彩―隠し事 18
オナニー
「ただいま」
「おかえりなさい。疲れたでしょう??」
「遅くなってごめん……先に寝てもよかったのに」
「仕事で遅くなる旦那様を待つのは当たり前でしょう。お茶を淹れようか??」
「いいよ。優子も仕事で疲れてるだろう……勘違いしないでもらいたいんだけど、仕事を含むお互いの生活を大切にして自分で出来る事は自分でする。俺は優子に迷惑かけないように気を付けるから、優子も自分の仕事や時間を大切にして欲しいと思うんだけど……急にこんな事を言って誤解しないでくれよ」
「うん、ありがとう。あなたは昔から優しかった、私の事を大切にしてくれたもんね……」
「そうだよ、優子は俺の大切な妻。いつまでも自慢の妻でいて欲しい……風呂に入るよ。先に寝てくれよ、少し残っている仕事を片付けるから」
「うん、おやすみなさい」
大切な妻か……あなたにとって都合の良い妻でしょうね。夫の浮気に気付かず世間的には清楚で貞淑な妻……そんなわけないでしょう。
あなたから微かに香る石鹸の匂いはうちのモノとは違う。
亭主が出先で風呂に入っても気付かないような女と思われているのかなぁ、それとも浮気相手に舞い上がって家で待つ妻の事は歯牙にもかけないって事なのかしら……それに、私の事を大切にしてくれたと過去形で話しても気付いてもくれない。
あなたが知っているのは優子。私には彩っていう名の別人がいるんだよ、知らないでしょう。
彩は奔放で淫らな女。そんな彩と遊んでくれる男がいるの。
もしかすると、あなたよりも大切な人かもしれない。
優子である私にとって彩の存在は精神的ストレスを解消するのに大切なの。だってあなたは浮気しているでしょう……あなたがするからお返しをするんじゃなく、遠い昔から彩は私の心の奥に棲みついていたの、あなたの浮気を切っ掛けにして表に出てきただけ。
あなたの浮気によるストレスは彩が解消してくれるから妻の優子はこれまで通り清楚で貞淑な妻でいられる……表面的にはね。嬉しいでしょう。
自室に戻った優子は部屋着を脱ぎ、パジャマを着ける前の糸くず一本身に着けない素っ裸になって鏡の前に立つ。
ウェストの括れから太腿まで続くムッチリとした量感は密かな自慢。
ウフフッ……オチビちゃんだけど染み一つない白い肌はなかなかのモノよ。これまで付き合った男たちは柔らかみを帯びたムッチリ感を褒め、見るだけでゾクゾクするとまで言った人もいた。
小柄でムッチリした優子は縄映えしそうだから縛ってみたいと言った男もいたけど、当時はただの変態行為としか思えず縛られることなく別れたのだが、突然にその言葉を思い出して勿体ない事をしたかなと苦笑いする。
優子は自分でも気付いていた。昂奮すると白い肌は滑りを帯びたように乳白色に輝き、肌を合わせる男と同化してしまいそうなほど馴染んでいく。それはまるで男を餌として養分を吸い取る食虫植物のようにも思える時があった。
「あっ、いけない、健志とのデートで忘れていたけど仕事の準備をしなきゃいけないんだ」
ハダカンボのままで好いやと独り言ちた優子は机上からバッグを取り、ガラステーブルに向かってパソコンを開く。
終わった……準備を終えた優子は、後ろに倒れて両手を伸ばし、両足を開いたり閉じたりして軽く血行を促す。
ハダカンボのせいなのか、夜景を見ながら立ちバックで責められ、最後はボンネットに突っ伏した格好で突かれながら尻を打たれて満足した記憶が蘇る。
二人の満足の証である淫汁にまみれたペニスの穢れをオシャブリで拭い取ると、口元の汚れを舐め取ろうとするかのようにキスしてくれた。
クククッ……彩がいるから夫の浮気に堪えられる。夫を愛しているかと問われると返事に窮するけれど、関係を壊すつもりはないし夫婦という言葉の響きは心地いい。
何かの拍子で両足の間にテーブルの足が入り込み、卑猥な予感を秘めた優子は股間を押し付ける。
アンッ、いやっ、気持ちいぃ……健志に満足させてもらってからそれほどの時間が経過したわけじゃないのに新たな欲望が沸々と湧き上がる。
眼を閉じて股間を押し付けたまま腰を蠢かすと鈍痛にも似た快感がじんわりと
熟れた身体を満たし、少女時代の甘く切ない記憶が蘇る。
コタツの足を挟んで動くと気持ちいいと思ったのはいつの頃だったろう??
