彩―隠し事 142
覚醒 -18
決して大きくはないバスタブを跨いだ彩は背後からカヲルに抱きかかえられ、予期していたこととはいえ心臓が早鐘を打つ。
「フゥッ~、ドキドキする……健志に抱かれているような気がする」
「フフフッ、そうなの??ここで何度もこんな格好で背後から抱かれたんだ……こんな事もされた??」
身体を密着したまま左乳房をヤワヤワと揉みしだかれて右手で下腹部をサワサワと擦られ、首筋から耳の裏に温かい息を吹きかけられ耳朶をベロリと舐められて耳穴に乾いた舌を捻じ込まれる。
耳で戯れる舌の音は耳ではなく脳で感じる。
ゾワゾワ、ザワザワと虫が這いまわるような音が脳に響き、そっと目を閉じて気持ち善さに浸ると健志に抱かれているような気持ちになる。
「彩、何かを思い出しているでしょう。ここでタケに同じようにされたでしょう。それを思い出したんじゃない、違う??」
「アンッ、どうして知っているの??……ねぇ、一つ質問してもいい??」
「いいわよ、なにを聞きたいか想像できるけど答えてあげる」
「健志はバイブレーターのような存在だったって言ったでしょう。どういう意味なの??……ゴメン、もう一つ、健志はカヲルのことをもう抱いてやれないって言ったんでしょう。その後は、本当に……??」
「彩と付き合っているから抱いてやれないって言われた日から一度もない。顔を合わせることは何度かあったけどね……タケは本当に彩のことを大切に思っている。最初の質問、バイブレーター代わり、どうしても聞きたい??」
「うん、言いたくなければいいけど、確かめたい」
「聞きたいじゃなく、確かめたいか……彩も好きだし、タケも好き、二人の邪魔をしたくないから答える。仕事で女性を縛るでしょう、中には……そうね、彩のように縄に抱かれて股間を濡らす人もいるの、分かるでしょう??」
「うん、SMショークラブでパンツだけ着けて見知らぬ人に見られながらカヲルに縛られた時、これまで経験したエッチな事が走馬灯のように脳裏を駆け巡りアソコを濡らしたのは事実。彩だけじゃないってことなの??」
「もちろん、あの店に来る大抵の人はSMに興味がある。特に縄による縛りに興味のある人が多い、あるいはそういう性癖の持ち主に連れてこられた人とかね」
「そう彩もそうだった」
「そんな事はともかく、仕事とはいえ何人もの女性を縛って股間を濡らすのを見ると私の性的欲求不満が溜まってくる。そんな私の溜まり切った欲求を発散してくれるのがタケだった。後腐れなくセックスに集中してくれる人ってなかなかいないモノよ。タケは信用できるしいつでも満足させてくれた。そういう関係」
「ごめんなさい。納得出来ました」
「だから彩が望まない限り私が悪戯することはない。彩がどうしてもって言えば断らないけどね、ウフフッ」
「タケはこのプラチナ製の下着で彩の心を縛ったんだね……彩は縛られて嬉しい??」
「うん、身体が離れている時も気持ちが通じるような気がする」
「そうか……彩はご主人がいるんでしょう??ご主人とタケのどちらかを選ばなければいけないって立場になったらどうするの??」
「どういう場面か具体的に想像できないけど多分、主人を選ぶと思う。一旦主人の元に帰って離婚することもあるかもしれない」
「予想通り激しい女性だね、彩は。でもそれくらいの覚悟がなければ不倫なんかしちゃダメだと思う。表面を取り繕ってもスッキリしなければ綻びは大きくなるかもしれないモノね」
「彩が激しい女だって思う??人見知りするし、目立つよりも裏方に向いていると思っているのに」
「彩、洗ってあげる……立ちなさい」
有無を言わせぬ声でバスタブに立たせた彩の顎を指先が撫でる。
「しっかりした顎のラインは自分を見失わない意志の強さを感じさせる。上半身は水泳などを好んだ体形だと思う……肩からウェストの括れを経て腰が張り出し尻や太腿のムッチリ感。これはタケが好きなデザイン、コカコーラのコンツァーボトルをイメージできる。この柔らかい曲線は脂肪が乗りやすい身体のはず、体形維持の努力を欠かさない。彩はそんな女性だと思う」
「カヲルの言う通り、油断すると……だから、ヨガは欠かさないようにしている……アンッ、そんな事をされたら立っていられなくなる」
ボディシャンプーを肩に垂らし、流れ落ちるままにカヲルの手の平が彩の肌を這い敏感な胸の突起を優しく刺激する。
「苦しくなれば壁に手をついて身体を支えなさい。いいわね……ヨガを欠かさない、そんな女性をタケは好きだよ。天才やスゴイ秀才じゃないオレたち普通の人同士なら努力する才能が勝ち負けを決めると思っているって聞いたことがある」
「カヲルと健志は色々な事を話して互いを理解し合っているんだ……」
