囚われて-21
クチャクチャ、グチュグチュ・・・ソーセージが出入りするバギナは卑猥な音を立て、詩織は魅入られたように鏡に映る自らの姿に見入る。
男の指が耳を弄り、その音がザワザワと詩織の脳に響き、正体不明の快感が目覚め始める。
アッアァッ~、イヤァ~ン・・・クチュクチュ、グチャグチャ・・・ギシギシッ・・・忍も男も詩織の痴態に見入り、しわぶき一つない部屋に喘ぎ声やバギナが掻き回す音、詩織が快感に耐えて身を捩るたびにチェアが軋む音が響く。
「十分に味が浸みたわよ。詩織・・・味見しなさい」
ン~ンゥ~・・・ウググッ、クゥッ~・・・忍が近付けたソーセージを食べたくないと唇を固く結び、男は呻き声に似た拒否の声を漏らす詩織の乳首を摘まんで指先に力を込めていく。
「ウゥ~、痛い・・・食べます。オッパイを痛くしないで・・・」
ソーセージを頬張り半分ほど食べた詩織は、
「美味しいけど、お腹いっぱい。もう食べられない・・・」
「ウフフッ・・・詩織、これだけ食べれば十分。仰向けにされたカエルのように、オッパイもマンコも丸出しでバクバク食べるようじゃ色気がなさすぎるからね。それにしても恥ずかしい恰好・・・」
「イヤンッ、そんな事を言わないで、恥ずかしいのを我慢しているんだから・・・忘れさせて、もっと苛めて」
「剃っちゃおうか??」
「えっ、なに??何を言ってるの??・・・ウソでしょう??止めて、許して・・・」
濃くはなく儚げにさえ見える陰毛に指を絡ませながら忍は、じりじりと詩織を追い詰めていく。
「可愛い詩織にマン毛は必要ないでしょう・・・それに、男の人のぶっといので掻き回される時、手入れが悪いと毛切れする可能性だってあるんだよ、知っているでしょう??・・・詩織のは毛切れするほどの剛毛じゃないけどね、用心とエチケットのために・・・どうする??」
「・・・そんな事、返事できない・・・忍がしたいようにしても良いよ。私はどうなっても我慢する」
「ふ~ん・・・剃って欲しいんだ??剃ってくださいって、お願いしなさい」
二本目のソーセージをバギナに押し込み、焦らすように出し入れさせながら詩織の瞳を見つめる。
「ハァハァッ、いやっ・・・もっと激しく。チンチン汁を飲ませてもらったけど、オチンチンを入れてもらってないの。ソーセージにまで焦らされたくない。早く、何でもいいから激しくして・・・」
最後は叫ぶように声を絞り出し、拘束された身体を精一杯揺する。
ギシギシ、ガチャガチャッ・・・SMチェアの軋み音は詩織の抗議の証であり、清楚な女性の身体の奥に潜んでいた本性が姿を現し始めた証明でもある。
忍はバギナに挿入したソーセージをそのままにして剃毛の準備を始め、詩織は頭上の鏡の中で、その行動を追う。
「良かったな、詩織。毛をジョリジョリしてもらえるんだぞ・・・それより、忍の印象はどうだ??」
「きれい、ボーイッシュで美人・・・あなたとは、どんな関係なの??」
「忍はバイだけど、多分女性の方が好きだと思うよ。オマンコを生マラで突かれたくなったら私の所へ来る。その時の忘れ物が詩織の使ったリップスティック・・・詩織と忍はスティック姉妹ってわけだよ」
「イヤッ、スティック姉妹だなんて・・・エッチ」
「えっ??・・・クククッ、マラ兄弟って事か??・・・忍の中に入った事はあるけど、詩織には、まだ入ってないよ」
