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彩―隠し事 18

オナニー    

「ただいま」
「おかえりなさい。疲れたでしょう??」
「遅くなってごめん……先に寝てもよかったのに」
「仕事で遅くなる旦那様を待つのは当たり前でしょう。お茶を淹れようか??」
「いいよ。優子も仕事で疲れてるだろう……勘違いしないでもらいたいんだけど、仕事を含むお互いの生活を大切にして自分で出来る事は自分でする。俺は優子に迷惑かけないように気を付けるから、優子も自分の仕事や時間を大切にして欲しいと思うんだけど……急にこんな事を言って誤解しないでくれよ」
「うん、ありがとう。あなたは昔から優しかった、私の事を大切にしてくれたもんね……」
「そうだよ、優子は俺の大切な妻。いつまでも自慢の妻でいて欲しい……風呂に入るよ。先に寝てくれよ、少し残っている仕事を片付けるから」
「うん、おやすみなさい」

大切な妻か……あなたにとって都合の良い妻でしょうね。夫の浮気に気付かず世間的には清楚で貞淑な妻……そんなわけないでしょう。
あなたから微かに香る石鹸の匂いはうちのモノとは違う。
亭主が出先で風呂に入っても気付かないような女と思われているのかなぁ、それとも浮気相手に舞い上がって家で待つ妻の事は歯牙にもかけないって事なのかしら……それに、私の事を大切にしてくれたと過去形で話しても気付いてもくれない。

あなたが知っているのは優子。私には彩っていう名の別人がいるんだよ、知らないでしょう。
彩は奔放で淫らな女。そんな彩と遊んでくれる男がいるの。
もしかすると、あなたよりも大切な人かもしれない。
優子である私にとって彩の存在は精神的ストレスを解消するのに大切なの。だってあなたは浮気しているでしょう……あなたがするからお返しをするんじゃなく、遠い昔から彩は私の心の奥に棲みついていたの、あなたの浮気を切っ掛けにして表に出てきただけ。
あなたの浮気によるストレスは彩が解消してくれるから妻の優子はこれまで通り清楚で貞淑な妻でいられる……表面的にはね。嬉しいでしょう。

自室に戻った優子は部屋着を脱ぎ、パジャマを着ける前の糸くず一本身に着けない素っ裸になって鏡の前に立つ。
ウェストの括れから太腿まで続くムッチリとした量感は密かな自慢。
ウフフッ……オチビちゃんだけど染み一つない白い肌はなかなかのモノよ。これまで付き合った男たちは柔らかみを帯びたムッチリ感を褒め、見るだけでゾクゾクするとまで言った人もいた。
小柄でムッチリした優子は縄映えしそうだから縛ってみたいと言った男もいたけど、当時はただの変態行為としか思えず縛られることなく別れたのだが、突然にその言葉を思い出して勿体ない事をしたかなと苦笑いする。
優子は自分でも気付いていた。昂奮すると白い肌は滑りを帯びたように乳白色に輝き、肌を合わせる男と同化してしまいそうなほど馴染んでいく。それはまるで男を餌として養分を吸い取る食虫植物のようにも思える時があった。

「あっ、いけない、健志とのデートで忘れていたけど仕事の準備をしなきゃいけないんだ」
ハダカンボのままで好いやと独り言ちた優子は机上からバッグを取り、ガラステーブルに向かってパソコンを開く。
終わった……準備を終えた優子は、後ろに倒れて両手を伸ばし、両足を開いたり閉じたりして軽く血行を促す。
ハダカンボのせいなのか、夜景を見ながら立ちバックで責められ、最後はボンネットに突っ伏した格好で突かれながら尻を打たれて満足した記憶が蘇る。
二人の満足の証である淫汁にまみれたペニスの穢れをオシャブリで拭い取ると、口元の汚れを舐め取ろうとするかのようにキスしてくれた。
クククッ……彩がいるから夫の浮気に堪えられる。夫を愛しているかと問われると返事に窮するけれど、関係を壊すつもりはないし夫婦という言葉の響きは心地いい。

