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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 59

抱き枕のように右腕を抱いて足を絡め、穏やかな寝息を漏らしながら眠り続ける彩の邪魔をしないように気遣いながら寝顔を見つめる健は、自然と表情が緩むのを意識する。
些細な憂いも感じさせない寝顔を見ているだけで目覚めは爽快なものになり、白い天井は彩の肌を映したような心地良さを感じさせ、グレーのカーテンさえも安眠を助ける味方に思える。
目を閉じると昨日の出来事が脳裏をよぎり、彩の痴態を思い出すと就寝で英気を養った股間に力が漲る予感がする。
ナイトテーブルに手を伸ばしてミネラルウォーターを手に取り、気付かれないよう静かに喉を潤してフゥッ~と息を吐く。

「何よ、ため息なんかついてイヤな男」
「起こしちゃったかな、ゴメン・・・ため息じゃないよ、ミネラルウォーターが身体中に行きわたって眠っていた細胞が起きるのを感じたんだよ」
「そうなの、それでココも水のお蔭で元気になりつつあるんだね・・・あれっ??ナイトシャツだけで下着を穿いてないんだ」
ナイトシャツの上から股間部分に指を上下させた彩は顔を綻ばせて身体を起こし、馬乗りになって健の手からミネラルウォーターを奪い取る。
「いつでも彩に襲い掛かれるようにパンツを穿かないで準備万端だよ」
「ウフフッ、彩が馬乗りになって許してって言うまで責めちゃう」
ミネラルウォーターを口に含み、頬に添えた手で健を上向かせた彩は視線で口を開けるようにと合図する。

ツツッツゥッ~・・・糸を引くように彩の口から滴り落ちるミネラルウォーターは健の口に吸い込まれていく。
「ハァハァッ・・・すごい、興奮する。健を征服したような気になる・・・もう一度したい、口を開けて・・・」
再び流し込んだ彩は、背後に手を回して健の股間を探り、
「なんだ、つまんない。大きくなってない・・・彩じゃ興奮しないの??」
「彩を相手にして興奮しないわけがないさ・・・こうすれば、触るのも熱いほど熱を持って大きくなるよ」
腰を掴んで身体を入れ替えた健は馬乗りになって彩を見下ろし、両手首を掴んで頭上で押さえつける。
「彩をどうするかはオレ次第、オッパイペロペロ、マンコクチュクチュ、オレの彩をどんなふうに調理するか・・・クククッ」
「ハァハァッ、いやらしい。彩は苛められるの??良いよ、苛めて欲しい・・・健の想い出を身体に刻んで欲しい」
真っ赤に燃える瞳が挑むように健を見上げ、視線を避けることなく見つめ返すと一瞬のうちに羞恥に包まれたのか視線を逸らせて目を閉じる。

体重をかけないように気遣いながらも身体を跨いだまま手首を押さえつけて顔を近付け、首筋に舌を這わせて息を吹きかける。
フゥッ~・・・ヒィッ~、アァ~ン、鳥肌がスゴイと言う彩の首や腕などベビードールが隠さない肌は言葉の通り鳥肌が覆っている。
「すごいな・・・背中がどうなっているか見てやる」
手首を重ねて左手で掴み、右手で仰向けから俯せにしようとすると、それを察した彩は自ら姿勢を替える。
「アンッ、今度は背中をペロペロされちゃうの??それとも、お尻をペシペシされちゃうのかなぁ??・・・ハァハァッ、だめ、興奮する」

ピンクのジョーゼット生地は清楚な魅力を損なうことなく、それでいて透け感は彩の魅力であるムッチリ感を明らかにして健の欲情を刺激する。
左手を彩の手に重ねて包み込むと握り返し、
「舐めて・・・朝になったら可愛がってくれるって約束したでしょう。舐めて擦って、健のモノで啼かされたい。次に会う日が待ち遠しいと思うほどの記憶を身体に刻んで・・・お願い」
「オレも身体中を満たすほど彩の記憶が欲しい・・・足の先から頭まで手触りも匂いも記憶に刻んどくよ」
右手で髪をすくって香りを胸一杯に吸い込み、首を舌で刷いて耳朶を甘噛みする。
「アウッ・・・ゾクゾクする。また鳥肌が・・・ウッ、アワワッ、気持ちいぃ」
握り締めた左手を離すことなく右手で脇腹を撫で、舌と唇をベビードールと肌の境目に這わせる。
彩は予期していた快感とはいえ一瞬の緊張で身体が強張り、握られている左手が白くなるほど力を込めてしまう。
「彩、緊張しちゃダメだよ。手を離すけど力を抜いてリラックスするんだよ」

手を離した健はベッドを下りてカーテンを開け放ち、ガラス越しの陽光を招き入れる。
陽の光を背にして立つ健は俯せのまま眩しそうに見つめる彩に話しかける。
「淫靡な雰囲気じゃなく開放感のある雰囲気で彩を抱きたい。オレは外で他人の視線を意識しながらってのは無理だから、せめて明るい場所でね・・・」
「期待するよ・・・彩は俎板の鯉。美味しい鯉料理に出来上がるかどうかは調理人次第、恋のフルコースを召し上がれ」

アンッ、ウッウッ・・・俯せの彩の両脚を撫でて足の甲と足裏に指を添えてマッサージを施し、甘い吐息が漏れ始めると足指を一本ずつ揉んで口に含む。
温かい口腔に指を含んで顔を上下し、指と指の間に舌を這わせる。
「温かくて気持ち良いけど、そんな処まで・・・恥ずかしい」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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