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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 58

赤じゃないのかと言いながらピンクのヒモパンを受け取った健は嫌がるのを承知で匂いを嗅ぎ、目の前で広げて見せる。
「あれっ、嫌がって怒んないの??」
「ばかっ、アソコだけじゃなく、オチリの穴を悪戯されるところを見られて、健のモノを捻じ込まれたんだよ。今更、恥ずかしがってもしょうがないもん」
「クククッ、そうだな・・・恥ずかしがっても、そうじゃなくても彩は可愛いよ」
「ショーツは健が持っているけど、このべビドはいつまで持っていればいいの??」

目の前に立つ彩を見上げて視線を外すことなく、バスローブの上から身体のラインを確かめるように添えた手の平で撫で回す。
肩を撫でて脇腹を撫で下り、ウェストの括れを確かめて張り出した腰に手の平を添えて視線に笑みを含ませる。
「ムッチリしすぎ??・・・いやな表情、そういうのは好きじゃない」
「誤解するなよ、いいなぁって思っただけだよ。趣味も食べ物も好みは人それぞれ、女性への印象も十人十色。オレは抱いた時に女性のムッチリとした柔らかさを感じるのが好き、彩はオレの理想だよ」
「健は女の価値をセックスにだけ求めるの??彩はセックスの相手として理想的なの??」
「前にもそんな事を話題にしたね・・・彩の理知的で清楚な感じに一目惚れしたんだけど、男と女。飾っときたいわけじゃないから、手をつないで歩きたいしベッドも共にしたい。理屈じゃなく背後から腰や太腿に手を回した時の抱き心地が最高。白くて染みのない肌や後姿の美しさは努力の賜物だろうから愛おしく思うのは当然だよ」
「ふ~ん、もう言わない。健が彩の事を好きだってことが分かったらいいの・・・」

腰の辺りを撫でていた手がバスローブの裾を割って入り込み、内腿に指先を這わせる。
アッ、アウッ・・・腿の付け根まで撫でた指は円を描くようにして撫で下りていく。
ムッチリとした感触が好きだと言われたばかりの内腿は戯れる指に反応してフルフル震え、唇を噛んで目を閉じる彩は健の頭に手を置いて崩れ落ちそうになる身体を支える。
「彩、どうしたの??苦しそうに見えるけど・・・」
「苦しくなんかない・・・ウッウゥッ・・・いつもと同じだよ」
右から左の内腿に移動した指は触れるか触れないかの繊細なタッチで刺激し、残った手がバスローブの裾を開いて立っているもやっとの震える足をあからさまに晒す。
「イヤッ、見ちゃ嫌・・・恥ずかしい、笑っちゃイヤだよ」
身体を支える手に一層力を込める彩は必死の形相で哀願し、笑みを浮かべる健は腰に回した左手で彩を支えて右手親指の腹で割れ目を上から下へとなぞる。
「ウッ、ほんとうに止めて、我慢出来なくなっちゃう。健といると自分でも止めようのないほどエッチな女になっちゃうの・・・だから、止めて」
「夜の今は世界一の娼婦で良いのに・・・目覚めの一発を楽しみに止めとくよ」

立たせたままの彩に手を伸ばしてバスローブの紐を解いて肩から滑らせ、素っ裸にした姿を静かに見つめる。
健の視線は瞳を見つめ、彩はたじろぐことなく見つめ返す。
口にすると関係が壊れてしまいそうな思いを心に秘めたまま見つめる瞳は、逸らすと思いが嘘になると思っているかのように熱く燃える。
二人は思いを視線に乗せて伝え、健は想いを受け取ったと返事するために口元を緩める。
健の表情に笑みが浮かんだのを確かめた彩も表情を綻ばせて、
「ショーツは持つモノではなく穿かせてあげるモノじゃないの??」
そうだね・・・健はヒモパンの前後を確かめて蹲り、穿かせ終わると股間の中心部に唇を合わせて、明日までバイバイだよと声をかける。
「真っ赤のじゃなくて怒ってる??せっかくお風呂に入り直してきれいになったのに、同じパンツを穿くのは嫌だもん」
「クククッ、彩の白くて柔らかな優しさを感じさせる肌にはピンクが良く似合うよ。クールなイメージの彩よりもフェミニンな彩が好きだよ」
「じゃぁ、真っ赤な下着は情熱的な彩なの??・・・セックスしようって迫る彩は嫌いになる??」
「フフフンッ・・・二人きりでいる時はフェミニンな彩、そしてセックスの時は情熱的な彩、昼間、手をつないで歩く時はクールな彩。どんな彩もすべてがオレの理想だよ」
「そう、良かった・・・彩の持ってるベビードールも何とかしてくれると嬉しいんだけど」

ベビードールを着せた彩を抱き上げてベッドに運び、腕枕をして抱きかかえる。
健の右手を枕代わりにして抱きかかえられた彩は、ナイトシャツの胸元から指を差し入れて乳輪をなぞり、
「今日は眠りたくない、明日の夜から次に会うまで独り寝。いっそ亭主が帰ってこなければ健といつまでも一緒にいられるのに・・・あっ、ダメか。ごめんなさい、聞かなかった事にして」

優子と円華との痴戯や円華との露出遊戯、コスモワールド近くで見た他人にセックスを見せて燃え上がる若いカップルなど、一日の出来事とは思えない事を話すうち、彩は静かになる。
健の腕の中の彩は、スゥ~スゥ~と静かに寝息を漏らして穏やかな表情で目を瞑る。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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