大きく開いて拘束した両足の間に立った忍は、頭上を見上げて鏡の中の詩織に笑みを送る。鏡の中の詩織は白い肌を無防備に晒し、バギナが咥え込んだソーセージがユラユラと蠢くさまは卑猥な事この上ない。
無言の内に詩織の股間にシェービングフォームを塗り付け、抗う暇も与えずに剃刀を滑らせる。
アァッ~・・・剃刀が恥丘のシェービングフォームを拭い取り、一筋見える白い肌の恥毛は刈り取られてしまっている。
ハァハァッ・・・腹部を激しく上下させて荒い息を漏らす詩織は、鏡の中の下腹部に見入り恥毛を刈り取られた姿よりバギナが咥え込んだソーセージの卑猥な姿に見入る。
「いやらしい・・・」
「気に入ってくれた??詩織の清楚で白い肌にはパイパンの方が似合うよ」
「ヌルヌルに蜜が垂れてるはずなのに、ソーセージは抜け出ることなくアソコに頭を入れたまま・・・ウネウネ動いて、いやらしい」
一部とは言え陰毛を剃り落された事を気にする様子もなく、忍の言葉を聞いていないかのように、詩織は鏡の中の自らのバギナに挿入されたソーセージに見入る。
「あらあらっ、詩織が気になるのはソーセージなの??・・・淫汁を垂らしながら落とさないのは、締りの好い名器って事だね」
忍はソーセージを右に左に動かしながら陰毛を剃り落す。
くすみのない白い肌が姿を現し、清楚な詩織にふさわしい可憐な姿をあからさまにする。
囚われて-22
忍の指先は陰毛を剃り落した恥丘を撫で、ツルツルの感触と成熟した女性の緩やかな盛り上がりを楽しむ。
指先は何かを探るように大陰唇をすべり、会陰部からアナルまで産毛一本残すまいと感触を確かめていく。
「大丈夫、尻毛一本残ってないよ・・・」
「良かった。変なところに1本だけ残ってるようじゃ恥ずかしいもん。きれいにしてくれてありがとう」
「赤ちゃんのようなツルマンが詩織に似合う。でもね、しどけなく開いたオマンコから赤貝の一部が見える景色はいやらしいよ。勃起したクリちゃんが弄ってくれって催促してるし・・・」
「そんな事を言わないで・・・啼かせてくれるんでしょう??」
クククッ・・・再び筆を手にした忍は、割れ目の周囲を刷くように刺激し、下半身がひくつきバギナが息をするかのように艶めかしく蠢くさまに笑みを漏らす。
「ウッ、イヤァ~ン、同性の忍にからかわれるのは堪んない。忘れさせて・・・もっと激しく・・・」
両手両足を無様な恰好で縛られて糸一本身体を覆うものを与えられず、あまつさえ恥毛を剃られるという事までされたのに身体も心も期待で打ち震える。
忍は挿入したままのソーセージを左手で操り、右手に持つ筆でバギナの周囲を撫でる。
「十分に味が浸みたと思うよ。食べる??・・・詩織が好きなんでしょう??マンコ味のソーセージ、欲しいでしょう??」
からかうような忍の言葉に苦笑いを浮かべた男は、受け取ったソーセージを食べて水割りを飲む。
「美味いな・・・香りの好い、ねっとりソースが絡んで美味いよ。これで店を出せるかもな??」
「う~ん、どうかな??ソースは詩織特製だけど、毎日売るほどの量が採れるかどうか、それが問題だね・・・喉が渇いたから水割りを飲ませてくれる??」
男は、詩織の乳房の谷間でグラスを傾けて水割りを垂らす。
アンッ、冷たい・・・水割りと一緒に氷を垂らされた詩織は、自由にならない身体を縮めて冷たさを堪える。
忍は胸の谷間から流れ落ちてくる水割りを啜り、氷を噛んで下腹部を撫で回す。
「火照った身体に冷たくて気持ちいい。嬲られているのに気持ち良くなるなんて・・・」
