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偽者 ~PRETENDER~ -13

美香 -8

「美香はいつもこんなに濡れちゃうの??マンちゃんがグショグショになってヒクヒクしているよ」
「うそ、少しは濡れているかもしれないけど、あなたが意地悪するからで私のせいじゃないもん……私の穿いていた下着で目隠しするなんて変態……ハァハァッ、あなたが変態だなんて、変態に惹かれる私は、いやぁ~ン……」
美香は自分の発した変態という言葉に欲情を刺激され、芳しい香りを放つ新たな蜜を溢れ指させて上気した顔を一層赤く染める。

再び小陰唇が作る溝を舌が這いまわって蜜を舐めとり、甘噛みされると股間を大きく開いて内藤に押し付けながら意味不明の言葉を口走る。
「いや、やめて、恥ずかしい。そんなところを……私の秘密の場所なのに……アウッ、クゥッ~……」
内藤の舌が溢れる蜜の源泉に侵入して二度三度と出入りし、ヒィッ~と悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らすと舌は再びクリトリスに向かって舐め上がる。
「いやぁ~ン、ベロッとされるだけなのに身体が浮いちゃう……こんなの初めて、いやん、恥ずかしい」
舌が膣口からクリトリスに向かって舐め上がるとブリッジの恰好になるほど上半身が仰け反る。
クリトリスを包皮ごと口に含んで温かい息を吹きかけ、舌先が包皮の周囲をなぞる。
早く花芽を愛撫してほしいと思っても満たされることはなく、平静ではいられないほど昂ぶり堪えようと思っても自然と悦びの声が漏れてしまう。
「アンッ、イヤッ、クゥッ~……そこ、もっと、強いのがイィ……いや~ン」
内藤の頭に添えた手に自然と力がこもり、恥じらいを隠すことなく押し付けた股間を艶めかしく揺する。

クリトリスへの直接的な刺激を期待しても満たされることはなく、顔に股間を押し付けて腰を左右に揺すっても満足する愛撫を得ることがない。
「いじわる、変態……あなたは私を苛める変態。気持ちいぃ、もっと、もっと強く」
「オレの事を変態って言ったね、変態男に舐められてこんなになっちゃう美香はどうなんだ??」
言い終えるやニュルニュルと指先で蜜を掬い取って美香の口に運んで舐めさせ、
「美味いだろう??美香のマンちゃんから滲み出た甘露水だよ」と揶揄するような言葉をかける。
「ハァハァッ、恥ずかしいけど昂奮する……恥ずかしい事をもっとされたい……」
ジュルジュル、チュルチュルと音を立てて新たな蜜を啜った内藤は股間から顔を上げる。

「それじゃぁ美香がどれほど変態なのか確かめようか……手を縛るよ」
身体の前で両手首を縛った内藤は抱き起した美香を促してベッドを降り、その場に立たせる。
「どうするの??怖い……アァ~、だめっ、昂奮する。痛いことはしないでね」
「可愛い美香を傷付ける趣味はないよ。安心して変態ワールドで気持ち良くなりなさい」
汗を流す前の股間に溢れる蜜を舐めとられ、目隠しをされて身悶える痴態を晒した美香は素っ裸のまま両手を縛られてベッド脇に立たされた自分の姿を想像して両足を震わせる。
「いやっ、ハァハァ、このまま立っていればいいの??ねぇ、このまま何もしなくていいの??」
ついには声も震わせ、足の震えが身体全体に伝わり、このままにしておくと倒れてしまうと危惧した内藤は、
「美香、気持ち好い事しような。立っているのが辛ければ壁に寄りかかっても好いし、テーブルに手をついてもいいよ」
美香の手を取り、テーブルの前に移動して両手をつかせて身体を安定させる。
「えっ??このテーブルは窓のそばになかった??見えない??スッポンポンなのに大丈夫??」
「覚えているだろう。この部屋から見えるのはオフィスビル、今日は休日だし灯りの点いている窓はない、大丈夫だよ。オレが美香の裸を他人に見せるはずがないだろう」
「うん、分かっているけど不安だったの。ごめんなさい」
テーブルに手をつく美香の腰を軽く打ち、尻を突き出さなさいと声をかけると嫌がる風もなく腰を振り、尻を突き出す。