何かの拍子で両足の間にテーブルの足が入り込み、卑猥な予感を秘めた優子は股間を押し付ける。
アンッ、いやっ、気持ちいぃ……健志に満足させてもらってからそれほどの時間が経過したわけじゃないのに新たな欲望が沸々と湧き上がる。
眼を閉じて股間を押し付けたまま腰を蠢かすと鈍痛にも似た快感がじんわりと
熟れた身体を満たし、少女時代の甘く切ない記憶が蘇る。
コタツの足を挟んで動くと気持ちいいと思ったのはいつの頃だったろう??
ウッウッ、ウゥッ~……隣の部屋に夫がいるというのに脳裏をよぎるのは健志の笑顔。ハァハァッ……オナオナする彩を見て、健志を思い出したら我慢できなくなっちゃった……ウッウッ、クゥッ~、いぃ……
目を閉じて指先を口に含んで滑りを与えた手を股間に伸ばし、反対の手で左乳房を押さえつけながら右乳房に伸ばして先端を摘まむ……自然に右手の動きが激しくなる……ウッウッ、ウゥッ~、いぃ、気持ちいい……クチュクチュッ、ヌチャヌチャッ……クゥッ~、ダメッ……左足を立てて右足をテーブルに乗せた彩は、
「こんな恰好、優子には出来ない。だって、淑やかで清楚な人妻だって人は言うもん……ハァハァッ、彩は淫らで奔放な自分に正直な女。いぃ、気持ちいぃ」
股間は指の動きに合わせて湿った音を奏で、口はしどけなく開いて間断なく喘ぎ声が漏れる。
閉じた目を開くとハダカンボの姿を映した鏡の中の痴態が目に入る。
「アンッ、いやらしい。優子は絶対にこんな事をしない……彩はスケベ。エッチな彩も好き」
鏡に股間を映した彩は左手で割れ目を開いて膣口を指で擦り、
「イヤンッ、健志に襲われちゃう」、二本の指を膣口に沈めて手の平でクリトリスを圧迫して静かに昇りつめていく。

健志には彩の意思でいつでも連絡できる。
淫蕩な彩の欲求のまま連絡すると逢瀬は頻繁になりすぎて歯止めが効かなくなりそうな気がする。
気持ちではなく身体が我慢できなくなるまで仕事の忙しさで紛らせて、彩には我慢してもらおうと決意する。

彩―隠し事 17

背面立位(立ちバック)    

バックスタイルで健志を迎え入れた彩が見つめる夜の街は街灯やネオンの光、ホテルなど駅周辺のビルの窓から洩れる灯り、車のテールランプが長く尾を引く道路、突然現れる長い光の列は家路を急ぐ人々を運ぶ電車。
老若男女が火曜の夜をそれぞれの思いを胸にして過ごす明かりで満ち溢れている。

小柄な彩を相手の挿入は浅く、いまにも抜け落ちそうな不安を抱く健志は彩の右足を抱え込んで腰を突き上げる。
背後から挿入する健志は尻の割れ目しか見えなかったのが足を上げたために結合部が丸見えになり、新たな昂奮もあって一層深く突き入れる。
「ヒィッ~、そんな……すごい、コリッて音がするほど子宮口を突かれた」
足を抱えあげられた獣の姿勢で膣の奥深く、子宮口まで突かれる彩は逞しい男に支配されたように感じて被虐感を募らせ、月明りに照らされて乳白色に輝く尻を見つめる健志は嗜虐感を刺激されて上半身を守るキャミソールを荒々しく脱がせてしまう。
「イヤンッ、ストッキングだけにされちゃった。誰もいないよね??見てる人はいないよね??」
「向こうの茂みに誰か隠れているんじゃないか??彩のムッチリとしたエロイ身体を独り占めにするのは申し訳ないな。暗くてよく見えないだろうから音で場所を教えてやろう」
ピシッ・・・ヒィッ~、いやんっ……健志の手が尻を打つと悲鳴に似た声を暗闇に響かせる。
「痛いけど気持ちいい。お尻を打たれた瞬間、アソコがキュンとなった」
「あぁ、分かったよ。彩の漏らした悲鳴と同時にマンコがキュッと締まって熱くなった……彩はMッコだな。痛くされたり苛められたりすると気持ちよくなるんだろう??」
「ハァハァッ、そんな言葉を聞きたくない。ダメ、そんな事を言うから彩の手に力が入らなくなって身体を支えるのが辛い」