アウッ、イヤンッ・・・頭上の鏡に見入る詩織は、氷で遊ばれて身悶える白い肌が興奮でほんのり朱を帯び、自分とは思えないほどの色っぽさに頬を赤らめて溜息を漏らす。
男は二杯目の水割りを作りながら詩織の様子に目を細め、アイストングで氷を掴んだまま詩織に近付く。
「溶けちゃっただろ・・・詩織も喜んでいるようだから新しい氷だよ・・・」
無造作に詩織の下腹部に氷を置き、上手そうに水割りを飲む。
「喉が渇いたでしょう・・・氷で渇きを癒してあげる」
氷を口に含んだ忍は、詩織の頬に両手を添えて流し込み、そのまま唇を合わせて柔らかな感触を味わう。
ウグッウグッ、アンッ、クチャクチャ・・・音を立てて互いの唇や舌を吸い、唾液を交換する濃厚なキスをする。
ハァハァ・・・瞳を赤く染めて目の淵に羞恥を宿らせ、熱く見つめ合う二人に嫉妬したわけでないだろうに、男はアイストングで詩織の乳首を摘まむ。
「ウグッ、クゥゥ~・・・痛い」
挟んだ氷が滑らないようにトングの先端には深い溝があり、それが乳首に我慢の限界を超える刺激を与える。
忍は乳首を苛めるトングを見つめて顔を顰め、男に視線を移す。
意味ありげに頷いた男は忍と場所を変わり、割れ目の周囲に指を這わせてゆっくりと開いていく。
「詩織、トングで乳首を摘まむと痛かったようだね・・・クリちゃんだとどうなると思う??試してみようか??」
「えっ、嘘・・・いやっ、絶対に嫌。許してください・・・他の事なら我慢します、クリトリスを苛めないで・・・」
「私からもお願いする。トングでクリを摘まむのは可哀そうだから許してあげて・・・私の詩織が使い物にならなくなっちゃ困るし・・・詩織、もう一度お願いしなさい」
「お願いします。クリトリスがもげちゃうと困るもん・・・」
言葉の最後に甘えを滲ませて艶めかしく身体を揺する詩織に苦笑いを浮かべた男は、左手の親指と人差し指で割れ目を大きく開き、抗議する暇も与えずにトングを挿入する。
「イヤァ~ン、怖い・・・オマンコが壊れちゃう。止めて・・・」
握りしめて閉じたままのトングをバギナに挿入した男は、ゆっくりと手の力を抜いていく。相変わらず、声に甘えを滲ませていた詩織は驚き、恐怖の声を張り上げて下半身を硬直させ、精一杯頭を持ち上げて股間を覗き込む。
「そんな格好すると怪我するよ。鏡を見れば良いだろう・・・手を緩めるとオマンコがポッカリ開き、力を入れると閉じるよ」
先端は丸く、内側にだけ溝の付いたトングは不用意に身体を動かさなければ怪我をする事がないと分かっている忍は、男がトングを操って詩織を追い込みながら遊んでいる様子に笑みさえ浮かべて、頬を撫で額に唇を合わせる。
「おいおい、これはどうしたんだ??マン汁が湧き水のように滲み出てくるよ」
「ウソ、そんな事はない・・・怖いのに愛液が出るはずなんかない」
ウフフッ・・・アハハッ・・・詩織の悲痛な声は二人の笑みを誘う。
囚われて-23
糸くず一本、身に着けることを許されず、剃毛された股間を大きく開いて拘束されているために内臓まで見られているような気になる詩織は、羞恥で身の置き所がなくなるどころか、身悶える姿を頭上の鏡の中に見て妖しいときめきが芽生え、身体の火照りを止めることが出来なくなる。
正気では言えない事も、縛られて脅されれば何でも言える。
もっと恥ずかしい事を命令されたい。恥ずかしい言葉を口にするよう強要されたい。
甘く切ない疼きに酔いしれる。
陰毛が覆っている時は意識しなかった恥丘の膨らみさえもが愛おしく感じられ、