「オッパイ丸見えも好いけどプリプリンの尻とムッチムチの腿の裏側が見える今の恰好が最高だよ。震い付きたくなるほど好い女だよ」
「気持ちいいけど怖い。お前の事が好きだって言って、好きだって言ってくれたら安心できる……おねがい」
店で接する内藤と違い、優しさをかなぐり捨てたような荒々しい振る舞いさえも惚れた弱みで好ましく思うものの、わずかに残る不安を払しょくするために好きという言葉を欲する。

縛られた両手をテーブルについて身体を支え、内藤の求めに応じて尻を突き出した美香は艶めかしく下半身を揺すって言葉を催促する。
「可愛いのは初めて会った時に分かったけど、こんなにエロイとは思いもしなかった。エロ可愛い美香が好きだよ」
「嬉しい、見張っていてよかった。さおりさんと深い仲になるんじゃないかと思って心配したけど、ウフフッ……大好き」
ウェストの括れから太腿に続くラインは間もなく大人の女性になる色気を十分に漂わせながら、言葉や行動の端々に羨ましく感じるほどの若さをのぞかせる。

美香の腰に手を添えて覆いかぶさり、髪の生え際から耳まで舌を這わせて耳朶を甘噛みして穴に乾いた息を吹きかける。
「イヤァ~ン、気持ちいいけど、すごい、鳥肌が立っちゃう」
昂奮を鎮めようとする美香の首筋から肩にかけてチュッチュと音を立てて唇を合わせ、右手指で唇を刷くとパクッと口に含んで甘噛みする。
左手を股間に伸ばしてヌチャヌチャと音を立てると甘噛みは止んで、イヤァ~ンと蕩けるような甘い声で内藤の股間を刺激する。
「美香は声でもオレを興奮させる。今日は寝かせないよ」
「ヒィッ~、うそ、朝まであなたに可愛がられるの??堪えられない、こんなの初めて……」
「目隠しのせいで時計が見えないし、朝になってもお日さまを感じることもできない。いつまでも夜のままでいる美香の身体を味わい尽くすよ」

指先が触れるか触れないかの精細なタッチで内腿を撫で上がり、腿の付け根でクルリと円を描くと反対の足も同じように愛撫する。
内腿や鼠径部を撫でても女の部分に触れることなく下腹部を手の平で撫でて指先が両方の脇腹を刷くように胸の膨らみに向かい、ガシッと鷲掴みする。
「クゥッ~、痛い。痛くされるのが気持ちいい……ウググッ、クゥッ~、イヤァ~ン、やめて、ダメ、もっと。いぃ、いぃの、やめてぇ~」
目隠しのせいもあって自在に動き回る手や舌の愛撫に翻弄され、予測もできない刺激に甘い声を漏らして身悶える。

偽者 ~PRETENDER~ -12

美香 -7

ホテルのベッドで素っ裸の身体を横たえる美香は自ら穿いていたショーツとハンカチで視線を奪われ、氷で遊ばれた肌は内藤の唇と舌で拭われて痕跡を残さないものの昂奮が冷めることはなく、腹部を上下させてハァハァッと荒い息を漏らす。
手で身体を支えて体重をかけることなく顔を近付けた内藤は股間に向けて、フゥッ~と息を吹き付ける。
「ヒィッ~……いや、息を吹きかけないで。見るだけにして。それ以上は許して」
「どうして??融けた氷の滴りは拭ったけど、美香のココはビショビショに濡れて腿にまで滲みだしているよ」
「イヤンッ、恥ずかしい。きれいな私なら舐めとってほしいけど、今は……がっかりさせたくない」
「明るい光があれば美しいモノが見えるけど陰もできる。真面目に生きるには、きれいなモノを見るだけじゃ足りない」
「本当の私を知ってもらうには、すべてを見せなきゃだめだよね」

シャワーで汗を流す前に股間を濡らしたことを悔やむものの今更どうすることもできず、固く握った手は腰の辺りで動かすことなく天井を睨んで羞恥を堪える。
ガチャガチャ……内藤は新たな氷を手に取り、腹部を滑らせて臍に溜まった水をズズズッと音を立てて吸い取る。
「イヤンッ、お臍を弄られるとお腹が痛くなっちゃう」
屈託なく微笑む内藤は氷を口に含んで上半身に移動してキスをする。
「ウッウゥッ~……」
氷は舌の動きに合わせて二人の口を行ったり来たりし、美香の頬が紅潮する。
融けて無くなると二人の舌は自在に動き、上になり下になったりしながら重ねて擦り、上顎を舐めて歯茎を擦る。
高揚する気持ちを隠そうともせずに二人はハァハァッと息を弾ませ、美香の両手は内藤の頬に添えてむしゃぶりつき、内藤は右手で美香の腰を抱き寄せて太腿で股間を刺激する。
「しっとりと吸い付くような肌、吐息はもちろん顰める顔さえ色っぽい」
身体を寄せ合ったまま3個目の氷を摘まんで唇を左右に刷くと、咥えこもうとして口を開き、氷は巧妙に逃げまわる。