羞恥と快感が入り混じる悦びに身悶え、脱力感を伴う気持ち良さで自分の身体を支えることも出来なくなった彩の尻を再び打たれる。
ピシッ……「クゥッ~、だめ。暗い山の中で健志に襲われて素っ裸にされた上、バックスタイルで犯されてお尻を思いきり打たれちゃう……彩は可哀そう、ハァハァッ」
被虐感を呼び起こされた彩は艶めかしい声を大仰に漏らして悲劇の主人公になった妄想でボンネットに突っ伏してしまう。

冷たいボンネットが火照った身体を冷まして気持ちいい。
覆いかぶさる健志の右手が乳房を揉み、左手は股間に伸びてクリトリスを圧迫する。
「だめっ、そんな事をされたらすぐに逝っちゃう……ダメ、まだダメなの」
突っ伏す彩にペニスを突き刺したまま押し付けた股間で円を描くように動かして刺激を続け、両手は急所である乳房とクリトリスから離れない。
「月明りに照らされる彩の背中は乳白色に輝いてエロっぽいよ。見てごらん、街の灯りが彩を犯そうとウネウネ蠢いているように見えないか??」
眼を閉じて荒々しい健志の愛撫に酔いしれていた彩は視線を眼下に見える街に移す。
テールランプがつながって大蛇のように見えるモノは彩を求めて街を縦横に走り、電車は彩を犯そうとしてスピードを落とさずにトンネルに突っ込んでいく。
「ウグッグッ、きつい……健志のモノが彩の奥をつつくの、電車がトンネルにすごい勢いのまま突進するようにスゴイの……逝っちゃうよ、我慢できない、いいの??このまま逝っちゃってもいいの??」
「ダメだ、まだダメだよ」
腰を押し付けたままペニスの律動を止めて彩の顎に手をかけ、振り向かせてキスをする。
ハァハァ、フグフグッ……ジュルッ……唾液を流し込み、彩が嚥下したのを確かめて顎にかけた手を放す。

「ハァハァッ、健志がこんなに激しいと思わなかった……ハァハァッ、激しいのが好き。彩は奔放で淫らな女に憧れていたの。健志なら彩を淫らな享楽が支配する世界に案内してくれそうな気がする」
「あぁ、オレも彩と一緒なら享楽が支配する世界を覗いてみたい……」
「ほんとうだね??嘘じゃないよね??健志を信じる……アァ~、ダメ、突いて、もう我慢できない」
健志は腰を掴んでペニスを奥まで突き入れ、ヒィッ~と悲鳴に似た彩の喘ぎ声を聞くと両手を左腰に揃えて自然とペニスの挿入に角度がついて未知の刺激を彩に与える。
左に捻り、次は右に捻り、両足を大きく開いてペニスの挿入角度が自然と上を向くようにしたりと膣壁に与える刺激を変化させる。
「ウググッ、すごい、ダメ我慢できない……ヒィッ~、逝っちゃう、逝かせて、これ以上されると狂っちゃう」
「オレもダメだ。逝くよ、我慢できない……クゥッ~、ハァハァッ~……」
温かいバギナは一層熱をもち、健志のモノを奥へ引き込もうとして入口は締めたり緩んだりを繰り返してウネウネ蠢き、間断なく漏らす喘ぎ声は夜空に響く。
ウグッ……ウッウッ……いやぁ~ン、抜いちゃイヤッ、ダメェ~……ドクドクッ……ウッウゥッ~……すごい、いっぱい、熱い……
我慢の限界に達したペニスは膨れ上がり、満足の証を外に吐き出そうとして腰を引くと彩は抜いちゃ嫌だと叫んで尻を突き出すものの、温かい精液は背中に迸る。

「動いちゃだめだよ、彩」
鈴口に満足の証を滲ませたまま健志はウェットティッシュを手にして背中と内腿に滲む精液と蜜をきれいに拭き取り、ペニスを拭こうと新たなウェットティッシュを手にすると、
「拭いちゃダメ。彩がきれいにしてあげる……」
淫蕩な笑みを浮かべてしゃがみ込み、滑りを帯びて宙を睨んだままのペニスをパクリと口に含む。
ジュルジュルッ……ズズズッ……音を立てて滑りを舐め取り、頬をすぼめて吸い取った彩は恥ずかしそうに朱に染めた頬を背けようとする。
抱き起した彩とキスを交わした健志は眩しそうに彩を見つめ、見つめられる彩は、健志が吐き出したモノを舐めたも同然だよと悪戯っぽく笑みを浮かべる。
「構うもんか、彩とオレのモノが混じってるんだからな……時間は大丈夫??色気のない事を言って申し訳ないけど」
「そうだ……もうこんな時刻。帰んなきゃ……近くまで送ってもらえる??」