ウッウッ、ウゥッ~……隣の部屋に夫がいるというのに脳裏をよぎるのは健志の笑顔。ハァハァッ……オナオナする彩を見て、健志を思い出したら我慢できなくなっちゃった……ウッウッ、クゥッ~、いぃ……
目を閉じて指先を口に含んで滑りを与えた手を股間に伸ばし、反対の手で左乳房を押さえつけながら右乳房に伸ばして先端を摘まむ……自然に右手の動きが激しくなる……ウッウッ、ウゥッ~、いぃ、気持ちいい……クチュクチュッ、ヌチャヌチャッ……クゥッ~、ダメッ……左足を立てて右足をテーブルに乗せた彩は、
「こんな恰好、優子には出来ない。だって、淑やかで清楚な人妻だって人は言うもん……ハァハァッ、彩は淫らで奔放な自分に正直な女。いぃ、気持ちいぃ」
股間は指の動きに合わせて湿った音を奏で、口はしどけなく開いて間断なく喘ぎ声が漏れる。
閉じた目を開くとハダカンボの姿を映した鏡の中の痴態が目に入る。
「アンッ、いやらしい。優子は絶対にこんな事をしない……彩はスケベ。エッチな彩も好き」
鏡に股間を映した彩は左手で割れ目を開いて膣口を指で擦り、
「イヤンッ、健志に襲われちゃう」、二本の指を膣口に沈めて手の平でクリトリスを圧迫して静かに昇りつめていく。
健志には彩の意思でいつでも連絡できる。
淫蕩な彩の欲求のまま連絡すると逢瀬は頻繁になりすぎて歯止めが効かなくなりそうな気がする。
気持ちではなく身体が我慢できなくなるまで仕事の忙しさで紛らせて、彩には我慢してもらおうと決意する。
「ただいま」
「おかえりなさい。疲れたでしょう??」
「遅くなってごめん……先に寝てもよかったのに」
「仕事で遅くなる旦那様を待つのは当たり前でしょう。お茶を淹れようか??」
「いいよ。優子も仕事で疲れてるだろう……勘違いしないでもらいたいんだけど、仕事を含むお互いの生活を大切にして自分で出来る事は自分でする。俺は優子に迷惑かけないように気を付けるから、優子も自分の仕事や時間を大切にして欲しいと思うんだけど……急にこんな事を言って誤解しないでくれよ」
「うん、ありがとう。あなたは昔から優しかった、私の事を大切にしてくれたもんね……」
「そうだよ、優子は俺の大切な妻。いつまでも自慢の妻でいて欲しい……風呂に入るよ。先に寝てくれよ、少し残っている仕事を片付けるから」
「うん、おやすみなさい」
大切な妻か……あなたにとって都合の良い妻でしょうね。夫の浮気に気付かず世間的には清楚で貞淑な妻……そんなわけないでしょう。
あなたから微かに香る石鹸の匂いはうちのモノとは違う。
亭主が出先で風呂に入っても気付かないような女と思われているのかなぁ、それとも浮気相手に舞い上がって家で待つ妻の事は歯牙にもかけないって事なのかしら……それに、私の事を大切にしてくれたと過去形で話しても気付いてもくれない。
あなたが知っているのは優子。私には彩っていう名の別人がいるんだよ、知らないでしょう。
彩は奔放で淫らな女。そんな彩と遊んでくれる男がいるの。
もしかすると、あなたよりも大切な人かもしれない。
優子である私にとって彩の存在は精神的ストレスを解消するのに大切なの。だってあなたは浮気しているでしょう……あなたがするからお返しをするんじゃなく、遠い昔から彩は私の心の奥に棲みついていたの、あなたの浮気を切っ掛けにして表に出てきただけ。
あなたの浮気によるストレスは彩が解消してくれるから妻の優子はこれまで通り清楚で貞淑な妻でいられる……表面的にはね。嬉しいでしょう。
自室に戻った優子は部屋着を脱ぎ、パジャマを着ける前の糸くず一本身に着けない素っ裸になって鏡の前に立つ。