「ねぇ、聞いても好い??……お店で私が腿をピッタリとくっつけたり、わざと手を触れたりしたときに抱きたいと思った??」
「いつも思っていたよ。頭の中でスッポンポンに脱がせて犯した美香の身体とそっくりだよ」
「ウフフッ、私の気付かない処で何回も抱かれていたの??なぜか懐かしい気持ちになるのはそのせいなんだ……もっと遊んで、あなたのオモチャになりたい……アンッ、冷たい、舐めて、濡れちゃうもん」
会話を楽しむ時間も氷は美香の乳首や乳輪で戯れ、ピンクの突起は固く緊張する。
突起の先端を舌先でつつき、乳輪ごと口に含んで融けた氷の跡を舐めとり、そのまま膨らみを舐め下りて鳩尾から下腹部まで一気に移動する、
氷が恥毛に絡み、舌が融けた名残を吸い取っていく。
恥毛は噛んで引っ張り、口に含んで思い切り吸い上げる。
「クククッ、そんなに強く吸われたらキスマークが付いちゃう……どうせなら、もっと見える処に付けてほしい」
美香の言葉を聞き流して恥丘で氷を踊らせ、名残の水滴を舐めとりながら割れ目の縁まで滑らせる。

妖しいときめきで身体の芯が火照り、それが氷を融かして割れ目に滴り落ちていく。
「美香、どうする??マンちゃんに流れ込んでいくよ」
「シーツが濡れちゃう……私のすべてを味わってください……恥ずかしい」
割れ目にむしゃぶりつかれる期待で頬を紅潮させて息を荒げる美香は両手で顔を覆い、ゆっくりと両足を開いていく。
融けて小指の先ほどに小さくなった氷をバギナに押し込まれ、アッと言う声を漏らす間もなく内藤の舌が膣口からクリトリスに向かってベロッと舐め上げる。
「アンッ、気持ちいい、こんなこと……ごめんなさい、シャワー………」
ベロッと舐め上げた内藤は大きく開けた口でズズズッと卑猥な音を立てて吸い上げ、美香は言葉をつづける余裕をなくしてしまう。

割れ目の縁に指を添えて大きく開き、朝露に濡れたような妖艶な花に息を吹きかけ、小陰唇が作る溝をベロリと舐める。
「アウッ、クゥッ~、ビラビラにそんな事をされると……我慢できなくなっちゃう、やめて……気持ちいの、もっと……いやっ、ダメ」
切れ切れに漏らす美香の言葉は意味をなさず、両手は内藤の頭に添えて股間に押し付ける。
ブフッ……息苦しくなった内藤はむしゃぶりついた股間を所かまわず甘噛みすると美香の手から力が抜ける。
「フゥッ~、芳しい花弁の香りと美香の味。ミツバチが花に群がる気持ちがよくわかるよ……素っ裸の美香が股間を開いて、蜂さん甘い蜜ならココにあるよって誘ったらスゴイことになるよ」
「イヤッ、蜂に刺されそうな気がする」
「あれっ、知らなかったの??寝ているうちに芳しい香りに引き寄せられた蜂がチクンと指した跡が恥丘になるんだよ。モリマン、土手高」
「もう、揶揄わないで真面目にしてくれないと怒るよ」
「怒った美香も可愛いな」

偽者 ~PRETENDER~ -11

美香 -6

「美香ちゃんは若いから知らないかなぁ??ナインハーフって映画」
「聞いたことがあるような、ないような、よく分からない。どんな映画なの??エロッチィの??」
「1980年代後半の映画で美香ちゃんが生まれる前、ミッキーロークとキムベイシンガーの恋物語。タイトルのナインハーフは9週間半で恋に落ちて3か月目。3日、3週間、3か月、3年、3て大切な数字だろ??場内指名で美香ちゃんを指名する、2度目で少し打ち解ける、3度目で本当の客になる。映画の中の二人は3か月目にどうなるか??……大人の男女らしいセックスなのかどうか分かんないけど本能のままに楽しむ。目隠しをして氷愛撫、逆光の中で1枚ずつ脱いでいくストリップショー、時計台の屋上でエッチ……同じことをしてみようか??」
「内藤さんが相手ならやってみたい……ハァハァッ、話を聞くだけでも昂奮する」

