2ntブログ

鏡-10 悪戯

「ウググッ・・・ぐるじぃ・・・」
「いやぁ~ン、キスマークが付いちゃう・・・クククッ、くすぐったい。やめて、やめて・・・ウフフッ」
部屋のどこにいても姿を映し、隠れる場所さえもないように取り囲む鏡の存在を忘れたように二人はじゃれ合う。
男は胸の谷間から顔を上げて見つめる女に唇を重ね、ムッチリとして柔らかい腰を抱き寄せる。
ムフッ、フッ、アウッウゥッ・・・見開いたままの目は互いの瞳に宿る思いを探ろうとし、両手は言葉に出来ない何か歯がゆい思いで髪や首、背中をまさぐり撫で回す。

女の腰と背中に回した手で身体を支え、ベッドのクッションを利用して腰を突き上げる。
アウッ、クゥッ、ウッウッ、ウゥ~・・・子宮に届くかと思うほどペニスの先端がバギナの奥をつつき、喜悦の表情で宙を睨む女は男の背中に爪を立てる。
「ウグッ、いってぇ・・・痛い・・・」
思わず声を漏らしてしまう。
ごめんなさい・・・腿を跨いだまま男の顔を覗き込んで心底嬉しそうな笑みを隠そうともせず、言葉は丁寧に、しかし心のこもっていない詫びを伝える。
「悪い子だ。罰として胸の谷間じゃ見えないから、ここへキスマークを付けちゃおう」
言うが早いか乳房にむしゃぶりつき、チュゥチュゥ音を立てて吸い付く。
「クククッ、付いた??・・・あぁ~ァ、これでしばらく男に肌を晒せないな・・・どうしてくれるの??」
「う~ん、そうだな・・・キスマークが消えるまでに男がが必要になったら、食事とかね、その時は私が相手しようか??それでどうかな??」
「考えとく・・・焼肉を食べたくなった時や身体が疼いてムズムズすると名前も知らない相手と食事をして、もう一度セックスする。好いかもね・・・」
「あぁ、好いと思うよ・・・クククッ・・・名前も知らない男に抱かれるじゃなくて、セックスする。元通りのあなたに戻ったようだね」
「うん??なに??どう言う事??」
「いや、独り言だよ。気にしなくていいよ・・・もしも、次の機会があったら名前を教えてくれる??」
「好いよ、今日は教えないけど次は教えてあげる・・・フフフッ、予想通り、後腐れのない人だった。ちょっと、がっかりだけどね・・・あっ、何でもない、気にしないで」

全てではなくとも心の内の幾ばくかを言葉にした二人は晴れやかな表情になり、一層セックスを楽しむ気持ちになる。
「服を着てる時は感じなかったけど、脱ぐとエッチな身体だね・・・下腹部から腰を経て腿に至るラインのムッチリ感、見ているだけでも垂涎ものだよ。オッパイにも青筋が浮いて如何にもエッチが好きって肌だし」
「見るだけで満足できるの??・・・味は悪かったの??食べてみてどうだった??」
「食べたのか、食べられたのか分からないけど・・・ここにガッチリ咥え込まれているからね。白い肌がわずかに朱を帯びる頃には、滑らかな感じの肌がネットリまとわりついて融けて混じり合いそうなほど気持ち良いよ」
「融けて混じり合うの??・・・チンチンは解かさないように気を付けてね、大切なモノだから・・・アンッ、おいたしちゃイヤッ・・・奥をつかれるのも良いよ」
男は女の腰に手を添えて身体を支え、下から突き上げると眉間に皺を寄せて唇を噛む。
女は男の首に手を回して身体を支え、両足を踏ん張って身体を上下する。
「アウッ、ウッウッ・・・クゥッ~、いぃ、こんなに好いなんて・・・」
ヌチャヌチャ、クチャクチャ・・・ペニスがバギナを掻き回し、溢れ出た愛液が二人の間で卑猥な音を立て二人の興奮と快感は我慢出来ないくらいに高まっていく。