丸見えの割れ目から滲み出たマン汁が明かりを反射して虹のように輝く様子に
見入る。
忍は手に持つ筆を男に渡し、詩織の顔を見つめて視線を逸らすことなく両足の内側に指を這わす。
「アンッ、気持ちイィ・・・柔らかで優しい刺激が好いの・・・」
「そう、良かった・・・」
足裏に手を添えて指を口に含む。
足指に舌を絡ませ、指の間を舌が這い回る。
ピチャピチャ・・・アンッ、いやぁ~ン、そんな所を・・・ウッ、ウゥゥ~・・・ギシギシッ・・・クチュクチュ、ビチャビチャ・・・足指を舐める舌の動きが激しくなるにつれて詩織の喘ぎ声やSMチェアの軋み音が大きくなり、男は唾を飲んで興奮を冷ますと忍から受け取った筆で耳の周囲を刷くように刺激する。
「ウググッ・・・ハァハァッ、足指を舐められると、こんなに気持ち良いなんて・・・アワワッ、耳が、耳も気持ち良い」
「ウフフッ、まだまだ、これからだよ」
笑みを浮かべた忍は、爪の先で内腿を撫でながら膝の周囲を何度も甘噛みし、男に向けて何やら合図を送る。
男はテーブルからニップルクリップを取り出し、目を閉じて忍の与えてくれる快感に酔いしれる詩織の乳首を挟む。
「ウッ・・・痛いっ、なに??・・・」
「似合うよ。可愛いだろう、見てごらん・・・」
頭を上げて胸元を見ていた詩織は、鏡の中の姿に見入り、
「アァ~ン、痛い・・・オッパイを苛められて可哀そう」
乳首をクリップで挟まれても耐えられないほどの痛さではなく、鏡の中の自分の姿に被虐心を募らせて目くるめく悦びに気持ちが昂ぶる。
クリップを留めた乳首を筆が撫で、穂先が乳輪をつつく。
膝の周辺を甘噛みしていた忍の唇が内腿をハムハムと噛み、舌先が触れるか触れないかの微妙なタッチで這い回る。
腰の辺りに添えられていた手が動き、指の腹が会陰部から裏門の窄まりを撫でたり、ノックするように叩いたりする。
アンッ、アゥッ、ウゥッ~・・・白い肌がほんのりと朱を帯びて堪えがたい喘ぎ声が切れ切れに漏れ始め、眉間に皺をよせて唇を噛み、惚れ惚れするような美貌に凄艶な色気を宿らせる。
忍は両手を添わせた割れ目を大きく開いて赤くただれたバギナを覗き込む。しとどに溢れる蜜を舐め取り、チュウチュウと音を立てて吸い上げる。
「アンッ、いやぁ~ン・・・良いの、気持ちいぃ・・・舐めて、いっぱい舐めて気持ち良くして・・・」
「ウフフッ、可愛い・・・吸っても、吸っても蜜が湧いてくる。決して枯れる事ない泉。男を虜にする魔法の泉・・・オッパイを苛めてあげて」
詩織の痴態を見守るだけの男に詩織は声をかける。
乳首を挟んだクリップを引っ張り、ウッという声と共に詩織の視線が鏡の中の乳首に移ったのを確かめた男は、指に加える力を徐々に強くする、
「ウググッ、ウゥ~・・・痛い、もげちゃいそう・・・ヒィッ~、アワワッ、ウゥッ~・・・」
バギナに吸い付いていた忍は親指で膣口の周囲を撫でて馴染ませ、そのままズブズブッっと挿入して荒々しく二度三度と出入りさせる。
「すごい、吸いきれないはずだわ・・・泉の中に溜まっていた蜜が指に絡んで流れ出てくる」
「痛くされると嬉しいのかもしれないよ・・・どうだ??」
乳首が無様に変形するほどクリップを引っ張った男は詩織の股間を覗き込む。
「うん、反応する・・・クリップを引っ張った途端、バギナの入り口がヒクヒク指を吸い込もうとした。痛くされると感じる変態マンコかもね」
「イヤンッ、恥ずかしい事を言わないで・・・私の身体で遊んじゃ嫌だっ」
