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堕ちる

幸子の悲劇-26

後ろ手に縛られて縄尻を天井から下がるフックに掛けられて逃げることも叶わず、嬲られるのを待つだけの幸子は妖しい期待でハァハァッと息を荒げる。
三人の男は幸子に群がり、六本の手が伸びて乳房を揉み下腹部を撫でる。
「アッ、アウッ……アンッ、クゥッ~……ダメッ、やめて……お願い、止めて……」
誰のモノとも分からない手が身体中を這い回り、腿を撫でられてくすぐったさを伴う快感に腰を引いて身悶えると別の指が尻の割れ目に侵入しようとする。
ヒィッ~、いやっ……と身体を捩って逃げようとすると、乳房を揉みしだいていた指が先端を摘まんで捻り上げる。
「ウググッ……クゥッ~、そんな・・・痛い、いやっ、やめてぇ……」
身体を捩って両足をばたつかせ、髪を振り乱して抵抗すると、さすがに屈強な男たちも一旦離れて苦笑いを浮かべて顔を見合わせる。

二つの枷が付いた棒に幸子の足首を留めて両手に続き両足の自由をも奪ってしまう。
「これで良い。これで幸子は俺たちが自由に操れるオモチャ。逝かせ続けるか、あるいは寸止めで焦らし続けるか、どうにでもできる」
「いやっ、私は何も悪いことをしてないのに……どうしてこんな事に、イヤァ~……」
悲嘆にくれる幸子の独り言が妖子と三人の男たちの気持ちに同情の念を起こさせるはずもなく、新たな責めを為すべく口元を緩めて視線を交わす。
「最初にショックを与えなさい。徐々にって言うのは考え方次第だけど残酷なことだよ」
「そうですね。幸子なら堪えた後に一皮むけるでしょう」
「クククッ、それは無理。素っ裸だからこれ以上、剥きようがないでしょう。そうよね??幸子……始めて」
質の悪い冗談に答える余裕もなく我が身に起こる恐怖を想像する幸子は、唇を震わせて真っ赤に染めた瞳を動き回る男たちに向ける。

胸を縛る縄が追加され、太腿と両足を留める拘束棒にも縄が結ばれてカラビナを通じてチェーンブロックに繋がれる。
「なに??怖い……」
カチャカチャカチャッ……電動式チェーンブロックの動作音は思いのほか静かで、おどろおどろしい音で恐怖心を増幅させたい妖子は顔を顰める。
「えっ??なに??何、どうするの??……ヒィッ~……いやっ、嫌、怖い……降ろして、何でも言うことを聞きます。降ろしてください……いやぁ~……」
妖子の思いなど知る由もない幸子は拘束棒ごと足を吊り上げられて、俯せの格好で宙に浮かぶと泣き叫ばんばかりに声を張り上げる。
男たちの腰の高さで止められた幸子は上目遣いで男たちと妖子を順に見つめる視線は、精一杯の媚びを込めているとしか思えない。
叫び声を堪えて、これも私の運命。調教と言う訓練を必死に堪えてお客様に身体を預け、身軽になればこの境遇から逃れることが出来る。
それを楽しみにして今を耐え抜こうと決意する。
「似合うよ、幸子。好い女は苛められて魅力が増すようだな……こうするとどんな感じだ??」

後方に位置する男が両足を拘束する棒を掴んで前後に揺らし、残る二人は左右に揺らして回したり尻や腿を叩いたりと宙に浮いて不安定な幸子の恐怖を倍加させる。
「アウッ、ウググッ、許して、怖い……ヒィッ~……」
許しを請う声は男たちの劣情を誘う。
「怖いのか??宙に浮かんだまま揺らされる恐怖心を忘れさせてやるよ」
「準備しなきゃね、このままじゃやりにくいでしょう??」
チョキチョキと手に持つ鋏を操る妖子が近付き、幸子の身体を唯一守るショーツに指を添えて、スッポンポンにしてあげると声をかけ、チョキンと切り裂き……もう一度、チョキッと音を立てて一枚のぼろ切れになってハラリと落ちると身体を守るモノは何もなくなってしまう。
「ヒィッ~、いやっ、許して、怖いの……」
ギシギシと縄が擦れて不気味なきしみ音を立て、抗えば抗うほどその音が大きくなり、幸子の不安も大きくなる。

妖子の持つハサミがチョキチョキと音を立てて幸子の肌に近付き、
「動くと怪我するよ、静かにしなさい」と居丈高に命令してハサミの切っ先で背中を撫でる。
「えっ、まさか……ハサミの先じゃないよね??」
「あら、分かったの。やっぱり幸子は感度が好いんだね。そう、ハサミの先端が肌を撫でているよ……動くと怪我しちゃうかも……ウフフッ」
痕が残らないように気遣いながら切っ先で背中を突いてハサミを意識させ、ヴィーナスのえくぼと呼ばれる腰のくぼみをなぞり、尻の割れ目に沿って下りていく。
アウッ、ウッ……ダメよ、動いちゃ。怪我したくないでしょう??
「アソコを開いてくれる」、妖子の声に反応する二人の男が左右から大陰唇に指を添えて真っ赤に濡れそぼつ膣口をあからさまに晒す。
「嫌だって言っているけど、案外昂奮しているのかもね。ココはこんなに嬉し涙を流して真っ赤に泣きはらしたようにしか見えないんだもの……どうなの??正直に答えないと突き刺しちゃうよ」
「いやっ、答えたくない……言う、言うから刺したりしないで……縛られて、そして吊られて、よく分からないけど熱いの、身体の芯から熱くなって火照りをとめられないの。私は変になっちゃった……」
「やっぱりね、幸子はMっこ。被虐感に酔いしれて我を忘れるほどの快感を得るの……目覚めなさい。本当の幸子になりなさい」
妖子の操るハサミが滴る蜜の源泉を求めて切っ先が姿を隠す。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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