キャミソールだけを身に着けた彩は助手席に座り、無毛の股間をチラチラ見せつけながら帰路につく。
「今日はありがとう。この次も彩から連絡するね」
「連絡を待ってる。次は、もっとエッチでスリルに満ちた事をしよう。彩にとって便利で都合の良い男になりたい」
スカートと上着を着けた彩が指示する場所で降ろした健志は、振り返ることなく立ち去り、ポケットから取り出したショーツとブラジャーに顔を埋めて大きく息をする。

堕ちる

幸子の悲劇-26

後ろ手に縛られて縄尻を天井から下がるフックに掛けられて逃げることも叶わず、嬲られるのを待つだけの幸子は妖しい期待でハァハァッと息を荒げる。
三人の男は幸子に群がり、六本の手が伸びて乳房を揉み下腹部を撫でる。
「アッ、アウッ……アンッ、クゥッ~……ダメッ、やめて……お願い、止めて……」
誰のモノとも分からない手が身体中を這い回り、腿を撫でられてくすぐったさを伴う快感に腰を引いて身悶えると別の指が尻の割れ目に侵入しようとする。
ヒィッ~、いやっ……と身体を捩って逃げようとすると、乳房を揉みしだいていた指が先端を摘まんで捻り上げる。
「ウググッ……クゥッ~、そんな・・・痛い、いやっ、やめてぇ……」
身体を捩って両足をばたつかせ、髪を振り乱して抵抗すると、さすがに屈強な男たちも一旦離れて苦笑いを浮かべて顔を見合わせる。

二つの枷が付いた棒に幸子の足首を留めて両手に続き両足の自由をも奪ってしまう。
「これで良い。これで幸子は俺たちが自由に操れるオモチャ。逝かせ続けるか、あるいは寸止めで焦らし続けるか、どうにでもできる」
「いやっ、私は何も悪いことをしてないのに……どうしてこんな事に、イヤァ~……」
悲嘆にくれる幸子の独り言が妖子と三人の男たちの気持ちに同情の念を起こさせるはずもなく、新たな責めを為すべく口元を緩めて視線を交わす。
「最初にショックを与えなさい。徐々にって言うのは考え方次第だけど残酷なことだよ」
「そうですね。幸子なら堪えた後に一皮むけるでしょう」
「クククッ、それは無理。素っ裸だからこれ以上、剥きようがないでしょう。そうよね??幸子……始めて」
質の悪い冗談に答える余裕もなく我が身に起こる恐怖を想像する幸子は、唇を震わせて真っ赤に染めた瞳を動き回る男たちに向ける。

胸を縛る縄が追加され、太腿と両足を留める拘束棒にも縄が結ばれてカラビナを通じてチェーンブロックに繋がれる。
「なに??怖い……」
カチャカチャカチャッ……電動式チェーンブロックの動作音は思いのほか静かで、おどろおどろしい音で恐怖心を増幅させたい妖子は顔を顰める。
「えっ??なに??何、どうするの??……ヒィッ~……いやっ、嫌、怖い……降ろして、何でも言うことを聞きます。降ろしてください……いやぁ~……」
妖子の思いなど知る由もない幸子は拘束棒ごと足を吊り上げられて、俯せの格好で宙に浮かぶと泣き叫ばんばかりに声を張り上げる。
男たちの腰の高さで止められた幸子は上目遣いで男たちと妖子を順に見つめる視線は、精一杯の媚びを込めているとしか思えない。
叫び声を堪えて、これも私の運命。調教と言う訓練を必死に堪えてお客様に身体を預け、身軽になればこの境遇から逃れることが出来る。
それを楽しみにして今を耐え抜こうと決意する。
「似合うよ、幸子。好い女は苛められて魅力が増すようだな……こうするとどんな感じだ??」