「こうすると、どうなの??・・・まだ嫌って言う??」
膣口を溢れ出て会陰部まで滴る愛液を薬指に塗り付けた忍は、窄まりの周囲を撫で回し、
「詩織、アナルを弄られるのは好きなの??・・・息を吐いて力を抜くのよ」
「イヤッ、お尻は止めて・・・弄られたくないの・・・いやぁ~」
「ウフフッ、お尻が好きなようね。ヒクヒクし始めたよ、吸い込もうとしているみたい・・・焦らしちゃ可哀そうだね」
アウッ、アワワッ、イヤァ~ン・・・長く尾を引く喘ぎ声が漏れ、忍の親指はバギナに侵入して薬指はアナルに姿を隠す。
囚われて-24
バギナとアナルに侵入した指は互いの存在を確かめ合うように薄い壁越しに擦り合い、股間を弄ばれる詩織は狂おしいまでの悦びで身悶える。
一本残らず恥毛を刈り取られたバギナはくすみがなくて幼く見え、恍惚の表情で苦しげにさえ見える美貌が痛々しく感じさせる。
「ウフフッ、その顔も可愛い・・・詩織はどんな表情でも男心をそそるようだね。手の動きが止まっちゃってるもん・・・」
詩織の痴態に見惚れる男をからかうような言葉を漏らした忍は表情を崩す。
男は口を尖らせて首を伸ばし、忍はクククッと笑みを漏らしながら唇を合わせる。
イヤァ~・・・ギシギシッ、ガチャガチャッ・・・詩織は叫び声を上げて身を捩り、チェアは気持ちを代弁するかのようにギシギシと耳障りな軋み音を立てる。目の前で唇を合わせる二人に向ける視線は悲しさを湛え、自由にならない両手で掴みかかろうと足掻き、握りしめた手が白くなる。
「詩織もキスしたいの??・・・好いよ、可愛い。キスしよう・・・」
バギナとアナルに挿入した右手はそのままにして、身動きできない詩織の頬に左手を添えた忍はじっと瞳を見つめ、見つめられる恥ずかしさで頬を染めると指が眉毛をなぞり、鼻梁に沿って撫で下ろして唇の周囲を撫でる。
焦らすように這い回る指を這い出た赤い舌が絡めようと追いかける。
唇とその周辺から離れることなく這い回る指は、舌に絡めとられる事なく逃げ回り、諦めた詩織は拗ねたような表情を作る。
「忍は私の事が嫌いなの??・・・女も好きって言うのは嘘なの??それとも、私が嫌いなの??・・・あんなキスを見せつけておいて・・・」
「あらっ、妬いているの??・・・そんな必要はないのに、私に必要なのは股間にぶら下がっている棒だけ。たまには凹の掃除をしないとホルモン分泌が悪くなっちゃうでしょう・・・そのために男が必要なの。股間の凸がね・・・私には、この人の凸が丁度いいの・・・大きさ、テクニック、性格もね、嫌な男と繋がりたくないでしょう。ねぇ・・・」
忍は男に向かって嫣然と微笑み、男は苦笑いを浮かべたままで詩織を見つめ、そうだよ、の返事に代えて頷いて見せる。
動きが止まっていたバギナとアナルの指がゆっくりと境の壁を擦り始めると顔が歪み、両手を固く握って股間を指に押し付けようと腰を突き上げる。
顔を見つめて表情から今の状態を推し量ろうとする男の視線から逃れようとする詩織は、顔を背けて忍に話しかけることで意地の悪い指の動きから逃れようとする。
「妬いてない積りだけど、初めての女性の前で、それも美しい人。こんな恥ずかしい恰好を見られて、からかわれているのか焦らされているのか分からないけど堪えられない。いっそ、昇りつめる姿を見られれば諦めがつくかもしれない・・・」
「ウフフッ・・・素直じゃないな、詩織は。気持ち良くしてください、逝かせてくださいって言えばいいのに・・・」