美香を抱き起した内藤はレストランで脱がせてポケットに入れてあったピンクのショーツを取り出して目に当て、折り畳んだハンカチで縛って視覚を奪う。
「美香ちゃんのパンツは使い方がイロエロで大活躍だな。匂いや湿り気が残っているといいけど、どうだ??」
「エッチな内藤さんらしい。私のお湿りや匂いは内藤さんのためで自分のためのモノじゃないもん」
「クククッ、そうか、そうだったのか」
チュッと唇を合わせて美香の緊張を解して仰向けに寝かせる。
「ナインハーフのベイシンガーは仰向けだったからね」
ハァハァッ……不安とも性的興奮とも区別しようのない感情で息を荒げ、乾いた唇に滑りを与えるために舌を這わせる。
そんな美香の行動さえも内藤の嗜虐心を刺激していることに気付かず、指先が白くなるほどシーツを固く握り、足指を曲げたり伸ばしたりして内藤を楽しませる。
「可愛いよ。素っ裸で目隠しされた身体をホテルのベッドに横たえて男に見せつけている美香ちゃんを想像する客がいるかな??どう、思う??」
「イヤッ、他のお客様のことは考えたくない。内藤さんが喜んでくれればそれで幸せなの」

内藤の指先が目隠しの周囲をなぞって耳朶を摘まみ、頬を撫でて鼻梁を確かめるように指が這う。
「アウッ、クゥッ~……気持ちいい」
唇に沿って指が一周し、美香の舌が指を搦め取ろうとしても大きく避けることなく巧みに躱す。
顎を撫でて白い喉を上下した指は鎖骨をなぞり、その窪みの大きさを探るような動きをする。
「くすぐったい……」
「鎖骨の向きも好いし、窪みの形状も好い。美香ちゃんの後ろ姿が凛として恰好いいのが現れている。姿勢が好いと骨格や筋肉も美しくなるからね」
胸の膨らみの麓を撫でて、そのまま円を描きながら頂上に向かう。
「もう少し大きい方が好い??」
「オレには丁度いい。手の平にスッポリと馴染むのがいい……こうした時に、このオッパイはオレのモノだって実感できる。乳輪も可愛いし先端の突起もピンクで触るのを躊躇するほど可憐だよ」
「ウッウゥッ~、気持ちいい……オッパイに添えた手の動きがいやらしくて、あなたの指先に私の神経が集中するような気がする」
「オレもだ。美香の鼓動や呼吸を感じると落ち着くし指先を接するだけで同化するような気がする」
内藤さんがあなたと呼び名が代わり、美香ちゃんも美香に変化する。
呼び名が変わると言葉は心に届き、二人の距離は一層近くなる。

掌で下腹部を擦り、成熟前の固さをわずかに感じながらウェストの括れから腰や太腿の外側の感触に酔いしれる。
「もう少し絞った方があなたの好みに合う??」
目隠しのため美香には見えないものの満足気な笑みを浮かべた内藤は、
「ちょうどいいよ。まさか、美香は太っているなんて思っちゃいないだろうね。バランスがいい。腰や尻、太腿の辺りはムッチリとして女性らしい魅力にあふれ、膝下の伸びやかな感じは溌溂とした行動力を感じさせる。涼やかな瞳と顎の感じは理知的で意志の強さを示しているんだろうな。オレの好みだよ」

氷を入れたグラスを手に持って美香の頬に押し当て、そのまま顎から喉を経て肩を擦る。
「冷たくて気持ちいい」
気持ちも身体も緊張を解き放った美香は四肢をゆったり伸ばして心は内藤に寄り添い与えられる刺激に陶然とする。

一旦グラスを美香の身体から離すと、アンッと艶めかしい声を漏らして顔と身体を捩ってグラスを追おうとする。
「終わりじゃないでしょう??」
「美香の身体に触れるのは飽きることがない」
ガチャガチャッ……グラスから取り出した氷は胸の膨らみで戯れ、脇腹や下腹部を刺激して腰から太腿の外側を下りて膝に至り、内腿を付け根に向かって這い上がる。