鏡の中に見る自分の顔が朱になり、焦点を合わせるのが困難になって男の背中と自分の顔がぼやけてくる。
「体位を変えるよ」女の顔を覗き込み、チュッと軽く唇を合わせた男は背中と腰を抱いてゆっくり倒れ込んでいく。
正常位に変化して結合部分を深くした男は、ウッと声を漏らして話しかける。
「すごいっ、入り口から奥に向けて吸い込むようにうねってる・・・意識してる??それとも自然なの??」
「分かんない・・・何もしてないもン、熱い、身体の芯が熱いの・・・」
男に組み敷かれた格好で天井を見ると先ほど爪を立てた痕が背中に残り、これほどの傷がつくのを我慢してくれたのかと思うと愛しさが募る。
足を絡ませ、背中に回した手に力を込めて冗談のように言葉を連ねる。
「もしも、もしもだよ・・・こうやってまとわりついて、離れないって言ったらどうする??・・・冗談、冗談だよ。真面目に考えないでよ」
男は女に見られないように顔を背けて口元を緩める。

鏡-11 絶頂

女に抱き付かれたまま腰に手を回して尻の割れ目に手を伸ばす。
指を伸ばして溢れ出た愛液が会陰部まで滴っているのを感じた男は拭い取り、股間で円を描くように刺激しながら唇を合わせてキスをする。
「ウッ、ウンッ、上手・・・あなたのキスは癖になる。もっと・・・なに??何してるの??」
股間を擦りあげられて恥骨とバギナを刺激される焦燥感と甘いキスに酔う女は男の指がアナルに伸びたのを知って困惑の声を上げる。
開いた両足の間に男が入り込んだ正常位の体勢では腿を閉じる事も出来ず、尻を窄めるとバギナの奥をペニスが突き避ける事も逃げる事も出来ない。
「やめて、お願い。今日は止めて・・・恥ずかしいから・・・」
男の手はアナルから離れて、ニコッと憎めない笑みを浮かべる。
女はアナルに伸ばした男の指を摘まんで口に運び、まとわりついた愛液を舐め取るように舌を這わせる。

「きれいになったよ。すぐにオイタする悪い指・・・今度ね。きれいにしてからなら弄らせてあげる」
男は両手で腰を抱いて恥骨をぶつけるように密着させて蠢かし、正常位とは思えないほど荒々しく刺激する。
アンッ、ウッ、アゥッ・・・天井の鏡に映る男の背中と組み敷かれて身悶える自分の姿を見つめる女の瞳に羞恥が宿る。
「どうしたの??気持ち良くないの??」
「いやっ、そんな事を聞かないで。恥ずかしい・・・天井にいる私は、素っ裸で大股を開いてあなたに組み敷かれているの・・・Sっ気の強い私のはずなのに・・・屈辱以外の何物でもない」
「そうか・・・それは申し訳ない事をした。止めようか・・・クククッ」
我慢出来ないといった表情の男は、堪え切れずに思わず笑みを漏らす。
「もう、許さない・・・」
言うが早いか、女は男にしがみついて身体を入れ替え、再び騎乗位に変化する。
身体を起こすことなく密着させて覆い被さったままの女は囁く。
「クールな女でいたいのに可愛い女になりたがっているみたい・・・責任取ってくれる??」
「そんな言葉を口にするんだからクールなままだよ、大丈夫」
「可愛いい女にしてくれないの??・・・あなたなら私を変えてくれると思うんだけど・・・いやんっ、まじめに話してるのに、今はオッパイをクチュクチュされたくない」
「オッパイを摘まむのは止めよう。これなら、どうだ??」
腰と背中を抱きしめて動きを封じ、下半身を蠢かせて股間を刺激しながら何か言いたげな口に唇を合わせて言葉も封じる。
「アウッ、アンッ・・・ダメ、本当に可愛い女になっちゃいそう。可愛い女は嫌い??」
「あなたなら可愛くでもクールでもあるいは別の姿を見せられても嫌いにはならないよ」
「また二重否定を使う、面倒な人・・・でも、素直に喜ぶことにする。ありがとう」

男に覆い被さったまま前後に腰を揺すり、円を描くように蠢かす。
「気持ち良いよ。可愛い・・・折角の可愛い顔だよ、見てごらん」
男の言葉と腰を支える両手に促されるように身体を起こし、鏡の中の妖艶な自分を見つめる。鏡の中には、わざとらしく髪を掻き上げ唇に舌を這わせて滑りを与え、潤んだ瞳の妖艶な自分がいる。
そんな女を見つめる男は自然と鼓動が早くなるのを感じ、照れ隠しもあって激しく下から突き上げる。
ヌチャヌチャ、グチャグチャ・・・ンッンッ、ウググッ・・・ギシギシッ・・・ウッウッ、クゥッ・・・パンパンッ・・・溢れ出た愛液が突き上げるペニスに掻き回される音、悦びの吐息を漏らす女、激しい動きに軋むベッド、突き上げる男が漏らす吐息、二人の股間がぶつかり合う音などが混じり合って扇情的な雰囲気を醸し出す。
「だめ、逝っちゃう・・・逝っても良いの??逝くよ、逝く・・・クゥッ~・・・」
「俺もだ、逝くよ。我慢出来ない・・・出るよ、いいね??・・・」
自分を私と呼んでいた男が歓喜の瞬間を迎えて俺と言う。