後方に位置する男が両足を拘束する棒を掴んで前後に揺らし、残る二人は左右に揺らして回したり尻や腿を叩いたりと宙に浮いて不安定な幸子の恐怖を倍加させる。
「アウッ、ウググッ、許して、怖い……ヒィッ~……」
許しを請う声は男たちの劣情を誘う。
「怖いのか??宙に浮かんだまま揺らされる恐怖心を忘れさせてやるよ」
「準備しなきゃね、このままじゃやりにくいでしょう??」
チョキチョキと手に持つ鋏を操る妖子が近付き、幸子の身体を唯一守るショーツに指を添えて、スッポンポンにしてあげると声をかけ、チョキンと切り裂き……もう一度、チョキッと音を立てて一枚のぼろ切れになってハラリと落ちると身体を守るモノは何もなくなってしまう。
「ヒィッ~、いやっ、許して、怖いの……」
ギシギシと縄が擦れて不気味なきしみ音を立て、抗えば抗うほどその音が大きくなり、幸子の不安も大きくなる。

妖子の持つハサミがチョキチョキと音を立てて幸子の肌に近付き、
「動くと怪我するよ、静かにしなさい」と居丈高に命令してハサミの切っ先で背中を撫でる。
「えっ、まさか……ハサミの先じゃないよね??」
「あら、分かったの。やっぱり幸子は感度が好いんだね。そう、ハサミの先端が肌を撫でているよ……動くと怪我しちゃうかも……ウフフッ」
痕が残らないように気遣いながら切っ先で背中を突いてハサミを意識させ、ヴィーナスのえくぼと呼ばれる腰のくぼみをなぞり、尻の割れ目に沿って下りていく。
アウッ、ウッ……ダメよ、動いちゃ。怪我したくないでしょう??
「アソコを開いてくれる」、妖子の声に反応する二人の男が左右から大陰唇に指を添えて真っ赤に濡れそぼつ膣口をあからさまに晒す。
「嫌だって言っているけど、案外昂奮しているのかもね。ココはこんなに嬉し涙を流して真っ赤に泣きはらしたようにしか見えないんだもの……どうなの??正直に答えないと突き刺しちゃうよ」
「いやっ、答えたくない……言う、言うから刺したりしないで……縛られて、そして吊られて、よく分からないけど熱いの、身体の芯から熱くなって火照りをとめられないの。私は変になっちゃった……」
「やっぱりね、幸子はMっこ。被虐感に酔いしれて我を忘れるほどの快感を得るの……目覚めなさい。本当の幸子になりなさい」
妖子の操るハサミが滴る蜜の源泉を求めて切っ先が姿を隠す。

彩―隠し事 16

夜景    

赤信号で停止した時、何気なく隣の車を見るとハッとするように魅力的な腕が伸びてオレンジ色の食べ物を、ハンドルを握る男の口に運ぶところだった。
一瞬の出来事とは言え、目に焼き付いた色っぽい景色に惹かれて後部席を覗き込もうとしてもスモークフィルムのせいで見えるはずがない。
白い肌と痩せすぎず、かといって太りすぎもせず俺にとって理想的な身体のように思えた。
俺は彼女と別れたばかりだと言うのに幸せな男もいるものだ。
それにしても、あの女・・・顔も身体も見えず腕だけしか見えなかったが、ノースリーブの季節には早いと言うのに腕はおろか肩を隠すものも何もなく、まさか上半身裸と思えないが・・・くそっ、良い車に好い女。俺とは大違いだぜ。

見ず知らずの男のそのような思いを知る由もない健志は、
「見てごらん、色っぽい彩を見たいって焦っているよ」
「えっ??・・・手を振ってあげようかな。あれ、左折しちゃった。好い男だった??」
「さぁ、どうだったろう。好い男ならオレから乗換えちゃうのか・・・」
「ふんっ、バカッ、乗り換えるって言い方は騎乗位好きの女子の事かなぁ??正常位だと乗せているから乗せ替え、クククッ・・・彩が大切に思う男は健志だけ。亭主よりも大切な男、証拠を見せてあげるね。ローターを返してくれる??」