「私たちはセックスをしても色恋が介在しないから冷静でいられただけ、彩と私は違う……彩の白い肌は滑りを帯びて大理石のような妖艶な魅力に溢れているから手の平を滑らせると気持ちいい」
首から足首までボディシャンプーを塗り広げて洗い終えたカヲルはバスチェアに彩を座らせる。
改めて太腿から足指まで塗り広げてシャワーで流し、左足の親指を口に含んで二度三度とファラチオを施すように顔を前後する。
「やめて、恥ずかしい。お願い……」
「洗ってあげるって言ったでしょう、くすぐったくて我慢できないのなら止めるけど、どうなの??」
「くすぐったいわけじゃないけど、そんな事をされると恥ずかしい」
「お風呂じゃなく、ベッドでタケはしてくれなかった??……タケに足指を舐められてオマンコを濡らしたのを思い出しちゃったの??クククッ、可愛い」
十本の指すべてに繰り返されるときれいに洗ってもらったはずの内腿に新たな花蜜が滲み出て、彩の頬は羞恥で朱に染まる。
「立ち上がって壁に背中を付けて身体を支えなさい」
言われた通りの姿勢で両足を開くとカヲルは腰を落として目の前で股間を見る体勢になり、プラチナチェーンの下着を邪魔に思うこともなく滲み出る花蜜の源泉に舌を伸ばしてズルズルッと音を立てて舐めとってしまう。
「ウッ、いやっ、ダメ……気持ち善くなっちゃう」
「彩、ダメでしょう。気持ち善くなりなさいなんて言ってないよ。ここはきれいになったから、今度は壁に手をついて尻を突き出しなさい。尻もきれいにしないとね」
壁に手をついて尻を突き出すとピシッと小気味いい音を立てて打たれる。
ハァハァッと息を荒げて閉じた足を開くと泡にまみれた指でアナルの奥深くまで洗われて、仕上げは丁寧にしなきゃねと独り言ちたカヲルは窄まりの中心に舌を捻じ込む。
「彩、今度は私のアソコをきれいにしてくれる??」
言い終えたカヲルは立ち上がって壁を背にし、しゃがみ込んだ彩の顔に股間を押し付ける。
シャッ、シャァ~……何の予告もなく迸りを顔に掛けられ、ウッと呻き声を漏らして戸惑っているとしゃがみ込んだカヲルが唇を合わせてニュルッと舌を侵入させて唾液を啜る。
あっと言う間の出来事で抵抗することもキスに応えることもできずにいる彩を座り込んだまま壁に押し付けて唇を貪り、顔に付いたままの尿を舐めとり乳房を揉みしだく。
決して大きくはないバスタブを跨いだ彩は背後からカヲルに抱きかかえられ、予期していたこととはいえ心臓が早鐘を打つ。
「フゥッ~、ドキドキする……健志に抱かれているような気がする」
「フフフッ、そうなの??ここで何度もこんな格好で背後から抱かれたんだ……こんな事もされた??」
身体を密着したまま左乳房をヤワヤワと揉みしだかれて右手で下腹部をサワサワと擦られ、首筋から耳の裏に温かい息を吹きかけられ耳朶をベロリと舐められて耳穴に乾いた舌を捻じ込まれる。
耳で戯れる舌の音は耳ではなく脳で感じる。
ゾワゾワ、ザワザワと虫が這いまわるような音が脳に響き、そっと目を閉じて気持ち善さに浸ると健志に抱かれているような気持ちになる。
「彩、何かを思い出しているでしょう。ここでタケに同じようにされたでしょう。それを思い出したんじゃない、違う??」
「アンッ、どうして知っているの??……ねぇ、一つ質問してもいい??」
「いいわよ、なにを聞きたいか想像できるけど答えてあげる」
「健志はバイブレーターのような存在だったって言ったでしょう。どういう意味なの??……ゴメン、もう一つ、健志はカヲルのことをもう抱いてやれないって言ったんでしょう。その後は、本当に……??」
「彩と付き合っているから抱いてやれないって言われた日から一度もない。顔を合わせることは何度かあったけどね……タケは本当に彩のことを大切に思っている。最初の質問、バイブレーター代わり、どうしても聞きたい??」
「うん、言いたくなければいいけど、確かめたい」
「聞きたいじゃなく、確かめたいか……彩も好きだし、タケも好き、二人の邪魔をしたくないから答える。仕事で女性を縛るでしょう、中には……そうね、彩のように縄に抱かれて股間を濡らす人もいるの、分かるでしょう??」
「うん、SMショークラブでパンツだけ着けて見知らぬ人に見られながらカヲルに縛られた時、これまで経験したエッチな事が走馬灯のように脳裏を駆け巡りアソコを濡らしたのは事実。彩だけじゃないってことなの??」
「もちろん、あの店に来る大抵の人はSMに興味がある。特に縄による縛りに興味のある人が多い、あるいはそういう性癖の持ち主に連れてこられた人とかね」
「そう彩もそうだった」