ハァハァッ・・・昇り詰めた後の気だるさの中で荒い息をする二人は胸を合わせたまま、心地良い時間をやり過ごす。

「良かった・・・久しぶりに満足できたよ・・・あなたに声を掛けて間違いじゃなかった」
「俺もだよ、今日と言う日をいつまでも忘れないよ」
「あらっ??私じゃなく、普段は俺って言うんだ。昇りつめて本音を吐いたの??・・・いぃ、どうでも、あなたはあなただから・・・この次に会った時は名前を教えてね、オレさん」
「あぁ、欲望を吐き出して、本音をさらけ出しちゃったようだよ。普段は俺って言ってるよ」
「ウフフッ・・・鏡の中の自分を見てすごく興奮した。次はどんな経験をさせてくれるの??良かったら教えて・・・」
「そうだな・・・高層ホテルの最上階。素っ裸のあなたを窓に押し付けて後ろから犯しちゃおうかな・・・お尻も弄りながらね」
「あぁ~ン、見上げる人がいたら見られちゃうの??興奮する・・・アナルも可愛がられるの??思いっきり喘ぎ声を出すほど責めてくれるんでしょう??期待しちゃう・・・やんッ、動いちゃ嫌だ、漏れちゃう・・・」
漏れちゃうと言いながら女はその場で立ち上がる。
股間から白濁液が溢れ出して垂れ落ちる。粘度の高い男汁は股間からつながったまま男の腹にまで続く。
鏡に映るそれは、四方八方からのライトに反射してキラキラと虹の様に光る。

                                                              <<おしまい>>

エイプリルフール

エイプリルフール -1

ドアの前に座り込んで男を待つ女は玄関チャイムの音に表情を崩して立ち上がる。
フゥッ~・・・パシッ・・・宙を睨んで大きく息を吐き、自然と浮かぶ笑みを封じるために両手で頬を打ち、わざとらしく渋面を作ってドアに向かって話しかける。
「鍵を持っているでしょう??忘れたの??」

「オッス・・・怒ってる??」
「どうして??怒ってなんかいないよ。私に怒る理由があるの??あるんだったら教えて欲しい」
「キスしても良い??」
「どうして??あなたがキスしたいのならいいよ、我慢するから」
「ごめん、アユの人生の邪魔をしたくなかったから、あんな返事になっちゃった・・・ほんとにゴメン。オレの本心を知ってるだろ??」
「あなたの本心なんか分らない。奥さんの所に帰れば・・・あっ、ごめんなさい。本心じゃないの、信じて・・・」
「おあいこって事にしてくれる??これはお土産・・・」
「なに??・・・あっ、この間、私がシャーベットにするかどうか迷った杏仁豆腐だ、憶えてくれていたんだ。クククッ、こんな事で騙されちゃうんだよね」
笑みを封印しようと思っても自然と表情は緩み、ついには目を閉じて唇を突き出してしまう。
可愛いよ・・・そっと唇を重ねた男は目を閉じたままのアユに囁き、額にかかる髪に手櫛を入れて整える。

ガラステーブルを前に座った男のそばに座り込んだアユは顔を覗き込み、
「毎日この場所で食事するんだけど以前のように一人じゃないから楽しい・・・分る??」
「照れるような事を言わないでくれよ」
「だって本当なんだもん。見て、ベッドの位置を変えたから、あなたに見守られながら寝ることが出来るんだよ・・・私が眠る寸前もあなたは、しっかり私を見ていてくれる」
そりゃそうだ、絵の中のオレは寝ることも出来ないだろう。四六時中あの格好のままだよ・・・そんな言葉を口にせず、柔和な視線を女に向ける。
「照れちゃうよ、そんな事を言われると」
「また描かせてくれる??今度はあなたの寝顔を描きたいな。絵の中で眠るあなたに子守唄を歌ってあげる」

