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休館日 -6

月曜の今日は口に放出して水曜日はアソコに出してくれと言うアユの言葉で妻を思い出した男は一瞬の躊躇の後、分かったと応えて腰を突き上げる。
「ヒィッ~……今日のあなたは激しい、壊れちゃう。強い男に征服されるのって子宮で感じるの、いつもと違う」
「強いオスならオレでなくても好いのか??チンポをブラブラさせていればアユは好きになるのか??」
「そうだよ、あなたのせいで女を思い出した私はセックス抜きの生活を我慢できなくなっちゃったの、分かるでしょう??……あんっ、ダメ、きつい、クゥッ~、逝く、逝く、逝っちゃう……ハァハァッ」
「オレもだ、ダメだ……ウッウググッ」
「ダメダメッ、お口に出して。下ろして、身体に力が入らない」

ぐったりとして寄りかかるアユを抱き上げて足元に下すと目の前でピクピクして今にも爆ぜそうなペニスを口に含む。
「ウグッ、フグッ、グッグゥッ~……フグッ、フグッ……」
両手を後ろ手に縛られた不自由な恰好で怒張を頬張り、顔を上下するアユの股間に蜜が滴る。
男は頭に手を添えて目を閉じ、股間を突き上げた刹那、足先から脳天に向かって電気が走ったような感じになり満足の証を喉の奥に向けて吐き出す。
「ウッ、気持ち好い……出るよ、受けてくれるね」
「ウッ、ウッ、ウググッ、ゲボッ……ウググッ、ウグッ、グゥゥッ~……」
背中を丸めてファラチオに没頭していたアユは身体をヒクヒクさせて吐き出された精子を喉の奥で受け止め、火傷しそうなほど熱い迸りの勢いを堪える。

「ウグッ、ウグッ、ゴクッ……ハァハァッ……あなたのモノが私の奥深くに入っていった。喉を超えて今は胃袋の中にいるよ」
薄笑いを浮かべたアユの瞳に涙が滲み、それを見つめる男は愛おしいと思う気持ちを伝えるために抱きあげて膝に座らせ、ねっとりとキスをする。
グチュグチュ、ニュルニュル……ハァハァッ……ハァハァッ……見つめ合う瞳は優しく輝き、激しく打つ鼓動さえもが感じ合える。
息が続かなくなるまで互いを貪り、唇を離すと唾液がツッ~と伸びて長く尾を引き、離れがたい思いを伝える。

腿に座らせたアユの両手を拘束したまま左右の頬に手を添えると目を閉じ、男は目尻に残る涙の痕を拭い取り、可愛いよと囁く。
「うん、あなたの精子がすごいんだもの、熱いし息が詰まるほどの量……私の事を抱かないから溜まっていたんでしょう??精子の量は私の不満に比例するんだよ」
「アユのスケベさはオレの想像を超えているよ。今日は飲み込むのも苦労するほど吐き出させて、明後日もまた抱けって言うんだからな」
「静かに暮らしていた私に女を思い出させたのはあなただって言ったでしょう。私をセックスに飢えた女にしたのは誰??」
「そうか、オレが悪いのか……それを謝るのは後にしてルームサービスを頼もうか、お腹が空いたよ??」

二人でシャワーを浴びて身体を擦り合い、先にバスルームを出た男はルームサービスを頼みアユが出てくるのを待つ。
ベッドの乱れを直し終えたタイミングでルームサービスが届き、アユは恥ずかしいからとバスルームに入る。

スープを飲みながらマヨネーズ抜きのクラブハウスサンドを頬張ると、
「ねぇ、どうしてマヨネーズが嫌いなの??」
「20年位前だったと思うけどマヨラーって言葉があったのを知ってる??」
「20年前だと私は小学生かなぁ、聞いたことはあるよ」
「マヨネーズを嫌っていなかったけど、マヨラーって言葉を聞いて嫌いになった。それだけ……」
「クククッ、スマホや流行語も嫌っているよね。あなたらしいって言えるけど、おかしい。つまらない意地を……ウフフッ」
通りの向こうにある公園を見つめる男を覗き込んで嬉しそうに微笑む。

フルーツ盛り合わせの中からブドウを口に放り込んだアユは、
「これから、どうするの??」
「プランは出来上がっているよ、アユを腕枕して30分ほど昼寝。新幹線で新横浜まで、空港バスに乗り換えて車を取りに行く。明後日、水曜日はアユの背中をペロペロ舐めて、入れて我慢できないって言うまで愛撫する。週末は日帰りで休館日だった施設に来るってのはどうだ??」
「ほんとう??」
「本当だよ。水曜も土曜も嘘じゃない……まずは、プラン1の実行。昼寝しよう」

スゥ~スゥッ~……アユを抱きかかえるようにしてベッドに倒れ込んだ男は早くも寝息を立て始める。
「私が眠れない時でもベッドに入ってすぐに眠るのを見ると悔しくて悪戯したくなるんだよね。鼻を摘まんだり、頬をつついたりしても怒らないから面白いよ」と、言った奥様を思い出す。
鼻頭をつつくと、「うん??どうかした??」と目を開ける。
「腕枕というより、抱っこしてくれるのは嬉しいけど苦しい。もう少しゆったりが好い」
「そうか、ごめん。これでいいか??」
その言葉の余韻が残る中、再び男は夢の中の人になる。
男に暴力的な一面もある事を知っているアユは二度目の悪戯をせず、男の寝息に合わせて呼吸をしていると知らぬ間に寝付いていた。

白いチノパンにザックリニットを合わせて赤いスニーカーを履いたアユは、キャップのアジャスターからポニーテールを垂らして、
「こんな格好は気に入ってもらえる??」と、男の腕に手をかける。
「分かっているんだろう??」
「あなたの好きな恰好でハートを打ち抜いてやるの……惚れ直した??」
「アユの狙い通りだよ……可愛い」


<< おしまい >>


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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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