左手を伸ばしてローターを受け取った彩はそのままキャミソール越しに乳房の先端に押し当てて右手を股間に伸ばす。
「ウッウッ、いぃ、ウゥッ~・・・」
股間に伸ばしていた手がキャミソールを捲り上げて指に付いた蜜を乳首の先端に塗り付け、左手に持つローターを舐めて滑りを与える。
「エロいよ、彩。もうすぐだからね。目的地は目の前だから」
健志の言葉の意味を理解するには刺激が強すぎる。
ウッウググッ、クゥッ~・・・乳房の先端に与えた刺激が身体中に広がり、うっとりする心地良さに目を閉じると、交差点で彩を覗き込もうとした見知らぬ男が瞼の裏に浮かぶ。

キャミソールとストッキングだけを着けた姿でオナニーする彩を見知らぬ男が覗き見る。
1人だけと思っていたのは勘違いで大勢の男たちが車を取り囲み、健志は気付かぬうちにいなくなっている。
見知らぬ男たちの視線に犯され、股間を弄る指は溢れる蜜にまみれてグジュグジュと卑猥な音を立てる。
いやらしい視線に犯される快感、羞恥心が快感になり恥ずかしさに身悶えながら、ウググッ、クゥッ~、気持ちいぃ、見て、見てる??彩の独りエッチを見てぇ~・・・憚りもなく喘ぎ声を漏らす。

車は幹線道路を外れて人家もまばらになり、すれ違う車もなくなる頃は急な山道に差し掛かる。
山道だと言うのに車はスピードを上げ、右に左に細かくカーブしながら走るスリルが独りエッチする彩の快感スイッチを弱から強に入れ替える。
ウッウゥッ~、ヌチャヌチャ、クチュクチュッ・・・官能の昂ぶりで子宮が熱くなるほどの疼きに苛まれる彩は、景色の変化も、バックミラー越しに覗き見る健志の視線も気にする様子もなくローターを無毛の股間に押し付ける。
ドアに寄り掛かって両足をしどけなく開き、赤くただれた花弁をあからさまにして花蜜を溢れさせる彩は、
「見てるの??恥ずかしい、ダメ、我慢できない、ウググッ、クゥッ~、気持ちいぃの、逝く、逝っちゃう~・・・ンッンッ、ヒィッ~・・・」
ングッ、ハァハァ、ゴクッ・・・目的地に着いて車を止めた健志は心置きなく彩の痴態を見つめて息を荒くする。
「逝っちゃったのか??激しいな、彩は・・・着いたよ、可愛い彩」
「ハァハァッ・・・えっ??・・・あっ、着いたの??何処??・・・イヤンッ、恥ずかしい、嫌いにならないで・・・」

太腿にまで滴る蜜を拭き取ろうとしても何もなく、すがるような瞳を健志に向けると、
「拭いてあげるから降りなさい・・・ここじゃ、狭くてどうしようもないだろ」
「いやっ、怖い・・・誰もいない??彩はキャミソールとストッキングしか着けてないんだよ、見られちゃう。恥ずかしいし怖い・・・」
「周りを見てごらん。山の上の空き地で外灯もないこんな場所に誰もいないよ。彩のハダカンボを見ているのはお月さまと周りの木々とオレだけだよ・・・夜景をバックに月明りに照らされた彩の身体を見たい。好いだろう??」
健志の言葉につられて周囲を見渡した彩は、言葉通りの景色に安心したように表情を緩めて外に出る。
二本の足で立つと内腿を濡らす蜜の違和感が際立ち、思わず指を伸ばして拭き取ろうとする。
「ダメだよ、彩。蜜を拭き取るのはオレの役目だよ・・・ここに立ちなさい」
眼下に見える駅付近の宝石箱をひっくり返したようにきらびやかな夜景をバックにして立つ彩の白い肌は、月明りを受けて艶めかしく映え、圧倒的な魅力に見惚れる健志はしゃがみ込んで内腿に舌を這わせる。