一瞬の静寂が二人に数時間前の緊張を思い出させる。
あなたとの事は清算しようと思います。今の関係を続けても明るい未来が待っていると思わないので潮時だと思います。
こんなメールを受け取った男は、
今までありがとう。短い時間だったけど、考えることもなかった美術館巡りなど新たな経験をさせてもらいました。私との時間が貴女にとって不快な想い出にならないようにと願います。
このような返信をすると、すぐに返信が届いた。
今日は4月1日、エイプリルフールだよ。あなたの返信が本心からの言葉なら私は生涯後悔するだろうし、あなたとの想い出が楽しいものになるはずがありません。初めてのデートが美術館、実家へ帰ると言うあなたに私も行きたいと言ったら大阪駅近くにホテルを取ってくれました。一緒には泊まれないと言うあなたの言葉に誠実さを感じた事を今は恨めしく思います。
男は直ぐに詫びの返信をした。
エイプリルフールは知っていたけど、私に余裕がなかった。ごめん、メールをすべて破棄して欲しい。これから直ぐに行く。

理由はどうあれ一度伝えた言葉をきれいさっぱり消し去る事は出来ない。
男はどうしても残るぎこちなさを解消する方法を一つしか思い浮かばないが、わだかまりが残る今、それを受け入れてもらえるかと躊躇する。
杏仁豆腐を食べ終わった事に気付かずスプーンで探る男の様子に頬を緩めたアユは、
「クククッ・・・食べ足りないの??私のを食べても良いよ。それとも私を食べたいの??」
「うっ、うん・・・」
「何がウンなの??ハッキリ言いなさい」
親子ほどでもないものの、アユは18歳の差を気にすることなくメールのやり取りの結果で優位に立ち、男は負けるが勝ちとアユに花を持たせる。

身体を接して座るアユのミニスカートから伸びる剥き出しの腿に手を置き、嫌がってない事を確かめてゆっくり擦り始める。
「アンッ、そんな・・・卑怯」
腿を擦られても平静を保っていたアユが内腿に接する指先が蠢き始めると甘い吐息を漏らし、抗議とも言えない口調で男を見つめる。
男はユカの言葉を封じるように唇を重ね、右手が腿から腰を経て胸の膨らみに至る。
「ハァハァッ・・・だめ、ずるい・・・こんな事をされたら・・・直接、ねっ、お願い・・・」
身体から力が抜けたものの瞳は欲情で真っ赤に燃え、挑むような視線で見つめる。

アユを見つめる男の表情はあくまで優しく、右手がシャツのボタンを外していく。
ハァハァッ・・・潤んだ瞳は焦点が合わず、露わにされていく乳房に触れる空気が羞恥を煽る。

エイプリルフール

エイプリルフール -2

羞恥心に苛まれて平静ではいられないほど昂ぶるアユは白い上半身を朱に染め、こみ上げる快感に目を閉じる。
30歳を過ぎて成熟した女性らしく要所要所が丸みを帯びる身体は、いつもと同じように男の愛撫で身悶える事を想像して僅かに震えを帯びる。

「私のエイプリルフールメールなんか無視して抱いちゃえばよかったのに・・・アンッ、いぃ・・・あなたに抱かれると女に生まれた悦びに満たされるの」
「シィッ~・・・可愛いよ」
人差し指を唇に当てて言葉を封じた男は露わになった胸の膨らみに手を添えて優しく揉み込み、ピンクの先端を口に含む。
乳首の周囲を舌がなぞり先端を叩いて甘噛みしたまま顔を振る。
一旦は眉間に刻まれた皺が消えてなくなり、愛する男に抱かれるアユは熟れた女に変身する。

可憐な女子は恋を知って女になり、愛する男が出来ると熟れた女になる。
熟れた女は貪るようなセックスを経て牝になる。
「いぃ、好き・・・あなたから離れないように、いっぱい可愛がって・・・ハァッ~、いぃ。あなたの触れるところが私の性感帯」
敏感に反応するアユの吐息やため息が男の心を蕩かし、自然と愛撫に熱が入る。
乳房の先端から離れた唇は二度三度とついばんで鎖骨の窪みをなぞり、首を刷いて顎を甘噛みする。
「ハァハァッ・・・堪んない・・・こんな風にされたかったの」
男の唇が甘噛みを解いて唇に重ねられる頃にはシャツを脱がされて上半身が剥き出しになる。
「オッパイがオレの手に吸い付いてしっとり馴染む。青い筋が浮かんで色っぽいよ」
「意地悪なことを・・・あなたが好き・・・アンッ、いやんっ、下も脱がせて、ねっ・・・グジュグジュに濡れてるはずだから恥ずかしい」

