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お伽話

心花 -27

目隠しされた心花には見えないものの窓をカンバスにしてオレンジ色を背景に墨絵で描いたような富士山と、その北には沈んだばかりの太陽の影響が残って白く輝く月の景色が広がっている。
穏やかな夕暮れを背景して昂奮が鎮まるのを感じながらも心花の魅力に抗しがたい典哉は、
「目隠しで見えないだろうけど目を閉じて公園や路地での事を思い出しなさい。知らない人に見られたかもしれないよ」
「そんな事はない、誰にも見られていないもん・・・フミヤは私のハダカンボを誰かに見せたいの??それとも、誰かに覗き見されると昂奮する女だと思っているの??」
「オレには分からない。ミカを大切だと思いながらも苛めて困るところを見てみたい気もする。小さな男の子が好きな女子に正直になれず、悪戯をするような心境かな・・・」
「あっ、それって経験ある。女子は泣きたい気分になるんだよ、悪いことは何もしてないのにどうして私がって・・・クククッ、私に片思いの気持ちを伝えられなくて悪戯を仕掛けたって分かった時・・・ウフフッ」
「あっ、神聖な男の気持ちを鼻で笑った。罰を与えなきゃいけないな・・・ベッドから降りなさい」

「どうするの??酷いことをしないって信じているからね・・・」
「信じていいよ、ミカを相手に傷つけるようなことをするわけないよ・・・こっちにおいで、足元に気を付けるんだよ」
不安と妖しい期待で心花の声は上擦り、典哉は亢進する嗜虐心を抑えるために意識して話し方と動きを穏やかなものにする。
目隠しのために足元の覚束ない心花を誘導して窓際に進んだ典哉は、抱きかかえるようにして背中を押し付ける。
「分かるね??何処にいるか答えなさい」
「窓・・・見えちゃう、何も着けてないんだよ。スッポンポンの私を見られちゃう。いいの見えても??」
「大丈夫・・・だと思うよ??」
「やっぱり嫌な男、そんな男が舐めていたガリガリ君を欲しがった私はバカな女」
「容姿端麗、仕事もできるんだろう。やわな男じゃ太刀打ちできないんだから、時にはバカに見える位で丁度いいよ。オレはうまいタイミングでミカに会えて幸運だよ」
「アァ~ン、だめ。狂いたい・・・何も考えられないくらい気持ちよくなりたい。見てね、エッチなことをする私を見て」
窓を背にして独りで立ち、開いた両足の付け根に指を伸ばす。
肩を上下してハァハァッと辛そうに荒い息を漏らしながらも健気に立ち、目隠しで見えないはずなのに窓の外を確かめるように顔を向ける。
「見えないよね??」
「あぁ、大丈夫だよ。部屋の明かりを消したから見えないよ」
濡れそぼつ股間に伸ばした指がクチュクチュと卑猥な音を奏で、口は閉じることを忘れたように荒い息を漏らす。
「いいの??独りエッチで気持ちよくなっても笑わない??・・・アウッ、どうして??こんな恥ずかしい事をしてよくなっちゃうなんて・・・立ってるのが辛い」

心花の背後に椅子を移動して座らせ、逆らうんじゃないよと言い聞かせて左足をひじ掛けに乗せる。
「蜜をダラダラ垂れ流すオマンコが丸見えで恥ずかしいだろう・・・足を下ろしちゃだめだよ。言うことを聞けないなら縛っちゃうよ」
「いやン、スケベ・・・オマンチョが丸見えでスースーする」
素っ裸で目隠しをされたまま明かりを消したとはいえ窓際で椅子に座り、左足をひじ掛けに乗せた大股開きで股間を曝す心花の声は上擦り、右手指を口に含んで滑りを与える。
一瞬の静寂が部屋を覆い、心花の被虐心と典哉の嗜虐心が妖しく交差する。
思わせぶりに舐めた指を股間に伸ばして左手で開いた割れ目に静かに沈めていく。
指が姿を消していくに連れて心花の表情が歪み、指が没しきると穏やかで喜悦に満ちたものになる。
「アッアウッ、アワワッ・・・気持ちいい、今日の私は、違う、昨日から私は変なの。それも違う、フミヤに初めて会ったあの日から私は変なの・・・クゥッ~、こんな事って・・・」
二本の指が膣口に姿を隠してゆっくりと出入りを繰り返し、親指がクリトリスを刺激する。
「知ってる??膣壁を擦りながらクリを刺激すると気持ちいいの。アァ~ン、フミヤに見られながらエッチなことをする私はスケベで下品な女」
「そうだよ、ミカはスケベな女。オレ以外は好い女のミカしか知らない・・・ここにいるミカを見たらびっくりするだろうな」
「いやっ、そんなことを言わないで。女はね、好きな男のためなら何でもできるの・・・フミヤは私にエッチなことをさせたいんでしょう??」
「してはいけないって言われると逆らってみたくことってあるだろう。ミカは大切なんだけど壊してみたいって衝動が湧いてくる」
「フミヤになら壊されてみたい気もするけど・・・見て、エッチなことをする私を」

話しながらゆっくり蠢いていた右手の動きが激しくなり、左足にならって右足もひじ掛けに置いて股間を突き出す。
アウッ、ウッウッ、クゥッ~・・・ぱっくり開いた股間は朝露に濡れて生気の漲った真っ赤なバラの花のように艶やかな存在感を示し、途切れ途切れだった甘い吐息が間断なく漏れ始める。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

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さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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