ナメクジが這った痕のような蜜を舐め取り、溢れる蜜の源泉である割れ目に口を合わせて、ズズズッと音を立てて吸い上げる。
「ウッ、ウググッ・・・いぃ、スゴイ、好き、大好き・・・」
彩の両手はしゃがみ込んだ健志の頭に添えられて股間を押し付ける。
内腿の蜜を舐め取り、源泉をしゃぶった健志は手を伸ばして彩の両手を掴んで立ち上がり、唇を合わせて舌をこじ入れる。
ウグ、フグフグッ、クゥッ~、目を見開き健志のキスに驚きの表情を浮かべた彩は、つないだ両手を解いて背中に回して抱き寄せ、目を閉じて陶然としてキスに酔う。
口腔に侵入した健志の舌は擦ったり嘗め回したり、吸ったりつついたりを繰り返しながら唾液を啜り、キャミソール越しに乳房を揉みしだかれて両足の間に入り込んだ健志の右腿に股間を刺激される。
「ハァハァッ・・・ダメ、これ以上されると我慢できなくなっちゃう。彩も舐めたい、オシャブリするの」
身体を入れ替えて健志がボンネットを背にして立ち、彩は気忙しくベルトを外してズボンもろとも下着を下ろしてしゃがみ込む。
早くも宙を睨むペニスの先端に滲む先走り汁を指先で塗り広げ、竿に舌を這わせてパクリと飲み込む。
「ジュルジュル、グチュグチュッ・・・フグフグッ・・・ダメ、我慢できない。入れて、彩は繋がりたい、お願い」
ボンネットに手をついて突き出した染み一つない背中から尻に続く艶めかしいラインを見せられては我慢できるはずもなく、ズボンを脱ぎ捨てて彩の腰を掴み、下から突き上げるように股間を押し出して背面立位でつながる。
ズズズッ、ズボッ・・・ウッウググッ・・・クゥッ~、くる、来る、これが欲しかったの・・・温かくて気持ちいぃ・・・彩もいぃの、健志とつながりたかったの・・・・・

彩―隠し事 15

ドライブ   

「エレベーターって、なんかエロイ気分にならない??彩はね、好い男とエレベーターで二人きりになると襲われちゃうんじゃないかと思ってドキドキする」
「おやっ、なら今はどうなの??ドキドキしてる??」
「どうして??今、どうしてドキドキしなきゃいけないの??」
チンッ・・・一言も返さずロビーを横切る健志を追いかける彩は、小柄なせいもあって早歩きでようやく横に並び、
「怒ったの??謝るから、もう少しゆっくり歩いてくれる??」
振りむいた健志は彩の手を握り、速度を緩めることなく駐車場に向かう。

「彩はオレのお姫様、リアシートにお乗りください」
後部座席に乗り込むと同時に車を出し、
「コースは任せてくれるね」
「うん、任せる。怒ってないみたいで良かった。言い訳しとくね、ドキドキする好い男って見ず知らずの人の事だよ。健志は襲われる心配する男じゃなく抱いて欲しい男」
「良かった、オレの事はどうでもいい便利な男だと思っているのかと心配したよ。彩の好きな事をしていいからね」
「クククッ、スケベな健志が何を考えているか想像できるよ。ウフフッ、エッチな健志が好き」
「彩はスケベな男が好きなのか??」
「知ってるくせに。スケベな男が好きなんじゃなく、スケベな健志が好きなの」
「これは人参だよ、食べてくれると嬉しい」
手渡された化粧箱を開けて中身を掴みだすとオレンジ色のローターが出てくる。
「面取りした人参に見えなくもないか・・・人参グラッセにしなさいってことなの??彩のマンチャンで煮ればいいのね??」
「それだけじゃないよ。彩はオレと一緒だと何も隠さずにいられるって言ったよね、覚えているだろ??」
「覚えてるよ、健志が彩と一緒なら何をしても楽しいって言った時だよね。彩は健志と一緒だと何も隠さずにいられるって言ったけど、自分の気持ちに正直になれるって事でハダカンボになって何も隠さないって事じゃないよ、分かってるくせに」
「おや、そうだったの??オレは彩がハダカンボですべてを見せてくれるんだと思ったよ」
「いいよ。今日は彩に時間がないから抱いてもらえないけど、健志を挑発してあげる・・・外から見えないよね??」

後部座席の中央に座った彩はショーツもブラジャーも着けていないことを気にする様子もなく、スカートの裾をずり上げて両足をM字に立ててガーターベルトとストッキングの縁に指を這わす。
「ウフフッ、彩の事が気になってもちゃんと前を見て運転してよ・・・男女が交通事故にあう。二人は夫婦ではない模様。女性はどういうわけか、上下ともに下着をつけておらず、ローターを握りしめていた」
「そんな事になっちゃ困るな。見たいのを我慢して前だけを見ることにするよ」