スカートの中に忍び込んだ指がショーツの縁をなぞり、視線はアユに注がれて離れることがない。
上半身を守るものが何もない中で見つめられる羞恥心と闘いながらも視線を外す事が出来ず、興奮でしどけなく開いた唇の渇きを癒そうと舌で滑りを与える。
舌先は、羞恥で火照る頬よりも赤く、妙な色っぽさを感じさせる。
「早く・・・オッパイ丸出しで恥ずかしいのを我慢してるんだから」
白い肌を剥き出しにした上半身をくねらせ、恥ずかしいから早くショーツを脱がせろと言うアユの不合理さにこだわりを見せずにショーツを引き下ろす。
「おっ、ピンクか・・・穿いてるところを見たかったな。アユの白い肌に良く似合うもんな」
「ウフフッ、白くてムッチリの腰回りに赤やピンクが似合うって言ってくれたから他の色はみんな片付けちゃった」
「可愛いよ、立ち上がって見せてくれないか??」
「ここで??・・・がまんする。恥ずかしいところを見て欲しい、あなたに見られるだけで気持ち良くなっちゃうの」

目の前に立ったアユのミニスカートから伸びる生足に見惚れる男は膝小僧に手の平を這わせて撫で下ろし、脹脛を触れるか触れないかの微妙なタッチで撫で上がる。
「アンッ、いやっ・・・どうしちゃったんだろう、自然に震えちゃう」
脹脛を撫でる手は膝裏を経て裏腿に達し、震えは一層激しくなる。
「どうした??立っていられるか??」
「分かんない、身体が勝手に震えちゃうの・・・ねぇ、我慢出来ない。注射して、あなたのブットイモノで注射して。シャワーを浴びなきゃダメ??」
「このままで好いさ。濡れているか確かめるよ」
ミニスカを捲り上げて股間を剥き出しにすると溢れ出た蜜が恥毛を濡らして淫靡な様子を露わにする。
「どうなの??濡れてる??濡れてるでしょう??」
「分かんないよ。もっと、よく見なきゃ・・・動いちゃダメだよ」
どうなのと聞くアユは足だけではなく声も震えを帯び、崩れ落ちそうになる身体を支えるために男の肩に手を置く。

アユの腰をガッチリ掴んだ男は吐く息が股間で感じられるほど顔を近付け、恥毛を咥えて引っ張ったり揺らしたりする。
「あんっ、ダメッ・・・そんなこと・・・」
恥毛を掻き分けた男は真っ赤なバラの花をあからさまに晒し、ゴクッと音を立てて唾を飲む。
「アユのココはらしくなくていやらしい。こんなスケベマンコはそうはあるもんじゃない」
「そんな、私らしくないなんて言わないで。あなたの前ではスケベでエッチな女なの・・・恥ずかしい事を言われると我慢出来なくなっちゃう」
「我慢できない??アユが崩れていくところを見せてもらおうか」

股間に視線をやる男には見えないものの男の肩を支えに立ち尽くすアユは、漏れそうになる喘ぎ声を堪えて唇を噛む。
喘ぎ声を漏らすまいと我慢すればするほど悦びは身体の奥深くまで行渡り、ついには堪えきれなくなって噛み締めた唇は緩み喜悦の声を漏らし始める。
んっんっ、クゥッ~・・・うぐぐっ、ウゥッ~・・・セックスの悦びを知る身体は羞恥さえもが快感になり、股間に注がれる男の視線を感じて一層、蜜を滴らせる。
男は割れ目の縁に指を添えてグイッと開き、息を吹きかけて花弁が震える様子にズボンを穿いたままで股間を屹立させる。

エイプリルフール

エイプリルフール -3

ジュル、ジュルジュルッ・・・男は前触れもなく花蜜を溢れさせる源泉にむしゃぶりついて啜り上げ、鼻孔の奥深くで性感をくすぐる甘美な匂いに酔いしれる。
「イヤッ、やめて・・・シャワーの後で・・・きれいな私になってから・・・」
ピチャピチャッ、ジュルジュルと蜜をすすり花弁を舐めまわす音は止むことを知らず、止めてと言うアユの声は聞き入れられる様子もない。