氷が融けて水になって肌に残ると内藤の唇と舌が舐めとっていく。
胸の膨らみの先端を氷がなぞり、融けて麓に向かって滴るとズボッと乳房を口に含んで全てを舐めとる。
氷の刺激が心地好いのか、氷の後を追って肌を這う唇と舌を待っているのか美香にも分からない。

「身体の火照りを冷ましてくれる気がして気持ちいいの……次はどこで遊んでくれるのかなって……えっ、嘘、うそでしょう??」
氷が内腿を撫で上がると美香は解剖台のカエルのように両足を開き、女の部分を刺激されるのを待ち望む。
「えっ、えっ、どうして??」
氷は足の付け根の寸前で腿を離れ、次に冷たさを感じたのは脇腹だった。
「クククッ、美香のここは氷になんか楽しませたりしないよ。舐めてシャブってすべてを味わい尽くす」
「嬉しいけど好いの??シャワーは好いの??」
「嘘偽りのない美香だよ、今は。気付いているだろうけど、ここは蜜が溢れて大変なことになっているよ」
「いやっ、恥ずかしい」
自由な両手で目隠しされた両眼を覆う美香は足を閉じようとする。
「美香……」
叱声にも似た内藤の声で動きは止まり、目に当てた両手は身体の脇に戻って両足はゆっくりと開いて元の恰好になる。

偽者 ~PRETENDER~ -10

美香 -5

「えっ、私の事が嫌いなの??どうして、お泊りの準備をしてこいって言ったの??」
「クククッ、可愛いな……こうするとどうだ」
ワンピースに隠れた胸の膨らみの先端を指の腹で撫で、反対の指先で唇をなぞる。
「いやんっ、内藤さんの意地悪に翻弄されるのって好きかも。美香ちゃんはMだろうって言うお客さまがいるんだけど、今までは適当に話を合わせていたの……明日からは、ウフフッ」
「M学校を上手に卒業させてあげなきゃいけないな」
「ダメッ、お客さまには好きな人と一緒のときはMになるって言うの……いいでしょう??だめ??内藤さんとの仲は今日だけなの??」
「今日で終わりにしちゃうと店にも行けなくなっちゃうだろう。それは困るなぁ」
「お酒はどこでも飲めるけど、美香は独りしかいないって言うのが紳士だよ……アンッ、いやっ、そんなこと……エッチな内藤さんが好き」

エレベーターに乗る前から乳房を剥き出しにされて被虐心を刺激されていた美香は、ワンピースの乱れを正されて不満を言葉にしたものの胸の膨らみの周囲をベロベロと舐められて喜色を浮かべる。
「オヤジはスケベでないと美香ちゃんのような可愛い女子を相手に生き残れない。若い男のように元気がないから誤魔化す術を学ばないとね」
「内藤さんは元気だよ。私の下半身に熱い棒が当たっているもん……クククッ、オッパイはもう一つある」
ベロベロベロッ……二つの乳房の先端付近は唾液にまみれてワンピース越しに姿を現し、可憐さは姿を消して卑猥に勃起している。
「クククッ、くすぐったい……私の身体で遊ばれるのって好きかもしれない」
「廊下で見たときはピンクで可憐な乳首だと思ったけど、今は固くしこっていやらしいな」
「エッチな女は嫌い??私は内藤さんに可愛がってもらって、もっと、もっとエッチでスケベな女に変えられたい」
「可愛い事を言うんだね美香ちゃんは、オレのモノが暴れん坊チンチンに変身したら責任を取ってもらうよ」
「嬉しい、責任なら取る。責任を取るからアソコが嬉し涙でグチョグチョになるまで苛めてほしいの」

ウッウッ、ウゥ~、クゥゥッ~……乳首を摘まんでコリコリ転がし、残る乳首はワンピース越しにズズズッと音を立てて吸い込んだり甘噛みしたりを繰り返すと白い喉を見せてブリッジのように仰け反り、両手が白くなるほどシーツを掴んで喘ぎ声を漏らす。
美香の足の間に入り込んだ太腿を股間に押し付けてバギナを圧迫するとシーツを掴んでいた両手が内藤の首を巻いて力いっぱい引き寄せる。
唾液まみれのワンピースは乳首だけでなく膨らみを中ほどまで露わにし、首を伸ばして見つめる美香は視線の先の景色に昂奮を新たにする。
「ハァハァッ、いやらしい……焦らされて、ナメナメの気持ち良さがじわじわとくる。やっぱりエッチ」
「クククッ、オッパイの先端もピンクで淑やかだと思っていたけど間違いだったな。固くしこるだけじゃなく濡れたワンピースを突き上げるほど勃起して存在を誇示する」