グチャグチャ、ヌチャヌチャ・・・アッアッ、ウゥゥ~、ウググッ・・・指の動きが激しくなり、溢れ出る愛液が絡んで卑猥な音を立てる。
足指を曲げたり伸ばしたりしながら上半身を仰け反らせて白い喉を見せる色っぽさに男の股間がいきり立つ。
「ウググッ、いやぁ~ン・・・同性の忍に可愛がられて、こんなに気持ち良くなれるなんて・・・苛めて、もっと気持ち良くして・・・」
「残念ね、貴男のオチンチンよりも私の指の方が良いんだって」
「アァ~ン、そんな事ない。本当はオチンポの方が好き・・・」
ペニスの方が良いと言いながら縋るような、それでいて婀娜っぽい視線を忍に向けて息を荒くする。
挿入したままの二本の指でバギナとアナルを遮る薄い壁を擦り、割れ目の上部に舌を這わせる。
包皮ごとクリトリスを口に含み、尖りきった先端に唾液をたっぷりと溜めた舌先がつつき、左手を伸ばして乳首を摘まむ。
「ウググッ、アウッアンッ、いぃ・・・いぃの・・・オチンポはないけど忍も好き」
息も絶え絶えで身を捩る詩織を横目で見つめて、これ以上はない笑みを浮かべる。
「そう、良かった。ご褒美に指を一本増やしてあげる・・・嬉しいでしょう、どうなの??」
「えっ、指を増やすって・・・どういう事??痛くしちゃ嫌だよ」
忍の親指はバギナに、薬指はアナルに侵入したまま、会陰部まで滴る愛液を中指に絡ませてアナルの周囲を撫で回す。
上気した顔で忍を見上げる表情は切なげで、しどけなく開いた唇は声は出さないものの何か言いたげに見える。
「どうしたの??お尻の穴に指を欲しいの??一本じゃ物足りないようね・・・」
「舐められたり指で入口を弄られたりした事はあるけど二本なんて・・・怖い」
「大丈夫・・・大好きな詩織に嫌な事はしないから・・・」
男はニップルクリップを引っ張り、忍はタイミングを合わせてアナルへの指の挿入を二本にする。
「ウッ、ウググッ、痛いっ・・・痛いけど、気持ちいぃ・・・ヒィッ~、アワワッ、ウッ・・・入ったの??入っちゃったの??お尻に指が二本も・・・壊れちゃう」
囚われて-25
僅かに震えを帯びた詩織の声は恐怖から出たものではなく、アナルに指を二本迎え入れた事への期待から生まれた。
「信じられないの??・・・どう??指を動かすと二本も飲み込んだ事を感じられる??・・・見なさい、鏡を見なさい」
バギナに挿入した指を抜いて、頭上の鏡の中に挿入した指が見えるようにする。
「イヤッ、見える・・・お尻に指が二本も・・・アウッ、クゥゥッ~、動かさないで・・・もっと、慣らしてからにして。忍の指だけではなくバイブやオチンチンも入れられちゃうんでしょう??」
「クククッ、どうする??いやらしくてツルツルマンコの詩織はアナルセックスをご所望のようよ??」
アナルに挿入した指をかすかに動かしながら左手で恥毛を剃り落した恥丘を撫でて、嬉しそうな笑みを浮かべる忍は男を見つめる。
「嫌いじゃないけど・・・このままでは辞退したいな」
男の真意を分かっている忍は敢えて詩織を無視して、男にどうしてと問いかける。
「先っちょにウンチが付くのは勘弁して欲しいよ。ましてや可愛い詩織だから、なおさらだよ」
「えっ、浣腸しないと嫌なの??・・・それじゃ詩織が可哀そうだよ。お尻の穴もこんなにトロトロになっているのに・・・」
「イヤッ、浣腸なんてされたくない。お尻を弄んないで・・・触っちゃイヤッ」
