偽者 ~PRETENDER~ -37
佐緒里と内藤 -9
ハァハァッ……息も絶え絶えになるほど濃厚なキスを交わした二人の間をツツゥ~と伸びた唾液がつなぎ、性的好奇心と昂奮で真っ赤に染まった瞳で見つめ合う。
ハァハァッ……欲望が消え去り、何も見えなくなり音や匂いさえも意識しなくなる。
過去も未来もなく、佐緒里は店や美香の事も忘れて内藤に抱かれる幸せに酔い、内藤は腕の中で欲望を露わにする佐緒里を愛おしく思う。
ワインボトルを持たせた佐緒里を抱き上げてベッドに近寄り、そっと寝かせて額に唇を合わせる。
「ハァハァッ、まだ何もされていないのにドキドキする。ベッドでちゃんと愛されるのは初めて……恥ずかしい」
ワインボトルを手にした内藤はシャツを着けたままの佐緒里に垂らし始める。
糸を引くように胸にめがけて少しずつ垂らすと膨らみの先端が姿を現し、チュゥ~チュゥ~と音を立てて吸い取り、反対側にも同じことを繰り返す。
胸の谷間めがけて垂らしては舐めとり、臍の周囲に垂らして吸い取る頃には雨に打たれたように佐緒里の上半身があからさまになり、内藤は成熟した女性の美しさに唾を飲む。
「値踏みされているようでドキドキする。どれくらいの値段をつけてくれる??」
「佐緒里に値段をつけるほど自信家じゃないよ」
「クククッ、ほんとう??じゃぁ、元亭主はどんな男だと思う??」
「身の程知らずで野蛮、それが佐緒里には新鮮に映った。あるいは、オレなんかには羨むこともできないほど出来る男」
「どちらかと言えば後者だけど、あなたもできる男の雰囲気があるよ。あいつは世間受けは好いけど亭主には最低……あなたはセフレには好いけど、恋人や亭主には向かない。私は男運の悪い女、クククッ」
オレをあえて美香の客につけて浮気を楽しみ、経歴や履歴を偽って両親に会わせることを口実にして自室で淫らな行為に耽った。
オレもだらしないけど佐緒里の狡猾さに兜を脱ぐよと思いつつ、悪女もオレの目には好い女に映るよと声にしない言葉をかける。
内藤の手は佐緒里の肌から離れることはなく、シャツ越しに身体のラインを確かめるかのように脇腹に沿って手を這わせ、胸の膨らみの先端を指の腹で撫でる。
ボタンを一つ、また一つと外してシャツの前を大きく開く。
きれいだ……と、独り言のように言葉を漏らした内藤は、肩から下腹部まで指を這わせる。
「初めての時もそうだったけど恥毛はどうした??」
「ツルマンはおかしい??」
「おかしくないさ。見た目の清楚な雰囲気に似合っているよ。下着の端から覗いたり透けたりするマン毛は卑猥な感じがするけど、ツルツルマンコって撫でたくなるけど卑猥な感じがしない」
「ウフフッ、そうなの??ガッカリさせてあげる……離婚の後、セックスはないの。美香ちゃんに使ったオモチャや私の指が恋人だった。温もりがないでしょう、欲求不満が募って飾り毛をジョリジョリしたりお尻を弄ったりして誤魔化した結果なの……ガッカリした??」
「もう、何も言わなくていいよ。佐緒里とオレの大切な時間」
「そんなにじっと見られと恥ずかしい」
仰向けからうつ伏せになり両手を胸の前で交差して丸くなる。
シャツ越しに肩から腰まで脇腹を撫で下り、背骨の左右に指を這わせるとツイルシャツの肌触りの良さも加わって心地良さに身体の緊張を解く。
内藤が広げた両手の手の平を肩に置くとピクッと反応する。
「緊張しちゃダメだよ。オレが佐緒里に変な事をするはずないだろう」
「ごめんなさい。嫌な事を思い出しちゃった」
内藤は佐緒里の髪に顔を埋めて、
「オレよりも別れた男の印象の方が強いのか??」
「あなたが初めて店に来てくれた日から夢の中に別れた亭主は出なくなった。あの日以来、オナネタはあなた……美香ちゃんを抱くあなたを想像して嫉妬してたかも……クククッ、あいつがあなたに嫉妬したのかなぁ。記憶から消しちゃって欲しい」
シャツを脱がせて剥き出しにした肌は大理石のようなしっとり感と成熟した女性らしい丸みを帯びて頬ずりしたくなるほど色っぽい。
髪の生え際に息を引きかけて首筋に唇を滑らせ、肩から手首まで手の平を滑らせる。
リラックスした様子で緊張を解いた佐緒里の指に絡ませた手に力を込める。
「あなたに手を握られると落ち着く」
「佐緒里のきれいな背中を見るだけで手をつなぎたくなる」
「どうして??」
「誰にも渡さない。佐緒里はオレの女だって宣言するためだよ」
「嬉しい……気持ちだけではなく身体にもあなたの記憶をを刻み込んで欲しい」