はっきり言葉にしたわけではないものの、後部座席でノーパンの股間を開いて見せろと意思表示したはずの健志は振り返る様子を見せない。
「アンッ、いぃ、マンチャンがグチョグチョ・・・ローターのスイッチを入れちゃおう・・・」
ヴィ~ンヴィ~ン・・・「アウッ、気持ちいい・・・こんなところで、彩はこんなにエッチなの。見てる??」
「あぁ、見てるよ。左手で割れ目を開いてオマンコを剥き出しに、右手の中指に付けた蜜をクリに塗り付けてローターでクチュクチュ・・・気持ち良さそうだね」
「ウフフッ、バックミラーで見ていたの??スケベ・・・もっとスゴイ事をして欲しい??」
「オレだけの彩。オレだけにとびっきりエッチな姿を見せてくれるんだね」
ヴィ~ンヴィ~ン・・・ブ~ンブ~ン・・・前方に自転車を見た健志がバックミラーから視線を外したタイミングでローターの振動音がくぐもった音になる。

自転車を追い越し、バックミラーに視線を移すと座席に両足を乗せた彩は横座りの格好で上着を脱ぎ、スカートにかけた指もろとも引き下ろしている。
「健志にだけ見せてあげる・・・嫌いにならないでね」
勢いよくスカートを脱ぎ取りバックミラーに向けた無毛の股間にコードが吸いこまれ、見えるはずのローターの姿がない。
バックミラーの角度を変えて彩の顔を映し出すと、イヤンッ、意地悪と艶めかしい声を漏らす。
鏡の中に見る彩の瞳は淫靡な思いを宿して妖しく光り、昂奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与えるさまは健志の股間に淫らな力を与える。
「ねぇ、彩を見て昂奮する??車の中でガーターベルトとストッキングでパイパンマンコを丸出し。上半身はキャミソールだけでブラジャーを付けてないの・・・本当だよ、ほら見て」
口に含んで滑りを与えた指で胸の膨らみをなぞると尖った乳首がキャミソールを突き上げて昂奮する様を見せつける。
「見ているよ。スッポンポンもいいけど今の彩も最高だよ・・・それにしてもコードの先が気になるな」
「クククッ、エッチ・・・どうしようかな??見せてあげようかな、止めとこうかな・・・彩特製の人参グラッセを食べたい人??」
「シェフに注文します。特製の人参グラッセをください」

両足を揃えていた彩は右足を下ろして股間を突き出し、
「ハァハァッ、見える??・・・これで良い??・・・恥ずかしいけど昂奮する・・・ウッ、イヤンッ、抜けちゃう・・・アンッ、気持ちいぃ」
バックミラーを気にしていた彩もコードを摘まむと自らの股間を一心に覗き込んで唇を噛み、ゆっくりとコードを引っ張る。
ビ~ンビ~ン・・・ウッ、ハァハァ・・・くぐもった振動音に艶めかしい吐息が混じり、ハンドルを握る健志も前方に注意を払いながらバックミラーから視線を外すことが出来ずにゴクッと唾を飲む。
ズルッ・・・ヴィ~ンヴィ~ン・・・くぐもった振動音を発するローターがついに姿を現し、引っ張り出されたそれは彩の手の平で妖しげに輝き卑猥なダンスを踊る。
ヴィ~ンヴィ~ン・・・「健志、口を開けて・・・ア~ン、食べさせてあげる」

カチャカチャッ・・・ビ~ンビ~ン・・・「彩特製の人参グラッセは美味しい??」
人参色のローターは彩の手により健志の口に運ばれ、歯に振動を伝えながら口の中に入り込む。
「ウグッ、グッ・・・オイヒィ」
口腔でも振動を続けるローターは彩の甘い香りを撒き散らして鼻腔をくすぐり、目を閉じると股間からローターが抜け出る卑猥な瞬間が蘇る。

赤信号で停車したタイミングでローターは口に運ばれ、隣に停車した運転手が健志の乗る車を見ようと視線は向けると肩も腕も剥き出しの女性が運転する男の口に食べ物を運ぶ様子が目に入る。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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