シャワーを浴びなきゃダメかと聞き、構わないと云う男が股間を啜ると、きれいにしてから愛撫をして欲しいと言を左右にしてアユは自分の意思さえ制御できずにいる。
男の愛撫に熱が入り、膣口に突き入れた舌が二度三度と出入りを繰り返してクリトリスまでゾロリと舐め上げる。
ヒィッ~、すごいっ・・・アユは止めてと言った舌の根も乾かない内に男の肩に置いた手を頭に移動して身体を支え、髪をクシャクシャにして襲い来る快感を堪えて愛液が溢れる股間を押し付ける。
「ハァッ~、たまんない・・・ごめんなさい、シャワーできれいにする前なのに舐めてもらって・・・ウッ、ウゥッ~、気持ちいぃ」
「気にする事はないよ。オッパイ丸出しでパンツも脱いだ隠し事のないアユを目の前にしてるんだから、オレも正直な気持ちで接してる・・・嫌なら止めるけど」
「止めて欲しいなんて思わない。恥ずかしいけど、すごく嬉しいし気持ちいぃの・・・あなたをオシャブリしたい、我慢できなくなっちゃった・・・」

芸術を愛して笑顔で男を魅了するアユは嫋やかな立ち居振る舞いと、手入れの行き届いた艶のある黒髪が肌の白さを際立たせて清楚な雰囲気を醸し出す。
その黒髪は額の汗にまみれて淫靡に張り付き、今は妖艶な魅力を振りまく。

立ち上がった男に抱きかかえられたアユはズボンの前立てに沿って指を這わせ、興奮した証を確かめて嬉しそうに微笑む。
男のシャツを脱がせて乳輪をなぞり、堅くて小さい乳首を甘噛みして視線を絡ませる。
じっと見つめたまま甘噛みに力を込めて男の顔が歪むと会心の笑みを漏らし、両手を男の身体から離すことなく撫で下ろして蹲り、ファスナーを下ろしてズボンを引き下ろすと静かな衣擦れの音が淫靡に響く。

ジジジッ・・・シュシュッ・・・ウフフッ、大きい・・・ピチャピチャッ・・・いきり立つペニスの存在を確かめるように指でなぞり、下着越しに音を立ててしゃぶりつくアユは上目遣いに男を見つめる。
「ウフフッ、スゴイことになってるよ・・・脱がしちゃおうかな」
「アユの女の子をペロペロするとグジュグジュに嬉し涙を流すだろ、オレだって興奮するさ」

下着を脱がされるのを待った男はアユを抱きかかえるようにして倒れ込み、身体を入れ替えて横臥位でシックスナインの体勢になる。
「コラッ苦しいだろう、毛まんじゅうが口と鼻を塞いで息が出ないよ」
「いやっ、毛まんじゅうなんて言わないで、可愛くないもん・・・アンッ、そこをそんな風にされると・・・チンチンが涎を流してる。オシャブリして欲しいの??」

あんっ、ヒィッ~・・・クリトリスを温かい口に含んで頬を縮ませるほど吸い上げると悲鳴にも似た喘ぎ声をあげて、室外に声が漏れるのを恐れて自らの手で口を押さえる。
「ヒィッ~、いぃの、好き、大好き・・・オシャブリしたいのに・・・ごめんなさい」
小陰唇を咥えて顔を左右に振ると悲鳴交じりの悦びの声を張り上げて目の前のペニスを掴み、舌先がクリトリスの先端を叩いて温かい口に含むと火傷するかと思うほど熱い怒張に舌を絡ませる。
ジュルジュルッ、ジュルジュル・・・フェラチオは長くは続かず、
「ダメ、我慢出来ない、入れて・・・あなたのモノで気持ち良くなりたいの」

壁を背にして座った男はアユに手を伸ばして股間で宙を睨んで屹立するモノを跨らせる。
唇を噛んで頬を紅潮させるアユはバギナが亀頭に触れると、馴染ませるために腰を蠢かしながら下半身を下げていく。
「ウッ、ウゥッ~・・・アウッ、あんっ・・・くる、入ってくる。あなたのモノが入ってくる。ハァッ~、いつもより大きい」
「温かく気持ち良いよ・・・可愛いアユはオレのモノだ」
「うん、もっと言って。オマエはオレのモノだって言って、私が何を言っても本気にしないで・・・大好きなんだから」

ブチュッ、グチュグチュ・・・貪るように互いの唇と舌を味わい舌を絡ませて唾液を交換する。
ハァハァッ・・・見つめ合う四個の瞳は真っ赤に燃え上がり、下半身の結合部を妖しく蠢かす。

対面座位でつながる二人は湧き出る思いを伝える言葉が思い浮かばず、再び唇を重ねる。
スカートを穿いたままのアユは、男が身に着けたままのシャツを引き剥がすように脱がせて上半身を擦り付ける。
アユは歪になった乳房の痛さを伴う快感に酔い、男は柔らかな感触に昂奮を新たにする。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード