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彩―隠し事 141

覚醒 -17

カヲルの視線は彩の下半身から離れることはなく、刺すような視線に犯される股間は花蜜を滲ませる。
「タケ、これは貞操帯じゃないの??」
股間を見つめている視線を動かすことなく健志に問いかけるカヲルの声は上ずり、それがまた彩の羞恥を煽る。
「オレはアクセサリーをプレゼントしただけ。彩にはご主人がいるから見える場所に付けるモノは贈れないだろう、それでこれにしたけど、どんな気持ちになるかは彩に聞いてくれよ」

「オマンコも尻の穴も見せてもらった仲だから、彩って呼ぶね。私のことはカヲルって呼んで、そうしようよ、ねっ……彩に質問だけどタケはアクセサリーをプレゼントしたって言うけど、そうなの??」
「普通のアクセサリーじゃないけど、彩の知っている貞操帯でもない。だけど……」
「だけど……どうしたの??その先を教えてくれる??私は女の子を性的に苛めるのが好きだけど大好きな彩には嫌われたくないから嫌がることはしない。教えて……」
「貞操帯は身体を束縛すると思うけど健志がプレゼントしてくれたアクセサリーは彩の気持ちを束縛する。今日プレゼントされたばかりだけど。気持ちを縛られる悦びが身体の芯を熱くする」
「分かるよ、彩。私は何人もの女性を縛ってきたけど、縛られる女性の立場で考えるの……信頼できない人に縛られるって不安だよね、何をされても逆らえなくなっちゃうんだから。だから私は信頼してもらうことから始めるの、それでないとSM遊びって成立しないと思っているから……身体を縛る前に気持ちを縛る。その関係が大切だと思っている、だから彩の言うことがよく分かる」
「よかった、カヲルにそう言ってもらうと安心できる……健志、お風呂に入るときもこの恰好のままなの??」
「そうだよ、オレと離れて仕事をする時や自宅で独り寝る時、こんなのを付けるのは嫌だって言うなら外すけど、どうする??」
「健志には嫌じゃどころか嬉しいって言ったでしょう。カヲルにまで見られることになって戸惑っているだけ、恥ずかしいけど悦んでいる証拠も見せているでしょう」
彩の言葉を待つまでもなく内腿にまで滴る花蜜は性的昂奮を露わにし、健志とカヲルの刺すような視線に足が震えて立っていることさえ辛くなる。
「彩、シャワーで汗を流そうよ。先に行くよ、待っているからね」

「ねぇ、どうすればいいの??カヲルが何もしないとは思えない、悪戯されてもいいの??彩がカヲルのオモチャになってもいいの??」
「股間にイチモツをぶら下げている相手に彩を触らせるのは嫌だけどカヲルならオレは我慢できる。彩の本当の気持ちは……」
「いや、その先は言わないで……ねぇ、キスして」
プラチナ製の下着だけを付けた彩を抱きしめて剥き出しの尻に左手を添え、右手で脇腹から首へと撫で上がり頬に手を添えて唇を重ねる。
唇をつつき合い優しく擦るように左右に這った舌を絡ませる
ヌチャヌチャ、クチャクチャッ……絡み合った舌が蛇の交尾のように妖しく踊り、重ねて擦り、上唇を刷いてズズズッと音を立てて唾液を啜る。
「ハァハァッ、健志のキスで落ち着いた。触ってみて……スゴイことになっているでしょう」
彩の頬を撫でていた右手が脇腹を撫で下りてムッチリとした腰を擦り、豊満な尻の肉付きを楽しむ左手に込められていた力が緩んで右手が密着した二人の下半身の間に入り込んで泥濘で戯れる。
ヌチャヌチャ、クチュクチュッ……カヲルがバスルームで焦れていることが分かっていても二人の時間を優先する。
「スゴイことになっているでしょう??身体が熱くてゾクゾクする」
「カヲルに悪戯されたいのだろう。行っといで」
「彩は健志だけの女。カヲルに遊ばれても嫌いにならないよね……」
「下着姿の彩がカヲルに縛られただろう。きれいだったよ、清潔感があった。オレはあの時、一目惚れしたんだよ……嫌いになるわけがない」
彩の頬を両手で挟みチュッと音を立てて唇を合わせ、股間に垂らしたままの鈴を外して、
「待たせすぎるとイライラして悪戯の度が過ぎるかもしれないよ」

肩を押されてバスルームに向かう彩の後ろ姿は白い肌に染み一つなく、マリンスポーツに興じて発達した上半身は清潔さを漂わせ、ウェストの括れから腰や尻を経て太腿に続くラインは成熟した女性らしく丸みを帯びて妖艶な魅力を撒き散らす。
腰の周囲と腰から尻の割れ目を挟んで会陰部に伸びるプラチナチェーンがわずかに揺れて艶めかしく、見つめる健志は反応しそうになる股間に手を伸ばす。
彩の姿が見えなくなると、そっとバスルームに近付き二人の話し声を盗み聞こうとする。

「のぼせちゃいそう……その下着はよく似合っている」
「そんなに見ないで恥ずかしい」
「他人に見られたいとは思わないんだ」
「うん、今日付けたばかりでよく分からないけど、健志と離れていても常に抱きしめられているような気持ちになれると思う……悩んだり迷ったりしても下腹部に手を伸ばせば落ち着けるような気がするの」
「そうなんだ。そこまではっきりと惚気られると清々しい気持ちになる。一緒に入ろう、おいで」
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ちっち

Author:ちっち
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さむいのも嫌
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