ワンピース越しに掌が這い下りて下腹部に移動すると、アァ~ンと艶っぽい声を漏らして両足が遠慮がちに開いていく。
ワンピースの股間部分を咥えて唾液で濡らし、そのまま肌に押し付けてズズズッ~と音を立てて吸い上げると、
「いやっ、そこは後で……シャワーも浴びてないし、昼間は内藤さんの跡をつけて汗を掻いちゃったし……許して、きれいになってからにして、嫌われたくない」
美香の哀願を聞き流して濡れたワンピースに浮かんだ股間の割れ目に舌を押し込み、クリトリスを布ごと吸い上げて温かい息を吹きかける。
「クゥッ~、だめっ、そんな事をされたら我慢できなくなっちゃう……シャワーを使わせて、おねがい」
「美香ちゃんは可愛いよ。可愛い美香ちゃんの吐く息も、流した汗も、エッチな事をされたときの嬉し涙もオレは好きだよ……」
美香は緊張を解いて目を閉じ、両手両足を弛緩させて静かに横たわる。

美香が目を閉じる寸前の穏やかな微笑みに口元を緩めた内藤は静かにワンピースを脱がせて仰向けから俯せに変化させる。
指先が背骨の両側に沿って撫で下りると改めて美香の性感が呼び起こされてシーツを握り締め、ビーナスの笑窪をなぞるようにクルリと円を描くと顔を持ち上げて上半身を反らし、
「アソコがピクッてなった。内藤さんの指が私の性感帯を眠りから呼び起こしてくれる……すごくエッチな女になるような気がする」
「クククッ、もっとエッチで好い女になってもらわなきゃいけないな……目を閉じて、このまま待っているんだよ」

命じられたまま目を閉じて待つ美香は意識を耳に集中して内藤の様子を探ろうとする。
ベッドを降りる気配、スリッパの音、冷蔵庫を開ける気配に続いて何かを取り出した。
信じているけど緊張が蘇る。
カランッ、コロコロッ……なんだ、喉が渇いたから飲み物を用意しているのかと思うと自然と緊張が解消する。
冷蔵庫を閉じる音に続いて再びスリッパの音がしてベッドがきしむ。
「私にも飲ませて……お酒じゃないでしょう??」
「いいよ、動いちゃダメだよ」
「うっ、冷たい……なに??なに??」
「氷だよ。美香ちゃんは氷に遊ばれるんだよ、嬉しいだろう??」

偽者 ~PRETENDER~ -9

美香 -4

美香を抱き寄せる内藤の手はさり気なく乳房に触れ、偶然を装って膨らみの先端を擦る。
漏れそうになる声は唇を噛んで堪え、股間は自分でも驚くほどの蜜を滴らせる。
お客様との会話で頻繁に話題になるSかMかということが脳裏をよぎる。
お客様はキャバ嬢が「私はMだと思う」と応えることを期待していると思って望む返事をしてきたけれど、内藤との食事や部屋での出来事を思い起こすと自らのM性に気付かされる。
内藤に嫌われまいとして身体と心がそのように反応しているのか、本当にM性を持っているのか、我がことながら今の美香には分からない。

レストランフロア―の廊下で前後に人がいなくなった瞬間を見計らって、胸の膨らみのすぐ下のボタンを外される。
「大丈夫だよ、膨らみの頂点でボタンを外すとオッパイが飛び出しちゃうかもしれないけど、ここなら大丈夫」
美香に反論する暇を与えずに壁に押し付けて唇を合わせ、アッと思う間もなく舌を侵入させて唾液を送り込む。
ゴクッ……ハァハァッ……音を立てて嚥下した美香は二人を横目で見ながらすれ違うカップルに視線を合わせることもできずに俯き、頬を紅潮させる。