ウェストの括れから太腿まで続くムッチリとした量感は密かな自慢。
ウフフッ……オチビちゃんだけど染み一つない白い肌はなかなかのモノよ。これまで付き合った男たちは柔らかみを帯びたムッチリ感を褒め、見るだけでゾクゾクするとまで言った人もいた。
小柄でムッチリした優子は縄映えしそうだから縛ってみたいと言った男もいたけど、当時はただの変態行為としか思えず縛られることなく別れたのだが、突然にその言葉を思い出して勿体ない事をしたかなと苦笑いする。
優子は自分でも気付いていた。昂奮すると白い肌は滑りを帯びたように乳白色に輝き、肌を合わせる男と同化してしまいそうなほど馴染んでいく。それはまるで男を餌として養分を吸い取る食虫植物のようにも思える時があった。
「あっ、いけない、健志とのデートで忘れていたけど仕事の準備をしなきゃいけないんだ」
ハダカンボのままで好いやと独り言ちた優子は机上からバッグを取り、ガラステーブルに向かってパソコンを開く。
終わった……準備を終えた優子は、後ろに倒れて両手を伸ばし、両足を開いたり閉じたりして軽く血行を促す。
ハダカンボのせいなのか、夜景を見ながら立ちバックで責められ、最後はボンネットに突っ伏した格好で突かれながら尻を打たれて満足した記憶が蘇る。
二人の満足の証である淫汁にまみれたペニスの穢れをオシャブリで拭い取ると、口元の汚れを舐め取ろうとするかのようにキスしてくれた。
クククッ……彩がいるから夫の浮気に堪えられる。夫を愛しているかと問われると返事に窮するけれど、関係を壊すつもりはないし夫婦という言葉の響きは心地いい。
何かの拍子で両足の間にテーブルの足が入り込み、卑猥な予感を秘めた優子は股間を押し付ける。
アンッ、いやっ、気持ちいぃ……健志に満足させてもらってからそれほどの時間が経過したわけじゃないのに新たな欲望が沸々と湧き上がる。
眼を閉じて股間を押し付けたまま腰を蠢かすと鈍痛にも似た快感がじんわりと
熟れた身体を満たし、少女時代の甘く切ない記憶が蘇る。
コタツの足を挟んで動くと気持ちいいと思ったのはいつの頃だったろう??
ウッウッ、ウゥッ~……隣の部屋に夫がいるというのに脳裏をよぎるのは健志の笑顔。ハァハァッ……オナオナする彩を見て、健志を思い出したら我慢できなくなっちゃった……ウッウッ、クゥッ~、いぃ……
目を閉じて指先を口に含んで滑りを与えた手を股間に伸ばし、反対の手で左乳房を押さえつけながら右乳房に伸ばして先端を摘まむ……自然に右手の動きが激しくなる……ウッウッ、ウゥッ~、いぃ、気持ちいい……クチュクチュッ、ヌチャヌチャッ……クゥッ~、ダメッ……左足を立てて右足をテーブルに乗せた彩は、
「こんな恰好、優子には出来ない。だって、淑やかで清楚な人妻だって人は言うもん……ハァハァッ、彩は淫らで奔放な自分に正直な女。いぃ、気持ちいぃ」
股間は指の動きに合わせて湿った音を奏で、口はしどけなく開いて間断なく喘ぎ声が漏れる。
閉じた目を開くとハダカンボの姿を映した鏡の中の痴態が目に入る。
「アンッ、いやらしい。優子は絶対にこんな事をしない……彩はスケベ。エッチな彩も好き」
鏡に股間を映した彩は左手で割れ目を開いて膣口を指で擦り、
「イヤンッ、健志に襲われちゃう」、二本の指を膣口に沈めて手の平でクリトリスを圧迫して静かに昇りつめていく。
健志には彩の意思でいつでも連絡できる。
淫蕩な彩の欲求のまま連絡すると逢瀬は頻繁になりすぎて歯止めが効かなくなりそうな気がする。
気持ちではなく身体が我慢できなくなるまで仕事の忙しさで紛らせて、彩には我慢してもらおうと決意する。