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おとぎ話

カップ焼きそば 2/3

一瞬、思いつめたような表情に変化した沙希は直ぐに笑顔を取り戻し、柏木の顔を覗き込む。
「何かエッチな事をお願いすると思っていたでしょう??期待を裏切ってごめんなさい」
「沙希ちゃんに純な男心を弄ばれるとは思っていなかったよ」
「クククッ、本当??ドキドキしているか確かめてもいい??」
言うが早いか両手を左右に開いてぶつかるようにして身体を預け、柏木も抗うことなく座ったままで後ろに倒れながら受け止める。
覆いかぶさる格好で抱き留められた沙希は柏木の胸に頬を押し付けて、満足げな笑みを浮かべる。

「可愛いな、沙希ちゃんは……こんな恰好で抱きしめると、キラキラ輝く瞳が目の前にくるだろ、眩しすぎてドキドキするよ」
「ほんとう??確かめるよ、好いでしょう??」
柏木のシャツを捲り上げて剥き出しにした左胸に右耳を押し付け、鼓動を確かめようとする。
「嘘吐き、ドキドキしてない。大人の余裕なの??私なんか心臓が飛び出るんじゃないかと思うほどドキドキしているのに……ほら」
柏木の首に手を回して顔に胸を被せる。
胸の膨らみが口や鼻を覆い、息苦しくなった柏木が沙希の上半身をずらそうとすると、
「ダメ、このままが好いの。息をするのが苦しくなったらオッパイを揉んだり舐めたりすると隙間ができるよ、知っているでしょう??……私は初めてじゃないし、22だよ。今日は私の希望を叶えてほしいの」

こうまで言われて今更できないというほど柏木は野暮でも聖人君子でもない。
それに、股間は早く自由にしてくれとピクピク跳ねる。
沙希の腰を抱くように添えていた両手が動き始め、指先に力を込めて尻を揉む。
まだまだ若い沙希の尻は熟す前の堅さが残り、短パン越しとは言え腿の裏を撫でても反応が薄い。
背中に手の平を這わせ、脇腹を刷くように指先を滑らせても望むような反応が得られない。
身体を入れ替えて沙希を仰向けの格好にし、肘や膝で身体を支えて体重をかけないように気遣いながら鼻孔を膨らませてハァハァッと荒い息を漏らす唇にチュッと音を立ててキスをする。
「いいんだね、後悔しないね」
「いやっ、今更そんなことを聞かないで、恥ずかしい」
顔を背けて目を閉じ、柏木にすべてを任せるとでも言うように全身から力が抜けていくのが伝わる。

青いシャツ越しに胸の膨らみに触れると閉じた目はそのままでビクッと反応し、ゆったり伸ばして開いていた手を握り、奥歯を噛み締めて緊張を隠しきれない。
柏木の指先が閉じた唇をなぞり、頬を撫でて唇を重ねる。
「ウッウゥッ~……だめっ、気持ちいぃ、ウッ、クゥッ~」
「可愛いよ……悪戯っ子には、お仕置きしなきゃ。覚悟しなさい」
「チョコ焼きそばをごちそうしたのにお仕置きされる私は可哀そう。こんな風にギュッと抱っこされたかったの」
閉じていた眼を見開いて、今更できないとか、きれいごとで誤魔化すことは許さないと瞳は訴える。
喋り出しそうな口を閉じさせるためにキスをする。
濃厚になりすぎないように注意しながら、閉じた唇を開けさせるために舌でなぞり唇を甘噛みする。その間も手は休むことなく腰を撫で脇腹を擦って乳房の大きさを確かめるかのように優しく揉み始める。
「ハァハァッ……こんな風にされたかったの、嬉しい。シャワーを浴びてから、お願い……お風呂の用意はできているの」

昨日までは一介の客とキャバ嬢に過ぎなかった二人が白昼の風呂で身体を寄せ合う。
「強引すぎる女は嫌い??」
「強引な女性は嫌いだけど、チョコ焼きそばを好む女性は好きだよ」
「クククッ、好きと嫌い、どっちが優先するの??……聞かせて」
「沙希も言っただろう、オレはポジティブシンキングの男だって」
沙希ちゃんから沙希と呼び名が変化したことで動悸が激しくなり、お客様とキャバ嬢の関係から、ほんの少し関係が濃密になったことに安堵する。

「そんなに経験が多い方じゃないから上手じゃないと思うの、どうすればいいか教えてね」
ボディシャンプーを柏木の身体に直接ふりかけ、両手をブラシ代わりにして胸を擦り首や背中、脇腹を撫でまわす。
「立ち上がって縁に座ってくれる??このままじゃ、足やなんかを洗えない」
「無理しなくていいよ」
「こんな風にしたかったんだもん。妄想の世界に入り込むと勉強に集中できない……勉強に身が入らなくなったら責任を取ってくれる??」

沙希の反応を持て余す柏木は、わざとらしく口元を歪めて肩をすくめ、バスタブの縁に座る。
「ほんとうに頭にくる。魅力的なハダカンボを目の前にしても半立ちのまま、お店では私を誘うお客様が列をなしてるって言うのに。それに……アルバイトに文句は言わないけど、お客様に心を許すなって言う柏木さんの言葉を守っているのに」
ゴクッ……沙希は昂奮を隠そうともせずに唾を飲み、両足の膝下をざっと洗って太腿に手を這わせる。
太腿を洗い終えても手の平は腿を離れることなく撫で続ける。

「沙希、オレのモノに触れてごらん……そうだよ、手の平で包み込むように握りなさい。温かいだろう……擦ってごらん、もう少し優しく。気持ちいいよ、沙希」
「いやっ、ハァハァッ、大きくなってきた……すごいっ……ゴクッ、いいの??私の手の中で気持ち良くなってくれているの??」
「そうだよ、沙希が上手だから気持ちよくなって昂奮しているんだよ」
「教えて??どうすればいいの??」
「手の平にチンチンを乗っけて、反対の手でタマタマを受けるようしてゆっくり動かしてごらん……そうだよ、沙希は上手だな。こんな事ばかり勉強しているんじゃないだろうな??」
「どうかしら……スゴイッ、何もしてないのにチンチンがピクピクしてる」
「チンチンの先っぽを舐めてごらん……クゥッ~、たまんない、気持ちいいよ。次は歯を立てないようにして口の中に……そうだよ、ゆっくりでいい……沙希の口の中は温かいからオレは気持ちいいけど、沙希も気持ちよくならなきゃダメだよ。苦しくなったらすぐに吐き出していいからね」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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