「そんな事はともかく、仕事とはいえ何人もの女性を縛って股間を濡らすのを見ると私の性的欲求不満が溜まってくる。そんな私の溜まり切った欲求を発散してくれるのがタケだった。後腐れなくセックスに集中してくれる人ってなかなかいないモノよ。タケは信用できるしいつでも満足させてくれた。そういう関係」
「ごめんなさい。納得出来ました」
「だから彩が望まない限り私が悪戯することはない。彩がどうしてもって言えば断らないけどね、ウフフッ」
「タケはこのプラチナ製の下着で彩の心を縛ったんだね……彩は縛られて嬉しい??」
「うん、身体が離れている時も気持ちが通じるような気がする」
「そうか……彩はご主人がいるんでしょう??ご主人とタケのどちらかを選ばなければいけないって立場になったらどうするの??」
「どういう場面か具体的に想像できないけど多分、主人を選ぶと思う。一旦主人の元に帰って離婚することもあるかもしれない」
「予想通り激しい女性だね、彩は。でもそれくらいの覚悟がなければ不倫なんかしちゃダメだと思う。表面を取り繕ってもスッキリしなければ綻びは大きくなるかもしれないモノね」
「彩が激しい女だって思う??人見知りするし、目立つよりも裏方に向いていると思っているのに」
「彩、洗ってあげる……立ちなさい」
有無を言わせぬ声でバスタブに立たせた彩の顎を指先が撫でる。
「しっかりした顎のラインは自分を見失わない意志の強さを感じさせる。上半身は水泳などを好んだ体形だと思う……肩からウェストの括れを経て腰が張り出し尻や太腿のムッチリ感。これはタケが好きなデザイン、コカコーラのコンツァーボトルをイメージできる。この柔らかい曲線は脂肪が乗りやすい身体のはず、体形維持の努力を欠かさない。彩はそんな女性だと思う」
「カヲルの言う通り、油断すると……だから、ヨガは欠かさないようにしている……アンッ、そんな事をされたら立っていられなくなる」
ボディシャンプーを肩に垂らし、流れ落ちるままにカヲルの手の平が彩の肌を這い敏感な胸の突起を優しく刺激する。
「苦しくなれば壁に手をついて身体を支えなさい。いいわね……ヨガを欠かさない、そんな女性をタケは好きだよ。天才やスゴイ秀才じゃないオレたち普通の人同士なら努力する才能が勝ち負けを決めると思っているって聞いたことがある」
「カヲルと健志は色々な事を話して互いを理解し合っているんだ……」
「私たちはセックスをしても色恋が介在しないから冷静でいられただけ、彩と私は違う……彩の白い肌は滑りを帯びて大理石のような妖艶な魅力に溢れているから手の平を滑らせると気持ちいい」
首から足首までボディシャンプーを塗り広げて洗い終えたカヲルはバスチェアに彩を座らせる。
改めて太腿から足指まで塗り広げてシャワーで流し、左足の親指を口に含んで二度三度とファラチオを施すように顔を前後する。
「やめて、恥ずかしい。お願い……」
「洗ってあげるって言ったでしょう、くすぐったくて我慢できないのなら止めるけど、どうなの??」
「くすぐったいわけじゃないけど、そんな事をされると恥ずかしい」
「お風呂じゃなく、ベッドでタケはしてくれなかった??……タケに足指を舐められてオマンコを濡らしたのを思い出しちゃったの??クククッ、可愛い」
十本の指すべてに繰り返されるときれいに洗ってもらったはずの内腿に新たな花蜜が滲み出て、彩の頬は羞恥で朱に染まる。
「立ち上がって壁に背中を付けて身体を支えなさい」
言われた通りの姿勢で両足を開くとカヲルは腰を落として目の前で股間を見る体勢になり、プラチナチェーンの下着を邪魔に思うこともなく滲み出る花蜜の源泉に舌を伸ばしてズルズルッと音を立てて舐めとってしまう。
「ウッ、いやっ、ダメ……気持ち善くなっちゃう」
「彩、ダメでしょう。気持ち善くなりなさいなんて言ってないよ。ここはきれいになったから、今度は壁に手をついて尻を突き出しなさい。尻もきれいにしないとね」
壁に手をついて尻を突き出すとピシッと小気味いい音を立てて打たれる。
ハァハァッと息を荒げて閉じた足を開くと泡にまみれた指でアナルの奥深くまで洗われて、仕上げは丁寧にしなきゃねと独り言ちたカヲルは窄まりの中心に舌を捻じ込む。
「彩、今度は私のアソコをきれいにしてくれる??」
言い終えたカヲルは立ち上がって壁を背にし、しゃがみ込んだ彩の顔に股間を押し付ける。
シャッ、シャァ~……何の予告もなく迸りを顔に掛けられ、ウッと呻き声を漏らして戸惑っているとしゃがみ込んだカヲルが唇を合わせてニュルッと舌を侵入させて唾液を啜る。
あっと言う間の出来事で抵抗することもキスに応えることもできずにいる彩を座り込んだまま壁に押し付けて唇を貪り、顔に付いたままの尿を舐めとり乳房を揉みしだく。