのは、あなたに征服されてお前はオレのモノだって宣言されたようで嬉しかった。優しく愛撫されるのはセックスの捌け口じゃないと言われるようで嬉しい」

つないだ手を、放すよと囁いた内藤は俯せの佐緒里の両足を跨いで背を丸め、膝から付け根に向かって太腿の裏側を撫で上がりプリンとした尻を揉みながら割れ目に舌を這わせる。
「やめて、家を出るときにお尻をきれいにしてきたけど恥ずかしい」
「シィッ~、何も言わなくていい。佐緒里の身体はすべてオレのモノ、何も考えずに気持ちを解き放つんだよ」

尻の割れ目を舌が上下するとパクッと開き、次の瞬間に固く閉じられる。
「イヤッ、今日は止めて」
「佐緒里の部屋で、今日は止めてって言ったのを覚えている??」
「覚えていたから今日はきれいにしてきたけど、やっぱり恥ずかしい。もう少し時間を頂戴、アナル処女はあなたに捧げる積りだから。ねっ、おねがい」

スベスベと染み一つなく丸みを帯びた尻を鷲掴みした内藤は揉みしだき、左右に広げてセピア色にも似た窄まりの中心がヒクヒクと物欲しげに息をするのを見つめて息を吹き付ける。
「ヒィッ、いやんっ」
「クククッ、オレといる佐緒里は可愛いな」
ビーナスのえくぼを指先でなぞり、右腰から肩に向かって乾いた舌先が舐め上がる。
「ウッ、ヒィッ~……」
シーツを固くつかみ、足指を曲げたり伸ばしたりして襲い来る快感に声を漏らすまいと堪える佐緒里の顔は歪み、クジャクが羽を広げたように乱れる髪が悩ましい。
肩から腰へ背骨に沿って舐め下りる際は両手の指先が脇腹で蠢き、虫が這いまわるような妖しい愛撫に身体を捩って喘ぎ声を漏らす。
「アンッ、ダメ……気持ちと身体が別になったみたいでゾワゾワする……変な感じだけど気持ちいい」
「もっと気持ち善くなってくれると嬉しいよ。両手を開いて足も力を抜いて……、そうだ、それでいい」

産毛を一本一本逆立てるようにゆっくりと舌を這わせて舐め上がり、左手を再び佐緒里の指に絡ませる。
手を握るとわずかに残っていた緊張は姿を消して与えられる愛撫に素直に反応し、羞恥も消え失せる。
尻の割れ目に両手を添えて左右に開き、窄まりの中心に息を吹きかけてベロッと舐めると、
「ヒッ、いやぁ~ン。今日はダメって言ったのに……」と艶めかしい声を漏らして仰向けになる。
「クククッ、次の訪問を約束するために挨拶しただけだよ」
「いやらしい、肛門、だって」
「ばかっ、訪問だろ。肛門なんて言ってないぞ」
「ウソ、言った。絶対に肛門って言った……罰としてオッパイもオマンコも嫌って言うまでペロペロしてもらうよ」
店では凛として、例え客に対してでも媚びることなく毅然と振舞うのが魅力の源氏名さおりが、内藤の前では佐緒里に戻って何も隠そうとしない。

仰向けに寝る佐緒里の右手を取って二の腕から肘まで舌を這わせ、そのまま舐め続けて中指を口に含み、舌を絡ませる。
「アンッ、いやっ、もっと……温かい口や舌でベロッとされると気持ちいい。男の人がフェラチオで気持ち良くなるのって分かるような気がする」
「佐緒里が気持ち良くなってくれるとオレも昂奮する。分かるだろう??」
「うん、太腿に熱い棒を押し付けられている……まだ、ダメだよ。もっと、もっとナメナメしてもらって気持ち善くなりたい」
佐緒里の指を一本ずつ口に含み終えた内藤は手首から二の腕まで舌を這わせて、パクッと腋窩を口に含んでチュ~チュ~と吸い上げる。
「ヒィッ~、いやっ、嫌。脇の下を舐められるなんて恥ずかしい」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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