ハァハァッ……息も絶え絶えになるほど濃厚なキスを交わした二人の間をツツゥ~と伸びた唾液がつなぎ、性的好奇心と昂奮で真っ赤に染まった瞳で見つめ合う。
ハァハァッ……欲望が消え去り、何も見えなくなり音や匂いさえも意識しなくなる。
過去も未来もなく、佐緒里は店や美香の事も忘れて内藤に抱かれる幸せに酔い、内藤は腕の中で欲望を露わにする佐緒里を愛おしく思う。
ワインボトルを持たせた佐緒里を抱き上げてベッドに近寄り、そっと寝かせて額に唇を合わせる。
「ハァハァッ、まだ何もされていないのにドキドキする。ベッドでちゃんと愛されるのは初めて……恥ずかしい」
ワインボトルを手にした内藤はシャツを着けたままの佐緒里に垂らし始める。
糸を引くように胸にめがけて少しずつ垂らすと膨らみの先端が姿を現し、チュゥ~チュゥ~と音を立てて吸い取り、反対側にも同じことを繰り返す。
胸の谷間めがけて垂らしては舐めとり、臍の周囲に垂らして吸い取る頃には雨に打たれたように佐緒里の上半身があからさまになり、内藤は成熟した女性の美しさに唾を飲む。
「値踏みされているようでドキドキする。どれくらいの値段をつけてくれる??」
「佐緒里に値段をつけるほど自信家じゃないよ」
「クククッ、ほんとう??じゃぁ、元亭主はどんな男だと思う??」
「身の程知らずで野蛮、それが佐緒里には新鮮に映った。あるいは、オレなんかには羨むこともできないほど出来る男」
「どちらかと言えば後者だけど、あなたもできる男の雰囲気があるよ。あいつは世間受けは好いけど亭主には最低……あなたはセフレには好いけど、恋人や亭主には向かない。私は男運の悪い女、クククッ」
オレをあえて美香の客につけて浮気を楽しみ、経歴や履歴を偽って両親に会わせることを口実にして自室で淫らな行為に耽った。
オレもだらしないけど佐緒里の狡猾さに兜を脱ぐよと思いつつ、悪女もオレの目には好い女に映るよと声にしない言葉をかける。
内藤の手は佐緒里の肌から離れることはなく、シャツ越しに身体のラインを確かめるかのように脇腹に沿って手を這わせ、胸の膨らみの先端を指の腹で撫でる。
ボタンを一つ、また一つと外してシャツの前を大きく開く。
きれいだ……と、独り言のように言葉を漏らした内藤は、肩から下腹部まで指を這わせる。
「初めての時もそうだったけど恥毛はどうした??」
「ツルマンはおかしい??」
「おかしくないさ。見た目の清楚な雰囲気に似合っているよ。下着の端から覗いたり透けたりするマン毛は卑猥な感じがするけど、ツルツルマンコって撫でたくなるけど卑猥な感じがしない」
「ウフフッ、そうなの??ガッカリさせてあげる……離婚の後、セックスはないの。美香ちゃんに使ったオモチャや私の指が恋人だった。温もりがないでしょう、欲求不満が募って飾り毛をジョリジョリしたりお尻を弄ったりして誤魔化した結果なの……ガッカリした??」
「もう、何も言わなくていいよ。佐緒里とオレの大切な時間」
「そんなにじっと見られと恥ずかしい」
仰向けからうつ伏せになり両手を胸の前で交差して丸くなる。
シャツ越しに肩から腰まで脇腹を撫で下り、背骨の左右に指を這わせるとツイルシャツの肌触りの良さも加わって心地良さに身体の緊張を解く。
内藤が広げた両手の手の平を肩に置くとピクッと反応する。
「緊張しちゃダメだよ。オレが佐緒里に変な事をするはずないだろう」
「ごめんなさい。嫌な事を思い出しちゃった」
内藤は佐緒里の髪に顔を埋めて、
「オレよりも別れた男の印象の方が強いのか??」
「あなたが初めて店に来てくれた日から夢の中に別れた亭主は出なくなった。あの日以来、オナネタはあなた……美香ちゃんを抱くあなたを想像して嫉妬してたかも……クククッ、あいつがあなたに嫉妬したのかなぁ。記憶から消しちゃって欲しい」
シャツを脱がせて剥き出しにした肌は大理石のようなしっとり感と成熟した女性らしい丸みを帯びて頬ずりしたくなるほど色っぽい。
髪の生え際に息を引きかけて首筋に唇を滑らせ、肩から手首まで手の平を滑らせる。
リラックスした様子で緊張を解いた佐緒里の指に絡ませた手に力を込める。
「あなたに手を握られると落ち着く」
「佐緒里のきれいな背中を見るだけで手をつなぎたくなる」
「どうして??」
「誰にも渡さない。佐緒里はオレの女だって宣言するためだよ」
「嬉しい……気持ちだけではなく身体にもあなたの記憶をを刻み込んで欲しい」
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