アナルを精一杯窄めて二本の指を押し出そうと焦る詩織は声を荒げ、しかし、忍の指がアナルを蹂躙し続けると弱々しい哀願に変わってくる。
「しょうがないな、尻の穴に挿入するのは諦めるか・・・」
「ウフフッ、相変わらず優しいね・・・ほんとうに嫌がっていると思う??」
アナルから引き抜いた指を鼻先に近付けて匂いを嗅ぐ。
「ウンチの匂いなんかしないのに失礼な事を言うよね・・・浣腸しないとアナルセックスしないって言う男に後悔させてあげようね」
「お願い、お尻をこれ以上弄んないで・・・お尻を苛められたくないの」
詩織の言葉を聞き流す忍は机に近付いて何やら用意を始め、筆を手にした男は股間に近付く。
詩織は首を上げて忍の手元を見つめ、ハァハァッと息を荒げて不安と期待で頬を朱に染める。指先が白くなるほど握りしめるのがいじらしい。
「イヤァ~、止めて、そんな所を・・・お尻を嬲らないで・・・」
ギシギシッ・・・いやぁっ~・・・ガチャガチャッ・・・筆が窄まりの周囲を撫で、逃げようと暴れる叫び声に椅子の軋み音が共鳴する。
皺を数えるように窄まりに向かって筆が何度も行き来する。
詩織の視線は忍の手元から鏡の中の筆の動きに引付けられる。
「準備できたよ。始めようか・・・」
「えっ、うそっ。嘘でしょう??・・・オモチャでなんか嬲られたくない」
忍が持つトレーにはカラフルなオモチャが載せられており、見つめる詩織は握りしめていた指先から力が抜け、鏡の中の自分を凝視していた視線も柔らかいものになる。
トレーを詩織の目の間に持って行き声を掛ける。
「可愛いでしょう??詩織にふさわしいオモチャを用意したからね・・・楽しく遊べなきゃオモチャって言えないもんね」
「うん、カラフルで可愛いけど・・・気持ち良くなれる??お尻に使ったことはないから・・・」
「あらっ、使ったことはないって言ったね。使われたじゃなく・・・オマンコにアダルトグッズを使うのは男の意思じゃなく詩織がお願いしたの??それとも、一人エッチの時にオモチャを使ってるの??」
「そんな細かい事・・・二人で選んだオモチャを使ってもらったの・・・一人エッチの時も時々・・・ヒィッ~、いやぁ~ン、そんな事・・・アッ、アンッ、ウゥゥ~・・・良くなっちゃう」
男の持つ筆が繊細なタッチでアナルの周囲を撫でると詩織の下半身は妖しく蠢き、筆の穂先が窄まりの中心をつつくと予期しない刺激で裸身を真っ赤に染める。
「その男とはうまくいってるの??・・・オモチャでここを可愛がってもらっているの??」
「・・・別れた。些細な、そう、つまんない行き違いで・・・二度と会う事はないと思う。こんな恰好で嫌な事を思い出させないで・・・忘れさせて、新しい一歩を踏み出すきっかけが欲しいの」
「舐めてごらん・・・この人のと比べるとどう??フェラで抜いたんでしょう??立派だったでしょう??・・・男のもので突かれたくなった時に満足させてくれるからね、この人のは・・・それに比べるとオモチャは温もりに欠けるけど疲れ知らず、却って割り切れていいかもよ」
案外と短かくてカリ部が大きく張り出し、根元のツブツブが目立つバイブは薄いピンク色で猛々しさを感じさせる事は一切なく、オモチャに凌辱される期待で疼いていた身体が平静を取り戻す。
口元に突き出された可愛いバイブを口に含むと拍子抜け抜けするほど柔らかいソフト素材でできている。
バイブに弄ばれて身悶える姿を想像していた詩織は、余裕と共に舌を絡ませて唾液をまぶす。