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偽者 ~PRETENDER~ -11

美香 -6

「美香ちゃんは若いから知らないかなぁ??ナインハーフって映画」
「聞いたことがあるような、ないような、よく分からない。どんな映画なの??エロッチィの??」
「1980年代後半の映画で美香ちゃんが生まれる前、ミッキーロークとキムベイシンガーの恋物語。タイトルのナインハーフは9週間半で恋に落ちて3か月目。3日、3週間、3か月、3年、3て大切な数字だろ??場内指名で美香ちゃんを指名する、2度目で少し打ち解ける、3度目で本当の客になる。映画の中の二人は3か月目にどうなるか??……大人の男女らしいセックスなのかどうか分かんないけど本能のままに楽しむ。目隠しをして氷愛撫、逆光の中で1枚ずつ脱いでいくストリップショー、時計台の屋上でエッチ……同じことをしてみようか??」
「内藤さんが相手ならやってみたい……ハァハァッ、話を聞くだけでも昂奮する」

美香を抱き起した内藤はレストランで脱がせてポケットに入れてあったピンクのショーツを取り出して目に当て、折り畳んだハンカチで縛って視覚を奪う。
「美香ちゃんのパンツは使い方がイロエロで大活躍だな。匂いや湿り気が残っているといいけど、どうだ??」
「エッチな内藤さんらしい。私のお湿りや匂いは内藤さんのためで自分のためのモノじゃないもん」
「クククッ、そうか、そうだったのか」
チュッと唇を合わせて美香の緊張を解して仰向けに寝かせる。
「ナインハーフのベイシンガーは仰向けだったからね」
ハァハァッ……不安とも性的興奮とも区別しようのない感情で息を荒げ、乾いた唇に滑りを与えるために舌を這わせる。
そんな美香の行動さえも内藤の嗜虐心を刺激していることに気付かず、指先が白くなるほどシーツを固く握り、足指を曲げたり伸ばしたりして内藤を楽しませる。
「可愛いよ。素っ裸で目隠しされた身体をホテルのベッドに横たえて男に見せつけている美香ちゃんを想像する客がいるかな??どう、思う??」
「イヤッ、他のお客様のことは考えたくない。内藤さんが喜んでくれればそれで幸せなの」

内藤の指先が目隠しの周囲をなぞって耳朶を摘まみ、頬を撫でて鼻梁を確かめるように指が這う。
「アウッ、クゥッ~……気持ちいい」
唇に沿って指が一周し、美香の舌が指を搦め取ろうとしても大きく避けることなく巧みに躱す。
顎を撫でて白い喉を上下した指は鎖骨をなぞり、その窪みの大きさを探るような動きをする。
「くすぐったい……」
「鎖骨の向きも好いし、窪みの形状も好い。美香ちゃんの後ろ姿が凛として恰好いいのが現れている。姿勢が好いと骨格や筋肉も美しくなるからね」
胸の膨らみの麓を撫でて、そのまま円を描きながら頂上に向かう。
「もう少し大きい方が好い??」
「オレには丁度いい。手の平にスッポリと馴染むのがいい……こうした時に、このオッパイはオレのモノだって実感できる。乳輪も可愛いし先端の突起もピンクで触るのを躊躇するほど可憐だよ」
「ウッウゥッ~、気持ちいい……オッパイに添えた手の動きがいやらしくて、あなたの指先に私の神経が集中するような気がする」
「オレもだ。美香の鼓動や呼吸を感じると落ち着くし指先を接するだけで同化するような気がする」
内藤さんがあなたと呼び名が代わり、美香ちゃんも美香に変化する。
呼び名が変わると言葉は心に届き、二人の距離は一層近くなる。

掌で下腹部を擦り、成熟前の固さをわずかに感じながらウェストの括れから腰や太腿の外側の感触に酔いしれる。
「もう少し絞った方があなたの好みに合う??」
目隠しのため美香には見えないものの満足気な笑みを浮かべた内藤は、
「ちょうどいいよ。まさか、美香は太っているなんて思っちゃいないだろうね。バランスがいい。腰や尻、太腿の辺りはムッチリとして女性らしい魅力にあふれ、膝下の伸びやかな感じは溌溂とした行動力を感じさせる。涼やかな瞳と顎の感じは理知的で意志の強さを示しているんだろうな。オレの好みだよ」

氷を入れたグラスを手に持って美香の頬に押し当て、そのまま顎から喉を経て肩を擦る。
「冷たくて気持ちいい」
気持ちも身体も緊張を解き放った美香は四肢をゆったり伸ばして心は内藤に寄り添い与えられる刺激に陶然とする。

一旦グラスを美香の身体から離すと、アンッと艶めかしい声を漏らして顔と身体を捩ってグラスを追おうとする。
「終わりじゃないでしょう??」
「美香の身体に触れるのは飽きることがない」
ガチャガチャッ……グラスから取り出した氷は胸の膨らみで戯れ、脇腹や下腹部を刺激して腰から太腿の外側を下りて膝に至り、内腿を付け根に向かって這い上がる。

氷が融けて水になって肌に残ると内藤の唇と舌が舐めとっていく。
胸の膨らみの先端を氷がなぞり、融けて麓に向かって滴るとズボッと乳房を口に含んで全てを舐めとる。
氷の刺激が心地好いのか、氷の後を追って肌を這う唇と舌を待っているのか美香にも分からない。

「身体の火照りを冷ましてくれる気がして気持ちいいの……次はどこで遊んでくれるのかなって……えっ、嘘、うそでしょう??」
氷が内腿を撫で上がると美香は解剖台のカエルのように両足を開き、女の部分を刺激されるのを待ち望む。
「えっ、えっ、どうして??」
氷は足の付け根の寸前で腿を離れ、次に冷たさを感じたのは脇腹だった。
「クククッ、美香のここは氷になんか楽しませたりしないよ。舐めてシャブってすべてを味わい尽くす」
「嬉しいけど好いの??シャワーは好いの??」
「嘘偽りのない美香だよ、今は。気付いているだろうけど、ここは蜜が溢れて大変なことになっているよ」
「いやっ、恥ずかしい」
自由な両手で目隠しされた両眼を覆う美香は足を閉じようとする。
「美香……」
叱声にも似た内藤の声で動きは止まり、目に当てた両手は身体の脇に戻って両足はゆっくりと開いて元の恰好になる。

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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