エレベーターホールに人影はなく、口元を緩めた内藤は外したボタンの隙間から手を差し入れて乳房を掴む。
優しい愛撫ではなく荒々しく扱われる事に快感を覚え、スカートの裾を捲り上げられて股間が露わにされたことさえ心地好い。
「誰もいないよね??」
「美香ちゃんのオッパイとオマンブーを見るのはオレだけだよ。他の男だけじゃなく女の人にも見せない」
チン……壁に寄りかかってエレベーターのインジケーターを見ていた美香はワンピースの裾を下ろし、顔を伏せるようにして降りるカップルと入れ替わりで乗り込むやいなや、むしゃぶりつくようにキスをねだる。
ハァハァッ……
ようやく落ち着いた美香の頬に両手を添えた内藤は、
「天井を見てごらん……壁に耳はないだろうけど、天井に目はあるよ」
「えっ、監視カメラ??……お客さんがエレベーターの中でエッチしないように見張っているの??」
「美香ちゃんらしいね。普通は密室のエレベーター内で危険な事が起こらないかって考えるだろうに、さすがの美香ちゃんだよ」

防犯カメラで監視されていると思った美香は羞恥と不安で顔を覆い、内藤は無防備になったワンピースのボタンを乳房が丸見えになるまで外して抗議の言葉を塞ぐように唇を重ねる。
アッと言う間もなく濃厚なキスで唇を塞がれた美香の両手は内藤を抱き締め、剥き出しにされた乳房が押しつぶされる感触に酔いワンピースの裾を捲り上げられる羞恥も嫌がる事がない。
「ハァハァッ、見えちゃう。カメラの向こうで私のオッパイを見ている人がいる」
「大丈夫だよ。館内のあちこちにカメラがあるし忙しい時間だろ……美香ちゃんのオッパイやオマンブーは誰も気付かないよ」

チンッ……エレベーターのドアが開いても解放されることはなく、剥き出しの乳房に手を添えたまま部屋に向かう。
廊下に敷かれた絨毯がどこまでも永遠に続くような錯覚に陥り、部屋までどれくらいの時間がかかるのかと思うと心が震え足元も覚束なくなる。
「ダメッ、歩けない。全身の力を内藤さんに吸い取られちゃったみたい」
「そうか、じゃぁ抱っこするしかないな」
お姫さま抱っこされた美香は剥き出しの乳房を隠そうともせずに内藤の首に手を回す。
「内藤さんに影響されて今日の私は変。オッパイ丸出しなのに気にもしないって変だよね??」
「もしかすると、本当の美香ちゃんが姿を現した??……胸ポケットに鍵が入っているからドアを開けてくれる」

抱きかかえたままベッドに下すと、
「キス、ミー……」
ベッドに横たえられた美香は手を伸ばせば届く距離の内藤に視線で絡めとられ、羞恥を誤魔化し儚い抵抗を示すためにキスミ―と照れ隠しのように呟いて目を閉じる。
目を閉じれば見つめられる呪縛から逃れられるけれど、内藤に好意を持つ美香は新たな刺激に苛まれる。

アンッ……乱れ髪を手櫛で整えられる心地良さで思わず吐息を漏らすと、耳を擦って閉じた瞼にキスされて舌先がチロチロと踊る。
内藤の視線を避けて抑えきれない性的興奮を鎮めようとしたけれど、閉じた瞼に与えられる刺激で我慢の堰が崩れ落ちる。
「キスして……もう我慢の限界、焦らしちゃいやっ」
内藤の手が頬を擦り、顔がゆっくり近づくと美香の瞼が再び閉じられる。
チュッチュッ……アウッ、クゥッ~……鳥が餌を啄むように音を立てて唇を合わせると美香の手は内藤を抱き寄せる。
内藤はワンピースを捲り上げて白い太腿の間に右足を入れて付け根を刺激する。
唇を啄み甘噛みして美香を焦らすと赤い舌が這い出て、二人の舌が宙で絡み合う。
美香の舌は甘噛みされたまま引きずり込まれてグイグイと吸われ、舌につながる身体の部分をすべて飲み込まれそうな気になる。
自由を取り戻した舌は美香の口腔に戻り、今度は内藤の舌が侵入する。
上顎を舐めて舌の周囲を一周し、絡ませたり重ねて擦りあったりと美香は翻弄されるたびに股間を濡らす。

「オレの太腿が濡れているような気がするけど、どうしてかな??」
「ハァハァッ……昂奮する。キスだけで逝っちゃいそう。シャツワンピを気に入ってくれたのは嬉しいけど私は脱がされたい」
「そうか……じゃぁ、こんな事をすると嫌いになっちゃうかな??」
ワンピースの裾を整えてボタンを嵌める。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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